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つつみしんやのひとりごと 2008年 11


2008.11.1

映画の日

今日は、久しぶりに何の予定もない休日。

映画の日なので、2本、ハシゴした。

1本目は、「その土曜日、7時58分」(アメリカ映画)。

原題は、「Before the Devil Knows You're Dead」。

「悪魔に死んだことを知られる前に」 って意味だ。

どうもこれは、アイルランドの慣用句である

「May you be in heaven half an hour
before the Devil knows you're dead」
(悪魔が死んだことを知る30分前に天国に着いていますように)

というのから来ているらしい。

映画の冒頭でその文章が出てくる。

家族の崩壊、銃、暴力、ドラッグ とアメリカのダークサイドを

描いた作品。

予告編を見て、サスペンスかと思ったら、

ヘビーな人間ドラマだった。

割と評価は高いようだが、私は好きではない。

何しろ、救いがないから。

監督は、シドニー・ルメット。

1957年に「12人の怒れる男」 を撮った人だ。

今年、84歳というのには驚いた。


2本目は、邦画 「まぼろしの邪馬台国」。

竹中直人と吉永小百合が夫婦を演じる、

実在の人物、宮崎康平の半生を描いた作品。

こちらは、私には (満点ではないけど) 良い映画だった。

でも、世間の評価は 低い。

低い評価をしている人の、レビューを読むと、(なるほどね) と

思うが、そのほとんどは、私には気にならなかった。

宮崎康平のことも、邪馬台国のことも、知らなくても楽しめる。

主役は、宮崎康平(竹中直人) ではなく、和子(吉永小百合) だけどね。

それにしても、吉永小百合(63歳) って、若いし、きれいだ。

作品中、(たぶん) 30代から演じるが、あんまり、気にならないもん。





2008.11.2

父より息子への手紙

数ヶ月前のこと、何かを検索していて

たまたまたどり着いたブログがある。

タイトルは、「父より息子への手紙(起業家応援ブログ)」。

まだ、小さな息子宛に書いた手紙をブログという形で

公表しているのだ。

そのアイディアも斬新だが、内容も(起業家応援ブログ)と

あるように、著者が実践で得た起業ノウハウが、詰め込まれていて、

参考になることも多い。

更新日を週2回、月・木曜日と決め、2006年の7月から

2年以上、続けておられる。

最新は、246通目の手紙だ。

彼の子供たちが、大きくなって、仕事の壁にぶつかった時など、

この父からの手紙に救われることもあるのだろうな。


父より息子への手紙(起業家応援ブログ)





2008.11.3

おくりびと

本木雅弘主演の「おくりびと」。

予告編は観た覚えがないのだが、何かでこの映画のことを知り、

観たいな、と思っていた。

良い映画だった。

今年の私のベスト5入り、決定。

最近、邦画がいいなぁ。

「納棺師」 という職業があることも知らなかったが、

スゴイ仕事だと思った。

納棺師。

遺体を棺に納めるため、遺体の身体を清め、着替えをし、

化粧をするという仕事だ。

昔は、家族がやっていたようだが、それが、やがて専門家の仕事に

なったようだ。

映画は、たまたま、納棺師になってしまった主人公が、

戸惑いながら、妻に反対されながらも、本物の納棺師になっていく

様を描いている。

当然、たくさんの人の死が、関わってくるのだが、

死を忌まわしい、暗いものとしてではなく、ひとつの門出として

扱っていることもあり、観終わっても暗い気分にはならない。

あれだけ、泣かされるのに、何かすがすがしい気持ちにさせられるのは

素晴らしいと思う。

多くの人に観てもらいたい映画だ。

本木雅弘、山崎勉が良い。

本木の妻役の広末涼子は不評だが、

私は、そんなに悪いとは思わなかった。





2008.11.8

私が私であること

数日前から、「私が私である」 とは、どういうことかを考えていた。

きっかけは、数日前に発売された David T Walker の

ニューアルバム “THOUGHTS” のライナーノートに書かれていた

David の言葉だ。

「18歳の頃、あるライヴの時に 演奏をはじめて長い間やめなかったことが
あったんだ。その時に急に “僕” になったんだ!
それは、凄い衝撃だったよ。その後は、他のギタリストたちが どうかとか、
僕よりレベルが上だとか下だという様な考え方を しないようにもなった。
それをきっかけに、ステージに上がると ただ自分を表現すればいいんだ
と思うようになったんだ」

これは、1984年のインタビューの時の言葉らしいが、非常に興味深い。

話がそれるが、ずい分前だが、David のインタビュー記事で、

こんな話も読んだ覚えがある。

ある日、家に見知らぬ男が訪ねてきた。
彼は、宇宙のある星からやってきたという。
そして、「キミは選ばれた人間だからギターを演奏し続けなさい」
というようなことを言い、目の前から突然消えた。

さすがに、David もこの話は 人にあんまり話していない、

と言っていたが。

それは、さておき、「私が私である」 こと。

David のその言葉を読んでから、ずっとそのことが引っかかっている。

果たして、私は 「私でいる」 のだろうか?

否、こんな疑問が出てくるということは、

私は私になっていない ということだろう。

では、私は、毎日、誰なんだろう?

昨日、渡辺香津美がホストを務め、合計6人のギタリストが

出演する 「GUITAR HARMONIZR vol.1」 というコンサートに

行ってきた。

会場は、渋谷の C.C.Lemon ホール。

以前の渋谷公会堂だ。

出演は、渡辺香津美、野呂一生、天野清継、小沼ようすけ、山本恭司、

そして、よっちゃんこと野村義男。

この6人のギタリストと、松本圭司(Key)、グレッグ・リー(B)、

村石雅行(Ds) のサポートという豪華なメンバー。

この中からいくつかの組み合わせで、Jazz、Fusion、Rock を聴かせてくれた。

最後は、6人全員が一列に並び、数曲演奏したのだが、

Beatles の 「Hey Jude」 のメロディを 数小節ずつ交代で弾くのを

聴いていた時、突然、「私は私であること」 を感じた。

正しくは、「彼らが彼らである」、いや、「彼らひとりひとりが、

それぞれ彼らひとりひとりであった」 のだが。

同じ曲を弾いても、6人それぞれが、その人独自の表現をしていた。

誰かと闘うでもなく、媚びるでもなく、威張るでもなく、卑屈になるでもなく、

“自分を表現” していた。

ああ、これが、「私が私であること」 か・・・。

いや、だから 私が私になったわけではなく、何と言うか、

「私が私である」の片鱗を 感じたんだ。

うまく書けないけど。

そういえば、昨年の来日公演で David は、

“Thank You For Letting Me Be Myself” って 歌ってたっけ。





2008.11.9

私が私であること その2

私が、私でないとしたら、私は毎日、誰なのか?

いや、たぶん、その 「誰」 に該当する答えは なくて、

「私でない何者か」 に なろうとして生きているような気がする。

例えば、

私は、けちで臆病な人間なのに、そのことを隠し、

大らかで勇敢な人間でありたいと願い、

そのように振舞おうとする。

が、所詮、偽者なのでボロが出る。

そんな時、自分という人間の小ささを嘆き、批判し、否定する。

そんな風に考えると、

「私が私である」 ということは、言ってみれば

ひとつの 「悟り」 のように思えてくる。

「私が私であれば」 私を批判したり、嘆いたりすることはないのだから。

しかし、これは罠だ。

「悟り」 だと言い出した瞬間、

「私が私であること」 は、私の人生から遠のいていく。

なぜなら、「悟り」 は、そう簡単には手に入らないから。

ああ、ややこしい。

秋の夜長は哲学的なのだ。





2008.11.9

原田芳雄 二本立て

初めて飯田橋にある名画座 「飯田橋ギンレイホール」 へ行ってきた。

10,500円で会員になると、一年間、何本でも何度でも映画観放題だという。

う〜む、魅力的な話だな。


さて、今日は、邦画 「歩いても 歩いても」 と「たみおのしあわせ」 の2本立て。

「歩いても 歩いても」 は、阿部寛が出ていて、

「たみおのしあわせ」 は、オダギリジョーが出ている、くらいの予備知識で

行ったのだが、両方に原田芳雄が出ていた。

まず、1本目 「歩いても 歩いても」。

素晴らしかった。

あまりにも日常。

めちゃくちゃ普通。

どこにでもいそうな、ある家族の 夏のある2日間と、

その後を描いた作品なのだが、登場人物がみんな、

本当に親戚や知り合いにいるような人達で

すごく共感できたし、どっぷりストーリーに浸れた。

何か劇的な事件が起こるわけでもないのに

目が離せないストーリー。

悲しいわけでも、感動するわけでもないのに

なぜかラストでは、ホロリとさせられる。

悪意のない何気ない一言に引っかかったりする様が

面白く、親子、兄弟ってどこも似たようなものなんだな、

と思ってしまった。

主演は、次男役の阿部寛なのだろうが、家族全員が主役のような作品。

母役の樹木希林、父役の原田芳雄、姉役のYOU、

次男の妻役の夏川結衣と、役者もGOOD。

少し前に観た 「トウキョウソナタ」 もそうだったが、

ここのところ、家族をテーマにした作品を多く観ている。

先日観た 「その土曜日、7時58分」 も家族を描いていたが、

アメリカ映画だったので、あまり共感できなかったのかもしれない。

というのは、この 「歩いても 歩いても」 を外国人が観ても

こんなに共感できないんじゃないかな、と思ったからだ。

それぐらい、日本人の家族、生活というものを

うまく描いていると思った。

最近、日本映画が良いと思うのは、やはり私が日本人だからなのだろう。

途中、挿入されるギター音楽が良くて、誰かなと思ったら、

ゴンチチだった。

何しろ、良い映画なので、これも 今年のBEST5入りだな。


2本目の 「たみおのしあわせ」 も、家族、父と息子を描いた作品だが、

こちらは、コメディとまではいかないが、ちょっと現実にはなさそうな話。

前半は、ありそうな話なのだが、結末がぶっ飛んでいて、

私には何が起こったのか理解できなかった。

どういう風に解釈すれば良いかわからず、困ってしまった。

もしかしたら、凄く深い映画なのかもしれないが。

でも、面白くないわけじゃない。

オダギリジョーらしい、って感じだな。





2008.11.10

アメリカ大統領

オバマ氏、米大統領当選という話も たった数日経っただけで、

ずいぶん前の話のような気がするな。

さて、オバマ氏は47歳で、大統領になった。

ちなみに 私は、46歳で、同年代だ。

47歳って若い大統領だと思って調べてみたら、

42代大統領 ウィリアム・ジェファーソン・クリントンと

18代大統領 ユリシーズ・シンプソン・グラントは、46歳。

35代大統領 ジョン・フィッツジェラルド・ケネディは、43歳。

一番若かったのは、

26代大統領 セオドア・ローズヴェルト、42歳。

ひぇ〜。

アメリカでは、リンカーン、ジェームズ・ガーフィールド、

ウィリアム・マッキンリー、ケネディと、現職の大統領が4人も暗殺された。

フォードやレーガンなど暗殺未遂も入れるとかなりの数になりそうだ。

オバマ氏は黒人初の大統領ということもあって、

白人至上主義者らに狙われる危険もある。

アメリカでは、今でも白人優越主義を唱える秘密結社「クー・クラックス・

クラン(KKK)」などが活動しているという。

アメリカだけでなく、人種差別・偏見の問題は、日本人の想像を絶するようだ。

なんでも、早速イタリアの首相が、オバマ氏のことを

「日焼けしている」 と発言して問題になったようだ。


ちなみに日本はというと、

安倍晋三氏が52歳で内閣総理大臣になったのは、戦後最年少だが、

最も、若かったのは、

なんと 第一代 内閣総理大臣、伊藤博文で44歳であった。





2008.11.11

アメリカ大統領 その2

20年以上前、アメリカに行った時、驚いたことのひとつに

米国民の大統領の扱いがある。

当時、レーガンが大統領だった。

もしかしたら、観光客向けなのかもしれないが、

大統領の顔写真の絵葉書が、売られていたのだ。

当時の日本の首相は、中曾根康弘氏。

総理大臣の絵葉書は日本では見たこともなかったし、

当時の私には、どう考えてもあり得なかった。

今だって麻生首相の絵葉書ってどうよ、って感じだろ。

それに、国旗の扱いも違う。

日本では、日の丸が何かと微妙な存在であるのに対し、

アメリカでは、星条旗が愛されている (ように感じる)。

ちょうど、アメリカに行ったその頃、

ブルース・スプリングスティーンの 「Born in The USA」 が

流行った後で、そのアルバムのジャケットに

星条旗がデザインされていたので、大統領の絵葉書の件と共に

印象に残っているのだ。

しかし、日本にも政治家が、国民のあこがれ、ヒーローだった時代が

あったという。

明治はそういう時代だったと、

今、読んでいる司馬遼太郎の 「坂の上の雲」 には書かれている。





2008.11.12

欲 深 い

ずっと、やろうやろうと思っていて やってなかったことの一つに

使わない音楽機材や弾かないギターなどの処分があった。

楽器店に買い取りに持っていっても二束三文なので、

ネット・オークションに出すつもりでいたのだが、

面倒で中々手をつけなかったのだ。

先月、ギターやシンセサイザーなど数点を

知人がまとめて買い取ってくれたのをきっかけに、

オークション出品にやっと手をつけた。

やり始めると、思っていたほどの作業量でもなく、結構楽しい。

何より、毎日自分が出品しているものの値段が上がっていくのは

エキサイティングだ。

すでに9品出品し、ほとんどオークションは終了した。

先日、落札されたものの中にエレキギターがあった。

楽器店に持っていっても、せいぜい、10,000円。

良くても15,000円、もしかしたら、数千円かも、という品物だ。

でも、中古店で売っている値段は、たぶん、40,000〜50,000円だろうから、

まぁ、25,000円で売れたらいいやと、即決価格を

25,000円で出品した。

オークションに明るくない方のために説明しておくと、

即決価格というのは、「この値段で買ってくれるなら、

即あなたに譲ります」 という値段で、その価格で入札した人が

現れた瞬間、オークションは終了し、その入札者が落札者となる。

では、その値段で入札する人がいなかった場合どうなるかというと、

出品する時に設定した、終了日時が来た時点で、

一番高く入札している人が 落札者となる。

なお、即決価格は、決めなくても良い。

話を戻すと、開始価格 3,000円、即決価格 25,000円で始めた

そのE・ギターのオークション、終了日時を一週間先に設定したのだが、

なんと開始から、2時間も経たないうちに即決価格 25,000円で

落札された。

その時の、心境。

(ああ、30,000円にしとけば 30,000円でも売れたやろな。)

(いや、35,000円でもよかったかも知れん。)

と、なんとも欲深い。


また、先日、某有名アーティストのコンサートのチケットを

取ったのだが、行けなくなった。

なんと 14,000円もする席だ。

とりあえず開始価格 5,000円で出品。

たぶん、10,000円以上にはなるだろうと、即決価格は

元の値段 14,000円に設定。

結果は、3人が入札。

落札価格は、8,750円。

その時の、心境。

(開始価格を 10,000円にしといても 入札があっただろうに、失敗したな。)

と、なんとも欲深い。


でも、(こんなもん売れるんかいな) というものが、

数千円で落札されると 素直にうれしいし、

一週間、大勢の人が入札して、結果的に即決価格で落札されたり、

即決価格まではいかなくても、そこそこの価格で終わると満足がある。

また (これは、値打ちあるで) というものが、意外と誰も入札してこず、

がっかりして、仕方なく再出品時に開始価格をさげているものもある。

まあ色々だな。





2008.11.16

京都魂

ミシュランのレストランガイド東京版が話題になったのは、

去年のことだったか・・・。

早いなぁ、今年ももうすぐ終わりだ。

さて、今年のミシュランガイド・アジア版は、香港マカオが出るらしい。

なんでも、京都も候補に上がっているのだが、

京都は、ミシュランの取材を断っているお店が多いらしい。

外国文化の人に評価されたくない。

京都の文化は、一度や二度、来て食べただけで分かるものではない。

というのが、取材拒否の主な理由らしいが、

そんなことが話題になってしまった以上、

ミシュランも京都版の出版は諦めざるを得ないだろう。

それでも、出版したら、

「ホントに載せたかったお店には、

取材拒否されたので載ってない」 レストランガイド、

ということになる。

そんなもん、誰も読まんわな。

実は東京版も取材拒否した有名店があるそうだが、

どっちにしても私が行くようなお店は載ってないので関係ないか。





2008.11.17

うぅぅぅ〜 WANTED!

「そんなアホなぁ〜!」

と、叫びたくなるような映画でした。

「ウォンテッド」。

(こりゃ、マンガやな〜)、と思ったら、コミックが原作だった。

初めて 「マトリックス」 を観た時のような、映像の面白さを味わえた。

ちょっと、暴力的で痛いシーンも多いが、ドキドキハラハラで、

この迫力は、映画館で観たい作品だ。

そして、ロックな映画だ!(意味不明)

てっきり、アンジェリーナ・ジョリーが主役と思っていたら、

主役は、ジェームズ・マカヴォイ。

あんまり知らない役者だったけど、ダメな男から、スゴイ男まで

演じてて良かった。

でも、やっぱり、アンジェリーナ、カッコよすぎ。

初めて登場するシーンのあの雰囲気!

セクシーで、カッコよくて、貫禄がある女優って、今、彼女が一番やな。





2008.11.19

純喫茶磯辺

コメディ映画ということだが、腹を抱えて笑うような映画ではなかった。

時々、プッと吹き出してしまう場面は、あったが、

どちらかというと、家族愛と娘の成長をテーマに笑いも散りばめた感じだ。

宮迫博之が、出ているので興味があったのだが、

宮迫より、その娘役の 仲里依紗 が、良いと思った。

これから、楽しみな女優。

あと、先日観た 「たみおのしあわせ」 で、ちょっとゾクッとするような

役を演じた 麻生久美子 が、「たみおの〜」 とはこれまた違う

個性的な役柄で出演。

この人、一風変わった役が多いのかな。

別れた女房役の濱田マリ も、良い味出してた。





2008.11.20

手編みのベスト

もう、20年くらい前、大阪に住んでいた頃の話。

当時の彼女が、クリスマスだったか、バレンタインデーだったかに

毛糸の手編みのベストをプレゼントしてくれた。

それを着て、友人と街を歩いていた時のこと、

タイプの女性がいたので、(おっ、ええ女やん) と、

その女性を じろじろ見ていた。

するとその時、なんと着ていたベストが、まるで生きているかのように

私の胸の辺りをギュギュッと 締め付けたのだ!

「あんた、何してんの!?」 とでも言わんばかりに。

あれは私の思い違いではない、と 言い切れるくらい、

突然、はっきりと締め付けられたのだ。

ちょっと怖いけど、そういうことってあるねんな。

みんなも気をつけよう。 (何が?)





2008.11.20

三角関係



ネコにだって色々あるのだ。





2008.11.22

三角関係?

一昨日の 「三角関係」 の写真に

「これは、兄弟です」 というメールを頂いた。

なるほど、同じような毛色だし、そう言われればそうだな。





2008.11.22

至福のとき

昨日は、六本木 Billboard Live へ、David T Walker を

観に行ってきた。

昨年5月の初単独名義公演、そして12月には、再び来日。

今回で、本人名義としては、3度目の来日となる。

私は、90年代に彼が Band Of Pleasure の一員として来日した際、

2度観にいった覚えがあるが、その頃は、どちらかというと、

その Band のもう一人のギタリスト 山岸潤史 が目当てであった。

それが、初めて ナマで彼の演奏に触れた時、

一発で すっかりその魅力に取り付かれてしまったのだ。

昨日も、あの One and Only な音色とフレイジングで、観客を魅了した。

ここでも数日前、「私が私であること」 で少し彼のことに触れたが、

昨日も、David は、ただ David で、ギターを奏でていた。

あんな風に世界を表現できたら、どんなに素晴らしいだろうと、

思ってしまうのは、まだ、私は私でない証か。





2008.11.24

ブラインドネス

今日は、映画を2本観てきた。

1本目、ジュリアン・ムーア主演の 「ブラインドネス」。

突然、失明するという病気が感染し

発症者は、隔離病棟に入れられる。

そこでの人間の本性や社会の恐怖をあぶり出した

心理パニック・サスペンス。

というほど、パニック感がないし、サスペンスでもない。

確かに突然 失明するのは恐怖だが。

助け合っていかなかればならない隔離病棟で

果たして、あんな悪い人間が現れるのか、疑問。

まあ、それがなければ、映画にならないけど。

それに、伊勢谷友介と木村佳乃が出演しているのも、

別に登場人物が日本人である必要性もなく、

セリフに日本語が混ざるのも、必要ないように感じた。

おまけに、日本語のセリフに日本語字幕付き。なんで?

以下、ネタバレ 注意。

結局、ジュリアン・ムーアだけ、何故、発症しなかったか不明だし、

病気の原因も不明。

最後に、一番最初に発症した伊勢谷友介の視力が戻り、

みんな、これから視力を取り戻すのだろう、という

希望を持って終わるが、なぜ、突然見えるようになったかも不明。

そんなわけで、評価は低い。



容疑者Xの献身

2本目 「容疑者Xの献身」。

10月4日に封切されたので、もうすぐ2ヶ月になる。

続いているということは、面白いということだな、と思っていた。

動員数も330万人を突破したとのこと。

福山雅治より、堤真一が良いとの話も聞いた。

観た感想。

ポスター観ると、福山雅治と柴咲コウが大きく写っているけど、

いやぁ〜これは、福山と柴咲の映画じゃないでしょう。

完全に、堤真一と松雪泰子が主演でしょう!

福山と柴咲は、脇役に感じてしまった。

それぐらい、堤と松雪が良かった。特に堤。

TVドラマの 「探偵ガリレオ」 を観たことはなかったが、

どうも、この作品は、TV版とはちょっとノリが違うようだ。

私もこんなに重厚は話だとは思っていなかった。

福山の 「実におもしろい」 というセリフのイメージから

軽妙なエンタテイメントを 無意識に期待していたのだが、

いやいや、これは人間ドラマだ。

原作者が、「手紙」 の東野圭吾 で、

今作で直木賞に輝いたとのことを 観た後に知り、

なるほど〜、と思った。

原作も良いのだろう。

ロングランしているのも、分かる作品。

こちらは、お勧め。





2008.11.25

Martin Taylor

さて、何と書けば良いのか、しばらくPCに向かっているのだが、

言葉が思いつかない。

今日は、Martin Taylor のライブ。

ギター1本のソロ演奏のみ。

美しすぎて、何度も泣けてきた。

私もギターを弾くが、同じ楽器を演奏しているとは、思えない。

スローは、究極に美しく、軽快な曲は、ホントに楽しく、

超絶技巧を一生懸命にではなく、優雅に華麗に聴かせる。

でもどうして、お客さんが少ないんだろう。

みんな、知らないだけなんだろうな。

私は、2003年に初めて観に行って以来、

これで4度目だが、毎回素晴らしい。

ハズレなし。

そして、なんと明日、友人が招待状をもらったので行かないか?と

誘ってくれたのだ!

スゴイ、ラッキー!

先週は、David T Walker、今週は2日続けて Martin Taylor。

なんという幸せ。





2008.11.26

Martin Taylor その2

昨日、書いたとおり、今日もコットンクラブへ

Martin Taylor を観に行ってきた。

しかも、昨日と同じ席に座って観た。

演奏曲は、半分以上昨日と同じだったが、

曲は、同じでも彼の演奏は昨日とは違った。

もちろん、昨日と同じように弾いている部分もあったが、

かなり自由に その時その時で弾いているようである。

やはり、JAZZ なのだ。

お客さんは、昨日より多かったので良かった。

聴いている最中、

(このスタイルこそが、私のやりたいことだ!) と ひらめいた様に思い、

(そういえば、先週 David T Walkerを聴いた時も

これが、私のやりたいことだ!) と思ったな、と気付く。

なんと影響の受けやすい46歳。

単純。

でも、それぐらい素晴らしいっちゅうことなのだよ。


そして、今さらながら、Martin Talor ってスゴイ名前。

アメリカには、「Martin」 というギターメーカーも

「Taylor」 というギターメーカーもあるのだ。

Martin は、イギリス人だけどね。


Martin Taylor - Georgia on my mind





2008.11.30

越智順子

昨日まで知らず、ショックを受けたのだが、

7月27日に Jazz Singer 越智順子さんが 永眠された。

数年前、たまたま友人に誘われたライブで知り、

ファンになり、CDも購入した。

その後、2006年3月に渋谷 JZ Brat でのLIVEを観た。

その後も何度かライブに行きたいな、と思ったのだが、

スケジュールが合わず、見合わせてきた。

どうも病気だったようで、昨年11月に、活動を停止し、

治療に専念されていたようだが、それも知らなかった。

まだ、43歳。

早すぎる。残念だ。

冥福を祈る。


2007年11月4日岡崎ジャズストリートでの
「When You Wish Upon A Star」 が、YouTubeにアップされていた。
これが、最後の歌だったのかも知れない。
曲の終わりまで彼女の姿が見えず、
最後に彼女が 「また来年。ありがとう。」 と言うのが、なんとも辛い。

Junko Ochi 「When You Wish Upon A Star」




大石の妻子別れ

昨夜は、なんやかんやとしていたら、

朝の5時になった。

TV (NHK)で、講談なるものを放送していて、

何気なく見ていたら、面白くて引き込まれてしまった。

講談師は、神田陽子。

題目は、「大石の妻子別れ」。

そう、赤穂浪士だ。

大石内蔵助が、妻を離縁し、実家に帰らせる話で

実は、それも討ち入りの準備のためなのだが、

妻はそれを知らず、大石を恨む。

だが、討ち入りの後、大石の手紙で真実を知らされるという、

日本人には涙なしでは、聞けない話だ。

講談というものを、初めてまともに聞いたのだが、

今度是非、ナマで聞いてみたいと思った。

調べてみると新宿の末広亭や浅草演芸ホールで

落語などと一緒に、毎日のようにやっているようだ。


ひとりごと  ひとりごと