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私の音楽活動とギターに関するもの 2023年
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2023.1.7

YouTube の音量のついて

YouTube 用の演奏を録画して、
今まで 35本の動画をアップしたのだが、
ずっと、音量調整が気になっていた。
なんだか自分の iPhone で撮ると音量が
小さいような気がして、編集ソフトで、
結構音量を上げてからアップしていた。
音量を上げ過ぎなのか、どうかすると
ちょっと歪んでしまったりしていて、
イマイチやり方が分からなかった。

色々調べていてようやく、
しくみが分かってきた。

YouTube は「Normalize(ノーマライズ)」といって
自動的に音量をコントロールするように出来ている。
大きすぎるものは自動的に適切な音量に
抑えられるんだ。
ただ、小さい音源のものは大きくはしてくれず、
小さいまま再生されることになる。

だから、私が音量が小さいと思って、
編集ソフトでいくら大きくしたところで、
ある標準を超えると意味がなかったのだ。

興味のある方のために書いておく。
PC で再生する場合、YouTube の画面の上に
ポンタ―をおいて、右クリックすると、
「詳細統計情報」というのがあるので、
そこをクリックしてみてほしい。

「Volume / Normalized」という項目を見ると
パーセンテージが書いてあるだろう。
YouTube のボリュームを最大にすると、
左側の数字が、100%になるだろう。

この時、例えば「Volume / Normalized」が
「100% / 100% (content loudness -5.0dB)」
と書いてあれば、元の動画の音量のまま、
再生されているが、YouTube の標準よりは、
5dB 小さいですよ、という意味。

「100% / 80% (content loudness 1.9dB)」
と書かれていれば、1.9dB大きすぎたので、
もとの動画の音量の 80%にしてあります、
という意味だ。

なので、小さすぎると自動調整はされないけど、
大きいやつは、自動的に適切な音量に
調整されているというわけだ。

ちなみに私の動画、1本目にアップした
『傷だらけの天使』は音が小さすぎると思っていたが、
100% / 100% (content loudness -11.0dB)
という風に表示される。
つまり、11dB も小さかったわけだ。
そりゃ小さい。

で、その後、一所懸命大きくして、
アップし始めたわけだが、
『リバーサイドホテル』を見てみると
100% / 59% (content loudness 4.6dB)
となっていて、結局、4.6dB でかすぎたために
59% まで自動的に下げられたというわけだ。

この「Normalize(ノーマライズ)」という
仕組みが、ようやく分かったので、
音量のことでは、悩む必要がなくなった。
頑張って(歪むほど)大きくする必要が
ないわけだからね。
大体「100% / 100%」の目安が分かったので
それに近づけてアップしようと思う。





2023.1.18

反復練習

練習というのはできないことを
できるようになるためのものである。
というのは当たり前過ぎることだが、
若いころには、この当たり前のことが
十分に分かっていなかったように思う。
私の場合、練習の対象はギターだが、
ついつい、できることを繰り返して
良い気になって、それで練習しているような
錯覚に陥っていたからだ。

できないことをできるようになる練習とは
何度も何度もできるようになるまで
繰り返すことだと思っていた。
あながちそれは間違っていないが、
ポイントは、その繰り返し方というか、
何を繰り返しているのか、という点だ。

楽器練習の場合、多くの指導者が
非常に遅いテンポで、ゆっくりと弾くことを
推奨している。
私も若いころにそのことを教則本で
読んだ覚えがあったが、本格的なレッスンを
受けずに我流で学んでいった場合、
この「ゆっくり弾く」というのがとても難しいんだ。

一番効果的な練習方法は、間違わずに
弾けるゆっくりなテンポで何度も練習し、
徐々にテンポを上げていくことにある。

しかし、我流で学ぶアマチュアの多くは、
どうしても、速いテンポで弾きたくなって
ちゃんと弾けないテンポで弾いてしまう。

そうすると、当然 間違う。
やり直す → 間違う
やり直す → 間違う
という風に「間違いを繰り返す」ことになる。

とするとどうなるか、
脳は繰り返される「間違い」を記憶しだす。
だって、間違いを反復しているのだから。

先日、ネットのあるサイトで読んだ練習方法には
こう書かれていた。

「繰り返し練習によってできるのは
完璧 (perfect) ではなく、
固定 (permanent) である」

つまり、雑な練習を繰り返していると、
雑な演奏が固定化されてしまうのだ。

もうひとつ、ただゆっくり弾けば良いというわけでもない。
「弾きたい表現を細部まで明確に思い描き、
それを演奏で確実に再現する、という弾き方を
繰り返す必要がある」とも 書かれていた。

つまり、フレーズをただゆっくりなぞるのではなく、
徹頭徹尾、音楽的に演奏せよ、ということだ。

ただ1小節の練習であっても、
機械的に繰り返すのではなく、
そのイメージが明確であれば、
大変内容のある、取り組みがいのある練習に
なるということだ。

私は若いころ、雑な練習ばかりしていたと思う。
ようやく、この数年、丁寧に練習できるように
なってきたけど、それでもまだまだ雑な面が
あることを否めない。

「本当に素晴しい結果を求めるなら、
とても注意深く、創造的に、
規律と自由を混ぜる必要がある」とは、
ビル・エヴァンスの言葉である。

確かに、私が憧れる、神業のような
プレイヤー達の演奏は、
その細部まで、とても注意深く、意図的で
創造的で、そして自由なのであった。





2023.2.13

MONDAY MAT LIVE

ライヴをやらせてもらったり、
写真を飾ってもらったりと なにかと
お世話になっている 渋谷の MAT COFFEE。
コロナのこともあって、しばらくライヴを
やっていなかったのだけど、このたび
「MONDAY MAT LIVE」と称して、
不定期に月曜の夜にライヴを
開催することになった。

第1回は、1月30日に サトルによる
ギターの弾き語り、そして第2回が今日、
河村祐二によるキーボード弾き語りで行われた。

河村祐二のちょっとハスキーで、
ジェントルでソウルフルな歌がとても良かった。
今日は、彼のオリジナル3曲にギターで
参加させてもらったけど、また演りたいなぁ。
当日 簡単なリハで、ほぼほぼ
ぶっつけ本番状態だったので、
次回はちゃんと準備して臨みたいな。



河村は、もうすぐ 37歳なのだけど、
30歳からピアノを始めたというから驚きです。
音楽に対する誠実な姿勢にも
好感が持てるナイスガイです。

そして、いよいよ今月27日には、
MAT COFFEE のマスターと私とのユニット、
「さとしん」の初ライヴが控えている。
「さとし+しんや」なので「さとしん」。
初のライヴと書いたけど、マスターとは、
2011年にヴォイス・パーカッションの
MaL さんと3人で一度だけライヴを
やったことがあったので、12年ぶり!
今回は、昭和から平成の名曲を演ります。
ミュージック・チャージは、3000円で
2ドリンク+フード付き!

お問い合わせは、
shinya◇shin223.com まで
(上記アドレスの◇を@に変えて送ってください)





2023.2.15

YouTube
視聴回数4万回突破!


YouTube の私のチャンネル総視聴回数が
4万回を超えた。
2万回から3万回までの1万回は、
4ヶ月以上かかったのに、
3万回から4万回の1万回は、
2ヶ月で達成した。
倍以上のスピードだ。
日々の視聴数は、確実に右上がりで増えている。

ただ全体的に増えているのではなく、
あいかわらず『Tears in Heaven』の
独走状態が続いており、この曲だけで
1万8千回を超えている。
この1カ月をみてみると、毎日
150回以上再生されているのだ。
特にこの曲の私の演奏の出来が良いとは、
思えないので、もうこれは楽曲のパワー以外
何者でもないね。
凄いね『Tears in Heaven』。

YouTube を収益化するためには、
チャンネル登録者数が1000人、
1年間の総再生時間が4000時間
必要だが、現在のチャンネル登録者数は、
196人、1年間の総再生時間は
530時間と、全く話しにならない。
それでも、将来的に
お金が入るようになったら凄いなぁと
思っていたのだけど、最近、ユーチューバーの
収入が激減しているとの記事を読んでがっかり。
人生そんなに甘くないわな。

最後の曲『Change the World』をアップしてから、
1カ月半も新しい曲をアップしていないけど、
一応、次の曲の練習はしてるんだ。
ほぼほぼ ええ感じに仕上がっているので、
近いうちにアップします。





2023.2.27

Monday MAT LIVE #3
さとしん




渋谷の MAT COFFEE にて、
新しいデュオのライヴ。
メンバーは、MAT COFFEE の
マスター(さとし)と私(しんや)で
その名も「さとしん」。
ええ、安易なネーミングです。

MAT COFFEE では、2019年に
そろそろソロ・ギターというライヴを
始めたけど、2020年にパンデミックに突入し、
そのプロジェクトは、YouTube に移行した。
ソロ・ギターのライヴは、どちらかというと
ライヴというよりお店の BGM 的な感じで
始めたこともあり、ライヴらしいライヴは、
2019年10月以来、実に3年4ヶ月ぶりだった。

今回は、割と余裕を持って練習に取り組めた
感じで、十分な準備が出来たつもりでいたが、
やはり本番は違うね。
12曲演ったけど、全曲 納得のいく演奏が
出来るにはまだまだ道が遠い感じだな。
節操もなくやりたい曲をただ年代順に
並べるというセットリスト。
やっている方は、楽しいんだけど、
聴いている方はどうだったのかしら。

お集まりいただいた皆様、ありがとうございました。
またやります。




[ SETLIST ]
1. Oh! Darling(The Beatles)
2. 傘がない(井上陽水)
3. 時の過ぎゆくままに(沢田研二)
4. 気絶するほど悩ましい(Char)
5. 青い瞳のステラ、1962年夏…(柳ジョージ)
6. あなたに(安全地帯)
― 休憩 ―
7. 横浜ホンキートンク・ブルース(松田優作)
8. I LOVE YOU(尾崎豊)
9. Change The World(Eric Clapton)
10. 家族の風景(ハナレグミ)
11. 魔法の絨毯(川崎鷹也)
Ec. 氷の世界(井上陽水)

[ MEMBERS ]
Vo:さとし
Gt:しんや

@MAT COFFEE





2023.3.3

ギタリスト 爪問題

エレキギター、アコースティックギターは、
多くの人が フラットピック を使って弾いている。
フラットピックというのは、ギターを弾くときに使う
三角形の道具。

フラットピック


素材は、一般的にセルロイド、ナイロンが
多いが、その他にもべっ甲、石、木、と様々。
形も厚みも様々で、弾き心地も音も違う。

また、指に付けるタイプのピックもあって、
親指用をサムピック、それ以外の指用を
フィンガーピックと呼ぶ。

サムピック


フィンガーピック


ピックと指弾き両方という人も結構いる。
まれに指弾きのみという人もいる。
クラシックギターの場合、私の知る限り
ピックは使わないので、皆指弾きだろう。
たぶんピックを使ってはクラシックの曲は、
弾けないと思う。
指弾きの人の中には、フィンガーピックや
サムピックを使う人もいれば、何もつけずに
自分の指だけで弾く人もいる。

私は、ギターを弾いて今年で50年になるが
弾き始めてから、ずっと指弾きと
フラットピック弾き、両方でやっていた。
といっても半々というわけでなく、
8割以上ピックで弾いていた時期が長かった。
指弾きは、フィンガーピックやサムピックは
使わない。

10年以上前から、指弾きとピック弾きの
音量差に悩みだして、それならば全部指弾きに
しようと試みたのが、今度はプレイによっては、
指で弾くと物足りなくて、結局ピックを持って
しまうということの繰り返しの時期があった。
そういう時期を経て、全くピックを持たなくて
全て指で弾くようになったのは、
この5〜6年ほどのことだ。

ピックを使わずに弾くことに憧れていたので、
それは嬉しいことなのだけど、
次の問題が発生してきた。

爪だ。

フラットピックでやっていたような、
コード・カッティングを爪でやるために
爪が摩耗し、割れてしまうのだ。
そのため、長時間の練習は避けなければならない。

今週の月曜日ライヴを演ったが、
ライヴの時、つまり本番は手加減せずに
力いっぱい弾くので当然、爪へ負担も大きい。
本番までにある程度練習も重ねているので、
爪は本番の時点で、すでにある程度の
ダメージを受けている上で、手加減なしの
演奏をすることになる。

YouTubeにアップしているソロ・ギターのときは、
爪を使うことは、ほとんどないのだけど、
今回のライヴで演った曲は、結構、
ギターをかき鳴らす曲もあったのでなおさら、
爪は、損傷する。



上の写真は、ライヴから2日後に撮ったもので、
少し手入れをした後だ。
ライヴ直後は、もっと酷かったわけだ。
写真の爪の左側が、大分削られた上、
へこんでいる部分は、割れてしまったんだ。

で、この状態になると、激しいコード・カッティングの
プレイはしばらく出来ないことになる。
やり続けると、今度は爪がもっと削り取られ
やがて血を流しながらの演奏になるだろう。
血を流すのも痛いのも好ましくないが、
何より爪がなくなることで、出したい音を
出せなくなるのは困る。

写真は親指だけど、人差し指、中指、薬指も
時々爪を使うので、やり過ぎるとこれも損傷する。
練習はしたいけど、手加減しなければならにという
ジレンマに陥る。
全て爪で弾くギタリストもいて、彼らにもこれは、
いつも問題となっている。

それで、人によってはフィンガーピックを使ったり、
つけ爪を付けたり、自分の爪を堅くするために
薬品(たとえば聞いたことがあるのは、接着剤の
アロンアルファ)を爪に塗ったりと、各々工夫と
探求が繰り返されてきた。
これは、個人個人によって、正解が違うという、
ギタリストにとっての永遠の大きなテーマなのだ。

私は基本的に指の腹で弾きたい人で、
必要な時に爪で堅い音を出したいんだ。
そうすると、演奏時だけ付ける、
フィンガーピックやサムピックでは、
(もちろん試したことはあるのだけど)
思ったプレイは出来ない。

また、困ったことに私の爪が柔らかい。
すぐ割れる。(栄養足らんのか?)

先の写真は右手の親指だったけど、
昨日、左手の中指の爪が
ご覧の通り割れてしまった。



これは、ギターとは関係ないと思うのだけど、
爪の先がギター弦に当たって割れ目が入った
所から割れた可能性も拭いきれない。

まあ、左手の爪の損傷は、珍しいことなので、
それほど問題ではないが、右手の特に
親指は、いよいよ何か対策をしないと、
練習さえできない、という状況に陥ってしまった。
(左手の爪は問題はないと書いたけど、痛いよ。)

まずは爪に貼り付けるタイプの
つけ爪(ギタリスト用)を買ってみた。
試しに親指に付けてみたのだが、
かなり微調整を施さないと快適な演奏は出来なさそうだった。
う〜ん、道は長い。

つけ爪


これを両面テープで爪に貼り、爪切りで切って
形を整える。
ギターを弾くたびにそれをやるとなると、
結構面倒だ。





2023.3.14

ギタリスト 爪問題 その2

先日、ライヴをして右手の親指の爪が
割れたので、対策として両面テープで
貼り付けるタイプのつけ爪を買ってみた。
一度しか試していないのだけど、
ギターを弾くたび(弾く前)に つけ爪を貼り付け、
爪切りとやすりで形を調整するというのは、
不精な私には向いていない。
おまけに微調整が難しく、快適に
弾けるように爪をセッティングできるように
なるのは、かなりの熟練が必要だと感じた。
何よりもそのことに時間を使うのが
私にはストレスで、これは無理だと気付いた。
というわけで、一度試しに付けてみただけで、
つけ爪案は却下だ。

次の案として、爪の強化。
爪が割れないように保護するベースコートを
発見した。
Kaina(カイナ)という日本のメーカーの
爪用保護ベースコート、その名も
「The Guitarist(ザ・ギタリスト)」。
おお、なんて頼もしい名前!



それもそのはず、フラメンコ・ギタリストの
沖 仁が監修したという商品。
フラメンコ・ギターは、かなり激しく弾くのだが、
ギターがナイロン弦なので、私のようにスチール弦
対策としてどれほど効果があるかは不明だが
ちょっと期待が持てる。

昨日、早速試してみた。
付け爪に比べて、とても簡単。
1分ほどで(完全ではないけど)乾く。
二度塗りして、90分ほど練習した。
ライヴで割れた部分がまだ完全には
伸びていない上、二度塗り程度では、
まだ強い爪が出来ていないので、
結論を出すにはまだ早いが、
丁寧に爪を育てるつもりで取り組んでみようと思う。
あるサイトには「ギター弾きにとって爪は
楽器の一部。ギター本体と同じで、
爪も一生使い続けるには日々のメンテナンスを
怠らないことが大事」と書かれていたもんね。



写真は、今日(練習の翌日)、もう一度
(これで三度塗り)ベースコートを塗った状態。
爪左部分のベースコートが少し面で剥がれたように
見えるのは、おそらく練習で剥がれてしまったものと思われる。
パッと見た目は、塗った爪と塗っていない爪とは
それほど差はない。
よく見ると塗った方が爪が乳白色というのか、
白っぽい程度。
それにしても、あんまりきれいな指先じゃないね。





2023.3.26

YouTube
そろそろ ソロ・ギター No.36
"Country" (Keith Jarrett)


3ヵ月ぶりに YouTube に演奏動画をアップした。
この度のお題は、ジャズ・ピアニスト、
キース・ジャレットの『カントリー』。
シンプルで美しい曲で大好きだ。
あまりジャズらしくないシンプルな
コード進行にどこか郷愁を誘うメロディ。

キースは、アメリカ人なのだけど、
この曲は、ノルウェー人と組んだ
ヨーロピアン・カルテットと言われている
メンバーと1977年にレコーディングされた。
スタジオもオスロ(ノルウェー)だったようだ。

この曲が、ノルウェーで書かれたものか
アメリカで書かれたものかは分からないのだけど、
メンバーや録音地の影響は当然、
演奏に現れるだろう。

色んなアーティストがカヴァーしていて、
もうスタンダードと言っても良いだろうな。
ジャズの人たちはもちろん、
山弦(佐橋佳幸&小倉博和)、
The DUO(鬼怒無月&鈴木大介)という
二組の日本人ギターデュオもカヴァーしている。
Steve Gadd の『Gadditude』に収録された
ヴァージョンも渋くて良いが、
何よりオリジナルが良いと思う。

キース・ジャレットは、一度はナマで聴いておくべき
アーティストだと思う。
しかし、何度も来日していたのだが、残念ながら
その機会を逃してしまった。
脳卒中の後遺症で、現在は活動しておらず、
今後の復帰も難しいらしい。

キースのことを知ったのは、1996年。
95年の暮れに東京に出てきた私は、
自由が丘のオーセンティックな BAR で、
バーテンダーの修行をすることになった。
修行というほど厳しいものではなく、
研修といった方がよいかも知れない。
その BAR ではそれまで私が聴いたことのない
音楽を流していた。
たとえば、ポルトガルのマドレデウスや、
アイルランドのエンヤ、
イギリスのマイク・オールドフィールなど。
そんな中にキース・ジャレットの
『ケルン・コンサート』もあったんだ。
これらは、店主のKさんのセレクトだった。
Kさんは、普段はロック好きなのだけど、
お店で流す音楽には、こだわっていた。
たまにレッド・ツェッペリンなんかも流してたけど、
不思議と違和感がなかった覚えがある。

私が、キースを知った1996年には、
すでに彼は体調を壊し始めていた。
その後も来日はしたんだけどね。


そろそろ ソロ・ギター "Country" (Keith Jarrett)






2023.3.27

YouTube
視聴回数5万回突破!


YouTube の私のチャンネル総視聴回数が
5万回を超えた。
3万回から4万回の1万回は、
2ヶ月ほどだったが、
4万回から5万回の1万回は、
約1ケ月半と 少しだがペースが上がった。

あいかわらず『Tears in Heaven』の
独走状態は続いており、この動画だけで
26,000回を超えている。
つまり、36曲の動画があるのだけど、
半数以上は『Tears in Heaven』が
稼いでいるというわけだ。
凄いよね、『Tears in Heaven』。
これは、楽曲の力であることは間違いない。
私的には、他にももっと聴いてほしいなと
思う曲があるのだけど、そうはいかないんだな。

これは、全期間(2021/5/18〜)の
視聴回数のグラフ。



右側4分の1あたり(2022年11月)から、
急に増えたのが分かるが、
その時に何があったのかは不明だ。
そして、緩やかだが右上がりに
増え続けているように見える。

その部分のアップ


2021年5月に1曲目をアップした時には、
視聴回数なんて気にするとは思っていなかった。
ただ、ソロギターを弾くために
何か目標が欲しかっただけなんだ。
でも、視聴回数が増えてきて、
数は少ないけど、コメントが入るようになると、
人間って、見事に欲が出てくるんだね。
まあ、それがやり続ける張り合いになるなら
それも良いだろう。
そして、そんな数字にとらわれず、
新しい曲にチャレンジし続けようと思う。


【2023年3月27日現在 記録】
視聴回数:50,022回
総再生時間:931時間
チャンネル登録者数:234

とらわれとるやないか。





2023.4.27

ギタリスト 爪問題 その3

前回、この問題でレポートした、
Kaina(カイナ)というメーカーの
爪用保護ベースコート「The Guitarist」。

昨夜二度塗りして、今日
90分練習したら、こんな感じ。



上部左側が剥がれてしまっている。
ピックを使わない私は、
アップピッキングの時、親指の爪で弾くので、
こんな風にベースコートが剥がれてしまうんだ。
アルペジオだけの曲もあるので
90分ずっと親指の爪を使ったわけではないけど
それでもこんな風になってしまう。

でも、考えてみると、ベースコートを塗っていないと
直接爪にこのダメージを与えてしまうわけで、
柔らかい私の爪は当然割れてしまうのだな。
なので、やはりこのベースコートを
塗って弾く方が良いのだろう。





2023.5.22

さとしん ライヴ
Monday MAT LIVE #5


2回目となる「さとしん」のライヴ。
@ MAT COFFEE(渋谷)
前回が2月27日だったので、あっという間に
3カ月近くが過ぎていた。
前回演った曲は『青い瞳のステラ、1962年夏…』
1曲のみで、他は全部新しいレパートリー。
今回は、数曲でコーラスにも挑戦したけど、
まあ まだまだ恥ずかしいレベルなので、
今後も精進します。

来てくださった方々、ありがとうございました。
またやります。




[ SETLIST ]
1. スローなブギにしてくれ(南佳孝)
2. 中央線(THE BOOM)
3. 「人間の証明」のテーマ(ジョー山中)
4. 涙をふいて(三好鉄生)
5. 青い瞳のステラ、1962年夏…(柳ジョージ)
6. One more time, One more chance(山崎まさよし)
― 休憩 ―
7. 戦士の休息(町田義人)
8. やつらの足音のバラード(かまやつひろし/ちのはじめ)
9. ジャスト・ビコーズ(J-Walk)
10. 神様の宝石でできた島(MIYA & YAMI)
11. 片想い(浜田省吾)
EC1. Don't Look Back in Anger(Oasis)
EC2. 涙をふいて(三好鉄生)

[ MEMBERS ]
Vo:さとし
Gt:しんや

@MAT COFFEE





2023.8.17

あこがれの テレキャスター・シンライン

2005年に楽器ショーに行った時、
衝動買いしてしまったのが、Fender の
Telecaster Thinline(1975年製)だった。



とても気に入っていたのだけど、2009年に
Gibson Byrdland を購入したあと、
罪悪感を薄めるため(?)に売ってしまった。
私が入手した時から、18年が過ぎたが、
今ではあの時の倍の値段で取引されている。
古いギターなので状態の良いものは
どんどん値段が高くなり、もう一度
手に入れたいと思っても中々難しい。
手放したことを後悔している数少ないギターだ。

Fender でも 日本製かメキシコ製なら
それほど高価でもなく、新品でも中古でも
手に入るのだが、どうもその気にならない。
最近、アメリカ製が再発売されたのだが、
それは、新品で 35万円ぐらいするんだ。
欲しいけれど、やはり躊躇してしまう。
18年前に私が買ったビンテージより高いし。

で、Fender に こだわらず、日本製の
70年代のコピーモデルで良いのが出てくれば
そんなに高くなければ、欲しいなと思っていた。

ところが、最近、日本製ビンテージも
値段が上がってきていて、70年代当時
5万円だったモデルが(状態が良ければ)
店頭価格で10万円を超えているものもあるのだ。

ちょっと前までは、国産の中古品が、
元の値段より高くなることなんて
なかったと思うのだけど、とうとう
そういう時代に突入したんだな。

で、先日、ネットで見つけてしまった、
AriaProU の TE500N というモデル。
1976年製らしい。
47年前のビンテージだ。
品番に 500 とあるように発売当時の価格は5万円。
ショップだったら、今なら10万円近くしたかも
しれないけど、売主が個人だったおかげもあり
それほど高くなく入手できた。
買うの、大分迷ったけどね。

AriaProU TE500N BACKAROO




人生初の AriaProU。
ボディーは、ホワイトアッシュで、
このように目の詰まった木目のものが
欲しかったんだ。
トップは2ピースでバックは3ピース。
以前所有していた Fender の76年製は、
トップは1ピースだった。
(バックは、写真が残っておらず記憶もない。)
また、Fender はトップを裏からくりぬいて、
バックで蓋をしていたのに対し、
この TE500N は、ボディサイドのちょうど真ん中で
トップとバックを貼り合わせている。
サウンドにどんな違いがあるか分からないけど。

おそらくフレットの打ち直しは
していないんじゃないかと思うが、
フレットの減り具合を観ると
年代の割にはそんなに弾かれていないように思う。
ネジ類のさびも少ない。
傷はそれなりにあるが、それは当然のことなので構わない。
というか、傷はビンテージギターの貫禄だろう。
76年製にとしては、全体的に状態の良い方だと思う。

前オーナーの話では「ポットがCTS、
コンデンサーがVitamin-Qにアップグレード」
されているとのことだが、それは前々オーナーが
施したことらしい。
YouTube でコンデンサーでどれくらいギターの
音が変わるかという動画を観たことがあるけど、
結構違うんだな。
まあ、聞き比べないと分からないし、
この手のことには、私は明るくないのだけど。

ネックプレートには、シリアルナンバーの他に
「MATSUMOKU」「MADE IN JAPAN」と
刻印されている。
「MATSUMOKU」というのは、
長野県にあったマツモク工業という
ミシンやギターを製造していた OEM の会社。
アリアプロ2の他にもグレコやフェルナンデス、
オービル、フェンダージャパンなども製造していた。
フジゲンと並んで日本を代表するギター製造会社
だったが、1987年に工場を閉鎖し解散したようだ。
70〜80年代の日本製の中古ギターの
取引の際、「マツモク製」とわざわざ書くほど
マツモク製は作りが良いと評判なんだ。

シリアルナンバーは「B76」から始まっている7桁。
これがもしかしたら、76年製の証しかも知れない。

実際に音を出してみると(家の中なので
あまり大きな音ではないけど)、中々に
ええ感じに枯れている印象。
やはり新品だとこの味はしない。
そして、弾きにくかったらイヤだなと思っていたが、
全く問題なし。
何の調整もしなくて良いほどだ。

気付くとテレキャスタータイプは、
J.W.Black、FRETKING、AriaProUと
3本 手元にあるのだけど、
本家(Fender)が1本もない。
過去には、Fender USA を2本、
Fender Japan 1本持っていたんだけどね。
(その他 テレモデルは、 Bacchus や
YAMAHA のマイク・スターン・モデルもあった。)
結局、買っては手放しを繰り返していると、
手元に残っているのは、本当に好きなギター
ばかりになるから、そういう意味では、
あの 75年製以外は、それほどでもなかったと
いうことになるな。
さて、このギターは、どうなるかな。





2023.8.26

YouTube 視聴回数 激減!

前回、私の YouTube チャンネルについて
ここに書いたのは、合計視聴回数が
5万回を超えた3月27日のことだった。
YouTube 視聴回数5万回突破!

その頃は、調子よく視聴回数が伸びていて、
1ヶ月半ほどで1万回に達していた。

5万回から6万回への1万回も
2ヶ月ほどで達成したのだが、その後、
6月の中頃から視聴回数が減り出した。

これは、Youtube 始めた2021年5月18日
から、今日(8月26日)まで全期間のグラフ。



こちらは、視聴回数が増え始める少し前、
2022年10月1日から今日までのグラフ。



今年の6月の中頃から減り出し、
7月に入ると10〜20回程度に落ち着いた。
調子のよかった時は、一日の平均が
170回を超えていたことを考えると、
10分の1に減ってしまった。

減った原因は、おそらく新しい動画を
アップしていないからだろう。
最後にアップしたのが3月26日の
『Country』なので、その3ヶ月後から
減り出したことになる。
今年はもうすぐ9月なのに
この1曲だけしかアップしていない。
まあ、このいう世界は常にアップしている
ことが重要で、何もしないで数字が
伸びるほど甘くはないわな。

練習中の曲、やりたい曲はまだまだ
あるので、ボチボチやっていきます。


8/26 現在
合計視聴回数 67,004回
チャンネル登録者数 291
総再生時間 1237.8時間

視聴回数 67,004回のうち、
4万回は『Tears in Heaven』。








2023.9.5

49年前の作品

春に大阪の実家に帰った際、
押し入れに入れっぱなしになっていた
私のもの(本、楽譜、日記などなど)を
入れた段ボール箱から、古い五線紙のノートを
発見した。

それには、私が人生で初めて作曲した曲の
楽譜が記されていた。
このノートが、実家にあるかどうかは自信が
なかったけど、その存在は覚えていて、
私の記憶では、小学2年生か3年生ぐらいの
時に作曲したものと思っていた。
ノートには5曲の楽譜が記されており、
それぞれ作曲した年月日が記載されていた。
作品1が、1974年10月30日で、
作品5は、1975年9月11日となっていた。
つまり、私は12際から13歳。
小学6年生から中学1年生にかけて
作曲した作品だったのだ。

作品1には『田園』というタイトルが付けられている。
恥ずかしいけど楽譜を発表しよう。

作品1『田園』


出だしの2小節は、ほぼほぼドボルザークの
『家路』(交響曲第9番「新世界より」
第2楽章の一部)だが、おそらくは、
パクったというよりは、どこかで耳にしたことがあり、
その影響ではないかと思う。
何よりも BPM(テンポ)を指定し、
「mp(メゾピアノ)」だの「f(フォルテ)」だのと
強弱を指定し、クレシェンドやデクレシェンドまで
書いているのが我ながら いじらしい。
終わりから3小節目には、フェルマータまで使ってる。
リコーダーを使って、作曲したと思うのだけど、
そういう抑揚を付けながら吹いていたんだろう。

5つの作品のうち、この作品1『田園』だけは、
初めての作曲だったからか、メロディを完全に覚えていた。
ほかの4曲は、楽譜を見たら思い出したものが
2曲、あとの2曲は、楽譜を見ても、
なんとなくそんなの書いたかなぁという程度だった。

作品2


楽譜の書き方の間違いは、ご容赦頂こう。
これは、Eマイナーで書かれている。
なんだかロシアか東ヨーロッパな感じ。(意味不明)

作品1も2もメロディをなぞると、
当然ジャズやロックではない。
思うに、自分の中では、間違いなく管弦楽だったんだと思う。
私には、オーケストラの演奏が聞こえてくるからね。

でも、なぜ5曲しか書かなかったんだろう。
5曲で才能が尽きたかな。





2023.12.4

退職モデル

にわかにギターの購入意欲が
上がってきている。
いや、具体的に欲しいブツがあるわけではない。
違う言い方をするならば、
具体的なターゲットなどなくても、
いつもいつも、どこでも常に、
ギターは欲しいんだ。
これは、ギタリストであるならば、当然のこと。
ある人が、それを「ギタリストのサガ」と
表現していたのを 何年か前に読んで
妙に納得した覚えがある。
まあ、ギター弾き全員がそういうわけでは
ないだろうけど。

今回の購入意欲の背景は、退職祝い。
昨年、還暦祝いとこじ付けて、
コリングスのセミアコを入手したが、
この12月で、18年勤めた会社を
退職することにしたので、その記念購入だ。
そんな記念購入なるものが、
世の中にあるのかないのか私は知らん。
でも私が、そう決めたのだからそれで良い。

どうせ買うなら、というか、退職するわけで、
収入が激減することを踏まえて、
手放す時にあまり値下がりしないモデルで、
私の欲を満たすモノが望ましい。

幸い、昨年購入したコリングスは、
新品の販売価格が、現在、税込143万円に
値上がりしており、妻には、財テクだと
ごまかしたこともまんざらではない状態になっている。

話しはそれるが、2005年に1975年製の
フェンダー、テレキャスター・シンラインを入手した。
Tokyo Guitar Show に行っての衝動買いだった。
30万円ちょうどだったと思う。
年代の割にあまり痛んでおらす、
とても良い個体であったと思うのだが、
2009年にギブソンのバードランドを買った時に、
良心の呵責に耐えられず(なぜ?)、
手放してしまった。
我ながら、全くもって、小物である。
30万円で買ったモノが、30万円で売れたのは
良かったが(委託販売だったので、私の手元には
24万円入った)、現在の市場価格なら、
60万円から80万円の間で取引されているモノだ。
これは、手放さなければ良かったと
ちょっと後悔している。

いや、私はギターが欲しいのであって、
高く売って儲けたい訳ではないのだが、
手放す時に高値が付くに越したことはない。
例えば、30万円で買ったギターが、
10年後に40万円で売れたなら、
10年間ただで使って、なお10万円お小遣いが
もらえたということになる。
30万円で売れたとしても、10年間ただで
使えたことになるもんね。
まあ、基本的に多くのギターは、
値打ちが下がる一方で、そんなに簡単には
値上がりしないんだけどね。

てなことを考えながら、趣味と実益を
兼ねた退職記念ギターを物色しているのである。
そんなことより「練習せえよ」という声が
聞こえるのは、気のせいか。





2023.12.11

さとしん ライヴ
Monday MAT LIVE #6




今日は、約7ヵ月ぶりの
マンディ・マット・ライブ。
実は3日前(金曜日)に滋賀県在住の
伯母(母の姉、89歳)が亡くなった。
伯母には子供はなく、夫もずいぶん前に
他界しているので、身寄りがない。
母を含め兄弟は、皆80歳超えの高齢の上、
遠くに住んでいて、そう簡単には動けない。
そういうわけで、現地に行ける身内が
私しかおらず、一昨日、昨日と滋賀に行っていたんだ。

死亡届けの提出や火葬の手続きなど、
初めてのことばかりで、金曜日の夜の時点では、
いつ火葬出来るかも分からず、
月曜日(今日)の夜、東京に
戻って来れるかどうかも分からなかった。
それにこの土日で、今日のライブの準備(練習)を
しようと思っていたこともあり、十分な準備もなく、
人前で演奏することに抵抗もあった。

仮に東京に戻っていたとしても、とてもじゃないが、
精神的に無理だと思った私は、金曜日の夜に
一旦中止(というか延期)の決断をした。

しかし、お店のオーナーでおり、シンガーの
屋代氏と話した結果、ギリギリまで諦めずに
開催する可能を見てみることにしたんだ。

面白いもので、そういう立場を取ると
火葬場の予約などもサクサク進み、
大阪の実家にお骨を届けた上で、
昨日のうちに東京に戻ることが出来たんだ。
東京に戻って来られないことも想定し、
今日は仕事を休む段取りにしていたので、
ライブ前に練習する時間も取れ、
無事に開催することが出来た。

気合で何でも出来るとは思わないけど、
それでもやっぱり、マインドが大事だなと
今回も感じたのでした。

思った以上に大勢のお客さんが来られ、
楽しいライヴになったよ。

[ SETLIST ]
カッコ内はオリジナル・アーティスト
1. 青い瞳のステラ.1962年夏(柳ジョージ)
2. 君をのせて(沢田研二)
3. 愛と風のように(BUZZ)
4. 心もよう(井上陽水)
5. LEAN ON ME(ビル・ウィザース)
6. ダンシング・オールナイト(もんた&ブラザーズ)
--- 休憩 ---
7. 涙をふいて(三好鉄生)
8. グッド・ナイト・ベイビー(ザ・キング・トーンズ)
9. 時代おくれ(河島英五)
10. シルエット・ロマンス(大橋純子)
11. さらば青春の時(アリス)
12. 君は薔薇より美しい(布施明)
EC. 愛は勝つ(KAN)

昭和のヒット曲中心に、
もんたよしのり、大橋純子、
谷村新司(アリス)、KAN と
お分かりの通り、今年亡くなった
アーティストの追悼の意味も込めての
ライヴだった。

今回の目玉は、布施明の『君は薔薇より美しい』。
以前から大好きな曲だけど、この曲を
ギター1本で伴奏するとは思わなかった。
作曲・編曲はミッキー吉野。
弾いてみて、とても上手く出来た、
素晴らしい曲だとよく分かったよ。







2023.12.17

著作権侵害?

今朝、YouTube から私のアップした動画を
削除したというメールが届いた。
削除された動画は、2021年7月26日に
アップした、私がアレンジしソロ・ギターで
演奏したイーグルスの『Wasted Time』。

メールには、「あなたの動画について、
著作権侵害による削除通知を受け取りました。
適用される著作権法に基づき、
次の動画を YouTube から削除しました」
と書いてあった。
「著作権者から動画の削除を要請」が
あったらしい。
著作権者って、レコード会社か
イーグルスの関係者か。
いずれにしろ、私にとってはある意味
光栄なことだ。

YouTubeでは、市販の音源、つまりCDや
ダウンロードで販売されているものを
使うのは著作権法に触れるけど、
自分で演奏したものの場合は、
問題がないと私は理解していた。

新しい動画をアップする時に、チェックがあって、
たぶん AI が判断するのだけど、
今まで何本か「著作権で保護されている
コンテンツが見つかりました」という風に
表示されたことはあった。
でも、それはその動画は収益化出来ないだけで、
特に問題はないと解釈していた。
今回は、アップしてから、2年以上も経ってからの
削除で、背景がよく分からないのだけど、
私の演奏を AI が、モノホンと勘違いしたと
いうことなのか?
まさか。

ちょっと面倒だけど、異議申立てをしてみようと思う。
どういうことか興味があるし、今後のためにもね。

そういうわけで、『Wasted Time』は、
現在のところ、幻の動画になっているんだよ。
それはそれで、悪くないな。

私としては、あれは自分でも上手く
アレンジできたと思っているので、
ぜひまた公開できるようにしたいと思う。





2023.12.20

異議申立て 送信!

先日(12月16日)、私の YouTube の動画、
EAGLES "Wasted Time" Solo Guitar Cover が
削除された。
YouTube からの通知メールによると、
「著作権侵害による削除通知を受け削除した」らしい。

今日、やっとゆっくり見てみたのだが、
削除通知の提出者は、
Universal Music Publishing Group だった。
そう、イーグルスの所属するレコード会社だ。

これで私のアカウントは、
「著作権侵害の警告が 1 件」と
なっているのだけど、どうも3件になると
アカウントが停止されるらしいんだ。
そして、本当かどうか分からないけど、
二度と YouTube を使えない、
ということもどこかで読んだ。
う〜む、それは困る。
これから、まだまだアップしたいと思っているのに。

今回削除された動画の場合、
著作権侵害には当たらない、と思っている
YouTube は、JASRAC と契約しており、
アーティストの CD をそのままアップしては
まずいけど、自分で演奏した動画の場合は、
OK なんだ。
しかし、"Wasted Time" の著作権を
JASRAC が管理しているかどうかまでは、
私は把握していなかった。

色々ググっていると、やはり私と同じように
動画を削除された人が情報を発信していて、
J-WIND というサイトでその楽曲を
JASRAC が管理しているかどうかを
調べることが出来るんだ。

で、調べてみると、この曲の一部の著作権を
JASRAC が管理しており、YouTubeでの
カバー演奏は、OKなことが分かった。
(もし、OKでなかったら、YouTube には
イーグルスのカバー動画がいっぱいあるので、
全部ダメということになってしまう。)

で、YouTubeに 異議申立てを送ったよ。

---(文面)---

著作権侵害の削除通知を受取り、
動画を削除したとのことですが、
削除された動画は、私自身がギター用に
編曲し、私自身が演奏したものです。
イーグルスの『Wasted Time』は、
JASRACが著作権を管理されており、
私の動画は著作権侵害に当たらないと
考えていますので、動画の復元を要求します。
または、著作権侵害であるなら、
明確な説明を送ってください。

JASRAC 作品データベース 参照URL
https://〜〜〜〜

よろしくお願いいたします。

-------------

この異議申立ては、法的な手続きのようで、
戸籍通りの本名、住所、電話番号、
メールアドレスを送る必要があった。
そして、以下のチェック項目に同意しなければならない。

□私は虚偽の申告をした場合には偽証罪に
問われることを認識したうえで、コンテンツが
誤認または取り違えにより削除あるいは無効に
されたことを確信しています。

□私は、住所がある地域(または住所が
米国以外の場合は、YouTube が所在する
司法管轄地区)の連邦地方裁判所の管轄権に
合意し、請求者からの訴状の送達を受理します。

□不正に異議申し立て通知を提出した場合、
YouTube アカウントが削除される場合が
あることを了解しています。

偽証罪なんて書かれると、怖いようだけど、
最悪、YouTube が使えなくなるだけだ。

今のところの状態。

「お送りいただいた異議申し立て通知は、
現在 YouTube で審査中です。
申し立てが認められると、対象の動画を
削除した著作権者に転送され、著作権者は
10 営業日以内に審査のうえ回答する必要があります」

へぇー、Universal Music が何か
回答くれるのかな。
どうなるのか、楽しみだ。

あの演奏は、今までに1605回視聴されており、
その回数は、私の動画の中でも5位だった。
自分でもとても上手くアレンジできたと思っている。
ぜひ、復元されますように。(祈)





2023.12.23

YouTube 演奏動画 削除問題
YouTubeからの回答


先日、私の演奏動画(イーグルスの
『Wasted Time』)が、YouTube から削除された件。
3日前に YouTube に対し
「これは、著作権侵害ではないだろうから、
復元して欲しい」という旨の異議申し立てを
送ったところ、今日、早くも回答があった。

「異議申し立て通知を提出する正当な理由が
確認できないため、このたびの申請を
受理いたしかねる」という回答だった。

うーむ、どうしたものか。
ハッキリと「この楽曲は、カヴァー演奏であっても
著作権侵害に該当します」と回答されれば、
それは私の勉強不足だったと、思うのだけど、
回答は肝心の部分に言及されていないんだ。

弁護士を立てて、突っ込むほどのことでもないけど、
こんな曖昧なまま終わるのもスッキリしない。

もうちょっと調べてみるしかないな。
あるいは、Universal Music に
直接問い合わせてみようか。







 ひとりごと