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つつみしんやのひとりごと 2014年2月
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2014.2.1

7番房の奇跡

映画の日、ロードショー作品を2本鑑賞。

1本目は、韓国映画 『7番房の奇跡』 を観てきた。

そんなにたくさん観てないけど、この数年観たものでも

『母なる証明』 『息もできない』 『拝啓、愛しています』

『王になった男』 など、韓国映画はパワフルやね。

本作も。

刑務所に子供が入り込むという、

状況的にはありえない話で、

言ってみれば大人のファンタジーなのだが、

それはただの設定に過ぎず、

全くのヒューマンドラマ。

塀の中ではなく、塀の外、

しかも警察関係者に悪人がいる。

塀の中にいる人々は皆心優しい。

まあ、このお話で泣けない人はいないでしょ、

という言わばずるい設定なのだが、

分かっていても泣けます。

主演のリュ・スンリョンが素晴らしいし、

その娘役カル・ソウォンがこれまた素晴らしい。

韓国の芦田愛菜的な人でしょうか。

他の出演者も皆GOOD。

そして、女優が美しい〜!


★★★★▲


7番房の奇跡 オフィシャルサイト




ラッシュ プライドと友情

2本目は、2月7日が封切りなのだが、先行上映で

『ラッシュ プライドと友情』 を観てきた。

F1レーサー、ジェームス・ハントとニキ・ラウダの

F3時代から、F1の1976年のレースまでの

実話に基づいた物語。

全く対照的な2人がライバルとして、

文字通り命を賭けてしのぎを削る。

カーレースの映画ではなく、ヒューマンドラマとして

描かれているので、F1に詳しくなくても

十分に楽しめる作品だ。

カーレースなんて、

子供がチャリンコで競争していたのが、

大人になって、膨大なお金をかけ、ほんでマジで

やっているという、考えてみれば、

子供じみたゲームだ。

が、そのゲームはある男どもにとっては、

命を賭けるに値する。

命に代えても手に入れたい勝利なのだ。


実は、結構繊細なのだけど、情熱的で、

楽しければええやないかという、破天荒な生き様の

命知らずのジェームス・ハント。

一方、めちゃくちゃ理知的で理性的で、

それでいて素晴らしい勘とテクニックの持ち主、

ニキ・ラウダ。

2人の手に汗握る攻防と人間ドラマが見所。

ここからややネタバレ。

印象的なのは、

結婚生活を潰しても走り続けるジェームスに対し、

雨の富士スピードウェイで、レース中、

妻の姿を見、「危険すぎる」 と、レースを棄権するニキ。

何もかもが美しいほどに対照的なのだ。

結構な迫力です。

ぜひ、劇場で!


★★★★★


RUSH オフィシャルサイト





2014.2.2

たましいの場所

早川義夫。

1960年代後期にデビューした、

ジャックスというバンドのヴォーカルだ。

当時、幼かった私はジャックスを知らない。

ジャックスは、あんまり売れなくて解散。

早川義夫は、音楽を止めて、その後、

本屋のオヤジになった。

「ジャックス」 というバンド名も

「早川義夫」 という名前も日本のロックの

歴史を書いた雑誌の記事で見たことがある程度で、

音を聴いたことはなかった。

その早川義夫の書いた 『たましいの場所』 という

エッセイを読んだ。

きっかけは、先日亡くなった佐久間正英氏の

ブログにこの本のことが書かれており、興味を持ったのだ。

彼の歌を聴いたことはなかったのだけど、

この本は、いっぱいメモりたいような

言葉に溢れていて、好きになった。

なんというか、その弱さや醜さを

さらけ出す文章は、切なくて美しい。


★★★★▲


早川義夫は20年以上やめていた音楽活動を

1994年に再開した。

彼の音楽については、また明日。





2014.2.3

たましいの音楽

昨日は、早川義夫著の 『たましいの場所』 という

本のことを書いた。

本を読み終えて、初めて YouTube で

「早川義夫」 と検索し、その歌声を聴いた。

強烈だ。

読み終えた 『たましいの場所』 に

書かれていた色んなことと、その歌がつながり、

合点が行く。

ああ、そうか、これが歌なんだな。

浜田真理子同様、じっと歌を聴いていたい、

あの感じだ。

佐久間正英と演っている動画もある。

いくつか動画観ていると、凄いヴァイオリンとの

デュオを発見。
  ↓
からっぽの世界



ヴァイオリニストは、HONZI。

HONZI のことも本の中に出てきたので、

ちょっと興味を持っていた。

聴けて良かった。

確かに素晴らしいヴァイオリンや。

いや、ヴァイオリンが素晴らしいとかいうの、

超越しとるな、と聴き入った。

コメントが1つ書き込まれている。

 もうホンジーのバイオリンが聴けないかと思えば、
 とても悲しく泣けてきます。


えっ? と知らべてみると、

このライヴは、2007年5月12日なのだが、

その4ヶ月後の9月27日に、

HONZI は、死去していた。

癌だった。

見るからに まだ若い。

なんか、こういうの多いなぁ、この頃。


そして、HONZI が亡くなる1ヶ月前に録音されたという

『 I LOVE HONZI 』 という ライヴ CD を発見。

メンバーを見てもう一度衝撃、

早川義夫、HONZI、そして、

佐久間正英。

ああぁ。





2014.2.4

桂 ざこば

死んでしもた枝雀の落語を聴いていると、

高座で、たぶん ざこば の後に登場したのだろう、

弟弟子のざこばのことを少し語る音源がある。

「ざこばの落語は泣ける」 と。

私は、米朝一門では枝雀もざこばも南光も好きだ。

それぞれに味があるが、ざこばは 独特やね。

なんか、あの危うさがいい。

生身の人間丸出しな感じで好きやなぁ。

私が子供のころは、桂朝丸いうて、

「動物いじめ」 とかやっとったなぁ。

おもろがって、小学生の時、真似しとったけど、

「動物いじめ」 は、その後、動物愛護団体からクレームが付いた。

そのうち、ぜひ、ナマで観たい。


桂ざこば号泣 「たかじん ありがとうな」追悼番組で


さんま御殿 桂ざこば親子


やしきたかじんがハンバーガーを食べないワケ
(番外編:たかじんの話に泣くざこば)





2014.2.5

ソウルガールズ

実在した、オーストラリアのアボリジニの

女性ボーカルグループ 「サファイアズ」 の物語。

夢と希望と音楽と差別と戦争と恋の物語。

アボリジニの差別の歴史について何も知らなかったが、

白人との間に生まれた肌の白い子供を

政府が誘拐みたいにして連れ去り、白人として

育てようとしたことなど、えげつない差別の

歴史があったようだ。

大昔のことちゃうで。

つい、50年ほど前のことやで。

人間てホンマにひどいことしよる。


時代は、ベトナム戦争時。

1968年、アボリジニの居留地に住んでいた、

姉妹といとこ4人組が、ベトナムにいるアメリカ軍の

慰問のオーディションに受かり、ベトナムへ

行くというのが話の大筋なのだが、

もともと、カントリー・ミュージックを

歌っていた彼女たちに、マネージャーを

買って出たデイヴは、ソウル・ミュージックを

歌わせる。

ベトナムでは、ソウルなのだ。

確かにベトナムにカントリーは似合わんよな。

(そのデイヴは、アイルランド系で、

アイルランドといえば、『コミットメント』 という

ソウル・ミュージックの映画があったよな。)

で、なんでオーストラリアからベトナムへ慰問? と

思っていたら、ベトナム戦争時、オーストラリア兵も

5万人弱派兵されていたらしい。


音楽は、サム&デイヴ、ウィルソン・ピケット、

フォー・トップス、スモーキー・ロビンソンなど、

あの頃のソウル・ミュージックです。


アボリジニ版 『ドリームガールズ』 という

感じもあるが、私はこちらの方が好きだな。

東京では、(現在) 2つの劇場でしか上映していない。

私が観たのは、ヒューマントラストシネマ有楽町で、

60席ほどの小さな劇場だ。

今日は1000円のサービスデイだったこともあってか、

ほぼ満席だった。

良い映画だから、もっと多くの劇場でやればいいいのになぁ。


★★★★▲


ソウルガールズ  オフィシャルサイト





2014.2.6

訃報
フィリップ・シーモア・ホフマン


俳優フィリップ・シーモア・ホフマンが、

遺体で発見されたらしい。

フィリップのことは、1999年の映画 『マグノリア』 で、

トム・クルーズ演じるフランクの父親アールの

付き添い看護士役で知った。

その映画では、そんなに出番が多かったわけではなかったと思うが、

とても優しい看護士を演じていた印象がある。

2005年の『カポーティ』 でアカデミー賞主演男優賞を

受賞したが、残念ながら これは観ていない。

印象に残っているのは、2007年の『その土曜日、7時58分』。

きっつい映画やったなぁ。

昨年は、『ザ・マスター』 で新興宗教のカリスマを演じた。


2日 (現地時間)、友人宅のバスルームで倒れているのを

発見されたらしいが、腕には注射器がささったままだったという。

死因は、ヘロインの過剰摂取という発表もあったようで、

詳しいことは分からないが、どうもドラッグがらみのようだ。

46歳。

ええ役者やったのに残念やなぁ。

合掌。




TEDESCHI TRUCKS BAND


2012年以来の来日となる、

テデスキ・トラックス・バンドを観てきたぞ!

会場は、2年前と同じ渋谷公会堂。

今回は2階席だったが、前から3列目ということもあって、

割とよく見えた。

東京3日間、あとは名古屋、大阪という5回公演。

今日はその初日。

チケットは、ソールドアウトだった模様。

もう、バンドが登場しただけで、大歓声。

すごい人気やね。

1曲目 「Made Up Mind」 でウルウルしてしまった。

スーザンは、ミニスカートでストラトで登場。

(途中でテレキャスターも使用。)

ちょっと声太なったんちゃうか。

毎日シャウトしてたら太なるかもね。

デレクはギブソンのSG。

毎度あの涼しい表情で、もう、弾きまくり。

ほんで、今回は、ドイル・ブラムホールUが

数曲でゲスト参加。

何年か前のクラプトン・バンドの再現のようです。

いやぁ、良かったなぁ。

大好きやなぁ。

このバンド。

2年前の公演があまりに良かったので、

実は今回は11日の 昭和女子大学 人見記念講堂 の

追加公演も買っちゃったのだ。

なので、もう一度、観られるのだ〜!

Tシャツも 3枚も買っちゃった。(ミーハー)


今日は、公演中、携帯で写真撮っている人、

結構いたなぁ。

日本も変わってきたんやなぁ。

そういえば、2年前も録音OK とか

いうてたっけ。



開演直前のステージ





2014.2.8

Keziah Jones

キザイア・ジョーンズ。

ナイジェリア出身のアーティストだ。

1992年にデビュー。

当時、そのギター (奏法) に結構インパクトがあって、

私は4枚目あたりまでアルバムを買い続けたのだが、

実は、あんまり聴いていない。

1st アルバムの 『Rhythm is Love』 という曲は、

印象的で覚えているが、他は覚えていない。

キザイアは、MIYAVI が演る何年も前に、

アコースティックギター(エレガット) で、

スラップを始めていた人だ。

昨日、そのキザイアを観てきた。

@ビルボードライヴ東京 (2nd ステージ)。

私はビルボードライブの会員になっており、

ライブに行くたびにポイントが貯まるのだが、

一般8500円のところ、会員向けのサービスで

300ポイント (3000円相当) で観ることができたのだ。

メンバーは3名。

キザイア・ジョーンズ / Keziah Jones(Vocals, Guitar)
オットー・ウィリアムズ / Otto Williams(Bass)
ネイサン・アレン / Nathan Allen(Drums)

肌の色も音楽も真っクロ。

そのクロさがいわゆるアメリカのソウル・ファンクとは

一味違う。

言葉で表すのは難しいが、アフロ・ファンクっちゅう

ことなんやろう。

ギターは、ソリッドのエレガット。

チェット・アトキンス・モデルではなく、

メーカー不明のものとゴダンを使用。

なんでこの人は、ガット弦を選んだんやろ。

確かにエレキギターとは、微妙にニュアンスが

違うのだが、逆にガットやと弾きにくいんちゃうかと

思ってしまった。

おまけに、激しいカッティングで弦が切れる。

昨日も3本ぐらい切ったね。

途中で持ち替えたギターが2本しか弦を

張っておらず、もともと2本しか張っていないのか

1stステージで残りの4本を切ったのか、

分からんかった。

普通に考えたら、4本弦の切れたギターは

使わへんと思うねんけど、この人の場合、

そんなこと関係ないような気もした。

思っていた以上にお客さんも入っていて、

盛り上がり、カラダがじっとしてられへん、

ええライブやった。

アンコールは、せえへんかったけど、

たぶん最後の曲がアンコール分やったんやろう。


メンバーは違いますが、こんなんでした。
   ↓


昨日も、途中でシャツを脱ぎ、上半身ハダカで、

マントを羽織っておりました。





2014.2.11

ウルフ・オブ・ウォールストリート

アカデミー賞主演男優賞他主要5部門で

ノミネートされている映画、

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 を

観てきた。

主演は、『アビエイター』 『ブラッド・ダイヤモンド』 で

主演男優賞にノミネートされながら、いまだオスカーを

手にしていないレオナルド・ディカプリオ。

監督は、オスカー監督 マーティン・スコセッシ。

ディカプリオとスコセッシ監督は、

5度目のタッグ。

本作、20代で 億万長者に上り詰めた、

実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォート の物語。

結局、違法の取引の末、ジョーダンは、

逮捕されるのだが、どうも出所後も、

この映画の原作やセミナー講師などで、

儲けて (?) いるようだ。

ただし、賠償金返済がめちゃくちゃあるようなので、

稼いでも稼いでも足りないのかもしれない。

映画を観れば分かるとおり、何もなしから

成り上がったジョーダンは、カリスマだ。

金儲けに狂った男の話と言ってしまえば

それまでだが、どうもこのジョーダンという男、

憎めないのがミソ。

小市民には理解できない、

金とドラッグとセックスと狂気のお話。

でも、179分は長く感じない。

ちなみに20代で年収4900万ドル(約49億円)を

稼いだジョーダン、私と同じ年 (1962年生まれ) です。


★★★★☆




TEDESCHI TRUCKS BAND
その2


2月6日に渋谷公会堂で観た、

テデスキ・トラックス・バンドの追加公演に

行ってきた。

追加公演は、東京だけ。

会場は、昭和女子大学 人見記念講堂。



TTB の客は、圧倒的におっさんが多く、

華やかなキャンパスには不似合いだ。

まあ、私もこういう時しか女子大に入る機会は

ないのだが。

今日は、1階前から12〜3列目のステージ向かって一番左端。

割とよく見えたね。

先日とはセットリストも一部違い、

スーザンのソロコーナーがあるなど、楽しめた。

やっぱり、デレクは何度観ても凄いわ。

今日は、あの髭面が仙人に見えたよ。


メンバー:
スーザン・テデスキ (Vo, G)
デレク・トラックス (G)
コフィ・バーブリッジ (Key, Fl)
タイラー・グリーンウェル (Dr, Perc)
J.J.ジョンソン (Dr, Perc)
ケビ・ウィリアムズ (Sax)
モーリス・ブラウン (Trp)
サンダース・サーモンズ (Trb)
マイク・マティソン (Chor)
マーク・リバーズ (Chor)
ティム・ルフェーヴル (B)
ドイル・ブラムホールU (G)



そのうち、今日のセットリストも

発表されるだろうが、ウドーのサイト

2月6日のセットリストが発表されていたので、

ここにも転記しておこう。


2014年2月6日(木) 渋谷公会堂 Set List
1. MADE UP MIND [A]
2 .DO I LOOK WORRIED [A]
3. IT'S SO HEAVY [A]
4. MISUNDERSTOOD [A]
5. I KNOW [B]
6. ST. JAMES INFIRMARY
7. MEET ME AT THE BOTTOM
8. ALL THAT I NEED [A]
9. PART OF ME [A]
10. PALACE OF THE KING
11. MIDNIGHT IN HARLEM [C]
12. BOUND FOR GLORY [C]
13. THE STORM [A]
14. 〜 ENCORE 〜 SPACE CAPTAIN

[A]『MADE UP MIND』(TEDESCHI TRUCKS BAND/2013)
[B]『ALREADY FREE』(THE DEREK TRUCKS BAND/2009)
[C]『REVELATOR』(TEDESCHI TRUCKS BAND/2011)





2014.2.12

NIK WEST

近年、タル・ウィルケンフェルド、

エスペランザ・スポルディングなど、

女性ベーシストの活躍が目覚ましいが、

ニック・ウェストという、

新たなファンキー・ネエチャンの登場だ。

彼女のお父ちゃんはギタリストで、

音楽一家に育った彼女は、今では、

Bootsy Collins のベース講座のゲスト講師まで

務めるというホンマモン。

実は、先日までその存在を知らなかったのだが、

ブルーノート東京で 初来日公演が

あるというので、どんなんかいなと

チェックしてみたら、これが、ええやないか。

というわけで、今晩、観に行ってきた。

東京2日間4公演のラスト・ショーだ。



思っていた以上に結構お客さんも入ってて、

盛り上がりました。

ニックは、フェンダーの4弦ベース。

時々、座り込んだり寝そべって弾いたり、

リズムもカラダもウネウネしてた。

メンバーは、下記。

Nik West ニック・ウェスト (b,vo)
David Schulz デヴィッド・シュルツ (key)
Hubie Wang ヒュービー・ワン (g)
Brittany Maccarello ブリタニー・マッカレッロ (ds)

意外や、YouTube でチェックしていたような

黒人バンドではなく、ニック以外は白人だった。

ドラムのブリタニーも若い女性。

このドラムが、またパワフルで、

ニックのベースと混ざると、めちゃくちゃグルーヴィ。

ギターのワンは、東洋人のようだったので、

チャイニーズか?

途中で 2曲、ファットなおばちゃんヴォーカルが、

ゲスト (?) 参加。

何者か紹介したのでしょうが、聞き取れず。

ティナ・ターナーという名前が聞き取れたのだが、

意味分からず。

曲は、オーティス・レディングの

「I've Been Loving You Too Long」 (ともう1曲)。

帰って調べたら、この曲、ティナ・ターナーも

歌ってたのね。


ニックは、結構長い MC で、プリンスがどうした、

ラリー・グラハムがどうしたと話してくれたのだが、

3割ぐらいしか意味分からず。

どうも彼女、プリンスのファンで、

共演が叶った時の話のようだったが、よく分からず残念。

英語、勉強せななぁ。

私は、ファンクに詳しくないのだが、

スライの 「Thank You」 とかもやってて、

“その筋” のお客さんには、めちゃ受けてました。



 ↑
今日は、こんな頭にこんな衣装で、

やや いかつかったけど、彼女モデルもしてるとかで、

こういう可愛い感じでもやってます。
 ↓






2014.2.13

女性ベーシスト

昨日は、ニック・ウェストのことを書いたが、

今日は、別の女性ベーシストを紹介しよう。

ベースという楽器は、男性が弾いても

大きく重たいものなのだが、彼女たちを見ていると、

そんなこと 全くお構いなしのようだ。


まず、Tal Wilkenfeld (タル・ウィルケンフェルド)。

1986年生まれ、オーストラリア・シドニー出身。

21歳でジェフ・ベックのバンドのベーシストに!

Jeff Beck 「哀しみの恋人たち」
  ↓


1分45秒あたりから、タルのベース・ソロ。

これが、21歳の女子のプレイか!

ジェフも思わず ひれ伏せておられる。

自動車事故で、2012年10月の来日が中止になってから、

その後、ニュースを聞かないがどうしてるんでしょと

心配していたら、今日届いた雑誌 JAZZ LIFE の

NAMM SHOW (アメリカの楽器ショー) の

レポートに写真が載ってた。

ああ、良かった。


それから、

Esperanza Spalding (エスペランサ・スポルディング)。

2012年に東京JAZZ でナマで観たんやけど、

音楽がちょっとハイソ過ぎて、実はよく分からんかった。

こんなん弾きながら歌われへんで。
  ↓



昨日のニックも、今日紹介したタルもエスペランザも

3人とも、みんな美人でめちゃウマですな。

YouTube 観てたら、他にも美人ベーシスト発見!

Fabienne Gilbert

Marta Altesa





2014.2.14

The Best Cover of 'Africa' by Toto
You've Probably Ever Heard


東京は、珍しく 2週続けての雪です。

さて、友人が FaceBook でシェアしてた動画なのだが、

まず、これ をご覧あれ。

(YouTube の動画が張れなかったので、
 リンク先でご覧下さい。)

iHeart RADIO というサイトでは、

2 Guys In A Pizza Shop Perform
The Best Cover of 'Africa' by Toto You've Probably Ever Heard

ピザ屋における2人のおっさんの演奏。
おそらく今まで聴いた TOTO の 「アフリカ」 のカバーでベストだ

と紹介していた。

確かに。

この2人が何者なのか、現時点では分からないが、

原曲のイメージを全く損なうことなく、

素晴らしい歌とハーモニーを聴かせてくれる。

冒頭、

Live at the Pie Pizzeria
August 7, 2010
South Jordan, UT

と字幕が出る。

8月7日、おお、私の誕生日だ。

それは、どうでもええねんけど、

ユタ州ですから、まあ、田舎でしょう。

そんな田舎のピザ屋でこんな演奏が聴けるとは、

アメリカってやっぱりスゴイよな。


ちなみに私は、1985年に このサウス・ジョーダンの近くの

ソルト・レイク・シティ (同じくユタ州) へ

行ったことがある。

そう、2002年の冬季オリンピックの開催地ね。

1泊しかしてないけど、

人口の多くがモルモン教徒とかで、

ごっつ静かな平和な街やった覚えがある。

確かお酒飲むようなお店もなかったような気がする。

今ではどうか分からんけど。


同じ Mike Masse and Jeff Hall による

The Sound of Silence

聴きごたえあり。





2014.2.15



関東は、先週末に続いて昨日も雪だった。

うちの近所では、先週の方が積もったが、

甲府や前橋など場所によっては、昨日から今日にかけて

積雪の記録を塗り替えているようだ。


13日から明日まで、「CP+2014」 という

写真・カメラに関するイベントがパシフィコ横浜で

開催されている。

今日はそれに行くつもりでいたのだが、

昨日の天気予報では、今日は暴風雨だというので、

昨夜の時点で、行く気が失せていた。

起きたら、今朝7時過ぎに主催者から、

「悪天候による開催中止」 というメールが届いていた。

昼頃、外に出てみたら、暴風雨どころか、

雲の間から少しだが晴れ間も見えてたけど、

昨夜の雪の影響で交通はかなり乱れているようだ。

ちなみに 「CP+2014」 は、明日は予定通り開催するようだ。

(行かないけど。)


うちの前の道は、隣の家の前で行き止まりになっており、

人の通行は、ほとんどない。

車に至っては、引越しでもない限り、

入ってくることがない。

そんなわけで、雪が結構積もってしまうのだが、

ご近所のどなたかが、通り道の雪かきを

して下さっている。

先週もそうだった。

ありがたいことだ。



家の前の道 今日 昼過ぎに撮影





2014.2.15

武士道

オリンピックの時期になると 我が家では、

夜中に約1名の、テレビを観る応援の

雄叫び (雌叫び?) が 響き当たる。

妻である。

近所迷惑なのではないかと思うほど

かなり騒がしい。

私は、そんなにオリンピックに興味がなく、

まあ、たまたま観ればそれなりに楽しみ、

ニュースで結果を観ればそれなりに一喜一憂するものの、

今日は ○○ (競技名) があるから、

絶対観ようなどというほどのファンではない。

が、妻は基本的にスポーツ観戦好きで、

前にも書いたが、駅伝を録画してまで観るような人だ。

当然、オリンピック・シーズンの我が家は騒がしい。


まあ、私もリアルタイムで声を上げて

応援するほどではないにしろ、

日本がメダルを獲ったかどうかぐらいは、

興味がある。

で、今日、「ソチ・オリンピック・ハイライト」 という

番組を観ていて、大変 感動した場面があった。

それは、クロスカントリー準決勝で、地元ロシアの

アントン・ガファロフ選手の話。

途中で転倒したアントン選手の左足のスキー板は、

完全に壊れていた。

その壊れたスキー板を履きながら、

最後まで走ろうとするアントン選手。

もちろん、もうその時点で上位入賞など望めない。

すると、途中でアントン選手に駆け寄り、

その壊れたスキー板を交換する人がいた。

私は当然、ロシア・チームの人だと思ったのだが、

これが、カナダ・チームのコーチ、

ジャスティン・ワズワース という人で、

「わなにかかった動物を見ているようだった。

何もせず、じっとしていることなどできなかった」と

語ったという。

ソチ五輪の広報担当、アレクサンドラ・コステリナ氏は

この行動について、

「これこそが五輪の本質であり、その精神、

その中核をなすもの。素晴らしい行動だ」と

褒めたたえたという。

「ロシアチームのコーチがコースのそばにおらず、

別のチームのコーチに頼ることになった理由は、

今のところ不明だ」 ということだが、

そんなことは、重要やない。

敵チームであっても、そんな状況を

放ってはおけない、これこそがスポーツマン・シップでは

ないか、と感動したのであった。


詳しくは、こちら

皆がこんな精神であれば、世界中から紛争や戦争は

なくなるのにね。





2014.2.16

イルミネーション

表参道のとあるショップの前の

イルミネーション。



これを考えたり、装飾した人は、

美しいと思っているのだろうか。

私には、木の悲鳴が聞こえるようで

いたたまれなかった。

クリスマス・ツリーのように葉っぱの部分に

少しぐらいのイルミネーションなら良いが、

このように幹に、言ってみれば体中に

ビッシリと電球を付けられるとなると、

きっと、木は嫌がってると思うねんけど、

皆さんはどう思う?





2014.2.17

小さいおうち

山田洋次 監督の映画。

原作は未読だが、直木賞に輝いた中島京子の

同名ベストセラー小説ということで、

昨年の山田監督の 『東京家族』 が、イマイチだった

私としては、なんとか挽回を願いたいところだった。

う〜ん、なんというか、『東京家族』 ほど

ガッカリはしなかったが、ちょっと微妙やなぁ、

というのが感想。

おそらく、原作は素晴らしいのだろう。

残念だったのは、

昭和10年代が舞台なので、国際情勢や、

戦争のことなど、時代背景の説明が不可欠となり、

どうしても、説明臭いセリフが多くなってしまうこと。

芸術家タイプのええ男・板倉を演じるのが、

吉岡秀隆 で、私としては物足りないこと。

それに、この時代にこんな髪型の男、おったんか?

松たか子は、ええねんけど、この役なら、

もうちょっと いやらしく演じて欲しかったな。

それから、倍賞千恵子演じるタキの回想が

終わったあとのシーンは、果たして

必要だったのだろうか、とも思った。

奥様と旦那さんが防空壕で云々、というところで

終わっても良かったんちゃうか、と。

若い頃のタキを演じる黒木華は、いいね。

田舎から出てきた、素朴で真面目な娘を

好演している。


ひとことで言ってしまうと 不倫の映画。

妻が自分の部下と姦通しているのに、

旦那が気がつかないところなどは、

落語の 「紙入れ」 を思い出してしまった。

一番 間抜けなのは、旦那さん。


残念と書いたが、物語としては、面白い。

そして、2つの謎が残っている。

まず、(私の勘違いでなければ)

板倉が好きだったのは、

タキでは、なかったのか?

板倉のスケッチブックに書かれていたのは、

タキだったように見えたのだが・・・。

だから、奥様は嫉妬で火が付いたのか?

もう一つ、年老いたタキの部屋の壁に

掛けられていた赤い屋根の家の絵画は、

板倉が書いたものではないのか?

前半のタキの遺品を整理するシーンで、

小林稔侍が、よく見もせずに

「要らない (捨てる)」 と言うのだが。

この2つは、確認したいけど、

もう一度劇場で観るほどではないので、

そのうち、DVDで。


★★★★☆




(追記)

「若い頃のタキを演じる黒木華は、いいね」 と書いたが、

深夜のニュースで、黒木が ベルリン国際映画祭 の

最優秀女優賞 (銀熊賞) を受賞したと報じていた。

日本人では、4人目で最年少 (23歳) 受賞とのこと。





2014.2.18

落語で学ぶ古い日本語

この頃、落語をよく聴くようになったことは、

何度か書いた。

結局、育ちなのだろうか、どうも東京落語より、

上方落語の方が好きだ。

やっぱり、一番の要因は 「言葉」 だろうな。

でも、どちらも面白いことには変わりないので、

上方落語しか聴かないなどとは、言うつもりはない。


さて、古典落語には今は使われなくなった、

古い言葉が いくつも出てくる。

以下は、上方落語に出てくる言葉だが、

中には東京落語にも出てくるものもあるかもしれない。

たとえば、「悋気の独楽 (りんきのこま)」 と

いう演目がある。

「悋気 (りんき)」 とは、嫉妬・やきもちのことで、

「嫉妬深い」 ことを 「えらく悋気強い」 などと言ったりする。

「悋気」 という言葉は、落語を聴いていると

ちょくちょく登場する。

また 「胴乱の幸助 (どうらんのこうすけ)」 と

いう演目がある。

この「胴乱」 とは、革製の方形をした小袋のことで、

薬など小物を入れたようだが、この場合は財布を指す。

幸助は、ケンカ仲裁が趣味の人だが、

財布を出して酒を飲ませて、ケンカを収めることから、

そう呼ばれるようだ。

「紙入れ」 という落語もあるが、

この 「紙入れ」 も財布のこと。

そのほか、「口入屋」 とは、

平たく言えば職業紹介所。

女中さんたちの仕事の世話をする店のことだ。

「宿替え」は、引越。

「カンテキ」は、七輪。

「がまん」は、入れ墨

「子供」 は、丁稚。

「なぶっとたらあかんで!」 なんてセリフがあるが、

この 「なぶる」 は、「おちょくる」 「からかう」 という意味だ。

東京では 「妾 (めかけ)」 というが、

上方では 「てかけ」 という。

漢字では、「手掛け」 または、「手懸け」 と書くようだ。

誰かのマクラで、「目をかけるか、手をかけるかの違いで

やることは一緒です」 というのが あったな。


落語を通じて、そういう古い日本語を学べるのも

また一興だ。





2014.2.19

光にふれる

予告編を観たときには、

さほど食指が動かなかったが、

なんとなく観たくなって観てきた、

映画 『光にふれる』。

「台湾出身の盲目のピアニスト、

ホアン・ユィシアンの実話を基に描く感動作」 との

触れ込みだが、たっぷり泣く準備をしていくと、

肩すかしをくらうかも。

いや、良くなかったわけではない。

ただ、全盲ピアニストの感動のサクセス・ストーリーの

ような、映画ではない。

確かに主人公ユィシアンは、あるトラウマに

捕われており、それを乗り越えていく展開に

なっている。

主人公が全盲なので、

このストーリー展開になるのだと思うが、

なんだろう、ピュアなラブ・ストーリーという感じ。

そのラブ・ストーリーに 「光にふれる」 という

テーマを重ね合わせている。

「光とは何か」 は、映画を鑑賞して

ゆっくりと自分自身で探ることなのだろう。


主役のユィシアンを演じるのは、

実際にプロのピアニストとして活躍している、

ホアン・ユィシアン ご本人。

素朴な演技が良い。

ヒロインを演じるのは、台湾の女優、

サンドリーナ・ピンナ。

フランス人の父と台湾人の母とのハーフらしいのだが、

この人が美しい。

ダンサーを目指す役だが、そのダンスシーンは、

いつまでも観ていたい程、美しい。

そのダンスの講師に ファンイー・シュウという、

ダンサーが登場するが、その人のダンスにも目を奪われる。

台北とニューヨークを拠点に活躍する国際的ダンサーらしい。


めちゃくちゃ感動するような、ドラマティックな

作品ではないが、私は好きだな。

じわ〜っとくる感じ。

印象的なシーンがいくつもあった。

例えば、ユィシアンのお母さんが、

ユィシアンを一人、大学に残して去るシーンなどは、

涙なしでは観られない。


ちょっと、気になったのは、

サンドリーナ・ピンナ演じるシャオジエが、

ドリンク・ショップでアルバイトしているのだが、

お店に彼氏が来た時と、母親が来た時の2回、

お客さんを ほったらかしにするシーンがある。

日本では、考えられないことだが、

台湾では、あれが日常なのだろうか。

お客さんは、怒らないのだろうか。

映画の内容とは、直接関係ないが。


台湾・香港・中国 制作。

邦題の 「光にふれる」 は、微妙だが、

言いたいことは分かる。

原題は 「逆光飛翔」、

英語のタイトルは 「Touch Of The Light」。


何事も、最初の一歩を踏み出すのに一番勇気がいる、

でもその一歩を踏み出すことこそが、

自分を生きることなのだな。


光にふれる 公式サイ


★★★★☆





2014.2.20

上方落語で学ぼう 大阪弁

上方落語を聴いていると、子供の頃、よく聞いていたけど、

今では全く聞かなくなった(東京在住なので当たり前や)

大阪弁が出てくる。

私は、いわゆる 「河内 (かわち)」 で育った。

小学校6年間は毎年、運動会のたびに

全校生徒で 「河内音頭」 を踊ったものだ。

(その頃は、日本中の小学生が河内音頭を

踊っているものと思い込んでいた。)

同級生には、おじいちゃんに習ったのだろうか、

河内音頭をフルコーラス (結構長い) 歌えるやつもいた。

彼なんかは、きっと先祖代々、河内の人なのだろう。

東京の人は、「かわち」 という時、

「か」 にアクセントを置くだろうが、

大阪弁では、ノンアクセントだ。

つまり、今の若者が 「パンツ」 (ズボンのこと) や

「カレシ (彼氏)」 と言うのと同じアクセントだ。


それは、さておき。

私の両親は、2人とも 元々大阪人ではないので、

ディープな大阪弁は、家の中では使われていなかったのだが、

友達んちへ行くと、そこの両親や、おじいちゃん、

おばあちゃん、それに友達自身も、我が家では使わないような

ディープな大阪弁を使っていた覚えがる。

そんなディープな大阪弁が、

上方落語には当たり前のように登場する。

たとえば、「いぬ」 という言葉。

子供の頃、友達と遊んでいると、その友達が、

「もう、いぬわ」 と言う。

これは 「もう、帰るわ」 という意味だ。

遅くまで、友達んちで遊んでいると、

そこの家の人に、「そろそろ、いにや (帰りや)」 と

言われたりする。

過去形はどうなるかというと、「いんだ」 となる。

「あいつ、もうとっくに いによったで」 てな具合だ。

(訳:あの方、もうとっくにお帰りになられましたわよ)


「ほたえる」 という言葉も、落語に出てくる。

「ほたえる」 は、「ふざける」 「騒ぐ」 「暴れる」 と

いったような意味。

家の中でふざけて暴れていると、家の人に

「ほらほら、そんなとこで、ほたえなさんな」

「ほたえとったら、あかんがな」

「ほたえんな、ちゅうとるやろぅ!」 と

注意されるわけだ。

そのほか、赤ちゃんのことを 「やぁーこ」 と言ったり、

落語を聴くことは、私にとって、大変ノスタルジックな

言葉に出会える機会でもあるのだ。


さて、大阪人は その言葉が 大阪の方言だと知らず、

全国的に通じると思っていることが多々あるようだ。

なので、大阪以外の人と話して通じないことに、

ショックを受けることも少なくない。

関西のお笑い芸人の全国進出で、

最近はそういうことも減ってきたかもしれないけど。

例えば、「これ、なおしといて」 は、

「これを しまっておいてください」 という意味だし、

「これ、ほっといて」 は、「これ、捨てておいてください」

という意味だ。

そういえば、「モータープール」 が通じなくて ビックリしたなぁ。

「モータープール」 は、「駐車場」のことやねんけど、

一体、何語なんやろね。


そういう方言は、通じないことを知らないので、

意外と気にならないのだが、固有名詞は、

私は大阪育ちなので分かるが、東京や地方の人が、

上方落語を聴いたときに 分からんのちゃうかと

余計な心配をしてしまう。

「高津 (こうづ) さん」

「生玉 (いくたま) さん」

「住吉さん」

「天王寺さん」。

全部、人の名前ではない。

「高津さん」 は高津神社、

「生玉さん」 は生玉神社、

「住吉さん」 は住吉大社、

「天王寺さん」 は四天王寺のことだ。

住吉大社、四天王寺は割と有名かもしれないが、

高津神社 と 生玉神社は、あまり知られていないだろう。

この2つの神社は、私が大阪にいた若い頃の

行動範囲内にあったので、親近感がある神社だ。

この4つの神社、お寺は度々、上方落語に

登場するので、ぜひ この機会に 学んでおこう。





2014.2.21

ERIC CLAPTON LIVE at BUDOKAN



エリック・クラプトンを 観てきた〜。

今年は、エリック初来日から40年目で、

20回目の来日。

私が観た今日は、日本公演202回目にあたる。


1985年、初めて観たとき、

40歳だったエリックも、今年で69歳。

事前情報で、パンフレットに 「今回のツアーが、

最後になるかもしれない」 というエリックからの

メッセージが載っているというので、

もう何年も買うのを止めていたコンサートの

パンフレット (2,500円) を久しぶりに購入してみた。

そこには、エリックからの サヨナラのメッセージが・・・。


コンサートが始まる前に、それを読んだだけで、

ウルウルしてしまった私は、コンサート中、

(ああ、私はこの人の音楽が 本当に好きだったんだ) と

しみじみ、ウルウル。


1曲目 「Pretending」 に始まり、

「Key To The Highway」 「Tell The Truth」

「Hoochie Coochie Man」 「After Midnight」 「Layla」

「Tears In Heaven」 「Before You Accuse Me」

「Cross Road Blues」 「Cocaine」 などなど、

アンコールを入れて、1時間50分。

少しテンポを早めにして、レゲエの匂いもさせた、

「Wonderful Tonight」 では、久々の落涙。


エリックは、1963年から活動しているので、

昨年で デビュー 50周年だった。

正にその50年 (今年で51年目) の

集大成のような演奏だった。

でも、エリックは きっと集大成などとは、

思っていないだろう。

ソチでは、オリンピックの真っ最中で、

某スケート選手の演技を 4年間の 「集大成」 などと

書いているメディアがあるが、演技や演奏などの表現者は、

毎回毎回が それまでの活動の、人生の、集大成なのだと思う。

特別な機会だから、集大成なのではなくね。

演奏を聴きながら、そんなことを思ったのであった。


メンバーは、下記。

エリック・クラプトン (G, Vo)
ネイザン・イースト (B, Vo)
スティーヴ・ガッド (Dr)
ポール・キャラック (Or, Vo)
クリス・ステイントン (Key)
ミッシェル・ジョン (Chor)
シャロン・ホワイト (Chor)

オルガンの Paul Carrack が3曲歌った。

聴いたことあるような、ないような曲だったが、

彼のことは知らなかった。

アメリカ人だと思っていたら、

調べてみると イギリス人だった。

中々ええ感じやったので、チェックしてみようと思う。


エリックのギターは、濃いいグレー (に見えた) の

フェンダー・ストラトキャスターと、

マーティンのネイビー・ブルーのアコギの 2本だけ。

PA (音響) も、聴きやすかったし、

2階席やったけどステージの正面で見やすかったし、

満足でした。

あ、でも、ちょっと困ったことがあった。

周りの誰も手拍子していない曲でも、

後ろの席の人が手拍子するねんけど、

そのリズムが 微妙に おうてなくて、気持ち悪くて、

非常に聴くのに邪魔になった。

皆が手拍子すれば、少々ずれてても気にならないもんだが、

一人だけ (しかも すぐ後ろ) で手拍子されると、

ハッキリ聞こえるねんな、これが。

「手拍子すんな」 とは、言えないし、

気にすんな、手拍子聞くな、と思えば思うほど、

例によってドツボに はまっていく私であった。

それは、余談やけど。


終演後、武道館を出て、駅まで歩く帰り道も

なぜかウルウルしてしまうようなコンサートだった。

不満を言えば、もうちょっと聴きたかったなと

いうことと、アンコール (1曲) を、

ポールが歌ったので、エリックに歌って欲しかった

ということやな。


パンフレットには、1963年の4月から、

2013年の6月まで50年間の

コンサートの日付と場所が書いてある。

この手の本は、たびたび世に出回ってきたが、

現在ある中で、もっとも正確かつ完璧だろうと

書いてある。

ところで、エリックは50年間で何回のコンサートを

したと思う?

なんと、約3000回。

住んでいる国 だけでするのではない。

世界中で演るのだ。

まわった国は、六大陸、58カ国にのぼり、

これまたなんと、延べ20億人以上の人たちの前で、

演奏を聴かせてきたことになるという。

20億人・・・。

ギターを弾いて 歌うことで、20億人・・・。


さて、日本でエリックを観られることは、

本当にもうないのだろうか・・・。


(2014.2.24 追記)

2014/02/21 日本武道館 Set List

1. Pretending
2. Key to the Highway
3. Tell The Truth
4. Hoochie Coochie Man
5. Honest Man (Paul Carrak / Vocals)
6. Wonderful Tonight
7. After Midnight
8. Driftin'
9. Nobody Knows You When You're Down and Out
10. Alabama Woman
11. Layla
12. Tears In Heaven
13. How Long (Paul Carrack / Vocals)
14. Before You Accuse Me
15. Crossroads
16. Little Queen of Spades
17. Cocaine
------------------------------
18. High Time We Went (Paul Carrack / Vocals)





2014.2.22

笑福亭松喬
ひとり舞台
ファイナル


笑福亭松喬という素晴らしい落語家を知ったが、

すでに他界していたということは、ここ に書いた。

どうしても、松喬の落語を観たくて、

「笑福亭松喬 ひとり舞台 ファイナル」 という

DVD 6枚組を購入した。

これは、2011年12月6日から11日の

大阪・ABCホールにおける松喬の6日間公演を

収録したもの。

松喬は、51歳から60歳までの10年間、

「松喬ひとり舞台」 という独演会を開催した。

本人曰く、60歳が落語家のピークだとして、

60歳のその年、「ひとり舞台 ファイナル」 という

タイトルで6日間公演を行った。

その公演のパンフレットには、

「ファイナルは終わりではない。

 始まりだ。」 と書かれていたらしいが、

残念ながら、松喬はまるでその 「ファイナル」 という

言葉の呪いにかかったかのように 2013年に 他界した。

「ひとり舞台 ファイナル」 は、1日2席、

6日間で12席を演じたのだが、DVD には、

その12席が収録されてる。

「はてなの茶碗」 「質屋蔵」 「天王寺詣り」

「三十石船」 「花筏」 「百年目」 「首提灯」

「帯久」 「二人癖」 「らくだ」 「へっつい幽霊」

「ねずみ穴」 の12席。

2週間ほどかけて、全12席を観た。

全部 良かったが、特に 「帯久」 と

「ねずみ穴」 には、感動したね。

落語って、笑わせるだけじゃなく、

人情噺なら涙も誘う。

いやぁ、素晴らしかった。

これからも、繰り返し観ることでしょう。





2014.2.23

ROBERTA GAMBARINI
LIVE at COTTON CLUB


昨日、2012年4月以来 2度目となる、

ロバータ・ガンバリーニ を観てきた。

一昨年観たときに 「次回の来日公演も行きたい」 と

書いているが、昨年も来日したのに なぜか 観に行かなかった。

最近では、記憶力が低下してきたのか、

ライヴを観ても よほどインパクトがない限り、

良かったのかどうかも覚えていられない。

そのため、このひとりごとが自分の備忘録としても

大変役立っている。

自分が書いた 「次回の来日公演も行きたい」 と

いう言葉ほど アテになるものはない。

そんなこと、思ってもないのに

ここに絶対書かへんからね。


今回のメンバーは、

Roberta Gambarini (vo)
Justin Robinson (a.sax)
Sullivan Fortner (p)
Ameen Saleem (b)
Quincy Phillips (ds)

一昨年のピアノ・トリオとは 総入れ替えで、

今回はピアノ・トリオ+サックスだ。

やっぱり、Roberta の歌は良いなぁ。

聴く人を幸せにする歌やね。

曲は、「ソー・イン・ラヴ」 「ボディ・アンド・ソウル」

「ニュー・シネマ・パラダイス」 「マスカレード」

「シガジ・サウダージ」 「エスターテ」 など。

アンコールは 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。

やっぱり、また聴きに行きたいわ。




大統領の執事の涙

実在したホワイトハウスの黒人執事ユージン・アレンの

人生をモデルに、公民権運動など

アメリカの現代史重ね合わせた映画。

フォレスト・ウィテカー演じる、主人公セシル・ゲインズは、

綿花畑で働く奴隷の息子として生まれた。

奴隷の暮らしを飛び出し、その後、

苦労して真面目に働いて、ホワイトハウスの

執事にまでなり、約30年にわたり、

7人の大統領に仕えた。

本作は、大統領の執事セシルの物語であると同時に

彼の家族の物語でもある。

セシルの長男は、白人に仕える父親のことを

誇りに思えず、公民権運動に身を投じる。

その父と息子の確執と葛藤とともに

ストーリーは展開される。


映画 「42」 (黒人初のメジャーリーガー、

ジャッキー・ロビンソンの物語) でも、

アメリカの黒人差別の酷さが描かれていたが、

本作でも然り。

アメリカでは、つい、50年ほど前まで、

レストランやバスで、白人と黒人と席が分けられていた。

人権を奪われながら、ベトナムでは、その国のためにと

命を落とす。

実際の黒人差別は、

映画で観る以上に想像を絶するほど、

ひどいことがなされて来たのだろう。

黒人が大統領になるまでには、

たくさんの人の犠牲があったのだ。

オバマが大統領になったことの凄さを

改めて感じ入った。


本作には大統領が何人も登場するが、それも面白い。

アイゼンハワー大統領は、ロビン・ウィリアムス、

ケネディ大統領は、ジェームズ・マーティン、

ジョンソン大統領は、リーヴ・シュレイバー、

ニクソン大統領は、ジョン・キューザック、

レーガン大統領は、アラン・リックマン、

ナンシー・レーガンに、ジェーン・フォンダ。


エンドロールで、レニー・クラヴィッツ、

マライア・キャリーの名前を発見。

(えっ?どこに出てたん?) と思ったが、

レニーは、ホワイトハウスの執事仲間で、

マライアは、セシルの母親として。

映画を観ているときは、気がつかんかったけど、

確かにそうやわ。


音楽は、たっぷりソウル・ミュージックが聴ける上、

James Brown のモノマネがあったり、

SOUL TRAIN の映像も登場して楽しめる。


映画は、オバマが大統領になり、

ハッピーエンドの様に終わるが、

実際は終わりなどない。

私たち人間には、あらがうことの出来ないような、

優劣の心がある。

優劣は、差別を生む。

肌の色によって、トイレを分けるような

時代に逆行することは、ないだろうけども、

私たちの心の中には、闇があることを

忘れてはいけないと思った。


★★★★☆


大統領の執事の涙 公式サイト





2014.2.24

馬場孝喜,沢田穣治 & 芳垣安洋
「Gray-Zone」 発売記念ライブ


ギタリストの馬場さんが、昨年11月に

ついにリーダーアルバム 「Gray-Zone」 を出した。

その CD発売記念ライブに行ってきた。

会場は、国立の No Trunks というハコ。

国立というと ちょっと遠いような気がするが、

五反田から国立まで所要時間は、50分ぐらいなので、

仕事が終わってからでも、まあ行ける範囲。

国立って田舎かと思ったら、駅前は大きな

ロータリーで、お店もいっぱい。

東京って、ホンマにでかいなぁと

改めて思うね。

大阪やったら、繁華街から50分も電車乗ったら、

奈良とか和歌山とか兵庫の山ん中やで。

それはおいといて、今日は、

馬場孝喜 (gt)、沢田穣治 (b)、芳垣安洋 (ds) という

そのアルバムのレコーディング・メンバーによる

ライブだった。

No Trunks は、20人も入れば満席という小さな

お店だが、でっかいアルテックのスピーカーが、

2発置いてあり、迫力満点。

壁には、たくさんのアナログ LP レコードが

飾られている。



演奏は、2部あり、CD 収録の曲を中心にされた。

ああ、やっぱり音楽は、ライヴやなぁ。

CD もええねんけど、目の前の生の演奏を

聴くほうが、エキサイティングや。

「Take The T Train」 「Look Up Into The Sky」

「Petrol Station Blues」 が、特に良かったなぁ。

馬場さんいわく 「Look Up Into The Sky」 は、

日本語で 「空見れど」 というタイトルに

したかったそうな。

というのも、曲中(Key in E♭で) 「ソラミレド」 と

いうメロディが出てくるのだ。

CD には、短い2曲のインプロヴィゼイションと

馬場さんの作曲の6曲、ベースの沢田さん作曲の

5曲が収められている。

テーマがメロディアスな馬場さんの曲と

幻想的というか浮遊感があるというか、

独特のニオイのする沢田さんの曲と、

両方楽しめるライヴだった。





2014.2.25

Cantonese 燕 Ken Takase

数週間前、何の話からか 妻と 高級中華を

食べに行こうという話になった。

高級中華店など、数える程しか行ったことがないが、

私の中では、また行きたいのは、

三田の 「桃の木」 ぐらいだ。

「桃の木」 も良いがせっかくなので、

新しい店を開拓してみようと、ネットで調べてみた。

東京駅にある東京ステーションホテルの

「カントニーズ 燕 (えん)」 というお店が

良さそうだ。

ここは、広東料理。

「美味しくて健康的な料理」 を提唱している。

で、先日その 「カントニーズ 燕 (えん)」 へ

行ってきた。

コースを食べたのだが、前菜からデザートまで

素晴らしく、美味しかった。

大満足である。

食べログの口コミに、スタッフの対応について

良くない評価があったが、そういうスタッフに

当たることもなく、料理の説明も丁寧で 親切だった。

健康的な料理を提唱しているだけあって、

油っこくないし、味は上品で、

濃すぎるということもない。

全てが美味しかった。


何品目かにスープが出た。

「白ツバメの巣とキヌガサダケ、季節の根野菜に

金華ハムが香る上湯スープをそそいで」 という名の。

「白ツバメの巣」 というものを初めて食べた。

名前にある通り、スープをかけて食べるのだが、

「白ツバメの巣」 って、スープをかけると

溶けてしまうねんな。


今回は、ディナーだったが、

ランチなら、もう少し安く (3000円〜)

食べられるので、また行きたいと思う。


Cantonese 燕 Ken Takase





2014.2.25

ザ・ローリング・ストーンズ ! (前夜)

明日は、いよいよ ザ・ローリング・ストーンズ を

初体験するのだ。

ストーンズは、8年ぶり6回目の来日中で、

今回は、東京ドームの3公演のみ。

明日は、その初日だ。

チケット代は、今まで行ったコンサートの中で

一番高額の 18,000円!

全公演完全ソールドアウトのため、

10,000円で 「参加席」 という席を

急遽売り出していた。

なんでも

「出演者並びに舞台の一部が見えにくい席となります。

あらかじめご了承の上、お買い求め下さいませ。」

と注意書のある席だ。

10,000円出してもちゃんと見えへんかもしれんって

スゴイ話や。


ストーンズは、1962年、ロンドンで活動を

開始したので52年目のバンド。(私と同じ年)

私は、それほど ストーンズのファンというわけではないが、

死ぬ前に一度は観ておきたいアーティスト・リストには

当然入っている。


52年ロックしてきた じじぃたちだぜ!

観ないわけにはいかないだろ!(ロケン・ロール口調です)





2014.2.26

ザ・ローリング・ストーンズ !

行ってきたぞ〜!

初体験、ローリング・ストーンズ!

東京ドームは、2011年のイーグルス以来、

2度目やけど、やっぱりステージ遠いねぇ。

私の席は、野球でいえば内野席で、

ファーストの正面あたり、スタンドの25列目。

野球なら ええとこやけど、コンサートは、

バックスクリーンあたりにステージが

組まれているので、遠い遠い。


さて、コンサートは 開始予定時刻の 18:30 を

30分ほど過ぎて始まった。

SE が流れ、メンバーが登場すると

いきなり スタンドまで総立ち!

演奏が始まったら、ゾクゾク〜ッてきたわ。

何が凄かったって、ミック・ジャガー。

70歳やで。

半年もせんうちに71歳やで。

ステージの横幅は、数十メートルあるやろけど、

端から端まで動き回り、時には走り、スキップし、

バレリーナのように踊ってた。

もう超人、化けもんやね。

普段、どんな生活してるんやろ。

70歳の人、観た方がええね。

年齢の既成概念がくつがえされるで。

「ドウモアリガトウ! ミンナ、サイコー!

ミンナニ アイタカッタ!」

「ヒサシブリー!」

モニターに若い女性が映ると、

「チョー カワイイ!」 と日本語で言うてた。


世界一テレキャスターの似合う男、キース・リチャーズ。

ミックと同級生で70歳。

演奏と歌には、微妙なところも時々あったけど、

そんなこと言うたら、キース・ファンに

怒られるな。

そういうこと、この人には関係ないんやろな。

昔、雑誌のインタビューで読んだことある。

インタビュアーの

「(ギター) 練習していますか?」 の問いに

キースは答える。

「オレは、ストーンズをやってるんだぜ」 って。

(練習なんかせえへん、ってことね)


チャーリー・ワッツ 72歳。

ひょうひょうとリズムを刻むチャーリー。

メンバー紹介のとき、ちょっと嫌がるチャーリーを

ミックが無理やりステージの前の方まで

引っ張り出した。

その2人を見ていたら、なんでか泣けてきた。

今、思い出しても泣けてくる。


ロニー・ウッド 66歳。

この人、ストーンズに入って良かったなぁ。

本人にも、バンドにも。

ギター・プレイは、私としてはキースより

安心して聴いていられる。

画家としても成功してるし、二物を与えられたね。


私は、この動く4人を観られただけで、幸せですが、

おまけにスペシャル・ゲストとして、

1969年にブライアン・ジョーンズの

後任としてストーンズに加入した、

ミック・テイラー (65歳)。

彼は、1974年まで在籍し、

その後釜が、ロニー・ウッド。

ミック・テイラー は数曲しか登場しなかったけど、

ストーンズの4人がスリムなのに、彼だけ

ポッチャリしてて ちょっとカッコ悪かった。


それからサポートメンバー。

ベースにダリル・ジョーンズ。

キーボードが1人、テナー・サックスが2人、

コーラスが2人。

アンコールの 「You Can’t Always Get What You Want」

では、日本人のコーラスが20〜30人と

フレンチホルンが登場。

ホルンの人は、あの数小節吹くために来日したんやろか。


終演後、メンバー全員でステージ中央に集まって挨拶したあと、

4人+ミック・テイラーの5人でもう一度挨拶。

なんとも言えん光景でした。


メンバー4人の年齢を考えると、

来日公演は、これが最後かなぁ。





ロッキン・オンのサイトで早速、

今日のセットリストをアップしているので コピペ。

Get Off Of My Cloud
It’s Only Rock ‘N’ Roll (But I Like It)
Tumbling Dice
Wild Horses
Emotional Rescue
Doom And Gloom
Bitch (Fan vote)
Band Introductions
Slipping Away (with Keith on lead vocals and
       Mick Taylor joining on guitar)
Before They Make Me Run (with Keith on lead vocals)
Midnight Rambler (with Mick Taylor)
Miss You
Paint It Black
Gimme Shelter
Start Me Up
Brown Sugar
Jumpin’ Jack Flash
Sympathy For The Devil

ENCORE
You Can’t Always Get What You Want
(I Can’t Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)


確か、「Honky Tonk Women」 も演ったんやけど、

私の思い違い?

いや、確かに演ったで。





2014.2.27

続 ザ・ローリング・ストーンズ !

昨日のローリング・ストーンズのことを

もう少し書こう。


ギターのこと。

キースもロニーも、もしかしたら 1曲ずつ

ギターを持ち替えてたんちゃうかと思うぐらい、

持ち替えてた。

ベースのダリルもそうだ。

だからと言って、曲数分のギターを弾いたのではなくて、

数本のギターをとっかえひっかえ持ち替えていた。


キースは、テレキャスターが数本と、

レスポール・ジュニア、黒のES-355。

テレキャスター・カスタムは出てこなかったように思う。


ロニーは、ストラトキャスター、ファイアーバード、

レスポール、レスポール・スペシャル、テレキャスター、

ESP テレタイプ、ヴァーソウル (フィンランドのギター)、

そして、エレクトリック・シタール (と思う)。


ミック・ジャガーも2曲でギターを弾いた。

テレキャスターと黒のストラトキャスター。

ミック・テイラーは、ビグスビー付きのレスポールと

アンコールの 「Satisfaction」 でアコギを弾いてた。


上記が全てではないかも知れないけど、

とにかくそんな感じで、使われたギターだけでも、

数千万円になるんちゃうか。

詳しくは、来月か再来月のギターマガジンに

載るやろ。


昨日、アップされていた、ロッキン・オンのサイト

ローリング・ストーンズのセット・リストは、

やはり、「Honky Tonk Women」 が抜けていたようで、

今日見たら、追加されていた。


2014/2/26 Set List (修正版)

Get Off Of My Cloud
It’s Only Rock ‘N’ Roll (But I Like It)
Tumbling Dice
Wild Horses
Emotional Rescue
Doom And Gloom
Bitch (Fan vote)
Honky Tonk Women
Band Introductions
Slipping Away (with Keith on lead vocals and
        Mick Taylor joining on guitar)
Before They Make Me Run (with Keith on lead vocals)
Midnight Rambler (with Mick Taylor)
Miss You
Paint It Black
Gimme Shelter
Start Me Up
Brown Sugar
Jumpin’ Jack Flash
Sympathy For The Devil

ENCORE
You Can’t Always Get What You Want
(I Can’t Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)


同じく ロッキン・オンの ライヴ・レポート を読むと、

昨日はキースが本調子でなかったように

書かれている。

私が微妙に感じたのも そのことだったんだろう。


昨日は書かなかったけど、そのレポートには、

サポートのコーラス、サックスの名前があったので、

ここにも記しておこう。

コーラス : リサ・フィッシャー、バーナード・ファウラー

サックス : ボビー・キーズ、ティム・リース

そして、アンコールで登場したコーラスは、

洗足学園音楽大学の在学生・卒業生を中心とした

合唱団ということだ。

ストーンズと共演できるなんて、

一生の思い出になるやろね。


さて、先週金曜日から今度の日曜日までの10日間は、

6回のライヴ・コンサートと1回の落語と映画1本という

ハードなスケジュールになってしまった。

そのうち、わずか6日の間に

エリック・クラプトンとローリング・ストーンズを観るというのは、

歴史的な事件やで。





2014.2.28

Larry Carlton
& David T. Walker


さてさて、今日は (も) スペシャルなライヴを

観てきた。

ラリー・カールトン&デヴィッド・T・ウォーカー。

2人は、同じアルバムで共演したことはあるものの、

一緒にステージん立つのは、これが初めてという。

そういう世界初の光栄なライヴが、この日本で

行われるという素晴らしい機会に恵まれた。

2月19日が、札幌市民ホール、

20日から24日は、ビルボードライブ大阪、

25日から28日が、ビルボードライブ東京。

なんと10日間ぶっ続けだ。

札幌は、1ステージだったようなので合計19ステージ。

そのラストショーとなる、今日の2ndステージを

観てきた。

当然、満席だ。


まず、ラリーが一人で登場し、ソロ演奏を披露。

次にベースとドラムを呼び込み、トリオで1曲。

そして、キーボード、サックスとともに、

「Very Secial Guest」 と、デヴィッドを招き入れた。

「Nite Crawler」 のテーマを デヴィッドが弾く!

ラリーがハモる!

おお、想像できなかった世界が目の前で

展開されている。

デヴィッドがソロを取ると、ラリーの曲であっても

完全にデヴィッド色になる。

「Soul food cafe」 も良かったなぁ。

それと、スロー・ブルースでサックスのポーリーが

ヴォーカルをとってんけど、

これがまた雰囲気があって 良かった。

そのエンディングのギターの掛け合いも

カッコ良かったなぁ。


それにしても、ラリーとデヴィッドが並んで

目の前でギターを弾いているというのは、

中々凄いね。

今日はとても良い席で、デヴィッドの正面

5メートル、ラリーからも6〜7メートルだった。

ギターは、ラリーが 例の ES-335、

デヴィッドは、ここ数年の いつものギター (メーカー名失念)。


行く前は、10日間ぶっ続けで疲れているんちゃうかと

ちょっと心配していた。

特にデヴィッドは、今年で73歳で、

昨年 観たとき、1ステージ通して 立ってギターを

弾くのも難しいように感じていたけど、

今日は座ることなく、終始立って演奏。

にこやかなラリーに比べ、ちょっと笑顔が

少なかったように感じたが、演奏はいつも通り、

ワン&オンリー。


アンコールは、2人が共演した代表アルバムとも言える

マリーナ・ショーの 「Who Is This Bitch, Anyway?」 から

「Feel Like Makin' Love」。

ちょっと短めだったので、もっと聴きたかったなぁ。

「Room 335」は、演らなかったけど、

10日間のうち、どっかで演ったんやろか。

もし、演ったんやったら、デヴィッドの弾く

「Room 335」、聴いてみたかったなぁ。


メンバー :
Larry Carlton (Guitar)
David T. Walker (Guitar)
Travis Carlton (Bass)
De Marco Johnson (Keyboards)
Paulie Cerra (Saxophone, Vocals)
Gene Coye (Drums)

ベースのトラヴィスは、ラリーの息子。

ちなみに ラリーは、あさって 3月2日で66歳。

10日も演ってんから、CD か DVD 出して欲しいな。



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