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つつみしんやのひとりごと 2007年10月

2007.10.1

足で

人間には不可能っちゅうことがないのと違うか。

そんなこと出来るはずがないと普通の人が思うことをやってしまう人が世界のどこかにいる。

ごらんあれ。何故か泣けてきます。
 ↓
amazing guitar player





2007.10.2

指で

昨日紹介した映像、すごっかたでしょ?

今日も強烈なのを一発。

これだ。

もう一体どうなってるのか分からん。

この人、 Erik Mongrain 。

1980年カナダ・モントリオール生まれ。

この映像のことではないかもしれないが、YouTubeで同曲「Air Tap!」の映像が公開されるや否や、

ソロデビュー作発表前に300万を超えるアクセスがあったという。

奏法が奇抜なだけではなく、音楽として美しいのがいい。





2007.10.4

ええかげんやめときいや

元横綱若乃花、花田勝氏が、妻の美恵子さんと離婚したらしい。

その報道を、というよりこの種の報道を見ていていつも思うのは報道陣の品位の無さ。

今日もTVで、美恵子さん宅にたくさんの報道陣が押しかけ、

「何かひとこと!」「今のお気持ちは?」などとマイクを向けるのを見た。

なんでマイクを向けるんやろ?

何を言えっちゅうのやろ?

マイクを向ける、その無神経さが分からん。

視聴者の延長線上に報道陣がいるのだとしたら、芸能人のスキャンダルに飛びつく我々視聴者にも

責任があるのだろうけど(私は飛びつかないが)、

芸能レポーターは芸能のことだけ、レポートしたらええんとちゃうか?

プライベートは、そっとしておくべきちゃうか?

しかも、今日の場合、美恵子さんは芸能人でもない。


もっとひどいのは、たまに見るけど、事故や事件に巻き込まれた遺族へマイクを向け、

「今のお気持ちは?」っていうレポーター。

その人がその立場ならなんと答えるんやろ?


今日は、やや怒りのひとりごとになってしもた。





2007.10.8

ボーリング

何年ぶりだろう。

10年ぶりぐらいにボーリングをした。

驚いたのは、ガーターが出ないようにレーンに(ボールが溝に落ちないように)柵が出るのだ。

「バンパーレーン」というらしいが、最近では設置されているボーリング場も多いようだ。

これなら、誰がプレイしてもガーターにならず、必ず数本は倒すことになり、ゲームとしては楽しめる。

私が、子供のころはもちろんそんなものは無かった。

だから、最初の頃は30点や40点だったものだ。

初心者や子供でも点数が取れて、楽しめるようになったことは良いことだが、

子供が「ガーターを出さずに投げるにはどうしたらいいのだろう」と考えたり、工夫したりする機会を

奪ってしまうようで、なんとなく手放しで喜べない。

そんな風に思う私は考えすぎだろうか、それとももはや古い人間なのだろうか。



←バンパーレーン













2007.10.9

早く寝たい

23:00過ぎ。

帰りの電車で前に立っていた女性(40代か?)が携帯メールを打つ画面が丸見えだった。

人のメールを覗くのは、悪趣味だと思いながら、丸見えなので見てしまった。

彼女は、「早く寝たい」とだけ打って送信した。

一体、誰に送ったんだろう・・・





2007.10.10



私が、ほとんど毎日チェックしてるサイトが2つある。

ひとつは、とあるギター・ショップ

ギター好きの私としては、毎日更新される写真を眺めるだけでも楽しい。

もうひとつは、さとなおさんの「wwwさとなお.com」

1995年に個人サイトを立ち上げ、12年。

その内容量の多さといったら、ちょっとスゴイし、内容自体も濃いい。

読んでいるだけで、この方の人生の濃さも伝わってくる。

スゴイ充実度。

本も読んだし、結構、影響受けてる。

私がこの「つつみしんやのひとりごと」を始めたひとつの要因とも言える。

でもとてもじゃないが色んな面で足元にも及ばない。

きっとさとなおさんは、めちゃくちゃ書くの早いだろうと思う。

私の場合、これで良し、という文章になるまで物凄く時間かかってる。

でも、毎日ちょっとずつでも書いていたら、数年後には私も少しは早くなっているかもしれないな。

ギターも、英会話も、書き物も何でも全て、継続こそが上達の道だろう。





2007.10.11



歯の治療中だ。

全然、痛みがないので放っておいたのだが、虫歯の穴がどんどん大きくなっていくので、

取り返しのつかないことになる前にと、2週間前から歯医者へ通っている。

歯の治療は、10数年ぶりだが、ずい分変わったものだ。

麻酔を打ったのだが、麻酔の注射を打つ前に塗り薬の麻酔を歯茎に塗ってから、

注射を打つので全く痛くない。ビックリ!

子供の頃、歯茎に注射を打ったのが、強烈に痛かった覚えがあるが、すごい進歩だと感心した。

10数年前に歯に詰めた詰め物は、身体に有害な金属が含まれているとかで、削り取り、

あらたに白い詰め物に変えてもらった。

鏡を見ても治療のあとには見えない。すごい。

治療は素晴らしく進歩しているが、保険制度はどうなのか。

最終的に歯にかぶせ物をするのだが、保険の利く治療は3,000円だが、金歯にすると

保険は利かず、47,500円もする。

説明を聞くと、3,000円の治療は数年後に問題が発生する可能性があり、一番のお勧めは

金だという。

金額的には、金より安いセラミックもあるのだが、いくつかの面で金の方が優れている。

最終的に決めるのは患者なのだが、説明を聞くと安い治療をする気にはなれない。

安いと言ったって保険が利いて3,000円なのだから、実際は1万円ぐらいなのだろう。

しかも、数年後100%問題が起こるというわけでもないだろう。

それでも色んな写真を見せられると、出来る限り歯医者に行かなくて済みそうな方を選んでしまう。

ただひとつ金のデメリットは「目立つ」ということだが、今回は奥歯なのでそんなに見えない。

おまけに、将来、再治療になっても金は再利用できるという。

ということで、高いけど金にすることにした。

治療として一番良いものが「金」だというのだから、ぜひ保険が利くようにして欲しいものだ。





2007.10.12

ギターデュオ

次のLIVEが決まった。

山口豊とつつみしんや Guitar Duo、初LIVE。

彼とは、今年の5月、宮之上ギター道場で出会った。

20歳も年下だが、技術は彼の方が上だ。

そんなに歳が離れていても、音楽の話をしている時や一緒に演奏している時は歳の差は感じない。

と思っているのは私だけだったりして・・・。

JAZZ、SOULやROCK、POPSの名曲、オリジナルもやろうと思う。

長年の夢だったギターデュオ、ぜひ聴きに来てちょうだい。

12/1(土)、原宿のbar dAZEにて。

open 19:00、1st 19:45-、2nd 20:45-、ミュージック・チャージ 無料(チップ制)。





2007.10.13

Don't Think.Feel!

先日、ある人に言われた。

「あなたは分析しすぎだ」と。

「例えば、人に何かしてもらっても、いちいち色々考えるので素直に喜べない」と。

全くその通りだ。

が、私は「それは理性だと思っている」と答えたら、

「必要なの?」と聞き返された。

・・・要らない。

その人に言われた通り、人に何かをしてもらった時、

「実は〜〜だからしてくれたんじゃないか」とか

「本当は、〜〜なのにしてくれたんじゃないか」とか反射的に考えてしまう。

してもらったことを喜ぶ前にだ。

喜ぶ前に色々考えるので、喜べない。

そうすると感謝もない。

最悪やなぁ。

で、その人は私に「その分析癖を止めなさい」と言った。

「どうやって止めるのですか?」と私。

「分析しながら、止めるのです。自分のやり方でやめるしかありません。」

なるほどね。

考える(分析する)ことは、演奏にも邪魔だ。

演奏に邪魔なことは、人生に邪魔なのだ。


※「Don't Think.Feel!」は、「燃えよドラゴン」の中のブルース・リーの台詞。





2007.10.14

Soleと分析

昨日書いた、私に「あなたは分析しすぎだ」といった人は、

New York に在住する女性で、リフレクソロジー(Reflexology)を施す方だ。

リフレクソロジーって、簡単にいうと足の裏のマッサージなのだが、彼女の場合、

ただ単にマッサージして疲労を取るとかだけではなく、足の裏を見て、触って、リーディングするのだ。

足の裏は、英語で「sole」、発音は、「soul (魂)」と同じだ。

足の裏を見れば、その人の魂までもが読めるということなのだろうか。

彼女とのセッションは今回が2回目で、1回目は昨年の12月。

もちろんNew York へ行った訳ではない。

今回も前回も彼女が一時的に日本に帰ってきた時のことだ。

元々は、New York 在住の友人の紹介で、前回は私と妻と二人見てもらったのだが、

とても素晴らしかったので、今回は友人知人数人に紹介した。

彼らも、一様に「また受けたい」というぐらい、癒され、元気になれる。

前回、私は「アグレッシヴに音楽をやりなさい」と言われた。

その言葉がこの1年の私の活動の元だったといっても良い。

さて、分析しすぎる私が、「なぜ足の裏で初対面の人のことが、こんなに分かるのか」

という疑問について、分析していないことに気がついた。

分析の結果、

「分析しても分からないことは、分析しない」と分析してたようだ。




ボクシング

11日のWBC世界フライ級タイトルマッチ、ご覧になった方、興味のない方、色々だろうが、

興味のある方、内藤選手を応援する方は、このブログを読んでいただきたい。

当日、試合会場で観戦し、ボクシング関係者に話を聞いた、なべやかんのブログだ。

昨夜私が見た時、コメントが900ぐらいあって驚いたのだが、今(10/14、24:02)見たら、なんと2401!

たった2日間で2400のコメント、しかもそのほとんどが、なべやかんに対し、

「よく書いてくれました。ありがとう」という賛辞。

興味ない人でも読みたくなった?

なべやかんのブログ 2007年10月12日





2007.10.15

Simple but Special Sound of Jazz Today

ああ、鳥肌立った。泣きそうになってしまった。

何にって、吉田美奈子の歌にだ。

今日は、六本木スィートベイジルへ渡辺香津美のLIVEに行ってきたのだが、

1部は渡辺香津美のソロ・ギター、2部が吉田美奈子とのデュオだった。

もちろん、渡辺香津美のプレイは素晴らしく、どれだけ練習したらあんな風に弾けるのか、

どうして、あんなに次々とフレイズのアイディアが出てくるのか、と1部のギター・ソロは、聴き惚れた。

2部では、まず、「チュニジアの夜」「スペイン」をソロで演奏。

(この2曲は、私も Laguna Moon で演っているのでうれしかった。)

そして、吉田美奈子の登場。

「彼女は歌をうたっているのではない。彼女自身が「歌」だ。」

聴きながら、そう思った。

数年前に、オルガンと彼女とのデュオをLIVEで聴いたことがある。

その時も「この人、凄いな」と思ったが、今日はホントにやられてしまった。

特に「LIBERTY」という曲。

凄かった。
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時々、ライヴハウスで皆が静かに演奏を聴いているのに、

ぺちゃくちゃおしゃべりをして、音楽を聴く邪魔をする客がいる。

私は、過去に3度、そういう客を(小声で)「静かに!」と注意した。(Blue Note や Body & Soul でだ。)

そういう客は、ある程度酔っ払っているので、自分の声がでかいことに全然気付かない。

今日もそういう客がいた。

すぐ後ろか横なら、注意していただろうが、5メートルほど離れたテーブルの客だった。

私はそういう場面で、一度その話し声が気になりだすと、音楽に集中できなくなり、

すごいストレスで困る。(まだまだ精神集中が甘いのだ。)

何度もその客の方を振り向き、「ちょっとうるさいであんた」というサインを送るのだが、

場内は暗い上、おしゃべりに夢中な客は気付くはずもない。

他のお客さんは全員静かに聴いている。

いよいよ、言いに行こうか、それとも店員を呼んで注意してもらおうか、と思ったとき、

ある店員が彼を注意した。

他のお客さんからのクレームか、店員自ら気付いたのか分からないが、

いずれにしろ、それから彼は静かにしていた。

ああいう時は、もっと早く店員に言うことにしよう。

イライラしている間がもったいない。
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今日のLIVEは、【Jazz Today 2007】という4日間のイベントの第1夜で、表題にした

「Simple but Special Sound of Jazz Today」は、今日のLIVEのタイトルだ。

明日、第2夜は、「Big Cool Sound of Jazz Today」というタイトルで、

水谷浩章率いる phonolite が出演する。

ある人に招待されたので、そのLIVEを聴きに明日もスィートベイジルへ行ってくる。





2007.10.16

Big Cool Sound of Jazz Today

昨日に続き、六本木スィートベイジルへ行ってきた。

Big Cool Sound of Jazz Today というタイトルで、1部が Risk Factor & phonolite ensemle、

2部が、pholite という構成だった。

1部2部ともに、12人の編成の演奏で、かなりアレンジされた、それでいて、

アドリブも結構あって、JAZZらしい音楽で、とても楽しめた。

Bassの水谷浩章がリーダーでのLIVEだったが、忙しいメンバーを取りまとめ、

アレンジし、取り仕切るのはさぞかし大変なことなのだろう。

でも、大変だからこそ、そのアンサンブルは、美しく、聴き甲斐のあるものだった。

タイトル「Big Cool Sound of Jazz Today」は言い得て妙だ。




Spain

一昨日は、新しく始めたギターデュオの練習だった。

練習中、ふと思いつきで チック・コリアの「Spain」を演ってみようということになり、

練習し、なんとかまとまりそうなのでレパートリーの1曲に加えることにした。

そして、昨日。

毎月定期購読している雑誌「JAZZ LIFE」が届いた。(会社に届くようにしている。)

中を見ると、「Spain」の楽譜が載っている。

そして、夜、LIVEを聴きに行くと、渡辺香津美が「Spain」を演奏した。

帰宅すると、妻がこういった。

「チャッチャッチャチャーラララ、チャッチャラ、(と、Spainのテーマ部分を歌う)っていう曲

今日、目黒の駅前で(ストリート)演奏してたよ。」

なんと、Spain なシンクロニシティ。





2007.10.17

告白! 〜思春期にはキツイやろ〜

私には2歳上の姉がいる。

私が小学4年生の時のこと。

姉と私は、同じそろばん塾へ通っていた。

ある日のこと、母は私にいくらかのお金を渡し、

そろばん塾へ行く途中にある日用品店で買い物をして、

それを先にそろばん塾に行っている姉に渡すように言った。

母は、私にこう言ったのだ。

「お店に行って、生理用のナプキンください、って言うねんで」と。

何のことか分からない私は、店のおばちゃんにその通り言って買い物をして姉に届けた。

今から考えるとすごい話だ。

たぶん、私が5年生か6年生だったら、何のことかよく分からないまでも、嫌がったんじゃないかな。

多感な年頃の少年にはキツイ話だろ?


そういえば、中学3年生の時、校内の廊下で前を歩いていていた下級生(女子)が何かを落とした。

私は思わず、それを指差し「落ちたで」と言った。

言ったあとで「しまった」と思った。

その落ちたものは、やはり(?)生理用品だった。

これって、思春期の少年にはキツイ話だろ?

きっと指差された女子もさぞかし恥ずかしかったに違いない。

走って逃げていったもんな。


私は、中学時代、吹奏楽部だった。

3年生の時は、トランペットを吹き、部長だった。(一応クラブの花形と言っておこう。)

ある日の部活でのこと。

顧問の先生が、部員全員の合奏の合間に楽器の説明をしていた。

クラリネットの話だった。

クラリネットの部品に「タンポ」というものがある。

穴を押さえるふたのことなのだが、先生が「タンポ」と言うたびに、

私は、意味不明に赤面していったのだ。

「そんなことで赤面したらあかん」 「周りの部員に気付かれたらあかん」

「先生はタンポと言うてるんや」 「先生、お願いやからそれ以上もう言わんといて」と、

思えば思うほど、顔に血がのぼってきて、

たぶん先生が、5、6回「タンポ」と言ったときには、

自分でもはっきり分かるぐらい、真っ赤な顔をしていた。

・・・・・先生は「タンポ」、と言っていただけである。

が、思春期の多感な年頃の少年には、それだけで充分刺激的な話だろ?

周りの部員は全員先生の方を向いているので気付かなかっただろうが、

先生は私の顔が火照っていることに気付いたかもしれない。

でも、それがクラリネットの部品で赤面しているとは、よもや考えもしなかっただろうな。

とにかく、私は、はずかしかった。(何が?)

ちなみに、そのころの私は「タンポ○」の実物さえ見たことないし、どんな物かも知らなかった。

(今だって詳しくは知らない。)





2007.10.18

Don't Think.その2

今月号のJAZZ LIFE(雑誌)の付録に1989年9月号に掲載された Sarah Vaughan (Jazz Singer、

1990年死去)のインタビューが載っていた。

インタビューの後半、「歌や音楽を演奏することを学んでいる読者にメッセージを」、と訊かれて、

彼女はこう答えている。

「歌いなさい。どのようにして歌おうかなんて考える前に、今すぐ口を開けて歌いなさい!

私はそうしている。ただ口を開けて歌う。それだけ、ね。」


Don't Think.その1はこちら





2007.10.19

悲しい知らせ

近所に月に2、3回行く寿司屋がある。

マスターひとりでやっている、カウンター5席のみの小さな店だ。

おいしくて安い。

普通に飲んで食べて、大体2500〜3000円ぐらい。

3000円を超えるのは、5回に1回ぐらい。

どうかすると、2000円を切ることもある。

特に、LIVEや練習の後、そこで一杯やりながら寿司を食べるのが最高に幸せな瞬間だ。

今日、マスターからショックなニュースを聞かされた。

今月一杯で店を閉めるという。

そこでオープンして3年弱なのだが、

どうも売上がかんばしくないらしく、続けられなくなったらしい。

32年(寿司屋を)やってきてこんなにヒマな店は初めてだったという。

次は、赤坂にある某有名高級店に就職が決まっているらしい。

きっと、マスターの収入は上がるのだろうな。

それは良かったけど、行き着けのお店がなくなるのは残念だ。

今日、お店の名前の入った湯のみをもらった。

その湯のみでお茶を飲みながらマスターの再出発を祝うことにしよう。





2007.10.20

The Good Shepherd

映画「グッド・シェパード」を観て来た。

出演は、マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、監督はロバート・デ・ニーロ。

1940年頃から60年代にかけてのCIAの一人の男を描いた映画で、本日封切り。

正直言って、CIAのこと、キューバ危機のことなどの知識があまりないので、十分に楽しめなかった。

「難しかった」という感想。

特に冒頭の数分間、珍しく強烈な睡魔に襲われ、意識不明となってしまったため、

何か大事なことを見落としたまま、ストーリーが進んでいる感があったので余計に難しかった。

それでも、あんな風なことが実際にあったとしたら、国家ってやつは怖いな、と思った。

あと、ロバート・デ・ニーロがちょっと太っていてあまりカッコよくなかった。

「Good Shepherd」 とは、「良い羊飼い」という意味だろうが、「The」がつくと「キリスト」という意味のようだ。

映画を観たらその意味もなんとなく分からないではないが・・・。

観ようかなと思っている方は、CIA、キューバ危機のことなど歴史の予習をしてからどうぞ。



今年は、年初に映画館で50本観るぞ!と決めた。

5月までで21本と調子良かったのだが、6月からLIVEが多くその練習などで

一気に映画を観るペースが落ちた。

今日の作品で25本目。

50本は難しそうだな・・・。





2007.10.21

Bossa Nova

ずっと気になっていた映画「ディス・イズ・ボサノヴァ」を観てきた。

ボザノヴァの創世記を生きたカルロス・リラとホベルト・メネスカルが、ボサノヴァ誕生のエピソードや

ストーリーを語るドキュメントだ。

彼らだけではなく、ミュージシャン、評論家などのインタビューやライヴ映像も多く、

当時、どんな風にボサノヴァが、広がっていったのか、

なぜ、ボサノヴァはささやくように歌われるのか、

また、「O Barquinho(小舟)」という曲の誕生のエピソードなどなど、非常に興味深い内容だった。

少しでもボサノヴァに興味がある人は、是非観てほしい。

後半、トム(アントニオ・カルロス)・ジョビンの息子、パウロ・ジョビンが、

「いまだに世界中で父の曲が録音されている。父はいまも仕事をしているんだ」と言ったのが

印象的だった。

欲を言えば、ジョアン・ジルベルトにも登場して欲しかったな。


ディス・イズ・ボサノヴァ オフィシャルサイト

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昨日書いた「グッド・シェパード」について。

「Good Shepherd」 とは、「良い羊飼い」という意味だろうが、「The」がつくと「キリスト」という意味のようだ。

と書いたが、「グッド・シェパード」のオフィシャルサイトによると、

「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる」という新約聖書の

キリストの言葉の引用らしい。


グッド・シェパード オフィシャルサイト




2007.10.22

嘆かわしい

TVで見た方もいるだろうが、最近離婚した有名人の元妻が、3年ほど前、不倫していたらしい。

その報道を見ていて、大変不愉快だった。(見るなよ。)

「不倫」のことではなく、それがマスコミにばれたのは

相手の男が(週刊誌に)しゃべったからなのだ。(芸能界ではよくあることだが。)

相手は年下で、名前を聞いても顔を見ても知らないくらい、(悪いけど)大して売れていない芸能人だ。

一部には売名行為だとの批判もあるようだが、

そうじゃないというのなら、何のためにそんなことしゃべるのだろう。

人間として最低じゃないか。

本人がブログでファンに対して謝罪しているというので、見てみた。(見るなよ。)

ビックリした。

そういうことを軽々しく公にしたことを詫びているものとばかり思って見たのだが、

詫びている内容は、「不倫」を軽率だった、と詫びているのだ。

週刊誌に語ったとされる内容も、(ここに書く気にはならないぐらい)男として情けない。

こんな人が、ドラマや舞台で人前に立っていると思うともっと情けない。

そして、その男の発言に飛びつくマスコミはもっともっと情けない。


あ、別に不倫を肯定しているわけではないので念のため。





2007.10.23

嘆かわしい その2

昨日の「ひとりごと」を読んだ読者の方からたくさんの反響があった。

と言いたいが、1通だけメールをいただいた。

(もっと、遠慮なく意見を送っていいのだよ。)

その方へのお返事にも書いたのだが、

件の男のように男の風上にもおけない奴はいつの世にもいるだろうし、

週刊誌ってそういう下世話な話で食ってるので、仕方ないのかもしれない。

が、それをTVで取り上げるというのはいかがなものか。

TVはもっと報道すべきことがあるんじゃないか?

マスコミ、特にTV局は、もっと大人になる必要があると思う。

「そういうあなただってその番組を観たのだから同罪だ」と言う意見もあるかも知れない。

しかし、週刊誌は、買わなければ読めないが、TVはスイッチを入れると観れるのだ。

送り手が、情報をもっと選ばなければならないんじゃないか?

さもなければ、良識のある人はどんどんTV離れしていくだろう。

現実に、ニュースはインターネットで手に入れられるのでTVは観ないという人達もいるようだ。


「嘆かわしい」と言えば、今朝、これもTVでやっていたのだが、

図書館で借りた本に、書き込みをしたり、マーカーで線を引いたり、切り抜いたりする人が

増えているという。

たいした被害になっているようで、ひどい奴は、表紙だけ返して、中身は全部ちぎり取っていたりするらしい。

びっくりしたのは、法律の本にたくさん書き込みがしてあって、「器物損壊罪」とか書き込んであるのだ。

コメンテイターが、「これが器物損壊ですよ。法律を勉強している人がこういうことするのが

信じられない。」と嘆いていた。





2007.10.25



最近、全く別の機会に、同じ内容の話を聞いた。

一度は某健康食品の説明会で、

もう一度は、食用油の研究や調査をされている先生の講演会で。

その内容は「トランス脂肪酸」に関する話。

動脈硬化や心臓疾患のリスクを高める為に有害である可能性が指摘されている「トランス脂肪酸」。

マーガリン、ショートニングなどに多く含まれているらしい。

アメリカでは、その使用の規制が厳しくなってきていて、2006年から一食あたり、

0.5g以上のトランス脂肪酸を含む加工食品や一部の栄養補助食品に関してトランス脂肪酸量の

表示を義務付けた。

ニューヨーク市では、来年8月から飲食店で出される一食に含まれるトランシ脂肪酸の

総量が、0.5グラム以下に規制される。

つまり、タバコ吸ってもいい、酒飲んでもいい、でもマーガリンは食べちゃダメ、

というわけで、マーガリンを使って料理を出すと罰せられるのだ。

日本では自主的にトランス脂肪酸軽減に取り組んでいる企業はあるようだが、

まだまだ遅れていて、行政は規制を行っていない。

アメリカのKFCやスターバックスなどの大手チェーンは、

トランス脂肪酸の含量の少ない油脂への切替を始めているらしいが、

同じチェーンでも日本国内の店舗は対象外の場合がほとんどということだ。

日本では、欧米に比べてその摂取量が少ないから、というのが規制のない理由らしいが、

果たしてそうだろうか。

ファーストフード店の(ショートニングで揚げた)フライドポテトは、

1ヶ月たっても腐らないらしい。

マーガリンは、腐らず、ねずみもゴキブリも食べないという。

それを人間だけが食しているのだ。

某メーカーの脂肪が身体につきにくい、と宣伝されているクッキングオイル。

厚生労働省許可特定保健用食品となっているが、

これにもトランス脂肪酸が含まれていると指摘されている。

おまけにこんな記事も。

これは2年前の記事で、その後どうなったかは発見していないので、なんとも言えないが。

調べていくと、一般的に使われているサラダ油もどうもよくないらしい。

一概にそれらの情報を鵜呑みにするのは危険だろうが、

これだけ多く書かれているところを見ると、ちょっとやばそうだ。

よくある話で、例えば、

農家で自家用の野菜には農薬を使っていない、

医者は、自分や家族に抗がん剤を使わない、

家電メーカーのえらいさんのお家では電子レンジは使っていない、など。

では、油メーカーの開発者やえらいさんのお家ではどんな油使ってるんだろうか。


そう言えば、小学生時代、給食で毎日のようにマーガリンが出てたよな・・・。





2007.10.28

とんでもない

2,3日前、TVで中継で生出演していたある人が、スタジオにいる司会者に

「お忙しいところ、どうもありがとうございました」と言われて、

「とんでもございません」と答えていた。

そういえば、最近、妻が「話し方教室」なるものに出たらしく、

「とんでもございません」という日本語は正しくない、と言っておった。

しかし「とんでもございません」は、私もたまに使うし、かなりポピュラーな表現なので

間違いではないだろうと思ったのだが、正しくは、

「とんでもないことでございます」と言うらしい。

その方が、違和感があるのだが・・・。

言葉は生き物で時代とともに変わっていく。

先日、広辞苑に「うざい」や「めっちゃ」が載ったとニュースでやっていた。

「とんでもございません」が間違いでなくなる日もそう遠くないだろうな。





2007.10.30

妻からのメール

私は、妻の会社の経理などを手伝っている。

そのことで毎日のように妻と私の間で、事務的なメールのやり取りがあるのだが、

時々、困ったメールが来る。

例えば、昨日の妻からのメール。

 先日送ってくださったこともしなきゃならないので、
 一日事務仕事の日を作りますので、
 色々明確になったらメールします。
 それから、仮払いの領収書を今日渡しますね。


まず、日本語が変だが、それはさておき、

「先日送ってくださったこと」というのが私にはなんのことか分からない。

「一日事務仕事の日を作ります」って、私に断ることではない。(彼女は社長だ。)

「色々明確になったらメールします。」 色々って何のことでしょう?

「それから、仮払いの領収書を今日渡しますね。」 わざわざ、こういうメールを送ってきて、

本当にその日に渡されたことは、一度もない。昨日も然り。

どうやら、自分ひとりであれこれ考え、発作的(?)にメールを送ってしまうようだ。

以前は、こういうメールに「それ何のこと?」などと、

いちいち質問の返事をしていたが、その必要はないことに(ようやく)気がついた。

そう、これは、彼女自身の「魂を鎮めるメール」 なのだ。





食の安全

このところ、毎日のように出てくる、食品業界の表示偽装問題。

「赤福餅」の製造日と消費期限を改ざんに続いて、

同業者の「御福餅」も消費期限を改ざんした疑いがあると報道された。

そして、大阪の船場吉兆が福岡市の百貨店の自社店舗で消費期限のラベルを

張り替えた菓子を販売していた問題が発覚。

なんでも、賞味期限が最大で39日も過ぎていたものや、

消費期限が最大17日過ぎていたものを販売していたという。

ニュースによっては、賞味期限が最大で54日過ぎたタルトもあったと報道していた。

買ったお客さんは、たまらんな。

こういうニュースを見ながら、今頃、びくびくしている食品業界の人達がたくさんいるのだろうな、

などと考えていて、「あっ」と思い出した。

それは、私が15歳の頃。

高校に入学してまもなく、人生初めてのアルバイトをしていた時のことだ。

毎週日曜日、朝から夜まで、あるスーパー・マーケットの中にある魚屋でアルバイトをしていた。

朝、開店前の仕事のひとつに、「牡蠣」の入ったビニール袋に印刷された日付を

爪でこすって消す、というのがあった。

そして、その日の日付のシールを貼り、商品棚に並べるのだ。

記憶が定かではないが、消した日付は前日ではなく、一昨日ぐらいだったような気がする。

(つまり、2日はごまかしたことになる。)

その牡蠣は加熱用で生で食べる人はいなかっただろうが、明らかに表示偽装だ。

その頃は、社会のことも分からず、「なるほどこうやって売っているのか」と単純に思った覚えがある。

その店での偽装は、牡蠣だけではない。

その他の魚だって昨日の売れ残りで今日も売れるものは新しいパックに入れ替え、

今日の日付に変えていた。

毎日、今日の日付というわけだ。

もう、30年近く前のことで、今、その店があるかどうかも分からないが、

もしかしたら、今もあんなことやっているのだろうか・・・。


閉店間際、売れ残った(たぶんもう死んでいる)貝を、

パックの上から(値引きした値段を書くための)マジックペンで、パンパン叩きながら、

「いかっとりまっしゃろ?いかっとりまっしゃろ?」と言い、

お客さんに見せていた店長を見ながら、少し悲しかった覚えがある。





2007.10.31



iPodを持ち歩くようになってから、読書をしなくなったのだが、久しぶりに本を読んだ。

水野敬也著 「夢をかなえるゾウ」

おもしろくて、ほとんど一気に読んでしまった。

もう、成功哲学や自己啓発の本は、(いくら読んでも成功しないのが分かったから)

読まなくていい、と思っていたが、これは面白い。

自己啓発といってもこれは、ガネーシャという大阪弁の神様が登場するコメディしたての小説だ。

成功に関して書かれている内容は、目新しくないのかも知れないが、

楽しくどんどん読めて、即、自分の生活に活かせる項目がいくつもある。

そして、その手の本を「いくら読んでも成功しないのが分かったから」と書いたが、

なぜ、成功しないのかも、分かりやすく書かれている。

もちろん、この本を読んだからといって誰もが「成功」するわけではない。

そもそも、「成功」って人によって違うだろうし。

そんなことを含めてもこの本は、面白いと思う。


私もこの本の主人公と同じく、自分を変えたいと思っていた時期があった。

20代前半の頃、私の本棚には、「大物になる本」なんていうタイトルの本が並んでいた。

今なら、「そんな本読む奴は、絶対大物ちゃうで。大物はそんな本読めへんで。」と思うのだが、

あの頃は、そういう本を読めば自分も大物に「なれる」と信じていたし、

自分は「こんな本読んで勉強してるぞ」と友達に誇っていたものだ。

今思えば、いかに自分が小物かを吹聴していたようなもので、ちょっと トホホ な感じだ。



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