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 つつみしんやのひとりごと 
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過去ログ
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不思議な妻

告白と笑える話
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16 17
 18 19

Photo Report  
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 08 09 10

11 12 13 14
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LIVE&MUSIC
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MOVIE&PLAY
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ESSAY
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Camera & Photo
1  2  3  4  5
6  7  8  9  10

写真展 1 2 3 4

BOOK 1 2

ENGLISH 1 2

Shop & Restaurant

1  2
  3

音楽活動とギター
07-13 14-15 
16
17 18 19

落語  13-14  15
16 17 18 19

イタリア旅行 '14
フィリピン旅行 '14
キューバ/メキシコ'18

その他  1 2 3

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2019.1.18

鳴かざれば
それもまたよし
ほととぎす


「鳴かざれば それもまたよし ほととぎす
泣こうが泣くまいがどっちでもOK。
これが一番いいなぁ。

ほととぎすは、泣くもんやと決めつけとったら
目の前のほととぎすは、見えなくなるんや。





2019.1.17

「みんなの学校」が教えてくれたこと
学び合いと育ち合いを見届けた3290日


先日講演を聴いた木村泰子先生の著書
「『みんなの学校』が教えてくれたこと
学び合いと育ち合いを見届けた3290日」を
読んだ。

ドキュメンタリー映画『みんなの学校』にも
描かれていない、先日の講演でも聴けなかった
話も多く、木村先生の教育の素晴らしさと
必要性をより感じると同時に、その難しさも
より一層感じることができた。

子供と向き合うのに、正解はない。
いつもいつもこれで良いのかと
自問自答し続ける。
誰一人、昨日と同じ人はいない。
何一つ、昨日と同じことはない。
毎日子供が違う。
過去に作られた概念や観念が、
何の役にも立たない所か、足を引っ張る。

教師は「教える専門家」ではなく
「学びの専門家」。
教師自身が日々学び続けるのだ。
いや、教師だけではない。
大人がみんなそうであれば良いのだろうな。

こんな小学校で6年間を過ごしたなら、
私も少しは違った人になれたんじゃないか。
そんなこと、今さら言っても仕方がないのだけど、
この本に出てくるような、大人(先生)に対する
信頼や安心は、私にはなかったような気がする。

大空小学校には、不登校も学級崩壊もなければ
モンスターペアレンツもいない。
モンスターペアレンツは、
学校が作り出しているのだという。

『みんなの学校』は、文部科学省の
「特別選定作品」に選ばれたのに、
文部科学省は学校自体を
見直そうとしないのだろうか。
しかし、この本を読んでの感想は、
大切なのはそんな批判ではなく、
私自身の古い考え方を改めること、
毎日チャレンジすることなんだと思った。


★★★★★








2019.1.13

映画『みんなの学校』
木村泰子 元校長先生 講演会


2015年3月に『みんなの学校』という
ドキュメンタリー映画
を観た。
大阪市住吉区にある不登校児がいないという、
公立の小学校で、こんな学校があるのかと
驚いたものだった。
当時、校長を務めておられたのが木村先生だった。

今日は、その木村先生の講演会に行ってきた。
主催は、アイアイ・スクールという妻たちの
グループだが、昨年、妻たちは偶然、
木村先生と出会い、この講演会にまで辿りついた。
木村先生の教育理念と、アイアイスクールが
広めようとしている「SQ教育」が一致したのだ。

講演の内容は、予想・期待をはるかに上回る
素晴らしいもので、全国から講演の依頼が
なくならないというのも全くうなづける。

映画『みんなの学校』の番外編というか
裏話のような話も聴けたし、
木村先生の人柄も魅力的だった。
笑いの中に深さのあるトークは、
一貫性のあるブレない考え方から
来ているのは明確で、
いつまでも聴いていたいような、
ホントに素晴らしい講演だった。

原稿を用意せず登壇して、その場で
出てくることを話す、という木村先生。
もちろん、膨大な経験、そこで培われた話術、
その引き出しの多さ、臨機応変さなどが
あってこそ、原稿なしで大勢の人の前に
立てるわけだが、ふと一流ジャズ・プレイヤーが、
曲目を決めずステージに上がることを連想した。
どちらも、「今」を大事にし、
聴衆とのコラボで創りあげているからね。

木村先生が講演活動を続けておられても
日本の教育現場の状況は、
そんなに簡単には変わらない。
古い価値観、古いやり方、考え方が
そう簡単に変革されるわけではない。

何を隠そう、今日の講演を聴いて、
私がその古い考え方(昭和の教育の結果)の
固まりであるということを思い知らされ、
少々ショックでもあった。

「正解はない」なんて、充分知っているつもりで、
正解を求める大人を半ばバカにしていたけど、
私自身が、まだまだ無意識に正解があると
思っていることを発見しビックリ。
こりゃ、まだまだですわ。

木村先生が、普通だと思っていることを
私は、まだまだ普通だと思っていない。
どこかで特別なことと(知らないうちに)
決めてかかっている。
まずは、その認識を変えることから始める
必要があると思ったのでした。

本も数冊出版されているので読んでみよう。


みんなの学校





2019.1.12

喜望峰の風に乗せて
THE MERCY


コリン・ファース、レイチェル・ワイズ
主演の映画『喜望峰の風に乗せて』。
コリン・ファースが、1968年にヨット
世界一周レースに参加した実在の
ドナルド・クローハーストを演じる。
レイチェル・ワイズはその妻役。

ランチにワインを2杯飲んで
ほろ酔い気分だったせいか、予告編を
観ている間に眠気に襲われ、寝てしまった。
気が付いたのは、ドナルドが海に出て
嵐に襲われるシーン。
嵐で音がデカくなったので目が覚めた。
始まってから、30~40分は経っていただろう。

レースに参加する前の背景などを
観られなかったわけで、感想を書くのも
ためらいがないわけではないが、
一緒に観た妻に前半部分の説明も聞いた上で
書くことにする。

主人公のドナルドは、航海中に2つの
大きな決断をするのが、それがどうも解せない。
共感できないのだ。
2つ目の決断は、特に。
あまりにも身勝手な感じがするのだが、
何カ月も海の上で独りぼっちだったら、
正気を保つのは難しいのも分かる気がする。
(そういう描写もあった。)

ラストを観て、もう一度最初から観たいと
思ったら観に行くのだけど、
そこまでは思わなかった。

邦題も良くない。
原題は『The Mercy』。
「慈悲」とか「情け深い心」とかいう意味だが、
映画の中では「救い」と訳されていた。
『喜望峰の風に乗せて』という言葉からくる
イメージの映画ではなく、ネタバレになるが
そもそも喜望峰まで辿りついてもいない。
では何というタイトルだったら良かったのかと
訊かれると困るけど『喜望峰の風に乗せて』は
ないやろと思った。

人のダークサイドに焦点を当てたのは、
分かるけど、なぜ、この人の映画を作ったのか、
テーマというかメッセージもよく分からなかった。

実在の人物なので、
家族はどう思っているんだろう。


★評価は なし







それだけが、僕の世界
KEYS TO THE HEART


本日の2本目。
久しぶりの韓国映画。
イ・ビョンホン主演の
『それだけが、僕の世界』。

これは良かった。
かなり、泣きました。

子供の頃、母親に捨てられた元プロボクサー、
ジョハ(イ・ビョンホン)が、
偶然、母親と再会する。
母親はの息子と二人で暮らしていた。
その息子はジョハの弟だが、
彼はサヴァン症候群で、ピアノの天才だった。

ジョハを捨てた母親は、DV の夫から
命からがら逃げたのだが、
子供のジョハは、捨てられたとしか思えない。
そんなジョハの辛さ、寂しさを
イ・ビョンホンが見事に演じている。
母親役のユン・ヨジョンも素晴らしい。

そして、弟ジンテ役のパク・ジョンミンが凄い。
自閉症、サヴァン症候群、ピアノの天才という
難しい役をまるでドキュメンタリーを
観ているかと思わせるほどの演技。
ピアノは、撮影3ヶ月前からの特訓だと
オフィシャルサイトに書いてあったけど、
実際に弾いているようにしか見えなかった。
韓国の俳優のレベルは高いと言われるのも
納得のキャスト。
そのほかの脇役の皆さんもみんな良い。

ひとつだけ、腑に落ちなかったのは、
ジョハが、カナダに行こうとしたところ。
(どうせ行かないのに)と分かり切っている
展開だったけど、今書きながら、
ジョハも迷っていたのかなと思った。

大いに泣いて、大いに笑えます。


★★★★★








2019.1.11

UIN
KING’s Birthday Party 2019




昨年8月に台風が来ているにもかかわらず
1st ライヴを成功させた UIN(ユーイン)。
Vo の和田"KING"明が1月(4日)生まれと
いうことで、今日は、「バースデイ・パーティ」と
銘打ってのライヴに行ってきた。

曲は、半分以上カバーとスタンダードで
オリジナルはやや少な目な印象。
J-Pop から Jazz まで、岡村靖幸から
マイケル・ジャクソンまでなんでもOKなバンドだ。
『東京は夜の7時』『接吻』
『だいすき』『カルアミルク』
『But Not For Me』『Close To You』
『Skylark』『Rock With You』など。
オリジナルは『深海魚』『オレのパンクロック』
『スニーカーは似合わない』など。
タイトル未定 新曲も。
アンコールは、『D.G.D』

サポートメンバーは、マニュピレーターの
桂 尚文は前回と同じ。
この人、今日はアルト・サックスも吹いた。
ベースとドラムは、前回とは違うメンバー。
ドラムの大津惇(まこと)は、
初めて観た思うけど、気持ち良いドラムだった。

明は、上京して4年経ったという。
今ではアルバイトも辞め、音楽だけで
生活できるようになったらしい。
毎年毎年、日本中からミュージシャンを
目指して東京に若者が集まっている。
その中で、音楽を本当に生業に出来る人は、
ほんのわずかだ。
それだけ、厳しい世界であり、
音楽の才能だけではない "何か" も
問われる世界だと思う。

明が、まだ鹿児島にいる時に1000枚
作ったという『イレブン』という CD がある。
リリースは、2014年だ。
もうとっくに売り切れたのだけど、
数ヶ月前に配信で手に入ることを発見した。
聴いてみると、東京でのこの4年間に
彼の歌が大きく成長したことが分かり、
とても興味深かった。
私が出会ってからの2年の間にも、
Motion Blue や JZ Brat に出演し、
布川俊樹さんや MALTA さんのホール
コンサートのゲストとして出演したりした。
これからもっともっとビッグになってくだろう。


[ MEMBERS ]
【UIN】
和田 "KING" 明(vo)
梅田和利(g)
小美野 慧(key)
Support:
勝矢 匠(b)
大津 惇(ds)
桂 尚文(mani, sax)

@ JZ Brat
(入替なし)







2019.1.8

恵比寿と鯨



写真は、恵比寿(渋谷区東2丁目)にある
「改良湯」という銭湯の外壁に描かれた鯨。
高さは5メートルぐらいある。
なんで、鯨なんだろうと思ったら、
説明書きがあった。

鯨は漁業の神様で、「恵比寿様は鯨の化身」と
考えられていたという。
それで、恵比寿では2013年から、毎年
「烏帽子鯨祭」なるものが開催されているのだという。
知らんかった。

なぜ鯨が神様なのか。
日本では古くから「寄り鯨の到来で
七浦が潤う」と言われたそうな。
つまり、浅瀬に迷い込んだ鯨一頭で
七つの漁村の暮らしが潤ったというのだ。
人々にそれほどの恵みを与えたので、
神様だったのだな。

この「改良湯」。
名前の通り、お湯にはこだわっているようで
肌や髪にやさしい軟水のお風呂とのこと。
12月にリニューアルオープンしたばかりのようだが、
創業は大正5年(1916年)というから
100年以上の歴史のある老舗だ。

そういえば、しばらく銭湯に行ってないなぁ。
最後に行ったの4~5年前かな。

20代の時に住んでいた東大阪の家賃1万7千円の
アパートにはお風呂がなかったけど、
隣りが銭湯で、朝の6時から深夜の3時まで
営業していたので、とても便利だった。
ほぼいつでも入れたからね。
当時の銭湯の料金は、250円ぐらいだったかなぁ。
今は460円(東京)。(大阪は、440円)

小さい頃(50年ぐらい前)は、
頭を洗う日は、10円ぐらい多めに
払っていたような記憶がある。
昔は、毎日洗髪しなかった。
毎日、シャンプーすると禿げるとか言うて。
そんなんと関係なく禿げるわい!





2019.1.7

なんで?

先日、某所で暖かい飲み物を
買おうとした自動販売機。



同じ「午後の紅茶ミルクティー」が、
なぜか110円と120円で売っていた。
珍しいでしょ。





2019.1.6

自分を大きく扱おう

クリスマスの連休中、
都内の某書店に立ち寄った時のこと。
店内の一部で、スピーカー一体型の
オーディオ・プレーヤーの展示販売をやっていた。

ビクターの EX-B3 という機種で、
スピーカーのコーンが紙ではなく、
木で出来ている。



コーンが木で出来ているスピーカーは、
前から知っているし、音も量販店で
聴いたことがあって、
良い音だというのは知っていた。

で、特に興味があったわけでもないのに
何気なくその商品が目に留まり
立ち止まった瞬間、オジサンが横に立って、
説明を始めていた。

そして、「この音を聴いてみてください」と
ブライアン・ブロムバーグが弾く、
コントラバスの CD をかけてくれた。

ぶっ飛び。
とても、9cmのスピーカーから
出ている音とは思えないのだ。
オーディオマニアでもなく、それほど
耳が良いわけでもない私にもハッキリ分かる。
とたんにオジサンの話しに吸い込まれていく私。

なんでも、こだわって作った製品のため、
量産出来ず、量販店に卸すこともなく、
対面販売でしか売っていないのだという。
今回も(何日そこでやっているか知らないけど)
限定5台で、すでに3台売約済みだという。

特許が20以上(正確には27件)あり、
本体の底には、ギターのように響棒(きょうぼう)
(ブレーシングのこと、力木ともいう)まで
取り付けられていて、まるで楽器なのだ。
売り文句は「オーディオを『楽器』に変えた逸品」。

サックスやピアノ、DVD のサウンドも
聴かせてもらったが、とにかくコントラバスの
音が最高だった。

すっかり魅せられた私は、
気が付いたら、「欲しい!」と言っていた。

問題は値段だ。
オジサンは、こちらが訊くまで値段を言ってくれない。
思わず前のめりに「いくらですか?」と訊く私。

オジサン曰く「オーディオマニアの方は、
100万円ぐらいの音だと言ってくださいますが、
276,000円(税抜)です。」

う~ん、微妙。
50万とか100万とか言ってくれたら、
諦めもつくのに微妙に手が届く値段。

その時は、時間がなかったので、とりあえず
「明日来ます。売切れてたら、縁がなかったと
諦めます」と売り場を離れた。

帰宅後、気になったので、ググってみると、
本当にオジサンの言っていた通りのようだった。
あまりの音の良さに衝動買いしてしまった人の
ブログがいくつもあった。

ああいう風にオーディオ売り場でもない所で
展示販売形式をとっているということは、
たまたま出会ってしまった人が、
衝動買いするというパターンがほとんどみたい。
でも、皆、買って満足している様子。
ある意味、上手い商売だ。

一晩、寝て翌日決めようと思ったが、
翌日になっても、あまり「やめとこう」と
いう気が起こらない。
これは、買うしかないか。
でも、どこに置こう?
あかん、置くとこ考えてるやん。

で、試しにカードを引いてみた。
このカードは、「アイアイ・カード」という
妻の会社が売っているものだが、
毎日、自分がどう生きるかのヒントにするための
オラクル・カードだ。
私は、毎日引くわけではないが、
気が向いた時に引くと結構面白いメッセージが出る。

で、出たカードが・・・



「自分を大きく扱う」・・・

買えっていうことやん!

そして、年末に届きました!



おまけでもらった CD もグッド。
「xrcd24」という最新技術で制作された
特別な CD で、めちゃリアルな音です。



ちょっと残念なのは、(DVDは再生できるけど)
Blu-ray が再生できない。
これは、テレビとデジタルで繋げたので、
音は出せたのでまあ良い。
あと USBメモリー で MP3、WMA、WAV は
再生できるけど、AAC に対応していない。
私の音楽データのほとんどは、AAC なので
これは、残念だけど仕方がない。
CD は データにしたら、処分する方向だけど、
これからは、MP3 にするか、WAV でも保存するかな。


1BOXウッドコーン・システム<EX-B3>





2019.1.5

MARCUS MILLER
SPECIAL BASS CLINIC

Supported by Sire Japan


昨日は、お昼の12:30から、
ブルーノート東京で「マーカス・ミラー
スペシャル・ベース・クリニック」に参加。
これは、マーカスの公演を予約した人対象に
抽選で招待(無料)される特別なイベントなのだが
応募したところラッキーにも当選。
「ベース・クリニック」だけど、
マーカスの話を直接聴けるんだから、
こんな貴重な機会はそうそうない。



「Supported by Sire Japan」ということで
マーカスが監修した Sire のベースの
デモも兼ねていたようだ。
一昨日のライヴのレビューに、
「Fender と音があからさまに違う」と
いうようなことを書いたのだけど、
どうしてどうして、結構ええ音でした。
昨日は、Fender を弾かなかったので、
比べなかったからか、それとも Sire 用に
セッティングされていたのか、はたまた
一昨日の感想は私の思い違いか、
その辺はよく分からないけど、
十分に使える楽器であることは
アピールされており、一緒に行った妻までが
Sire Bass を欲しくなった、と
訳の分からないことを申しておりました。
あれが、7~8万で手に入るなら安いと思う。
昨日のクリニックで売ってたわけちゃうけど、
来てた人の10人以上は買うんちゃうかな。
私も Sadowsky のベースを持っていなかったら、
買ってしまうと思う。

Sire Bass の開発ストーリーは、
Fender とマーカスのからみも聴けて
興味深かった。
そのあと、Sire Bass のデモ演奏を
兼ねたインストラクション。
質疑応答と Julian Pollack (key)、
Alex Bailey (ds) を交えての 演奏。
簡単なパターンの演奏なのに、カッコええ。
マーカスの音作り(ベースのボリュームや
トーン・コントロール)の説明では、
色んなトーンや弾き方のデモも見れて
面白かった。

「どんな練習をすればリズムが良くなりますか?」
という質問に対しては、(ルーパーやドラム
マシーンと合わせて)「練習あるのみ」という答え。
それしかないよな。
ティーンの頃、オマー・ハキムとやっていた
バンドの練習の話とか貴重な話も聴けた。

マーカスは、まだまだ続けたそうだったけど、
マネージメントサイドの都合か、
強制終了の感じ。
それでも「60-70minの予定」とあったところ、
75分ぐらいやってくれたよ。
展示用のベースの音を聞きたいので
弾いて欲しいという、半ば無茶ぶりな
リクエストにも快く応じてました。
ええ人です。


Sire Bass




アリー/スター誕生
A STAR IS BORN


映画『A Star Is Born』は、4度目の
リメイクということだが、前3作は観ていない。
この4度目リメイク版は、当初 ビヨンセ主演、
クリント・イーストウッド監督という予定だったが、
二転三転し、イーストウッド監督は、
主役にエスペランサ・スポルディングを構想したと
いう記述もあった。
それは、それで観てみたいな。
結局、ブラッドリー・クーパーが出演と監督デビュー、
主役アリー役には、レディー・ガガとなった。

さて、本作、劇中のレディー・ガガの歌が
素晴らしいと評判だが、それは確かだ。
でも、映画としてどうだったかと訊かれると
ちょっと期待していたほどではなかった。
もう、レディー・ガガの映画になってしもてて、
売れない歌手アリーの成功物語には
思えないのだ。
こういう映画には、無名だけどメチャクチャ
歌が上手い歌手や役者を使って欲しいな。
まあ、レディー・ガガを使った方が、
お客さんは入るのは分かるけど。

(以下、ネタバレ含む。)
アリーの鼻がデカくて、レコード会社に
相手にされないという設定なのだけど、
私から見ると、全然デカくないし、
スッピンでも美人だし、この設定には
説得力なかったな。
アメリカ人にしたら、あの鼻デカいのか?

それから、ブラッドリー・クーパー演じる
ジャクソンとアリーが恋に落ちていく様子も
あんまりピンと来ないし、
ジャクソンが、アリーと結婚して
酷いアル中になっていくのも共感できない。
もともと酒好きだったのは、分かるけど、
惚れた女と結婚して幸せなはずなのに、
酒に溺れていくほどの苦悩が伝わってこない。
アリーが脚光浴びることへの嫉妬とも思えない。
そうだとしても伝わってこない。
そして、最後に自ら命を絶つのも、
よく分からない。
もちろん、自殺する人の苦しさは、
分かりようがないのだけど、
アル中を克服して、やっと家に戻って来られたのに
アリーのマネージャーにあれくらい言われた位で、
死んでしまうのか。
そこも彼の苦しさが伝わってこないのだ。
という風に、ジャクソンに感情移入が出来ず、
中途半端な印象を否めない。
これは、脚本の問題でしょうかね。
(脚本は、ブラッドリー・クーパーほか
2名がクレジットされている。)

あと、アリーの歌を1回聴いただけで、
翌日のコンサートにちゃんとバンドで
アレンジした上、ぶっつけ本番でアリーに
歌わせるというのも、ちょっとおとぎ話やなぁ。

ブラッドリー・クーパーは、
歌も上手かったし、酔ってる時としらふの時と
顔つきが違ったし、中々良かったんやけどね。
ジャクソンの兄のボビー役の
サム・エリオットも渋くて良かった。

マニアックなことだが、アリーの自宅の
ベッドルームの壁に『Tapestry』のLPが
飾ってあったのは、ええ演出やなぁ。
2014年にアメリカのグラミー賞が主催する
「MusiCares Person of the Year」を
キャロル・キングが受賞した記念コンサートを
収録した『A Musicares Tribute To Carol King』
という DVD がある。
その中でレディー・ガガが、
"You’ve Got A Friend" をピアノ弾き語りで
歌ってるんやけど、これが素晴らしい。
私は、ちゃんとレディー・ガガの音楽を
聴いたことがなくて、この DVD で、
初めてちゃんと彼女の歌を聴いたんやけど、
素晴らしくて うなってしもたもん。
当然、ガガはキャロル・キングのファンだった
だろうから、あの壁の『Tapestry』は、
なんか嬉しかった。
(『Tapestry(つづれおり)』は、1971年の
キャロル・キングのアルバム。超名盤。)


★★★★☆
★半分は、ガガの歌に


Barbra Streisand の方(1976年)も観てみたい。




立川談春独演会 2019

今年、初めての落語会。
一昨年の独演会で「天災」「居残り佐平次」を
聴いてすっかりファンになった、
立川談春の独演会に行ってきた。
チケットを取るのが結構大変で、
昨年も一度だけ独演会に行った。
昨年の演目は「鰻の幇間」「文違い」。

先日、談春も出演する『下町ロケット』の
新春ドラマ特別編が放映されたばかりと
いうこともあって、マクラでは、
『下町ロケット』の裏話もたっぷり。

落語は「短命」と「明烏」。
前座なしでたっぷり、談春ワールドを
堪能できた。
やっぱり上手いし、おもろいわ。

2月にある武道館で落語公演があるのは
知っていたけど、「武道館で落語なんて」と
興味がなかったのに談春(メイン出演者の一人)の
話を聞いたら行きたくなってしもたよ。
どうしようかなぁ~。


[ 演 目 ]
「短命」 立川談春
~ 仲入り ~
「明烏」 立川談春

@千葉市民会館 大ホール






BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA
directed by ERIC MIYASHIRO
with special guest MARCUS MILLER

ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ
directed by エリック・ミヤシロ with special guest マーカス・ミラー


昨年の5月に観て、とても素晴らしかった
マーカス・ミラー と ブルーノート東京オールスター・
ジャズ・オーケストラの共演を観てきた。
これで3日連続、マーカスだぁ!
ブルーノートの人に「連ちゃんですね」と
言われてしまった。

昨年は、2日間4公演あったのだけど、
今年は、今夜一晩2公演のみ。
これは、見逃せない。
その 2nd show。

バンドのメンバーは、管の人が3人替わっているのと
昨年はギターはいなかったけど、
今回はギターに今泉洋が加わり、
ドラムが川口千里に替わっていた。

まず、この川口が良かった。
2017年に TOKYO JAZZ で観た時には、
テクニック先行のドラムで魅力を感じなかったのだけど、
今日は、同じ人とは思えないぐらい良かった。
まだ21歳!
あんなにグルーヴのあるドラムが叩けるとは、
お見逸れしました。
そして、ドラムソロも良かった。
完全にイメージ変わってしもた。

そして、相変らず本田雅人のキレキレ・ソロ。
完全に迷いがなく、吹きたいことが明確で、
音が正確にきれいに鳴っていて、
しかもアウトレイジャス(もちろん良い意味です)。

曲は、昨年も演った曲がほとんどだけど、
2曲も多くて全11曲。
アンコールを入れて1時間50分という、
ブルーノートのワンステージでは、
最長ではないかと思うショーで大満足。
おそらく、1st show では、
こんなに演らなかったのではあるまいか。

昨年演らなかった曲のひとつが、
ジャコの "Three Views Of A Secret"。
大好きな曲だ。
この曲で、マーカスは、Sire の
5弦フレットレスを使用。
自分の曲であっても、このセットでは、
エリック・ミヤシロのアレンジが
施されているので、マーカスは、
結構 譜面に見入っていたのだけど、
"Three Views Of A Secret" だけは、
他の曲に比べちょっと、マーカスの演奏
(テーマ)が心もとないように感じたのは、
私だけだろうか。
まさかマーカスが、と思うのだけどね。

それにしても、マーカスはカッコ良すぎるね。
今年6月14日で還暦やけど、見えへんもんな。
バスクラ(リネット)で吹いた、
"My One And Only Love" も美しかった。
そのまま一昨日も演った "Tutu" に突入。
今日は、テンポ遅めで GOOD!

ところで、エリック・ミヤシロって、
見た目が大阪のおばちゃんみたい(失礼)
だから、日本人だとばかり思っていたら、
ハワイ出身で、アメリカ人(父)と
日本人(母)のハーフだった。
お父さんもプロ・トランぺッターだった。

昨年も書いたけど、このライヴの
DVD か CD 出して欲しいなぁ。


[ SETLIST ]
1. TRAINS(← たぶん) (バンドのみ)
2. Run For Cover
3. Papa Was A Rolling Stone
4. Camel Island
5. Three Views Of A Secret
6. Hylife
7. Snakes
7. My One And Only Love
8. My One And Only Love
8. Tutu
9. Tutu

9. Snakes
10. Teen Town
EC. Blast
(1曲目は、たぶんです。
曲順は、間違っているかも。)
(2019.1.18 訂正済み)

[ MEMBERS ]
Marcus Miller (b)
Eric Miyashiro (tp,conductor)
本田雅人 (sax)
近藤和彦 (sax)
小池修 (sax)
庵原良司 (sax)
吉田治 (sax)
佐久間勲 (tp)
奥村晶 (tp)
二井田ひとみ (tp)
小澤篤士 (tp)
中川英二郎 (tb)
半田信英 (tb)
池田悠人 (tb)
朝里勝久 (tb)
青柳誠 (p)
今泉洋 (g)
納浩一 (b)
川口千里 (ds)
岡部洋一 (per)



(2019.1.19 追記)
ブルーノートの Live Report





2019.1.3

MARCUS MILLER "LAID BLACK"
with special guest BUTTERSCOTCH
Countdown & New Year Live


2019年最初のライヴは、マーカス・ミラーだ。
今回の来日は、年末のカウントダウン・
ライヴも含め、ブルーノート東京では、
自身のバンドで6日間12公演+ブルーノート
東京オールスター・ジャズ・オーケストラとの
共演が1日2公演。
昨年5月にも10日間ぐらい来日していたのに、
また日本でこんなにやるなんて、
日本(東京)のファンは、嬉しい限りだ。

マーカスは、一層貫禄が付いた感じ。
(太ったとかいう意味ではなくて、
見た目のオーラね。)
メンバーは、トランペットとキーボードが
替わり、サックスのアレックス、
ドラムのアレックスは変わらず。
始まってすぐ、ファンクな印象を
持ったのは、ドラムのせいだろうか。
新しいキーボードのジュリアンは、
まだ若そうだったけど、顔で弾くタイプ。
ワウを使ったソロなんて表情が
まるでギタリストみたいだった。
サックスのアレックスは、相変らずキレまくり。
どうやって、いつもいつも自分をあの域に
連れて行くんだろうなぁ。

4曲目でスペシャル・ゲストの登場。
バタースコッチ(BUTTERSCOTCH)。
この人のことは知らなかったけど、
アメリカの Beatboxer/Singer、33歳。
まあ~、芸達者ですわ。
ギターを弾きながら、"Summertime" を
マウス・トランペットで始めて、
途中からヴォイス・パーカッションになり
そのまま、歌を唄いながら合間に
ヴォイス・パーカッションを入れるという離れ技。

どういうことか分からないと思うので
これ観てください。↓
Butterscotch - Summertime

バタースコッチのギターが気になった。
指板に漢字で「智美孚英恩平愛」と書いてある。



どういう意味だろう。
ググったけどヒットせず。
ギターは、米国フロリダにある
LUNA GUITARS という、ウクレレや
ベースなども作っているメーカーのものだと分かった。
リンクを張った「Summertime」でも
同社のギターを弾いている。

マーカスは、いつもの Fender をメインで、
Sire の5弦フレットレス・ベースと
4弦ベースを使用をそれぞれ1曲で使用。


後ろのスクリーンが明るくてヘッド部分が白く飛んでしまった。

Sire は、高品質な楽器を安価で提供するという
素晴らしい理念のもと、楽器作りを
しているようだが、今日の場合、
フレットレスは、気にならなかったけど、
4弦はマーカスの改造 Fender との音の違いが
あまりにもあからさまな感じがした。
音のことだから、好みの問題ですが。

アンコールは "TUTU"。
昨年同様、観客に「3-2」の手拍子をさせて、
ちょっとテンポ早目。
マーカスは「New version」と言っていたけど
"TUTU" は、ゆっくりの重いビートの方が
絶対カッコええと思うねんけどなぁ。

明日は、抽選に当たったので、
マーカスのベース・クリニックに行く。
(なんと無料!)
明後日は、ブルーノート東京オールスター・
ジャズ・オーケストラとの共演を観に行く。
3日連続マーカスなのだ!


[ MEMBERS ]
Marcus Miller (b,bcl)
Alex Han (sax)
Russell Gunn (tp)
Julian Pollack (key)
Alex Bailey (ds)
Special Guest : Butterscotch (vo,gt)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




[ SETLIST ]
一部タイトル分からず
1. Trip Trap
2.
3. Amandla
4. Run For Cover
5. Summertime
6. Cantaloupe Island
Ec1. (バスクラとキーボード デュオ)
Ec2. TUTU





2019.1.2

救急車の年越し

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

例年通り、大阪に帰省していたが、
今日、東京に戻ってきた。
大晦日、両親含め家族8人で
恒例の焼肉。
そのあと、皆で実家に移動し飲み直し。
これもここ数年の恒例だ。

昨年、米寿を迎えた父も
上機嫌でやや飲み過ぎていたようだ。
11時過ぎに「そろそろ寝る」と
言い出した父を2階に連れて
上がろうと居間を出た所で
足を滑らせた父が前のめりに転んだ。
転んだ先に高さが80センチぐらいの
棚があって、その角に頭をぶつけた。
鈍い音を立てて、父が倒れた。
私は、父の後ろにいたので、
何も出来なかった。

「大丈夫?」と声をかけると
意識はあったが、額(ひたい)に5センチほど
パックリと開いた傷があり出血していた。
甥っ子の嫁が、看護師で的確な
判断で止血をし救急車を呼んだ。
救急車はすぐに到着。
ホンマに早かった。

大晦日ということもあったのかも知れないが、
頭を打っているので、
脳の検査ができる病院ということで
受入れ先が決まるまで
10~20分位かかっただろうか。
隣の市にある脳神経外科病院が
受け入れてくれることになり
救急車は出発した。

私は、救急車 人生初体験。
その救急車内で年を越し、新年を迎えた。
「人生初救急車内年越し」である。

検査の結果、幸い脳や頭蓋骨に
損傷はないようだったが、
傷は結構深いようだった。
今は、縫うのではなく、
ホッチキスで留めるんやね。
ホッチキスで留めた傷口は、見た目
フランケンシュタインみたいになった。
頭のことなので、後日なにか
症状が現れるかもしれないので、
油断は出来ないけど、
とにかく、大事に至らなくて良かった。

それれしても。
大晦日の年をまたぐあの時間帯に、
救急隊の方、病院の先生、看護師、
帰りのタクシーの運転手と
世の中のためにお仕事をしていて下さる
プロッフェショナルの方々がいる。
(ほかにもたくさんね。)
知識では知っていても、
こんな風に直接お世話になると、
リアルに感謝です。
ありがたいことです。





2018.12.30

音楽映画のハードル

映画『ボヘミアン・ラプソディ』が大ヒットしている。
それは、QUEEN にとっても 映画界にとっても
良いことなのだけど、私にはちょっとした
違和感があった。

「ボヘミアン・ラプソディ、良かった~」とか
まだ観ていない人から「凄く良いらしいね」という
言葉を聞くと、「良い映画ほかにもあるのになぁ」
という反応があったのだ。

それは、『ボヘミアン・ラプソディ』が
良くなかったと言う意味ではなく、
『ボヘミアン・ラプソディ』だけが
特別にずば抜けて良いわけではなく、
(もちろん良かったけど)
他にも良い映画たくさんあるのに、
なんでこれだけがそんな特別に
言われるんだろうという違和感だった。

今年に限って言えば、
『グレイテスト・ショーマン』も
『ボヘミアン・ラプソディ』ほどではないが、
数人から「良いらしいね」という言葉を
聞いたが、その他の私が素晴らしいと
思った映画の評判は耳にしたことがない。

私は、年平均60本の映画を劇場で
鑑賞している。(この10年間の平均)
DVD は含まない。
もっとたくさん観ている人もいるだろうが、
年60本は、日本人の平均よりは多いと思う。
そうすると、当然 素晴らしい映画にも
たくさん出会えるわけだ。

だからなぜ『ボヘミアン・ラプソディ』が
そんなに特別なのか分からなかったのだ。

先日、車を運転中、FMラジオをつけると
その番組のゲストに 中井 圭 という
映画評論家が出ていた。

中井氏の今年のベスト3を選ぶというので
聴いていると1本目は、
『君の名前で僕を呼んで』。
ああ、残念、何度か予告編は観たけど、
これは観ていないので何とも言えない。

2本目『スリー・ビルボード』。
私の評価は、★4つ半だったけど、
確かに記憶に残る良い映画だったので納得。

3本目、何がくるかなと思っていると、
『判決、ふたつの希望』。
イエス!これは、私も★5つ。

『判決、ふたつの希望』なんて、
テレビコマーシャルもしていなかったし、
エンタテイメント作品でもないので、
かなり観た人の数は限られるだろう。
でも、凄く考えさせられる良い映画だった。

それで、中井氏が興味深いことを言っていた。
「音楽映画はハードルが低い」と。
「ハードルが低い」というのは、
それだけ観に行きやすい=観に行く人が
多いということだ。
それには、知名度が関係している。
例えば、『オペラ座の怪人』(2004年)は、
日本でもヒットしたが、
知名度が 97%だったという。

厳密には、すべての音楽映画の
ハードルが低いわけではないだろうが、
知名度は大きく関係しているのは、
容易に想像できる。

この話を聴いて、なるほどそういうことかと
腑に落ちた。

QUEEN の映画が公開されれば、
普段それほど映画を観ないかも知れない
QUEENファン、昔のQUEENファンが、
劇場に足を運ぶことになるだろう。
観た人が感動すると、当然、
周囲の人に話すだろう。
普段たくさん映画を観ない人ほど
そのインパクトも大きいだろう。
その結果、口コミで評判が広がり、
ヒットにつながるというわけだ。

『スリー・ビルボード』や『判決、ふたつの希望』
よりも『ボヘミアン・ラプソディ』の方が、
圧倒的にハードルが低いだろう。

それで気が付いた。
私が違和感を抱いた、
「ボヘミアン・ラプソディ、良かったわ~」と
言う人は、普段、映画の話をしない人
(=あまり映画を観ない人)だったのだな。

そう考えると、
『ボヘミアン・ラプソディ』以外にも
ええ映画いっぱいあるのに、なんで
『ボヘミアン・ラプソディ』だけこんなに
言われるんやろ?
という疑問は簡単に解けたのだ。
他の映画をあんまり観ていないっちゅうことだ。

なぜそこに反応してしまったのかということには、
私がミュージカルよりもヒューマンドラマの方が
好きだということもあるのだが。

繰り返すが、『ボヘミアン・ラプソディ』が
つまらないと言っているのではない。
私は、★5つを付けたし、
その証拠に、今日2回目を観てきたんだから。

今年『ボヘミアン・ラプソディ』以外
良かった映画がない人は、
もっと映画館で映画を観よう!




ボヘミアン・ラプソディ
BOHEMIAN RHAPSODY
 2回目

『ボヘミアン・ラプソディ』、
2回目の鑑賞である。
1回目同様、いやもしかしたら、
1回目よりも感動したかもしれない。
1回目の感想にはフレディが、苦悩したことを
「天才も人間なんやなぁ。
凡人と同じように苦悩はあるんや」と
書いたのだけど、今日はそんな風には
思わなかった。
そこよりも、フレディが誰であったか、
誰として生きたかということが
心に迫ってきた。

ライヴエイドのリハーサルで、
自分がエイズであることをバンドのメンバーに
告げるシーンは、やはり一番の山場だ。
「自分が誰であるか」の宣言は、本当に感動的。

それから、ライヴエイド当日、
両親に会いに行ったシーンも良い。
父親に「善い思い、善い言葉、善い行い」をするよう
育てられたフレディは、若い頃、父親に向かって
「それで、何かいいことがあった?」と
憎まれ口をきくのだが、そのシーンでは、
「アフリカの子供たちを救うんだ」と
胸を張って、父親に言う。
父親との確執が解けたような瞬間だった。

数日前に「逸脱」というエントリーを書いたが、
フレディ・マーキュリーも逸脱しています。
音楽も生き方もね。
(ジャズのアドリヴにおける逸脱とは
ちょっと意味が違うけど。)


レディ・ガガの出演する映画
『アリー/ スター誕生』も公開中だ。
レディ・ガガという名前は、QUEEN の
『ラジオ・ガガ』をもじって付けられた芸名
だというのは有名な話だが、この時期に
この2つの映画が公開されている不思議を
ライヴエイドのシーンで、フレディの歌う
"RADIO GA GA" を聴きながら思った。


★★★★★




今年の映画


さて、10年間の映画の年平均鑑賞数は60本と書いたけど、
この10年では今年が一番少なく(のべ)33本だった。

【私の今年の★★★★★(星5つ)映画】(観た順)

『15時17分、パリ行き』
『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』
『ダンガル きっと、つよくなる』
『ラスト・ワルツ』
(ドキュメンタリー)
『ブリグズビー・ベア』
『泣き虫しょったんの奇跡』
『判決、ふたつの希望』
『エリック・クラプトン~12小節の人生~ 』
(ドキュメンタリー)
『ボヘミアン・ラプソディ』
『パッドマン 5億人の女性を救った男』

【私の今年の★★★★▲(星4つ半)映画】(観た順)

『私が殺したリー・モーガン』
(ドキュメンタリー)
『blank13』
『スリー・ビルボード』
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
『万引き家族』
『テイク・エブリィ・ウェーブ』
(ドキュメンタリー)
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス』
(ドキュメンタリー)
『ピアソラ 永遠のリベルタンゴ』
(ドキュメンタリー)
『家へ帰ろう』
『日日是好日』

おお、音楽ドキュメンタリーが、5本もあった。
『テイク・エブリィ・ウェーブ』はなんと
サーフィンのドキュメンタリーでした。

33本しか観なかったのに★4つ半、5つが、
合わせて20本もあるというのは、
かなり良い映画の確率が高かった年だと思う。





2018.12.29

日日是好日

映画『日日是好日』。
今年亡くなった樹木希林の遺作だと
思っていたら、来年公開の映画
(『エリカ38』)がもう1本あるようだ。

さて『日日是好日』。
気になっていたのをようやく観てきた。
勝手に樹木希林が主役の映画だと
思って観に行ったら、
主演は黒木華でした。

『日日是好日』の読み方も分からず、
映画館の窓口で「ひびなんとか、下さい」と
言ってしまったが、
「にちにちこれこうじつ」と読むのだった。
むしろ「これこうじつ」は考えれば読めたのに
「日日」が間違っていたとはね。

さて、映画はおそらく私が20代の頃に
観ていたら、つまらないと思ったであろう、
ストーリーで、これは大人にならないと
分からない色んな深さがあると感じた。

映画の大半は、お茶のお稽古のシーン。
大きな事件もなく、主人公の典子に
大学卒業、就職試験、失恋などの節目は
あるもののそれらは全て、ほんのわずかな
カットと典子のモノローグで過ぎていく。

そして、大学生時代にお茶を始めた
典子の24年間の変化を、
彼女のセリフと表情、しぐさで
見事に描いていく。

この映画を観て、お茶を始めようと
思う人もいるのだろうな。
あまりに時間がゆっくりで、
私は耐えられないと思ったけど。
私達現代人は、急ぎ過ぎている。
もっとゆっくり生きた方が、
実は豊かなのだ、と思ったね。

数年前、何かで読んだ。
インターネットの普及で、現代人の情報量は
以前の5千倍になったと。
3日前の話題は、もう時代遅れだ。
そんな私達だからこそ、本当はお茶のような
時間の流れ、今をたっぷり味わう、
イコール 今を生きることが
必要なのだろうな。

雨の日は雨を聴く。
雪の日は雪を見て、
夏には夏の暑さを、
冬は身の切れるような寒さを。
五感を使って、全身で、
その瞬間を味わう。

だからこそ、「日日是好日」なのだと
典子は、24年のお茶のおけいこを
通して掴むのだった。

お稽古のたびに床の間の掛け軸が
違っているのも素晴らしい。
お茶の武田先生は、その日にふさわしい
掛け軸に毎回(もしかしたら毎日?)
替えられていたのだろう。
「日日是好日」に通じることなのだ。

本作は、原作者 森下典子の自伝エッセイの
映画化ということで、主人公の名前も典子だ。
そして、森下は今でも武田先生のお茶今教室に
通い続けているのだという。

樹木希林や黒木華が、
お茶未経験者だというのも凄い。
特に樹木希林。
やっぱり女優さんって色んな事
やってはるんやなぁと思ったけど、
映画のために習得した所作だと知って驚いた。
さすがです。

世の中には「すぐわかるもの」と
「すぐわからないもの」の二種類がある。
すぐわかるものは、一度通り過ぎれば
いいけど、「すぐわからないもの」は、
長い時間をかけて、分かってくる。
というような言葉が出てくるが、
そんなことでさえ、概念的に分かったような
気になっている自分の浅はかさを感じた。

「お湯の音と水の音は違う」というのも発見。
本当に違うねん。

典子が子供の頃にフェリーニの『道』を
観た時、まるでわからなかったのに、
大人になって観たら素晴らしくて、
感動したというセリフがある。
私は、数年前に『道』のDVDを借りて
観たのだけど、そんなに素晴らしいとは、
思った覚えがない。
これは、もう一度観てみようと思う。

最後に。
「日々是好日」ではなく、「日日是好日」と
書くのは、「同じ日は二度とやってこないことを
意味するからであり、それぞれの『日』は
意味合いが違う」と書いている人がいた。
「日々」ではなく「日日」。
それだけでも "かなり" 深いと思う。


★★★★▲




スーパー・ギター・トリオ
鈴木直人 × 馬場孝喜 × 井上銘


今年もたくさんライヴに行った~。
今年61本目、最後のライヴは、
8月にも観たギター・トリオ、
鈴木直人 × 馬場孝喜 × 井上銘 だ。

今夜も個性のぶつかり合い、
三人三様の自己表現の爆発で、楽しめた。
馬場さん、銘くんは同じ Westville の
セミアコだけど、馬場さんのは、
メイプルトップで、銘くんのは
スプルーストップ(らしい)。
アンプもセッティングも弾き方も違うから、
単純に比較はできないけど、
馬場さんの方がよりエレクトリックで
銘くんの方がウォームなトーンだった。
なるほどね、って感じ。
鈴木さんは、前回は Sadowsky の
セミホローだったけど、今日は
まだ見るからに新しい Sadowsky の
美しいフルアコ。
当然、一番アコースティックなサウンド。
トーンだけでも3人の個性が表れていた。

曲は、"Phase Dance", "Norwegian Wood",
"Love Sale" など。
偶然か3拍子が多かった。
アンコールでは、前回同様 "Spain"。
今夜は、ヴォーカル・ゲストなし。

まあ、3人とも自由ですな。
互いに影響しあい触発しあい、
どんどんケミストリーが
起こっていく。
ライヴの醍醐味、満喫しました。




[ MEMBERS ]
鈴木直人 (gt)
馬場孝喜 (gt)
井上銘 (gt)

@ bar dAZE (原宿)





2018.12.28

写真がついに!

今月初めに渋谷と恵比寿の間、
明治通り沿いに、知人がカフェをオープンした。

MAT COFFEE


何かオープン祝いをと思い、
額に入れた写真を持っていたら、
快く店内に飾ってくれることになった。
1枚のつもりが、結局3枚も!

会社の中には何枚も飾っているけど、
不特定多数の人が目にする場に
飾られるのは、これが初めて。

なんか、うれしいな。

先日、ホテルの客室に飾ってもらうことに
なったと書いたけど、
そっちの方は150枚ぐらいあるので、
額が間に合わず、2~3月頃になりそうだ。

壁に飾られたキューバの写真


トイレに飾られたアメリカの写真


渋谷に出かけられたら、
ぜひ足を延ばしてコーヒーを飲みに、
写真を観に MAT COFFEE に行っておくれ。
明治通り、東交番前の交差点を
少し恵比寿方面に行ったあたりです。

MAT COFFEE でググってみたら、
オープンに関わった業者さんの紹介ページに
なんと私の写真も!→ こちら
この業者さんがコンクリートの壁に
飾ってくれたのです。

ところで、このトイレに飾られたアメリカの写真。



1985年のアメリカ横断旅行の際、
ロスアンゼルスで撮影したもの。
その旅行では、800枚以上撮影したが、
子供がちょうど振り返った瞬間で
撮った瞬間に「良いのが撮れた」と
思ったことを覚えている数少ない写真。
(なんで振り返ったんやろ?)



70年代の終わりに、日本でも紙おむつが
販売されるようになっていたが、
その代名詞ともいえるのが、
米国P&G社の「パンパース」だった。
この母子が持つ、「Pampers」と書かれた
大きな箱を見たときに、子供が大きな
紙おむつを引きずっているのが
絵になると思ったのだな。

この男の子も、今では35~36歳に
なっているんやなぁ。

85年だからもちろんフィルムのカメラで撮影。
2年ほど前にネガをデジタル・データに
変換したのだ。
オリジナルは、カラー写真なのだけど、
30年以上、ネガをテキトーに保管していたので、
ネガが痛んでいて、染みのようなものが
出ている写真が結構あった。
修正で、ある程度は消せるけど、
完全には(私の腕では)無理。

この写真もカラーでプリントすると
黄色いシミが出てしまう。
でも、モノクロにするとあんまり気にならない。
空の部分をよく見ると、
シミが見えてしまうけど、
もうちょっと修正できそうだな。




Don't Worry Be Curry!


オフィスの近所のカレー屋さんの看板。
入ったことはないのだけど。



何度かこの看板を見て、「変なの」って
思っていたけど、ある日気が付いた。

これって、
"Don't Worry Be Happy" のパロディやん!
と。

"Don't Worry Be Happy" は、
1988年の Bobby McFerrin の曲。
ずいぶん前に何かのテレビCMに
使われていたので、
聞き覚えのある方も多いだろう。
たくさんのカヴァ―ヴァージョンもある。

"Don't Worry Be Happy"

"Don't Worry Be Happy" って
普通の英語なので、この歌のタイトルを
もじったのかどうかは分からないのだけど。





2018.12.26

佐山雅弘

今日まで知らなかったのだけど、
ジャズ・ピアニストの佐山雅弘さんが、
11月14日にお亡くなりになっていた。
兵庫県尼崎市出身、享年64歳。

闘病中だということは、知っていたけど、
数カ月前、雑誌「JAZZ LIFE」のインタビューでの、
若い人たちと組んだ新しいトリオの話を読んで、
まだまだ活躍されそうな感じを受けていたので、
亡くなったという記事を見て、目を疑った。
その記事からは、新しいトリオに意欲を
燃やしておられる様子が伝わってきた。
ずいぶん痩せられていた写真は、
ちょっとショックだったけど。

私は、佐山さんの演奏は、2006年にライヴで一度
小島(良喜)さんとのデュオを観たのと
CD 2枚聴いたことがある程度で、
そんなに詳しくはないんだ。
でも、それ以外にもポンタさんと演ってるのとか、
ジョニー(吉長)と演ってるのとかも聴いたこともあるけど。
今回の訃報で知ったのだけど、RCサクセションの
サポートも演ってたって。

ご本人のウェブサイトの最後の挨拶にある、
「僕という者は僕が出会った人々で出来ている」という
言葉に泣いてしまいました。

ウェブサイトでは、今年、8月21日に行われた
ピアノ・ソロ・ライヴ、70分ほどの動画も観られます。
亡くなる3カ月前とは思えない演奏です。
YouTubeは こちら

途中で「自分のオリジナルになるとピアノの音が変わる」と
話されているのだけど、確かに本編最後の曲
"Matador" など、ピアノが喜んでいるように聴こえてくる。
いや、ピアノが喜んでいるんじゃなくて、
佐山さんの何かが、ピアノに伝わって、
佐山さんとピアノの関係が、
違う次元に行ってしまうんやないやろか。
そんな気がした。
その次元のままのアンコールの
"Hymn To Freedom"(自由の讃歌)も
素晴らしい。

64歳って、若すぎるよなぁ。
合掌。



shinya◇shin223.com
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 ひとりごと