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つつみしんやのひとりごと 2014年 7月
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2014.7.1

山下達郎

レイ・チャールズとか、一度もナマで観ることなく、

死んでしもた人は仕方ないとして、

生きているアーティストで観たい人は、

ほとんどナマで観たなぁ。

ありがたいことに。

まだ観ていない人で、できることなら

観ておきたい外タレは、今年公演中止になった、

ポール・マッカートニー、それから、BBキング、

ビリー・ジョエル、あとは、え〜っと・・・

あ、30年以上前に一度観たけど、

ロッド・スチュワートは、もう一度観たいなぁ。

もっといてるかも知れんけど、

今思いつくのは それぐらいかな。

日本人も大体観たので、あんまりいてないねんけど、

一度は観ておきたいのが 山下達郎。

この人も、私の青春ど真ん中やからな。

8月に東京公演があるので、チケットを申し込んでんけど、

抽選制で、残念ながら外れてしもた。

一発で 完売ですわ。

当然、ネット・オークションに出てくると思って

ウォッチしてたんやけど、高い!

NHKホールの公演、正規の値段は8,800円やねんけど、

先日、落札されたのは、2枚で60,100円とか

1枚で28,000円 とか 35,000 円 !

とにかく 高すぎるぅっ!

主催者側もチケットの転売や不正売買には

厳しくなってきていて、最近では、

入場時に本人確認書類を提示して、

購入者と同一人物でないと入場できないとか、

そんな公演も出てきた。

達郎のコンサートは、まさにそれで、

オークション出品者の中には、本人確認書類を

貸し出すという者までいる。

そのために保証金5千円預かると書いてあるけど、

そんなことしだしたら、トラブルの元やろな。

または、同伴入場。

チケット購入者は、本人確認が必要やけど、

同伴者は本人確認不要なので、当日、

現地で会って一緒に入場しましょうという類。

これ、2枚買って、1枚を元の倍以上で売れば、

自分の分、タダになるもんね。

本人確認書類とか借りるのイヤやから、

まだ同伴入場の方がええけど、

正規の3倍以上の値段は、ちょっとどうかなぁ。

高いなぁ・・・。

けど、観たいなぁ。

なんとかならんかなぁ。





2014.7.4

デジタルフォト
& デザインセミナー 2014


アドビ と コマーシャル・フォト が主催の

「デジタルフォト & デザインセミナー 2014」 というのに

行ってきた。

渋谷のヒカリエホールで、900人ほどの人が

参加していた。

参加費は無料だが、事前登録が必要だった。

申し込みが多数の場合、抽選になるとのことだったが、

参加資格を得ることが出来たのだ。


セミナーの対象は、おそらく、ハイアマチュアや

プロのフォトグラファー、デザイナーなのだろう。

内容は、一線で活躍するフォトグラファーや

CGデザイナーの実際の仕事を例に通してのセミナーで

かなり興味深いものだった。

特に面白かったのは、日本のサッカー代表チーム全員で、

ダンヒルのスーツを着ている写真。



この写真は、私にも見覚えがあったが、

実際にこれを作成したデザイナーが、

こんな風に作りましたという実演をしてくれたのだ。

これは、集合写真ではなく、一人一人別々に撮ったものを

編集している。

背景は、関西新空港の構内の写真を使って、

作り上げたものだ。


それにしても、スゴイ時代になった。

新しいPhotoshop (アドビの写真編集ソフト) では、

(えっ?そんなことも出来んの?) というようなことが

簡単に出来てしまうのだった。

Photoshop は買うと高い (8万円ぐらい) と

思っていたのだが、最近アドビが始めたシステムなら、

月々980円で使えるのだ。

Photoshop だけではなく、Lightroomという写真管理ソフトも。

しかも、どんどんアップデートされていくので、

古くなったからといって何年後かに買い替える必要なし。

そうかぁ〜 980円かぁと、かなり心が動いております。


セミナーは、12:45に始まり、休憩を何度かはさんで、

18:00までと結構長かったが、

あまり長いと感じず、刺激的で面白かった。


協賛企業に、CanonやDMMなど数社が

名前を連ねていた。

北野たけしがCMしているDMMの3Dプリンター、

いよいよ、身近なものになってきたようで、

自分で作った3DのデータをDMMに送れば、

3Dプリンターでプリントアウトしたその物を

送ってくれるというサービスが始まった。

ああ、21世紀。





2014.7.5

ヤマキ つるべ寄席 〜若手台頭〜

昨年10月以来となる鶴瓶師匠の落語会に行ってきた。

@ 紀伊國屋サザンシアター (新宿 or 代々木)

本日の番組は下記。

一、 笑福亭瓶二 「看板のピン」
一、 桃月庵白酒 「松曳き(まつひき)」
一、 笑福亭鶴瓶 「ALWAYS -お母ちゃんの笑顔-」
〜 仲入り 〜
一、 桂春蝶 「地獄八景亡者戯 (前半)」
一、 笑福亭鶴瓶 「たちぎれ線香」

笑福亭瓶二は、鶴瓶師匠の弟子。

続いての 桃月庵白酒 だけが、江戸落語。

「松曳き」 という演目は初めて聴いたが、

粗忽なお殿様と家臣の噺で面白かった。

鶴瓶師匠の一席目は、自身の母とのことを描いた

「ALWAYS - お母ちゃんの笑顔 -」。

どこまで、ほんまか分からへんけど、ある程度は

実話なんやろう。

師匠の人生もおもろいし、このおかんもホンマもんやな。

仲入りをはさんで、桂春蝶。

そう言えば、子供の頃、桂春蝶という噺家を

テレビでよく見たが、忘れていた。

今日の春蝶は、その息子で 3代目となる。

1993年、父の2代目春蝶が亡くなったあと、

父の師匠である春団治師匠に弟子入りした。

つまり、父とは兄弟弟子になるわけだ。

演目は、先週、米團治でも聴いた 「地獄八景亡者戯」。

この演目はあの世の噺だが、

亡き父、2代目春蝶を登場させたり、

かなりアレンジされており、面白かった。

最後は、鶴瓶師匠の 「たちぎれ線香」。

江戸落語では 「たちきり」 と呼ばれる演目で、

上方でも 「立切れ」 と言うこともある。

この演目は、5代目文枝やさん喬など数人の

口演をCDで聴いたが、ちょっとつらい、

哀しい、笑えないお噺。


マクラでは、「一本立ちする」 の語源も聴けた。

昔、お茶屋で芸者遊びをする時、線香でその時間を

測った。

芸者には、見習い (半玉・はんぎょく) 期間があって、

その期間は、ギャラも安い。

で、芸者として一人前になると、

線香で測って、言わば時間給をもらえるようになるので、

一人前になることを、線香を立てるところから、

「一本立ちする」 というようになったそうな。

中々、興味深かったね。


それにしても、

昨年の独演会の時も書いたが、

鶴瓶師匠は、一体いつ稽古してるんやろな。


ヤマキがスポンサーなので、帰りに だしとふりかけを

お土産にもらったよ。








2014.7.6

チョコレートドーナツ

予告編を観て、気になっていた映画、

「チョコレートドーナツ」 を観てきた。

舞台は1979年のカリフォルニア。

ゲイの男2人が、ダウン症の少年マルコを引き取り、

育てようとする。

マルコの母親は、薬物依存症で逮捕されたのだ。

3人の幸福な生活は、長くは続かなかった。

今から、35年前、今よりももっと同性愛者に

対する偏見はひどかったのだろう。

2人がゲイだということが、明るみに出ると、

世間は、マルコと2人を引き裂くのだ。

そんな、差別と偏見の限りなく理不尽な物語。

1979年というから、そんなに昔ではない。

きっと、人権を守るために法は整備されてきたはずだ。

ところがその法という名の偏見が、

幸福に暮らす 「家族」 をバラバラにする。

途中 「正義なんてない」 というセリフがあるが

まさに、どこに正義や良心があるのだろう。

本作は、70年代に実際にあった話を

モデルに作られたらしい。

それから、40年ほどが過ぎた。

今は、きっとそれほど理不尽なことはないだろうと

信じたい。


本作、確かにマイノリティに対する差別や偏見に対する

メッセージは、感じ取れる。

ネットでの評判も良いし、良い映画だと思う。

が、私には何かが物足りなかった。

たぶん、主人公ルディが、マルコを引き取ろうと

いうことに至る心理描写に物足りなさを

感じたからかもしれない。

もっと、ルディとマルコが親しくなっていく

エピソードがあれば、違ったかも知れない。

それに、ルディを演じるアラン・カミングの歌が

悪くはないけれど、皆さんが言うほど、

グッとこなかったということもあるかも知れない。


原題は、「ANY DAY NOW」。

これは、ラストにルディが熱唱する

ボブ・ディランの 「I Shall Be Released」 の歌詞、

Any day now, any day now
I shall be released

から取ったのだろう。

なら、邦題の 「チョコレートドーナツ」 は、

ちょっと どうかなと思うな。

チョコレートドーナツは、登場するけど、

マルコが好きだと言ったのは、ただのドーナツだし。


でも、安直にハッピーエンドにしなかったことは、

良かったと思う。

そのことで、この映画の持つテーマが、

より重く、シリアスになっている。


ダウン症のマルコを演じるのは、

実際にダウン症で、俳優になる夢を持っていた、

アイザック・レイヴァ。


判事役のおばあちゃんに見覚えがあったので調べてみたら、

フランシス・フィッシャーという人で、

あの 「タイタニック」 で、ローズの憎たらしい母親役を

していた人でした。


チョコレートドーナツ Official Site


★★★★☆





2014.7.6

ゴジラ
60周年記念 デジタルリマスター版


「ゴジラ」 って、1作目が1954年の映画やってんな。

子供の頃、「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」 とかを

映画館で観た覚えがあるので、まさか自分より

年上だと思っていなかった。

今年、還暦やん。

調べてみたら、テレビで観た覚えのある、

「キングコング対ゴジラ」 が 私の生まれた年、

1962年の公開で、しかも公開日が

8月11日とあるから、私が生まれた、

4日後に封切りされたっちゅうことや。

そして、ザ・ピーナッツが 「モスラ〜や、モスラ〜」 と

歌う 「モスラ対ゴジラ」 が、1964年、

東京オリンピックの年ですな。


さて、その第1作 「ゴジラ」 のデジタルリマスター版を

観てきた。

7ヶ月もかけて、手作業で1コマ1コマ、

処理がなされたという。

確かに画面はキレイになっていたけど、

ややピントのぼけた絵や、取りきれなかったと

思えるノイズなど、完璧とは言い難かったが、

あれが限界なのかもしれない。

音声は、ノイズも無く聴きやすかった。


舞台は、1954年の日本。

まだ和服を着ている女性が多く見られたり、

ゴジラが現れたら、家から日本刀持ち出してくる

おっさんがいたりと、この60年の日本人の

生活の変化をも感じさせる作品であった。


ゴジラの見た目は、どことなくぎこちなく、

未完成感を否めないし、飛行機や戦車、船舶、ビルなど

ひと目で模型と分かるし、合成もバレバレなので、

どんなにゴジラが暴れても、ビルが破壊されても、

今見ると、迫力に欠ける。

それでも当時、観客動員は961万人というから、

60年前の観客は、この絵に熱狂したのだろう。

これが最先端だったのだからね。


水爆実験の果に海底深く暮らしていゴジラの

環境が変わってしまい、人間の前に現れた。

ゴジラには罪はない。

そのゴジラを今度は 「こんなものがいると災難だ」 と、

人間の都合で殺してしまう。

それも、恐ろしい武器で。

これは、ただの怪獣映画にとどまらず、

原水爆反対など大切なメッセージをも含んでいるのだと思う。


それともう一つ感じたこと。

1954年というと終戦から10年も経っていない。

作品の中にも 「疎開」 や、

「長崎で生き延びたのに」 などというあの戦争を

身近に感じさせる言葉が登場する。

そんな時期に、こんな映画を作った当時の

日本人の創作意欲に感動した。


顔と名前を見て分かった出演者は、

宝田明、志村喬、菅井きんの3人。

当然、皆さん若いです。

宝田明、菅井きんは、クレジットがなければ、

気づかなかったと思う。

監督は本多猪四郎。

特技監督に円谷英二!


もうすぐアメリカ版 「GODZILLA」 が

公開されるが、どうしようかなぁ。

1998年のアメリカ版 「GODZILLA」 には、

ガッカリした覚えがあるからな。

あれは、ゴジラ・ファンには評価が低かったらしい。

まあ、同じ失敗はせえへんと思うねんけど。


ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版 オフィシャルサイト


★★★★☆





2014.7.7

Steve Vai

大きなホールのコンサートだったら

観に行かなかったかもしれないけど、

会場が ビルボードライブ東京 なので、

これは観てみたいなと、

スティーブ・ヴァイのライヴに行ってきた。(初)

普段、スティーブ・ヴァイを聴くことはないねんけど、

以前、色んなギタリストが クリスマス・ソングを

弾くというアルバムで、ヴァイが弾く

「Christmas Time Is Here」 を聴いて

そのギターの歌い方が ええなぁと思ったことがある。

ヴァイを初めて知ったのは、80年代中頃、

ヴァン・ヘイレンを脱退したデイヴィッド・リー・ロスの

バンドだった。

その時も、人の声のような音色をギターで出していて、

驚いた覚えがある。

で、彼のアルバムを数枚レンタルしたこともあるけど、

結局、あんまり聴いていない。

でも、ナマで間近に観られるなら、

観てみたいもんね。

メンバーは下記。

スティーブ・ヴァイ / Steve Vai(Gt,Vo)
デイブ・ウェイナー / Dave Weiner(Gt)
フィリップ・バイノー / Philip Bynoe(B)
ジェレミー・コルソン / Jeremy Colson(Drs)

もう一人、上記に名前のないローディらしき兄ちゃんが、

数曲でギターを演奏。

アンコール2曲を含めて、たっぷり90分以上やったね。

2ndステージを観たんやけど、満席で大盛り上り。

曲によっては、日本人が好みそうな哀愁のあるメロディ。

ムード歌謡でもおかしくないようなメロに

ハード・ロックのリズム。

アレンジ変えてやってみたいなと思う曲もあった。

全体的に音楽というより、

スティーブ・ヴァイ・ショーって感じで、

まあ、次から次へと出るわ出るわ、ギター芸。

テクニックとしては、かなり高度なことをやっているし、

ファンにはたまらんのでしょうけど、

私は、後半ちょっと飽きてきてしもた。

でも、楽しかったよ。

今年観た ジェフ・ベックもギターのコントロールが

素晴らしかったけど、この人も然り。

エモーショナルな感じやけど、きっと

綿密に計算されてるんやろなという気もした。

で、すごくエンターテイナー。

ステップを踏みながら弾く姿を見て、

なぜか宝塚を連想してしまった。


ギターは、アイバニーズの自身のモデルJEM数本と

JEMではない (と思う) アイバニーズを1本。

エレアコは、Washburn に見えたけど自信ない。

もう一人のギタリスト、デイブ・ウェイナーは、

ポール・リード・スミスを2本かな (?)。

エレアコも PRS に見えたけどこれも自信ない。


ヴァイの年齢なんて考えたことなかったけど、

1960年6月6日生まれなんで、

私と 2つしか、変われへんやん。

もっとお兄さんかと思てた。





2014.7.9

David T. Walker
tribute to Marvin Gaye


今年の2月には、ラリー・カールトンとの

共演を観た デヴィッド T.ウォーカーの

ライヴに またまた行ってきた。

@ ビルボードライブの2ndステージ。

一昨日は、同じ会場でスティーヴ・ヴァイを

観たけど、音楽も観客も何もかもえらい違いです。

デヴィッドは、もう10回以上は観ているけど、

今回のライヴは、

「マーヴィン・ゲイ・トリビュート」 という企画。

マーヴィンが死んで今年でちょうど30年。

その節目の年に、マーヴィンのレコーディングや

ライヴに数多く参加していたデヴィッドが、

マーヴィンの曲を中心に演奏するというので、

どんなんかな〜? と思ってたら、半分以上は、

いつもと同じ感じで、後半長めのマーヴィン・メドレーを

やりました。

何を弾いても デヴィッド節になるのは、

オンリー・ワンの証し。

メンバーは下記。

デヴィッド T.ウォーカー / David T. Walker(Gt)
ジェフ・コレラ / Jeff Colella(Pf, Key)
バイロン・ミラー / Byron Miller(B)
レオン・ンドゥグ・チャンクラー / Leon "Ndugu" Chancler(Drs)

昨年2月の来日と同じメンバーだ。

なんか、バンドっちゅう感じやったな、今日は。

ドラムのチャンクラーは、本当に嬉しそうに

ドラムを叩く人。

今日も笑顔だったけど、前より ちょっと痩せたように見え、

心なしか笑顔も いつもよりは少なかったように感じたが、

気のせいならいいけど。

2〜3年前かな、デヴィッドは 立ってギターを弾くのが

しんどいようで、ほとんど座って弾いていたのだが、

今日は、ほとんど立っていて、一時期より元気に見えた。

先月73歳になったが、まだまだバリバリやって欲しい。


デヴィッドのギターを聴いたことのない人は、

これ聴いてちょうだい。(今日も演りました。)
   ↓
David T. Walker - Lovin' You (Live)
David T. Walker - What's Going On (Live)




2014.7.10

山下達郎 その2

先日、山下達郎のコンサート・チケットの

抽選に外れ、オークションでの入手を考えるも

あまりに高いので入札を躊躇していることを書いた。

そのエントリーを書いた後、

2回目の抽選申し込みの機会があった。

1回目の抽選で当選しながらもお金を払わなかった人が

いるので、その席が再度売り出されたようだ。

一体、何席ぐらいあるのか見当もつかない。

行くことが可能な東京公演が3日あったので、

3日とも当たったら困るなぁと思いながらも、

その3日ともに申し込んだ。

結果は、3日ともハズレ。

なんとくじ運の悪い。

もう、今年はあきらめようかな。





2014.7.11

東横線 旧渋谷駅の今

昨年3月16日、東急東横線と東京メトロ副都心線の

直通運転が始まったため、東横線渋谷駅のホームは、

2階から 地下5階に移動した。

その2階にあった駅の跡は、今はどうなっているかというと、

この写真のような状態。
   ↓

(クリックで拡大)

東横線の旧ホームは撤去され、何もないような状態。

この写真は、先日、渋谷ヒカリエの9階から撮影したもの。

中心部から下に伸びているのが、

渋谷駅からヒカリエへの連絡通路。

右側の線路は東京メトロ銀座線の線路だ。

ちょうど、電車が入って行くのと出ていくのが

同時に見られるとこんな風だ。
  ↓


あんまり上から見ることないでしょ。





2014.7.13

桂歌丸 独演会 4回目

昨年3月に初めて行った横浜の関内ホール、

関内寄席の 「桂歌丸 独演会」。

昨年7月、今年3月と毎回通うようになり、

今日で4回目だ。

今年は、歌丸師匠の入院があり、

4月2日の横浜にぎわい座と5月17日の朝日名人会、

2回の休演にも当たったのだが、

今日は、元気に高座に上がられた。

元気といっても、歩くことは困難らしく、

出番前にはいったん緞帳をおろし、

座ってから緞帳が上がるというのは、3月と同じ。

声を聴いている限り、そんな体調とは思えぬ芸なのだが、

見た感じは、ひと回り小さくなったように思えた。


本日の番組は、下記。

一.落語 「ちりとてちん」 桂竹のこ
一.落語 「磯の鮑」 柳亭小痴楽
一.落語 「つる」 桂 歌丸

〜 仲入り 〜

一.大神楽 鏡味味千代
一.落語 「三遊亭圓朝 作
真景累ヶ淵 五、お累の自害」 桂 歌丸


竹のこは、前回の歌丸師匠の独演会に続き、2回目。

小痴楽は、5月の朝日名人会で観た時と同じ 「磯の鮑」。

面白い噺だが、どうせなら違う演目を聴きたかったな。

歌丸師匠の一席目は、「つる」。

これ、前に面白くない演目だと書いたことがあるが、

歌丸師匠が演るとさすがに少し噺に深みが出た感じが

したものの、やっぱりおもろないな。

次の大神楽というのは、あごに棒を乗っけて、

その上に茶碗やら何やらを載せたり、

傘の上でマリを回したりする曲芸。

息を呑む本当に見事な曲芸もあって楽しめた。


落語の最後は、「真景累ヶ淵」 の第5話。

50分、一時も切れない集中。

スゴイね。

この話、間が何ヶ月も空いて聴いているので、

私の中でストーリーが繋がっていないのだけど、

一話一話独立して聴ける話になっている。

でも、機会があれば一気に全部聴きたいな。

どうも、全部で7話か8話ありそうなので、

一気に聴くのは大変やろうけど、

DVDで、老後の楽しみに。





2014.7.14

チャーリー・ヘイデン
Charlie Haden

チャーリー・ヘイデンは、ジャズ・ベーシスト。

あんまりたくさん聴いたことはないのだが、

パット・メセニー (Gt) とのデュオ 「ミズーリの空高く」 や、

キース・ジャレット (Pf) とのデュオ 「ジャスミン」 は、

私のライブラリーにも入っている。

どちらも、なんとも優しい独特の世界観がある作品だ。

じっくり聴くに良し、BGMに良しという感じ。


最近、キースとのデュオの新譜が発売されたことは、

雑誌の記事で知っており、聴いてみたいなと思っていた。

新譜といっても、「ジャスミン」 録音時の未発表の

音源なのだけど。

その新譜 「ラスト・ダンス」 の

6月30日に書き込まれたアマゾンのレビューに

「タイトルが 『Last Dance』 で、ラストの曲が

『Goodbye』 ということに何か深い意味があるのでしょうか?」

というものがあった。

チャーリーは、長く 「ポリオ後症候群」 という病気を

患っていたようで、7月11日に他界した。

享年76歳。

「Last Dance」 や 「Goodbye」 は、偶然とは思えないが、

どうだろう。


ミュージシャンの死が、以前より心に染み入るのは、

私の歳のせいか。


R.I.P.





2014.7.14

わいせつって何?

テレビで こんなニュースを観た。

「自称芸術家」 の女性が、自分の活動で

女性器をかたどったボートを作る資金集めのため

支援を呼びかけ、寄付をしてくれた人にお礼に、

3Dスキャンした、自分の女性器の

データを送ったらしい。

で、「わいせつ電磁的記録頒布の疑い」 で

逮捕されたというのだ。

本人は、「わいせつ物とは思わない」

「自分にとっては、手足と一緒」 と

容疑を否認しているらしい。

逮捕されたあとの本人を映像で見たが、

顔を隠したりせず、堂々としており、

私は好感を持った。

「自分にとっては、手足と一緒」 という

言葉も気に入った。


わいせつか芸術かというテーマは、

ずいぶん昔から取りだたされてきたように思うが、

要は見る人がどう見るかによって、決まるんだと思う。

もし、性器をかたどったものが、なんでも

わいせつだというなら、モロにそのモノを

象(かたど) った物を祭っている神社は

わいせつ神社になってしまう。

どこだったかのお城で、驚くほどリアルな男性器を

模造した木製品を見たことがある。

あれは、歴史的に重要なものだから、

お城の中に展示されていたのであって、

わいせつ物ではないんだろ?

でも、見た人の中には、わいせつに感じる人もいるぞ。

きっと。

たぶん。


で、彼女の即時開放を求める署名活動が、

インターネット上の署名サイトで始まった。

「彼女の作品は性的搾取や嫌がらせを目的とした

『わいせつ物』 とは異なります」 というのが、

署名活動の言い分。

記事を読み、私も賛同したので署名した。


彼女について調べると、アーティストとして、

結構、活動している人ではないか。

個展も開き、雑誌にも何度も取り上げられている。

そんな人のことを テレビ・ニュースでは、

「自称芸術家」 と紹介していた。

この肩書き (?) には、明らかに悪意を感じた。

ひどいね。





2014.7.15

渇き。

「愛する娘は、バケモノでした。」 という

キャッチフレーズが印象的な映画、「渇き。」 を

観てきた。

主演の父親役に役所広司、娘役は小松菜奈。

そのほか、妻夫木聡、オダギリジョー、中谷美紀、

二階堂ふみ、國村隼、橋本愛ら。

役所広司が、濃すぎて他の出演陣は、

豪華な割にやや印象薄。

妻夫木くんは、ワルな刑事役なのだが、

ちょっと薄っぺらい感じで物足りない。

どうせなら 「レオン」 の

ゲイリー・オールドマンぐらいの貫禄が欲しい。

原作は、深町秋生という人の 「果てしなき渇き」 という

ベストセラーだが、未読。

監督は、「告白」 の中島哲也。

原作を読んだ人に、「後味悪いよ」 って聞いていたが、

確かに映画も気持ちの良いものではない。

一言でいうと、「狂気」 と 「暴力」 のお話。

けして 「親子愛」 の物語ではない。

正直、何が言いたのか分からないという気もするが、

一方で、これはこれで映像作品としてありだろう、

という気もする。

ただ、人には薦めないし、自分も二度と観ない (だろう)。

収穫は、暑苦しい、ダメな、狂ったオヤジを

演じる役所広司と、その娘を演じる小松菜奈。

この娘は、魅力的だ。

本作がスクリーンデビューのようなので、今後にも注目。

二階堂ふみも出演しているので、楽しみにしていたが、

本作ではあんまりインパクトなかったね。

小松菜奈 演じる娘は、確かに異常なのだが、

言うことに時々同意してしまう自分がいたのも事実。

「お前の娘は自由すぎるんだよ」 というセリフが

あったが、何もかも 解放してしまうと、

結局、人間社会では逸脱し、バケモノになるんだな。


暴力シーンが嫌いな人は、観ない方がよいです。


★★★▲☆





2014.7.16

スタンリー・スミス
Stanley Smith


スタンリー・スミスは、アメリカのミュージシャン。

先日、生きている間に観たいミュージシャンの名前を

数名書いたが、うっかり 見落としていた。

この人も観たい。

ミュージシャンとしてのキャリアは長いが、

2002年、57歳にして 初ソロ・アルバム を

出した渋いおっさん。

そのアルバム 「イン・ザ・ランド・オブ・ドリームス 」 は、

グッド・オールド・アメリカンな、枯れてて、渋くて、

カッコええ、私のお気に入りの1枚だ。

CDリリースの2002年と、その後2011年に

来日しているのだが、来日を知らずに観逃してしまった。

知っていたら、絶対観に行ったのに。

なかなか機会がないだろうな と思っていたら、

10月25日(土) に 「Peter Barakan's Live Magic!」

というイベントに出演するという情報をキャッチ。

ピーター・バラカン氏が、プロデュースするイベントで、

スタンリー・スミスの他、ジョン・クレアリー、

細野晴臣、 告井延隆、久保田麻琴などが出演するようだ。

(おお、これは行かねば!) と思って手帳を開けたら、

なんと、10月22日から29日まで

イタリアに 行くことになっているではないか!

う〜む、これは仕方がないが、その旅行の前後に

どこかで単独公演を観られないだろうか。

しかし、25日に東京で出演するということは、

単独公演があるとしても、その前後2〜3日やろなぁ。

旅行の日程、もろにかぶっとるやないか。

残念・・・と思って色々見ていたら、

ホイホイレコードというところが、

2011年のライブ、横浜・京都・広島3日分を

CDRで販売している!

まず、これを購入してちょっと気持ちを鎮めよう。

プチッ。





2014.7.17

重なり過ぎ!

以前から一度バレエを観たいと思っていたので、

9月6日の東急シアターオーブでの

マシュー・ボーンの 「白鳥の湖」 のチケットを

取ったのが確か4月。

その後、今年の Tokyo Jazz は、

9月6日〜7日にが開催されると発表があった。

6日、昼の部は観られるが、

夜の部はバレエと重なってしまった。

6日の Tokyo Jazz 夜の部の出演は、

「高中正義」、「ベイビーフェイス」、

「チャカ・カーン」 と、いいラインナップだ。

う〜ん、バレエは、何日も公演があるので、

別にその日でなくても良かったのに〜。

ちなみに昼の部は、

「ミシェル・カミロ × 上原ひろみ」、

「ランディ・ブレッカー、 マイク・スターン、 小曽根真」 が

出るので、もちろんチケットを入手。

翌7日も、Tokyo Jazz 夜の部のチケットを購入。

「上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト」 が

出演するので、これはマスト。

しかし、7日の夜は、ビルボードライブ東京で

「高中正義」 の公演もあるし、

「佐橋佳幸(祝)芸能生活30周年記念公演

〜東京城南音楽祭 T.J.O〜三茶編」 という

イベントもあるのだ。

ビルボードでの高中も もちろん観てみたいし、

佐橋さんのイベントのゲストが これまた凄い。

小田和正 / EPO / 大貫妙子 / 小倉博和 / 小坂忠 /

佐野元春 / Char / 仲井戸 “CHABO” 麗市 /

根本要 / 松たか子 / 渡辺美里・・・

たぶん、こんなライヴないで。

観たいなぁ。

DVD出ぇへんかなぁ。

そんな風に、9月6日7日には、

行きたいイベントが集中してしまった。

が、カラダは一つしかないので仕方ない。





2014.7.19

ジョニー・ウィンター 急逝

一度はナマで観ておこうと、今年4月18日、

六本木・EXシアターへ そのライヴを観に行った、

ジョニー・ウインターが、死んでしもた。

7月16日、滞在先のスイス、チューリッヒのホテルで。

70歳だった。

死因は、今のところ不明。

12日のオーストリアでの公演が最後になったようだ。

2011年の遅い遅い初来日で、

4月の公演は、3度目の来日だった。

その時のエントリーにも書いたが、

渋い渋いジジイだった。


「一度は観ておきたい」「最後かもしれんから」 と

思って観に行って、ホンマに最後になると複雑な心境だ。

でも、よく考えると、年齢に関係なく、

毎日全てが最後かもしれないのだ。


合掌。





2014.7.20

超高速!参勤交代

映画 「超高速!参勤交代」。

江戸時代、福島県いわき市にあった、

湯長谷 (ゆながや) 藩。

参勤が終わり、江戸から藩に戻った途端、再び

「5日以内に参勤せよ」 と幕府から命じられる。

田舎の弱小貧乏藩で、とてもじゃないが、

続けての参勤は無理。

しかも5日で江戸まで行くのは普通でも難しい。

だが、行かなければ、藩が取り潰されてしまう。

この参勤は、幕府の陰謀だ。

藩主・内藤政醇 (ないとうまさあつ) は、

藩の存続をかけて 田舎侍の意地を見せてやろうと、

立ち上がった。

この藩主・内藤に佐々木蔵之介。

知恵を搾り出す家老・相馬に西村雅彦。

その他出演は、寺脇康文、上地雄輔、六角精児、

石橋蓮司、陣内孝則、深田恭子、伊原剛志ら。

コミカルな作品だが、湯長谷藩の家来の藩・殿への

忠誠心には感動してしまった。

ワルは、老中・松平信祝 (陣内孝則) なのだが、

最後に、八大将軍徳川吉宗 (市川猿之助) が、

松平の悪事を暴くために参勤を命じたと言うシーンがある。

将軍様、それはあんまりですぜ。

こちとら、何度も命狙われてんですぜ。


監督は、本木克英 (もときかつひで)。

この人の作品は、初めてだった。


★★★★▲




オール・ユー・ニード・イズ・キル

日本人 (桜坂洋) 原作のハリウッド映画、

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。

映画の原題は、「Edge of Tomorrow」 で、

原作の方のタイトルが、「All You Need Is Kill」 のようだ。

主演は、トム・クルーズ。

私と同じ年だが、本作でも結構なアクションを

演じております。

舞台は、近未来の地球。

侵略してきたエイリアンと地球人が戦争している。

トム演じるケイジは前線へ送り出されるが、

すぐに戦死してしまう。

すると、前日に戻って目が覚める。

また翌日戦死。

すると、やはり前日の同じ時刻に戻って

目が覚める。

というタイムループものだが、

要はゲームのリセットなのだ。

死んだら、最初から。

死んでも、前の記憶があるから、次にはちょっとずつ

上手く強くなっていて、もう少し先へ進めるようになっていく。

で、最初、腰抜けだったケイジは、

敵を倒すべく、どんどん逞しくなっていくのだ。

まあ、細かいこと言うたら、「なんで?」 という

ツッコミどころはあるが、この際、そういうことは

置いておいて、このスピードのあるストーリーを

楽しんだ方が良いだろうな。

女性兵士役のエミリー・ブラントが、

逞しくもセクシーでよろしい。


★★★★☆





2014.7.22

MARIA Dream Live Vol.9

昨日は、ここ数年夏冬年2回、恒例となっている

まりあさんのライブ・イベントだった。

会場は、四谷DOPPO。

このライヴも今回が9回目となる。

もう、5年目なのだ。(びっくり!)

若いころは、ちょっとイヤなことがあると止めたりして、

何事も継続が難しかったもんだが、年を重ねると、

続けることの大切さを感じるね。


前回は、アニメソングのメドレーを演ったが、

今回のテーマはポップ歌謡懐メロとディズニー。

ザ・ピーナッツやミュージカルの曲を演奏した。

バンドでの演奏は、やっぱり楽しい。

ギタートリオでのインストも2曲、

「Sleep Walk」 と 「Mas Que Nada」 を演奏。

そして、

前回はブースター、今回はオーヴァードライブと、

いまだにライヴのたびに新しい機材が増えております。


メンバーや曲目は、こちらを。





2014.7.23

隠すほどに目立つ

隠すほどに目立つのである。

例えば、少ない髪の毛を駆使しての

九一分けのバーコード・ヘアーは、

髪の毛の少ないのを隠そうとして、

それ自体を強調している。

誰にも気付かれていないと思って、

カツラを被っている人は、実は、

周囲の全員がカツラに気付いていることを知らない。

これも、隠そうとして強調している例である。


私は、20代前半から髪の毛が減少し始めた。

毎朝の枕元の抜け毛を見た母が心配し、

育毛剤を買ってきたのは、私が21歳の時である。

それから紆余曲折を経て、30歳の頃には、

短髪にすることが、髪の薄いことを目立たせないことを悟った。

悟ったは大げさか。

以降、私の髪型はどんどん短くなり、

33歳だったか34歳だったかに、ついに0ミリ

(スキンヘッド)に達するのだ。

髪の毛が少ないのに伸ばすと 「みすぼらしい」 の

ひと言だ。

そのみすぼらしさがイヤで、とうとうスキンヘッドに

行き着いたわけだが、スキンヘッドにしたら、

周囲の予想外の反応に驚いた。

(わずか数名の人だが) 「カッコいい」 と言うのだ。

自分では、伸ばすとカッコ悪いのは知っていたが、

剃ると 「カッコいい」 と言われるのは

予想外だった。

ここから、私は 「隠さなければ目立たない」 という

教訓を得た。

そんなたいそうなもんではないが。


「隠すほどに目立つ」 は、「弱い犬ほどよく吠える」 に

似ている。

時々、「俺ってスゴイだろ」 という自慢話 (?) を

延々続ける人がいる。

そんなに 「俺ってスゴイだろ」 って言わなければ

ならないほど、この人はコンプレックスがあるんやな、

と周囲には映る。

結果、そいつはスゴクない奴に見えてしまう。

トホホな結果である。

救いは、本人に自覚のないことである。





2014.7.24

SOOO
BAAD

REVUE

ついに伝説のバンド 「ソー・バッド・レビュー」 を観てきた。

@ duo MUSIC EXCHANGE (渋谷)

ライヴの宣伝文句は、

フジロック前夜!今夜ここだけ。
奇跡の再結成復活ギグ!!

とあった。

明日のフジロックには出演するのだが、

それ以外では、今日だけということらしい。


ソー・バッド・レビュー (以下、SBR)は、

1976〜77年ごろ活動していた関西のバンド。

当時のメンバーは、

山岸潤司、石田長生のツインギターに

北京一&砂川正和のツインヴォーカル、

キーボードも2人で国府輝幸とチャールズ清水、

ベースに永本忠、ドラムがべーカー土居。

このひとりごとにも何度か書いたが、

山岸潤司&石田長生は、ともに一時期良く聴いた

大好きなギタリストなのだ。

昨年は山岸さんの、一昨年は石やんのそれぞれの

還暦記念ライヴに足を運んだぐらい。

SBR活動当時、私は中学生で、

残念ながらリアルタイムに体験していない。

SBRの解散後、SBRの砂川正和 (Vo)、

石田長生 (Vo&Gt)、国府輝幸 (Key)に、

サウス・トウ・サウスのリズム隊、藤井裕 (B)、

正木五郎 (Dr)、そして、渡辺悟 (Key)、

金子マリ (Vo) で1981年に結成されたのが、

「THE VOICE & RHYTHM」。

確か20歳の時、私はどこかの大学祭 (だったと思う)の

オールナイト・ライヴで、このボイス&リズムを初体験した。

その時の砂川さんの歌 「BOOGIE MAMA」 が

大変衝撃だったのを覚えている。

その後、ボイス&リズムは、石やん、裕ちゃん、五郎ちゃんの

トリオとなり、活動を続けた。

このトリオ時のライヴは、大阪のバナナホールへ

数回、観に行った覚えがある。


さて、話をSBRに戻そう。

今日の再結成メンバーは、下記。

北京一 (Vo)
石田長生 (Vo&Gt)
山岸潤史 (Vo&Gt)
チャールズ清水 (Key)
永本忠 (B)
土居正和 (Dr)

北京一 (きた きょういち) 、「カタツムリ」 最高。

ドラムのベーカー土居、渋すぎ。


残念ながら、2004年10月11日、

砂川さんは、 48歳という若さで他界した。

今日、砂川さんにもステージにいて欲しかったな。

オープニングは、砂川さんがジャンベを叩く

ビデオに合わせて、砂川さんの娘さん (だと思う) が

ダンスを踊った。

メンバーは、たぶん皆、還暦を超えていると思うが、

こうやって、集まって演奏してくれるのは、うれしい限りだ。

最後に 「またやるで」 と言って終ったけど、

本当にまたやって欲しい。


ギターは、石やんはテレキャス2本とストラト、

山岸さんは、テレキャス (not Fender) 1本。

これがええ音してた。



終演後のステージ


観客のおっさん度、85%。





2014.7.25

隠すほどに目立つ その弐

以前、「私はケチじゃないから」 と言った人がいた。

そう言われたときは、ただ 「そうなんや」と思ったが、

しばらく付き合うと、その人はどちらかと言うと

気前が良いとは言いにくい、ケチな人に見えてきた。

いや、気前が良い場面もあったには違いない。

でも、総合評価は 「結構ケチ」 という印象で終わったのだ。

これはずい分前の話なのだが、もしかしたら、あの時

「私はケチじゃないから」 と言われていなければ、

私にとって、その人がケチかどうかは、

こんなに印象に残るほどのことでは なかったんちゃうかと思う。

その人が、「私はケチじゃないから」 と言ったがために

ケチさが強調されたとでも言おうか。

実際は、大してケチでもなかったとしても。


もちろん、私がその人のことをケチと思おうが思わまいが、

そんなことは些細で、ホンマにどうでもええことです。

相手は鏡。

相手がケチに見えるのは、相手の中に自分のケチさが

見えるからだというのは、ここではちょっと脇へ置いといて、

この話のポイントは、「隠すほどに目立つ」。

隠そうとすればするほど強調されるのです。


※ ※ ※


仕事上で、約束の時間に遅れてくる人がいる。

5回のアポイントで、3回は遅れてくる人に対して

「いつも遅れる時間にルーズな人」 という

印象を持つのは、私だけではないと思うのだが、

どうだろう。

面白いことに、そういう人に限って、

約束の時間を過ぎてから、「遅れます」 という電話を

かけてくる。

ひどい時には、約束の時間を20分ほど過ぎて、

私が (アポイントの日時、間違ってたかな) と思い、

電話をかけてみると、

「すいませ〜ん。今、向かっています」 なんて

言ったりする。

出先の待ち合わせではなく、私は自分の事務所にいるので、

待っている間もやることがあるし、そんなにタイトな

スケジュールで働いているわけでもないので、

(まあええか) と思える範囲だが、

約束の時間に間に合わないと、分かった時点、

つまり、約束の30分前とかそういう時間に

「遅れそうです」 と連絡してくれば、

こちらの段取りも組みやすいし、

その人のことを 「時間にルーズ」 とまでは

思わないのかも知れない。

何より、その方が親切で良心的でしょ。

それに、これまた面白いことに、そういう人に限って、

「10分遅れそうです」 と連絡してきたら、

15〜20分遅れてくるねんな。

これ逆に 「20分遅れそうです」 と聞いてて、

10分か15分で来たら、待ってる者は

「早かったやん」 となるのに、

「10分遅れる」 と聞いてて20分遅れてくるもんやから、

すでに遅刻している上に、もう1回遅刻したことになり、

遅刻が強調されるねん。

遅刻の上乗せですわ。

そんなとこで、5分10分 サバを読んだために

「時間にルーズ」 が強化されてしまうという、

おそらく本人には欲しくない結果になるねんな。


間に合いもしないのに 「10分遅れます」 と言う人は、

遅れる時間を少なめに言うことで、

「私はそんなに遅れませんよ、ちょっとですよ」 と

無意識に、遅刻・時間のルーズさを隠そう、あるいは

軽く見せようとしてるんちゃうやろか。

で、結果、やっぱり 「隠すほどに目立つ」 ねんな。


この 「隠す」 というのは、

無意識にやってしまうことなので、

常々、自分を観察し、自覚を高めておかないと、

頭隠して尻隠さずな人生になってしまうと、

日々、自分を戒めております。





2014.7.26

にっかん飛切落語会

昨日は、日比谷公園近くのイイノホールへ、

「にっかん飛切落語会」 という落語会に行ってきた。

イイノホールは、初めて行ったのだが、

とてもきれいな良いホールだった。

この 「にっかん飛切落語会」 は、

日刊スポーツ新聞社が主催で、一時中断されたものの

今年40年目、昨日が第352夜という

歴史のある落語会。

若手2人とベテラン真打2人が出演する。

観客の投票制で、若手の中から年間で、奨励賞、

努力賞などが決められるしくみだ。

林家たい平、春風亭昇太、立川談春、

立川志の輔、三遊亭小遊三、春風亭小朝など、

現在活躍している真打に過去の受賞者も多い。


昨日の出演・番組は、下記。

(開口一番) 瀧川 鯉津 「動物園」
入船亭扇辰  「一眼国」
柳亭小痴楽 「湯屋番」
〜 仲入り 〜
三遊亭天どん 「たらちね」
立川志の輔 「抜け雀」


若手の出演者は、年間で6人が決まっており、

その中から昨日の出演は、柳亭小痴楽と三遊亭天どん。

小痴楽には、縁があるのかこれで3回目。

まだ25歳だが、私は好きな芸風で、将来有望。

3回ナマで聴いてマクラが全部同じだったので、

違うマクラも聴きたいな。


三遊亭天どんは、昨年9月真打になったばかりで

若手といっても42歳。

真打になったら、名前が変わると思っていたのに、

変わらずこのままずっと 天どんだと嘆いていました。

ちょっとゆるいキャラで私は好きだな。

演目の 「たらちね」 は、長屋の八五郎のところに

言葉が丁寧すぎて何を言っているか分からない嫁が

嫁いでくるという噺。

上方では、「延陽伯 (えんようはく)」 という題だ。

天どんは、これを大幅にアレンジ。

嫁はハーフという設定で、言葉が丁寧なだけでなく、

英語混じりのめちゃくちゃな言葉なのだ。

面白かったけど、ちょっとやり過ぎ感もなきにしもあらず。


ベテラン2人は、入船亭扇辰 (せんたつ) と立川志の輔。

入船亭扇辰は、初めてだったけど、ほかの演目も聴いてみたい。

トリは、お目当ての志の輔師匠。

それまでの出演者も面白く、ダメなわけではないのだけど、

オーラ、風格、笑いの量、噺への引き込まれ具合、

そんな色々が違いすぎるね。

改めてびっくり。

演目は 「抜け雀」 で、先月行った独演会と同じだったが、

それでも、全く飽きることなく新しく笑えるのは、

志の輔師匠が、新しく演じているからに他ならない。

同じ演目を演じても、前座が面白くないのは、

練習したものを高座で 「再現している」 からだと思う。

聴いていて本当に面白かったり、感動したりするのは、

練習したものの再現ではなく、

本番で新たにクリエイトしているからなのだと思う。

落語に限ったことでなく、演技でも音楽でもね。


来週も、志の輔師匠聴きに行きます。





2014.7.27

噺家デビュー

あまりにも落語ばっかり聴いているせいか、

噺家になって、高座デビューした夢を見た。

落語をした、ということになっていて、

落語をしている場面は、夢にはなかった。

で、夢の中で自分が何の演目を演じたかが思い出せず、

「あれ?ホンマにオレ、演ったんかなぁ?

夢やったんかなぁ?」 と言う。

で、ちょっと考えて思い出すのだが、

今は覚えていない。

どうせなら夢なら、高座で演じている自分を見てみたい。





2014.7.28

志の輔らくご in 下北沢
本多劇場プロデュース
「牡丹灯籠」2014

いやいや素晴らしかった。

志の輔師匠の 「牡丹灯籠」。

演出、音楽、口演、構成、何もかも素晴らしかった。

今年で6年目だということだが、

これは劇場から、「毎年 演ってください」 って

言われるでしょう。

今日は、7日間公演の初日だった。

休憩を入れて、2時間半の予定が、

終わった時には、2時間50分を超えていた。

終わってから、「初日なので、喋りすぎました。

明日から20分短くします」 と言っていたけど、

全く長いと感じなかったし、初日だったおかげで

20分多くたっぷり聴けた今日のお客さんは、

ラッキーだと思う。


さて、「牡丹灯籠」。

「四谷怪談」「番町皿屋敷」 と並んで、

日本の有名な怪談話の一つだが、

ほかの2つに比べて、知っていることが少ない。

例えば 「四谷〜」 なら、目の上に大きな傷を作った

お岩さんが幽霊だということは知っているし、

「番町〜」 なら、名前は忘れたけど、女の幽霊が

お皿の枚数を数えるということぐらいは、

子供の頃から知っていた。

でも、「牡丹灯籠」 はタイトルは知っているが

中身を全く知らなかった。

今日の志の輔師匠の解説で知ったのだが、

「牡丹灯籠」 は、江戸時代末期から明治の落語家、

三遊亭圓朝の作で、彼は15日間かけて語ったという。

1日2時間としても30時間の大作だ。

録音なんてなかったその時代、その時の圓朝の口演が、

速記として残されていたので、

今だに語り続けられているという名作なのだ。

「牡丹灯籠」 は、歌舞伎や映画にもなっているが、

昨年、歌舞伎で観た 「怪談乳房榎」 も、

歌丸師匠の独演会で何度か聴いた 「真景累ヶ淵」 も

圓朝の作だったのだ。

「牡丹燈籠」 のことは、知らなかったと書いたが、

この1年ほど、落語を聴くようになって、

「御札はがし」 と 「栗橋宿」 は聴いていた。

これらは、その長い 「牡丹灯籠」 の一部を

抜粋したもので、今もよく演じられる演目のようだ。


「牡丹灯籠」 全体は、実はたくさんの登場人物が、

絶妙な縁で絡み合っている、怪談あり、仇討ちあり、

親子の再開ありの盛りだくさんな物語。

今日の 「志の輔版 牡丹灯籠」 では、

30時間分の物語を2時間半ほどに凝縮。

1部では、ボードに名札を貼り、登場人物の

人間関係とストーリーを解説。

これで1時間ほど。

休憩を挟んで2部では、座布団に座っての

物語の後半を落語で90分ほど。

正にたっぷり、でした。

今年で6年目だが、毎回やる度に

新しい発見があるという。

来年は、本多劇場 (下北沢) が2週間取ってあるとか。

これは来年もぜひ聴きに行きたい。


落語の終わりで、憂歌団の 「胸が痛い」 が流れ、

舞台が暗転になる演出も 良かった。

「牡丹灯籠」 に憂歌団。

こんな組み合わせ、思い付けそうにない。








2014.7.29

招かれざる客
Guess Who's Coming to Dinner

先日、DVDをレンタルし 鑑賞。

1967年のアメリカ映画。

今よりももっと人種問題が

激しかったであろう時代の物語。

白人の娘と 黒人の男 (医師) が出逢ってすぐに

恋に落ちる。

娘は、自分の両親はリベラリストだから、

肌の色や人種などで結婚の反対はしないと

信じきっている。

超楽観的。

黒人医師は、年も30歳を過ぎており、

結婚歴もあり、娘よりは慎重で現実的。

そんな2人が、突然やってきて、

(娘の) 両親に結婚を告げる。

母親は、驚き戸惑いながらも2人を祝福する。

一方、父親は 「結婚が上手くいくはずがない」 と

娘が不幸になることを心配し、結婚に賛成できない。

しかし、偏見のない娘を育てたリベラリストの父親だ。

理想と現実の狭間で葛藤する。

根ポジで空気を読めない娘は、

父親が反対しているとは、全く気がつかない。

というか、そんなこと有り得ないと信じきっている。

そんな能天気な娘は、黒人医師の両親を

家に招いてしまう。

黒人医師の両親は、息子の相手が白人だとは、

まだ知らされていない・・・。

さあ、どうなる?

二人の行方。


黒人医師に シドニー・ポワチエ、

娘に キャサリン・ホートン、

父親に マット・ドレイトン、

母親に キャサリン・ヘプバーン。

アカデミー賞に 10部門でノミネート、

主演女優賞 (キャサリン・ヘプバーン)、

脚本賞を受賞。


良い映画ですね。

アメリカの良心を感じる1本です。


★★★★☆





2014.7.30

Candy Dulfer
キャンディ・ダルファー

ファンキー・セクシー・オネエチャン・フロム・オランダ、

キャンディ・ダルファーのライヴに行ってきた。

いやぁ〜楽しかったなぁ〜。

初めて行ったんやけど、こんなに楽しいとは

思ってなかった。

ブルーノート東京の会員になっているのだが、

ポイントが貯まるとご招待があるのだ。

で、前回ブルーノートへ行った時に

招待状をもらったんやけど、期限があるので、

どれにしようかと ずい分迷ったあげく、

キャンディ・ダルファーにしたのだ。

そんなにファンというわけでもないのだが、

1回観ておこうって感じで。

大正解やったね。

現在44歳のキャンディ。

やっぱりミニスカートで登場。

美人でスタイルが良くて、サックスも歌も上手くて、

おまけにショーがめちゃくちゃ楽しいとくりゃ、

そら大人気やわな。

今日は、東京5回公演の初日やったけど、超満員。

2ndステージを鑑賞したのやけど、

アンコールを含めて、たっぷり90分!

メンバーは下記。

Candy Dulfer / キャンディ・ダルファー (sax,vo)
Ulco Bed / ウルコ・ベッド (g)
Manuel Hugas / マニュエル・ヒューガス (b)
Jan van Duikeren / ヤン・ヴァン・ダウケレン (tp)
Arjen Mooijer / アルイェン・モイヤー (key)
Andy Ninvalle / アンディ・ニンヴァレ (MC/rap)
Nicky Loman / ニッキー・ローマン (ds)
Ricardo 'Phatt' Burgrust / リカルド“ファット”バルグルスト (vo)


キャンディがソロを吹きながら、

客席を一周した時には、私にウインクしたよ。

すごいエンタテイナーでした。

見どころ満載のショーで、ウルコ・ベッドの

「Nikki's Dream」 のギター・ソロも良かったし、

ヴォーカルのファットが これまた おもろかった。

この人 ね。

で、アンディとファット、2人のコーナーがまた最高。

この動画 の53分43秒あたりの

「ビリー・シーン」 をぜひ聴いてみて。

この動画は観たことがあり、

まさかナマで聴けるとは思ってなかったので、大満足。


音楽にそんなに詳しくなくても、

「Pick Up The Pieces」 は耳にしたことあるんちゃうかな。

この曲、元は Average White Band の曲なのだが、

本家より、キャンディのカバーの方が有名なんちゃうかと思う。

もちろん、今日も演りました。


また行きたいね。






ひとりごと  ひとりごと