LAGUNA MOON MELLOW FLAVOR  LIVE GUITAR  LINK LYRICS


 つつみしんやのひとりごと  2017年 7月
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2017.7.1

3週連続ライヴ 3週目

「西荻発かがやきサロン杉並」という
イベントで、20分ほどの短い時間だったけど
演奏をしてきた。
これは、ミニライヴとセラピストの
トークという組み合わせのイベント。

あずっち(fl)との人前での演奏は、
先々週の妻の会社のイベントに続いて2度目。
前回は、知った顔が多かったので、
リラックスして演奏出来たけど、
今日はちょっとだけ緊張したな。
でも、お客さんも主催の方も
楽しんでいただけたようなので、
まずは成功でしょう。
予定していなかったアンコールまで
いただいたし。
演奏に反省点はあるけどね。





[ MEMBERS ]
fl:恒松あずさ
gt:つつみしんや

[ SETLIST ]
1. セロリ
2. Romeo and Juliet
3. 不思議な妻 (つつみオリジナル)
4. 真っ赤な恋の太陽の季節
  (「真っ赤な太陽」と「恋の季節」のミックス)
5. 3 Bossa Medley
EC. Tico Tico no Fuba

@ 西荻まちレストラン かがやき亭





2017.7.2

22年目の告白−私が殺人犯です−

割と高評価のようなので、
軽い期待を持ちつつ鑑賞。
藤原竜也、伊藤英明 ダブル主演の
映画『22年目の告白−私が殺人犯です−』
途中中だるみすることもなく、
ずっとスクリーンに引きつけられたので、
面白買ったといえば面白かったのだけど、
手放しで星5つを付けたいとは思えなかった。
まあ、現実味がないのは良しとして、
どんでん返しに意外性がないというのか、
後半、ということはこの人が真犯人?
と読めた時点で冷めた感じがする。

この映画、韓国映画『殺人の告白』
ベースにした作品ということだった。
『殺人の告白』は2013年に映画館で観たのだが
ストーリーは全く覚えいなかった。
『22年目の告白〜』を観終えてから、
なんとなく思い出した。

『殺人の告白』は「中々、面白かった」と
星4つ半を付けたことを思うと、
無意識にどんでん返しを知っていたので、
『22年目の告白〜』にはそれほどの
意外性を感じず面白みが欠けたと
いうことなのだろうか。

以下は、娯楽映画なんだから
そんなにマジに突っ込むなよと
いうことかもしれないが、
感じたことなので書いておく。

曾根崎雅人(藤原竜也)が殺人犯だと
名乗り出た後、そのルックスからか
サイン会では大勢の行列が出来るほどの
人気者になる。
しかし、曾根崎は殺人犯なのですよ。
5人も殺した。
仮にこれが実際の話だとして、
その殺人犯にサインをもらい、
握手をしてもらうと歓喜するような
若い女性が本当にいるんだろうか。
いるとしたら、異常者でしょう。
そこには、凄く違和感を感じた。

それから、単独犯であんな犯行が
何度も成功するというのも
あり得ないだろうし、
連続殺人犯の動機も説得力に欠ける。

あと、BGMがノイジーで耳障り。
わざとかもしれないけど。

想像だが、高評価を付けているのは、
若い人じゃないだろうかね。


★★★☆☆




フィル・マンザネラ
Phil Manzanera


ロキシー・ミュージックのギタリスト、
フィル・マンザネラのライヴに行ってきた。
この人のことは、名前さえ知らなかったけど、
ぴあポイントが貯まっていて、
その交換商品にあったので、どんなんか
YouTube で軽くチェックしたところ、
"Diamond Head" というインスト曲が
良かったので、行くことにした。

ロキシー・ミュージックといえば、
"More Than This "。
これは、1982年の大ヒット曲で、
私の年代ならば、知らない人はいないだろう。
ロックなのに ブライアン・フェリーの
歌声がやけにソフトなのが印象的だった。

数年前、ノラ・ジョーンズが
"More Than This "をカバーして驚いた。
ああ、こんな風になるんやと。
意外性とか驚きは大切です。

さて、フィル・マンザネラの今回の来日メンバーは、
2013年のアルバム『ザ・サウンド・オブ・ブルー』に
参加したメンバーを中心に新たにキーボーディストを
一人加えた総勢7名。
マンザネラ自身が、コロンビア人とイギリス人の
ハーフで、子供時代をキューバやベネズエラで
過ごしたということと関係あるのだろう、
メンバーは、ブラジル人やコロンビア人
(と紹介したように聞こえた)も含まれていた。

曲は、"More Than This " は、もちろんだが
他にもロキシー・ミュージックの曲を
やっていたようだが、実は私は
"More Than This " ぐらいしか知らない。

途中、ドラムとベースとヴォーカルのトリオで
"I Want You Back"(The Jackson 5)。
なぜここで?という感じだったけど、
これがなかなか良かった。
ヴォーカルは、ソニア・バーナードという
セクシーでエキゾチックな女性。
そのあと、1曲ギターの弾き語りもした。

マンザネラが「"Diamond Head" をやる」と
言ったら、すごく喜んでいたお客さんがいた。
きっと、長くファンなんだろうな。
("Diamond Head" は1975年の作品)

アンコールでは、キューバの曲だと言ったと
思うけど、完全にラテン。
ギターソロでは、その雰囲気から
サンタナか!と突っ込みたくなりました。


[ MEMBERS ]
フィル・マンザネラ / Phil Manzanera (Gt)
ルーカス・ポロ / Lucas Polo (Gt)
ヤロン・スタヴィ / Yaron Stavi (B)
ソニア・バーナード / Sonia Bernardo (Vo)
ジョアン・デ・マセド・メロ / Joao de Macedo Mello (Sax, Key)
アンドレス・メサ / Andres Mesa (Key)
ハヴィエ・ウェイラー / Javier Weyler (Dr)

@ Billboard Live 東京
2nd show





2017.7.4

天才の時代

この動画をご覧いただきたい。

Rock Free Concert - Crossroads 〜 Going down(feat. AKIRA)

この、ギターを弾くあきら君、
詳しいことはまだ調べていないのだけど、
どうも、このコンサートの時点(2015年)では、
13歳(中1)と思われる。
しかし、音を聴くと子供の弾くフレーズではない。
おまけにチョ―キング(ギターの弦を
持ち上げて音程を上げる奏法)の時の
恍惚の表情は、ベテランおっさんギタリスト
以外の何者でもない。
左利きに、SG というのも渋すぎる。
この観客の前で、Char さんと一緒にこの演奏。
度胸も かなりのものと見た。
一体何者なんだ!

これより1年前(2014年)に 熊本のイベントで
12歳にして Char さんの代表曲 "Smoky" を
弾く動画を発見。

AKIRA 「SMOKY」 12才の kids guitarist 小学生ギタリスト

これは、断じて小学生の音ではない!

13歳のデレク・トラックスを聴いた時の
衝撃を思い出した。

Derek Trucks - "Layla/Jam" July 4th 1993

山岸竜之介(ギタリスト)も中学生の時から、
凄かったけど、将棋の藤井君といい、
普通にこういう子供が出てくる時代になったのかね。





2017.7.5

ときどき写真展 72

Rainy Night in Tokyo




(July 4th, 2017)

ソール・ライターのおかげで
すっかり、雨の日の撮影が好きになってしまった。
といっても、外に出ての撮影ではなく、
室内からなのだけど。
これは、車の中から信号待ちの時に。





2017.7.6

しあわせな人生の選択
TRUMAN


大人のための良い映画だった。
こういう映画が、心に沁みる年に
なったんだと思った。
登場人物は同年代だし。

マドリードに住むフリアンは、末期癌。
そのフリアンに会うためカナダ在住の
友人トマスが4日間だけやってくる。
さよならを言うために会いにきたのだ。

映画はこの4日間の物語。
フリアンは死を覚悟し、治療をやめ、
愛犬の里親を探している。

トマスは、治療を放棄したフリアンに
考え直せと言おうとするが、
フリアンの決意は固く、
やがてトマスもその友人を受け入れる。

どんなラストが待ち受けているのだろうと
思いながら、観ていたのだが、
変な言い方だが、何も起こらない、
静かなラストだった。

海を越えてまで最後に会いに行く友人が
自分にはいるのだろうか、
会いに来てくれる友人はいるのだろうか。
そんな考えと同時に、
彼らの最後の別れを見て、
最後の別れは、特別なものではなく、
私たちの日常の中にある、と思った。

フリアンもトマスも、いとこのパウラも
フリアンの息子も元嫁も、みんな良い人。
パウラはちょっと激しい人だけど、
フリアンの死を受け入れられないがための
反応で、しょうがない感じ。

トマス役のハビエル・カマラは、
『トーク・トゥ・ハー』で
看護師役をしていた人だけど、
すっかり禿げあがってしまっていて
なんか別人のようだった。
実際、フリアンを演じたリカルド・ダリンとは
実年齢で10歳も違うのに、
年の差を感じなかったもんね。

アコースティック・ギターで
奏でられる劇中の音楽がとても良い。
アメリカ映画なら、鉄弦なんだろうけど、
スペインの映画なのでナイロン弦。
ギターとベース、ギターとピアノ、
ギターとヴォーカルといった風に、
デュオが多かったのも
デュオ好きな私には良かった。

映画は良かったけど、
邦題「しあわせな人生の選択」は、
どうも "賢明な選択" とは思えないなぁ。
もうちょっと考えなあかんで、配給会社の人。
原題「TRUMAN」は、ラストシーンに
重要な意味を持つ、フリアンが
息子のように可愛がる愛犬の名前。

スペイン・アルゼンチン製作。
ゴヤ賞(スペインのアカデミー賞)で
5部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、
助演男優賞、脚本賞)を受賞。


★★★★▲





2017.7.7

ZICCA ICCA

来月で55歳になるのだけれど、
人生で初めて、ファンクラブに入った。
ファンクラブというと、ちょっとミーハーな
感じがして、硬派な(?)私は、
今まで誰かのファンクラブに入ろうと
思ったことがなかった。
好きなミュージシャンがたくさんい過ぎると
いうこともあるけど。
で、人生に一度くらい、ファンクラブに入るのも
良いだろうと思い、入ってみることにした。

誰のファンクラブかというと、
Char さんのファンクラブだ。
今月発足したばかりで、
"Fan Club" ではなく "Fun Club" であったり、
クラブの名称が、「ZICCA ICCA」で
あったり、遊び心満載だ。

「ZICCA」というのは、オフィスがあるのが
Char さんの「実家」だから。
「ICCA」は「一家」、ファミリーということね。



写真は、ステッカーと会員証とピンバッジ。
ステッカーのロゴマークは、
竹中家(Char さんの本名は竹中尚人)の
家紋と ZICCA の「Z」と 竹 を
あしらった和洋折衷なデザイン。

会員特典は、会員専用サイトで
会員だけ観られるオリジナル番組「ZICCA TV」や
所蔵ギターを紹介するマニアックな
「Char the Guitar」などのコンテンツ、
また、ライブチケットの優先購入、
会員限定イベントへの参加などがある。

しょっぱなの「ZICCA TV」では、
「Char met」と称して、佐藤タイジと
戸越銀座商店街(近所!)をブラブラしたり、
ギターを弾きながら対談したり。
これからも、楽しみです。





2017.7.8

春風亭一之輔の
ドッサリまわるぜ2017


2012年に真打に昇進した一之輔。
この全国ツアーも5年目ということで、
今年は5周年記念Tシャツなんぞを
売っておりました。

この「ドッサリまわるぜ」ツアー、
今年は北海道から九州まで全国18公演。
私は、昨年と一昨年のこのツアーの
よみうりホール(有楽町)の公演を
観たのだが、昨年は一之輔の師匠の一朝、
一昨年は鶴瓶、(そしてその前の年は
小三治だったらしい)と毎年ゲストを
迎えていたのだが、今年はゲストなし。
つまりゲストを呼ばなくても、
よみうりホールのような1,000人規模の
ホールを満杯にする人気になったと
いうことなのだろうな。
本人は、「今がピークだと思ってます」と
言っていたけど、このピークは、
何か しくじらない限り続くんやないやろか。
ほら、あの、人気が下落するような
スキャンダラスな事件を起こさない限り。
いや、待てよ。
噺家の場合は、それはそれで、
面白くなるかもな。

オープニング、毎度このツアーでの
私服で登場のトークでは、
軽い毒をまき散らしながらも、
それが聞いていて某師匠のように
イヤに感じないのは、
一之輔の人間としてのかわいらしさなのでは
ないかとえらそうに思ってしまった。

トークのあと、落語。
まずは弟弟子の一蔵。
この人、1年ぐらい前にも観ているのだが、
印象がなかった。
でも、今日は面白かったので 憶えたよ。
演目は「猫と金魚」。
この数年で結構な数(のべ1500席以上)の
落語を聴いたのだけど、これは初めてだった。
いまだに聞いたことのない落語に
出会えるのは嬉しいな。
この噺、調べてビックリ。
原作者は田河水泡(漫画『のらくろ』の作者)。

一之輔は、「千早振る」「お見立て」と
休憩を挟んで「居残り佐平次」。
「千早振る」「お見立て」は、
何度か聴いたことがあったけど、
一之輔の「居残り佐平次」は初めて。
今年1月、立川談春の新春独演会で、
「居残り佐平次」って、こんなに面白い
噺やったっけ?と思ったのだけど、
一之輔の佐平次も面白かった。

でも、ひとつ疑問。
佐平次が仲間と品川の遊廓に
仲間と遊びに行くのだけど、
その割り前をひとり「1円」集める。
で、佐平次が最後にお店から出ていく時に
もらうお金が「20両」。
「円」と「両」が両方あった時代が
あるのだろうか。
そうすると、1両は何円?

ちょっとググってみたけど、
「居残り佐平次」の解説にやはり
「円」と「両」混在しているものと、
最後の 20両を 200円にしているものがあった。
どういうことやろなぁ。
一之輔に訊いてみたい。


[ 演 目 ]
オープニング・トーク 春風亭一之輔
「猫と金魚」 春風亭一蔵
「千早振る」 春風亭一之輔
「お見立て」> 春風亭一之輔
〜 仲入り 〜
「居残り佐平次」 春風亭一之輔

@ 有楽町よみうりホール






ありがとう、トニ・エルドマン
TONI ERDMANN


アカデミー賞外国語映画賞にノミネートの他、
カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞など、
世界の映画賞を数多く受賞。
その上、ジャック・ニコルソンが、
自らハリウッドでのリメイクを熱望したという
映画『ありがとう、トニ・エルドマン』。

数々の受賞もそうだし、
ジャック・ニコルソンが、リメイクを
熱望するってどんな映画かと
期待を持って鑑賞。

父と娘を描く、ちょっとコミカルな
ファミリー映画。
162分は、全く長く感じなかったけど、
正直、私にはあんまりよく分からなかった。

ルーマニアのブカレストにある
コンサルタント会社で働く、
キャリア・ウーマンの娘イネスを心配して、
ドイツからやってきた父。
数日後、帰ったと思ったら、
カツラをかぶり、入れ歯を付け
トニ・エルドマンと名乗る変な人になって
イネスの行く先々に現れる。
イネスにしてみれば、
全く迷惑この上ないのだが、
どういうわけか、全面的に拒絶しない。

最後の方で父が語る、生きる意味が
この映画のテーマだと感じたのだけど、
感動的なエンディングを期待していた
私には、少々肩すかし。

でも、一緒に観た妻は、
「私には分かるな」とパンフレットも
買っていたので、女性には共感する部分が
あるのかもと思ったら、
監督脚本は、マーレン・アデという
女性(ドイツ人)。

ネットのレビューを読んでいると、
父と娘のことだけではなく、
ビルのすぐ裏が貧民地区だったり
ドイツ人(巨大企業)とルーマニア人(労働者)の
EU内格差であったり、社会的な問題も
散りばめられている深い作品だったのね。
そんへんも、数々の受賞につながっているのだろう。

途中、イネスが父親に突然、歌を唄えと言われる。
教師だった父親は、キーボードで
ホイットニー・ヒューストンの
"GREATEST LOVE OF ALL" のイントロを
弾き始めるが、イネスは中々唄い始めない。
何小節か伸びたイントロのあと、意を決し
イネスが唄った "GREATEST LOVE OF ALL" が
良かった!

あと、イネスのバースデイ・パーティで、
覚悟を決めるのは、友達、彼氏ではなく、
上司と秘書。
この上司と秘書は素敵。

結構、笑えるシーンもあります。
ドイツ・オーストリア製作。


★★★★☆





2017.7.9

そんな風に見えますか?

会社で所有しているビルで賃貸している店舗の
エアコンが故障した。
修理してもそこそこの費用がかかるし、
古いものなので、新品に取り替えることにした。

そのエアコンは、貸主の所有なので、
私がエアコンの業者と打ち合わせをした。
営業担当者のMさんと 電話やFAXで数度、
現場で一度 打合せを済まし、
いよいよ工事担当者を交えて
先日、現場での最終打ち合わせを行い、
取り付け位置の確認等を行った。

私は、打合せのあと、Mさんから、
請求書と注文書を受け取って、
その日は終わりだと思っていたが、
なぜか Mさんが、
「ちょっと喫茶店でも行きましょう」と
言い出した。
かすかな違和感を感じつつも、
外での立ち話も暑いし、
私は Mさんに従った。

近くのカフェに入り、アイスコーヒーを注文。
席に着くと、しばし世間話のあと、
Mさんが言いにくそうに話を始めた。

「つつみさん、今から失礼なことを
申し上げますので、気を悪くしたら、
ごめんなさい」

一体、何を言い出すというのだろう。

「うちの会社は、コンプライアンスが
厳しいので・・・」と前置きのあと、
「つつみさんは、反社(反社会的勢力)では
ないですよね?」

なんだ、そんなことか、と思った。
不動産の仕事をしていると、契約書に必ず、
反社でないこと、反社と関係ないことを
記載する。
この頃はうるさくて、エレベーターの
保守契約にまで、盛り込まれている。
うちの会社は、不動産の免許を持っているが、
反社だったり、反社と関係があったら、
免許は取れない。

なので、そのように説明し、
きっぱりと「関係ありません」と回答した。

それにしても、あの前置きのあとの質問。
事務的に、「一応 訊いておこなければならないので
訊きますけど」という感じではなかったな。
Mさんに、私はどんな風に映っているんだろうか。
まあ、会社のコンプライアンスが本当に
厳しいのだろうな。
ということは、反社の人は、
エアコンも取り付けてももらえないということか。





2017.7.10

坂井レイラ知美

最近、YouTube で発見したシンガー、
坂井レイラ知美
スケジュールに、品川のトライベッカという
レストランで、ギターとのデュオが
あったので、観に行ってきた。
なんと、このお店、
ミュージック・チャージが300円!

行ってみると、ライヴハウスというより、
レストランでBGMに生演奏やってます的な
お店で、ライヴ中も演奏には耳を傾けず、
おしゃべりを続けるお客さんも多く、
音楽ファンとしては、
ちょっとなぁ、という感じ。
でも、こういうお店もありなんでしょうね。

そんな(どんな?)わけで演奏の方も、
「聴け!」という感じの演奏ではなく、
あくまでも「お食事を楽しみながら、
良かったら耳も傾けてくださいね」的な
やや控えめな印象。
ガッツリ、本気のライヴを聴くなら
ここではないな、という結論。
まあ、ミュージック・チャージ300円なので
仕方がないか。
次回は、JAZZ CLUB で聴きたい。


[ MEMBERS ]
坂井レイラ知美 (vo)
平岡遊一郎 (gt)

@ TRIBECA(品川)





2017.7.11

どんな確率なんだろう

"Chega De Saudade"(シガ・ジ・サウダージ)と
いうのは、ボサノヴァ第1号とも言われている曲。
たくさんのアーティストがカバーしている
ボサノヴァの代表曲のひとつ。

Antonio Carlos Jobim(アントニオ・
カルロス・ジョビン)が曲を書き、
詞は、Viniius de Moraes
(ヴィニシウス・ジ・モライス)が書き、
Joao Gilberto(ジョアン・ジルベルト)が
1959年に唄いヒットさせた。
(ウィキペディアによると、1958年に
Elizete Cardoso という人が録音したのが
1st レコーディングらしい。)

「シガ・ジ・サウダージ」は、
「サウダージは、もう要らない」という意味。
ポルトガル語の「サウダージ」は、
日本では「郷愁」と訳されるのだが、
ブラジルでいう「サウダージ」は、
「郷愁」よりもっと、やりきれない、
哀しい感情を表しているようだ。

アメリカでは、"No More Blues" と
訳され、英語の歌詞も付いている。

日本では、「想いあふれて」という
邦題が付いている。
なんとなくええ感じなのだが、
「サウダージは、もうたくさん」
「ブルースは、もういらない」という
ニュアンスは表されていない。

さて、梅林さん(フルート)とのデュオでは、
この "Chega De Saudade" を
10年前から何度も演奏しているが、
いまだに練習をしている。

今日は、梅林さんがドラムとベースの入った
トラックを用意してくれていて、
それに合わせて、"Chega De Saudade" を
録音しては聴きという作業を
2時間ほど続けた。
他の曲は演らず。
こういうことも珍しい。

で、ここからやっと本題。
帰り道、コンビニに寄ったのだが、
その店内で流れていた BGM が、
"Chega De Saudade" !!!

"Chega De Saudade" だけを
繰り返し演奏した日の帰り道、
寄ったコンビニで "Chega De Saudade"。

だから、なんやねんという話だが、
こんなこと人生でも二度とないよ。
こういうことが起こる確率って、
一体どれくらいなんだろう。
奇跡的なことだろ?





2017.7.12

ひし美ゆり子さん

ひし美ゆり子さんをご存知か。
私は、彼女のことを50年前(私が5歳の時)から
知っているが、名前はこのたび初めて知った。

ひし美ゆり子さんは、
「ウルトラセブン」に出演していた 女優さん。
そう、アンヌ隊員だ。

調べてみると、ウルトラセブンは、
1967年10月1日から1968年9月8日まで
放映されていた。
1968年は、私が幼稚園に入園した年だ。

先日、たまたまアンヌ隊員の写真を見て、
ふと、ある思いに至った。
もしかしたら、なのだけど、
私が「女」を感じた最初の人が、
アンヌ隊員だったのではないかと思ったのだ。

ウルトラセブンの前に放映されていた
ウルトラマンの科学特捜隊隊の
アキコ隊員(桜井浩子)には、
感じなかったエロスみたいなものを
アンヌ隊員には、幼稚園児なりに
感じとっていたような気がしてならない。

もちろん、5〜6歳児に「エロス」などという
区別はないので、違う表現をするなら、
初めて「きれいなオネエサン、好きです」と
感じたとでも言おうか。
とにかく、アンヌ隊員大好きだったことは
間違いない。
おそらく同年代の男性の多くが、
私と同じように淡い恋心のようなものを
いだいていたに違いない。

そんなアンヌ隊員も今年で70歳らしい。



う〜ん、かわいい。



う〜ん、りりしい。





2017.7.13

J.W.Black Guitars JWB-T
Made in Japan


テレキャスターは、
過去に数本所有していたけど、
全部手放してしまったので、
1本は良いのを欲しいなと
ずっと思っていたところへ、
今年は JULIAN LAGE、BILL FRISELL と
ライヴで 美しいテレ・サウンドを聴いて、
ますますその気持ちは強くなっていた。

デジマート(楽器店の総合サイト)で、
テレキャスターを検索し、
ウォッチリストが増えていく毎日。
まあ、見ているだけで楽しいので、
買わなくても良いのだけど。

気持ちは、ここんとこずっと、
Suhr というメーカーのテレキャスターに
傾いていたのだが、
中々、これというものがなかった。
いや、1本だけあったのだけど、
それは静岡の楽器店のモノだった。
2〜3週間前、ずい分と 迷って、
一回はカートにまで入れたのだけど、
最後の最後に思いとどまって買うのを止めた。
試奏してたら、よっぽど気に入らなければ
別やけど、おそらく買ってたやろな。

それで、色々見ているうちに
ついに試奏を決意させるモノが出現。
それが、フェンダー・カスタムショップの
マスタービルダーだった J.W.Black の
ブランド、"J.W.Black Guitars" の日本製テレ。

"J.W.Black Guitars" のエレキギターは、
BILL FRISELL が、アコースティック・ギターを
弾いているのと勘違いするというほどのもので、
興味はあったけど、Made in USA はちと高い。
といっても、新品で 50万円ぐらいなので、
フェンダーのカスタムショップ製より安い。
マスタービルダーのギターは、
50万円では中々ないので、
"J.W.Black Guitars" の価格は、良心的に思う。

で、もっと安く日本の皆さんの手に入るようにと、
J.W.Black 監修の日本製があるのだ。
日本製は、USA製の半値以下で手に入る。
弾き比べていないので、USA製と日本製が
どれくらい違うかは分からないけど。

で、試奏を決意させたモノというのが、
1970年代後期風だという、
ブラウンのボディに黒のピックガードのテレ。
パッと見、これ、山下達郎ですやん!
(厳密には、達郎氏のテレキャスは、
木目の見えないブラウンで、Fender だし、
そのギターは、木目が見えるので
ちょっと違うねんけど。)

で、弾いて しょうもなかったら、
買えへんぞと思いつつ、楽器店へ。

ターゲットを決めて、楽器店に入った時の
自分の行動がおもしろい。
まっすぐ、そのギターのところへは
行かないで、ぐるっと他のギターを先に
見てから、何気なく店員に
「これ、試奏させて」と
今、初めて目に入ったかのように言う。
もちろん、そんなこと店員は見ていないし、
興味ないでしょうから、
自分一人の世界のことですが、
楽器店に入ってからそのギターのところへ
行くまでの心の準備というか、
ちょっと、自分自身をじらすような、
変な儀式みたいなもんがあるのだ。

で、弾きました。
まず、軽い。
そして、音が太い。
合格!

ということで、購入。



ボディ材は、アッシュだけど、
カラーは、ウォルナットというようだ。



ストラップは達郎氏使用と同じものを
オマケしてもらいました。
あんなカッティングは、出来ませんが。




J.W.Black Guitars JWB - JP T/R -WAL-

Body: Ash
Body Finish: Lacquer
Neck: Maple
Neck Finish: Lacquer
Finderboard: Rosewood
Tuners: Staggered Vintage
Pickups: Original
Switch: 3 Way
Controls: Master Volume,Master Tone
Case: MONO





2017.7.14

ええ仕事してるなぁ

A lot of work went into it.
直訳すると
「たくさんの仕事がその中に入った」となるが、
これは「手が込んでいる」という意味だそうだ。
なるほど、ニュアンスは良く分かる。

でも「手が込んでいる」というと日本語では、
あまり良くない意味の時も使うので、
私なら「ええ仕事してるなぁ〜」って訳したい。

例えば、良いお寿司屋さんのネタが、
凄く丁寧に時間をかけて仕込まれていたりすると、
「これ、手が込んでるなぁ」と言うより、
「これ、ええ仕事してるなぁ」って言うもんね。

「work」は、時には「努力」という意味も持つので、
その商品(作品)のために努力が詰っているという
ニュアンスもあって、中々ええ表現だ。

A lot of work went into it.

この機会に覚えよう。
って、いつ使うねん。
使う機会がないとすぐに
忘れてしまうねんな、これが。

「使わないと忘れてしまう」は、

Use it or lose it.

と、言うそうな。
「使うか、さもなければ 失うか」ってことやな。





2017.7.15

ヒゲ族、御用達。

面白いことに、髪の毛は減る一歩だが、
ヒゲは50歳を過ぎた今でも 増え続けている。
ヒゲを伸ばし始めたのは、
20歳ぐらいだったろうか。
その頃は、まだ十分生えそろって
いなかったような気がする。

なんとなくヒゲを伸ばしている大人が、
カッコ良く見えたのが動機だが、
それだけではない。
毎朝、ヒゲを剃るなどという行為は、
とてもじゃないが朝寝坊の私には、
出来なかった。
伸ばしていれば、数日に一回の手入れで済む。
無精ヒゲとは、良く言ったものだ。

若い頃は、ハサミで手入れをしていたが、
ヒゲトリマーというのを見つけて買ったのが、
東京に出てきてすぐだったので、
良く覚えている。
1995年の暮れか96年の1月だった。
その時買ったのが、ナショナルの
ヒゲトリマー ER240B。



箱にビックカメラの値札が貼ってあり、
文字が消えかかっているが、
「\2,950」に見える。



このヒゲトリマーは、とても使いやすく、
22年使っていることになるが、
いまだに現役。
しかし、さすがに刃が大分傷んでいるのだろう、
この頃は 切れ味が悪いし、モーターも
へたってきている感がある。
それにしても、
まさか20年以上使えるとは思わなかったな。
一度も油を注したこともないんですぜ。
こいつは、アタリだったんだろうな。

ちょっと切れ味が落ちてきたな、と感じた
数年前、同じナショナル(たぶんパナソニック)の
新しいものを買ったのだが、どうも使いにくくて、
結局、この古いものを壊れるまで使うことにした。
新しいものは色々改良されていて、
使いにくかったのだ。
改良されて、使いにくいとはどういうことや。
シンプル・イズ・ザ・ベスト。
余計な機能は不要だ。

で、最近、いよいよ切れなくなってきて、
ヒゲのカットに時間がかかりすぎるのと、
ちょっと痛い時があるので
ついに終わりかなと思い始めた。

それで、数年前に買って2〜3回使っただけの、
新しいヒゲトリマーを探しているのだが、
見当たらない。
古いやつが壊れた時のために、
捨てることはないだろうから、
どっかにあるはずなのだが、
どこにも見当たらない。
どこ、行ったんやぁ〜。

う〜む、困った。
こういう場合、あきらめて新品を買うと、
たいてい見当たらなかったモノが、
ひょっこり現れよるねんなぁ。

それとも、あまりに使いにくかったので、
処分してしもたんやろか。
全く覚えていないねんけど。





2017.7.17

Maria Dream Live Vol.15

今日は 8年目、15回目となったまりあさんの
Dream Live。



ギターは、譜面台に隠れて写真では
見えないけど、先日買ったばかりの
J.W.Black Guitars JWB-JP-T。
とっても気に入っております。

まりあさんの衣装替えのため、
毎回、1曲インストを演るのだが、
今回は、先日亡くなられた 野際陽子さんを
追悼して『キーハンター』の主題歌
『非情のライセンス』を演奏した。

この曲、オープニングはインストだけど、
エンディングでは、野際陽子さんの歌入り
ヴァージョンが流れていた。
演奏しようと 思いついて、
改めて聴いてみたのだが、
カッコいいんだな、これが。
昭和のエッセンスたっぷりで。
毎度のことだが、本番では練習通りに
弾けなかったけど。
それにしても、
バンド演奏はホントに楽しい。


[ MEMBERS ]
佐久間まりあ (Vo)
つつみしんや (Gt)
古賀圭侑 (B)
斉藤りょう (Drs)
佐藤百子 (Cho)

[ SETLIST ]
1. ありがとう
2. Bossa-Jazz Medley
(Corcovard〜Cry Me a River〜別れのサンバ)
3. Come On-a My House
4. 歌謡曲メドレー
(ブルーライト・ヨコハマ〜恋のフーガ〜あなたならどうする)
5. 非常のライセンス (Inst.)
6. ちあきなおみメドレー
(四つのおねがい〜黄昏のビギン〜喝采)
7. 演歌メドレー
(星降る街角〜好きになった人〜北酒場)
8. アニソンメドレー
(ダンシング・ヒーロー〜タッチ〜銀河鉄道999)
9. プレイバック パート2
EC. LA BAMBA

@ SOUND CREEK Doppo (四谷)





2017.7.18

山手線 英語アナウンス

ずっと気になっていたのに
調べずに来たことがある。

JR山手線の車内の英語アナウンスだ。
英語で何と言っているのか、
何度聞いても聞き取れない部分があった。

例えば、大崎から五反田へ向かう場合。

「次は五反田、五反田。
お出口は右側です。
東急池上線、都営地下鉄浅草線は
お乗換えです。」

という日本語のあと、英語のアナウンスが流れる。

The next station is "GOTANDA".
The doors on the right side will open.

と、ここまでは、良い。
続いて。

Please change here for "the Tokyu Ikegami Line",
and "the Asakusa subway Line".

この "Please change here for" が、
何度聞いても「プリーズ・チェンジ・ヒア・ポート」と
聞こえ、「ポート」ってなんやろ、と思っていた。

でも、正解を知ってから聞くと
"Please change here for" としか
聞こえないから不思議です。

空耳アワ〜ですな。





2017.7.19

DuoRama with 和田明

布川俊樹 (g) & 納浩一 (b) のデュオ・ユニット、
"DuoRama" に 和田明 (vo) がゲストで参加。
これは勉強させてもらわねばと、
そのライヴを観に行ってきた。
ハコは、初めて行った 淡路町・小川町にある
ジャズクラブ "Lydian"。
先月にオープンしたばかりの、
「JAZZを聴く」ことにこだわったお店だ。

"Lydian"という店名は、"Lydian scale" から
取ったんでしょうな。
普通の「ドレミファソラシド」(長音階)は、
メジャースケールとか、アイオニアン・スケールと
呼ばれるのだが、「ファ」から始まる音階を
リディアン・スケールと呼ぶのだ。

布川さんと納さんについては、
JAZZを聴く人であれば説明無用なのだが、
日本のトップ・ジャズ・ミュージシャンのお二人。
明が、「レジェンド」と言っていたけど、
お二人のCDは私も数枚持っているし、
布川さんについては、教則本も教則DVDも
持っている。
そんな方々と明との共演。

いやぁ、素晴らしかったね。
DuoRama の2人によるインストと、
明の歌入りと半々、
1部2部合わせて、2時間以上演ったけど、
あっという間。

布川さんのギターも納さんのベースも
それぞれライヴで聴いたことはあったけど、
このデュオは初めて。
20年演っているというだけあって、
ほとんど合図も要らないように見えた。
やっぱり、リズムが凄い。
ドラムがいなくても乱れない。

曲は、"Summertime"、"Speak Low"、
"A Foggy Day" などのスタンダートと
1999年の DuoRama の 1st アルバムから、
オリジナル曲を2曲。

明 参加のヴォーカル曲は、"Skylark"、"Moanin"、
"Love for Sale"、"My Funny Valentine"、
"This Masquerade" など。
某ジャズギタリストの曲に勝手に日本語詞を
付けたという曲も。
東京に来て初めて歌ったかも、と言っていた
"My Funny Valentine" が特に素晴らしかったな。
この人の歌、ホントに良い。


[ MEMBERS ]
布川俊樹 (g)
納浩一 (b)
和田明 (vo)

@ Lydian(千代田区神田司町)





2017.7.20

BECCA STEVENS BAND
ベッカ・スティーヴンス・バンド


2015年にライヴを観て
「美しい声、美しいハーモニー、 美しい音楽、
そして、美しい女性 (ひと)」と書いた、
ベッカ・スティーヴンスのライヴに行ってきた。

今日からの4日間、@コットンクラブ。
その初日の 2ndショー。
バンドのメンバーは、2015年と同じメンバー。
前回、アメリカっぽく感じないと
書いたけど、その印象は変わらずやね。

ベッカは、前回同様、チャランゴ、ウクレレ、
ギターを弾きながら歌った。
ギターは、前回はアコギだったような気がするのだが、
今回はストラトキャスター。
ヘッドに、「XERXES」と書かれた紙が貼ってあったけど
見た感じ Fender っぽかった。
この動画 で弾いているギターと思われる。
 この曲、今日 演りました。)
「XERXES」って何かなとググってみると、
クセルクセスというペルシアの王様の名前のようだ。
なんのこっちゃよう分からんな。
で、1曲ごとにギターのチューニングを変えるのだが、
ほとんど手元を見ない。
時には特殊カポ(たぶん6弦だけ押弦しないタイプ)を使い、
ピックは使わず指弾き。
かなりの使い手と見たね。

そして、バンドも良い。
キーボードとベースの人のコーラスも美しい。
ドラムも色んな工夫をしていて、
なんというか、独特の世界なのです。
ああ、英語 分かりたいなぁ。

このライヴ、5ヶ月近くも前に
「早割先行予約」で申し込んだので、
6,500円のところ、4,550円で観ることが出来た。

今年は、Esperanza Spalding も観たのだが、
オンリーワンな世界に通じるものがあるなぁと
思っていたら、なんと Becca Stevens と
Esperanza Spalding の共演動画を発見。

GroundUp Miami - Becca Stevens&Esperanza Spalding: As

この曲("As")も、今日も演りました。
Stevie Wonder のカバー。
アルバムでは、Jacob Collier とデュエットしてます。


[ MEMBERS ]
Becca Stevens (vo,g,ukulele)
Liam Robinson (p,key,acco)
Chris Tordini (b,vo)
Jordan Perlson (ds,per)

@ Cotton Club




"Thinkin' Bout You" もおすすめ。





2017.7.21

私、品はあります

今朝、テレビを点けたら
渦中の上西衆議院議員が生出演していた。
数日前、サッカーのサポーターを批判する
ツイートをして炎上を起こした女性議員だ。

そのツイートの内容は、なんのためにこんなこと
書くのか理解に苦しむものだったが、
今朝のテレビでの発言も(10分も観ていないけど)
首を傾げたくなるものが多かった。

テリー伊藤が政治家に必要なこととして
「未来が見えること」
「数字に強いこと」
そして「品格」と言った。
そして、上西議員に向かって
「品がない」と言った。
そう言われた彼女は こう答えた。
「私、乱暴ですけど 品はありますよ」

上品な乱暴者・・・。
おもろいやないか。

でも、残念ながら自分で自分のことを
「私、上品でしょ」ということほど
下品なことはないと思うのだが、どうだろう。

上品か下品かは、自分が決めることではない。
周りの人が感じることだろう。

その他も あまりにも聞いていられない発言で、
思わずチャンネルを変えたよ。
彼女がどういう人か全く知らないけど、
話を聞きたいと思われないって、
政治家としてどうなんでしょね。





2017.7.22

平尾昌晃 死去

昨日、作曲家の平尾昌晃が亡くなった。
死因は肺炎とのことだが、
2年前に肺がんを患い闘病していたようだ。
享年 79歳。

昭和40〜50年代に子供時代を送った
私にとっては、その頃の歌謡曲は
音楽的原体験と言っても過言ではないだろう。
筒美京平、都倉俊一、いずみたく等と並んで、
その時代の歌謡曲の多くを作曲した平尾昌晃。

アグネス・チャン 「草原の輝き」「星に願いを」
梓みちよ「二人でお酒を」
小柳ルミ子 「わたしの城下町」「瀬戸の花嫁」
アン・ルイス 「グッド・バイ・マイ・ラブ」
五木ひろし「よこはま・たそがれ」「夜空」「ふるさと」
中条きよし 「うそ」
水谷豊 「カリフォルニア・コネクション」
山口百恵 「赤い絆 (レッド・センセーション)」
平尾昌晃&畑中葉子 「カナダからの手紙」
などなど。

これらは、リストのほんの一部だけど、
昭和の灯がまたひとつ消えた感じだなぁ。

そういえば中学の時、吹奏楽部で
「瀬戸の花嫁」をよく演奏したなぁ。

合掌。




雲の上はいつも青空

〜ハービー・山口 フォトエッセイ〜


昨年、『雲の上はいつも青空 Scene2』を
先に読んだ。
読み始めたら、やめられなくなって
一気に読んだのだが、今回は、
少しずつ時間をかけて読みきった。

ハービーさんの撮る写真も
書く文章も好きだなぁ。
ドラマチックにする気なんて、
きっとないだろうに、
結果的に色んなエピソードが、
とてもドラマチック。

それは、ハービーさんがピュアであることも
重要な要素だけど、それより、
いつも自ら行動を起こしているからだと思った。
待っていない。
自分から動く。
1981年、ロンドンの地下鉄で、
ジョー・ストラマーに言われた言葉
「撮りたいものは全て撮るんだ!
それがパンクなんだ!」を
そのまま生き続けるハービーさん。
いや、ジョーに言われる前からハービーさんは、
すでにパンクだったんだと思う。



★★★★★


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2017.7.23

"Spiritual" 『情熱の嵐 〜LAN YU〜』

先日聴いた Charlie Haden の 2008年の
"Family & Friends - Rambling Boy" という
アルバムに "Spiritual" という曲が収められていた。
歌っているのは、Charlie Haden の
息子、Josh Haden。

Jesus
I don't wanna die alone
Jesus oh Jesus
I don't wanna die alone

というような簡単な歌詞だが、
「一人ぼっちで死にたくない」という詞に
胸に迫りくるものがあった。

歌詞を調べたりしているうちに、
この曲のオリジナルが
ジョニー・キャッシュであることや、
私がすでに持っていた、
Charlie Haden & Pat Metheny の
"Missouri Sky (ミズーリの空高く)" の最後に
インストで収められていたことなどを
発見した。
全然、印象に残っていなかったけど。

そして、この曲がある映画に使われているという
ことを書いているブログにたどり着いた。
その映画は、男同士の愛の物語
『情熱の嵐 〜LAN YU〜』。

そのブログで紹介されていたのだが、
YouTube には映画 "Brokeback Mountain" の
映像にこの "Spiritual"(Charlie Haden &
Pat Metheny の Version)を流しているもの
もあった。
"Brokeback Mountain" のサントラには
収録されていないようなのだが。
"Brokeback Mountain" もゲイの物語。

"Spiritual" の歌詞に
「I know I have sinned(私は罪を犯したことを
知っています)」というフレイズがある。
「sin」というのは、「道徳上の罪を犯す」という意味。

余談だが、私は外人に名乗るとき「Shinya」では
言いにくいので「Shin」と言うことが多い。
それで以前、そのアルファベット表記を
「Shin」はなく「Sin」にした方が、
外国人にはインパクトがあって良いんじゃないかと
提案してくれた人がいた。
そんな勇気、僕にはなかったけど。

話を戻そう。
ジョニー・キャッシュがこの歌を唄った
背景までは分からないのだけど、
同性愛にからめて、2つも出てきたので、
そういうことなのかなぁと。
今や同性の結婚を認める国や自治体が
現れているし、同性愛は罪ではなかろうと
思いつつ、どこかでいけないことだと
思いつつ止められない人たちがいるのかも
知れないなと、私なんぞには理解できない
難しいことかもという思いに至った。

で、興味がわいたので DVD をレンタルして
『情熱の嵐 〜LAN YU〜』(2001年)を観てみた。

映画では、"Spiritual" は流れず。
もう一度、件のブログを読み直してみると、
"Spiritual" が流れるのは、その映画の
メイキングだと書いてあった。
ちょっと勘違い。

映画の方は、アマゾンの DVD のレビューには、
星5つが多く付けられているが、
私にはそれほどグッとくる作品ではなかった。

「禁断の愛の物語」などと紹介されていたので、
同性愛者であること自体を苦しむのかと
思って観たけど、全くそういう気配はなく、
周囲の人たちも知っているのか知らないのか、
分からないけど、認めているんじゃないかと
思うようなセリフもあった。
男同士というのも自然に描かれており、
一人の男は、バイセクシャルなんだけど、
それさえ特別なことに感じなかったのは、
描き方の妙か。

天安門事件の頃の北京が舞台になるが、
事件については詳しく描かれておらず。
その辺は、香港映画といえども
デリケートなんだろうか。

細かい点は違うのだけど、
松坂慶子と真田広之の『道頓堀川』(1982年)を
思い出させる結末だった。
救いようのない結末が哀しい、切ない恋の物語。


★★★☆☆


Charlie Haden Family & Friends - Spiritual (Live)
ライヴ。CD よりテンポがやや速い。

Spain performing "Spiritual" on KCRW
こちらは、Josh Haden のバンド。
お父ちゃん(Charlie Haden)は参加していないが、
Haden 三姉妹(三つ子)が参加。
後半、Petra が歌います。
テンポもゆったりでしみじみ聴けます。





2017.7.24

"Tin Tin Deo"

梅林さん(アルト・フルート)とのデュオでは、
彼が曲を持ってくることが多い。
このデュオで、私は知らなかった
ジャズ・スタンダードやボサノヴァを
ずい分と知った。
大変にありがたい勉強の機会でもある。

先日、"Tin Tin Deo" という曲の楽譜を出された。
知らない曲だ。
とりあえず 演奏してみたが、
難しくて、イメージが湧かない。
基本的にジャズの人は、あんまり細かいことを
指定しない人が多いのだろうか、
私が迷って弾いていても、梅林さんは、
「そんな感じ、そんな感じ」と言う。

あまりにイメージが湧かないので、
家に帰って、YouTube で検索してみた。
最初に聴いたのが、Dizzy Gillespie (tp) と
Christopher Wesley White (b) のデュオ


なんじゃこれは、というぐらい渋い。
カッコ良い。
もうすでに2人とも故人だが、この映像は、
1960年代だろうか。

続いて、1988年のライヴ
メンバーがこれまたスゴイ。
ギターに今は亡き Hiram Bullock。
サックスに David Sanborn。
ベースは Marcus Miller。
ドラムは Omar Hakim。
ピアノは知らない人だった(Onaje Allen Gumbs)。

マーカスとオマーは、この時たぶん
28〜29歳だろうからまだ若手だ。
ハイラムが 33歳位。
デヴィッドとオナージュは、ちょい上(40歳前後)。
ディジーは、70〜71歳だから もう大御所。

他の人のヴァージョンも紹介。

オスカー・ピーターソンのピアノで。
ちょっと雰囲気が変わるよね。

ケニー・バレルのギターで。
これまた渋い。





2017.7.25

GOOGLE MAPS STREET VIEW
グーグルマップ・ストリートビュー


グーグルマップには
ストリートビューという機能がある。
地図の中の任意の場所を実際にその場に
いるかのように360度 写真で見ることができる。
簡単に世界中を旅している気分になれる、
便利なツールだ。
全ての道路が対応しているわけではないし、
ストリートビューなんてありえない国もあるけど、
年々、写真で見られる街の景色は、
増えているように思う。

妻が、仕事の仲間たちとグーグルマップで
各自の実家などを見ていたらしい。
私の大阪の実家も見ていて、
ストリートビューで覘いてみると、
なんと私の母が写っているのを発見したという。

ほんまかいな、と見てみると確かに おかんだ。
顔にはぼかしが入っているが、
息子が言うのだから間違いない。
というか妻が気付いたぐらい分かりやすい。
なにしろ、ほとんど実家の前だし。

色んな角度で見てみたが、
母は3カット写っている。
で、見ようによっては、
母が動いている(歩いている)ように見える。
よく分かっていない妻は、
ライヴで母が映ってると勘違いしたらしい。

で、私にそのことを話した時は、
「もう写ってないかもしれない」と
言いながら、パソコンを開いた。
そんなわけないねんけど。

撮影日は、2015年11月となっているので、
もう2年近く前だ。
これは、中々ないでしょう。
写りたくてもそう簡単に写れない。

おかん、ストリートビュー・デビュー。
ただし、顔 ぼかしで。





2017.7.26

マンチェスター・バイ・ザ・シー
MANCHESTER BY THE SEA


マット・デイモンが、プロデューサーで
映画賞227部門にノミネート、107部門で受賞した
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。
アカデミー賞では 6部門にノミネート、
主演男優賞と脚本賞の2冠。
その主演男優賞のケイシー・アフレックが良い。
凄〜く良い。
この人、知らなかったけど、
ベン・アフレックの実弟なのね。

そして、ケイシー・アフレック演じる
リー・チャンドラーの元妻ランディを演じる
ミシェル・ウィリアムズが、これまた良い。
出番が少ないにもかかわらず、アカデミー賞
助演女優賞のノミネートも納得の演技。

映画館を出てからも、思い出すと泣いてしまいそうに
なる映画は、1年に1本もあるかどうかだが、
本作はその1本。
間違いなく、私の今年のベスト3には入る。

突然、兄が亡くなったので、故郷のマンチェスター・
バイ・ザ・シーに戻り、甥の16歳のパトリックの
後見人になるリー。
リーには、この町に戻りたくない理由があった。
その理由は、リーに生きる希望も失わせたような
出来事だった。

人は、乗り越えられないことがあっても、
生きていかねばならない。
乗り越えられなかったら、
乗り越えなくてもいい。
でも、生きることを投げ出してはいけない。

生きている限り、希望はある。
それは劇的なことではなく、
ほんの小さな変化かもしれないけど。

色んな再生の物語があるが、
本作はドラマチックでなく、とても控えめに
再生の兆しを描いていることが、
現実味を強め、感動を強めているように思う。

そして、表面の怒りや乱暴さの奥底にある
人間らしさが、根底にあることを感じられるので、
観ている側も登場人物を慈しむことが
できるんじゃないかと思う。

マンチェスター・バイ・ザ・シーの景色も美しく、
カメラワークも良い。
写真にしても良いような構図が何度も出てくる。

音楽も良い。
ベタな選曲なのだが、
見事にその演出にやられてしまった。
エンドロールで音楽が終わったら、付け足しのように
別の曲が流れてくる映画がよくあるけど、本作では、
ただ波の音だけが聞こえるところも好感が持てた。

しばらくしたら、もう一度、観たい。
素晴らしかった。


★★★★★





2017.7.27

高校野球

妻が何年も前に始めた講座がじわじわと
広がり始め、2年前にはその講座を柱とした
社団法人が設立された。

その講座のリーダー達が、
ある高校の野球部員を相手にその講座を提供した。
言ってみれば、メンタル・コーチングだ。
県大会の前には、妻自身もその野球部員相手に
力づけの講演をしたらしい。

そのチームが 2回戦 3回戦と勝ち進むたび、
「また勝ったよ!」と喜んで報告して来る妻に
「そんなに上手いこといかんよ」と
わざわざネガティヴ発言をしていた私だが、
ベスト8に勝ち進んだあたりで、
何か空気が変わってきたのを感じ、
ちょっと動向が気になりだした。

一昨日、準決勝にも勝ち、
甲子園が現実的に視野に入ってきた。
昨日の決勝は、天候のため延期となり、
今日の決勝。

気になって、12時過ぎに速報を見てみると、
6回終わって2−7で負けている。
しかし、この大会 何度も逆転勝ちを
してきたチームだ。
最後まで どうなるか分からない。

13時半ごろ見てみると、
9−9の同点になって 延長線になっている!

なんじゃこれは!
5点も差を開けられていたのに
あれから7点も入れたのか!

そして、延長15回の末、
その高校野球部は、31年ぶりの甲子園出場を決めた。
優勝候補には全く挙がっていなかったらしい。

何が起こっているんでしょうか。
ミラクルです。





2017.7.28

HOPE 311 陽、また昇る
ハービー・山口


気になっていたけど、震災の後の東北の人々を
撮影したというだけで、観る側にも覚悟が
必要な気がして、なかなか買えなかった
写真集『HOPE 311 陽、また昇る』を
ようやく購入した。
現在、新品では手に入らず、
中古本での入手となったが、
比較的きれいなものが届いた。

写真は、先日もフォトエッセイを読み終えた
ばかりの ハービー・山口さん。

彼の撮る写真には、何度も泣かされたけど、
本作もほんの2〜3ページ見ただけで、
意味不明の涙があふれ出た。
そこには、見知らぬ東北の人々の姿が
写っているだけで、あふれ出るのは
何の涙か分からない。
写真の中には、真面目そうな表情のものや
涙を流しているものもあるが、
断然 笑顔が多い。

これらの写真に何かが宿っている。
被写体の方々の哀しみだろうか。
ハービーさんの覚悟だろうか。

しかし、タイトルは「HOPE」だ。
どんな時でも私たちが失ってはならないもの。
それが「HOPE」だと思う。

写真にこれほどのパワーがあることに
改めて驚きと感動を覚える。




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2017.7.29

夏 祭

夕方、家を出ると吹奏楽の演奏が
聞こえてきた。
近くの小学校の校庭での夏のお祭りだ。
せっかくなので覗いてみると、
地元の中学校の吹奏楽部が演奏していた。



今時の吹奏楽部にはエレキギターもいるのだな。
ソロコーナーになるとプレイヤーが、
ステージ前まで出てきて演奏してたよ。
私の時代とはずいぶん変わったもんだ。
校庭には、盆踊りのやぐらが組まれていて、
たくさんの屋台も出ていた。
夜には盆踊りで盛り上がることだろう。




本多劇場プロデュース

恒例 牡丹灯籠
志の輔らくご in 下北沢 2017


昨年、三度目だったにも関わらず、
新たな発見があり、「来年も行こうかな」と
書いた志の輔の『牡丹灯籠』。
ええ、今年も行ってきました。
4年連続の観賞です。
今年は友人2人とひとりのお母様と
合計4人で。

さすがに4回目ともなると大筋は
憶えているのだけど、
聴くたびに新たなことに気づく。

志の輔師匠は毎年原作を読み直すそうだが、
毎年新たな発見があるという。
そして、他の公演、例えば歌舞伎や演劇などの
「牡丹灯籠」もぜひ観てくださいと
言っていた。
そうやな、他のも観てみたいという
気になったよ。

毎回、2時間半と言っておきながら、
終わってみると 3時間要するのだが、
今年も 3時間を超えていた。
そのことについて、初めてコメントを聞いた。
志の輔師匠自身、2時間半では
無理だと思っているのだけど、
最初から 3時間というとお客さんが、
引いてしまうからということだった。
なるほど、お客さんを気遣っての
ことだったのね。

それにしても、休憩を挟むとはいえ、
毎回 3時間のその集中力と
一時も飽きさせぬ話芸には感銘を受ける。
最高の芸です。


【 演 目 】
「牡丹灯籠」 立川志の輔

@ 本多劇場(下北沢)




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2017.7.30

ブランカとギター弾き
BLANKA


イタリア製作で、監督が日本人で、
舞台がフィリピンという映画。

マニラのスラム街で暮らす少女ブランカと
盲目の路上ギター弾きピーターとの物語。

タイトルに「ギター弾き」とあるので、
観ないわけにはいかない、と思ったけど、
原題は "BLANKA" のみでした。

家もなく親もいないブランカにとっては、
物乞いも盗みも生きていくため。
ある日、盲目のギター弾きピーターと出会う。
ちょうどその頃、ブランカは
お金で 母親を買うことを思い付く。
ピーターは、ブランカに歌うことを教え、
レストランで2人で演奏する仕事に
ありつくのだが・・・てなストーリー。

ブランカを演じるのは、YouTube に
アップしていた歌っている動画で
プロデューサーに見出されたサイデル・ガブテロ。
歌手としても、女優としても将来が楽しみ。

ピーター役には、実際に街角で
流しの音楽家だったピーター・ミラリ。
この映画の完成後、亡くなったとのこと。

その他の出演者の多くも
路上でキャスティングされたということで、
大変リアルな仕上がりに感じた。

監督は、本作が長編監督デビュー作となる長谷井宏紀

フィリピンの貧困層、ストリート・チルドレンの
問題を扱った社会的にも意味のある、
良い映画だと思うが、私には少し物足りなかった。
上映時間が77分とやや短めということも
あるかもしれないけど、
ブランカの最後の選択に至る心の変化が、
いまいち伝わってこなかったからかな。

フィリピンには、知り合い親子がいるので
タガログ語のナナイ(お母さん)と
タタイ(お父さん)は聞き取れたよ。


★★★★☆





2017.7.31

ヒゲ・トリマー新品購入

先日、22年愛用してきたヒゲ・トリマーが
いよいよダメになってきたと書いた。
その日のエントリー

数年前にそのヒゲ・トリマーの切れ味が
落ちてきた時に買ったけど
使いにくいので、一度使っただけで、
使わずにおいてあるはずのヒゲ・トリマーが
見あたらないと書いたけど、
良く探したら ありました。

私は、箱に入れて置いてあるとばかり
思っていたのだが、専用のケースに
入れて置いてありました。

それで、使いにくかった覚えがあるけど
試しに使ってみようと思ったのだが、
その機種は充電式で、充電が切れていた。

さて、充電しようと思ったが、今度は
充電用のACケーブルが見あたらない。
大体、そういうものは一緒に置いておく
はずなのだが、見あたらない。

そのケーブルだけ、売っていないかと
調べてみるとあるにはあったが、
送料も合わせると 3000円近くする。

これならば、新品が買えるではないか。
使いにくかった覚えあるし、
新しいモノを買うことにした。

その使いにくかった最大のポイントが、
油を注さなければならなかったことと、
充電式ということ。
私が22年使ったモノは、乾電池式で
なんと一度も油を注していない。

それで、油を注す必要のない、
充電でも交流でも使える機種を発見。
レビューもまあまあだったので
そいつを購入した。

フィリップスのヒゲ・トリマーで、
Amazon で3,059円。

ちなみに充電用ケーブルが見つけられなかった
モノは、もう処分することにしたが、
取説を読んでみると、刃の寿命は、
1回あたり5分を月4回使用の計算で、
約3年と書いてあった。
22年使ったモノがいかに優れていたかと
いうことだ。
もちろん、切れ味はかなり落ちていたけどね。



左が数年前に一度使っただけで、
捨てることにした Panasonic。
右が今回購入した PHILIPS。

さて、今度は何年使えるか!?



ひとりごと