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Photo Report 2017年
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2017.1.2



あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

大晦日から、今日まで大阪に帰省しておりました。
今年の大阪の正月は、寒くなく、
街中の景色は、私の子供の頃の記憶の
正月とはすっかり変わってしまいました。
お正月らしさというものを感じなくなり、
少し寂しい感じもありますが、
かといって、私もしめ縄など
正月の飾りをしない人なので
言えたもんやないです。

大晦日、とても良い天気で
新幹線の中から、
こんな富士山を観ることができました。







2017.3.1

調 律

古いピアノの調律に立ち会った。
ピアノは「Atlas」と書かれたかなりの年代物。
調べてみると「Atlas」は、
1960〜70年代には、ヤマハ、カワイに次ぐ
国産メーカーであったようだが、
現在は製造されておらず会社もないようだ。

長年 放置されており、
メンテナンスもされていなかったようだが、
5時間以上におよぶ、調整調律で生き返った。

調律師によると50年以上は、
経っているだろうというヴィンテージだ。
鍵盤は、今ではワシントン条約で取引が
禁止されている 象牙。
(最近のピアノの鍵盤には樹脂が使われている。)

仕事を終えた調律師は、
思っていた以上に良い状態にまで
持って行けたと満足そうだった。
良い仕事ができたのだろう。
調律後の音色を聴くと
ピアノが喜んでいるような気がした。

ギターのことには、それなりに詳しいつもりでいるが、
ピアノのことは、ほとんど知らないので
彼の話が興味深かった。

ピアノは、ある意味 弦楽器なので
弦が切れれば交換するということは
想像がつくが、弦を止めてある木材部も
古くなると交換するという。
ここが痛んでくると、チューニングが
狂いやすくなるのだという。
ハンマーは、コンサートで使われるような
グランドピアノなら、しょっちゅう
取り替えられるという。
それだけ重要な部品ということだ。


調整中の内部



生き返ったピアノ






2017.3.11

井の頭恩賜公園と大道芸


写真教室の会場は、L.L.Bean 吉祥寺店の2階だった。
L.L.Bean から 井之頭公園まですぐだったので、
せっかくなので教室終了後、公園に行ってみた。
東京に来て、22年目になるが、
井之頭公園は初めてだ。

知らなかったけど、正式名称は、
井の頭恩賜公園(いのかしらおんしこうえん)。



土曜日で天気も良かったせいか、
家族連れやカップルで大勢の人が訪れていた。

井之頭公園とえば、今から40年以上前、
『俺たちの旅』で何度も見ていたので、
なんとなくその記憶があったのだが、
今日は人が多かったせいか、
思っていた感じではなかった。
(当時は、それが井之頭公園だとは
もちろん知らなかったけどね。)

大道芸人や、出店がたくさん出ていて、
ブラブラ散歩するには、とても良い。
桜の木に小さなつぼみが見られ、
満開になれば良いだろうなと思った。
近くであれば、休みの日に行くのにな。

手品、楽器演奏、ジャグリング、
紙芝居、似顔絵書きなど色んな大道芸が
見られたが、中でも私が注目したのは、
「人間美術館」。
外国でもマネキンのように動かない大道芸人は、
見たことがあるが、私が見たとき、
この人は、片足で立っていた。



見ていると、ピクリとも動かない。
両足で立っているならまだしも
片足でこの姿勢だ。
横には「弥勒菩薩像(みろくぼさつぞう)」と
書かれたサインが。
カメラを向けると、ゆっくりとピースサイン。
そして、チップの箱を指さす。

この写真では、分からないかもしれないが、
表情が素晴らしいのだ。

金剛力士像


考える人


女性がチップを箱に入れると、
サービスですと言わんばかりに
腰に巻いた白い布をチラッとめくる。

気になったので、ネットで
「人間美術館」とググってみると、
色んな所でパフォーマンスされているらしく、
YouTube に動画まであった。

雪竹太郎という人で、長く大道芸を
続けている方のようだ。
今日、私が見たときにはやっていなかったけど、
YouTube には、観客を巻き込んでの
パフォーマンスもアップされている。

彼のことについて、興味深い記事も
発見した。→これ。
雪竹氏からの手紙を紹介しており、
芸に対する、人生に対する彼の考え方には、
何か揺さぶられるものがある。

東京都は、ヘブンアーティストといって
大道芸を許可制にしたのだが、
その東京都の制度について
行政が文化を管理するのはおかしいと
一石投じている。

行政と大道芸で、思い出した。
話は、ちょっと脱線するが。
私は、数年前、路上でギター演奏をしたとき、
警察官に止められたことがある。
繁華街の橋の上で、誰の迷惑にもならない
場所を選び、しかもそんなに大きな音を
出したわけでもない。
しかし、警察官は「苦情があったので」と言った。
路上でギターを弾いている人がいることを
面白くない人も世の中には いるだろう。
そんな人が、警察に苦情の電話を
入れたのかもしれない。
警察が、やめろいうのに逆らって
演奏を続ける気はない。
ただ、その時、私が疑問に思ったのは、
警察官が私の住所氏名を訊き、
それをメモったことだ。
なぜ、訊く必要があるのだろう。
やめろと言ったら、やめた。
それで良いではないか。
もちろん、任意だろうから、
答えなくても良かっただろう。
でも、答えないことで、ややこしくなる方が
面倒だと思った私は、素直に応じた。

悪いことはしていないのだが、
警察官に名前をメモられるのは、
あまり気持ちのよいことではない。
確か「なんで訊くんですか?」ぐらいの
質問はしたような気がするが、
「一応、何かあった時のために」みたいな
あいまいな返答だったような気がする。

雪竹氏の文面を読んで、
文化って、なんだろって考えさせられた。





2017.4.25

端午の節句

なんとなく、
カーネル・サンダースおじさんが
気の毒に見えるのは 私だけでしょうか。







2017.5.5

北関東レポート その1
伊香保


この数年、毎年 GW には、1〜2泊の
国内小旅行に出かけている。
いつか 47都道府県制覇 を目論んでいて、
まだ私は北海道に行ったことがないので、
今年は北海道はどうだろうと調べてみると
GW は、めちゃくちゃ高い。
まあ、GWはどこに行っても高いのだけど、
遠くに行くと、交通費が高い分、
その割高感が強くなる。
それで、今年は 大阪出身の私には、
いまだに区別がつかない北関東、
群馬県と栃木県に行くことにした。

区別がつかないと書いたが、
草津温泉が何県か、答えられない、
そんなレベルなのだ。

東京から車で行くとひどい目に遭うのは
分かっているので、高崎まで新幹線。
そこからはレンタカーだ。

まずは、伊香保グリーン牧場へ向かった。
桜が満開。



モデルは妻。

羊と遊べたり、馬車に乗れたり、
結構な広さの牧場で、
子供連れで来れば一日遊べそうな感じ。

有料で羊にエサをあげることができるのだが、
エサ欲しさに金網から顔を出して、
抜けなくなった羊。



牧場を後にして、伊香保温泉へ。
ここは、365段の石段の両側に
温泉旅館やお店、温泉ならではの射的の
遊技場などが軒を連ねている珍しい温泉街。



365段の石段の先には、伊香保神社。







なんといっても石段の街である。

石段の湯



スナック石段



石段うどん



キャラクターは、当然・・・



いしだんくん(伊香保温泉観光宣伝隊長)





2017.5.6

うんこ漢字ドリル

テレビで「うんこ漢字ドリル」なるものを
紹介していた。
小学生の漢字のためのドリルなのだが、
全ての問題文に「うんこ」が含まれている。

例えば。
<小学1年生>

(田) んぼの どまんなかで うんこを ひろった。(読み)

(た) うえを しながら うんこを もらすおじいさん。(書き)

<小学2年生>

(刀) の先っぽに うんこを つけて たたかう男。(読み)

名 (とう) で うんこをまっ二つに 切りさいた。(書き)

こんな風なのが、1〜6年生まで発売されていて、
発売2週間で63万部突破の人気だという。
なんでも、子供が面白がって、
自分からこのドリルをやるというのだ。
中には朝起きて一番にこのドリルに
向かう子までいるという。
そんなに面白いのかと
本屋でちょっと見てみた。



もう、大爆笑。
これは、子供は大喜びだろう。
バカバカしいのだが、
大人だって笑わずにはいられない。
本屋さんに立ち寄ったら、
一度チェックしてみてください。

うんこ漢字ドリル





2017.5.7

北関東レポート その2
草津〜赤城山


一泊目は、草津温泉に泊まった。
家庭薬膳料理が売りの宿だ。

夕食は、薬膳料理ということで、
味は優しいのだが、ボリュームは満点。
8〜9品はあったかな。
朝食もたっぷり。

草津温泉といえば「湯畑」が有名だが、
今回泊まった宿は、温泉街の中心から
ちょっと外れていたので、
結局、湯畑は見学せず。

二日目は、赤城山を目指した。
さすがに GW。
所々で渋滞が発生している。

「赤城山」と聞くと、どういうわけだか
「赤城の山も今宵限り」というフレーズが
浮かんでくるが、一体何のセリフなのか
知らなかった。
妻と「金色夜叉」ではないかなどと
話していたのだが、「金色夜叉」は
熱海のイメージだ。
妻がやっと「国定忠治」だと思い出したが、
歴史に疎い私は、「国定忠治」の
名前は聞いたことがあっても
何者か全く知らない。

それなのに「赤城の山も今宵限り」という
セリフを覚えているのはどういうわけだろう。
間違いなく、幼少の頃に覚えたセリフだ。
きっと父が、言っていたので覚えたのだろう。

私は、「赤城の山も今宵限り」の続きが、
「来年の今月今夜のこの月を、
再来年の今月今夜のこの月を〜」と
続くように思っていたが、
それは「金色夜叉」の貫一のセリフでした。
めちゃくちゃや。

さて、赤城山の山頂エリアにある大沼という湖。
「おおぬま」と読んでも良いようだが、
正確には「おの」と読むらしい。

周辺は、1,600m超の峰なので、
ご覧の通りまだ春は来ていない。



赤い橋を渡ると



赤城神社がある。





ここには、まだどっさりと残雪が。



赤城山を後に、2日目の宿のある日光を
目指すも、今度は本格的な渋滞にはまり、
思った以上に時間がかかり、
あまり観て周れず。





2017.5.7

北関東レポート その3
日光〜那須塩原


日光に取った宿は、
シェフ夫妻が経営するペンション。
料理も売りだが、中庭にある貸切風呂は、
半分が屋根までガラス張りという
開放感のあるガーデン風呂。
私は夕食前に入ったので、
まだ外は明るかったのだけど、
夜暗くなってからだと、
星空を眺めながらの入浴ができるんだろう。

夕食時、普段はビールを飲まないけど
地ビールがあったので飲んでみた。
これが旨い!



日光(栃木県)にも地ビールはあるらしいが、
宿の主人によると「これが美味しい」とのことで、
ビールはお隣、群馬県の清酒メーカーが
つくる「オゼノユキドケ」。
確かに旨かった。

食事は、デザートまで入れて
7品のフレンチっぽい創作料理のコース。

メインの牛フィレ肉ステーキ


旅行3日目、最終日。
日光に泊まったとなると、
日光東照宮や中禅寺湖も観光したいところだが、
それは以前に行ったことがあるのと、
何よりもその周辺に近づくには、
渋滞が激しいので、そういう場所は
今回は避け、那須塩原の「もみじ谷大吊橋」へ。



全長320メートル。
しっかり作られているようだが、
やはり吊橋だ。
結構 揺れる。



おまけに橋の床は中央部が
網目になっていって、数十メートル下の
湖面が見える。



怖がりの妻は、片道渡り切ったあと、
「車で迎えに来て」と、
無理な注文をしていた。

このもみじ谷大吊橋、
「恋人の聖地」ということなのだが、
おじさんには何のことか分からん。
なんでも
「プロポーズにふさわしい
ロマンティックなスポット」
ということらしい。
観光客を集めようと色々工夫するんだな。
橋を渡るのは(往復で)大人300円、子供200円。

景色が良い。
この湖は塩原ダムの建設によってできたんだろうと
思うが(未確認)、前日の赤城山の大沼周辺には、
まだ新緑が観られなかったけど、
このあたりは、すっかり春です。



那須塩原を後に、レンタカーの返却場所
宇都宮を目指した。
最後は、宇都宮で餃子を食べて
帰ろうというプランだ。

宇都宮には初めて行ったが、
駅前は思っていたよりも大きなビルが
立ち並ぶ都会。

夕方5時だというのに
すでに行列のできている餃子店がちらほら
見受けられる。
GW だからか、普段からこんな風なのか
分からないけど。

あんまり、長時間並ぶ気はないので、
2組だけ待っている店に並んだ。
テレビ番組の収録で訪れたのだろうか、
店内は芸能人のサイン色紙がいっぱい。



餃子の味は、まあ美味しかったけど、
期待したほどではなかった。
もっと大勢並んでいた店は
もっと美味しいのかな。





2017.5.8

北関東レポート その4
番外編


伊香保神社 境内にあった松。



1本の松が二股に分かれたのか、
2本の隣接して生えていた松が、
引っ付いて根元が1本になったのか
分からないが、非常にきれいに分かれている。




これも伊香保温泉で発見。
東京では見たことのない
ドトール・コーヒーの自動販売機。




これまた、東京では見かけない
放射線量を記した看板。



「4月20日現在の屋外における放射線量は、
毎時 0.11 マイクロシーベルトです」とある。
もみじ谷大吊橋の駐車場にあったのだが、
これは福島原発が近いからなのだろうか。
近いといっても100キロ以上あると思うけど。


那須塩原 千本松牧場付近の道路。



気持ちいい〜。


宇都宮にて。
スタミナ健太。



顔が餃子です。
ちなみに、宇都宮駅前のビル内にあった
山野楽器には、餃子型のギターも
展示されていた。


ところで、
雨男の私は、旅行先で雨に降られることが
多いのだが、今回の旅では全く、
一滴も降られなった。
いよいよ、雨男卒業だといいな。





2017.5.29

うんこ漢字ドリル 2

先日、「うんこ漢字ドリル」のことを
ここ に書いた。

小学生がいる家庭では、周知のことなのかと
思っていたら、そうでもないようで、
小学4年生の息子がいる友人に聞いたら
知らなかった。
友人は、早速購入し息子に与えたらしいが、
当の息子は、読んで笑っているばかりで、
ドリルには一向に取り組んでいないらしい。
とほほ。

そんなうんこドリル。
2〜3日前にJR山手線の電車内の広告で発見!



「私」
1.うんこ中の(私)語は禁止とする。(読み)
2.(私)事ですが、本日うんこをしたことを
  ご報告いたします。(読み)
3.うんこをぶつけて桜の木を折ったのは(わたし)だ。
  (書き)

「極」
1.かれは、積(極)的にうんこに近づいていく。(読み)
2.究(きょく)のうんこをお見せしましょう。(書き)
3.ぼう険家が、北(きょく)ぐまのうんこを取ろうとして
  おそわれている。(書き)





2017.6.1

うんこ漢字ドリル 3


またも「うんこ漢字ドリル」の話。
日経ビジネスON LINE に
作者 古屋雄作氏のインタビューが
アップされた。

「うんこ漢字ドリル」は、
小学生の漢字の例文すべてに
「うんこ」が入っているというドリル。
発売後 約2カ月で発行部数148万部
(2017年5月12日時点)というベストセラーだ。

作った古屋氏によると、
「今の小学生の人口が約650万人だから、
その 1%が買ったとして
6万部程度は売れてくれれば」と
思っていたという。
嬉しい大きな誤算だろう。

クレームも多いだろうなと思っていたが、
意外に少ないのだという。
それは、例文をずい分と考えた結果のようだった。

新しいことって、強いな。


日経ビジネス ON LINE
「うんこ漢字ドリル」、ヒットの陰に3つの工夫





2017.7.29

夏 祭

夕方、家を出ると吹奏楽の演奏が
聞こえてきた。
近くの小学校の校庭での夏のお祭りだ。
せっかくなので覗いてみると、
地元の中学校の吹奏楽部が演奏していた。



今時の吹奏楽部にはエレキギターもいるのだな。
ソロコーナーになるとプレイヤーが、
ステージ前まで出てきて演奏してたよ。
私の時代とはずいぶん変わったもんだ。
校庭には、盆踊りのやぐらが組まれていて、
たくさんの屋台も出ていた。
夜には盆踊りで盛り上がることだろう。





2017.8.7

山梨一泊旅行

一泊二日で山梨へ行ってきた。
今日が私の55歳の誕生日ということで、
妻がプレゼントしてくれたのだ。
といっても、行き先を決めたり、
予約や計画を立てるのは、私の役目。

どこに行こうかなと調べていて、
料理の評判が高いペンションを発見。
宿を決める際に、食事は大変重要な要素。
なのでここに決まり。

昨年、GWに山形県酒田に行くと決めたあとに、
土門拳記念館に行きたいなと思ったら、
彼は、酒田市の出身で、酒田に
土門拳記念館があることが分かった。
今回も不思議なことに行き先が決まったあと、
その近くに行きたいところが現れた。

山梨県立美術館
ちょうど今、「日本の写真史を飾った101人」
という特別展を開催中なのだ。
このフォトコレクションでは、
日本写真史を代表する101人の写真家の
それぞれ 1枚ずつを展示しているというのだ。
これは、面白そうだ。

そういうわけで、
甲府の山梨県立美術館を目指して出発。

甲府でのランチは、甲府食べログ1位の
「専心庵(せんしんあん)」という蕎麦屋へ。
着いたのは午後1時頃だったろうか、
ちょうど駐車場が1台分だけ空いてた。

私は「十割粗びき蕎麦と十割細打ち蕎麦と
そば豆腐のそばセット」という
早口言葉のようなセット(1,290円)を、
妻は「ダッタン蕎麦コース(蕎麦2種と
ダッタンそばプリン)」(1,190円)を注文。



写真は、十割粗びき蕎麦。
同じ十割でも粗びきと細打ちでは、
ずい分 食感が違う。
細打ちの方が、食べやすいというか
一般受けするような感じだが、
粗びきは粗びきで旨い。
妻の注文したダッタン蕎麦も
味見したけど、それも旨かった。

昼食後、山梨県立美術館へ。



「日本の写真史を飾った101人」という展覧会。
101人のうち、私が名前を知っている人は、
たったの10人だった。
日本の写真史に重要な101人ということだが、
笹本恒子さんが入っていないのは不思議。
「フジフイルム・フォトコレクション」と
あったので、フジフイルムが笹本さんの
写真をコレクションしていないということ
なのだろうか。

101枚の写真は、1865年頃に撮られたものから
2001年に撮られたものまで。
19世紀に撮られた写真は、芸術作品というよりは
歴史的、記録的意味合いが強いように感じた。

私が名前を知っている数少ない写真家は、
ほとんどが見たことのある写真だったが、
どの写真家も1枚を選ぶのは難しい作業で
あったろうな。
選択肢が限られていたのかもしれないけど。

101枚の写真を観ていると、
自分の好きな写真と、あまり好きでない写真の
傾向が分かってきて面白い。

私が好きだなと思った写真は、
人物が写っていて、
演出がされていなくて、
そして、写っている「人」を感じられるもの。

なので、巨匠と言われている人の作品でも
演出が過ぎて、奇をてらっているように
見えるものは好きではない。
まあ、これは好みの問題。

で、101枚の中から、もっとも気に入った1枚は、
影山光洋という人が、1946年に写した
「手作りの小麦の収穫祝いの食卓」
という写真。



解説文には、
「(影山光洋は)『歴史を写すということは、
市民の生活が写っていなければ、本当の
意味での歴史の証人とはならない』という
信念のもとに、ひたすら撮影を続けた。
報道の仕事と同時進行で、
家族は常に被写体となった」とある。
この「手作りの小麦の収穫祝いの食卓」に
写る家族も影山の家族なのだろうか。
戦争が終わり、小麦が収穫された喜びと
未来への希望のようなものが、
写真に写る人々、特に小さな子供たちから
あふれ出ているように感じられる。

帰宅後、ググってみると、
写真集の表紙にもなった有名な写真のようだ。

せっかくなので美術館のコレクション、
ミレーの『落ち穂拾い、夏』や
『種をまく人』なども鑑賞。
正直あんまり良さは分からず。
数年前にゴッホの『アイリス』を
観たときのような感動
はなかった。

美術館を出て、
ペンション「ファニーポケット」へ。



料理は評判通り美味しかったが、
特筆すべきはその清潔感。
今まで何軒かのペンションに宿泊したが、
清掃が行き届いているという点では、
間違いなくトップだろう。

大体が、山の中にあるようなペンションだ。
トイレの片隅に小さな蜘蛛の巣があったり、
建物の中はそこそこきれいでも
庭の手入れが行き届いていなかったりするもんだ。
使う方も、山の中のペンションだから、
庭の雑草や、蜘蛛の巣ぐらい仕方ないと思ってしまう。
だが、「ファニーポケット」違った。
室内(洗面所、トイレ、風呂)も 庭も テラスも
全てに手入れがされていた。
これには、感動したね。

ぶっちゃけ、美味しい料理は、
レストランでお金を出せば食べられるのだが、
ペンションや旅館でここまで細やかに
手入れがされているというのは、初めて。

そんなペンションだから、
料理も当然、手が込んでます。
唯一苦言を呈するなら、
その料理の説明が長いことかな。
(どれくらい手が込んでいるかを
説明してくれるので。)

関係ないけど、もう15〜16年前のこと、
京都の有名な老舗旅館に泊まったことがある。
一泊食事付で ひとり4万円以上した。
残念だったのは、用意されていた半纏(はんてん)の
ポケットに前の客が使ったであろう
ティッシュペーパーが丸めて入っていたこと。
そんなんで、4万円も取ったらあかんやろ。





2017.8.8

山梨一泊旅行 2

山梨旅行、2日目の目的地は、
山梨県ではなく埼玉県秩父にある
大陽寺(たいようじ)。
ある人が Instagram に写真を
上げていたのを見て、
行ってみたいと思った。
深い山の中にあり、
宿坊もあり、座禅体験もできるお寺だ。

もし時間が合えば、座禅もよかろうと思い、
事前に電話で問い合わせたところ、
「座禅は朝の5時(5時半かな?)からです」
と言われたので、断念。

私は旅行に関しては、8割以上の雨男だ。
おまけに昨日は、台風が来ていることもあり、
午後からは 100%雨が降り出すことが
分かっていた。
案の定、大陽寺まであと数キロという所まで
来て、降り出した。
お見事。

大陽寺に着いたときは、
やや小降りになっていたので、
良かったけどね。

晴れていれば、ゆっくりしたかったけど、
何しろ雨なので、早々にお参りし、
大陽寺を後にした。





結構、大きなお寺で、
車は、数台止まっていたけど
なぜか人影が見えず、
ちょっと不思議な感じだった。





2017.8.14

山形レポート 1
義経焼


毎年、お盆には妻の実家(山形)に帰省している。
私も「帰省」というのかどうか分からないけど。
今年も二泊三日で行ってきた。

結婚して、18年。
山形(妻の実家)へは、20回以上行った。
妻の両親は、ともに80歳を超えているが、
義父はいまだに大工の仕事(もちろん現場に
でるわけではないが)を年に数回は、
頼まれてこなしているという。
義母は義母でマイペースに
毎日を楽しんでいるように見える。
不思議な妻の不思議で素敵な両親なのだ。

さて、山形へ20回以上通ったのに
見落としていたものがあった。
米沢の「義経焼」だ。

妻の実家は、東置賜郡(ひがしおきたまぐん)に
あるが、新幹線は、米沢駅で降りる。
そこから米坂線という単線の鉄道に乗り換える。

そういうわけで、毎年、米沢は通過するので、
今までに米沢牛の焼き肉を食べたり、
米沢の観光地(上杉神社など)を周ったり
していたもので、もう米沢のことは
知り尽くしたかのような気になっていた。
そんなもん、そんな簡単に知り尽くせる
はずはないのだが。

先日、山形在住の姪っ子が東京に
遊びに来たとき、お盆に帰省した際、
何を食べに行くかという話になった。
その時に初めて「義経焼」のことを知った。

「義経焼」は、米沢市民なら
食べたことがない人はいないと
言われているほど、ポピュラーな食べ物。
米沢市民のソウルフードと言われているらしいが、
米沢以外ではほとんど知られていない。

これは、食べてみなければということで、
義経焼発祥の店「羊肉のなみかた 金池店」へ
行ってみることに。



「行方(なみかた)羊肉店」は、
昭和33年に開業。
もともとジンギスカンの店であったようだが、
昭和35年に義経焼を開発。
昭和38年に食堂を始めたという。

「羊肉のなみかた 金池店」には、
レストランの横にミートショップが
併設されているが、羊肉しか取り扱っていない。
東京でも羊肉専門店って、
あんまり見た覚えがないぞ。



義経焼は、ジンギスカンのアレンジ版で、
ジンギスカンより羊肉を薄く切り、
味噌ベースの味付けで、ジンギスカン鍋で
ジンギスカン同様に野菜とともに焼く。
ラムは豪州産と国産とがあったけど、
国産(一人前1800円)を注文。

まず、ジンギスカン鍋に野菜と羊肉を
のっけます。



野菜は、キャベツとタマネギ(ほとんどキャベツ)。
次に「魔法の水」をかける。
これは羊肉の臭みを取るのと
味を野菜にも行き渡せるためらしい。



そして、お皿で蓋をして 3〜4分。



出来上がり。



味噌味と聞いて、甘っ辛い濃い味を
想像していたが、意外にあっさりしており、
羊肉の臭みもなく、いくらでも
食べられる感じ。
近所ならば、間違いなくリピートするなぁ。
通販もやっているので食べたくなったら、
買ってみよう。





2017.8.15

山形レポート 2
納豆餅とじんだん餅


結婚して間もない頃、
お正月だったと思うが、
妻の実家に行って、
衝撃を受けたのが、「納豆餅」。
大皿に大量の納豆にまみれた餅が
乗っかっているのだ。
大阪では絶対にお目にかからないものだ。
もちろん、大阪でも納豆は売っているし、
関東ほどではないにしろ、
食する人たちもいるが、
それはあくまでもご飯のおかずとしてだ。
しかし、納豆餅はおかずではないだろう。

そんな衝撃の納豆餅は、
山形のスーパーで、普通に売られております。



ついでにその横に並んでいた
「じんだん餅」。



「じんだん」は「ずんだ」とも言われる
枝豆のあんこみたいなものだ。
このずんだ餅も大阪では見たことがなく、
初めて食べたときは、めちゃくちゃ感動した。
これは、山形だけではなく、
東北だと大体あるようだ。
仙台の土産でも売っているよね。
しかし、小豆のあんこのようには
日持ちしないらしく、東京では
あまり見かけることはない。
たまに東京でも駅中などで冷凍で
売っているのをみかけるので、
食べたことのない人がいたら、
ぜひ食べてみてください。
美味しいよ。





2017.8.18

山形レポート 3
空と雲


山形の空は、広い。
山形といっても、妻の実家がある
東置賜郡は、山形盆地ではなく
米沢盆地にある。

空が広いと感じるのは、
米沢盆地の盆地部が広く、
田園が続き、視界を遮る
高い建物がないせいだ。

今回の帰省中には、雲が多かった。
その雲に太陽の光が当たり、
陰影を作るせいで、雲が立体的に
ドラマチックに見えた。

そんな空と雲の写真。

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2017.8.22

恵比寿の居酒屋




始めへんのかい!





2017.10.10

池上線フリー乗車デー

昨日のお昼前のこと。
出かけようと駅に向かうと
戸越銀座商店街が(デモ行進か?)と
思うほど人が多かった。
(本当に何かのデモ行進だと思った。)

何ごとかと思うと、
昨日は 10月9日(トーキューね)で
東急電鉄の「開通90周年記念イベント」と
いうことで、池上線全線が1日乗り降り自由
(無料)になっていたのだった。
沿線の商店街などでは、数々のイベントなども
催されていたようで、その影響で多くの人が
池上線沿線を訪れていたようだ。

「沿線地域の活性化」が目的らしく、
「電車を1日無料で利用できる取り組みは、
首都圏の鉄道会社で初」ということらしい。

いくらか料金を支払えば、1日乗り放題というのは
あったが、無料というのは確かに聞いたことがない。

これは想像だけど、
地下鉄など他社との相互乗り入れの問題などから、
池上線以外では、実現が難しかったんではないだろうか。
それに、池上線であの混雑だとすると
田園都市線や東横線では、
とんでもないことになりそうだ。
先日、三軒茶屋へ行くのに、久しぶりに
田園都市線を利用したが、
帰宅ラッシュ時だったので、
もの凄い混みようだった。
池上線は、普段でもあそこまで混んでいない。

さて昨日、駅改札では、「1日フリー乗車券」を
配っていたのだが、間抜けな私は、
それをもらわずに自分のパスモで
電車に乗ってしまった。
(この頃は、車で通勤することが多く、定期券を
買っていないので、乗るたびに料金がかかる。)

五反田駅では、JR乗換もあり、
改札でスムーズに人が流れず、
ホームに人があふれていた。



帰りは、フリー乗車券をもらいました。



124円のことだけど、せっかくだからね。





2017.10.23

でかい・・・

1985年12月、クリスマス・シーズンに
ニューヨークを訪れた。
そこで観た光景は、当時の私の常識の枠を超えた、
アメリカのスケールの大きさを象徴していた。

こんなもんにリボンかけるのか・・・。


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2017.10.26

分かりやすいのか?

明治通りを歩いていて、標識を見つけた。



写真の通り、日本語表記「明治通り」の下に
英語表記で「Meiji-dori Ave.」とある。
これは、ちょっとおかしくないか?

「Ave.」は「Avenue」の略で、
「通り」という意味だ。
とすると、「Meiji-dori Ave.」は訳すと
「明治通り通り」ということになる。

なんでこんなことになっているか、
ちょっと調べてみた。

どうも、「Meiji-dori」だけでは、
外国人には理解しにくいという意見が
あったようで、数年前から、
国(国土交通省)が、
「観光立国の実現に向け、
道路案内標識が外国人旅行者にも
分かりやすいものとなるよう」との
取り組みを始めたのが理由のようだ。

それにしても、
「Meiji-dori Ave.」には疑問が残る。
仮に「Meiji-dori」とだけ表示されていたとしても
その標識の前に立てば、この広い道路の名前が
「Meiji-dori」というんだろうということぐらい
どんな国の人でも想像がつくんじゃないだろうか。
想像がつかなかったとしても
わけや意味の分からないことも含めて、
外国旅行の醍醐味だろう。
それに「dori」が「avenue」や「street」の
意味だと知ることも観光の一部じゃないだろうか。

思うに、駅のホームの表示など、
日本ぐらい、複数の言語で表記されている国が
他にあるのだろうか。

私は常々、日本はなんて親切な国だろうと
思うと同時に、何か日本が国ごと外国人観光客に
迎合しているような違和感を覚えている。

それは、 パリやローマに行って、
街の中の色んな標識が
日本語でも書かれていたら、
興ざめだなと思うからでもある。

そんなことをするより、中学高校6年間で、
もっと英語が話せるような教育をした方が
良いように思う。
まあ、今は私の中高時代と違って、
英語教育も改善されているだろうし、
英語は身近なものになっているのだろうけど、
だからといって、高校を卒業したらある程度
英会話能力が付いているとは思えない。

話がそれてきた。
道路標識の話に戻ろう。

この件で、調べていると
東京都足立区のサイトの「区長のあだちな毎日」
「道路名称の英語表記が変わります」と
いうのを見つけた。
そこには、国の方針に合わせ道路案内標識の
英語表記を行って行く旨が書かれ、続けて
こう記されている。

「電大通り」の英語表記が「Dendai-Dori St.」、
「綾瀬川通り」が「Ayasegawa River−Dori St.」
と表記されます。
日本人的な感覚から言うと、川とRiver、通りとStが
ダブっていて少々不思議な気もします。


「綾瀬川川通り通り」である。
まったくナンセンスだ。
これは、区長の言葉として書かれてあるのだが、
「不思議」ではなく「不自然」だし「不合理」だ。

もし、日本人に分かりやすいようにと、現地に
「ハドソン・リバー川」「ニュー・ヨーク・シティ市」
「ゴールデン・ゲート・ブリッジ橋」と
書かれていたならどうだろう。

英語表記があるから(分かりやすいから)
観光客が集まるのではないと思うのだが、
これが日本の「おもてなし」なのか。





2017.10.27

庚申橋西は?

昨日は「明治通り」の英語表記についての
疑問を書いた。
今日、渋谷区内のある交差点で
信号待ちをしていて、
その交差点名標識が目に入った。



「庚申橋西(こうしんばしにし)」。
昨日のことがあったので、
その下の英語表記に注意が行った。
「Koshin Bridge W.」とある。

あれ?
おかしいぞ。
昨日書いた、足立区の
「Ayasegawa River - Dori St.」と
同様に考えるなら、ここは
「Koshinbashi Bridge - Nishi W.」と
書かないといけないよね。

渋谷区は、まだそこまで
手が回っていないということか、
担当者が躊躇しているのか(まさかね)、
どういうことなんだろうな。



 ひとりごと