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2021年 MUSIC

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2021.1.10

吾妻光良&The Swinging Boppers

一昨日、首都圏4都県に緊急事態宣言が
発令された。
飲食店は、午後8時までの営業を要請されている。
今日は日曜日ということもあり、東京都では
新たな感染者は1,500人程度だったが、
その前は、3日間続けて2千人を
超える新たな新型コロナ感染者が出た。

そんな状況なので、昨日のライヴはキャンセルかも
知れないなと思っていたが、ビルボードライヴでは
感染対策を十分に行った上で、
ライヴを開催した。
全ての公演を予定通りするわけではなく、
やはり出演者の意向も含めての決定なので、
キャンセルや延期になった公演も少なくない。
ライヴハウス自体をこれ以上休業すると、
関係者は、生きていけないのではないかと心配だ。
できれば、感染対策の上でライヴを開催してほしい。
中には、身勝手な客もいるが、大体の人は
マスクを着け、マナーを守りおとなしく楽しんでいるよ。

公演がキャンセルされれば仕方がないが、
昨夜は公演決行ということなので、
私も感染対策の上で、観に行くことにした。

昨夜のライヴは、
「吾妻光良&The Swinging Boppers」。

吾妻さんが、1979年に大学の「卒業記念」に
結成したバンドで、そのまま解散せずに
やり続けることになり、なんと41年。

昨年は、結成40周年を記念して、
通算8枚目アルバムをリリースした。
メンバーのほとんどが、定職を持ちながらの活動という
ちょっと変わったバンドだ。

彼らのライヴを観るのは、初めてだったが、
『やっぱり肉を喰おう』『齢には勝てないぜ』など
ご機嫌なナンバーが多く、ライヴの数もそんなに
多くはないので、一度は観ておきたいと思っていたバンドだ。

ライヴは、面白くて、楽しくて、素晴らしかった。
彼らの音楽は、「ジャンプ・ブルース」という
ジャンルなのだけど、40年も続けていると
完全に自分のものになるんだろうな。
吾妻さんのことは、雑誌の記事では時々読んで知っていて
きっと面白い人だろうと思っていたけど、
やっぱり面白いおっちゃんだった。
キャブ・キャロウェイの『We Go Well Together』を
演ったあと、吾妻さんが MCで
「曲に力があると良いね。自作の曲は、
ヘタすると落ちていくけど、曲に力があると大丈夫」
というようなことを言っていたけど、私には全く
そんなことは感じられず、オリジナル曲も
同じように素晴らしく聴こえたよ。

ミュージシャンならではの風刺も面白い。
何の曲だったかに出てきた歌詞
「知ってるかい?菅総理、ロバート・プラント
と同じ歳」には、爆笑してしまった。
何が可笑しいのか分からんのだけど。
(ロバート・プラントは、レッド・ツェッペリンの
ヴォーカル)

あと、『大人はワイン2本まで』も最高だったな。

メンバーのひとり、トランペットの方が、退職されたので、
プロになったとのこと、もう白髪のおじいさんです。
ええ話やなぁ。

CD、一枚しか持ってなかったけど、ほかのも聴こう。
また観たいです。


[ MEMBERS ]
吾妻光良 / アヅマミツヨシ (Gt, Vo)
早崎詩生 / ハヤサキシオ (Pf)
牧 裕 / マキユタカ (Cb)
岡地曙裕 / オカチアキヒロ (Dr)
近 尚也 / コンナオヤ (Tp)
名取茂夫 / ナトリシゲオ (Tp)
冨田芳正 / トミタヨシマサ (Tp)
西島泰介 / ニシジマタイスケ (Tb)
渡辺康蔵 / ワタナベコウゾウ (A.Sax, Vo)
小田島享 / オダジマトオル (A.Sax)
西川文二 / ニシカワブンジ (T.Sax)
山口三平 / ヤマグチサンペイ (B.Sax)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show


[ 参考動画 ]
大人はワイン2本まで
永井ホトケ隆さんとの掛け合いも最高です。





2021.2.3

緊急事態宣言

1月8日に始まり2月7日までの予定だった、
東京の緊急事態宣言は1ヶ月延長されることになった。
3月7日までである。

私は、車で通勤しているので人混みを歩くこともないし、
会社でも人数が少ないので
日常的に接触する人は限られている。
もちろん仕事上、普段会わない人とのミーティングも
あるし、買物に出れば、不特定多数の人と
同じ空間にいることもあるわけだけど、
以前よりもマスクを付けるようになったし、
感染予防には一応気を付けている。
緊急事態宣言だからといって、それほど
そんなに不便な生活を強いられているとは
感じていないけど、もともと外食が多いので、
7時や7時半でラストオーダーというのは、
やっぱりちょっと不便。

外食の回数が減った以外に、
映画やライヴに行く回数も激減した。
そんな中、今月は来週、
ビルボードライヴ横浜での渡辺貞夫さんの
ライヴの 2nd show (21:00開演)を予約していたのだが、
昨日、ビルボードライヴからメールが届いた。
緊急事態宣言のおかげで、2nd show の
開演時間が、 15:00(!)に変更された。
1st show は、18:00開演のまま変更なしで、
なんと 1st show より先に 2nd show が
開催されるという異例の状態だ。
あいにく、その日は平日の上、その前の日が、
祝日ということもあって、仕事がたまっている
可能性があるので、今回は断念することにした。

そして、再来週、ブルーノートで予定されていた、
「BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA
with special guest 村治佳織」も、
公演が延期になったと、今日、ブルーノートから
メールが届いた。

ビッグバンドに、クラシックギターって
どんなことするんやろ、と楽しみにしていたのに・・・。
延期の日は、発表されていないけど、
その日に行けるかどうか分からんからな。

長いこと、外国人アーティストのライヴを観ていないなぁ。
最後に行ったのは、昨年2月28日の
ANDY McKEE (@Cotton Club)。
もうすぐ1年や。

また、普通にライヴで外国人アーティストの
演奏を聴ける日は、来るのだろうか。



---内閣官房のホームページより---

国民の皆さんにお伝えしたいことのポイント
〇 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、
緊急事態宣言が発出されています。
実施期間:令和3年3月7日まで
実施区域:栃木県(2月7日まで)、埼玉県、
千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、
京都府、大阪府、兵庫県、福岡県

(中略)

【緊急事態宣言でお願いする対策の考え方】
(中略)
〇 具体的には、飲食を伴うものを中心として対策を講じます。
そのため、飲食につながる人の流れを制限する、
飲食店に対する営業時間短縮要請、外出自粛の要請、
テレワークの徹底などをお願いします。

(中略)

【緊急事態宣言の期間中、以下の取組をお願いしています。】

(中略)

(2)イベントなどの開催
〇 不特定多数が集まるようなイベントは、
人と人との接触機会が多いこと、飲食につながる場合が
多いことなどから、特別な対応が必要です。
開催者の皆様には、規模などの要件に沿った開催を
要請いたします。

(以下略)





2021.2.12

巨匠 Chick Corea 逝去

久しぶりに Facebook を見ていると
「スティーブガッド
私たちの考えと祈りは, 韓国の家族と一緒です。
ジャンルの可能性を広げるジャズピアニスト,
79年に死亡」という言葉が目に飛ぶ込んできた。
そのコメントの下には、ピアニスト、
チック・コリアの写真。

まさか、と思った。
自動翻訳にかかっていたコメントの
原文を表示すると、
「Steve Gadd
Our thoughts and prayers are with the Corea family.
Chick Corea, Jazz Pianist Who Expanded
the Possibilities of the Genre, Dead at 79」

チック・コリアが亡くなった。
癌だったようだ。
享年79歳。

自動翻訳、「Corea」は「韓国」ちゃうやん。

チックの音楽にそんなに詳しくはないけど、
『Spain』は、何度も演奏してきたし、
ライヴにも何度か行った。
最後に観たのは、「TOKYO JAZZ 2019」の
「The Chick Corea Akoustic Band」だった。
ほんの1年半ほど前だ。
ショック。

合掌。





2021.3.7

桑田佳祐 静かな春の戯れ
〜Live in Blue Note Tokyo〜


サザンオールスターズのライヴは、
40年ぐらい前に一度だけ観た覚えがある。
何組ものバンドが出演するロック・フェスだった。

桑田さんの才能は、本当にスゴイと思うし、
良いなと思う曲も何曲もある。
人生で初めてのライヴ(高校2年生の文化祭)では、
『いとしのエリー』を演奏したよ。
でも、不思議とコンサートに行こうと思ったことはなく、
大好きというほどではない。

そんな私だが、今夜は、ブルーノート東京からの
無観客 配信ライヴを観た。
サザンオールスターズではなく、桑田佳祐ソロ・ライヴ。
長くても90分程度だろうと思っていたら、
120分たっぷりあった。
途中で、音楽にというより、彼の存在に
感動を覚えたよ。

サザンにそれほど詳しくないので、確実ではないけど、
曲は、桑田さんソロのレパートリーからだと思う。
ここは、はっきり区別があるのかな。
曲調は、マイナーのアングラな淫靡な印象のものが
多いように感じたが、東京オリンピックのために
作られた『SMILE〜晴れ渡る空のように〜』のような
ポジティヴで力強い曲まで、幅が広い。
カバーも浅川マキ、長谷川きよしから、
ドクタージョンと これまたジャンルレス。

画面に歌詞がテロップで出るのが良かった。
文字でも見ることで、音だけ以上の情報がある。
この人の言葉のセンスは、ホントに秀逸だ。

桑田さんは、(たぶん)マーティンのアコギと
PGM のテレキャスタータイプ。
途中で1曲違うテレキャスタータイプに持ち替えたけど、
ヘッドのロゴが読めず。
ギターの斎藤誠さんは、フェンダーの
シンライン・テレキャスター。
この人は、ずっとシンラインを使っている。
私も1975年製の程度の良いシンラインを持っていたけど、
10年ほど前に売ってしまった。
ちょっと後悔している。

ブルーノートでの観客を入れた配信ライヴ同様に
今日もいわゆる生配信だと思っていたら、
途中で編集されていることに気付いた。
その短時間(2〜3秒)では、
ギターを持ち替えられないよ、という場面で、
桑田さんがギターを持ち替えてたシーンが、
少なくとも2回あった。
なんや、たった今、青山で演奏しているのを
観ていると思ったのに録画かと思うと、
少しガッカリした。
内容は、同じことなんやけどね。


[ MEMBERS ]
桑田佳祐(vo, gt)
斎藤誠(gt)
角田俊介(b)
河村“カースケ”智康(dr)
片山敦夫(pf)
深町栄(key)
山本拓夫(sax, fl)
TIGER(cho)
田中雪子(cho)

@ Blue Note Tokyo


見逃し配信は、3月14日までやってます。
詳細はこちら。






2021.3.16

PONTA 逝く

今日まで知らなかった。
ポンタさんが、3月9日に亡くなっていた。
視床(ししょう)出血という脳出血のひとつで、
2月8日に自宅で倒れたらしい。

ポンタさん(村上“ポンタ”秀一)は、
日本を代表するドラマーで、
ジャズから、ロック、歌謡曲、演歌まで、
色んなアーティストのレコーディングや
ステージでドラムを叩いてきた人。
レコ―ディングした曲は、14,000曲以上というから
ある程度の年齢以上の日本人なら、
必ずポンタさんのドラムを耳にしているはずだ。

2018年、「音楽境地」というタイトルの
デビュー45周年の記念コンサートが春と秋に
2回全く違う内容で開催されたのだけど、
両方とも観に行った。
2日とも、とてもバラエティに富んだ内容で
楽しませていただいた。

私の机の上には、たぶんその頃に買った、
ポンタさんの本『俺が叩いた』が読まれずに
ずっと置いたままだった。
読まなきゃ。



享年70歳。
ちょっと早いなぁ。
残念です。
合掌。


[ 関連エントリー ]
2018.4.8 デビュー45周年 「音楽境地」(壱)
2018.11.1 デビュー45周年 「音楽境地」(弐)


(追記)
ポンタさんなら、もっとニュースになっていても
おかしくないのにと思ったら、亡くなったことは、
昨日(3/15)に公式サイトで発表されたようだ。





2021.3.24

"SAVE LIVE MUSIC RETURNS"
HIROMI 〜SOLO〜




"SAVE LIVE MUSIC RETURNS" と
題された上原ひろみのブルーノート公演。
今回は、ソロピアノ5日間 10公演だ。
今日はその2日目、2nd show を観てきた。

ようやく先日(3/21)をもって、
緊急事態宣言は解除されたものの
まだまだ世の中は感染予防ムードだ。
今日の東京ブルーノート、2nd show は、
アルコールとフードの販売はなし。
座席もコロナ以前に比べて、
いまだ(ぱっと見)3分の1ぐらいに
減らされている。
そりゃあ、"SAVE LIVE MUSIC" と
言いたくなるよね。
ひろみは、昨年8〜9月に4つのプログラムで
合計 16 日間 32 公演を行った。
そして、昨年暮れから今年 "RETURNS" ということで、
3つのプログラムで、合計 18 日間 36 公演を
始めたのだが、1月と2月に予定されていた
20公演が、緊急事態宣言発令に伴い、
3月に延期されたのだった。
今日の公演は、もともと1月6日に予定されて
いたものだ。

昨年8月から、ひろみのライヴを、
6回も観ることができているが、
コロナがなかったら実現していないと思うと
皮肉なもんだと思う。

さて、楽しみにしていたライヴ。
今日は睡眠も十分に取れていたし、
夕食も食べていなかったにも関わらず
始まった途端にまさかの睡魔。
参った。
ライヴの回数は減っているのに
最近、このパターンが以前より増えた。
どうしたことだろう。

最初から最後までちゃんと聴けたのは
本編最後の曲と、アンコールの
"What A Wonderful World" だけだった。
その2曲だけでも素晴らしかったが、
なんとも惜しい。





2021.3.30

和田アキラ 逝く

28日、ギタリストの和田アキラさんが亡くなった。
プリズムというフュージョンバンドで
活躍した人だが、私は彼の弾きまくるプレイが
あんまり好きになれず、プリズムはほとんど聴いていない。
でも、私が22〜23歳の頃、
「The Guitar」という教則レコード(LP)と
その楽譜集は買った。


(若い!)

A面が演奏で、B面がマイナスワン(カラオケ)だった。
「あんまり好きになれず」と書いたけど、
このレコードは収録曲5曲うち、3曲が私の好みだった。
まるまるコピーするわけでもなく、弾けそうなところだけ
弾いて、あとは適当にアドリブで弾いていた。
そのマイナスワンを流して、友人の結婚式の披露宴で
ギター演奏をしたこともあった。

ライヴで和田さんを観たのは、2018年4月6日の
ポンタさんのデビュー45周年コンサート「音楽境地」が
初めてで最後。
なんだろう、まるで今月9日に亡くなった、
ポンタさんを追いかけるかのように逝ってしまった。

そのコンサートで和田さんを観たあと、
前述の教則レコード「The Guitar」が、CDに
なっているのを発見し、懐かしくて思わず買った。
30年ぐらいぶりに聴いた。

死因は敗血症による多臓器不全ということらしい。
享年 64歳。
若いなぁ。

合掌。





2021.4.18

YOSUKE ONUMA
"Landscapes"
小沼ようすけ




一昨日、小沼さんのライヴに行ってきた。
東京都に「まん延防止等重点措置」が
適用されたことを受けて、コットンクラブは、
2nd show で、ソフトドリンクを含めて
飲食の提供を行っていない。
お店は、売上激減だろうな。
客同士の距離を取るため、座席数も減らしているし。
ドリンクのないジャズクラブってどうよ、って思うけど、
ミュージシャンにとっては、営業できないよりはマシだろう。
スタッフによる、座席への案内もなく、
受付で座席の記された紙が手渡された。



コロナ以前は、このあたりの席は自由席だった。
指定席だということは、予約時に説明を
読んだのだろうが覚えていない。
水ぐらい出してくれというお客さんもいるかも
知れないからか、テーブルの上には、
evian(ミネラルウォーター)が、
ひとり1本ずつ置かれていた。

さて、久しぶりの小沼さんのライブ。
メンバーは、この時期 当然の日本人によるトリオ。
まだ若い2人との新しいトリオで、
昨日がそのトリオのライヴ初日だった。
"Landscapes" というのがバンド名のようだ。

例によって前半、2〜3曲目にちょっと睡魔が
来たのだけど、後半は、しっかり聴いた。
小沼さんのプレイは、以前より進化していると感じた。
変な言い方だが、この人は余計なことを弾かない。
若い2人も素晴らしかった。
やっぱり、音楽は配信より生の方が良い。

小沼さんは今年デビュー20周年らしく、
デビュー当時から彼の音楽を聴いている私は、
いまだに若手というイメージを持ち続けていたのだが、
調べてみると今年でもう47歳!びっくり!
すっかりベテランの風格で、もうおっちゃんやんか。

小沼さんのギターは、(たぶん)Nishigaki Guitars の
テレキャスターシンラインタイプ。
控えに赤い ES-335 が置いてあったけど使わず。
そのシンラインが、凄く良い音してた。
見た目も好み。
はっきり言って、欲しい。

この時期だからお客さんが少なかったのは、
残念だけど、また観たいトリオです。


[ MEMBERS ]
小沼ようすけ (g)
高橋陸 (b)
平陸 (ds)

@ COTTON CLUB
2nd show





2021.4.21

Char
45th anniversary concert #1
SHININ' YOU SHININ’ DAY




父のことがあったので、4月10日の Charさんの
ライヴについて書いていなかった。

Char さんは、今年、デビュー45周年。
昨年4月の日比谷野外音楽堂のライヴは、
チケットを取っていたもののコロナのせいで
中止になった。
12月13日に中野サンプラザで
2020年最初で最後のライヴが開催されたが、
先に別の渡辺貞夫さんののチケットを
取っていたため、観に行けなかった。
なので、昨年は Char さんのライヴを一度も観れず。

さて、4月10日。
野音のライヴは、2018年5月以来3年ぶりだ。
ファンクラブの先行予約だったためか、
前から9列目の中央よりという良い席。



1曲目短いイントロのイントロに続き、
『空模様のかげんが悪くなる前に』。
イントロの伸びやかなギターが、空に響き渡る。
久しぶりの大音量が気持ち良い。

キーボードが、小島さんというのがめちゃ嬉しい。
ギタートリオもいいけど、小島さんが入った
クアルテットも凄く良い。

曲は『かげろう』『TOKYO NIGHT』など
初期の曲から、『Stand』『Drive Me Nuts』
『Rainbow Shoes』『Shinin' You, Shinin' Day』
『Smoky』『Livin' In Tokyo』など。
『Endless Dream』『ICE CREAM』が聴けたのは
良かったな。
『Purple Haze(Jimi Hendrix)』から
『からまわり』も良かった。
2回目のアンコールは、この数年に亡くなった
ルイズルイス加部、Tim Bogert、
Paul Jackson の名前を挙げ、
「すべてのベーシストに捧げます」と言って
Herbie Hancockの『CHAMELEON』。

ギターは、ピンクのペイズリーのムスタングがメインで
後半、バーガンディミストのストラトが登場。
本物(1959年製)か復刻モデルかは
よく分からなかった。
最後のアンコールでは、変わったギターを持ち出した。
たぶん VOX の Starstream。
ちょっとシンセっぽい音を出していたので、
そのためかな。


開演直前


[ MEMBERS ]
Char(Gt&Vo)
澤田浩史(B)
小島良喜(Key)
ZAX(Drums)

@日比谷野外大音楽堂
OPEN 16:30 START 17:30





2021.5.13

エリック・クラプトンのギターが!

エリック・クラプトンのギター、フェンダー
ストラトキャスターがオークションに出品されているぜ!
(記事)

2014年のワールド・ツアーで使用したギターとのこと。
その年の武道館公演も当然 観に行ったのだが、
ここに書いた私の記録では、濃いグレーのストラトとある。

しかし、オークションに出品されているギターの色は、
ブラウンサンバーストなので、私が観た日には
違うギターを弾いたといいうことだろう。



2年間ほど、エリックはそのギターを使っていたようで、
映像作品にもなっている、2015年5月の
ロンドン ロイヤル・アルバート・ホールにおける
70歳の記念公演でも、使用された個体らしい。



20,000ドルでスタートしたオークションは、
これを書いている時点で、入札数は8、
金額は、38,977ドル(約420万円)となっている。

オークション終了は、5月15日だ。
さあ、どうする!?

ちなみに。
2004年にオークションにかけられた、
エリックのギターは、95万9,500ドル
(当時のレイトで約1億520万円)の価格がついた。
まあ、あれは特別なギター(ブラッキー)だったから、
今回のギターは、そんな高値はつかないだろうけどね。

もう1回。
さあ、どうする!?


Auction Site





2021.5.14

和泉宏隆さん

6月4日にブルーノート東京で予定されている
「PYRAMID featuring 福原みほ」のライヴを
予約している。
その夜は "R&B NIGHT" となっており、
どんな曲を演ってくれるのか、楽しみにしていた。
ちなみに2日間公演で前日は、
"CROSS OVER NIGHT" だ。

今日、毎月購読している雑誌『ジャズライフ』が
届き、安藤さんの T-スクエア 脱退の記事を
読んでいると、欄外にピアニスト和泉宏隆さんの
訃報が記されていて、驚いた。
4月26日に急性心不全のため亡くなっていた。

PYRAMID のピアニストである和泉さんは、
T-スクエア の元メンバー。
昨年、12月10日に久しぶりに PYRAMID の
ライヴを観た。
その日のエントリーに、
「体型の変わらない、鳥山さん、神保さんに対し、
見るからに太った和泉さんは、コロナの自粛で
10キロ太り、ピアノの黒鍵の間に指が挟まって
変な音がすると、自虐ネタで笑いを取ってました」
と書いている。
鳥山さん、神保さんがスリムなので、
余計に感じたのだけど、その太り方が
ちょっと不健康な印象だったのを覚えている。

亡くなる2日前にもライヴを演っているぐらいだから、
そんなに具合が悪かったわけではないのだろうが、
太ったことで心臓に負担があったのかも知れない。

ブルーノートのサイトによると、
6月3、4日のライヴの「開催については
現在協議中」とのこと。

享年 62歳。
若いなぁ・・・残念。

合掌。





2021.5.22

エリック・クラプトンのギターが!
その2


先日、エリック・クラプトンのギター、フェンダー
ストラトキャスターがオークションに
出品されていることを書いた。(その日のエントリー

その日の入札額は、38,977ドル(約420万円)
だったのだけど、最終的にいくらで落札されたか、
書いておこう。

2万ドルでスタートし、
5月15日に終了したオークションは、
最終的に21件の入札があり、
220,308ドル99セント で落札されたようだ。
1ドル109円換算で、約2,400万円だ。

さすがにブラッキー(95万9,500ドル)ほどの
値はつかなかったけれど、それでも 2,400万円ですぜ。
ロック史においては、このギターも
歴史的なギターになっていくのでしょうね。



Auction Site





2021.5.23

ERIC JOHNSON

大好きなギタリストは、たくさんいるのだけど、
その中の一人、エリック・ジョンソンについては、
ここに書いたことがないように思う。

自分のサイト内を「Eric Johnson」と検索して
みたところ、昨年暮れに入手したギター
「エリック・ジョンソン・シンライン・
ストラトキャスター」についての記事しか
見当たらなかった。

私はエリック・ジョンソンを1990年頃に
『Ah Via Musicom(未来への扉)』という
アルバムで知った。
1曲目、2曲目の導入部的な『Ah Via Musicom』に
始まり、『Cliffs of Dover(遥かなるドーヴァー)』で
ノックアウトされた。
こんなにゴキゲンなギターを聞いたことがない、
というような印象で、結構な衝撃だったのを覚えている。
聞いたことがないような独特のフレイジングに、
インスト7曲と歌入り4曲というバランスも良かった。


Ah Via Musicom

それから、新譜が出ると大体チェックするようになって、
エリック・ジョンソンの CD は何枚も持っているのだけど、
最近『LIVE FROM AUSTIN, TEXAS』という
ライブ盤の存在を知った。
それが、CD+DVD で、Amazon では、
輸入盤がなんと 2,032円で売られている。
CD と DVD の収録曲は全く同じ。
1988年12月14日にオースティンのTV番組の
ために撮られたライヴステージだ。


LIVE FROM AUSTIN, TEXAS

1988年だから、私がエリック・ジョンソンを
知る前で、アルバム『未来への扉』も発売される前。
アルバムは、1990年のリリースだったのだが、
このライヴでは、すでに『未来への扉』収録の曲を
4曲も演っている。

この DVD の演奏、まあ、スゴイです。
この人もジェフベックと並んで、
ストラトキャスター・マスターだ。
歪ませるとストラトとは思えぬ太い音を出し、
トリオとは思えぬ演奏を繰り広げる。

もう20年以上前、一度だけ来日公演を
観に行ったことがある。
調べてみると、1997年、2000年、2004年と
来日しているが、1997年だったと思う。
会場は、クラブチッタ川崎。
スタンディングだったように記憶している。
会場に着いたのが開演10分ぐらい前だったんやないかな。
入り口で、行われている、レコーダーやカメラを
持っていないかのチェックがとろ過ぎて、
全員が入場する前に演奏が始まるという事態が起こり、
まだチェックを終えていない私を含め
10数人ぐらいが、怒ってチェックを振り切って
会場になだれ込んだ覚えがある。
あの時は、腹立ったなぁ。
開演時間前に着いてるのに、出だしを観損なったんやから。
まあ、そんな思い出のあるエリック・ジョンソンです。





2021.5.30

"SAVE LIVE MUSIC 3"
HIROMI × AKIKO YANO

上原ひろみ×矢野顕子


行こうかどうしようか迷っているうちに、
ソールドアウトになってしまった、
上原ひろみ×矢野顕子 のライヴを配信で観た。

このデュオは、以前にもライヴで観たことが
あるのだけど、私はどちらかというと、
ひろみのソロか、ひろみがリーダーの
バンドの方が好きだなと思ってきた。
矢野顕子さんの個性が強すぎて、どうしても
彼女が歌うと、その世界に引っ張られてしまう印象があった。
ひろみが負けてしまうというわけではなく、
私の解釈では、ひろみが適度にわきまえて
演奏するという印象だったのね。
でも、今日はこのデュオを聴いてきた中で
一番素晴らしく、やっと、このデュオをやる意義が分かった。

中でも印象的だったのは、2曲目の。
『げんこつ山のたぬきさん』と『Cantaloupe Island』とを
かけ合わせた演奏で、曲名は『げんこつ Island』と
紹介された。
見事な融合で、こういう遊びは大好き。
彼女たちは、今までにも『あんたがアフロ
(あんたがたどこさ〜Afro Blue)』や
『真赤なサンシャイン(Ain't No Sunshine
〜真赤な太陽)など、面白いアレンジを聴かせてきた。
今日は、『げんこつ山のたぬきさん』以外にも
「初期のヒット曲」と紹介された『りんご祭り
(Don't Sit Under the Apple Tree〜リンゴの唄)」も演奏。
こういう曲のかけ合わせは、色んな人が
演っていることだけど、ひろみのピアノ、
矢野顕子さんの唄というのは最強だ。
矢野さんの MC に垣間見れる、
彼女のプレッシャーも面白い。
またライヴでも観たい!


[ SETLIST ]
1. ラーメン食べたい
2. げんこつ Island(げんこつ山のたぬきさん〜Cantaloupe Island)
3. ドリーマー
4. (曲名失念)(Hiromi Solo)
5. 大家さんと僕(Akiko Solo)
6. りんご祭り (Don't Sit Under the Apple Tree〜リンゴの唄)
EC1. グリーン・ティー・ファーム
EC2. 飛ばしていくよ


[ MEMBERS ]
上原ひろみ(Pf)
矢野顕子(Pf, Vo)

@Blue Note Tokyo
2nd show 配信


このコロナの中、矢野さんが「ブルーノートを応援して」
というようなことを言っていたけど、ホントだなと思う。
ブルーノートが無くなるようなことがあっては
音楽ファンとしては、本当に困るもんね。





2021.6.3

PYRAMID featuring 福原みほ
"A Tribute to 和泉宏隆"

ー CROSS OVER NIGHT ー




ブルーノートでは、もともと今日と明日の2日間、
「PYRAMID featuring 福原みほ」の
ライヴが予定されていた。
今日は "CROSS OVER NIGHT"、
明日は "R&B NIGHT" という2日間の構成だ。

しかし、4月26日に PYRAMID の
ピアニストである和泉宏隆さんが急逝された。
一時は、ライヴ自体が危ぶまれたが、
急遽、和泉さんへのトリビュート・ライヴとして
ゲストを迎えてのライヴとなった。

今日のゲストは、スクエアに7年在籍し、
その間のスクエアのピアノ、キーボードが
和泉さんだったという縁の深い、
サックスの本田雅人さん。

もともと明日のライヴだけ行くつもりでいたのだが、
和泉さんのトリビュートに、本田さんが出演すると
聞いて、今日のチケットも取った。

緊急事態宣言のため、ブルーノートは、
開演時間を1時間繰り上げ、
アルコールの提供はなし、という感染対策。

さて、ライヴ。
ピアノの上には、和泉さんの写真。
ローズ(エレクトリック・ピアノ)の上には
花が置かれている。



1曲目は『Tornado』。
演奏が始まると、和泉さんのピアノが鳴っている!

私は、予め準備されたトラックをライヴで流し、
それに合わせて演奏するのを聴くのは
あまり好きでない。
どうも、カラオケに合わせて演奏しているように
聞こえてしまうからだ。
しかし、今日は違った。
ステージにいるメンバーが、トラックに合わせて、
演奏しているのではなく、その場にいない、
和泉さんもまるで一緒に演奏しているように
聞こえたのだ。
この時点で、もうウルウル。

1曲目から4曲目までは、トリビュートとして
和泉さん作曲の曲を演奏。
本田さんは、2曲目から参加。
そのあと、クロスオーバー・ナイトということで
『Feel Like Makin' Love』、
『Captain Caribe』。

ここで、福原みほさんの登場。
彼女の歌を生で聴くのは、初めてだったけど、
いいねぇ。
身体も大きいし、ちょっと日本人離れした
声だなぁと思ったら、アメリカ人のクォーターでした。
笑顔も良いし、美人だし、
歌にクロっぽいエッセンスも感じられてグッド。

神保さんの曲を1曲演ったあと
彼女のオリジナルを2曲。
そのあと、再び本田さんを招き入れて、
『Street Life』。
私としては、これが今日のハイライトやな。
アンコールは、全員で『Sun Goddess』。

素晴らしかったです。
本田さんのMCも良かった。
彼は、1曲目は参加していなかったので、
客席で聴いていたんだな。
それでMCで、「客席から観ているとピアノが
いないのに鳴っていることで悲しさが増すけど、
きっと和泉さんは、皆に楽しんでほしいと
思っているから、ぜひ、音楽を楽しんでください」と。
そうやなぁ。きっとそうやろなぁ。

和泉さん、今日のライヴ観てたら、
自分も弾きたかったやろなぁ。
最後に神保さんが、「和泉君がいなくなったけど
PYRAMID は鳥山君と2人で、あと
PYRAMID Family の皆にサポートしてもらって
続けていきます」と宣言されたので、嬉しかった。

鳥山さんのギターは、昨年12月のライヴでも
使っていた、ミニハムのゴールドトップの
レスポール(Gibson)と、335タイプのセミアコ
(メーカー不明)、を数曲ずつと
ストラトタイプ(James Tyler)、エレガット
(メーカー不明)、エレアコ(マーティンっぽかった)を
それぞれ1曲ずつで使用。
やっぱり、あのレスポールええなぁ。


[ MEMBERS ]
鳥山雄司(gt)[PYRAMID]
神保彰(dr)[PYRAMID]
須長和広(b)
本田雅人(sax)
福原みほ(vo)
加藤裕一(manipulator)

@ Blue Note Tokyo
2nd show


[関連エントリー] 2021.5.14 和泉宏隆さん



(2021.6.4 追記)
昨夜、ライヴのレビューをここにアップした後、
もう一度、聴きたくなって配信を観た。
昨日観たショーは期間(2日間)限定で配信もされていたのだ。
配信だけで観るより、自分が生で観てきたライヴを
もう一度配信で観る方が、細かいところがチェック出来るし、
聞き取れなかった MC や曲名も聞き直せるし、
興味深いことに気付いた。
時間が経ってからだと薄れてしまう部分が
あるだろうから、きっと早い方が良いと思う。

さて、それで昨夜のショーのセットリストを書き出してみた。

[ SETLIST ]
1. Tornado
2. Golden Land (feat. M.Honda)
3. Moon Goddess (feat. M.Honda)
4. Love Infinite (feat. M.Honda)
5. Feel Like Makin' Love (feat. M.Honda)
6. Captain Caribe (feat. M.Honda)
7. Seed Of Happines (feat. M.Fukuhara)
8. Sun On My Wings (feat. M.Fukuhara)
9. Ashes (feat. M.Fukuhara)
10. Street Life (feat. M.Fukuhara, M.Honda)
EC. Sun Goddess (feat. M.Fukuhara, M.Honda)

1〜4, 7:PYRAMID のオリジナル
5, 6, 10, EC:PYRAMID でレコーディングもされたカヴァー
8, 9:福原みほ のオリジナル





2021.6.4

PYRAMID featuring 福原みほ
"A Tribute to 和泉宏隆"

― R&B NIGHT ―




「PYRAMID featuring 福原みほ」の DAY 2。
今夜は、"R&B NIGHT"。
昨日も書いたように、4月26日に PYRAMID の
ピアニストである和泉宏隆さんが急逝されての
トリビュート・ライヴでもある。

2日間4公演の最終ショーということもあってか、
最後の鳥山さんの MC はグッときたなぁ。
和泉さんの急逝で、どうしてよいか分からなくなったけど、
音楽に救われた、というような内容だった。
神保さんと2人で PYRAMID を続けていくという
宣言も昨日より、心に響いた。

昨日は本田雅人さんが、ゲストだったけど
今日は、スペシャルゲストはなく、キーボードの
Gakushi が福原さんのサポートとして、数曲に参加した。
この人のことは知らなかったのだけど、
DA PUMP、三浦大知、加藤ミリヤ、AI、
久保田利伸、クリスタルケイ、清水翔太などの
ライヴやレコ―ディングのサポートをしてきた人で、
名前を挙げたアーティストを見ればわかる通り、
ジャズ・フュージョンというよりは、ポップスの世界の
人のようだ(ってあんまりジャンル関係ないけど)。

1曲目は、昨日は演らなかった PYRAMIDのナンバー
『We Got Ready』からスタート。
昨日も流れていた和泉さんのトラックは、
レコーディング時の和泉さんのプレイということだ。

2曲目からは、福原さんが参加。
彼女のオリジナルと R&B のスタンダードを
織り交ぜて、ショーは進む。
昨日はインストで演った『Feel Like Makin' Love』を
今夜はディアンジェロっぽくディープに。

今日、印象に残ったのは、ニーナ・シモンの
カヴァーで『Ain't Got No, I Got Life』。
歌詞が凄い。
私には家がない、靴がない、金がない、スカートがない、
セーターがない、降水がない、国がない、学校がない、
友達がない・・・と、ないないが続く。
そして、ほな何があるんや、と。
私には髪がある、頭がある、脳みそがある、耳がある
眼がある、鼻がある、口がある、微笑みがある・・・
と、いっぱい持っているというような歌。
福原さんによると、「この曲日本人でカヴァーしてるの
綾戸千絵さんぐらいでしょう」とのこと。
オリジナルも聴いてみよう。

いやぁ〜、2日間良かったなぁ。
昨日は、ここにレビューを書いた後、
もう一度聴きたくなって、急遽 配信を申し込んだ。
2日セットがあったので今日の分も買ったよ。
今、聴きながら(観ながら)書いております。
「PYRAMID + 福原みほ」でまたぜひ演って欲しい。


[ MEMBERS ]
鳥山雄司(gt)[PYRAMID]
神保彰(dr)[PYRAMID]
須長和広(b)
福原みほ(vo)
加藤裕一(manipulator)
Gakushi(key)

@ Blue Note Tokyo
2nd show

[ SETLIST ]
1. We Got Ready
2. Wasabi Green (feat. M.Fukuhara)*
3. Feel Like Makin' Love (feat. M.Fukuhara)
4. Ribbon in the Sky (feat. M.Fukuhara)
5. Something New (feat. M.Fukuhara)*
6. Sun On My Wings (feat. M.Fukuhara)*
7. Ain’t Got No, I Got Life (feat. M.Fukuhara)
8. I'll Be Good to You (feat. M.Fukuhara)
9. Sun Goddess (feat. M.Fukuhara)
10. Tornado
EC1. Ashes (feat. M.Fukuhara)*
EC2. Street Life (feat. M.Fukuhara)

* 福原みほ オリジナル


鳥山さんのペダル達



[関連エントリー]
2017.2.8 鳥山雄司 feat. PYRAMID LIVE 3×5 Special Guest: 安藤正容
2020.12.10 PYRAMID
2021.5.14 和泉宏隆さん
2021.6.3 PYRAMID featuring 福原みほ "A Tribute to 和泉宏隆"





2021.6.6

Amazing Grace
アメイジング・グレイス
アレサ・フランクリン




1972年1月13日、14日、ロサンゼルスの
ニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で
行われたアレサ・フランクリンのゴスペル・ライヴは、
『Amazing Grace』というタイトルで、レコードになった。
そのライヴが、ドキュメンタリー映画として公開されている。

製作されたのは、2018年なのだが、
なぜ46年も経ってこの映画が製作されたのか。
実は、アルバムの発売後、映画も公開の予定だった
らしいのだが、カットの始めと終わりのカチンコが
なかったために音と映像をシンクロさせることができず
製作が頓挫していたというのだ。

そして46年後、、テクノロジーの進歩のおかげで、
映画の完成に至ったというわけだ。

映画は、2日間のライヴからの抜粋で、
少しだけリハーサルシーンも含まれている。
アレサが 30歳の時の映像で、メンバーは、
コーネル・デュプリー (g)、チャック・レイニー (b)、
バーナード・パーディ (ds) 、ケン・ラッパー (org)、
パンチョ・モラレス (perc) 、それに、
ジェームス・クリーブランド (pf、vo)、
サザン・カリフォルニア・コミュニティ・クワイア (聖歌隊) .

特に コーネル・デュプリー 、チャック・レイニー 、
バーナード・パーディ は、R&Bファンにはたまらない。

これは、R&Bのライヴではなく、あくまでも
教会におけるゴスペルのライヴ。
宗教行事と言ってもよいかも知れない。
アレサの歌は素晴らしいし、
観客が声を出し、踊り出す高揚感は圧巻だが、
キリスト教を信じていない私には、
このライヴの本当の凄さは分からないんだろうと思った。

観客は、9割以上が黒人だが、
2日目のシーンには、ミック・ジャガーと
チャーリー・ワッツの姿もあった。

カメラワークはお世辞にも上手いとは言えないけど、
半世紀近く前のライヴが、こうやって蘇ることは、
テクノロジーの恩恵だと思う。

エンドロールを見ていると、プロデューサーの中に
スパイク・リーの名前もあった。


1985年にアメリカを訪れた際、
教会へゴスペルを聴きに行った。
まさにこういう黒人のゴスペルを期待していたのだけど、
私が行った教会は白人ばかりで、
ガッカリした覚えがある。
まあ、失礼な話だ。
当時は、黒人と白人と行く教会が違うとか
そんなことも知らなかったし、調べようもなかったんだな。
英語もろくに話せないし。

この映画を観て感じたのは、ゴスペルは、
エンターテイメントではないということです。

残念ながら、アレサは2018年8月16日にこの世を去った。
(享年76歳)
来日公演は、実現しなかった。


公式サイト


★★★★☆





2021.6.17

BLUE NOTE TOKYO
ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA
directed by ERIC MIYASHIRO
with special guest KAORI MURAJI




もともとは、2月16〜17日に予定されていたライヴ、
「ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ
directed by エリック・ミヤシロ
with special guest 村治佳織」が、
一昨日と昨日に延期された。
延期の理由は、もう緊急事態宣言のためだったか、
まん延防止なんとかのためだったか、覚えていない。
とにかく、コロナには違いない。

公演は延期になったものの、またもや4月25日
緊急事態宣言が発令され、それが延長された。

ブルーノートの開演時間は早められ、飲食の提供は、
19:30までで、アルコールの提供はない。
もはやジャズクラブとは思えぬ、営業が続いている。

さて、昨夜のライヴ。
ギターの村治さんは、渡辺香津美さんとの共演が
何度もあるほど、クラシック以外の人とも活動をしている。
とはいえ、ビッグバンドとクラシック・ギタリストの共演という
ちょっと想像がつかなかった組合せで、楽しみにしていた。

総勢17人のジャズオーケストラ。
ビッグバンドとは呼ばずにエリックさんは
ジャズ・オーケストラと呼んでいた。
平常時であれば、無理やり全員ステージに上がるところ、
密を避けるためだろう、ステージの下にもメンバーが
下りている。
このことで客席を数十席つぶしている。

まずは、オーケストラだけで4曲。
今年4月に亡くなった和泉宏隆さん作の『宝島』や
同じく今年2月に亡くなったチック・コリアの
『Spain』が、ブルーノート東京オールスター・ジャズ・
オーケストラならでは、アレンジで演奏された。
やっぱり、ナマのホーンのハーモニーは、リッチで良い。
『To You』というバラードでは特にそのハーモニーの
美しさが際立った。

そして、相変わらず本田雅人さんのソロは別格だ。
音の粒立ちも、ソロの組み立ても素晴らしい。

オーケストラで4曲演奏後、
村治さんがキラキラしたドレスで登場。
見た目も美しい。
まずは、スティービー・ワンダーの『Overjoyed』を
ブラジリアンなアレンジで。
ギターは、ヤマハの NCX (エレガット)だ。
エレガットの単音メロディでは、ちょっと
このオケには、物足りない印象。

続いてのパット・メセニーの『Dreaming Tree』では、
途中でエレキギター(History の 渡辺香津美モデル)に
持ち替えて、ソロを披露。
これもエレキの素の音のようで、誰かサウンドを
作ってあげればいいのに、と思ってしまった。

続いては、ソロ・ギターで、村治さんのオリジナル曲
『薬師寺ファンタジア』。
これは、クラシック・ギターで演奏。
さすがに素晴らしい。
村治さん参加の最後は『First Circle』。

そして、オーケストラのみで、本編ラストは『Birdland』。
全員ソロ(8小節ずつ)なので、個性が表れて面白い。
アンコールは、再び村治さんを呼び入れ、
彼女のオリジナル曲(曲名言ったかもしれないけど
聞きそびれた)で終了。
アンコールまで約95分。
たっぷり楽しめました。

エリックさんが、音楽は贅沢品だとみなされ、
自粛というと一番先に対象になる。
でも、違うと思う、というような話をされた。
食事とアートは、同レベルなんだよ。


[ MEMBERS ]
エリック・ミヤシロ(tp,conductor)
村治佳織(g)※スペシャル・ゲスト
本田雅人(sax)
庵原良司(sax)
小池修(sax)
鈴木圭(sax)
山本拓夫(sax)
西村浩二(tp)
小澤篤士(tp)
佐久間勲(tp)
二井田ひとみ(tp)
中川英二郎(tb)
佐野聡(tb)
半田信英(tb)
山城純子(tb)
青柳誠(pf)
川村竜(b)
岩瀬立飛(dr)

@ Blue Note Tokyo
2nd show

[ SETLIST ]
1. Blue Horizon
2. 宝島
3. To You
4. Spain
5. Overjoyed *
6. Dreaming Tree *
7. 薬師寺ファンタジア *
8. First Circle *
9. Birdland
Ec. ? *

*feat. 村治佳織





2021.6.20

すばらしき映画音楽たち
SCORE: A FILM MUSIC DOCUMENTARY




2017年に劇場で観てとても感動し、
もう一度観たいな、と思っていたドキュメンタリー
映画『すばらしき映画音楽たち』をDVDで観た。

この映画は、何十人もの映画音楽の作曲家を
インタビューし作られた作品。
映画の成功に大きな鍵を握っている、
映画音楽の魅力や歴史について語られる、
とてもマニアックな作品だが、
映画音楽好きには たまらない作品なのだ。

『スター・ウォーズ』の大ヒットにあの音楽は
欠かせなかっただろう。
改めて、ジョン・ウィリアムスの偉大さに思い知るね。
『ジョーズ』、『未知との遭遇』、『E.T.』などなど
映画界への貢献は計り知れない。
なんとアカデミー賞を5回受賞している。
(作曲賞 4回・編曲賞 1回)
ノミネートは、51回!

その他にも『ロッキー』『007』『ショーシャンクの空に』
『グラディエーター』『パイレーツ・オブ・カリビアン』
『ダークナイト』『タイタニック』『シザーハンズ』
『ソーシャル・ネットワーク』『ロード・オブ・ザ・リング』
『ワイルド・スピード SKY MISSION』
『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』
『アメリカン・ビューティー』『インセプション』などの
音楽が映画のワンシーンと共に紹介され、
その裏話などが明かされる。

この機会に『インセプション』『ダークナイト』などの
音楽を手掛けたハンス・ジマーの名前も覚えよう。
現代の映画音楽界の重要人物だ。

『インセプション』は、ラストシーンが少し流される。
ディカプリオの演技も素晴らしいけど、
解説を聴きながら観ると、
音楽の絶大な効果を痛感する。
違う雰囲気の音楽を当てはめると、
全く違う映画になってしまうくらいに、
音楽の影響は大きい。

ハンス・ジマーは、最初から映画界の人ではなく、
キーボード奏者として仕事をしていたようだ。
1979年にヒットしたバグルスの『ラジオ・スターの悲劇
(Video Killed the Radio Star)』の
Music Video では、ハンス・ジマーがキーボードを
演奏する姿が確認できる。

本作の中で、誰かが「自分が鳥肌が立たなきゃ
人を感動させられない」と言っていたけど、
先の『インセプション』はラストだけで鳥肌が立った。
映画のストーリーは覚えていなのに。

Inception - Ending
(この動画は3分42秒あるけど 本作で流れるのは1分ほど。)

「楽器や楽譜には触れるけど、音楽には触れない。
ただの空気の振動だから」という言葉もあったが、
本当に音楽は不思議だ。

2017年に観たときに「ホーンセクション」の音を
「ホルン」と訳していて気になったと書いた。
その日のエントリー
それは、『トランスフォーマー』シリーズの
スティーヴ・ジャブロンスキーという人が、
コンソールを前に曲の説明をするシーンで、
よく聴くと「フレンチホルン」と言っている。
私は、ホルン以外の金管楽器も入っているものと
思い「ホーン」と訳すべきだろうと思っていたのだが、
どうやら私の間違いでした。


★★★★★





2021.6.21

“エレキの神様” 逝く

ギタリストの寺内タケシさんが
18日に亡くなった。
享年82歳。

寺内タケシさんは、日本のエレキギター界のパイオニア。
1960年代、エレキというと不良に結び付けられた時代から、
エレキギターを弾き続け、多くのギタリストに影響を
与えた人だ。

私は、ほとんど寺内さんを聴いてこなかったけど、
テレビで『津軽じょんがら節』を
弾いているのを観たときは、ぶったまげた覚えがある。

それから、もうずいぶん前だけど、
確かギターマガジンのインタビューで、
寺内さんがスランプに陥った時、さんざん悩んだ挙句
「ギターは弾かなきゃ音が出ないんだな」
と気付いたという話を読んで何か心を動かされた覚えがある。

そう、ギターは弾かなきゃ音が出ないんだよ。


合掌。





2021.6.23

渡辺貞夫 70周年記念コンサート
JAZZ & BOSSA with STRINGS




4月28日に公演が予定されていたものの
コロナウイルスによる緊急事態宣が出て、
今日に延期になった、渡辺貞夫さんの
70周年記念コンサートに行ってきた。
会場は、サントリーホールだ。

貞夫さんは、現在88歳!
1951年に演奏活動を始めたので、
今年で活動70周年なのだ。

ステージに登場する姿、歩き方からして、
88歳には思えない。
先日、90歳の父が逝き、85歳の母が
いる私には、リアルに驚きだ。
この5年ほど毎年ライヴを観ているが、
その度に驚きを更新させられている。

コンサートは、タイトル通り2部構成。
1部はカルテットとストリングス(16名)による
ジャズの演奏、そして、2部はギターを入れた
クインテットとストリングスでボサノヴァ。
やはりサントリーホールは、音は良いのだなと
感じる演奏だった。
ストリングスのせいもあるだろうけど、
全体にとても柔らかい優しい音色に感じた。
貞夫さんのサックスは、スピーカーからも
鳴っていたのだろうけど、とても自然で
滑らかなトーンだった。
88歳であれだけの演奏をされるには、
やはり何よりも健康でなければならないだろう。
途中15分の休憩があったものの、
2時間強のコンサートを乗り切るためには、
日頃のケアにもの凄く気を配られているんだろうなと思った。

会場で配られたプログラム通りの演奏だったと
思うが、全曲、長尺のソロはなく、コンパクトに
アレンジされていた。
アンコールは、ストリングスも一緒に1曲と
カルテットで『花は咲く』『Carinhoso』。
この2曲は沁みました。
これで終わりかと思いきや、貞夫さんが一人で
『Blue 'n' Boogie』(かな?)を吹き出し、
バンドメンバーが慌てて合わせるという場面も。
今日のコンサートは、7月25日にフジテレビNEXTで
放映されるようだ。

70周年の記念コンサートということで、
会場にはお花が一杯。



特にすごかったのは、巨人軍名誉監督
長嶋茂雄さんからのお花。
高さ2メートルほどあります。



その他、木梨憲武安田成美さん夫妻や
綾戸智恵さん、北方謙三さんなどなど。

コロナのせいだろう、延期も重なってか、
観客はかなり少なかった。
それでも、最後はスタンディングオベーション。
珍しく貞夫さんの MC は全くなし。


[ MEMBERS ]
渡辺貞夫(as)
林正樹(p)
コモブチキイチロウ(b)
竹村一哲(ds)
マルセロ木村(g)
押鐘貴之ストリングス(strings section)

@ サントリーホール

[ SETLIST ]
---第1部---
1. If I Should Lose You
2. Beautiful Love
3. Laura
4. Out for Smoke
5. In The Wee Small Hours Of The Morning
6. Plum Island (Quartet)
7. Just Friends
8. Stolen Moments
9. Echo
---第2部---
1. Manha de Carnaval (カーニバルの朝)
2. Samba em Preludio
3. I Love To Say Your Name
4. Junto com Voce
5. Passo de Doria (Quintet)
6. Talk to the Moon
7. Water Colors
8. ButterflY
EC1.
EC2. Hanawa Saku (花は咲く)
EC3. Carinhoso
EC4. Blue 'n' Boogie
(アンコール以外は配られたプログラムより)





2021.7.29

Rough Boy
Dusty Hill has passed away


米国のロックバンド、「ZZ Top」の
ベーシスト、ダスティ・ヒル(Dusty Hill)が死去した。

ZZ Top は、ビリー・ギボンズ (G, Vo)、
ダスティ・ヒル (B)、フランク・ベアード (Ds) に
よるトリオ・バンドで、ビリーとダスティの
インパクトのあるヒゲが印象的だ。
1969年の結成から50年以上、
メンバーチェンジもなく続いている凄いバンド。

ダスティは、テキサス州ヒューストンの自宅で
睡眠中に亡くなったとのこと。
享年72歳。
ちょっと若いなぁ。

ZZ Top の曲は、ほとんど知らないのだけど、
1985年のヒット曲『Rough Boy』は、
好きやったな。
彼らの見た目にそぐわぬ曲調で、
サウンドは、いかにも80年代なのだけど、
特に後半のギター・ソロが好きだな。
久しぶりに YouTube で『Rough Boy』の
Music Video を観てみた。
これ、『ベストヒットUSA』で流れてたよなぁ。

ZZ Top - Rough Boy (Official Music Video)

ネットで色々見ていると、
「Rough Boy」を「不器用な奴」と
訳している人がいた。
いいなぁ、その訳。

I’m a Rough Boy.....
自分、不器用ですから.....
(高倉健さん風)


合掌。








2021.7.30

billboard classics
今井美樹
35th Anniversary premium ensemble concert
- Encore -




いやぁ〜良かったわぁ。
今井美樹のデビュー35周年コンサートのアンコール公演。

昨年アーティストデビュー35周年を迎えた今井美樹は、
11月に管弦楽アンサンブルをバックに従えた、
アニバーサリー公演を開催したのだが、
来場が叶わなかったファンや再演を望む声に応えて、
大阪と東京の2公演が実現したのだ。

おそらく、公演が決まった時は、まさか
4回目の緊急事態宣言中の公演になるとは、
思っていなかっただろうな。
会場は、LINE CUBE SHIBUYA(旧 渋谷公会堂)。
お客さんの入りは、90%前後だろうか。
所々に空席が見えた。

もちろん感染予防対策を徹底しての開催で
歓声、声援、歌唱禁止、鑑賞中はマスク着用だ。
こんなコンサートがいつまで続くんやろな。

さて、コンサート。
バックは、前述の通り、管弦楽アンサンブル。
ヴァイオリン7人、ヴィオラ2人、チェロ2人、
ハープ、クラリネット、フルート、ホルンの15人に、
河野圭(pf)、鶴谷智生(dr)、
鳥越啓介(b)、野崎めぐみ(perc)、
そして指揮者(山下康介)と総勢20人!
オーケストラというほどではないけど、
室内楽団ぐらいの規模だ。
時々、鳥越さんはエレキベースも弾いたけど、
エレキギター、シンセサイザーは、なし。
アレンジは、萩森英明、宮本貴奈、武部聡志。
ドラムが鶴谷さんは嬉しい。

1曲目は、『PRIDE』のインスト・ヴァージョンで
スタート。
ご本人登場で、『瞳がほほえむから』。
『Goodbye Yesterday』など
50分ほど演って、20分の休憩。
後半は、モリコーネの『ニューシネマ・パラダイス』
(インスト)でスタート。
曲名が分かるのが少ないのだけど、
『DRIVEに連れてって』など。
そして、本編終了。
『PRIDE』を演らなかったのでアンコールで
演るんやなと思ったら、まずは『PIECE OF MY WISH』。
これが、良かった。
「朝が来るまで泣き続けた夜も
歩きだせる力に きっと出来る」
この曲、こんな風に聴こえたことはなかった。
なんというか、スゴイ説得力です。
そしてその流れで、最後の『PRIDE』でついに落涙。
名曲やなぁ。

2009年のピアニストの倉田信雄さんとのデュオも
良かったし、2010年にオーチャードホールで観た
コンサートも良かったけど、気が付いたら、
11年も前でびっくり。
彼女は、いくつになったんだろうと調べてみると、
なんと私とひとつしか違わない。
今年58歳だ。
50歳を過ぎると声が太くなってしまい
おばちゃん声になってしまうシンガーもいるけど、
さほど昔と変わっていない印象だ。
もちろん、20年前と同じではないのだけど、
ふくよかでよく伸びる声は歳を感じさせない。

以前、彼女の歌を「幸せ」、
「カレン・カーペンターに通じる何かを感じる」と
書いたが、今日はそれは「希望」だと思った。
声に「JOY」があるとは、以前から思っていたのだけど、
今日は「希望」だと感じた。
コロナ禍でコンサートの開催も危ぶまれる中、
ステージに立つご本人の気持ちもひとしおだと思うが、
そんな中で聴いたからこそ、私には
「希望」が際立ったのかもしれない。

ただ、最後の長めのMCの前半がまるで、
引退でもするかのように聞こえたのは、気になった。
最後は、これからの未来を宣言して終わったので、
ちょっと安心したのだけど、あの前半のトーンが
私の思い違いであればよいが。


@ LINE CUBE SHIBUYA


[関連エントリー]
2009.10.14 今井美樹
2010.2.7 今井美樹@オーチャードホール





2021.7.31

中野督夫

「センチメンタル・シティ・ロマンス」のボーカル、
ギタリスト 中野督夫さんが、27日に亡くなったと、
昨夜、報道を観て知った。

1週間ほど前、突然「センチメンタル・シティ・ロマンス」を
聴きたくなって、アルバムを数枚レンタルした。
そして、2日ほど前、ずい分久しぶりに、
アルバム『歌さえあれば』を聴いたところだったので
ショックと同時にちょっと不思議な感じがした。

「センチメンタル・シティ・ロマンス」は、1973年結成の
日本のロック・バンドで、ウエストコースト風のサウンドは、
一聴すると日本人とは思えないほどのサウンドだ。

20年くらい前に女性シンガーと私(gt)とで
デュオで活動していた時期がある。
その頃、ちょうど五島良子さんが洋楽の
カヴァーアルバムをリリースした。
当時 私たちデュオもレパートリーにしていた
『The Water Is Wide』や『Time After Time』、
『In My Life』も収められていたのでよく聴いた。
そのアルバムでギターを弾いていたのが中野さんだった。

中野さんは、2018年にくも膜下出血で入院し、
闘病していたらしい。
享年 67歳。
早すぎるなぁ。


この動画とか観ると、一度もライヴを観なかったことが悔やまれます。

センチメンタル・シティ・ロマンス


合掌。


一昨日、「ZZ Top」の Dusty Hill の訃報に
触れたばかりなのに・・・。





2021.8.1

作曲家 小林亜星

今年5月30日に88歳で亡くなった、
小林亜星さんについて書きたい。

小林亜星といえば、私たちの年代であれば
テレビドラマ『寺内貫太郎一家』が一番に思いつくが、
あの番組が俳優としてのデビューだったらしい。

作曲家としては、『北の宿から』(都はるみ)は、
代表作の一つだが、アニメソングや
CMソングも数多い。

CMやテレビ番組のテーマ曲というと、大阪では
浪速のモーツァルト、キダ・タローが思い浮かぶ。
東の小林亜星、西のキダ・タローという感じだ。

小林は、レナウンのCMソング『ワンサカ娘』や
日立グループのCMソング『日立の樹(この木何の木)』
など、キャッチーなメロディが多い。
一方のキダ・タローは、『かに道楽』『有馬兵衛の向陽閣』
など、関西人には馴染みの深い曲が多い。
『アサヒペン』は、全国区だったのだろうか。
テレビ番組『プロポーズ大作戦』やラジオ番組
『ABCヤングリクエスト』のテーマもキダ・タローだ。
『ABCヤングリクエスト』といえば、番組の中で
アマチュアバンドが演奏するコーナーがあったのだが、
高校生の時、それに出たくて、一度、スタジオ
収録の見学に行った。
観客の誰かに、コーナーのアナウンスを読ませるのだが、
私たち(3人で行っていた)が、指名されて
短いながらもラジオ出演となった覚えがある。
結局、バンドでの出演は叶わなかったけど。

閑話休題。
今回、調べていて初めて知って驚いたのは
サントリーオールドのCMソング『夜が来る』が
小林の作曲であったことだ。
あの曲のタイトルが『夜がくる』というのも
初めて知った。
男性がスキャットで歌っているのだが、
子供の頃には、外国語に聞こえたので、
外国の歌だと勝手に思い込んでいた。
歌っていたのは、サイラス・モズレーという人。
メロディーは8小節だけでその繰り返しなのだが、
CMで繰り返し聴いたにせよ、大変印象的なメロディだ。

「ロンボン ディドン シュビダデン バ」というのが
スキャットの出だしだが、子供の頃、誰だったかが
「ロンドンひろ〜い パリせまい」と歌っているのを
聴いて以来、そんな風に聴いてしまうのだった。


夜が来る〜オリジナル・ヴァージョン〜

レナウンCMソング(ワンサカ娘)/ シルヴィ・バルタン & 弘田三枝子

日立の樹 この木なんの木





2021.8.2

Vaya con Dios

とても懐かしい感じのするメロディの
『バヤ・コン・ディオス』。
スペイン語で「神と共に行きなさい」
「さようなら」の意味だ。
調べてみると、Larry Russel、Inez James、
Buddy Pepperという人たちが、
1952年に米国で発表した曲で、
Les Paul and Mary Ford のヴァージョン
(1953年)が、世界的にヒットしたようだ。
「Vaya con Dios」以外は、英語の歌詞で
歌われているが、全てスペイン語のヴァージョンもある。

その後、Pat & Shirley Boone、Nat King Cole、
Connie Francis、江利チエミなど、
多くのアーティストによってカヴァーされた。
私は、2016年に公開された映画『ザ・ブリザード』
(原題: The Finest Hours)の中で使われた
Kate Davis が歌っているヴァージョンを聴いて、
一気に好きになってしまった。
なんとも懐かしい感じがしたのは、
もしかしたら、子供の頃にラジオから流れる
この曲を耳にしていたのかも知れない。

おそらくは、悲しい別れの歌なのだろうけど、
悲しさより郷愁とメロディの美しさを
感じるのは、私だけだろうか。
70年近く前の曲なのに何度聴いても飽きず
繰り返し聴きたくなるというのは、名曲の証やね。
ソロ・ギターで弾きたいので、候補曲です。


"Vaya con Dios" Les Paul and Mary Ford(1953)

VAYA CON DIOS / 江利チエミ with 原信夫とシャープス・アンド・フラッツ(1953)

Vaya Con Dios - Connie Francis(1960)← スペイン語





2021.8.5

SuSi
山木秀夫 x 渡辺香津美




本日は、ギタリストとドラマーという珍しいデュオを聴いてきた。
渡辺香津美(gt)と 山木秀夫(dr)という大御所ふたり。

事前に動画(ミュージックビデオ)アルバム『Stay Forest』を
iTunes で購入し、視聴した。
これには、昨年秋に渡辺香津美の軽井沢アトリエのテラスにて
収録された2人による即興演奏が3曲とトークセッションが
収録されている。
即興演奏とのことだけど、全く打合せもないのか、
ある程度方向性を話した後で、即興演奏しているのかは、
分からないが、今日のライヴでも即興とのことで、
香津美が一旦持ったギターをドラムを聴いて持ち替える
シーンもあったので、本当に決めごとなしなのかもしれない。

MCでは、「即興演奏の掟」の話しになったが、
やってはいけないこととして、「途中で帰る」
「来ない」「相手の演奏を聴かない」というような
極々基本的なことが語られ、
結局、「掟なんかない」というような話だった。

ビデオでは、香津美はヤマハの NCX(エレガット)と
コリングスの薄型のフルアコを使用していた。
今日のライヴでは、エレガットはビデオ同様
ヤマハの NCX だったが、エレキは、PRS のホローボディと
シンセサイザー用の PU を搭載した Parker だった。
もう1本、高そうなエレアコを使用。
ヘッドの形は PRS っぽかったけど、メーカーは不明。
終わってから、ステージの前まで見に行こうと
思っていたけど、忘れて帰ってしまった。

途中、香津美のギターの音が出なくなるという
アクシデントもあったが、演奏は、
ジャズっぽいものから、ハードロック調まで幅広く、
おふたりとも懐が深いので、楽しませていただいた。
コロナ対策のためアルコールの提供はなし。
席数もかなり減らしてのライヴだった。
今後もこのデュオは、活動を続けていくという。


[ MEMBERS ]
渡辺香津美(gt)
山木秀夫(dr, perc)

@ Blue Note Tokyo
2nd show





2021.8.7

安藤正容 Farewell Tour
T-SQUARE Music Festival




THE SQUARE、T-SQUARE を通して、
私は特にファンというわけではなかったのだけど、
数カ月前に ギターの安藤さんが T-SQUARE を
脱退するという記事を読み、今日のライヴを知って、
これは観ておかなければと思ったのだった。
T-SQUARE のライヴは、初めて。

公式な発表(オフィシャルサイト)には、
年齢によることを主な脱退の背景としているが、
結成時から、45年も続けたバンドを
解散ではなく、自ら脱退するって、どんな
心境なんだろうか。

ライヴは、3時間に及んだ。
まずは、「センバシックス」が45分ほど演奏。
そのあと、「THE SQUARE Reunion」の演奏があり、
続いて3部は、最新アルバムからの演奏の「T-SQUARE」。
アンコールは、総勢15名で、約30分。
ドラマー3人+パーカッションによるユニゾンも
迫力があって良かった。
そしてラストは、『F1グランプリ』のテーマ曲に『TRUTH』。
全く T-SQUARE のことを知らずに連れて来られた
妻は、最後のこの曲で大興奮。
(妻は、F1 好きだけど、この曲を誰が演奏しているかは
知らなった模様。)

年代の違うドラマー、ベーシストが3人ずつ出演しており、
個性の違いが楽しめたり、4月に急逝した
和泉宏隆へのメンバーの想いが感じられたり、
これからの新生 T-SQUARE の未来が感じられたりと
盛沢山な内容だった。

最後に、安藤さんと伊藤さんが背中を合わせて
演奏するシーンは、ちょっとグッときたな。
ふたりは、背中にどんな思いを感じていたんだろうな。

安藤さんは、クリーム色の Fender ストラトキャスターを
メインに、1曲だけ P-90 タイプの PU のついた
(たぶん)Fano guitar を使用。

伊藤たけしさんの EWI が音色によっては、
音が抜けてこなかったのは残念ね。

これから、安藤さんはどんな活動をされるのだろう。
ゆっくり、ソロアルバムでも作って欲しいな。


[ 出 演 ]
センバシックス/THE SQUARE Reunion/T-SQUARE

T-SQUARE:
安藤正容(Gt) 伊東たけし(Sax,EWI) 坂東慧(Dr)
田中晋吾(B)※ 佐藤雄大(Key)※
THE SQUARE Reunion:
安藤正容(Gt) 伊東たけし(Sax、EWI) 則竹裕之(Dr)
須藤満(B) 佐藤雄大(Key)※
センバシックス:
仙波清彦(Dr) 是方博邦(Gt) 久米大作(key)
高橋香織(Vl) 渡辺等(B) 濱田遼太朗(Perc)
ゲスト:河野啓三(key)

※サポートメンバー

アンコールで、全員がステージに出たとき、15人いたの。
キーボードが間違いなく、もう一人いたのだけど、
名前が分からない。


@ LINE CUBE SHIBUYA
(ZAIKO で生配信、WOWWOW で生中継された)


アンコールの模様 [T-SQUARE 公式ツイッターより]


[ 関連エントリー ]
2017.2.8 鳥山雄司 feat. PYRAMID Special Guest: 安藤正容





2021.8.18

山本連
Debut EP『YANG』Release Live




もともとは、5月13日の予定だったこのライヴ、
新型コロナウイルス感染拡大のために
今日(8月18日)に延期され、
その後、2回公演であったものが、
2nd show がキャンセルになり、
1回公演に変更された。

東京の感染状況は、5月より
今の方がよっぽどひどい。
でも、もう中止や延期にしていたら、
ミュージシャンもライブハウスも食っていけないだろう。

そんな状況での山本連デビューEP リリース・ライヴ。
彼のことは、STEREO CHAMP や、
和田明のライヴなどで、何度も観ているのだが、
リーダーライヴは初めてだった。

デビュー EP も もちろん聴いたのだけど、
参加しているギター(小川翔)が
とても良かったので、今日のライヴも楽しみにしていた。

1公演にしたせいもあるのか、
客席はほぼ満席に見えた。
テーブルには、アクリル板が置かれていたが、
1席ずつ開けたりということはないので、
結構、「密」な感じだ。
もちろんアルコールの提供は、なし。

演奏の方はというと、5人とも素晴らしかった。
主役の山本連はもちろん、ゲストの井上銘以外の
3人は初めて観る人ばかりだったが、素晴らしいプレイだった。
特にドラムの伊吹文裕のプレイが気に入ったので、
ロビーで販売していた、CD を買ったよ。
あと、銘くんの新譜『POP MUSIC』も。
なんと、ジャズではなく、ポップスを歌っております。
こちらにも山本連参加です。

ライヴに話を戻そう。
1時間ちょっとと、少し物足りない感じもしたけど、
若者のグルーヴィ―でパワーのあるプレイに
ちょっとバテ気味なオジサンは元気をもらったよ。

山本連は、見たことのない、見るからにスケールが
短い GRETSCH のベース。
調べてみると、1978年頃に生産されていた
「TK300 #7627」というたモデルのようだ。
控えにテレベース(Fender?)が置かれていたが使わず。



小川翔は、2ハムの薄いブルーのストラトタイプ
(Fender ではない)。
控えに Fender のテレキャスターシンライン(こちらも
2ハム)が置かれていたが、使わず。



井上銘は、チェリーサンバーストのギブソン、L6-S。




[ MEMBERS ]
山本連 (b,vo)
宮川純 (Key)
小川翔 (g)
伊吹文裕 (ds)
Guest : 井上銘 (g)

@ Cotton Club

[ SETLIST ]
1. Nantoka Land
2. 74Sol
3. Blue Gates
4. Badge
5. TKMKMYKN
6. Kiiro
7. YANG
8. Studio M
Ec. 嘘笑いは街に溶ける





2021.8.20

本田雅人
B.B.STATION -Big Band Night-




この10年ほど毎年夏の恒例公演となっているという
本田雅人 B.B.STATION のライヴ。
一度観たことがあるので、チェックしてみると、
なんと6年も前!(2015年7月29日)
そんなに立っているとは思わなかったのでビックリ。
そら年取るわなぁ。

今年のライブは、今日明日の2日間公演。
いつもとは、違うメンバーが含まれていると
いうことだが、ギターに北川翔也(25歳)、
キーボードに友田ジュン(26歳)と
若手フュージョンバンド「DEZOLVE」からの起用。
ベースの森光奏太も若手だ(23歳)。

今日のブルーノートは、座席数も減らしているけど、
空席が目立った。
やはり、コロナ感染の影響は大きいだろう。
東京は、今日で3日続けて5千人超、
全国感染者数も最多を更新したようだ。
(25,765人)

さて、ライヴの方は、コロナなんて
ぶっ飛ばしそうな演奏だった。
総勢17人、管楽器が13人。
13人の人間の息が奏でるハーモニーは、
リッチでパワフルで美しい。

本田さんと則竹さん(Dr)は、
4月に急逝した和泉宏隆さん(Pf)と
同時期に「T-SQUARE」に在籍していた。
先日の T-SQUARE のライヴでも、
6月の BLUE NOTE TOKYO
ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA のライヴでも、
もちろん6月の PYRAMID のライヴでも
和泉さんの曲が演奏されたが、
今日も何曲か取り上げられていた。
ご本人が旅立っても、こうやって、
音楽が残っていて、演奏してくれる仲間が
いるって、素晴らしいなと思う。
『宝島』なんて、吹奏楽の定番になっているから、
ずっと演奏されるだろうし。

中盤、本田さんがソロで和泉さん作曲のバラード、
「"Forgotton Saga" を演ります」と
言ったのだが、急に気が変わったみたいで
「やっぱり、"Twilight In Upper West" に
します」と変更する場面もあった。
和泉さんメドレー『宝島〜Omens of Love』
では、EWI の原型だという見たことのない
ウインドコントローラーで演奏。

北川翔也は、1曲目だけ Westville の
セミホローモデルで、あとは Tom Anderson の
HSH のストラトタイプ。
本田さんとのユニゾンが心地よい。
難しそうなフレーズをとても滑らかに
弾いてました。
最近、私のテーマは「落ち着いて弾く」なのだけど、
見るからに落ち着いて弾いてたね。

それから、『Megalith』では、
サックス5人によるソロ回しが圧巻でした。

アンコール含めて約90分。
来年は、お酒を飲みながら聴きたいな。


[ MEMBERS ]
本田雅人(サックス)
真野崚磨(サックス)
鈴木圭(サックス)
山本拓夫(サックス)
竹野昌邦(サックス)
エリック・ミヤシロ(トランペット)
西村浩二(トランペット)
佐久間勲(トランペット)
三上貴大(トランペット)
中川英二郎(トロンボーン)
佐野聡(トロンボーン)
春木香菜絵(トロンボーン)
野々下興一(トロンボーン)
友田ジュン(ピアノ、キーボード)
北川翔也(ギター)
森光奏太(ベース)
則竹裕之(ドラムス)

[ SETLIST ]
1. Theme for BBS
2. Tokyo Train
3. Winter Games
4. Condolence
5. Twilight In Upper West(本田Solo)
6. 宝島〜Omens of Love
7. 放課後は日曜日
8. おはこ
9. Megalith
Ec. Joy


@Blue Note Tokyo
2nd show
JAM SESSION 会員ポイントで鑑賞



北川のギター、アンプ、エフェクター


[ 関連エントリー ]
2015.7.29 本田雅人B.B.STATION - Big Band Night





2021.8.25

チャーリー・ワッツ 死去
Charlie Watts


またもや訃報だ。
ローリング・ストーンズのドラマー、
チャーリー・ワッツが、逝ってしもた。
ミックやキース、ロニーとは対照的に
物静かな印象だったチャーリー。
享年80歳。

一度だけ、ナマでローリング・ストーンズを観た。
2014年の東京ドーム公演だ。
その日のエントリーにこう書いている。

チャーリー・ワッツ 72歳。
ひょうひょうとリズムを刻むチャーリー。
メンバー紹介のとき、ちょっと嫌がるチャーリーを
ミックが無理やりステージの前の方まで
引っ張り出した。
その2人を見ていたら、なんでか泣けてきた。

今、それを読んでもなんかグッとくる。
勝手な想像やけど、ミックは、
照れるチャーリーを引っ張り出して、
「俺たちのビートは、このチャーリーが
叩いているんだぜ」って言いたかったんじゃないか。

あの時(2014年)で、ミックとキースは70歳で、
チャーリーは72歳、ロニーは66歳。

「メンバー4人の年齢を考えると、
来日公演は、これが最後かなぁ。」と
書いたけど、ホントに最後になってしもたやん。

ロックは、終わらないし永遠やけど、
ひとつのロックの時代が終わってしまうような気がする。

これからは、私が影響を受けた
ミュージシャンが亡くなっていく、
そういう時代に入っていく。
当たり前のことやけど、やっぱりつらいなぁ。

合掌。


[ 関連エントリー ]
2008.12.15 SHINE A LIGHT
2014.1.26 SHINE A LIGHT
2014.2.25 ザ・ローリング・ストーンズ ! (前夜)
2014.2.26 ザ・ローリング・ストーンズ !
2014.2.27 続 ザ・ローリング・ストーンズ !





2021.8.31

矢野顕子
featuring 小原礼・佐橋佳幸・林立夫
『音楽はおくりもの』リリース記念ライブ




コロナのおかげで、ライヴハウスも感染予防対策を
強いられている状況が続いている。
ブルーノートの場合、平常時は、
1st ショーが 18:30 か 19:00 から
2nd ショーが、21:00 か 21:30からだったのに、
最近は、1st ショーが 17:00 からで、
2nd ショーは 19:30 からだ。
場合によっては、1st ショーが、16:00 なんてのもある。
そして、座席は間引きされ、アルコールは提供されない。
座席、アルコール、鑑賞中マスクは、仕方ないとしても、
時間を早めることが感染予防に効果があるんやろか。
まあ、中止になるよりは、よっぽど良いけどね。

さて、今日のライヴは、
「矢野顕子 featuring 小原礼・佐橋佳幸・林立夫」。
ニューアルバム『音楽はおくりもの』の
レコーディング・メンバーによるライヴだ。
ライヴ前に予習(そのアルバムを聴くこと)するのを
忘れていて、今日の鑑賞に臨んだ。
1曲『ごはんができたよ』以外は、ニューアルバムからの
曲『わたしのバス』、『魚肉ソーセージと人』、
『音楽はおくりもの』などだった。

全員話すMCも楽しく、矢野さんのライヴは
何度か観ているが、今までで一番楽しそうに観えた。
今日は、全員レジェンドと言っても良いメンバーの
ライヴだったが、何を演ろうと誰と演ろうと
矢野顕子ワールドになるのは凄いな。
癖が強いんぢゃ(誉め言葉です)。

圧巻は、アンコールで演った『津軽海峡・冬景色』。
イントロ聴いてたら、この歌が始まるとは
誰も予想が付かない。
リハモ(リハーモナイズ=コードを付け直すこと)に
より、全くの別世界で、伴奏だけ聴いたら、
このトラックの上に『津軽海峡・冬景色』の歌が
乗っているとは想像できないだろう。
以前、矢野さんのライヴで オフコースの
「YES-YES-YES」 を聴いたけど、原曲のイメージが
皆無のアレンジで、メロディも崩されていた。
歌詞を聴いていて、「YES-YES-YES」 だと
気付いたことがあったが、今日の『津軽海峡・
冬景色』もかなりのぶっ飛びだった。

そんな爆音の演奏ではないのだけど、
曲によって、歌詞が聞き取りにくかったことが残念。

矢野さんは、とても66歳には見えなく若々しい。
会場を出るとき、女性客の
「顕子さんて、きれいねぇ」という話し声が
聞こえてきたよ。

ギターの佐橋さんは、メンバーの中で一番年下だけど、
来週の誕生日で還暦で、今日が
「50代最後のライヴ」と言っていました。
ギターは、ストラトキャスター、レスポール、
グレッチ、エレアコ、12弦エレアコ、ウクレレ、
ペダルスティールと一人でも山弦(「弦が山のように
ある」の意)だった。
アンプは、「SHINOS」。
特にストラトがええ音してたな。

ベースの小原礼さんは、今年70歳。
何と言っても「サディスティック・ミカ・バンド」だが、
「バンブー」、「カミーノ」等にも参加。
渡米し、ボニー・レイットのバンドに参加していた
こともあるらしい。
レコ―ディングやツアーの参加は、尾崎亜美、
奥田民生、大貫妙子、小坂忠、松任谷由実、
藤井フミヤ、飛鳥、福山雅治、シング ライク・
トーキング、南佳孝、等。
とてもひょうきんで面白い人だった。

ドラムの林立夫さん(70歳)も、もちろんレジェンド。
1970年代にキャラメル・ママに参加。
荒井由実時代のレコードのドラムは、林さんだ。
その他、バンブー、PARACHUTEなどのバンドにも参加。
レコ―ディングやツアーの参加は、南佳孝、吉田美奈子、
いしだあゆみ、大滝詠一、矢野顕子、小坂忠、雪村いずみ、
井上陽水、細野晴臣、スリー・ディグリーズ、等。

今年は、鈴木茂(g)、小原礼(b)、林立夫(ds)
松任谷正隆(key)の4人で「SKYE(スカイ)」と
いうバンドでデビューするという。
全員1951年生まれで、今年70歳なので、
ギネスブックに載らないかなどと言ってました。


[ MEMBERS ]
矢野顕子(Pf、Key、Vo)
小原礼(B)
佐橋佳幸(G)
林立夫(Dr)

@ Blue Note Tokyo
2nd show





2021.9.11

山下達郎 シアター・ライヴ
PERFORMANCE 1984-2012 【配信】




2012年に公開された時は見逃したけど、
2019年のアンコール上映では、劇場で
鑑賞した『山下達郎 シアター・ライヴ』が、
10日間の期間限定で配信されている。
(配信視聴料 2,500円 + サービス料 220円=2,720円)

本作は、2012年公開時には、
全国11劇場、短期間での上映期間ながら
動員61,675人、興収1億5千万という大ヒットの
記録を残した作品だ。
2019年のアンコール上映も熱いファンの要望で
実現したという。

ええかげん、DVD か Blu-ray で売り出せへんかと
思うのだが、これが売り出さないんだなぁ。

もともと2020年は、オリンピックとの兼ね合いで、
ツアーをやらないと言っていた達郎さんだが、
オリンピックの延期、コロナで、今年もライヴがない。

昨年12月に無観客ライヴの配信があったのだけど、
配信だから売切れはないやろうと勝手に思っていて、
ギリギリで申し込もうとしたら、売り切れてしまっていた。

さて、そんなわけで、2年ぶりに
『山下達郎 シアター・ライヴ
PERFORMANCE 1984-2012』を
配信で鑑賞したのだが、
やっぱり素晴らしかったよ。

ライヴやコンサートも数えきれないぐらい
観てきたのだけど、なんやろな、
こんなにも音楽の力を感じるのって
あんまりないんちゃうか。
しかも映像で。

映像作品は、どうしてもその臨場感とか
空気感とかそういった目に見えないものが、
実際の生(ナマ)のライヴより欠けていると
感じてしまいがちなのだが、
本作品はけっしてそんなことはない。
達郎さんの「命がけ」がビンビンと伝わってくる。
2年前の鑑賞時にも書いたけど、
『希望という名の光』では、やっぱり泣いてしまったし、
ほかにも意味不明に何かが込み上げてくる場面が
いくつもあった。

メンバーは、1984年から2012年まで、
ずっといるのは、ベースの伊藤広規のみ。
ドラムは、青山純 → 島村英二 → 小笠原拓海 と
チェンジが見られ、ギターは、椎名和夫 →
(90年代に入って)佐橋佳幸。
サックスは、土岐英史 → 宮里陽太。
キーボードは、全ては把握しきれなかったけど、
後半は、難波弘之、柴田俊文のおふたり。

ちょっと残念だったのは、これは我が家の
インターネット環境のせいかもしれないのだけど、
映像が音声よりほんの少し(たぶん 0.1〜0.2 秒
ぐらいと思うけど)遅れてんねん。
これ、結構、気持ち悪いもんです。


★★★★★


[ 関連エントリー ]
2014.7.1 山下達郎
2015.10.3 死ぬまでに観たいアーティスト
2016.1.7 またハズレ
2016.5.12 The Modulations モジュレーションズ
2017.2.16 ハズレ
2017.3.26 山下達郎 PERFORMANCE 2017
2017.3.27 山下達郎 PERFORMANCE 2017 その2
2017.3.28 山下達郎 PERFORMANCE 2017 その3
2017.5.19 山下達郎 20回ハズレ
2017.10.8 ナミヤ雑貨店の奇蹟
2018.9.3 山下達郎 PERFORMANCE 2018
2019.3.6 ナンシー・ウィルソン Nancy Wilson
2019.5.24 竹内まりや/山下達郎 Wアンコール上映
2019.7.17 山下達郎 PERFORMANCE 2019
2019.7.18 山下達郎 PERFORMANCE 2019 その2
2020.12.25 山下達郎 Special Acoustic Live 展





2021.9.16

上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット
『シルヴァー・ライニング・スイート』
アルバム発売記念オンライン・イベント




上原ひろみのニューアルバム、
『シルヴァー・ライニング・スイート』の
CD購入者限定キャンペーンで 生配信の
オンライン・イベント(限定公開)を視聴した。
(60分)

ピアノ・クインテットの演奏は もちろんのこと、
作曲や編曲の裏話、弦の人たちの生の声も
聴くことができて、とても良かった。

興味深かったのは、ヴィオラがメロディを
弾くパートを、ヴァイオリンにメロディを弾かせ、
その違いを聴かせてくれたくだり。
同じメロディでも、
ヴァイオリンとヴィオラでは、全然違う。
なぜ、ひろみがヴィオラを選んだのか、
納得のアレンジなのでした。

そのほか、よ〜く聴かないと気付かないであろう、
いやもしかしたら、よく聴いても気付かなかった
かも知れないようなことをレクチャーしてくれて、
とても貴重な話を聴くことができたのでした。

11〜12月は、ザ・ピアノ・クインテットの
全国ツアーだ。
もちろん観に行くよ!

ジャズとかクラシックとか、
ジャンル分けがどうでも良くなるような音楽です。





2021.9.17

ホイットニー
オールウェイズ・ラヴ・ユー
WHITNEY




2018年公開のホイットニー・ヒューストンの
ドキュメンタリー映画『ホイットニー〜
オールウェイズ・ラヴ・ユー(原題:
WHITNEY)』DVDで鑑賞した。

あれだけの才能と美貌に恵まれたホイットニー。
光が大きかっただけにその闇も大きかった。
どんなに才能があっても、名声を得ても、
お金が入ってきても、それでは人は幸福には
なれないんだという象徴のような彼女の人生。
ある意味、バランスなのかもしれないけど、
そうは思いたくない。

彼女に関する関係者の暴露話に、
途中で観るのがしんどくなる。
「そんなこと言わんでええやん」
「なんでそんなことまで言うの?」と。
これもアーティストのサガなんやろか。
晩年(48歳没でもそういうのかな)の
アシスタントだったおばちゃんは、
涙を流しながら、まともな話をしていたので
好感が持てたけど。

純粋にシンガー・ホイットニーの
ドキュメントを観られると思っていたら、
シンガーというより、人間ホイットニーの
人生の影の部分をいっぱい観せられた感じ。
まあ、それもシンガー・ホイットニーの一部と
言えばそうなのかもしれないけど。

エリック・クラプトンのドキュメンタリー映画
『LIFE IN 12 BARS』も結構ハードやったけど、
エリックは立ち直ったし、生きているし、
今は家族にも恵まれ幸せだ。
でも、ホイットニーは、子供の頃からキツイ人生で、
母親はやはりシンガーで淋しい想いをし、
音楽的に成功しても、結婚も上手くいかなかった。
とすると、ドラッグに手を出すのは、
アーティストにありがちな話。

生活が乱れてからのライヴ映像は、
お客さんが怒って帰ってしもたというほどの
酷い出来だが、映画『ボディガード』で
大ブレイクしたあとの南アフリカでの
ライヴ映像『I Will Always Love You』は、
素晴らしすぎる。

マイケル・ジャクソンとは仲良しで、
分かり合えていたというのも
なんとなく分かるような気がする。

来年で没後10年。
新たな伝記映画「I Wanna Dance With
Somebody(原題)」が、製作されるようで、
ナオミ・アッキーという女優がホイットニーを
演じるらしい。
観に行かな。


[ 関連エントリー ]
2012.2.12 ホイットニー・ヒューストン死去





2021.9.22

Tribute To Chick Corea
小曽根真×上原ひろみ




今日と明日の2日間、サントリーホールで開催される
「Tribute To Chick Corea」。
知らなかったけど、本来なら、チック・コリア生誕
80周年を記念して、チック・小曽根・ひろみの3人で
行われるはずだったという。
チックが、今年2月に逝ってしまったために、
2人による追悼ライヴになってしまったわけだ。

考えてみれば、チックはこの2人とそれぞれ
デュオをしているわけで、チックが日本で
特別なプログラムを演るとしたら、
チック・小曽根・ひろみの3人の
ライヴというのも自然な流れだったように思える。

ひろみのデュオはいくつも観ているけど、
小曽根さんとのデュオは初体験。
過去にデュオ公演があったのかどうかも
知らないけれど、私がひろみを追っかけだした
2011年以降は、なかったと思う。

会場に入ると、ステージ中央に蓋を取り払われた
YAMAHAのグランドピアノが2台、向かい合わせに
置かれている。
その光景だけで、何かがスペシャルな空間と化している。


開演20分前

2016年に横須賀芸術劇場でチックと小曽根さんの
デュオ・ライヴを観たのだけど、あの時は結構
ステージから遠い席だったけど、今日は
13列目の中央ブロックと良い席。

インプロっぽい1曲目のあとの小曽根さんのMC。
「もともと3人でやるはずだったけど、
今日は、Two Bodies、One Sprit で演ります」
そして、ひろみを紹介。
「My Absolutely Genius Friend 上原ひろみ」
いちいちカッコええ。

途中休憩を挟んで、2時間半。
正味2時間ぐらいかな。
「Tribute To Chick Corea」ということで
最初に「チックの曲を演ります」と言ったけど、
一部は、2人のオリジナルと、ひろみの夢に
チックが出てきて「この曲を演るといい」と
言ったというガーシュインの曲(Three Preludes?)。

二部は、それぞれソロをチックの曲で1曲ずつ。
ひろみは、『Children’s Song No.4』、
小曽根さんの弾いた曲はタイトル失念。
そして、今夜のハイライトともいえる
『Fantasy for Two Pianos』。
アンコールは、小曽根さんが
「やっぱりあの曲演らなきゃね」と言って『Spain』。

ただ高い技術だけでは、あんな演奏は
できないだろう。
互いのリスペクトとか、相手の音を聴いているとか、
そんな当たり前のレベルではなく、
もっと深い所で繰り広げられている、
「業(わざ)」だと思った。
特に2人が掛け合いで弾くところが面白い!


[ MEMBERS ]
ピアノ:小曽根真
ピアノ:上原ひろみ

@ サントリーホール 大ホール


[ 関連エントリー ]
2016.5.7 チック・コリア&小曽根真





2021.9.23

デビュー50周年 高中正義
TAKANAKA SUPER LIVE 2021




昨年12月以来の高中。
先日、発売されたCD3枚組+DVDの
「TAKANAKA ALL TIME SUPER BEST」も
買ったよ。



DVD は、81年と82年のライヴで、
まだ観ていないけ楽しみにしている。
たぶん、初めて高中のコンサートに行ったのが、
81年だったんじゃないかな。
改装される前のボロボロの大阪府立体育館で
サポートのギターが是方(博邦)さん
だったような気がする。

さて、今回はデビュー50周年の記念ツアー。
18歳でデビューし、今年で50年なのだな。
ツアーは、9月19日の広島に始まり、
11月20日の日本武道館まで、
北海道(札幌)から九州(福岡)まで
全国9公演が行われる。
今日は、ツアーの2日目だ。

神奈川県民ホールのコンサートは、
今年1月24日が延期になり、
延期になった3月21日は、公演中止になった。
今年、ようやく3度目にしての開催になったのだ。

15時45分開場。
15時50分ごろ、神奈川県民ホールに着くと、
外に大勢の人が溢れていた。
まだ開場していないのかと思ったら、
長蛇の列が、少しずつ入場している。
コロナ対策で、検温や手の除菌、チケットの半券に
名前・住所・電話番号を書いたりさせている為、
入場に時間がかかっているのだった。

今日は2階席だったけど、
神奈川県民ホールの2階席は比較的見やすい。

昨日のサントリーホールでは、
「ブラボーご遠慮ください」というボードを
掲げたスタッフが開演前に会場にいた。
素晴らしい演奏に皆、声をあげたいところだけど、
グッと我慢なのだった。
高中のコンサートでは、おっさんの歓声が多い。
でも、今日はさすがにおとなしかったな。
1曲目『Thuder Storm』で、
もう立ち上がったお客さん達もいたけど。

高中は、1977年のアルバム『TAKANAKA』の
ジャケットのような赤いスーツで登場すると、
まさにそのジャケットのポーズをとって
会場を湧かせた。
ギターもサンバーストのストラトキャスターだ。

数曲聴き慣れない曲があったけど、
毎度のことながら、ベスト的な選曲。
『THUDER STORM』、『憧れのセーシェル諸島』、
『SWEET AGNES』、『ALONE』、
『渚・モデラート』、『BLUE LAGOON』、
『SHAKE IT』、『MAMBO NO. 5』、
『READY TO FLY』、『黒船』などなど。
休憩なしで、アンコールを入れて140分ぐらい。
40年前、この人に憧れていたことを思い出しながら、
楽しんだよ。
AMAZONS がいたので、『エピダウロスの風』も
聴きたかったな。

ギターは、サンバーストのフェンダー
ストラトキャスターに始まり、ブルーのヤマハ SG、
模様の入った ヤマハ SG、もう一本、ペイントの
されたフェンダーストラトキャスターと
3シングルの紺色のギター(あんまり見たことのない
ギター。Vestaxではないと思う)。

昨日もそうだったけど、コンサートホールや劇場での
規制退場にも慣れて来た。
時々マナーを守らず、順番を無視して
席を立つ人がいるけど、電車の時間があるのだろう、
急ぎの用があるのだろうと寛大に見ることにしている。

11月の武道館は、40年前の「虹伝説」公演を
完全再現するとのこと。
チケット入手済!


[ MEMBERS ]
高中正義(Guitar)
斉藤ノヴ(Percussion)
岡沢章(Bass)
宮崎まさひろ(Drums)
宮崎裕介(Keyboard)
井上薫(Keyboard)
AMAZONS 大滝裕子(Chorus)
AMAZONS 吉川智子(Chorus)
AMAZONS 斉藤久美(Chorus)

@ 神奈川県民ホール 大ホール


本日は、良い天気でした。






2021.9.25

吾妻光良 & The Swinging Boppers
Guest:Leyona




今年1月に初めてライヴを観た、
「吾妻光良 & The Swinging Boppers」。
前回は、Billboard LIVE Tokyo だったけど
今日は、Blue Note Tokyo で観てきたよ。

バンドの紹介は、前回のレビュー
読んでいただくとして、今夜も良かったなぁ〜。
吾妻さん、6月に退職されたそうで、
ついにプロ入りだそうだ。


開演前

ゲストの Leyona は、20年ぐらい前に
はっぴいえんどの『風をあつめて』が収録された
CD を買ったことがあって、勝手にフォーキーな
イメージを持っていたのだけど、
このスウィンギン・バッパーズのサウンドに
めちゃくちゃ合ってた。
2曲(アンコール入れて3曲)だけだったけど、
もっと聴きたかったな。

昔のアメリカで労働者が夜に、ビッグバンドで
歌姫の歌を聴くというのが最高の娯楽だった
時代があったと吾妻さんが MC で言ってたけど、
まさにそういう感じを体現していた。

曲は『ご機嫌目盛』『We Go Well Together』
『俺の家は会社』『正しいけどつまらない』など。
今日は、配信もされていたけど、アンコールは、
時間の都合か配信はされなかったようだ。

吾妻さんのギターは、グリーンのサンバーストの
フルアコと シンラインなフルアコ(?)。
カッコええギターやなと思ったら、
JERSEY GIRL HOMEMADE GUITARS だった。
グリーンの方は、メーカー不明。
ヘッドのロゴは「K」から始まってるけど、
見慣れないロゴだ。

 

Blue Note のサイトには、
「楽団員ワクチン2回接種率100% (予定)!
安心安全かつSDGsなJump & Jiveの夜」と
書いてあった。
「SDGs」の意味が分からなかったので、
調べてみたら、「持続可能な開発目標
(Sustainable Development Goals)」のこと

「2030年までに世界が取り組むべき17の目標として
2015年9月に国連総会で採択された」とあるが、
「SDGsなJump & Jiveの夜」というのは
ちょっとよく分からん。
私のリテラシー不足か。
吾妻さん独特のジョークだろうかね。

それにしても、このバンドはいい。
何とも言えない緩さと、ブルースへの愛と
オリジナリティ、ユーモア、そして、
吾妻さんの攻めたギターソロなど魅力満載なのだ。


[ MEMBERS ]
吾妻光良 (g,vo)
牧裕 (b)
岡地曙裕 (ds)
早崎詩生 (p,pianica)
近尚也 (tp)
名取茂夫 (tp)
冨田芳正 (tp)
西島泰介 (tb)
渡辺康蔵 (as,vo)
小田島亨 (as)
西川文二 (ts)
山口三平 (bs)
Guest:Leyona (vo)

@ Blue Note Tokyo
2nd show





2021.10.1

Char New Release Live
“Fret to Fret”




先日発売されたニューアルバム『Fret to Fret』を
携えての久々のビルボードライヴでのライヴ。

前回観た Char さんのライヴは、
そのアンコール中に父が逝ったという
おそらく一生忘れないであろう、
4月10日の日比谷野外音楽堂のライヴだった。

新しいアルバム『Fret to Fret』は、
初期の Char のレコーディングメンバーである
佐藤準(k)、ロ バート・ブリル(d)を
迎えて録音された。
なんと 16年ぶりとなる新作だという。

そう言えば、ZICCA を設立してからは、
TRADROCKシリーズや、還暦記念の企画盤
『ROCK十 (ロック・プラス)』などのほか
ライヴ盤のリリースはあったものの純粋な
オリジナルアルバムは出ていなかったのだな。

さて、今日のライヴ、台風が接近が心配だったけど、
都内はそれほど雨風は強くなく、ライヴが終わって
外に出てみると、雨も上がっていたよ。

昨日で緊急事態宣言は解除されたので、
客席テーブルにはアルコールが並んでいた。
久しぶりに見る光景だ。

1曲目『Shinin' You, Shinin' Day』で幕が開けた
Char さんのギターは、ピンクペイズリーのムスタング、
バーガンディミスとのストラトキャスター、
2曲で VOX の Starstream を使用。
私は、エレキ・ギターの音が好きなので、
シンセっぽいこのギターのサウンドは好きではない。

ニューアルバムからは、『Moving Again』
『Creepin'』『Infant Elephant』『Fret To Fret』など。
そのほか、『TOKYO NIGHT』『Livin' In Tokyo』など。
60分強で本編が終わり、アンコールは、『Smoky』。
まだお客さんは許さない。
もう1曲アンコール『Rainbow Shoes』。
終わってみると80分ぐらいかな。
やはりコンサート会場で2時間のショーを
観ているので、こういうクラブでのショーは
短くてやや不完全燃焼な感じが否めない。
近くで観られるし、お酒飲みながら観られるのは
嬉しいねんけどな。

今日は、4月の日比谷野外音楽堂に続いて
キーボードが、小島さんというのが嬉しい。
この人のソロは、大好きだ。
時々、なんだか楽しそうに笑いながら演奏している。
ちょっとお腹が出てきたので、健康に気を付けて
もらいたいもんだ。
人のこと言えませんけど。
それに比べ、Charさんの体型の変わらないこと!
20代からずっと同じやないやろか。
ちょっと太ったんちゃう?とか思ったことないもんな。


[ Members ]
Char(Guitar&Vocal)
澤田浩史 / サワダヒロシ(Bass)
小島良喜 / コジマヨシノブ(Keybords)
ZAX(Drums)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show





2021.10.9

劇場上映版 エリック・クラプトン
ロックダウン・セッションズ
ERIC CLAPTON
LOCKDOWN SESSIONS




エリックの今年5月のロイヤル・アルバート・
ホール(ロンドン)のライヴは、
新型コロナウイルス感染拡大のために中止になった。
エリックは、スティーヴ・ガッド(Dr)、ネイザン・
イースト(B)、クリス・ステイントン(Key)の
3人をイギリスの田舎町に集め、
無観客のライヴを収録することにした。
それが「LOCKDOWN SESSIONS」だ。

それは、ブルーレイ(or DVD)+CD で
来月発売されるのだが、発売に先駆けて
その劇場上映版が公開されたので観てきた。
ブルーレイ(DVD)には、収録されてない
リハーサル、オフショット、インタビュー等が、
15分以上もあるらしい。
上映時間は、90分ほどで
その分演奏曲数は、少ないけどね。

エリックが(ギターを弾き過ぎて)
「指が痛い」と言って、指先を見せるシーン、
バンドメンバーとの話のなかで、
英国からもらった勲章を大切にするべきだったけど
車のキーのキーホルダーにしていたら、
失くしちゃったという話など、貴重な話や
シーンが観られる。

録音に使われた大きな家と周辺の自然が
とても素晴らしく、どこだろうと思ってた。
オフィシャルサイトによると
「ロンドンの南、ウェストサセックスのカウドレイ・
パーク内にある1875年に建てられたグレード2の
ビクトリア朝のカントリーハウス」とのこと。
賃料いくらやろ?と余計なことを考えてしまった。

『ブラック・マジック・ウーマン』のイントロで
エリックが「ピーターの為に弾こう」と言う。
『ブラック・マジック・ウーマン』って、
サンタナの曲だと思っていたけど、
ピーター・グリーン(2020年没/Fleetwood Mac)が
書いた曲だったのね。

そのほか 曲は『いとしのレイラ』
『ティアーズ・イン・ヘヴン』
『モジョ―ウォーキング』
『ロック・ミー・ベイビー』など。
個人的ハイライトは久しぶりに聴いた、
『リバー・オブ・ティアーズ』。

プロデューサーは、エリックの『アンプラグド』も
手掛けたラス・タイトルマン。

ドラムのスティーヴ・ガッド。
もの凄くエリックのことを見て、聴いて、
演奏しているし、日々そのサウンドを
良くしようと試行錯誤を繰り返している。
終わりなき改善の精神。

ベースのネイザン・イースト。
もうエリックとは、30年以上になる。
最初は、フュージョン畑のネイザンと
エリックに違和感を感じたけど、
すぐにその違和感も消えたね。
「ネイザンの音は正しい」と、エリック。

キーボードのクリス・ステイントン。
実は私は彼のプレイが、
あまり好きではなったのだが、
本作を観て印象が変わった。
エリックが、クリスについてどれほど信頼していて
必要としているかがよく分かったからだ。
クリスは、エリックの精神安定剤。

ネイザン・イーストは、ウッドベースとエレアコ・ベース。
スティーヴ・ガッドもブラシや手で叩く曲が多くて、
エリックもアコギが多く アンプラグド的な演奏。
ギターは、アコースティックが
マーティンのECモデルと12弦。
この12弦ギターは、エリックのギターテック
(ギターのメンテ・管理をするスタッフ)のダンが
エリックに頼まれて、作ったオリジナルギター。
何曲も使ってたのでエリックのお気に入りのようだ。
エレキは、ギブソンの350T(だと思う)で
スライドを弾きかけてあんまり上手く弾けず、
「リスキー」と言って ES335 に持ち替えた。
ストラトキャスターは、登場せず。

さて、11月発売のブルーレイは当然予約したけど、
タイトルが「The Lady In The Balcony:
LOCKDOWN SESSIONS」となっている。

「The Lady In The Balcony」(バルコニーにいる女性)。
映画の中でエリックが
「バルコニーにいる女性に」と言って
演奏をするシーンがある。
あそこにいるのだから当然関係者だとは思ったけど、
彼女がエリックの奥さん(メリア・マッケナリー)
なんだって。美人でした。

エリックは、ちょっと太って、お腹が出てきたかな。
76歳。
元気でいて欲しい。
そして、もう一度、来日してくれないかなぁ。


★★★★★





2021.10.10

渡辺貞夫 BOP NIGHT 2021
at BLUE NOTE TOKYO [配信]


渡辺貞夫さんのブルーノート公演を配信で観た。
今日の生配信だったけど、夜遅くなってから
アーカイブ配信を鑑賞。

今日は、レギュラーバンドにホーンが4人。
ホーンアレンジは、トロンボーンの村田さん。

6月のライヴでも書いたけど、
本当に88歳には思えないよ〜。

配信は2部だけなのだけど1部と同じセットリストに
なることを貞夫さんは、1部2部通しで来ている
お客さんに対してずい分気にしておられた。
「私はイヤなんですけどね」って。
1部と曲を変えても良さそうな気もするけど、
もしかしたら、1部は配信のリハ的な意味合いもあって、
曲を変えられないのかなと推測する。

曲は 『Tokyo Dating』、『Laura』、
『Only In My Mind』、『Requiem For Love』
『One For Jojo』、『Passo de Doria』など。
『Gemmation』、カルテットで『花は咲く』、
ピアノとデュオで『Carinhoso』。

『花は咲く』と『Carinhoso』は沁みるなぁ。
ドラムの竹村一哲、良いなぁ。
『Gemmation』で、貞夫さんが4小節早く入る
ハプニングもあったけど、そういうのもライヴの醍醐味。

70分ぐらいかな。
もしかしたら、会場ではそのあとにも
アンコールがあったかもな。
配信でこれだけええねんから会場にいたら、
もっと素晴らしかったんやろな。


[ MEMBERS ]
渡辺貞夫 (as)
小野塚晃 (p)
粟谷巧 (b)
竹村一哲 (ds)
村田陽一 (tb)
西村浩二 (tp)
奥村晶 (tp)
小池修 (ts)

@Blue Note Tokyo 配信





2021.10.17

高中正義
40年前のライヴ映像


今年デビュー50年の高中正義。
先日、発売された、
「TAKANAKA ALL TIME SUPER BEST」
(CD3枚組+DVD 税込5,500円)の DVD には、
1981年と82年のライヴ映像が収録されている。
当時は、レーザーディスクや VHS で、
1本1万円以上したものだから、
視聴者にとっては、ええ時代になったと思うな。

1981年の方は、3月11〜12日の
日本武道館における『虹伝説』の第2部
通常のセットリストからと、8月2日の
横浜スタジアムのライヴの演奏が収められている。
この横浜スタジアムの方は、サンタナとの共演も
あったのだが、高中バンドによる演奏のみ。

そして、1982年の方は、8月8日の横浜スタジアム
『GUITAR FANTASIA』の演奏を収めている。

偶然にも私は、1981年と82年に
高中のコンサートを観に行った。
81年は、改装前の大阪府立体育館(だったと思う)。
そして、82年の『GUITAR FANTASIA』。
大阪の会場は、大阪南港の野外特設ステージだった。

DVDは、まあ、40年前ということで、高中も若い!
当時、28〜29歳の頃やね。
なんか、やっぱり若いということは、パワーというか
エネルギーがあるんやな。
60代後半と比べたらあかんわな。

82年の方の『SAUDADE』の演出というか
編集があまりにダサすぎて、余計なことしたなという
感が否めないのだけど、こういうのが当時は
新しかったのかな。

メンバーは、81年の方が、次の方々。

高中正義(G)
宮崎まさひろ(Dr)
田中章弘(B)
小林泉美(K)
石川清澄(K)
菅原由紀(Per)
木村誠(Per)
是方博邦(G)(横浜スタジアムのみ)

ドラムの宮崎さんは、今も高中バンドにいる。
40年ずっといたかどうかは知らないけど。

そして、82年のメンバーは珍しくアメリカの方々。
アルバム『SAUDADE』のレコーディング・メンバーだったようだ。

高中正義(G)
Joaquin Lievano(G)
Narada Michael Walden(Dr)
T.M. Stevens(B)
Frank Martin(K)
Sheila Escovedo(Per)

『GUITAR FANTASIA』は、高中のギターに
レーザー光線の発信器を仕込んで、
レーザーを空に放つという演出があった。
このライヴで、初めて T.M. Stevens を知ったのだけど、
強烈だったのを覚えている。
そして、パーカッションが、シーラ・E。
このあと彼女はもっと売れっ子になるんだな。
アルバム『SAUDADE』は、ドラムの
ナラダ・マイケル・ウォルデンが、プロデューサーだった。
ギターの Joaquin (ジョークインでしょうか)のことは
全く知らないのだけど、めちゃくちゃ上手いです。

来月、高中の武道館公演があるのだけど、
アーティストとして、武道館のステージに立った
人は多いけど、40年後もあそこに立てる人は、
本当に少ない。
しかも、彼の場合、歌がなくてギターだけだから、
そんな人、他にいない。
強いていうなら、ジェフ・ベックぐらいだろう。
Charさんは、歌うしね。

Charさんで思い出した。
1982年の次に観た高中のコンサートが、
1996年の武道館公演だったのだけど、
その時は、Charさんがゲスト、
サポートギタリストが、鳥山雄司さんだった。


[ DVD 収録曲 ]
『TAKANAKA SUPER LIVE』 1981 LIVE
1.BLUE LGOON(『日本武道館・横浜スタジアム』)
2.BELEZA PULA(『横浜スタジアム』)
3.SOON(『横浜スタジアム』)
4.TROPIC BIRDS(『横浜スタジアム』)
5.PLUMED BIRD(『横浜スタジアム』)
6.EARLY BIRD(『横浜スタジアム』)
7.RAINY DAY BLUE(『日本武道館』)
8.READY TO FLY(『日本武道館』)
9.黒船(『日本武道館』)
『GUITAR FANTASIA』 1982年8月8日 横浜スタジアムLIVE
1.FINGER DANCIN
2.BREAKIN’ LOOSE
3.HEART ACHE
4.MANIFESTATION
5.SAUDADE
6.THE FOREST OF MY HEART
7.SUMMER LADY
8.PLASTIC TEARS
9.READY TO FLY
10.黒船
11.BLUE LGOON





2021.10.22

上田正樹
R&B Band Live Tour 2021




昨年12月21日以来の キー坊(上田正樹)のライヴ。
前回は、ハコが目黒の Blues Alley Japan だったので、
入替なしで2ステージたっぷり楽しめたけど、
今日は、ビルボードライヴ で、入替制。
アンコール入れて80分ほどだったけど、
やっぱりちょっと物足りないなぁ。

六本木のビルボードライヴ東京には、
何度も足を運んでいるが、今日は初めての
ビルボードライヴ横浜。
10月19日、20日と大阪で2デイズを
終えた後の本日の公演だ。

コロナの影響で、平日にもかかわらず、
1st show は、15:30 開演だ。
なんちゅことすんねん、という感じやけど仕方ない。
そして、2nd show もやや早めの 18:30開演。
まあ、酒類が飲めるようになっただけいいか。
相変わらず、マスク着用鑑賞やけど。

時間のせいか、コロナのせいか、
お客さんは半分ぐらいの印象。
始まってすぐ、PA が気になった。
ベースがモコモコしている。
これは、ベーシストの作る音が
そうなのかも知れないけど。
そして、ヴォーカルの音もやや聞きにくい。
Yoshie.N の声は通るのに、キー坊の歌と、
曲中の喋りが埋もれてしまい聞き取れない。
こういうの、惜しいなぁ。
気になり出すと、100%楽しめなくて。
後半は、多少ましになったような気がするけど。

メンバーは、昨年12月と同じメンバー。
今日は特にドラムのケニーに耳が奪われたな。
この人のこと良く知らないのだけど、
キー坊のブログには、Bobby Watson(B)に
紹介されたと書いてあった。

今日のハイライトは、アンコール2曲目の
"We Are The World" やな。
前回は、
We need love, peace, happiness, and music!
って言うてたように思うけど、今日は、
We need love, peace, happiness, hope, courage,
and music!
と、増えてたよ。


[ MEMBERS ]
上田正樹 (Vo/G)
有山じゅんじ (Gr/Vo)
堺敦生 (Pf/Key)
樋沢達彦 (B)
Kenny Mosley (Dr)
Yoshie.N (Cho/Vo)

@ Billboard LIVE YOKOHAMA
2nd show





2021.10.26

渡辺香津美 meets 沖仁
スーパーギターデュオ




久しぶりの「渡辺香津美 & 沖仁」。
いつ以来だろうと調べてみると、なんと、
2016年1月以来だから、実に5年半ぶり!
ちょっとビックリ。

昨日から時短営業は 解除されたものの、
このプログラムが決まったころは、
まだコロナの影響が大きく、
開演時間は、1部が15時、2部が18時という
特別営業時間だ。

さて、ライヴはというと。
沖のフラメンコギターに対し、香津美は、
スチール弦のアコースティック。
日本人ルシアー増田明夫氏製作の Water Road。
この音が実に太くて甘いんだなぁ。
もし手にしたら、いつまでも
弾いていられそうなギターだ。
なんでもこのギターは、デビュー45周年の
記念に作ってもらったらしい。
このギターと沖のフラメンコギターとの
相性が良い。
二人ともエレアコで、ラインとマイクと
ミックスしていたようだけど、
今日はとても音が良く聴きやすかった。

4曲目で香津美は、
エレキ(たぶんフルアコ)に持ち替えた。
こちらは、今年デビュー50周年記念に
作ったというヤマオカ・ギター。
変わった色のギターだった。
終演後、ギターの写真を撮ったけど、
暗くて良く分からない。

Water Road


Yamaoka Guitar


アンコールを入れて、100分弱。
ギターデュオによる『Unicorn』も聴けた。
マーカス・ミラーのベースラインを取り混ぜた
沖の伴奏が良い。

香津美は、YouTubeを始めたせいで
良く喋るようになったようで、色んな
エピソードが聞けて面白い。
(ちょっとダラダラしがちだけど。)

まだコロナが終わっていないのと、
開演時間のせいもあるだろうけど、
お客さんは、半分ぐらいの印象。
もったいない。


[ SETLIST ]
1. Cleopatra's Dream (Bud Powell)
2. Libertango (Astor Piazzolla)
3. Nekovitan X (渡辺香津美)
4. Antonia (Pat Metheny)
5. Unicorn (渡辺香津美)
6. Flamenco Red (谷川公子)
7. 地中海の舞踏 (Al Di Meola)
EC. For My Children (Toninho Horta)

[ MEMBERS ]
渡辺香津美 (gt)
沖仁 (gt)

@ Billboard LIVE TOKYO
2nd show





2021.11.2

小曽根真 “OZONE 60 in Club”
New Project “From OZONE till Dawn”




小曽根さんの還暦ライヴ。
若い才能を世界に紹介するというニュープロジェクト、
"From OZONE till Dawn" のパート4だ。
もともとは、8月に予定されていたけど、
コロナのために延期され、8月には、
無観客ライヴの配信が行われた。
タイトルを “A Rose & The Beasts” と称し、
「featuring 石川紅奈(くれな) & DENNIS FREHSE」、
そして、ゲストに曲輪大地を迎えてのライヴ。
と言っても、私はこの若者達を全く知らなかった。
若者達といっても、ドラムのデニスは40歳過ぎてるけど。

"From OZONE till Dawn" という
タイトルについて、ご本人の言葉。
「まるでジャズクラブの営業時間のような
“From Dusk till Dawn” (日没から夜明けまで)
という言葉がありますが、このプロジェクトは
美しい地球をとりまくオゾン層から昇ってくる光を
イメージして命名しました」とのこと。
「小曽根」と「オゾン」をかけてたのね。

ベースの石川紅奈は、高校生の頃に小曽根さんと
出逢っていて、その時に小曽根さんは、
彼女のウォーキングベースに、一目惚れならぬ
一耳惚れしたのだという。
そして、彼女は一曲だけど歌も歌った。
ベースの弾き語りで、マイケルジャクソンの
『Off The Wall』。
し、渋すぎる。
演奏も歌も素晴らしい。
小曽根さんも彼女が最近歌うことを
知ったという。
ベースの弾き語りで、あんな世界を
聴かせられる人は、そんなに居ない。
エスぺランザ・スポルディングやニッキ・パロットと
比べても引けを取らないと思う。
彼女のリーダーライブがあれば、ぜひ観てみたい。

ドラムのデニスは、ドイツ出身で
2009年から日本在住。

ゲストで登場したトランペットの
曲輪大地(くるわだいち)は、とても優しい音色だ。
バラード "For Someone" で
フリューゲルホルンを吹いたが、
フリューゲルホルンはもちろんのこと、
トランペットのトーンも優しい。
少しの MC から推測するに彼の人がらだろう。
私見だがトランペットは、どちらかというと
攻撃的な音色の楽器だと思うし、それに加えて
美しいと同時にダーティな音を出す人も少なくない。
しかし、曲輪はとても優しい音色で
場面によっては、もう少しダーティさが
欲しいと思うこともあった。
偉そうに言わせて貰うなら、今後の課題かな。

アンコールは、ドラムのデニスの曲で、
息子が自分に似ていない、
"Doesn't a Like Me" という微妙なタイトルの曲。

そして、珍しい2回目のアンコールで、
超有名な曲(聖者の行進ぐらい有名だけど、
曲名が出てこない)。
後半のテーマで、小曽根さんが半音上げた。
トランペットの曲輪は、なんとか付いて行ったのだけど、
小曽根さんが続けてもう一度半音上げたので、
ついに曲輪は撃沈。
彼がどれくらいのキャリアか知らないけど、
小曽根さんに呼ばれるぐらいだから、
大したもんなんだろうと思う。
でも、吹けなかった。
もちろん、事前に打ち合わせなどしていない。
本人としては、悔しいと思うが、
これが一流の世界だろう。
素晴らしかったのは、小曽根さんは
エンディングを曲輪に預け、
曲輪は、見事にそこで挽回したのだ。
もちろんそこには、小曽根さんのサポートが
あったのだけど、もう何というか
小曽根さんの懐の深さに私は涙してしまった。
小曽根さんは、大学でも教えているし、
ワークショップにも行ったことがあるので、
教育者であることも知っていたけど、
こうやって、若手(というか弟子たち)を
育てて行くんだなと感動したのでした。

それにしても良いライヴだった。
「ライヴって聴いている人も演奏している人も
ハッピー」、曲輪が、そう言っていたけど、
正にそんなライヴでした。

ジャズクラブもやっと日常を取り戻してきた感じ。
今日は、ほぼ満席で「密」でした。


[ MEMBERS ]
小曽根真 (p)
石川紅奈 (vo,b)
デニス・フレーゼ (ds)
【スペシャル・ゲスト】
曲輪大地 (tp)

@ COTTON CLUB
2nd show


ぜひチェックを!

石川紅奈 / Off The Wall





2021.11.11

"ACOUSTIC WEATHER REPORT"
featuring
ERIC MIYASHIRO, MASATO HONDA




昨年の3月、コロナの感染が広がり、
多くのライヴがキャンセルになる中、
ブルーノート東京で3月に唯一開催された、
“アコースティック・ウェザー・リポート”のライヴ。
とても良かったので、それ以来となる、
彼らのライヴを また観に行ってきた。

ようやく、ライヴ会場では日常を取り戻しつつ
あるものの、やはり、観客はマスク着用で
声援は少ない。
今日は「BRAVO!」と書いた画用紙を
持ってきていたオジサンもいたよ。

さて、今日のライヴ、途中急な睡魔に
困らされたけれど、やはり、スリリングで
聴き甲斐のある演奏だった。
納さんのベースは、とても力強く感じたし、
クリヤさんのピアノはダイナミックに、
則竹さんのドラムは、軽やかにしてワイルドであった。

ゲストのお二人の演奏は、言わずもがな。
今日は、ステージ正面の席ではなかったので、
エリックさんのトランペットもちょうど良い音量だった。
正面で聴くと、音がでかすぎるんです。

ウェザー・リポートをよく知らなくても
十分楽しめるのだけど、原曲を知っていたら、
もっと楽しめるんだろうな、と思った。
ちょっと聴き直してみよう。


[ MEMBERS ]
クリヤ・マコト (p)
納浩一 (b)
則竹裕之 (ds)
エリック・ミヤシロ (tp)
本田雅人 (sax)

@ Blue Note Tokyo
2nd show

[関連エントリー ]
2020.3.25 ACOUSTIC WEATHER REPORT


(2021.11.27 追記)
ブルーノートの「LIVE REPORTS」にセットリストが
公開されていたので、記しておく。

[ 2nd show SETLIST ]
1. Barbary Coast
2. Donna Lee
3. Deep Insight
4. Havona
5. Canonball
6. Elegant People
7. Birdland
EC. Black Market

1st show は、アンコールなしだったようで、
やはり 2nd show の方がお得。





2021.11.20

デビュー50周年 高中正義
虹伝説ファイナル at 日本武道館




いやぁ〜素晴らしかった!
楽しみにはしていたけど、
期待を大幅に上回る感動でした。
高中正義、デビュー50周年コンサート。
1981年に武道館で行われた「虹伝説」の
コンサートを 40年経った今、再現するという企画。

一部が、アルバム『虹伝説』全曲、そして
二部は、ヒット曲オンパレード。

実は、私はこの1981年にリリースされた
アルバム『虹伝説』は、それほど好きではなかった。
今聴くと、とても高中らしくて
素晴らしいと思うのだけど。
当時も聴くには聴いたし、断片的に
数曲ギターでコピーもしたけど、
LP2枚というボリューム(CDだと
1枚やけどね)がしんどかったのか、
なんなのか分からないけど、とにかく、
あの当時の他のアルバムより思い入れがなかったのだ。

で、今日のコンサートのために、アルバムを
改めて聴き直しただけではなく、このアルバムの
着想のもとになったイタリアの作家、ウル・デ・リコの
絵本『虹伝説』を購入して読んだ。
日本語版は絶版になっており、中古で入手した。
(私は、税込3,960 円で、入手したけど、
今日見たらアマゾンで、15,000円から
36,000円ほどしてますぜ。)



40年も経ってから、『虹伝説』を読むのも
今日のコンサートがあったからなのだけど、
遅ればせながら、絵本を読んでから、
本当にこのアルバムの素晴らしさが分かった。

で、今日のコンサート。
40年前は鬼(Goblins)の被り物まで
しての演奏だったけど、今日は被り物はなし。
ギターは、サンバーストの Fender ストラトキャスター。
最後の "YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE"
のみ「虹伝説」のペイントがなされた YAMAHA SG。

レーザー光線やステージのバックのディスプレイ、
そして、ステージに配置された虹のライトなどの
演出のおかげで、絵本の世界に引き込まれていく、
幻想的で素晴らしいショーだった。

定刻の17時を5分ほど過ぎて始まった一部は、
18:15ぐらいに終了。
20分ほどの休憩を挟み、
"EARLY BIRD" で二部が始まった。

二部も途中までストラトキャスター。
それから SG に持ち替えた。
前回のライヴでも今日も本人が「重い」と、
言っていたけど、今日は2曲で椅子を用意して
座ってい弾いていたよ。
ホントに重いギターは、立って弾くのつらい。
若い時は、体力もあったんだろうけど、
年とってからはつらいよな。
彼ならヤマハに頼んで、ボディをチェンバーにするとか、
軽くする方法はあるだろうけど、そうすると
音が変わってしまうからイヤなんだろうな。

私の席が2階席1列目のステージ正面
ど真ん中ということも とてもラッキーだったが、
何十回かのライヴに1回あるかないかの
本当に素晴らしいショーだった。
何回かミスがあったけど、そんなこと全く
問題でなかった。
途中MCでは、浦辺粂子のモノマネをしたり、
サービスもたっぷり。

そして、アンコール。
まさか、"一番好きな海の色" と
"BLUE LAGOON" で泣くとは思わなかったが、
2曲とも落涙。
"一番好きな海の色" では、後のディスプレイに
南国の海が映し出された。

彼のファースト・ソロ・アルバムは、
1976年の『セイシェルズ』なのだけど、
MCで「行ったこともないセイシェル諸島に
あこがれて作りました」と言って始まった
"憧れのセーシェル諸島"。
なんというか、それが "一番好きな海の色"、
"BLUE LAGOON" へと繋がって行ったのだった。

"BLUE LAGOON" では、高中がお客さんに
キメで拳をあげるよう要請。
ふだんは、そういうことやらない私だけど、
今日はやってみました。
やってみたら、ゾクゾクしたよ。

デビューして 50年ってホントに凄いなぁ。
最後(あれ?『黒船』の時だったかな)に
1981年のコンサートの写真が映し出され、
そのあと今日の一部の写真が
早速に編集されて、映し出された。
最近の結婚披露宴であるような演出ね。
最後の1枚のご本人の写真が、なんか
死んだ人の追悼コンサートみたいに見えて
ちょっと可笑しかった。

終わってみると8時10分を過ぎていた。
休憩を挟んで3時間以上の大大満足の
コンサートだった。

デビュー50年ということで、ギター雑誌も高中を特集。


プレイヤー誌・ヤングギター誌

まだ全部読んでいないけど、
(めっちゃ久しぶりに買った)
ヤングギターのインタビューでは、
本人が初めて語るあの頃のエピソードが
掲載されており、大変興味深かった。
こういう予習(?)も今日のコンサートの
感動の背景になっていると思う。


開演前


[ MEMBERS ]
高中正義 (g)
宮崎裕介 (key)
井上薫 (key)
岡沢章 (b)
宮崎まさひろ (ds)
斉藤ノヴ (perc)
AMAZONS 大滝裕子 (cho)
AMAZONS 吉川智子 (cho)
AMAZONS 斉藤久美 (cho)

[ SETLIST ]
早速ネット上にアップされていたものを発見
<1部>
1. PROLOGUE
2. ONCE UPON A SONG
3. SEVEN GOBLINS
4. THE SUNSET VALLEY
5. THE MOON ROSE
6. SOON
7. MAGICAL NIGHT LIGHT
8. RAINBOW PARADISE
9. THUNDER STORM
10. RISING ARCH
11. JUST CHUCKLE
12. RAINBOW WAS REBORN
13. PLUMED BIRD
14. YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE
<2部>
15. EARLY BIRD
16. FINGER DANCING
17. 憧れのセーシェル諸島
18. MAMBO No.5
19. 渚・モデラート
20. SHAKE IT
21. DISCO B
22. PALM STREET
23. TROPIC BIRDS
24. READY TO FLY
25. 黒船
<EC>
26. 一番好きな海の色
27. BLUE LAGOON



2015年からは、ほぼ毎年高中のコンサートに
行っているけど、昨年12月23日、今年9月23日、
そして今日と1年間に3回目の高中でした。
これもコロナの影響。
外国人アーティストの来日公演がないおかげで、
好きな日本人アーティスト観に行く回数が
増えてしまうのだった。
それにしても高中のコンサートは
オジサン(私の同年代)が多いわ〜。








2021.11.23

渡辺翔太トリオ
featuring 井上銘 & 吉田沙良




日本の若いジャズメンたちの演奏を聴いてきた。
日本の未来のジャズの発展は、安泰だ!
そんなこと、私が偉そうに言うことではないが、
そんな風に思える素晴らしい演奏だった。

全員素晴らしかったが、特に
以前にも聴いて、その素晴らしさに感動した、
石若駿のドラムには、今日も魅了された。
柔らかく繊細で自由なドラミングだ。

ベースの若井俊也は、井上銘のバンドで
何度か観たことがあったが、とても力強い
ベースを弾く人だ。
鍵盤ハーモニカのソロも素晴らしかった。

その鍵盤ハーモニカで、盛り上がったあとを
井上銘のギターソロが引き継ぐ。
ギョワ〜ンとチョーキング一発で、
持って行ってしまう。
ギタリストの私が言うのもなんだが、
エレキギターってずるいなぁ。
銘君の今日のギターは、Novo Guitars の
3シングルPUのモデル「SERUS S」。

ヴォーカルの吉田沙良については、
何も知らなかったが、見かけは細くて
可愛い女の子なのだが、その見かけによらず
迫力のある声も出して、表現の広さを感じた。
彼女が入ることで、インストのジャズバンドよりも
大きく音楽性が広がっている。
日本語で歌うことで、ジャズとかポップスとか
ジャンルの壁も関係なくなっている感じ。
もう、そういう時代なんだろうな。

アンコールで、演った『Smile』も素晴らしかった。
とても斬新なアレンジの『Smile』。
チャップリンが聴いたら、なんて言うかな。


[ MEMBERS ]
渡辺翔太 (p,key)
若井俊也 (b)
石若駿 (ds)
井上銘 (g)
吉田沙良 (vo)

@ COTTON CLUB
2nd show





2021.11.24

高中正義
虹伝説 興奮冷めやらぬ


先週の土曜日に武道館で観た
高中正義のコンサートが素晴らしかったので、
車の運転中もずっと高中を聴いている。
そのせいもあってか、ここ数日、
朝起きたときからずっと頭の中で
高中の曲が流れている。
そして、改めて彼の作曲家としての
素晴らしさも感じている。

土曜日、コンサートから帰ってきた夜、
妻に絵本『虹伝説』を見せながら、
その日観てきたコンサートの説明をした。
その絵本に曲を付けたアルバム『虹伝説』が
1981年に発売され、全曲コンサートが
武道館で行われて、それが40年ぶりに
再現されたというようなこと。

そして、翌日起きてPCのスイッチ入れ、
ディスプレイに映し出された写真を観て驚いた。



なんと、虹だ!
しかもまるで「虹伝説」に出てくるような風景ではないか!
なんという、シンクロニシティ!
と、興奮したが、これはマイクロソフトが
勝手に私の好みを探り、好きそうな写真を
設定してくる仕組みなので、おそらくは、
この数日、私が何度か「虹伝説」と検索した
ことと関係しているのだろうな。
(上の画像は、月曜日の朝の画像。
月曜日にも出てきたので、スマホで撮った。)

さて、前述の1981年の虹伝説の武道館公演は、
2日間に亘って開催されたのだが、DVDが
発売されているので、観てみた。



高中のギターは、もしかしたら先日の公演より
上手いかもしれないと思える演奏だった。
ギターは、全曲 YAMAHA SG の虹色ヴァージョン。
指板まで着色されているもので、先日の公演で
"YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE" で
弾いたペイントヴァージョンとは、別個体だ。
全曲、SG を持って立って弾けるというのは、
やはり若くて体力があったということなんだろうな。
先日は、ほとんどを ストラトキャスター でしたから。

この虹ギターに関しては、詳しい、興味深い記事を
発見したので、興味のある方はご覧ください。

YAMAHA SG1000 The Rainbow Goblins

どの曲でゴブリン(鬼)の被り物を
被って演奏するのやろ、と思っていたら、
"THUNDER STORM" でした。


ネットで拾ってきた画像

あんなもん被って、演奏するの、かなり
難しいやろなぁ。
ギターやベースもやけど、特にドラムの宮崎さん。
宮崎まさひろさんは、高中以外にただ一人、
1981年と2021年の「虹伝説・武道館公演」に
出演した方です。

アルバム『虹伝説』は、14曲収録されているので、
14曲全曲演ったはずだけど、この DVD には、
10曲(53分)しか収録されていない。
しかも1曲は途中からのように聴こえる。
もともとはレーザーディスクで発売されていた
もののようだが、レーザーディスクでも
2時間は、収録できたようだから、
そのことと収録時間は関係ないだろう。
これは、ぜひノーカット版を出して欲しいもんだ。
ついでに、画像もリマスターして欲しい。
21世紀に大型テレビで観るには、ちょっと荒い。
よろしくお願いします。

先日の公演は、来年2月に WOWOW で
放映されることが決まっているが、たぶん、
そのあと、DVD か ブルーレイで
発売もされるだろうと踏んでいる。
これは、ぜひ、ノーカットでの発売を望む。





2021.11.28

TOKYO JAZZ 20th
Online Concert !


今年で「TOKYO JAZZ」は、20周年だった。
昨年は、中止だったんだな。(覚えていない)
今年は、今日4時間ほどの配信が行われた。
ナマライヴ配信が数曲と、
アーカイブからピックアップされた演奏。
これが何と無料だ。

コロナのおかげで、音楽業界は
大打撃だっただろう。
ここで、改めて音楽、ジャズの素晴らしさを
多くの人に知ってもらいたいという、
主催者やミュージシャンの想いを感じたのでした。

アーカイブ映像の中には、
私が、会場にいた演奏も結構あった。
これ、まとめて売り出したりしないのかなと思うけど、
2022年3月末までの期間限定で
これまた無料で公開されている。
全曲ではないけどね。

司会は、平原綾香とハリー杉山。
平原さんは、一昨日お父さん(サックス・プレイヤー)が
亡くなったらしく、つらい出演であっただろう。

ナマライヴは、山中千尋と石若駿・須川崇志の
初共演が良かったなぁ。
もっと聴きたかったけど、『八木節』1曲のみ。

画面横のチャットに何度も何度も
「DIMASH」と書き込まれていて、
何のことだろうと思ったら、この配信に
ディマシュ・クダイベルゲン(Dimash Kudaibergen)
という人が、登場するのでそのファンの人たちが
「早く出せ」と言わんばかりに書き込んでいたようだ。

私はこのディマシュのことを全く知らないと思っていたが、
以前テレビ番組『マツコの知らない世界』で、
平原綾香が紹介していた人だと思い出した。
カザフスタン出身で、27歳。
歌ったのは、なんと日本語で
玉置浩二の『いかないで』。
確かに凄い表現力で、どこまで声出るねん、
というほどの音域の広さでした。

さて、東京JAZZ、20周年。
私が初めて行ったのは、2005年で、
それから何度も観に行っている。
NHKホールより、国際フォーラムの方が好きでした。
来年は、ホールでリアルに観られるといいなぁ。





2021.12.7

リスペクト
RESPECT




はよ観な終わってしまう〜と思ってて
やっと観てきた『リスペクト』。
アレサ・フランクリンの半生を描く伝記映画だ。

アレサといえば、『アメイジング・グレイス』という
1972年のゴスペル・ライヴのドキュメンタリー映画を
今年6月に観てきたことも記憶に新しい。

アレサを演じるのは、『ドリームガールズ』でも
シンガーを演じたジェニファー・ハドソン。
アレサの役は誰でも出来るわけじゃない。
歌手であり女優でもあるジェニファーを
選んだのは、ほかならぬアレサ自身だったという。

映画は、アレサの子供(10歳ぐらい)から
30歳ぐらいまでを描いている。
(1952〜1972年)

ひとりの女性の物語であり、その女性と
娘を思い通りにしたい父親との物語であり、
妻を思い通りしたくて思い通りにならないと
暴力をふるうダンナとの物語でもある。
そして、公民権運動の時代の黒人女性の
物語であり、何より類まれな才能を
持って生まれた、シンガーの物語である。

フォレスト・ウィテカー演じる父親は、
『アメイジング・グレイス』にも
ご本人が登場した有名な牧師。
残念ながら、牧師が人間的に素晴らしいとは限らない。
50〜60年代という時代もあるだろうけど、
この親父さんが結構曲者だ。

そして、アレサが惚れる男(マーロン・
ウェイアンズ演じるテッド・ホワイト)が
これまた厄介な「虫がいる」男。
時々、悪い虫が出てくるのね。

そして、アレサが10代で、
子供を2人(?)生んでいたことに驚き。
なぜ(?)かというと、小さな子供が2人登場し、
一人は、いつどこで出来た子か分かるのだけど、
もう一人には、全く触れられてないのね。
で、描かれている一人目に関しては、完全に
望んだ妊娠ではないという
ちょっとショッキングなストーリー。

父親が、牧師ということもあってか、
立派なお家に住んでいるし、貧乏では
なかったんだろうけど、子供の頃から、
両親の別居もあったし、父親が支配的な上に
妊娠・出産こともあり、アレサには苦労が多かったようだ。
そして、大好きな母親も早くに逝ってしまう。

歌は、天才的で、子供の頃から教会で
ゴスペルを歌い続けたという筋金入りなのだけど、
レコードデビューしてから、ヒットが出ない。

本人も周りに言われるがままに歌っていて、
何を歌いたいのか分からない。
そんな時、大先輩のダイナ・ワシントン
(なんとメアリー・J. ブライジが演じてます)に
喝!を入れられる。
酷い喝ですが。

そして、レコード会社をコロンビアから
アトランティックに移籍し、ようやく日の目を見るのだが、
それが、ニューヨークの洗練されたサウンドではなく、
アラバマ州マッスル・ショールズで
録音することが功を奏するのだ。
この、マッスル・ショールズのフェイム・スタジオの
シーンは、音楽ファンにはたまらないシーンだ。

以前、『黄金のメロディ マッスル・ショールズ』という
ドキュメンタリー映画で、ミュージシャンの一人が、
アレサのことを 「ベイビー」 と呼んだので、
アレサの旦那が怒って もめたという話があったのだけど、
本作では、そのミュージシャンが、アレサの肩に
手をまわし、色目を使ったとダンナのテッドが
怒って、しまいにはリック・ホール(フェイム・スタジオの
設立者)を殴って、話を台無しにする。
でも、結局(映画では)その時に録音した
音源『貴方だけを愛して(I Never Loved a Man
The Way I Love You)』はがリリースされ、
ヒットするのだけどね。

その後、親交のあったキング牧師が
殺された辺りから、ちょっと荒れ始めるアレサ。
ドラッグではなく、アルコールだ。
実際にあったのかどうかは分からないけど
ヘベレケでステージに出て、ステージから落っこちる
シーンも描かれている。
まあ、クラプトンの酔っぱらったステージの音声も
聴いたし、ホイットニー・ヒューストンの
どうしようもないステージ映像も観たことがあるから、
実際に酷かったんだろうというのは、想像がつく。

そして、そんなアル中アレサを救うのは
亡き母と神(信仰の力)。
そこで、今年観た1972年のドキュメンタリー映画
『アメイジング・グレイス』のゴスペルライヴへと
繋がっていく。
あれは、アレサが信仰を取り戻した証だったのだ。
「あ〜あ、繋がった」って感じ。

この映画を観た後に、『アメイジング・グレイス』を
観たなら、もっと理解できただろうし、
違う感想を持っただろうな、と思うが
そんなこと言うても仕方ないな。

エンドロールでは、ついにアレサご本人の
晩年の『ナチュラル・ウーマン』。
これ、オバマ大統領夫妻の前で歌っている
映像で、途中観客席にいるキャロル・キング
(『ナチュラル・ウーマン』の作者)が
喜んでいる姿も映っている。
以前、YouTubeで観たことがあるので、
有名な映像だろうと思う。

146分を全く長く感じさせないのは
素晴らしいが、ちょっとだけ何かが
物足りない。
ジェニファー・ハドソンの歌は素晴らしいし、
彼女の歌唱シーンのライヴ・ビデオ集があれば
観たいぐらい(但しアレサとは違う味ね)。
何が物足りないのか言葉にできないけど、
やはり20年間だけといっても、アレサの
人生を描くには、2時間っちょっとでは
足りひんのやろな。


★★★★☆


[ 参考エントリー ]
2014.8.31 黄金のメロディ マッスル・ショールズ
2021.6.6 Amazing Grace



「自分自身のアーティストであれ。
そして自分のやっていることに常に自信を持て」
──アレサ・フランクリン





2021.12.9

上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット
JAPAN TOUR 2021
"SILVER LINING SUITE"




上原ひろみのザ・ピアノ・クインテット、
そのジャパン・ツアーに行ってきた。
11月11日長野まつもと市民芸術館から
スタートした今回のツアーは、12月28日の
東京オーチャードホールまで全12公演。
今日は、その8日目だったのだが、
クインテットの進化ぶりに驚いた。

昨年の12月にこのクインテットの
演奏をブルーノートで聴いた。
クインテットのアルバム『Silver Lining Suite』が、
発売されたのが、今年9月なので、
それよりもずっと前のことだ。
その日のエントリーを読むと分かるが
私は弦楽四重奏とひろみが演るという
程度の予備知識だけで聴きに行った。
この公演は、8日間16公演あったのだが、
その初日(2nd show)だった。
それから、彼女たちはその8日間16公演を
終え、レコーディングをして、フジロックに
出演して、このツアーの7回の公演をこなしてきた。
私が聴いた1年前と進化していないはずなど
ないわけだが、バンド(敢えてそう言おう)
らしくなったとも思ったし、クラシックの方々4人の
進化にすさまじいものを感じた。

特に『リベラ・デル・ドゥエロ』のジャズで言うなら、
インプロヴィゼーションの部分が凄かった。
本当にインプロなのか決めているのか分からないけど。

アンコールでは、4人のうちの誰かと
日替わりでデュオを演るというアイディアで、
今日は、ヴィオラの 中恵菜(なかめぐな)さんとのデュオ。
ヴィオラって良いよな、
ヴァイオリンよりちょっと地味な印象だけど、
音色は、豊かでふくよかで心地よい。

昨年12月のライヴのヴィオラは、東条 慧さんという
方だったのが、彼女はドイツ在住で、
ブルーノート公演のあと、ドイツに帰られたらしく、
レコーディングから、中さんに交代したとのことだ。

中さんのことをひろみは、
「公演ごとに自由になっていくのが凄い。
そのうちブルーノートに出るんじゃないか」と
言っていたが、クラシックの人が、ジャズの、特に
ひろみのような人と演るのは、とんでもなく
枠の外に出ることなんじゃないかと想像する。

「Silver Lining」は「希望の兆し」「希望の光」
(「Suite」は「組曲」)という意味だが、
コロナでひろみのアメリカのツアーが
キャンセルになり、その後もライヴが出来ず、
演奏の場を失ったからこそ、生まれた音楽。
昨年、ブルーノートで行った "SAVE LIVE MUSIC" という
ライヴを演る中で、カルテットのことを思いついたという。
そこには彼女の音楽に対する尽きることのない
情熱と、コロナになんか負けるもんかという不屈の
精神が表現されている。
そして、音楽は「Food for soul」なんだ。

皮肉なもので、コロナのおかげもあって
昨年今年とひろみのライヴを聴く機会が増えた。
ツアー最終日(12/28)と年明けの
ブルーノート公演も行く予定!


[ MEMBERS ]
上原ひろみ(ピアノ)
西江辰郎(ヴァイオリン)
ビルマン聡平(ヴァイオリン)
中 恵菜(ヴィオラ)
向井 航(チェロ)

@ Bunkamura ORCHARD HALL(渋谷)





2021.12.11

Char
45th anniversary concert special




今年3度目の Char さんのライヴ。
今日は、久しぶりの武道館だった!

席はアリーナ、後方中央ブロックとまあまあ。
定刻を10分ほど過ぎて、Char さんの登場。
どうやら最初は、「三人の侍」 (Char、奥田民生、
山崎まさよし) で始めるようだ。
「2人が来られなくなったので、一人でやります」
と、Char さんが言うと、後ろの席から
「ホントなの?」と言う女性客の声。
「そんなわけないやろ!」と声を出して
突っ込みそうになった。
こんなのは、Char さんのジョークだと決まっている

1曲目、『Stories』の歌詞に
山崎まさよし、奥田民生との出会いを入れて
2人をステージに呼び込む。
Char さん含め3人とも、「侍」なので刀を持って登場。

「三人の侍」をナマで観るのは
初めてだったけど、面白かったなぁ。
半分コミックバンドや。
曲はイーグルスの『ホテルカリフォルニア』や
ビートルズの『ノーウェアマン』など。
3人のハーモニーも美しく、この3人でライヴを
やって欲しいと思ったのでした。

「三人の侍」は、前座(これもジョークです)と
いうことで、30分ほどで終了。

第二部は、Char Band。
今日は小島良喜&の佐藤準、
珍しいツインキーボードだ。

後半ゲストの布袋寅泰、登場。
この人、ギター弾く姿カッコええ。
Char さんももちろんカッコええねんけど、
なんというか、背が高いこともあるけど、
ギターぶら下げてる姿がこんなに
サマになる人もそうそういない。
「1978年の Char さんの武道館公演を
客席で観てました。
Char さんがいなかったら、
俺はギターを弾いていない」という
挨拶もグッときたねぇ。
曲は、『Shinin' You, Shinin' Day』と
『闘牛士』。

もう一人のゲストは、AI。
先の布袋とも AI とも Char さんは、
コラボ作品を残している関係だ。
曲は『Anytime』、そして『Smoky』。

そのほかの曲は、『All Around Me』、
『Everyday,Everynight』、『Stylist』
『Wondering Again』、『Moving Again』、
『Rainbow Shoes』などなど。

本編、アンコールのあと、
「Fender 75th Anniversary Charity Project」に
Char さんが書いた『We Love Music』。
この1曲のために TUBE の春畑道哉や
フジファブリック の山内総一郎など
6人のゲストが登場。
Char さんとの珍しい組合せは、日野 JINO 賢二。
ギタリスト5人、ベーシスト3人が
並ぶと見た目も圧巻だ。
フェンダーは、今年、創立75周年を迎えたのだ。

そして、「おまけ」と言って、最後に弾き語りで
『気絶するほど悩ましい』。

Char さんのギターは、バーガンディミスとの
ストラトキャスター、ピンクペイズリーの
ムスタング、『Wondering Again』では、
ゴールドトップ、P-90のレスポール、
『Smoky』で、クリーム色のムスタング、
アコギは、いつものヤマハでした。

終わってみると、3時間10分ぐらい経っていた。
盛りだくさんで、楽しいコンサートだった。
今年で66歳になった Char さん、
これからも元気でカッコエエギターを聴かせてください。
45周年おめでとう!


[ MEMBERS ]
Char (G&Vo)
澤田浩史 (B)
小島良喜 (Key)
佐藤準 (Key)
ZAX (Dr)
Guest : 布袋寅泰 (G), AI (Vo)

Fender 75th Anniversary Charity Project :
春畑道哉 (TUBE) / 山内総一郎 (フジファブリック) /
日野 JINO 賢二 / INORAN (LUNA SEA) /
あいにゃん (SILENT SIREN) / すぅ(SILENT SIREN)

@日本武道館


本当は、今年やるはずだったんだろうけど、
45周年ツアーは、来年3〜5月に行われます。
(全国10か所 11公演)





2021.12.12

渡辺貞夫オーケストラ
Salute to Duke Ellington




年末の貞夫さんのクリスマス・コンサート。
今年は、音楽生活70周年のアニバーサリー・イヤー。
その締めくくりのコンサートだった。

昨年のクリスマス・コンサートは、激しい睡魔に
襲われ、「初めから終わりまで
起きて聴けた曲が1曲もなかった」と
情けないことを書いているが、
今年はそこまで酷くはなかったが、
やはり、途中何度も寝落ちしてしまった。
なんでしょ、これ。年ですか。腹の立つ。

まあ、それはさておき。
現在88歳の貞夫さん。
元気です。
休憩入れて、2時間30分のコンサートですぜ。
この1週間は、大阪・横浜・東京合わせて
4日公演ですぜ。
ちょっと物忘れがひどくなっているようで、
曲名やメンバー紹介で名前を間違ったりは、
あるものの、音色には艶があり、
もちろん演奏は円熟の域です。
2カ月後には、89歳です。

もうこうなると、存在していることだけで
ありがたくなってくる。

メンバーは、貞夫さんのカルテットに
サックス4人、トロンボーン4人、
トランペット4人が加わったビッグバンド。
アレンジは、村田陽一。

タイトルは「Salute to Duke Ellington」
(デューク・エリントンに敬意を表す)ということで
曲は、エリントンのナンバー『Just Squeeze Me』など。
『Things Ain't What They Used To Be』は
一部と二部で違うアレンジで聴かせてくれた。
『Perdido』は、米軍キャンプでの演奏時
兵士のケンカが始まると、もっとけしかけるように
演奏したとか、面白いエピソードも聞けた。
その他、貞夫さんのオリジナル曲
『One For Jojo』『I'M With You』など。
アンコールは、ピアノとデュオで『Carinhoso』。
今日は『花は咲く』はなかった。

カメラが入っていたので、
映像で発売されることだろう。
(その前にWOWOWで放送あり)
なにしろ貴重な記録になるだろうから。


[ MEMBERS ]
渡辺貞夫(as)
トランペット・セクション :
西村浩二、奥村 晶、菅坡雅彦、岡崎好朗、
トロンボーン・セクション :
村田陽一、辻 冬樹、奥村 晃、山城純子
サックス・セクション :
吉田 治、近藤和彦、小池 修、竹野昌邦、竹村直哉
リズム・セクション:
小野塚 晃(p)、粟谷 巧(b)、竹村一哲(ds)

@ Bunkamura ORCHARD HALL(渋谷)


「SHISEIDO presents Christmas Gift vol.28」
このコンサートは、資生堂がスポンサーに
付いているからか、お土産があるのね。
去年は、ポスターだった。
何年か前は、マグネットのセットだった。
今回は、チョコレートと化粧品サンプルと
そして貞夫さんの70周年 記念切手!貴重!







2021.12.17

BLUE NOTE TOKYO
ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA
directed by ERIC MIYASHIRO
with special guests KAZUMI WATANABE,
TAKASHI MASUZAKI, & YOSUKE ONUMA
[ 配信 ]


12月14〜15日のブルーノートは、
「ブルーノート東京オールスター・ジャズ・
オーケストラ with special guest リー・リトナー」が
予定されていたのだが、11月29日に政府が発表した、
コロナのオミクロン株の水際対策強化措置のために
リー・リトナーの来日が困難となった。
そのため、別のゲストを迎えての公演となった。

リー・リトナーのトラ(代役)なんて、そうそう
誰でも出来るわけではないが、
渡辺香津美、増崎孝司、
マーティ・フリードマン (12/14のみ)、
小沼ようすけ (12/15のみ) が、スペシャルゲストとして、
出演することが決定したのだった。

今日は、15日の 2ndショウのアーカイブ配信を観た。
エレキギターとビッグバンドの共演は、
あまり観た覚えがないのだが、面白かった。

まずは、バンドだけの演奏でテーマ曲
『Blue Horizon』、続いて、今年4月に
亡くなった和泉宏隆さんの『宝島』などの曲のメドレー。
続いて、マイケル・ブレッカーの『Peep』では、
ピアノに宮本貴奈がゲスト参加。

そして、リー・リトナーが選んだ6曲を
3人のギタリストが2曲ずつ弾いた。
まずは、小沼ようすけ。
Nishigaki Guitar のフルアコで登場。
曲は『Alfie's Theme』と『Boss City』。

増崎孝司は、赤いギブソンではない 335
タイプのセミアコで『13』と『Wes Bound』。
増崎は、「DIMENSION」のギタリスト。
「DIMENSION」は、ほとんど聴いたことが
ないのだが、彼のソロ・アルバムは1枚
持っていて、そのアルバムは好きだ。

渡辺香津美は、誰も演りたがらなかったという
『Etude』と『Captain Caribe』。
ギターは、『Etude』ではエレガット。
『Captain Caribe』では、Paul Reed Smith McCarthy 594。

そして、本編最後にバンドで『Birdland』
アンコールは、再びギタリスト3人を迎え、
今年2月急逝したチック・コリアの『Spain』。

あっという間の約1時間40分でした。

ギターは3人それぞれの個性で良かったけど、
小沼ようすけの『Boss City』が一番、
渋かったし、良かったな。

前日は、小沼ではなく、マーティ・フリードマンが
ゲストだったのだけど、マーティが弾く
『Boss City』も聴いてみたかったな。

もともとは、13日にコットンクラブで
予定されていた「リー・リトナー with 増崎孝司」を
観に行こうかと迷っていたのだが、
これも中止になってしまった。
早く、外国人アーティストが観られるように
なって欲しいなぁ。


[ MEMBERS ]
エリック・ミヤシロ (tp,conductor)
本田雅人 (sax)
小池修 (sax)
庵原良司 (sax)
Andy Wulf (sax)
鈴木圭 (sax)
西村浩二 (tp)
吉澤達彦 (tp)
田沼慶紀 (tp)
山崎千裕 (tp)
半田信英 (tb)
和田充弘 (tb)
石橋采佳 (tb)
野々下興一 (tb)
安部潤 (p)
川村竜 (b)
川口千里 (ds)
宮本貴奈 (p)(1曲のみ)

Special Guests:
渡辺香津美 (g)
増崎孝司 (g)
小沼ようすけ (g)

@ Blue Note Tokyo
2nd show (配信)





2021.12.21

カラパナ・ブラック・サンド・ビーチ と
New York Strut


1985年前後、私が23〜24歳のころ、
バンドを3つかけ持ちしていた時期がある。
自分は、ギタリストとしてそこそこイケテルと
大きな勘違いをしていた頃だ。(恥)

その3つのバンドのうちの一つが「マジカル」という
バンド名で、女性ヴォーカルのバンドだった。
参加していた時期も短期間だったし、
どんな曲を演っていたか、ほとんど覚えていないが、
二名敦子(になあつこ)の『カラパナ・ブラック・
サンド・ビーチ』という曲はゴキゲンな曲で
好きだったので覚えている。

今年は、高中正義について何度も書いているが、
高中が久々のマイブームなのだ。
それで、先日から彼のソロアルバムを年代順に
聴き始めた。
ライヴアルバム、リミックスアルバム、カバーアルバム、
セルフカバーアルバム、ベストアルバムを除く
スタジオアルバムが、今までに30枚リリースされている。
その30枚とミニアルバム2枚、合計32枚を
古いものから順番に聴き通そうというわけだ。
今、11枚目のアルバムの『夏・全・開』を聴いてる。

先日、9枚目のアルバム『SAUDADE』の
『New York Strut』という曲の出だしを聴いて、
「あれ?これ、二名敦子の『カラパナ・ブラック・
サンド・ビーチ』に似てるなぁ」と思った。
『SAUDADE』は、1982年のアルバムで、
当時、聴いたと思うのだが、この曲のことは
記憶になかった。

聴いていると、似ているどころではなく、
同じ曲だと分かった。
二名敦子ヴァージョンは、歌があるが、
高中ヴァージョンはインストだ。

調べてみると、『カラパナ・ブラック・サンド・
ビーチ』は、作曲・高中正義、作詞・三浦徳子、
アレンジ・佐藤博で、時系列でみると
『カラパナ・ブラック・サンド・ビーチ』が、
後発なので、カバーということになる。

そういえば、『カラパナ・ブラック・サンド・
ビーチ』は、高中の作曲だったと、
知っていたような記憶が戻ってきたが、
この『New York Strut』のことは、記憶になかった。

二名敦子は、1983年デビュー。
(1981年に違う名前で一度デビューしているようだ。)
『カラパナ・ブラック・サンド・ビーチ』は、
1984年の2nd アルバム『LOCO ISLAND』収録。
このアルバムは、ハワイ録音で、カラパナの
D.J.プラット (g)、ゲイロード・ホロマリア (key)、
セシリオ&カポノのヘンリー・カポノ (g)、
ハーブ・オータ (ukulele) が参加している。
その他、日本人ミュージシャンは、
鳥山雄司 (g)、櫻井哲夫 (b)、伊藤広規 (b)、
佐藤博 (key)、村上"ポンタ"秀一 (ds) など。
高中は、楽曲提供のみでレコーディングには
参加していない。

それにしても、ニューヨークのイメージの曲が、
ハワイのカラパナ・ブラックサンド・ビーチに
化けるというのも面白い。
そして、『New York Strut』を聴いても
もう私には、どうしたって、ニューヨークの
イメージにはならないのでした。


二名敦子 カラパナ・ブラック・サンド・ビーチ
(覚えてないけどサッポロのCMソングにもなっていたようだ)


高中正義 New York Strut






2021.12.22

レス・ポールの伝説
Les Paul : Chasing Sound




先日、レスポール(エレキギター)を
購入したこともあり、2008年に劇場で観た
ドキュメンタリー映画『レス・ポールの伝説』
(原題:Les Paul : Chasing Sound)を
もう一度 観たくなったのでDVDで鑑賞した。
映画がとても良かったということは
覚えているけれど、さすがに13年も経っていると、
内容はほぼ何も覚えておらず、
初めて観たようなものだった。

キース・リチャーズとレス・ポールの
セッションから始まる本作は、ジェフ・ベック、
ポール・マッカートニー、スティーブ・ミラー、
トニー・ベネット、ボニー・レイット、
トミー・エマニュエルなど、
多くのアーティストが登場するほか、
レスの話しには、ジャンゴ・ラインハルトや
チャーリー・クリスチャン、マイルス・デイビスなど、
今や歴史上の人物となった人達とのエピソードも飛び出す。
レスが、ジャンゴにもらったというマカフェリギターも登場する。

レスが発明した多重録音は、音楽の世界を変えたし、
エレキギター(レスポール・モデル)の発明も然りだ。
レス・ポール & メリー・フォードの時代が、
ロックンロールの誕生で終わるのも興味深いが、
今回観て、印象に残ったのは、レスが交通事故で
左腕を切断されるかというような大けがをした時、
医者がレスの左手を守ったこと。
そして、ギターが弾ける形で、左手をギブスで
固めて演奏していたことには驚いた。
ご本人も言っていたけど、ああいう経験をすると
何かがシフトするみたいだ。

本作は、2007年の作品だが、レスは90歳を
過ぎていると思えぬプレイをしている。
そして、2009年8月12日、94歳であの世へ
逝ってしまった。

エディ(ヴァンヘイレン)が、レスにキスする
シーンや、BBキングが、レスを讃えるシーンは
泣いてしまうよ。
みんな、あっちに逝ってしもたもんな。

ボーナス映像では、レスが毎週月曜日にライヴを
していた、NYのイリジウム・ジャズ・クラブでの
スティーブ・ミラー、トニー・ベネット、
トミー・エマニュエル、マール・ハガード、
チェット・アトキンスなどとのライヴも観られる。

いくつかのライヴでは、ベースが ニッキ・パロット
なのだけど、本作製作時に彼女は、
まだ有名でなかったのか、名前も出ずです。
(エンドロールにはバンドのメンバーとして
名前が出るけどね。)

94歳まで毎週ライヴを続けたレス・ポール。
私は59歳なので94歳まで あと35年ある。
あと35年ギターを弾ければ、
もう少し良いギターが弾けるようになると思う。
希望が持てるな。
そのためには健康でいなきゃ。


Les Paul 公式サイト(映画ではなくご本人の)

レス・ポール・インタヴュー 2008年8月4日 NYにて


[ 参考エントリー ]
2021.12.14 初 レスポール
2008.9.3 LES PAUL





2021.12.28

上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット
JAPAN TOUR 2021
"SILVER LINING SUITE"


上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテットの
ツアー最終公演を観てきた。
先日(12月9日)の公演を聴いて
その「進化ぶりに驚いた」と書いたのだけど、
あれからまた進化しているように感じた。

特に『11:49PM』が良かった。
『リベラ・デル・ドゥエロ』のソロ部分、
前回もひとりひとり前に出てきて
演奏したっけ?
そうじゃなかったような気がするけど。
何度も公演をこなすうちに新たな
アイディアが湧き出てくるのだろうな。

このツアーのアンコールでは、弦の4人の
うちの誰かとひろみがデュオをするという
企画なのだけど、今日のお相手は
1st ヴァイオリンの西江さん。
ひろみ曰く、彼なくしてはこのクインテットは、
なかったという人。
この人、見た感じクールな印象だけど、
MC と演奏を聴くと内に秘めた
熱いもんを感じます。
『リベラ・デル・ドゥエロ』のソロでは、
もう後ろのメンバーが笑っている程、
エモーショナルで、イッテました。

2015年、新日本フィルハーモニー交響楽団と
ひろみが共演したとき、西江さんが
コンサートマスターだったそうな。
西江さんにひろみが「即興で何か一緒に
演りませんか?」と声をかけたら、
「できる」でもなく「できない」でもなく
「やってみたい」という答えが返ってきたという。
ひろみは、「『やってみたい』、私と一緒だ」と
思ったという。
そして、昨年、このピアノクインテットの話を
持ちかけた時も彼は「やってみみたい」と
言ったという。
ふだんの私なら、「やってみたい」ではなく
「やります」だろって、思いそうなのだけど、
不思議と今日はこの話がすごく良い話に聴こえた。
いいなぁ、「やってみたい」って。

ちなみに、今日も(前回も)両隣の席は開いていた。
グループディスタンスといって、
隣のグループの方とは1席間隔を空けての
チケット販売だったようだ。
観客が少ないのは、寂しいけれど、
そうとは思えない大きな拍手に
スタンディング・オベーションでした。

このクインテット、来週もう一度観に行きます。
ツアーは終わったけど、今度はブルーノート。


[ MEMBERS ]
上原ひろみ(ピアノ)
西江辰郎(ヴァイオリン)
ビルマン聡平(ヴァイオリン)
中 恵菜(ヴィオラ)
向井 航(チェロ)

@ Bunkamura ORCHARD HALL(渋谷)



 ひとりごと