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2026.4.18
Man on the Run
マン・オン・ザ・ラン

ザ・ビートルズ解散後のポール・マッカートニーの
数年間を描いたドキュメンタリ―『マン・オン・ザ・ラン』。
タイトルは、1973年に発売された、
ポール・マッカートニー&ウイングスのアルバム
『バンド・オン・ザ・ラン』から来ているのだろう。
製作は、Amazon MGM スタジオ。
全世界で今年2月19日、1日限定上映し、
2月27日から Amazon Prime Video による
世界配信が始まった。
本作を観て、私はポール(というかビートルズの
メンバ―全員だけど)が、ビートルズを解散して
どんな気持ちだったのかとか考えたことがなかった
ことに気付いた。
ビートルズで大成功し、解散し、それからも
苦労することなく、世界の音楽の第一線に
君臨し続けている、そんな勝手なイメージを持っていた。
もちろんビートルズ時代に観客が音楽を
聴かないのでライヴができなくなったり、
解散前後でジョンとの不仲説とかがあったのは
知っていたけど。
以下、ネタバレ含みます。
ビートルズの解散は、ジョンが脱退を言い出した
ことが始まりだったのに、ポールの脱退が先に
報道されたために、ポールが悪者になったとか、
ウイングスでは、リンダが叩かれたりとか、
何よりもポールが、ビートルズ解散後に
自分を立て直すのに、ずい分と時間がかかって
いることを恥ずかしながらこれを観て初めて知った。
なんだかそういう苦悩とポールのイメージが
結びつかなかったんだ。
でも、考えてみれば、いや考えるまでもなく、
ポールも人間だ。
もとビートルズの中心人物であっただけに、
その後のプレッシャーも半端なものではなかっただろう。
いつもいつも、ジョンと比較され、「ビートルズの
再結成は?」とうんざりするほどマイクを
向けられてきたことだろう。
ビートルズの解散が、正式に落ち着くのに
何年もかかっていることも知らなかった。
1975年の日本の法務省によるビザ発給拒否で、
来日公演が中止になったことや、
1980年のウイングスとして来日した際、成田空港で
大麻取締法違反により逮捕され、公演が全て
中止になった、あの事件のこともしっかり描かれている。
事前に「日本は厳しいから大麻を絶対に持って行くな」と
聞かされていたのに、やっちまったポールの心境。
もしかしたら、7年刑務所に入らなければならないと思い、
娘たちが東京の郊外で育つ姿を想像したという。
印象に残ったのは、ビートルズ解散の発表時に
配られた書面に書かれていたこと。
「今後の計画は?」の質問の答えは
「My only plan is to grow up.」
ジョンがポールのソロアルバム『マッカ―トニー』を
かなりすり減るぐらい聴き込んでいたこと。
ポールが、「僕の人生で大きな恵みは、
(ジョンと)和解できたこと」と語っていること。
1980年、ジョンの事件の当日、マイクを
向けられたポールが、とても冷たく応えており、
途中で「じゃこれで、以上だ」と話しを切る。
見ている者には、あまりにつれない態度に映る。
実際、そういう批判があったようだ。
しかし、ショーン(ジョンの息子)が、こう語る。
「僕には分かってた。
彼の目や声のトーンが物語っている。
ポールはこの出来事を受け止めきれてない。
あの時の彼の様子はまるで、ロボットだ。
冷酷だという人もいるが、当時から
そう思っていなかった。
ひどいことが起きるとああいう反応は当然だ」
ポールの娘は、その日の父ポールのことを
「あんなに驚いた姿を初めて見た」と語っている。
ビートルズ解散後もポールには名曲が多い。
『My Love』、『Silly Love Songs』、
『No More Lonely Nights』、『Let ’Em In』、
『Listen To What The Man Said』、
『Band On The Run』など
これらは、私が好きな曲だ。
★★★★▲
2025年製作/115分/イギリス・アメリカ合作
原題:Man on the Run
Amazon Prime Video で鑑賞
2026.4.17
糖尿病眼手帳
5~6年ぐらい前から、徐々に血糖値が高くなりだした。
両親ともに糖尿病だったので、遺伝の可能性も
あったが、糖尿病と診断されたわけでもなく、
それほど気にはしていなかった。
血糖値より尿酸値や中性脂肪、コレステロール値の
方が正常値を超えており、問題だったということもある。
糖尿病か否かを診るのに HbA1c(ヘモグロビン
エーワンシー)という数値がある。
正常値は 5・7% 未満、6・5% 以上は
医学的には糖尿病だそうだ。
HbA1cは、血液検査で測るのだが、
その時の血糖値ではなく、過去1~2か月間の
血糖値を反映しているので、その日の食事や
運動などに影響を受けないらしい。
で、以前は、6未満だった HbA1c が 6年前に
6を超えた。
それでも6前後をキープしており、糖尿病予備軍の
ような感じだったのだが、ついに 6・5 を超えた。
最近の数値は、次の通りである。
血液検査の日付 HbA1c
2023/10/03 6・3
2023/11/27 6・4
2024/07/26 6・4
2024/12/25 6・7
2025/03/27 6・5
2025/07/14 6・6
2025/11/04 6・3
2026/04/03 6・6
2カ月に一度、尿酸値を下げる薬をもらいに
某クリニックに通っているのだけれど、
そこで尿酸値を測るために検査をしてもらっている。
薬のおかげで尿酸値は安定しているので、
いつも間にか HbA1c を観るための検査のように
なってしまった。
HbA1c が、6・5 を超えたときに
そこの医師に「糖尿病です」と言われた。
まだ自力でなんとかなる範囲だからだろうか、
すぐに治療が必要という訳ではなく、
薬も処方されていない。
データを見れば分かる通り、昨年11月には
一度 6・5 未満に下がっているしね。
しかし、今月の数値 6・6 を見て医師は
眼の検査をしてくるようにと行った。
糖尿病の深刻な合併症のひとつに
「糖尿病網膜症」というのがある。
最後には失明する怖い病気だ。
映画『国宝』でも、渡辺演じる 花井半次郎 が、
ほとんど視力を失うことが描かれていたよね。
「糖尿病網膜症」は、糖尿病の影響で、
眼球の中の血管が切れたり、詰まったりする病気。
初期には自覚症状がないので、検査をするしかない。
それで、クリニックの医師は私に「一度、
眼科の検査を受けなさい」と言ったわけだ。
実は昨年にも同じことを言われていたので、
これは行っておいた方が良いな、と思い、
昨日、検査を受けてきた。
63歳にして、人生初眼科受診。
健康診断での視力の検査以外、眼の検査なんて
受けたことがないので、眼に鋭利なものを
突き付けられたりしたら、怖いなと思いながら
眼科に向かったが、全然怖くも痛くもなかった。
いくつかの検査を受けて、合計1時間ぐらい
かかったけど、検査の結果は(今のところ)異常なし。
ただし、HbA1c の数値が正常値に戻らないのであれば、
半年に一度は、検査を受けた方がよいとのことで、
「糖尿病眼手帳」なるものを頂いた。

「糖尿病眼」ってなんかスゴイ呼び方やな。
「糖尿病・眼手帳」かしらね。
4年前に発症した飛蚊症のこともついでに聞いたが、
それは単に加齢のことで、眼球の病気由来では
ないとのこと。
まあ、眼球の病気やったら、4年もほっといたら
えらいこっちゃ。
今は、血糖値を上げないよう食事に気を付けて
いるのだけど、血糖値は見えないし、
感じないので、なかなか難しい。
11月のフルマラソンに向けて、体重も落としたいので、
ちょうど良いけどな。
眼科の検査では、眼にフラッシュを当てたり、
いくつかの検査があったので、
何の時に言われたのかは失念したけれど、
「5時間ほど見えにくいです」と言われた。
検査のあと、外に出て驚いた。
昨日はとても天気が良かったのだけど、
とにかくまぶしい!
もう眼を開けていられないほど。
太陽がまぶしいのではなく、陽の光が反射する
道路やなにもかもがまぶしくて驚いた。
そして、普段以上に小さな文字が見えにくかった。
2026.4.16
馬場孝喜
SOLO GUITAR LIVE

池袋の P’s Bar。
ここにはずい分前(2009年)に
加藤泉(gt)さんを聴きに来たことがある。
開場時間の19時に到着すると、まだお客さんは
来ておらず、私は一番乗りで、馬場さんは
サウンドチェックをしていた。
この数年すっかり回数が減ってしまったけれど、
以前(2009年頃)は、よく馬場さんの
ギターを聴きに行ったものだ。
その全てが、誰かとのデュオかバンドのライヴで
完全なソロ・ギターのライヴは、今日が初めて。
ソロ・ギターでのライヴはあまりやらないらしい。
今日は満席。
小さなお店なのだが、どうやら常連さんが
多いようでお客さんは皆知り合いのようだ。
今日はミュージシャンも多かったようで、
私が認識しただけでも、シンガー、ピアニスト、
ベーシストともう一人、ミュージシャンらしき人がいた。
そのうちライヴを聴いたことのある人もふたりいたよ。
ミュージシャン仲間にも馬場さんの人気があるのが分かる。
今日のギターは、エレキ(Westville のセミアコ )と
最近入手したというエレガット(Martinez)。
この Martinez、ちょっと触らせていただいたのだけど
恐ろしく軽い!
ネックも細く弾きやすい。
やばい、やばい。
LINE6のマルチ・エフェクターのループを使って
ひとりとは思えぬサウンドを出していたよ。
一体どういう訳で、あんな風に演奏を
展開できるのか、可能なら脳の中を
覗いてみたいものだ。
とても刺激的で、あんな風には弾けないにしろ
プレイの幅を広げるヒントを頂きました。
曲は、スタンダードからブラジルもの、
アニメ・ソングまで。
@ P's Bar(池袋)
2026.4.15
PASTEL 画 再び
2012年にパステル画の先生と知り合い、
一度だけ習いに行った。
こちらがその時の作品。

「教会と月のある風景」と、題材が
決められていた覚えがある。
パステル画というのは、どんな風に描いていくのか、
今となっては全く覚えていなかったのだけど、今日、
14年ぶりにパステル画に取り組む機会があった。
(違う先生でね。)
今回は題材の指定はなく、何を書いてもOK。
「何でも良い」と言われるととたんに
何を書いてよいのか分からなくなる自分。
「好きな色でとにかく塗り始めましょう」と言われ、
塗り始める周りの人たち。
どうやら、私は何を描くか決めてからでないと、
描き始められないようだ。
もしかしたら、これって、
ネガティヴ・ケーパビリティの欠如?
とりあえず自分の写真をヒントにしようと、
スマホでインスタを開く。
昨年の夏、妻の故郷(山形)で撮った
田園と空、雲の写真にピンときた。
よし、この路線で行こう!
で、出来上がったのがこちら。

実は、完成間近に「これでは主題がないではないか」
と気付き、慌てて案山子を書き足した。
が、案山子は主題になり切れず、
やはり何かが物足りない、という作品になってしまった。
うーむ、悔しい。
元ネタにした写真はこちら。

これは雲に存在感があるんだよなぁ。
[ 関連エントリー ]
2012.2.27 PASTEL 画
2026.4.14
1975年のケルン・コンサート
KöLN 75

キース・ジャレットを初めて聴いたのは、
1995年 33歳で上京した冬だった。
バーテンダーの修行(というと大げさだけど)の
ために週末、自由が丘にあったバーで
アルバイトをさせてもらっていた。
シガー(葉巻)も吸えるオーセンティック・バー。
そこで流れる音楽(バーのマスターの選曲)は、
マドレデウス(ポルトガル)、エンヤ(アイルランド)、
マイク・オールドフィールド(イングランド)など
それまで私が聴いてこなかった音楽だった。
そんな CD の中にキース・ジャレット
(アメリカ)の『ザ・ケルン・コンサート』もあった。
ケルンでのコンサートのライヴ録音盤だ。
初めてそれを聴いた時は、ケルンがドイツの
街の名だということさえ知らなかった。
『ザ・ケルン・コンサート』は、ソロ・ピアノの
アルバムだったのだが、全編が即興だと
聞いても信じられなかった。
2枚組の CD で1枚に2曲ずつ、合計4曲。
曲のクレジットは、「Part I」、「Part IIa」、
「Part IIb」、「Part IIc」と曲名もない。
そもそも即興なのだから、はなから曲名などないのだ。
後にこのアルバムは、ジャズの中でも重要な1枚だと知った。
キースは現在80歳で、すでに音楽界から引退している。
脳卒中を発症し、その後遺症で残念ながら
演奏ができなくなったようだ。
前置きが長くなった。
今日は映画『1975年のケルン・コンサート』を観てきた。
前述のキースのアルバム『ザ・ケルン・コンサート』に
関する映画だ。
しかし、これはキースの映画であって、
キースの映画ではない。
主人公は、ケルンの女子高校生のヴェラ。
ひょんなきっかけから、ミュージシャンのツアーを
ブッキングすることを始めたヴェラは、
ベルリンのジャズ・フェスティバルで、
キース・ジャレットの演奏を聴き、衝撃を受け、
キースのケルン公演の開催を決意する。
当時18歳だったヴェラが、キースをケルンに
呼ぶまでも簡単な道ではなかったのだが、
当日になって、会場に用意されていたのは、
壊れた小さなピアノ。
キースは「このピアノでは弾かない」という。
さて、どう乗り切るか。
その日のコンサートの裏側で、こんなドラマが
あったとは知らなった。
ジャーナリストの質問に答える、キースの言葉が
深くて、そのシーンだけでももう一度観たいぐらい。
そして、この日キースは疲れていて、睡眠不足で
腰が痛くて、演奏をしたくなかった。
録音にも反対だったとは。
冒頭に「Inspired on true story」とテロップが出る。
「Based on」ではないし、オフィシャルサイトにも
「その舞台裏をドラマチックに映画化した」と
あるので、創作部分も多いと推測する。
できればどこが事実で、どこが創作か知りたいが、
それは無理だろうか。
でも、とにかく面白かった。
「全編が即興だと聞いても信じられなかった」と
書いた通り、私はある程度、モチーフぐらいは、
準備してステージに挙がっているんじゃないか、
こんな即興ができるわけない、と思っていた。
特に「Part IIc」は、『Memories of Tomorrow』
というタイトルでスタンダードになってしまっている。
それほど完成されたメロディなのだ。
しかし、この映画のキースを観る限り、
あれは本当に即興なのだと思った。
異常なほどの集中力で演奏しているので、
観客の咳で演奏が止まってしまう(来日公演での
実話)んだろう。
そして、驚くべきことは この映画でキースの
演奏音源が1曲も使われていないこと。
許諾が得られなかったという事情のようだ。
しかし、ちゃんとキースがピアノを弾いている
映画になっているのが 素晴らしい。
途中流れるキースの演奏は、ステファン・ルスコーニ
というスイスのピアニストがキースを模して
演奏しているらしい。
マイルス・デイヴィスの実際の演奏などは
流れるんだけどね。
鑑賞時にはキースの音源を使っていないなんて
事情を知らなかったので、原題が「KöLN 75」なのに
そのコンサートのキースのピアノ演奏が一音もなく
終わるのは 逆に斬新!と思ったよ。
これは音源を使えなかった怪我の功名じゃないだろうか。
キースを演じるジョン・マガロ、キースの
マネージャーのマンフレート・アイヒャー役の
アレクサンダー・シェアーがとても良い。
主役 ヴェラ を演じたドイツの女優
マラ・エムデは、映画の中で16歳から18歳を演じる。
どうみてもティーンには見えないので
そこは「ちょっと無理があるで」と思ったが、
1996年生まれとあるから、やはり撮影時には
28歳か29歳だったということだな。
この手の映画で、役がドイツ人なのに
全員英語を話すというのも珍しくないが、
本作ではちゃんとドイツ語と英語が
使い分けられており、そこは好感が持てた。
18歳の女性が、アメリカ人ジャズピアニストの
しかも1000人のオペラ・ホールのブッキングを
したなんて、1970年代ならではだろう。
現代ならシステムが出来上がっていて
そんなことは、無理なんじゃないだろうか。
今、『ザ・ケルン・コンサート』を聴きながら
これを書いているが、51年前の演奏であること、
そして、あの背景があったと思うと
また一味違って、感慨もひとしおです。
素晴らしい。
これ、ジャズ・ソロ・ピアノで一番売れた
アルバムだそうです。
こうなると、一度も生でキースを聴いていないのは、
とてもとても残念。
監督はイスラエル出身のイド・フルーク。
★★★★▲
2025年製作/116分/PG12/ドイツ・ポーランド・ベルギー合作
原題:Köln 75
劇場公開日:2026年4月10日
恵比寿ガーデンシネマにて鑑賞
ところで、驚いたことに本作が
今年初めて映画館で観る映画だった。
もう4月の半ばなのに。
コロナ禍の前は、年間50本から60本、
映画館で観ていたのに何かが変わってしまったようだ。
コンサートやライヴの数は、2022年には
コロナ前の数に戻ったのだけど、どういうわけだろう。
別に映画に興味がなくなったわけではないのだけど。
2026.4.14
ネガティブ・ケイパビリティ
答えの出ない事態に耐える力
帚木蓬生(ははきぎほうせい)著

最近知った言葉「ネガティブ・ケイパビリティ」。
これは「どうにも答えの出ない、どうにも
対処のしようのない事態に耐える能力」
あるいは「性急に証明や理由を求めずに、
不確実さや不思議さ、懐疑の中に
いることができる能力」のこと。
世の中では、スピーディに問題を解決する能力、
答えを出す能力こそが素晴らしいと
信じられており、学校教育では、その能力を
身につけることを目的としている。
それは、ポジティブ・ケイパビリティだ。
著者は、精神科医であり、小説家でもある。
精神科を訪れる患者は、一人ひとり違っており
対応に正解などない。
その時、求められるのが正に
ネガティブ・ケイパビリティだと説く。
著者自身が、ネガティヴ・ケイパビリティを
知ったおかけで救われ、精神科医を続けて来られたと。
本書は、そのネガティヴ・ケイパビリティの
重要性を色んな方面から語る。
特に紫式部がいかに優れていたかの件は、
(その分野に興味のない私には)読み続けることに
正にネガティヴ・ケイパビリティを求められた。
でもおかげで、死ぬまでには『源氏物語』を
読まなあかんなと思ったよ。
戦争が起きるのは、為政者の
ネガティヴ・ケイパビリティの不足だという。
ドイツのメルケル首相の「寛容とヒューマニズム」、
米国のトランプ大統領の「不寛容」の対比も分かりやすい。
不寛容の行きつく先は、戦争だと著者はいう。
(実際、トランプは戦争を起こしてしまったね。)
確かに人類の戦争の歴史は、不寛容の歴史だ。
それは、即ちネガティヴ・ケイパビリティの欠如でもある。
ネガティヴ・ケイパビリティの入り口は
「親切」であり「共感」であり「寛容」だと説く。
「人間の最高の財産は、Empathy です」という
言葉にも説得力がある。
粘り強さや耐性は、能力のひとつだとは
認識していたけれど、ネガティヴ・ケイパビリティは、
それらより文脈が広く大きい。
もっと普遍的とでも言おうか。
安易に答えを求めず、不思議や不安定・不確実の
中に居続けることが「能力」だというのは、
この歳になって初めて得た区別であった。
その能力は、自然に身に付くものでも、
一朝一夕に身に付くものでなく、
不断の努力によって、培われるものなんだ。
この区別を知ったおかげで、不思議と今まで
「これで良かったのだろうか」と思っていたことが、
そこにいること(答えのないこと)が、妥当で
適切であるように思え、幾分気が楽になった。
「おわりに」に書かれているボルバ女史(ミシェル・
ボルバ / 米国の心理学者・教育コンサルタント)の
ルワンダでの体験談は、心を打たれます。
★★★★☆︎
著者の帚木蓬生(ははきぎほうせい)氏は、
前述の通り、小説家。
以前観た笑福亭鶴瓶、綾野剛らの出演する映画
『閉鎖病棟 ―それぞれの朝―』の原作者でもある。
その映画の感想を読んでみると、
「テーマは、永遠に正解がないような
哲学的な問いにあるように思うのだが、
いかんせん設定が良くない」と書いている。
もしかしたら、今観たら違う感想を持つかもしれないけど、
どうせなら原作を読んだ方が良いよな。
2026.4.13
法律の不思議
先日、宅地建物取引士の法定講習を受けてきた。
これは、5年に一度受けなければならいもので、
コロナ禍以来、WEB による受講もできるように
なったのだけど、あまり好きではないので、
リアルで参加してきたよ。
法律は、常に更新され続けている。
時代と共に変わる。
言い換えれば、法律がいつも正しく、
合理的とは限らないということでもある。
今回もこの5年間に不動産関連において
どんな法令改正があったのか(たくさんありすぎて
全部はやっていられないので)ポイントとなる
いくつかについて、弁護士先生の講義を聴いた。
20年前、宅建の勉強をした時から
「変なの」と思っていた民法がある。
隣の家の竹木が越境して、枝や根が自分の
所有する敷地内に伸びてきたとする。
民法第233条によると、根っ子は勝手に
切ってよいけど、枝葉は「その竹木の所有者に、
その枝を切除させることができる」
と定められていた。
自分ちに伸びてきた根は、その木の所有者に
断りなく切ってもよいけど、枝を切ると違法というのだ。
で、この「その竹木の所有者に、その枝を
切除させることができる」という文言が曲者。
「切除させることができる」と法律に定められていても
現実には「切除させることなんてできない」からだ。
「お宅の枝がうちの庭にはみ出しているので
切ってください」と申し出たところで、相手が
切ってくれなかった場合、どうしようもない。
そして、勝手に切ると違法だ。
で、切ってくれなかった場合、訴えを提起し
切除を命ずる判決を得る必要があった。
それでも、切らなかった場合は、強制執行の
手続きを取らなければならない。
おまけに、その竹木の所有者が不明だったら、
誰に請求して良いか分からないし、竹木に
共有者がいる場合、共有者全員の同意が必要だった。
何じゃこれ。
あほらしい。
と思っていたんだ。
私なら、黙って切ると思う。
というか、現実レベルでは「切ってください」と
言っても切ってくれなかったら「切りますよ」と
言って相手が承諾すれば問題ないだろう。
こんな現実的でない法律が、つい数年前まで
21世紀になっても あったんだ。
しかし! ついに2023年に改正された。
改正後の民法第233条では、次の場合、土地の
所有者は、その枝を切ることができるようになった。
(1)竹木の所有者に枝を切除するよう催告したにも
かかわらず、竹木の所有者が相当の期間内に
切除しないとき。
(2)竹木の所有者を知ることができず、又は
その所在を知ることができないとき。
(3)急迫の事情があるとき
かなり前進したとは思うけど、ちょっとまどろっこしい。
なぜ根と同じように枝も切ってよい、としないんだろう。
枝は勝手に切るとトラブルになるという背景だろうか。
日本人的には、植木の枝は大切なものと
いう背景だろうか。(根っこは切っていいのに?)
まあ、立派な松の木の枝なら多少は切るのを
憚れるかもしれないけど。
とにかく、自分で切ってOKになったので、良かったよ。
改正後 民法第233条
(竹木の枝の切除及び根の切取り)
第233条 土地の所有者は、隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、
その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。
2 前項の場合において、竹木が数人の共有に属するときは、
各共有者は、その枝を切り取ることができる。
3 第1項の場合において、次に掲げるときは、土地の所有者は、
その枝を切り取ることができる。
(1) 竹木の所有者に枝を切除するよう催告したにもかかわらず、
竹木の所有者が相当の期間内に切除しないとき。
(2) 竹木の所有者を知ることができず、又はその所在を知ることができないとき。
(3) 急迫の事情があるとき。
4 隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、その根を切り取ることができる。
そして、法律は明確なようで曖昧なのだ。
「相当の期間内」って何日? 何カ月?
「急迫の事情」とあるけど「急迫」かどうか
誰が判断するの?
こういうのはケースバイケースでしょうから、
たぶん、最終的には司法判断なんだろうけど。
2026.4.12
DEEP PURPLE
ディープ・パープル
ディープ・パープルが来日中で、
昨日は武道館でのライヴがあった。
デビューから58年、17回目の来日だという。
ディープ・パープルに武道館と言えば、
1972年に発表されたライブ・アルバム
『LIVE IN JAPAN』を思い出す。
(あのアルバムは、ジャケットは武道館の
公演の写真だが、中身は大阪公演の
録音も含まれているらしい。)
さて、今回の来日は事前に知っていたものの、
23,000円というチケット代を考えると、
どうしても観たいというほどではなかったので、
行かない選択をした。
もし、ギターがリッチー・ブラックモアだったら
行ったかも知れない。
メンバーは、次の通り。
イアン・ギラン (vo) 80歳
ロジャー・グローヴァー (b) 80歳
イアン・ペイス (drs) 77歳
ドン・エイリー (key) 77歳
サイモン・マクブライド (gt) 47歳
ちなみに リッチー・ブラックモアも 80歳です。
80歳で活動しているミュージシャンは
ほかにもいるので、それ自体は驚くほどでは
ないのかも知れないけど、YouTube に
アップされた昨日のライヴの様子を観て、
何か書かずにはいられなくなった。
ギターのサイモン・マクブライド(47歳)
以外は、4人とも後期高齢者。
そんな言葉は彼らには似合わないけど。
80歳のイアン・ギラン。
凄いです。
"Highway Star" (1曲目だったようだ)の
シャウト。
もちろん50年前のようには唄えないけれど、
ハードロックは、若者の音楽ではないのだと
思い知ります。
サイモンのギター・ソロが、リッチーのそれを
なぞっているのもなんだか嬉しい。
思えばディープ・パープルは、私が中高生の頃、
洋楽の入口で出会っている音楽。
いまだに上手く弾けないけれど、"Highway Star" の
ギターソロは、練習したよ。
その後、ディープ・パープルを深くは追いかけて
いないけど、 "Highway Star" はもちろん、
"Burn"、"Smoke on the Water"、
"Black Night"、"Child in Time" など
記憶に残っている曲も多い。
当時、アマチュア・ギター弾きは、彼らの曲を
バンドで演りたいのだけど、唄えるシンガーが
中々いないというのが悩みの種だった。
先日から、高齢で頑張っているアーティストのことを
取り上げているが、それに続く感じになった。
最近読んだ記事にこんなことが書いてあった。
日本人の平均「寿命」は女性が87・45歳、男性は81・41歳。
しかし、60歳の人にとっての平均「余命」は、
女性が89・17歳、男性が83・97歳。
平均寿命より数年長生きすることになる。
60歳における平均余命は、60歳以前に
亡くなった人を除いて、計算するからだ。
「60歳まで生きた人は、それぐらい生きますよ」
ということになるわけだ。
仮に85歳まで生きた男性の平均余命は
6・46年あり、91・46歳まで平均で生きる計算になる。
90歳の平均余命は、4・41年で平均で
94・41歳まで生きることになる。
もちろん、該当する人数は少なくなるのだけど。
渡辺貞夫さんみたいに 93歳になっても
ステージに立ち続けられる人は稀だけれど、
長生きしてもやりたいことができないような
状態だったらつらいので、健康寿命が大事だ。
こういう話題が増えたなぁ。
[ 参考動画 ]
Deep Purple “Highway Star” at Budokan 11 April 2026
2026年4月11日 ディープ・パープルの武道館ライブ
2026.4.11
フルマラソン 6時間を切れるのか(4)
富山マラソンにエントリー!
3年連続3回目のフルマラソンは、
11月1日開催される富山マラソンに申込んだ。
2024年に富山マラソン、2025年に福岡マラソンと
来たので、また別の土地でのマラソンに出場しても
良いのだが、とにかく制限時間7時間の大会が少ない。
ほとんどが6時間か、もっと短いものもある。
また、秋のマラソンは今の段階では、
まだ開催日等、オープンになっていないものも多い。
ならば、申込受付の始まった富山で
ええんちゃうか、と思った次第である。
一度走っているので、大体感じはつかめているし、
先着順なので、申込んでしまえば、
福岡のように抽選の結果を待つこともない。
そして、食べるものが美味い。(これ重要)
先週の新横浜での10キロマラソンで、
10キロの記録を更新したのは良かったけれど、
数日、脚に疲労を感じたので、走ることを控えていた。
昨日、ようやく中5日開けて10キロ走ったのだけど、
先週の本番のようには走れなかった。
先週の10キロマラソンは1キロ7分46秒だったのに、
昨日は、9分7秒。
1分20秒以上遅いやん。
本当に先週のコースは、10キロあったんやろかと
疑いたくなるほどだ。
まあ、昨日のコースが10キロより長いという
可能性もゼロではないけど。
にしても、そんなに大きな誤差はないだろう。
いずれにしろ、まるで走るたびに違う身体のようで
安定したペースを作ることができないし、
今のところ、そんなことできそうもない。
素人ならそんなもんなのかな。
さて、フルマラソン当日まで、あと 203日。
6時間なんて切ることができるのでしょうか。
2026.4.10
4月10日
今日は父・正一郎(せいいちろう)の命日。
5年前の 4月10日に父は他界した。
90歳と 9か月と 4日、長生きだった。
父が亡くなってしばらくは、今までになく父のことを
想った覚えがあるが、5年も経つと父がいないことにも
慣れてしまうというのか、思い出すこと、
考えることがめっきりと少なくなった。
こんな言い方は、どうかと思うが、
命日ぐらいは、父のことを偲ぶことにしようと
2021年に書いた父の死に関するエントリーを
読み直し、これを書いている。
小学生のころ父に宛てた「プラモデルを一緒に
買いに行きたい」という手紙のことは、
読み返すまですっかり忘れていたが、
我ながらいじらしいやないか。
お父ちゃん、どう思ったんかな。
父と5歳違いの母は、昨年11月に90歳になった。
家族が分からないほどではないが、少しずつ
認知症が進んでいて、今は実家近くの老人ホームにいる。
母は、この5年間に夫と姉と娘を失った。
特に娘(私の姉)の死(一昨年10月/享年64)は、
大変ショックであったようで、いまだに娘のことを
話しだすと涙する。
父は、母のように感情を露わにする人ではなかったが、
生前に娘を失っていたら、どうだったんだろうか、
と考えても仕方のないことに考えが巡る。
2026.4.10
MARI KANEKO 60th BIRTHDAY LIVE
金子な理由

2014年12月1日に金子マリの還暦を
記念して行われたライブの模様を収めた
DVD『金子な理由』。(2015年8月発売)
私は 2016年に購入して観たのだけど、
10年ぶりに観てみた。
何より観てから10年経っていたことに驚いたよ。
大勢のアーティスト、ミュージシャンが
出演しているのだけど、10年も経つと、
残念ながら いなくなってしまった人もいる。
石やん(石田長生)、
ムッシュかまやつ、
小坂忠。
私の知る限りこの3人。
「10年後、また皆が集まるライヴが
出来たらと思います。その時は、
欠席の人もいると思いますが」という
石やんのコメントが収録されている。
10年前のエントリーに私は、
「言うてる本人が一番に欠席決めて
しもたらあかんやんか」と書いた。
しかし、今回石やんの演奏する姿
(たぶん生前の最後の映像だと思う)を
観ながら、この発言はいかにも暗喩的だと感じた。
もしかしたら、この時すでに石やんは
非意識かも知れないが自分の寿命を
知っていたんじゃないかと思った。
というのも、このライヴのわずか7か月後に
石やんは他界しているんだ。
それを思うと、この時点では、すでに病気のことも
知っていて、もしかしたらと思っていたのかも知れない。
まさか7か月後とは思っていなかったかも知れないけど。
これは、10年前には思いもつかない観点だった。
小さなハコで演っているせいか、
リラックスしたライヴで、なんというか暖かい。
息子ふたり(金子ノブアキ、KenKen)や、
何十年も付き合いのある人達の祝福に
囲まれていることもあるだろう。
全曲については書けないが、数曲印象に
残っている曲について書いておこう。
「5th element will+有山じゅんじ」との
『Give Get Peace』は、この数年の世界情勢を
考えると、怖いね。
高田エージ、KenKen、DUTCH、久米ジュンヤ
との『そのままでいいよ』。
石やん、マリちゃん、カルメン・マキによる
『アフリカの月』。
この曲、私は大塚まさじのアルバム
『遠い昔ぼくは・・・』で知っていた。
(KURO 作詞 / 西岡恭蔵 作曲)
そのアルバムには、石やんも参加してた。
石やんの最後の映像の『ハッピネス』は、
BAHO(Char & 石田長生)と。
Char とのデュオ、『Taxi Driver』も良い。
サム・クック、オーティス・レディングの
『A Change Is Gonna Come』は、
「5th element will」と日本語で。
そして、小坂忠の『機関車』。
これも貴重な映像だと思う。
窪田晴男(パール兄弟)のギターが良いです。
石やん作詞作曲のソー・バッド・レビュー時代の
『最後の本音』は、マリちゃんは「金子マリ&
BUX BUNNY」時代にカバーしてたんだな。
この曲は、「BUX BUNNY+石田長生」で。
BUX BUNNY のキーボードが、難波(弘之)さん
なのだけど、つい3日前に山下達郎氏の
難波さんの演奏を聴いたところなので、
そのあまりに違う世界観での演奏にプロを見たね。
この曲の
「オレはけして悪い人間じゃない。
ただ考えが甘いだけ」
という歌詞、好きだな。
そして、親子3人で演る『アスベスト』。
ドラムに金子ノブアキ、ベースにKenKen。
曲前の MC で、この曲は、KenKenへの
メッセージだったと明かす母。
私が若い頃には、親子で一緒にロックを
演るなんて、想像もつかなかったことだ。
それにしても、KenKen ホンマに上手い。
DVD を観ながら「イェイ」です。
そこに Char が加わっての
『Don't Cry My Baby』。
これは、マリちゃんのアルバムで
JL&C がバックを務めた曲。
何人もギタリストが登場するのだが、
なぜ Char さんだけ、カッコいいんだろう。
(ほかのギタリストに失礼)
そして、そこにチャボも加わっての
RC サクセションの『ドカドカうるさいR&Rバンド』と
Char の『Street Information』。
チャボの MC を聞くたび思うけど、
この人は、ホントにいい人だな。
とにかく、こんなバンド(金子マリ、Char、
チャボ、KenKen、金子ノブアキ)は
これでしか観られないよ。
最後(たぶんアンコール)は、
金子家(マリちゃん、ノブアキ、KenKen)と
竹中家(Char、JESSE)の5人で
ジョニー吉長(マりちゃんの元ダンナ)の
『ありがとう』。
これは泣かせよる。
10年前も「見応えのある DVD だった」と書いた。
実は、終活というわけではないけど、
モノを減らす目的で この DVD も、処分する前に
もう一度観ておこうと思って観たのだけど、
手放すのが惜しくなるほどホントに素晴らしかった。
[ 収録曲 ]
1. Compared To What
2. On Your Mark
3. Give Get Peace
4. 抱きしめよう
5. みんなの願いはただひとつ
6. 恋はねずみ色
7. Dear Mr.Optimist
8. 青い空
9. ゴロワーズを吸ったことがあるかい?
10. そのままでいいよ
11. アフリカの月
12. Happiness
13. Taxi Driver
14. Honey
15. A Change Is Gonna Come
16. 機関車
17. 時代
18. セレナーデ
19. 最後の本音
20. アスベスト
21. Don't Cry My Baby
22. ドカドカうるさい R&R Band
23. Street Information
24. ありがとう
[ MEMBERS ]
金子マリ (Vo)
小川美潮 (Vo)
カルメン・マキ (Vo)
小坂忠 (Vo)
JESSE (Vo)
有山じゅんじ (Vo, Gt)
石田長生 (Vo, Gt)
Char (Vo, Gt)
高田エージ (Vo, Gt)
久米ジュンヤ (Gt)
仲井戸”CHABO”麗市 (Gt)
渋谷毅 (Pf)
金子ノブアキ (Drs)
DUTCH (Drs)
“5th element will”
北京一 (Vo)
大西真 (B)
石井為人 (Key)
松本照夫 (Drs)
窪田晴男 (Gt)
“Ban Ban Bazar”
福島康之 (Vo, Gt)
黒川修 (B)
“LIFE IS GROOVE”
KenKen (Vo, B)
ムッシュかまやつ (Vo, Gt)
山岸竜之介 (Gt)
“BUX BUNNY“
永井充男 (Gt)
鳴瀬喜博 (B)
難波弘之 (Key)
松本照夫 (Drs)
[ 金子マリ 関連エントリー ]
2012.7.25 石田長生 “Kanreki" Birthday Special LIVE!!
2013.6.6 山岸潤史・芸歴40周年&還暦記念ライブ in 東京
2015.7.16 略して「ボイス」
2015.7.22 有山岸 feat.上田正樹~Bitter Sweet Soul~
2016.7.25 “ 石田長生展 ハッピネス!! ”
2016.10.9 MARI KANEKO 60th BIRTHDAY LIVE 金子な理由
2019.9.22 石田長生展 2019 SONGS Of Ishiyan
2022.6.10 スチャラカ
2026.4.8
水のソナタ
錦糸町にあるコンサートホール、
「すみだトリフォニーホール」には
もう10回は行っただろうと思う。
エントランスを入ったロビー(最近は
ホワイエとか言いますな)に以前から
彫刻が置いてあったのは知っているが、
チラッと見るぐらいで 特に興味を持たなかった。
座ってピアノを弾いている男性の彫刻だが、
肝心のピアノが置いてないので、
パッと見ると、なんだかまだ展示が
完成していないような、そんな風にも見えた。
昨日は違った。
今までと全然違う温度で何かを訴えてきた。
一目見て、舟越桂だと分かったんだ。
近寄ると『水のソナタ』と作品名は書いてあったけど、
作者の名前はなかった。
間違いないだろうとは思ったけど、
念のためスマホで「水のソナタ」と検索すると
すぐに「舟越桂の彫刻作品」と出てきた。
今まで特に興味がなかったのに、なぜ
舟越桂だと分かったかというと、先日
世田谷美術館で舟越桂の『夏のシャワー』という
作品をずいぶんジロジロと観てきたところだたからだ。
夏のシャワー

これを見てから『水のソナタ』を観ると、
もう間違いない芸風です。
水のソナタ




『夏のシャワー』同様、この作品も独特な味。
なんか変に中毒性があるなぁ。
全く何とも思わなかった作品がこんな風に
観えてくるのは、面白いなぁ。
そしてタイトルも『夏のシャワー』同様、
これまたなんとなく意味不明。
きっと意味があるのだろうけど。
「ソナタ」は、韓国ドラマ『冬のソナタ』で
一般の人にも耳慣れた言葉になったかも知れないが、
ピアノ独奏曲などクラシック音楽の形式のひとつ。
舟越桂は、絵も何枚か(ネットで)観たけれど、
彼の彫刻をそのまま平面にしたような印象で
どこまでも個性的。
ちょっと興味が出てきた。
2026.4.7
ウィーン チェロ・アンサンブル5+1
Wiener Cello Ensemble 5+1

チェロが5人とファゴットがひとりという
アンサンブルを聴いてきた。
ウィーン チェロ・アンサンブルの5人は、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員ふたり、、
元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員、
ウィーン放送交響楽団員、
ウィーン国立歌劇場管弦楽団員という超一流の5人。
ファゴットのソフィー・デルヴォーも
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員だ。
チェロの響きは、好きなので
この公演を知ったとき、ぜひ聴きたいと思ったのだ。
ウィーン チェロ・アンサンブルは、2008年に
ゲルハルト・カウフマンが結成した。
カウフマンは、1943年生まれとあるから今年83歳。
ウィーン チェロ・アンサンブルは、3年ぶりの来日で
カウフマンの来日はこれが最後かもと言われているようだ。
コンサートは、日本人には耳馴染みのある
「ウィリアム・テル序曲」からスタート。
(運動会で流れてたアレです。)
メンバーにふたりも日本語が話せる人がいたのには驚いた。
東京生まれのラファエル・ドレツァルと
ザルツブルク生まれのベルンハルト直樹ヘーデンボルク。
直樹というお名前から察するに両親のどちらかが、
日本人だろうか。
彼らのおかげで、曲の説明やジョークなども交えながら、
コンサートはとても楽しく進んでいった。
演奏は、世界トップレベルだが、演奏だけではなく、
エンタメとしてもユーモアがたっぷりで面白かった。
前述の「ウィリアム・テル序曲」以外、知っている曲は
なかったけれど、チェロの魅力とファゴットの魅力を
たっぷり堪能できた。
ファゴットは、地味な印象だったけど、
ヴィヴァルディはファゴットが好きだったらしく、
39曲もファゴット協奏曲を書いていた。
今日は、その中から2曲(1曲は第2楽章のみ)聴けたよ。
ちなみに「ファゴット」はドイツ語で、英語では「バスーン」。
印象に残ったのは、ヴィヴァルディの
「ファゴット協奏曲 RV493より 第2楽章 ラルゴ」。
とても重く厳かで暗いのだけど、美しい。
それからレハールの「君こそ我が心のすべて」。
これはオペラの曲なので元々は歌がある。
題名からも分かる通り、とてもロマンチックな曲。
5人の男(チェロ)が、ひとりの女性(ファゴット)に
恋を打ち明けるような設定で演奏されたが、
とても甘く美しかった。
本編最後に演奏された「ドヴォルザーク/チェロ協奏曲
ロ短調 Op.104より 第1楽章 アレグロ」。
ドヴォルザークなんて「新世界より」しかまともに
聴いたことがないのだけど、それでもメロディや展開など
そこここにドヴォルザークらしさが感じられ、
知らずに聴いても「これ、ドヴォルザークちゃう?」と
思うだろうと思った。
それだけ個性があるというのは凄い。
アンコールで演った『ボレロ』は最高なので
ぜひご覧ください。
↓
Wiener Cello Ensemble 5+1: Bolero
[ MEMBERS ]
ソフィー・デルヴォー / Sophie Dervaux
(ファゴット / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員)
ラファエル・ドレツァル / Raffael Dolezal
(チェロ / ウィーン放送交響楽団員)
ヴォルフガング・ヘルテル / Wolfgang Haertel
(チェロ / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員)
ゲルハルト・カウフマン / Gerhard KAUFMANN
(チェロ / 元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員)
ベルンハルト直樹ヘーデンボルク / Bernhard Naoki HEDENBORG
(チェロ / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員)
ヤン・リスカ / Jan Ryska
(チェロ / ウィーン国立歌劇場管弦楽団員)
@ すみだトリフォニーホール
[ 曲 目 ]
(1) ロッシーニ/「ウィリアム・テル」序曲
(2) ヴィヴァルディ/2つのファゴットのための協奏曲 ト短調 RV.531
(ソロ:デルヴォー、ドレシャル)
(3) ラロ/チェロ協奏曲 ニ短調より
第2楽章 間奏曲(ソロ:ドレシャル、へーデンボルク)
(4) モーツァルト/ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191より
第3楽章 ロンド:テンポ・ディ・メヌエット(ソロ:デルヴォー)
(5) ハイドン/チェロ協奏曲第1番 ハ長調
第3楽章 アレグロ・モルト(ソロ:ヘルテル)
(6) フォーレ/3つの歌 Op.7 第1番「夢のあとに」
(ソロ:へーデンボルク)
(7) ヴィヴァルディ/ファゴット協奏曲 RV493より
第2楽章 ラルゴ(ソロ:デルヴォー)
(8) シュトラウス 2/無窮動 Op.257(ソロ:デルヴォー、リスカ)
(9) カウフマン/テニス・ポルカ
--- 休 憩 ---
(10) ガングルベルガー/私のテディ・ベア(ソロ:デルヴォー)
(11) シュトラウス 2:ヨーゼフ・シュトラウス/ピツィカート・ポルカ
(12) ロッシーニ/ファゴット協奏曲より
第3楽章 ロンド:アレグレット(ソロ:デルヴォー)
(13) レハール/オペラ「微笑みの国」より 君こそ我が心のすべて
(14) フランセ/ファゴットと弦楽五重奏のためのディヴェルティスマン
第1楽章 ヴィヴァーチェ(ソロ:デルヴォー)
(15) ドヴォルザーク/チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104より
第1楽章 アレグロ(ソロ:ヘルテル)
(EC.1) ラヴェル/ボレロ
(EC.2) 滝廉太郎/花
2026.4.7
JAMES GADSON
ジェームズ・ギャドソン
昨日、年上のミュージシャンは、年々少なく
なっていっていると書いた矢先に訃報だ。
4月2日(現地)、ジェームズ・ギャドソンが亡くなった。
享年 86。
ギャドソンは、アメリカの伝説的ドラマー。
大阪在住だった1992年、ギャドソンがドラムを
叩いていた、日米混合のバンド、
「BAND OF PLEASURE」のライヴを
心斎橋のクラブクアトロで観た。
メンバーは次の通り。 デヴィッド・T.ウォーカー (gt)
山岸潤史 (gt)
ジェイムズ・ギャドソン (drs, vo)
続木徹 (key)
清水興 (b)
記憶に残る強烈なライヴだった。
その後、2016年のリユニオン(2公演観に行った)
でも、ギャドソンのドラムを生で聴いている。
このバンドでは、ギャドソンは歌も唄ってたよ。
マーヴィン・ゲイ、マイケル・ジャクソン、
レイ・チャールズ、ジョー・コッカー、
ビル・ウィザース、デビット T. ウォーカー、
ナタリー・コール、ランディ・クロフォード、
ミニ・リパートン、シェリル・リン、
ボビー・ウーマック、アレサ・フランクリン、
ベン E. キング、スモーキー・ロビンソン
ダイアナ・ロスなどなど、とんでもない数のレコードで
ドラムを叩いてきた人で、まさに伝説の人。
R.I.P.
Marvin Gaye - I Want You (1976)
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