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つつみしんやのひとりごと 2011年 5月
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2011.5.1

ギター・マガジン・フェスティバル

リットー・ミュージック が刊行している 「ギター・マガジン」 という

雑誌がある。

ロックから フュージョン、ジャズまで、ギターに関する

専門誌だ。

1980年11月に創刊号が発売されたので、

昨年で 30周年だった。

創刊当時、私は高校3年生だったのだが、

なんと、創刊号から現在に至るまで、

毎月、一度も欠かさずこの雑誌を講読している。

そのギター・マガジンがライブ・イベントを開催した。

その名も 「ギター・マガジン・フェスティバル」。

今日は、そのイベントに行ってきた。



会場は、東京ドーム・シティ・ホール。

15時開演で 終わったのが、21時半ごろだったので、

6時間半の長いイベントだった。

長かったけど、そんな長さを感じないぐらい、

楽しいライブだった。

何よりも今日は、音楽を楽しめる幸せをヒシヒシと感じた。

出演は、下記の6組。

1..高中正義
2.渡辺香津美 & 小沼ようすけ ジャズ・ギター・デュオ
3.ダージリン (Dr.kyOn & 佐橋佳幸)
4.松原正樹 × 野呂一生
5.渡辺香津美 JAZZ 回帰トリオ
6.Char

私は、6組ともに興味があったが、中でも久しぶりに

ナマで観る Char と、香津美&小沼デュオあたりが、

目当てだった。

Char は、もちろん良かったのだが、トップバッターの

高中が非常に良かった。

私は、18〜19歳の頃、高中が好きで、

青いSG (ヤマハのギター) も買ったほどで、

彼のコンサートにも何度か行った。

でも、この数年は、ほとんど聴かなくなっていて、

今日もそんなに期待していたわけではなかった。

ところが、1曲目 「Alone」 で完全に引き込まれてしまった。

演奏曲を1曲除いて全部知っていたという、

私には超ナツメロライブとなった。

「Early Bird」 「Jumping Take Off」

「Ready To Fly」 「Blue Lagoon」 等々。

ラストは、「黒船」。

いや、高中、いいよ〜。

何度もウルウルしてしまった。

今年デビュー40周年だという。

40年周年ライブも行こうかな。

(9月に日比谷野音でやるらしい)


香津美&小沼 デュオ は、もっと狭いライブハウスで

観てみたいな。


ダージリンは、これまた久しぶりの佐橋さん。

(松たか子のダンナね)

今年は、4年ぶりに 山弦でも活動するとのこと。


松原正樹×野呂一生 のラスト曲、「Sniper」。

これまた、きっと20年ぶりぐらいに聴いたんちゃうかな。

ちょっと感激。


そして、2度目の登場の渡辺香津美。

渡辺香津美 JAZZ 回帰トリオ。

香津美さんはもちろん凄いが、

井上陽介(b)、則竹裕之(d)、この2人がまた凄い。

特に則竹の反応の速さ。


ラストは、Char。

今回は、彼がこの1年ほど進めてきたプロジェクト、

「TRADROCK」 (70年代ロックのカバー) からの曲が続き、

オリジナルは演れへんのか、と思ってたら、

ラスト曲 「迷信」 から、「からまわり」 に!

おお、これまた何年ぶりに聴くだろう。

ビートルズやクラプトンをあんな風に解釈して

カバーするあたりは、さすがやな。

あい変らず、カッコええし。


そんなわけで、大変楽しく、元気になれるライブ・イベントだったのだ。

会場には、ギターや機材も展示されており、

休憩時間は、見て楽しむことも出来た。



客層は、男性率、95%ぐらいで、おっさんがほとんど。

かなり平均年齢高かったと思う。

会場内がおっさん臭かった。



ギター・マガジン・ブログ (写真・Set List が見れます)





2011.5.2

阪急電車 片道15分の奇跡

中谷美紀が 出演しているということ以外、

何も知らずに 鑑賞して来た、映画 「阪急電車」。

タイトルの通り、阪急電車 (今津線) 内のシーンが多い。

サブタイトルに 「片道15分の奇跡」 とあるが、

この映画の奇跡は、"不治の病が治る" といった類いではない。

もっと日常的な出来事なのに、奇跡なのだ。

ストーリーもあるような ないような、断片的なのに

全部つながっているような、不思議な作品。

笑えるところもあるし、大したことではないのに

グッとくるシーンも多い。

それは、原作や脚本の素晴らしさもあるのだろうが、

出演者の素晴らしさに由るところが多いように思う。

主演の中谷は、さすが オスカー女優。

もう 無条件に良い。

宮本信子、 戸田恵梨香、その他のキャスト、皆良い。

とても良い作品です。


★★★★▲




4月9日以来、今日まで24日連続で

この「ひとりごと」 を更新した。

たぶん新記録だろう。

でも、明日から2泊3日の旅行に行くので、

お休みします。

あしからず。





2011.5.5

山中湖 & 伊豆 旅行

二泊三日で、旅行に行ってきた。

この旅行の予約後、あの震災が起こったために

一時はキャンセルも考えたのだが、色々考えた末に

やっぱり行くことにした。

3日 朝7時に出発したものの山中湖まで (空いていれば

1時間半ぐらいのところ) 6時間もかかってしまった。

なんと、中央道55キロ渋滞!

やはり、ゴールデンウィークに車で出かけるものではない。

昨年もGWに車で 妻の実家の山形へ向かい、

苦い思いをしたのに すっかり忘れていたのであった。


さて一泊目は、山梨県。

山中湖近くの 「鉄板焼き&ワインの旬宿 夢野樹」 という宿。

昨年の春オープンしたばかりの まだ建物も新しい宿。

客室は6室だけで オーナーは元ホテルマン夫妻。

夕食は、地元の山菜、手作り紫蘇豆腐などの前菜、

虹鱒のムニエル、そして 山梨県産のワインビーフ

(ブドウの皮などを食べさせているらしい) の鉄板焼き。

とても感じの良いオーナーで気持ちよく過ごせた。

午後からあいにくの雨で3日の日は全く富士山が見えなかったが、

翌4日は晴れたので目覚めると部屋の窓から

富士山が!


 部屋からの景色。

昼食は、静岡県の沼津港の魚市場へ。

ここには、たくさんの海鮮料理店が並ぶ。

連休中は、4日からの営業だったためか、駐車場に入るのに

1時間近くも並んだ。

お店がたくさんあり、客がたくさん並んでいる店から

ガラガラの店まで色々。

どこに入ってよいのか迷う。

そんなに差があるとは思えないし、

並んでまで食べる気はないので、適当にある店に飛び込んでみると、

なんと昼時にも関わらず、客が一人もいない!

扉を開けて、一瞬、戸惑っている私に、お店の方々の

「いらしゃいませ!」 という言葉とともに

(逃しませんよ!) と言わんばかりの熱い視線が・・・。

仕方なく、半泣きになって席に着いた。

結局、料理は普通においしく、私たちが入店後、

ほぼ満席になったので、たまたま、ガラガラだったんだろう。


 3色 (生シラス・桜海老・アジのたたき) 丼 と 桜海老のかきあげ


 海鮮丼


食後、沼津を出て、伊豆半島へ。

二泊目の宿は、伊豆半島東海岸、静岡県賀茂郡河津町にある

汐風の宿 海堂」。

なんとベランダのすぐ前が海。



(津波が来たら 一巻の終わりやな) と

思いながらも、やはり海は良い。

砂浜で近所の親子だろうか、野球をしている。



お風呂は、海の見える温泉。

そして、料理に定評のある宿。

ご覧の通りの豪華な海鮮料理。










 生きてるアワビのバター焼き。贅沢。

く、食いきれない・・・。

しかも食事は、やはり海の見える個室だ。

ここは、3室のみ限定の宿。

目の前が海水浴場になっており、夏に来ても

きっと良さそうなロケーション。

私たちが訪れた2日間はサーファーたちが

サーフィンを楽しんでいた。

夜は、波の音を子守唄に休める。

妻は、「波の音ってうるさいね」 と言っていたが、

私はどちらかというと心地良かった。

そんな感じで 今年のGW旅行は、

ええ感じで終わるはずだったが、2日目の深夜、トラブル発生。

続きは、また明日。





2011.5.6

山中湖 & 伊豆 旅行 「激痛編」

(昨日の続き)

実は、10日ほど前から時々首が痛くて、

(寝違えたのかな?) と思っていたが、

ここ数日は、その症状も治まっていた。

もしかしたら旅行1日目 (3日) も多少痛かったのかも知れないが、

覚えていない程度。

一夜明けて、一昨日 (4日)。

明らかに痛い。

車でバックする時、後ろを振り向くのに支障がある程 痛い。

それでも車の運転はできるし、普通に動けていた。

夜になるとだんだん首が回らなくなってきて、胴体ごと

見たい方向に向けないと見れなくなってきた。

それでも、夕食とともにお酒も飲んだ。

首の痛さと運転の疲れとほろ酔い気分で、9時半ごろ就寝。

夜中に激痛で目が覚めた。

おそらく寝返りを打とうとしたら痛かったのだろう。

それからは、たびたび目が覚めた。

完全に悪化している。

寝返りを打つのも細心の注意を払って、ゆっくり動かなければ

ならない。

(これでは、とてもじゃないが車の運転など危険でできない。

どうやって帰ろう?)

そして、朝。

ベッドから起き上がれない。

全然 動けなくて、(最悪、担架に乗せられ救急車か)

なんて考えも頭に浮かぶ。

動こうとすると、もの凄い激痛が走る。

もう、味わったことのない痛さ。

(もっと痛くなったらどうしよう)

(このまま動けなくなったらどうしよう) という恐怖。

いやぁ、首が痛いと、あんなに弱気になるんやね。

それでも なんとか起き上がり、朝食を済ませ、

(あんまり食欲ないのでちょっとしか食べられなかった)

宿の人に病院を教えてもらい、タクシーで向かった。

伊豆東部総合病院 というそこそこ大きな病院で、

祝日なのに診察してくれた。

まず、簡単に問診後、レントゲン撮影。

結果、骨には異常がない。

痛いのは主に首の左側なので、おそらく筋肉のことだろう、との

医者の見解。

とりあえず、痛み止め、筋肉の緊張をほぐす薬、胃薬と

貼り薬を処方してもらった。

「薬を飲んで様子を見て、良くならなかったら、

東京の病院でもう一度診てもらってください」 とのこと。

どうも大したことではなさそうだ。

が、かすかに両手の指先に痺れがあるのが気にかかる。

さて、問題はどうやって東京へ帰るかだ。

妻は車の免許を持っていないので、代行運転を頼むか、

誰かに迎えに来てもらい 運転を頼むしかない。

伊豆から東京までの代行運転なんて、一体いくらかかるんだろう。

結局、友達に電話をしてみることに。

ラッキーなことに Uちゃんが、特に予定もなかったようで、

東京から3時間かけて電車で伊豆まで来てくれた。

持つべきものは友人だ。

そして、帰り道がこれまた渋滞で、7時間近くもかかったのだ。

東京に着いたころには、薬が効いているのか、

首の痛みも大分やわらぎ、少しは首を動かせるまでに

回復していた。

昨夜は、(朝起きて、また悪くなっていたら、

いややなぁ) と思って床に就いたが、今朝は、

かなり良くなっていて、今日は、湿布は貼ったものの

薬は飲まなかった。

治癒率70%って感じ。

ああ、もう本当に若くないねんな、身体をいたわって生きていかな

あかんねんな、としみじみ感じたのであった。

そして、今回は、伊豆の宿では、チェックアウト後も部屋で

休ませてもらったり、東京から友人に助けに来てもらったり、

人の親切が身にしみる旅だった。

感謝。





2011.5.7

運転の適性

昨日、一昨日と2日間に渡り、

GW の旅行と私の首の痛みをレポートした。

妻が、「私が 免許持ってたら、運転して帰れるのに・・・」 と

言っていたが、確かにそうだ。

友人知人の中には 夫婦ふたりとも免許を持っている人達がいる。

彼らは、長時間運転するときは交替したり、

また、だんながお酒を飲んだ夜は、奥さんが運転したりと、

運転手がふたりいると何かと都合が良い。

が、あんまり私は妻に免許を取ってほしくない。

彼女のことを 良く知っている人なら、口をそろえて

同意してくれると思うが、どうも、彼女は自動車運転には

向いていないように思う。

方向音痴だとか、まるっきりメカに弱いとか、そういうことは、

百歩譲って運転に影響ないとしても (あると思うけど)、

基本的に 運転に向いていないような気がする。


今回、高速道路でも一般道路でも何度も渋滞に遭った。

助手席に乗っている人の言ってはいけない言葉の中に

「となりの車線の方が進んでるよ」 というのがあるらしいが、

彼女は、隣の車線が進みだすと、

「なんで、あっちばかり進むの!?」 と怒り出す。

ドライバーは、長年の経験から どの車線を走っても

結局大差ないことを知っている。

助手席に乗っていると、自分の車線が進んでいることは、

あまり気付かず、自分の車線が進んでおらず、

隣の車線が進んでいるときばかり気になるようだ。

そして、「隣車線が進むと怒り出す」 だけではなく、

反対車線が混んでいて、自分たちの車線が進んでいると、

「(反対車線の車に) 申し訳ない」 と言うのだ。

彼女に言わせると、片方だけ渋滞しているのは、

「不公平」 だそうだ。

また、割り込みされるのも嫌う。

もちろん私も不当な割り込みは、あまり気が良いものではないが、

基本的に そんなことでイライラしていたら、

運転はできないだろう。

以前、

「新幹線 『こだま』 に乗ると (どこかの駅で)

『のぞみ』 に抜かれるのに耐えられない」

という人がいたが、妻もそのタイプかと思いながら、

「なんで、そんなに割り込まれるのイヤやの?

抜かれるの嫌い?」 と、訊いてみた。

「うん。嫌い」

ジョギングが続いているのは、走り始めた当時、

リハビリで走っている (歩いている?) 人に抜かれた悔しさが

モチベーションになっているらしい。

私には、彼女はそんなに負けず嫌いには、

見えないのだが。


まあ、そんなことより、一番彼女が運転に向いていないと思うのは

単純に 「危ない」 からなのだけどね。

でも、将来、田舎に住んだときのために免許を取ると

のたもうておられます。





2011.5.7

渡辺香津美 meets 大西順子 −DUO−

元々今日は、Blue Note へ、

STAX!
featuring STEVE CLOPPER,
DONALD "DUCK" DUNN & EDDIE FLOYD

というライヴを観に行く予定だったが、

震災の影響で そのライヴは中止になった。

中止決定後、1日限定で 渡辺香津美 (gt) & 大西順子 (pf) の

デュオ出演が決まった。

キャンセルのおかげでこういうレアな企画が

持ち上がったというわけだ。

これは、珍しい組合せなので観に行くことにした。


ピアノとギターのデュオはとても少ない。

なぜ少ないかというと、この組合せは、難しいからだと思う。

どんなことやるのか、全く予想がつかないので

楽しみに出かけた。

渡辺香津美といえば、つい数日前、

ギター・マガジン・フェスティバルで観たばかり。

1週間に2度目も聴くことになったが、今日は、ハコが

Blue Note ということもあり、間近に観ることができて、

良かった。

曲はというと、それぞれのオリジナルとスタンダードを

混ぜながらの演奏。

印象に残ったのは、香津美オリジナルの 「遠州つばめ返し」、

スタンダードで、「Stella By Starlight」、「Once I Loved」

本編ラストの、「UNICORN」。

これがまた、ピアノとギターだけでも十分面白い。

アンコールに、よく聴くスタンダードのブルース(曲名不明)、

そして オーラス は、「Round About Midnight」。

たぶん、そんなに細かいリハーサルはしていないと思うけど、

あれだけ息を合わせられるのは、

さすがとしか言いようがない。

時々、4バースなんかでかぶったりしてたけど、

それもライヴならでは。

面白いライヴだった。

これなら、時々やって欲しい。


大西順子というと、昔、彼女の高校時代の

同級生だった人に 話を聞いたことがあるが、

高校時代、(ピアノの練習のし過ぎで)

彼女には爪がなかったという。

爪がなくなるほどピアノ弾くってどんなんやねん。

一方、渡辺香津美についても 彼の高校時代の同級生から

話を聞いたことがある。

香津美は、授業中もギターのイメージ・トレーニングを

していたそうだ。

つまり、楽器を持たずに 指だけ動かして

弾いているかのように練習をするのだが、

時々、「あっ」 という風に顔をしかめたそうだ。

どうしたのか訊くと、「間違った」 と答えたそうだ。

なんかすご過ぎるよな。

どっちの話も。








2011.5.8

Witness Disaster

所によっては、瓦礫の撤去がかなり進んでいたり、

仮設住宅への入居が始まっていたりと、報道を観ていると、

少しずつ、復旧・復興へ向かっているようで何よりだ。

さて、ネットで見つけた、

ナショナルジオグラフィックが まとめた東日本大震災の映像。

3部に分かれていて、それぞれ15分ほどある。 (全部で45分)

あまりの迫力に 一気に見入ってしまった。

観たことのない、日本のテレビでは流せない (だろう) 映像もあった。

それにしても、効果音を付けているのは、なぜだろう。

なんとなく、恐怖をあおるためのようで、良い気はしないが、

映像はすごい。

恐ろしい。

涙なしでは観られない。

最後は天皇陛下のコメントで締めくくられている。

このコメントも初めて観た (聞いた) が、

テレビでも何度か流れたのだろうか?


National Geographic Witness Disaster in Japan Part 1

National Geographic Witness Disaster in Japan Part 2

National Geographic Witness Disaster in Japan Part 3


Witness Disaster というのは、災害目撃者という意味のようだ。


この映像とは、ちょっと話がそれるが、

私は正直、今まで天皇陛下がすごい人だとか、思ったことがなかった。

というか、興味がなかったと言ったほうが良い。

だが、震災後、避難所に行かれた天皇・皇后両陛下の姿を

テレビで観て、驚いた。

うまく言葉に出来ないが、両陛下の慈しみの心、

その慈悲のオーラみたいなものが、テレビを観ていても、

伝わってきて、ちょっと衝撃だったのだ。





2011.5.9

お知らせ

このたび、この 「つつみしんやのホームページ」 の

レンタル・サーバ・サービスを変更することにしました。

今その手続き中&データ移行中ですが、

私はほとんど意味も分からずに操作をしております。

5月11日に 新しくなるようなのですが、

移行がうまく行っていない可能性もあります。

もしかしたら、11日以降、このサイトが表示されないということが

起こるかもしれません。

そうなっても、数日中には解決できると思いますので、

もし、表示されないことがあったら、2,3日して

またアクセスしてみてください。

宜しくお願いいたします。





2011.5.10

みずいろの便せん

今日、横断歩道を渡っている時、なぜか突然、

頭の中である曲が流れ出した。

♪ 水色は〜なみだ色〜そんな便せんに〜 ♪

1973年の あべ静江 のヒット曲、「みずいろの手紙」 だ。

小学6年生の頃、異性のことを意識しだし、好きな女の子ができて、

手紙を送ったりもらったりした。

送るといっても 郵便ではなく、手渡しだったと思う。

その頃、前述の歌と関係あるのかないのか分からないが、

別れの手紙は青い便せんで書くものだと誰かが言い出した。

それが、恋文世界の常識なのか、どこか外国の慣習なのか

いまだに私は知らないが、ローティーンの子供らにとって

その情報は、自分たちをちょっと大人に 近づけたような気にさせた。

大人のやっていることを 知ったようなつもりでいたのだ。

知識は世界を広げてくれると同時に 時に人を縛り付ける。

あまりにも子供っぽいが、それから別れの手紙は、

青い便せんで書くものになり、別れの手紙以外には

青い便せんは使えなくなってしまった。

もちろん、今はそんなことない。

っていうか、今は、ラブレターも別れの手紙も書く機会がない。

私は、青い便せんで別れの手紙を書いたかどうか

記憶にないのだが、なんとなくそのためだけに青い便せんを

買ったような気もする。

もし書いてたとして、今その手紙 読んだらめちゃくちゃ恥かしいやろな。

大体、小学6年生の別れの手紙ってなんだ?

別れる前に付き合ったかどうかも分かんやろ。





2011.5.11

八日目の蝉

昨夜、レイトショー (20:40〜) で鑑賞。

終わって時計を見たら、23:20 になっていてビックリした。

本編は、147分もあったのだが、全然長いと感じなかった。

それぐらい物語に完全に引き込まれた。

“優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした” というコピーが

印象的なこの作品。

永作博美 演じる 野々宮希和子 が、

愛人、秋山丈博 (田中哲司) の子供、恵理菜 を誘拐し、

4年間逃げながら育て、逮捕される。

映画は、冒頭、その裁判のシーンから始まる。

希和子は誘拐犯なので、けっして同情すべきではないのに、

子供と引き裂かれるシーンは、「捕まって良かった」 とは、

思えず、なんとかふたりで 逃げ延びて欲しいと願ってしまう。

あまりにも母子ふたりは、幸せだったから。

そして、実の母親の元に戻った恵理菜は、つらい人生を

歩むことになる。

大人になった恵理菜を演じる 井上真央、

誘拐犯の 永作博美 が、素晴らしい。

このふたり、本当の親子のように似てないか?

井上真央の出演作は、『僕の初恋をキミに捧ぐ』

『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』 に続き、

これで 3本観たが、ただかわいいだけじゃない、

(役柄のせいもあるだろうけど) 強さを感じる、

これからも楽しみな女優。

そして、子供時代の恵理菜を演じる子役、渡邉このみが素晴らしい。

小池栄子の (悪いけど) ちょっと気持ち悪いキャラも良かった。

井上真央の恋人役が、劇団ひとり というのは、なんかイヤやった。

シリアスな作品なので 芸人じゃなくて役者使ってほしい。

ラスト、どうなって終わるのか見当もつかなかったが、

希望を見出して終わって良かった。

タイトルの 「八日目の蝉」 の意味は、作品中に語られるので、

ぜひ観て確かめて欲しい。

考えさせられる作品だ。


★★★★☆





2011.5.12

グーグルで必要なことは、
みんなソニーが教えてくれた


ひと月ぐらい前かな、偶然、ブックオフで見かけ、

面白そうだなと思い、購入した本。

著者は、辻野晃一郎。

彼は、ソニーに22年間勤め、退職後、グーグルに入り、

その後、グーグル日本法人社長を務めた人。

(グーグルは、3年で退職している。)

ソニーという会社がどうして、一代で世界的企業にまで

成長したのか。

そして、どうして、この10年ほどで、世界の先端から

遅れていったのか。

例えば、ウォークマンは なぜ、iPod に負けたのかなど。

興味深い話が読める。

著者は ソニー時代、大変、愛社精神のあった人で、

ソニーを去るのも苦渋の決断であったであろうことは、

文面にあふれている。

しかし、そのためか、

(自分は、こんなにがんばったのに、会社が悪いから、

経営陣が悪いから、ソニーはこんな風になったんだ)

という風に 読めなくもない。

実際、そうなんだろう。

彼が、ソニーにつくした様子は充分読み取れるし、

それが報われなかったことも、良く分かる。

でも例えそうだとしても、そんな風に感じてしまったこと

がちょっと残念だ。

まあ、そう感じるしかないのかも知れないが。


そして グーグルは、完全に21世紀の新しい会社。

社長に就任後、社内のエレベーターの中で、

若い社員に 「どうですか?新しい仕事には慣れましたか?」 と

声をかけられたという。

それぐらい、社員が何でも自由に言いたいことを

言い合える会社だということなのだ。

また、コンピューターとインターネットが産業世界まで

大きく変えてしまったこと、日本が高度成長してきた

古いやり方では、世界から取り残されてしまうであろうことなど、

社会経済オンチの私にも良く分かった。

私は、あまりソニーと相性が良くなく、残念ながら、過去に

「ソニー製品は 早期に故障する」 という印象を

持ってしまった。

もちろん、たまたま故障が重なっただけなのだろう。

そのせいで、積極的にソニー製品を選ぶことはなかった。

それでも、昔は、ウォークマン (カセット)、DAT、MD など、

ソニー製品を使っていたものだ。

でも・・・

この本を読み終えて、改めて身の回りを見てみると

いつの間にか、使っているソニー製品は、ひとつもなかった。

時代は、変わったんやな。


本は、面白かったけど、

タイトルと内容にちょっと違和感を否めない。


グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた





2011.5.14

Cornell Dupree

5月8日、ギターリストの コーネル・デュプリー が亡くなった。

この数年、肺を患っていたそうだ。

享年68歳。

私には好きなギタリストがたくさんいるが、彼もその一人。

派手さはないけど、渋いギタリストだった。

最後にナマで観たのは、

2005年8月 Blue Note Tokyo における

”Cornell Dupree & The Soul Survivors” の公演だった。

1985年、ニューヨークのクラブでも観たし、

1988年の Gadd Gang の来日でも (大阪で) 観た。

その時の ピアノは リチャード・ティー。

リチャードも 1993年に他界。

コーネルは、70〜80年代、リチャードとともに

「Stuff」 というバンドに在籍していたが、

その Stuff のもう一人のギター、エリック・ゲイルも

1994年に他界。

今頃あっちで、3人でセッションしていることでしょう。

合掌。


1976年のStuff





2011.5.16

老化

大体が丈夫なのだ。

何がって、私のカラダ。

今年49歳になるが、今まで入院するような

大きな病気をしたこともなければ、骨折をしたこともないし、

縫うような怪我をしたこともない。

何かアレルギーがあるわけでもない。

強いて言うなら、胃腸はそんなに強いとは思わないが、

それも薬に頼ったり、医者に通ったりするほどのことでもない。

だから、サプリメントを飲んでも劇的にその効果を

感じることもない。

ありがたいことなのだが、その分、自分の健康を

過信してしまうところが あるのかも知れない。

7〜8年前、ぎっくり腰をやって、(ああ、いよいよ若くない ) と

いうことは文字通り痛感したが、今回の首の痛みは、

(いよいよ警告だと受け取るべきか) と思った。

老化というのは、急激に始まるわけではなく、

徐々に進行するわけだろうが、この1〜2 年は、

自分の精神とカラダのギャップが、より拡がった感じがする。

数年前から、妻が あるカイロプラクティックに通えと、

うるさかった。

前述したとおり、私はどこも悪くないので、

(行ったらきっと良いのだろうな) とは思いつつ、

中々行く気がしなかったのだが、

ついにこの首の件で行くことにした。

明後日、初診。

どんなことになるのだろう。

ちなみに カイロプラクティック は初だ。


余談だが、

老化というのは、何歳から始まると思う?

色んな考え方があるだろうが、私は 「生まれたときから」 という

考え方が好きだ。

生まれたときから、(厳密には生まれる前から)

変化は始まっている。

その変化を、始めの20年ぐらいを 「成長」 と呼び、

40代 50代以降の変化を 「老化」 と呼ぶ。

生まれてから死ぬまで、ずっと、ひと時も変化は止まらない。

つまり、言い換えれば、一生 「成長」 だし、一生 「老化」 なのだ。

しかし、年老いて 「成長している」 とは、言いがたい。

でも、小さい子供を見て、会うたびに大きくなることを

「老化が進んでいる」 と解釈してみるのは、中々面白い。





2011.5.18

礼儀はどこに

新宿の地下街を歩いていたら、

女性の 「ねえ、ねえ」 という 大きな声が聞こえてきた。

振り向いて見ると 若い女性が 60代ぐらいのおじさんに

道を尋ねていた。

「ねえ、ねえ」 のあとには、「東口ってどこ?」 という

言葉が続いた。

その口調のあまりの馴れ馴れしさに知り合いに訊いているのかと

思ったが、そうでは なさそうだった。

おじさんは、ひと言ふた言 答えたあと、女性から離れて行った。

“若い女性” と書いたが、10代では なさそうだ。

服装は いかにも少女のようだが、もしかしたら、

結構 年を取っているのかも知れない。

私から少し距離があったのと、あまりジロジロ見られないので、

何とも言えない。

彼女は、東口がどこかそのおじさんからは聞けなかったようで、

歩きながら、他の人に同じように馴れ馴れしく 「ねえ、ねえ」 と

声をかけていた。

(なんか、スゴイ人見たな) って思った。

礼儀 とかないねん。

あれは、フレンドリーとかちゃうで。




カイロプラクティック

今日は、カイロプラクティックの初診日。

まず はじめに おしっこを採り、血圧を測る。

なんかイメージしてたのとは違う。

検査と治療、そしてドクターからの説明、合わせて

ほぼ2時間を要した。

そう、ドクターなのだ。

私が行った 「中島カイロプラクティックセンター」 は、

中島先生という D.C.(ドクター・オブ・カイロプラクティック) が

院長だ。

なんでも、D.C.という称号は、日本では取得できないらしく、

D.C.のいるクリニックは日本に100ヶ所もないらしい。

それはさておき、私の首の痛みは、首が原因ではないらしく、

背骨のゆがみから来ているという診断で、その背骨のゆがみを

正常にしていく治療をするらしい。

ドクターの話を聞いて ちょっとうれしかった & 安心したのは、

私の内臓は、本来 丈夫だそうだ。

丈夫なのに、背骨のゆがみから来る原因のために、

機能が低下しているという。

よくなる 下痢や便秘も そのせいだというのだ。

つまり、その原因を取り除けば、内臓もしっかり働き出すし、

首の痛みもとれる、というわけだ。

ちょっと、ほんまかいな とも思うが、まあ信じて通ってみようと思う。

明日も行きます。





2011.5.19

JOE SAMPLE & THE CREOLE JOE BAND
featuring RAY PARKER Jr., JUNE YAMAGISHI
& C.J.CHENIER


アメリカに渡って活躍しているギターリストの一人に、

山岸潤史という人がいる。

私は、この人のギターが好きで、彼が日本で活動していた頃は、

何度か、ライヴに足を運んでいる。

ざっと覚えているだけでも、7〜8回は観た。

とっても、歌心のあるギターを弾く人なのだ。

今回、なんとジョー・サンプルのバンド・メンバーとして、

来日 (帰国?) した。

何年ぶりかな。

彼のギターをナマで聴くのは。

江戸屋のブルース・ギターのイベントを 日比谷の野音で観たのが、

最後のような気がする。

調べてみると、1996年6月16日だ。

ちなみに、この日の模様は、CD と DVD にもなっている。

そういうわけで、楽しみにしていた、

「JOE SAMPLE & THE CREOLE JOE BAND」 の

ライヴ (@ Blue Note) に行ってきた!

メンバーは、

Joe Sample (accordion, key)
Ray Parker Jr. (g,vo)
C.J. Chenier (vo,accordion)
Nick Sample (b,vo)
Doug Belote (ds)
山岸 潤史 [June Yamagishi] (g)
Sharon Martin (vo)
Gerard Chemier (washboard)

もう一人のギターは、レイ・パーカー・Jr。

あの 「ゴースト・バスターズ」 の人だ。

上記メンバーの一番下の 「washboard」 はその名のとおり、

洗濯板。

金属製の洗濯板をこすって音を出す、パーカッションだ。


今日の演奏は、勝手にニューオリンズものだと思い込んでいたら、

ちょっと違って、「ザディコ」 というルイジアナの古くからの

音楽だった。

バンド名にある 「クレオール」 とは、ルイジアナに住む、

黒人とヨーロッパ人 (特にスペイン、フランス) のハーフを

指し、「ザディコ」 とは、そのクレオールの音楽らしい。

これは、ジョー・サンプルが ずっとやりたかったプロジェクトらしい。

ブルーノートのサイトには、「ルイジアナ・ファンク」 という

説明もあったが、私の印象は、ファンクというより 「古いR&B」 という感じ。

音楽はそれなりに楽しめつつも、大好きなタイプではなかったが、

山岸さんが、元気にギターを弾く姿を観られただけで良かった。

しかも、アメリカ人に混ざって。

これは 私的には、メジャーリーグで活躍する野茂 (古い?) とか

イチローを観るようなもんなのだ。


隣に座っていたおっちゃんが、やたらと大笑いしていたので、

ジョーやレイの MC や、ブルースの歌詞とか

かなり面白かった模様。

やっぱり、英語が分からんと100% 楽しめんっちゅうこっちゃな。

何べんも このこと書いてるような気ィ するけど。

そうそう、ジョー・サンプルが、蝶ネクタイをしていて、

メガネをかけてると、カーネル・サンダースに見えたよ。





2011.5.21

カイロプラクティック 2

水曜日から、新宿の カイロプラクティック に通い始めた。

今日で、連続 4日目。

昨日あたりからずい分と楽になり、今は首の痛みは、ほとんどない。

完治とは言えないが、95% ぐらい治った感じ。

すごい。

先生の話では、首の痛みは もう出ないように

今回根本的に治療するとのこと。

ここでは、治療のはじめは、5〜6日連続で通うことになっており、

月曜日も行く予定。(5日目)

あと何回通うか まだ分からないけど、

この機会に治してしまいたい。





2011.5.22

森高ショック!

花王の 「ハミングNeo」 のテレビコマーシャル。

妻に言われるまで 森高千里 だと気が付かなかった・・・。

ちょっとショック。
  ↓
ハミングNeo TV CM





2011.5.23

理不尽

最近、理不尽に感じたことを、二つ。

一つ目。

カイロプラクティック は、保険が利かない。

私は、治療に通っており、その効果も感じているのに

毎月支払っている高い保険料を生かせないというのは、

どうも解せん。

「代替医療にも保険を」 という話も 聞いたことはあるのだが、

色んな障害があるらしく、法的整備は、中々実現していないようだ。


二つ目。

以前、初めての裁判について書いた。

そのエントリーが これこれ

裁判は、家賃を払わない借主を訴えたものだった。

和解交渉には応じたものの、結局、被告がその約束も

破ったので、3月に判決をもらった。

判決の内容は、被告に対し、

「物件を明け渡せ。滞納家賃を払え。訴訟費用を払え。」 と

いう内容。

こちらとしては、強制執行も考えている、すぐに出て行って欲しい と、

先方に伝えたのだが、それからも、

「滞納家賃を払うのでもう少し待って欲しい」 と言う。

それで、4月末を最終期限としたが、結局 支払われなかった。

その後いよいよ、強制執行の申し立てをした。

強制執行というのは、裁判所から執行官が来て、

強制的に明け渡しを行うもの。

その日までに 被告が出て行かなければ、

トラックに荷物を積んで明け渡してもらう というものだ。

但し、その費用は、こちらが一旦 支払わなければならない。

運び出した動産は、一定期間保管しなければならず、

それにも費用が発生する。

もちろん、被告に請求できるのだが、家賃も払えなかった会社が、

それらの費用を払うかどうかは分からない。

いずれにしろ、私としては一日も早く明け渡して欲しかったので

強制執行の手続きをし、先日、現地で執行官と待ち合わせた。

どれくらいの荷物があるか等を調査し、強制執行の日取りを

被告に通告するためだ。

そこで、被告に対し 執行官が言った言葉に、

思わず私は声を上げた。

なんと、強制執行の日が、1ヶ月先だというのだ。

昨年夏から、家賃の滞納を繰り返し、こちらからは 11月に契約解除を

通知し、現時点でも 4ヶ月分の滞納があるその被告に

まだ1ヶ月の猶予を与えるというのだ。

私は、思わず 「それは、受け入れられません。

強制執行の日をもっと早めてください」 と執行官に

申し出た。

その時の彼の言葉にひっくり返りそうになった。

「強制執行の日は、私が決めます。不服なら裁判してください」

賃料を回収できない大家より、

家賃を滞納している店子 (たなこ) の方が

大切に扱われているかのような 状況。

かねてより、「日本では借家法という法律が借主を守る」 という

話は聞いていた。

(でも、それは、住居の話だろ?) と 思っていたのだが、

事務所でも同じように 借主には優しい日本の司法。

アメリカ映画では、家賃が払えない借主が家に帰ると、

家財道具が表に放り出されていて、鍵が取り替えられてる、

というような話があるが、日本では絶対にありえない。

(アメリカでは本当にあるそうだ。)


理不尽だ。


でも、初めてのことばかりだったので、ずい分勉強になった。

それにしても、何ヶ月も前から言うてるねんから、1ヶ月も要らんやろ。





2011.5.25

妻の味覚

妻は 柿の種 と ピーナッツ が混ざった 「柿ピー」 が大好きだ。

それをデザートと呼ぶくらい好きだ。

先日、私が買ってきた (柿ピーではないのだが、

柿ピーに似た) おかきとピーナッツの混ざった菓子を

食べて、彼女はこう言った。

「おいしかった。どこで買ったの?」

実は、近所の、割と色んなものが安いスーパー、

「オオゼキ」 で買ったのだが、

冗談で、「成城石井」 と答えた。

(「成城石井」 は富裕層を対象にしたスーパーで、

基本的に安いものは置いていない)

すると、

「やっぱり。違うと思った」 やて。





2011.5.27

目には目を

「目には目を、歯には歯を」 は、ハムラビ法典に記されている。

これって学校で習ったんやったっけ?

なんで知ってるんやろ?

それはさておき、「目には目を〜」 は、本来、

「やられたら、やりかえせ」 という意味ではないらしい。

「やられた以上の報復はしてはならない」 という

報復拡大を禁止する戒めの教えだという。


さて、2004年にイランで プロポーズを断られた男が、

相手の女の顔に硫酸をかけ、両目を失明させた。

プロポーズするほど、好きな女に硫酸をかけるなんて、

もうこの時点で理解できないけど、好きな分、

断られた恨みも大きいっちゅうことなんやろう。

で、女は男に対し、同様に硫酸をかけて失明させるよう求め、

2008年にその刑が確定したっちゅうから、またスゴイ。

「硫酸かけて、失明」 の刑やで。

これには、宗教的文化的背景が大きく影響しているのは

間違いないけど、世界にはスゴイ刑があるもんやね。

ところが最近、執行される予定であったその刑が、

延期されていたらしい。

女は延期決定には関わっていないと言っているようだが、

顔の手術代200万ユーロ (約2憶3000万円) を

男が払うなら、刑執行の免除を考える、と言っているらしい。

まあ、その方がいいよね。

男が 全額払えるかどうかは別としても、男を失明させても

彼女は救われんやろ、と考えるのは、異宗教の人間の言い分か。

また、この刑の執行は人権団体が中止を求めるなど、

物議をかもしているらしい。


ニュース記事
 ↓
硫酸で失明のイラン女性、手術代と引き換えに「報復刑の免除希望」





2011.5.27

電話営業

会社には色んな営業の電話がかかってくるが、

時々、(失礼やな!) と思う電話がある。

今朝の電話。

「○○ (会社名らしき名称) といいますが、
 社長様いらっしゃいますか?」

「社長は、ここにはおりませんが、どういったご用件でしょうか?」

「社長さんは、いつもおられないのですか?」

「はい。いつもここにはおりません」

 ガチャッ!

こんな失礼な電話をするやつに まともな仕事ができるのだろうか?

顔が見てみたい。(見んでええけど)

電話営業で がんばっておられる方には悪いけど、

「社長様いらっしゃいますか?」 と言った時点で、

ほぼ100%不要な電話だ。

こちらの代表者の名前も知らずにかけてきているのだ。

おそらく、何の会社かも知らずにかけてきているのでは

ないだろうか。


実は、私は電話営業の会社に就職したことがある。

29歳の時 (20年前)、初めての就職先が電話営業の会社だった。

朝から晩まで、ひたすら電話をかける。

電話帳の上から順番に。

相手は、会社ではなく個人だったような気がするが、

平日の昼間にかけるわけだから、会社にもかけていたのかも知れない。

何を売るのかというと、行政書士の資格をとるための教材だった。

それこそ、相手が誰か分からずにかけているのだから、

ほとんどの人には、ただの迷惑電話だ。

中には忙しい方もいるだろう。

乱暴な言葉を吐き、電話を切る人もいる。

今朝、かけてきた無礼な営業マンは、

もしかしたら何度も電話を切られているので、

切られる前に切ったのかも知れない。

いきなり電話を切られて良い気のする人はいないもんな。

でも、そんなことすべきではない。

かけた側に、「迷惑だ」 と、どなられたり、

電話を切られたりする覚悟がなければ、やるもんじゃない。

さて、私はその電話営業の仕事が つらくてつらくて、

一週間で辞めた。

上司を見ても 同じように朝から電話をかけ続けているだけ。

しかも、部長は周りの声がうるさいので、

デスクの下にもぐって電話をかけていた。

そんな上司を見て、魅力的な職場に感じることが

できなかったのだ。

と 同時にあんまり世の中の役に立ってない感じもイヤだった。

なにしろ、仕事をすればするほど、

「迷惑だ」 「かけてくるな」 とたくさんの人に言われるのだから。

そんなこと、小心者の私には耐えられるはずがない。

ちなみに、大体の確率だが、100人に電話して、

資料を送るために住所氏名を聞きだせるのが、1人。

資料を送った先100人に、

「どうですか?」 と電話して、申込みに至るのが、1人。

成約の確率は、1万分の1だ。

残りの9999人のうち、全員ではないにしても ほとんどの人には、

迷惑電話だったような気がする。

そして、教材を買った10人のうち、実際に勉強して試験を受けるのが

5人で、そのうち1人ぐらいが合格・・・そんな感じだったように思う。

もう、会社名も覚えていないが、今でもやっているのだろうか・・・。





2011.5.28

コミュニケーションをとろう!

昨日は、20年前に1週間で会社を辞めた話を書いたが、

パン屋さんへアルバイトに来る人たちの中に

数日働いて、無断で来なくなる人が 時々いる。

店長に聞くところによると 最短 数時間で消えた人もいたそうだが、

そんなのは論外として、数日勤めてみて、

(自分には合わないな) と思ったら、

「すいません。思っていた仕事と違うので

辞めさせていただきます」 と言えば良いだろ?

それが1週間勤めて、連絡もなく来なくなる人がいるんだ。

もちろん、電話をかけても出ない。

来なくなるのは、大体、初めての休み明けが多い。

休み中にイヤになるんやろ。

私も月曜の朝、「辞めます」 電話をしたので それは分かる。

でもなんで、「辞めます」 ってひとこと 言えないんだろう?

まだ バイト料の振込先口座を聞いていないので、

その1週間分のバイト料を振り込むことも出来ない。

ちゃんとコミュニケーションを取ってやめれば、

働いた分はもらえるのに、その1週間分の

バイト料を捨ててまで、黙っていなくなるというのは、

どういうことだろう?

そして、どういうわけか、黙っていなくなるのは、

男性の方が多い。

とほほ。

しっかりしろよ、男たち!

ちなみに私は、1週間でやめても お給料もらいました。


黙って辞めるのは、男性の方が多いが、女性で私は、

こういう苦労をした。

バーテンダー時代、私は店長だった。

細かいことは忘れたが、まだ20歳ぐらいの

女性バーテンダー A子を何かのことで叱った。

その後、A子がいつまでもぐずぐず泣いているので、

「仕事をしないなら、帰れ」 と言った。

すると彼女は、中学生が授業中に友達に渡すように

手紙を書いて謝ってきた。

私が目の前にいるのに!


A子のあとに雇った B子 (やはり20歳ぐらい) は、

確か数日で 辞めたか 辞めてもらうことになったのだが、

この人も直接 (電話でも) 話すことが出来ず、

辞める際のやり取り (店の鍵を返してもらうこと等) を

なんと FAX で行った。

不思議な人たちだった。


きっと今では、手紙やFAXではなく、メールになってるんやろな。

考えてみたら、どんな状況であれ、人と直接話せない人に

接客業が務まるわけがない。

コミュニケーション能力 というものを 小学校で

身につくよう教育して 欲しいと切に願う。

って、私のコミュニケーション能力は棚に上げてるが。





2011.5.29

昨日は、4ヶ月ぶりの映画2本立て。

久しぶりの 飯田橋ギンレイホールにて。



愛する人

原題が、「MOTHER AND CHILD」。

邦題 「愛する人」 は ちょっと安易というか イマイチ。

でも、映画は良かった。

原題どおり、母と子の関係について考えさせられる。

この映画では、父親は、あんまり重要でない。

男の私が観ても泣ける作品なので、

これは、女性、特に娘を持つ母が観たら、

かなり グッとくる母性の物語だろう。

14歳で子供を生み、すぐに養子に出し、37年間、

その会ったことのない娘を思い続ける母 カレン役に

アネット・ベニング。

気難しい人なのだが、だんだんかわいくなってゆく。

気難しいときは、ホントにイヤなおばはんなのに、

別人のようにきれいになってゆくのがすごい。

そして、養子に出された娘 エリザベス役に ナオミ・ワッツ。

全く別の養子を求める夫婦の話が同時に進行していて、

(どこでつながるんやろ?) と思てたら、終わり間近に

バシッとつながる。

人間って、哀しく、素晴らしい。


★★★★☆




君を想って海をゆく

これ、邦題ダサすぎ。

原題が 「Welcome」 で、そのままでは日本人向けではないし、

適当なものが思いつかず、妥協して決めたんちゃうか、

というような邦題。

まあ、良い邦題つけるの、難しいと思うけどね。

映画の方は、エンディングで (久しぶりに フランス映画観た) って思った。

イラクからのクルド難民が フランス最北端の町に

たくさんやってくる。

17歳のビラルもクルド難民。

イラクから何ヶ月もかけて歩いてやって来た。

そして、家族とロンドンへ移住した彼女に会うために、

イギリスへ密航しようとするが失敗して捕まってしまう。

それで ビラルは、ドーヴァー海峡を泳いで渡ろうと水泳を習い始める。

その水泳のコーチが、主人公シモン。

シモンが ビラルに水泳を教えていくうちにだんだんと

変わっていく。

ロンドンに渡った彼女は、家族のために

無理やり 嫌な結婚をさせられようとする。

一刻も早く、ロンドンへ行きたいビラル。

ドーヴァー海峡を10時間泳いで渡ろうとする、

17歳の命がけの恋の行方は・・・。


この映画を観て、以前観た 「扉をたたく人」 を思い出した。

本作も同様に 不法入国者の問題を描いている。

「扉を〜」 では、ニューヨークで シリア人が不法滞在で捕まったが、

本作、フランスでは、クルド人を捕まえるでもなく (捕まえても

すぐ釈放している)、祖国が戦争中のため、送還するでもなく、

そして、他国 (イギリス) へ出国させるでもない。

そのくせ、クルド人の世話をするフランス人を取り締まるという、

なんとも矛盾だらけの状態なのだ。

何かがおかしいが、どうしようもないということなのだろうか。


途中、「Welcome」 という文字が、映し出されるシーンがある。

それを観て、原題 「Welcome」 は、皮肉に感じた。

フランス人役者は、あんまり知らないが、

主役 シモン役の ヴァンサン・ランドン、

その別居中の妻 マリオン役の オドレイ・ダナ が良かった。


★★★▲☆





2011.5.30

撮影実習

昨年、デジタル一眼レフカメラを購入し、

ニコンの基礎講座 (5回) を受講したことは

ここでも書いたが、どうも、まだ思ったとおりに

写真が撮れない。

一番の原因は、撮影数の少なさだとは思うのだが、

やりたいと思っていても 中々 「写真を撮る日」 というのは、

設けにくいもんだ。

で、先日から 同じくニコンの実践講座 (これも5回) というのに

通いだした。

基礎講座の講師は、(たぶん50代の) 男性だったが、

今回は、(30代の) 女性。

講師は皆、プロ・カメラマンだ。

人によって得意とする写真の分野も様々なようなので、

講座に参加することで、色んなタイプのプロ・カメラマンの

話を聞けることは、貴重だ。

今回の講座のテーマは、「スナップ写真」。

一昨日はその第2回で撮影実習日。

あいにくの雨だったが、雨の日にしか撮れない写真というのも

あるので、それはそれで面白かった。

ただ、カメラが濡れるのと、傘を持っての撮影が

難しかったけどね。

集合場所は、東京大学。

初めて入ったけど、東大って、一般の人も

自由に出入りできるんやね。

ちょうど、文化祭みたいなのをやってて、学生も多かった。

東大で1時間ほど撮影したあと、本郷三丁目近辺で撮影。

この辺って、古い町並みも残ってて、中々風情もある。

新坂、菊坂、金魚坂って坂道もあって、

天気の良い日にまた散歩してみたいようなところ。

では、作品の一部を紹介。




























2011.5.31













別々に見ると すごく似てると思うのに、

こうやって、3人並べてみるとそんなに似てないなぁ。

見栄晴 と 海江田万里 と 石丸謙二郎。



ひとりごと  ひとりごと