Top Pageへ  Laguna Moon  Live記録  Live記録  Guitars  LINK


つつみしんやのひとりごと 2009年 
    感想・ご意見はshinya◇shin223.com
    メールをくださる方は、上記アドレスの◇を@に変えて送ってください。(スパムメール対策)


2009.6.1

祝!

ついに 「ひとりごと」 2周年である。

そして、なんと明日6月2日で、私たちは結婚10周年だ。

おぉぉぉ、よく続いているなぁ〜。

入籍前に1年間、お試し期間 (同棲期間) があったので

それを入れると 一緒に暮らして11年になる。

10年以上続いたものは、ギター以外初めてだ。

これは、ひとえに妻の脳天気さのおかげだ。

どんな風かというと、

陽気な小学生が家にひとりいると 思ってもらって差しつかえない。

TV で、リズミカルな音楽が流れると、一緒に歌うか、踊るのである。

小学生だろ?





2009.6.2

ああ、結婚

昨日も書いたが、今日は、私たちの結婚記念日で

ちょうど10年目だった。

10周年は、アルミ婚式といって、銀や金に比べると ちょっと安っぽい。

今年は、私の両親は金婚式、50周年を迎える。

父は 今年79歳、母は 今年74歳。

私たち夫婦が、金婚式を迎える時は、妻が 85歳、

私が87歳で、二人とも元気でいられるかどうか疑わしい年齢だ。

もし、元気に迎えることが出来たら、奇跡だ。

もちろん、これから先、別れないという保証もないのだけれど、

いったい 何周年まで迎えられるのだろうか。

昨年、妻の両親の金婚式の記事を書いた時にも引用したが、

ウィキペディアにある、イギリス式による結婚記念日呼称の一例を

もう一度引用しよう。

 1周年:紙婚式
 2周年:藁(わら)婚式、綿婚式
 3周年:革婚式
 4周年:花婚式、絹婚式、皮婚式(皮革婚式)、書籍婚式
 5周年:木婚式
 6周年:鉄婚式
 7周年:銅婚式
 8周年:青銅婚式、ゴム婚式、電気器具婚式
 9周年:陶器婚式
 10周年:アルミ婚式、錫(すず)婚式
 11周年:鋼鉄婚式
 12周年:亜麻婚式
 13周年:レース婚式
 14周年:象牙婚式
 15周年:水晶婚式
 20周年:磁器婚式、陶器婚式
 25周年:銀婚式
 30周年:真珠婚式
 35周年:珊瑚婚式
 40周年:ルビー婚式
 45周年:サファイア婚式
 50周年:金婚式
 55周年:エメラルド婚式
 60周年:ダイヤモンド婚式
 75周年:プラチナ婚式


来年は、鋼鉄かぁ。

アルミよりは、固そう。





2009.6.3

接 吻

昨年公開された 小池栄子、豊川悦司、仲村トオル の

出演する映画 『接吻』。

気になっていたのに 映画館で観そびれてしまったので

DVD を借りて観た。

小池栄子と豊川悦司は、素晴らしい。

特に小池が、こんな良い女優だとは知らなかった。

TV のバラエティより、本格派女優の線で行ってほしいくらい。

豊悦も、セリフの少ない難しい役を素晴らしく演じていた。

仲村トオルについて、私は数作品、映画や TV で彼を観ているが、

どれもイマイチ良いと思えなかった。

今作も、どうも、映画の中で 「芝居」 をしているように、見えてしょうがない。

好き嫌いの問題かも知れないが、彼ではなくもっと良い役者だったら

良かったのに、と思ってしまった。

ストーリーは、

無差別殺人犯、坂口 (豊川悦司) と、彼をTV のニュースで観、

心惹かれていくOL、京子 (小池栄子) と、

坂口の国選弁護士、長谷川 (仲村トオル) の物語。

先が読めないのと 小池と豊悦のすごさで、映画に引き込まれてしまう。

そして、ラスト。

かなり、難しい。

理解できない。

脚本家 (万田珠実) による そのラストの説明が、公式サイト

PRODUCTION NOTE にあるのだが、

その説明を読んでも理解できない。

でも、理解できなくて良い作品なんだと思う。

実際、数年前、死刑囚と獄中結婚した女性がいた。

その無差別殺人犯のことも、結婚した女性のことも

やっぱり、理解できないし、理解しようとも、したいとも思わない。

だから、今作は理解できなくていいんだ。

ただ、映画なので理解できないと、自分の中で

落としどころがなく、困ってしまうのだ。


あと 「怖かった」 という感想も多いようだが、

確かに映画館で観たら、もっと怖かっただろうと思う。





2009.6.6

ブロークン・イングリッシュ

昨年公開された 『ブロークンイングリッシュ』。

予告編を見た時か、どこかでポスターを見た時か、

覚えてないのだが、とにかく、どこかの時点で、

男優が 『LOST』 の ジャック役 の マシュー・フォックス だと

思い込んでしまっていた。

実際は、メルヴィル・プポー というフラン人で、全くの別人だった。

似てると言えなくもないが、まあ似てないだろう。

映画の内容云々よりも 自分の思い違いと その思い込みに

ビックリしてしまった。

観る前は、(あの人、『LOST』 の ジャック役 のイメージが

強いから・・・)と 心配していたが、その心配は無用だった。

さて、作品は、中々恋人が出来ず結婚も出来ない、30代独身女性ノラを

描いたラブストーリー。

で、その メルヴィル・プポー という役者が、フランス人 ジュリアンの役で、

ニューヨークに来たときに、ノラと出会い恋に落ちるが、

フランスに帰ってしまい、離れ離れになり・・・というストーリー。

退屈は、しなかったが、特別面白いわけでもなかった。

主役の恋物語より、主役とその親友との友情の方が、私には魅力的だった。


★★★☆☆





2009.6.6

お休みのお知らせ

明日7日は大阪の実家へ、8日(月)から10日(水)までは、

九州 宮崎、鹿児島へ行ってくる。

私の両親の金婚式 (実際の結婚記念日は9月だけど) の

祝いの旅行で、以前は大阪に住んでいた宮崎在住の

叔母 (母の妹) 夫婦とも久しぶりに会える。

そんなわけで、明日から水曜日まで ひとりごとの更新を

お休みします。

面白い土産話があれば良いのだけれど。





2009.6.11

旅の報告

昨日、宮崎、鹿児島の旅より 無事戻った。

今回の旅は、私の両親の結婚50年の祝いの旅。

家族で旅行に行くのは、子供の時以来だ。

久しぶりに宮崎に住む叔母夫婦にも会えたし、

念願だった叔母への謝罪も果たした。

いくつかの観光スポットを周ったが、

中でも印象的であったところについて書こう。


【知覧特攻平和会館】

太平洋戦争当時、鹿児島県の知覧に特攻隊の基地があった。

今は、その基地跡に平和会館があり、特攻隊に関する貴重な

資料が展示されている。

彼らは、20代前半か、若い人は、17歳で、国のために

爆弾を抱いて、敵の軍艦に体当たりした。

家族へ宛てた多くの遺書が強烈だ。

読むのがつらくて、ほんの少ししか読めなかった。

戦争は、してはならない。

どんなことがあっても、してはならない。



【砂むし温泉】

鹿児島県指宿市にある山川砂むし温泉。

TV で見たことはあったが、初体験だった。

浴衣を着て、砂浜に寝転がり、係りの人が身体に砂をかけてくれる。

砂は天然の温泉熱で熱くなっており、その熱と砂の重み (圧力) で、

10分ほどで、汗が吹き出す。

面白いことに特に下半身に 脈拍のリズムで砂の圧力を感じる。

関節炎や肩コリ、腰痛、冷え症に効くらしい。

 あ、熱い〜



【鵜戸神宮】

宮崎県日南市にある神社なのだが、日向灘に面した断崖の

洞窟内に本殿がある。

よくもまあこんな所に作ったなぁ、という感じだ。

歴史とかには興味がないので、何の神様かとか、

分かってないのだが、やたらと 「おちち」 という文字が

あちこちに書かれていた。

なんでも、安産やお乳が出るようにと育児を祈願する神社でもあるようだ。

  

「運玉」 という素焼きの玉を 5つ100円で買って、崖の上から

男性は左手、女性は右手で願いを込めながら、ある穴めがけて

投げ、その穴に入ると願いがかなうという。

甥っ子は、5つ投げて、3つ入れたが、

私は、ひとつも入らなかった。

トホホ。

 しめ縄の中心の穴めがけて投げるのだ。



【古澤醸造合名会社】



九州といえば、焼酎だ。

今回、案内をしてくれた叔父が以前、酒屋を営んでいたこともあり、

宮崎県日南市にある 古澤醸造合名会社 の見学ができた。

酒蔵見学なんて、初体験だ。

古澤醸造合名会社は、「八重桜」 が代表的な醸造会社だ。

「八重桜」 は、大阪の姉の店 (居酒屋) でも出しており、

ちょうど、日曜日に飲んだところだった。

私は、焼酎は主に芋を好むが、「八重桜」 には、

芋焼酎も麦焼酎もそば焼酎あったのだった。

見学の上、試飲もさせてくれた。

場内にあったホワイトボード書かれていた文章がいい。
   ↓

 では皆さん 世間で言う“GW”も なみだしてがんばって下さい。
 ビン詰めノルマ 愛と真心と頑張って達成しよう!



古澤醸造合名会社



【東国原知事】

宮崎県庁へは行かなかったが、

宮崎空港で東国原知事と記念撮影意をした。
   ↓


せっかっくなので漫才をして、突っこんでおいた。
   ↓
 なんでやねん!





2009.6.12

告白!クラブ活動

私の通った小学校では、4年生からクラブ活動というものがあり、

全員何かの部に 属せねばならなかった。

クラブは、確か水曜日の午後にあったように思う。

4年生になった私は、当時一番好きだった学科が、

「図画工作」 だったので、図工部 に入った。

5年生のときも 図工部だった。

ある日、他の部が 教室で、紙粘土をこねて、

牛乳瓶の周りに貼り付け、絵の具で色を塗っていた。

何をしているのかと思えば、花瓶を作っていたのだ。

それは、家庭科部 だった。

工作好きの私は、凄くそれが うらやましかった。

6年生になる時に学校が分離した。

今まで、5クラスあったのだが、2クラスになった。

6年生1学期のはじめ、「クラブ活動は何にする?」 と

仲良しのO君と話していて、私はどうしてもあの花瓶作りがしたくて、

「家庭科部にしよう」 とO君を誘った。

クラブ活動が始まってみると、6年生の女子はひとりも

家庭科部には 入らなかったので、なんと、6年生は、

私とO君の男子2人だけ、あとは5年生の女子だった。

(4年生の女子が いた覚えがない。たぶん

クラブ活動は5年生からになったんだろう。)

クラブは、女子がいないおかげで、私とO君のわがまま言い放題で、

顧問の先生に、

「せんせぇ、来週はハンバーグ食べたい」

「スパゲティ 食べたい」 などと、言っては、

実習内容を決めていた。

結局、花瓶は作っていない。

卒業が近づき、卒業アルバムの写真を撮ることになり、

「家庭科部」 の部員として写真が残ってしまうことが、

男子としては、どうにもカッコ悪いと思ったのだが、

写真に写らないわけにはいかない。

で、この写真だ。







 左からO君、私、顧問の先生

 見えにくいが手にはフライパンを
 持っている。



知らない人が見たら、

「なんで家庭科部なのに女子がいなくて、男子2人なの?」 って

不思議に思うだろうな。

それにしても、なんで女子がいなかったんだろう?





2009.6.14

逆説の10か条

有名な言葉なのでご存知の方も多いだろう。

マザーテレサで有名になったようが、彼女の言葉ではなく、

ケント・M・キースという1949年生まれのアメリカ人が作者で、

マザーテレサ の コルカト (カルカッタ) にある 「孤児の家」 の壁に

書いてあった言葉だそうだ。

原文が英語なので訳し方によって、かなり印象が変わる。

例えば、「anyway」 を 「気にすることなく」 って訳しているものが

あったが、全部それだと無理がある。

いくつかの訳を読んだが、下記の訳が一番良いと思った。

ネット上で見つけたもので、訳者は分からない。

原文とあわせて紹介する。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

「逆説の10か条」 ケント・M・キース

The Paradoxical Commandments
Finding Personal Meaning In a Crazy World
by Dr. Kent M. Keith

1. 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
  それでもなお、人を愛しなさい。

 People are illogical, unreasonable, and self-centered.
 Love them anyway.

2. 何かよいことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと
  人に責められるだろう。
  それでもなお、良いことをしなさい。

 If you do good, people will accuse you of selfish ulterior motives.
 Do good anyway.

3. 成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
  それでもなお、成功しなさい。

 If you are successful, you will win false friends and true enemies.
 Succeed anyway.

4. 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
  それでもなお、良いことをしなさい。

 The good you do today will be forgotten tomorrow.
 Do good anyway.

5. 正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
  それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。

 Honesty and frankness make you vulnerable.
 Be honest and frank anyway.

6. 最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も
  小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。
   それでもなお、大きな考えをもちなさい。

 The biggest men and women with the biggest ideas can be shot down
 by the smallest men and women with the smallest minds.
 Think big anyway.

7. 人は弱者をひいきにするが、勝者の後にしかついていかない。
  それでもなお、弱者のために戦いなさい。

 People favor underdogs but follow only top dogs.
 Fight for a few underdogs anyway.

8. 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
  それでもなお、築きあげなさい。

 What you spend years building may be destroyed overnight.
 Build anyway.

9. 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し
   伸べると攻撃されるかもしれない。
   それでもなお、人を助けなさい。

 People really need help but may attack you if you do help them.
 Help people anyway.

10.世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを
  受けるかもしれない。
  それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。

 Give the world the best you have and you'll get kicked in the teeth.
 Give the world the best you have anyway.

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

タイトルの 「The Paradoxical Commandments」 は、

「逆説の戒律」 ということだろうが、

「Finding Personal Meaning In a Crazy World」 は、

どういう意味だろう。

「狂った世界で個人的な意味を見つけること」 では、

何が言いたいのか分からない。

どなたか適切な訳を知っていたら、教えてください。





2009.6.16

悟 り

たまたま、つけたテレビ (NHK) で、

宮崎奕保 (みやざきえきほ) さんという お坊さんの特集をやっていた。

宮崎さんは、永平寺78代貫首で、昨年、106歳の天寿を全うするまで

修行僧の先頭に立って 座禅一筋の生涯を貫いた方だ。

曰く、(正確には覚えてないけどこんな内容)

  禅いうたら、殊更何かあるように思てるが、
  歩いても禅、しゃべっても禅。
  スリッパ脱ぐのも禅。
  脱いだスリッパがまっすぐでなかったら、
  それは、自分がまっすぐでないということ。
  全ては自分の心の表れや。


う〜、耳が痛い。

そして、一番印象に残った言葉がこれ。

  いつ死んでもええと思えることが、
  悟りやと思ってた。
  それは、間違いやった。
  平気で生きていることが、悟りや。

  平気で生きることは難しい。
  死ぬときが来たら、死んだらええんや。



半年ほど前、映画 『禅』 を観て、

道元禅師のことを知りたいと思ったのに

何もしていないな・・・。





2009.6.19

マルタのやさしい刺繍

昨年の 『僕のピアノコンチェルト』 以来の スイス映画。

2006年、スイスで動員 No.1 だった作品らしい。

日本では、昨年10月に公開され、観た人には高評価を得ているものの

宣伝費が少ないためか、上映館が少ないためか、

知名度は低いようだ。

夫に先立たれ、生きがいをなくしていた80歳の老婆が、

若い頃の 「ランジェリーブティックをやりたい」 という夢を思い出し、

友人たちとともに ショップ オープンのため奮闘する、という物語。

田舎の保守的な村なので、「下着なんていやらしい」 と

周囲の反対や中傷に合うが、おばあちゃんはあきらめない。

今年観た 『YOUNG AT HEART』 もそうだったが、

歳を取ることは、人生をあきらめることではない、と改めて思う。

何かを始めようとすると、必ず応援してくれる人と、

足を引っ張る人がいるものだ。

いつも、前者でいたいものだ。

スイスの田舎の風景も美しい。

一度、ああいう所へ行ってみたい。

良い映画でした。


★★★★☆


マルタのやさしい刺繍 オフィシャルサイト





2009.6.20

Bali Cafe

渋谷に Monkey Forest という バリ島料理のお店がある。

バリ島料理では有名なお店らしい。

今日は、そこで FIZ (Pico+桜井俊也) のLIVE があり、

お店の視察を兼ねて PA (音響) のアシストに行ってきた。

お店の視察、というのは、私もそこで LIVE 出演をという

目論見があったからだ。

LIVE は、ランチタイムと夜の営業の間の時間を使って

行われた。

オーナーの N さんとも挨拶が出来たので、

LIVE も今後考えていきたいのだが、

その前に、バリ島料理って食べたことがなかったので、

近々、夜に食べに行こうと思う。

今日は、LIVE の後、ランチを食べさせていただいたのだが、

中々、私好みの味でおいしかった。

店内は、バリから持って来たと思われる、美術品や調度品が

たくさん飾られている。

これは、そんな中の一つ。

バリのお雛様だろうか。

誰かに似ているような気がする。




店先の植木鉢には、小さなピーマンのような植物が実を付けていた。



この実の赤や黄色をぼぉ〜っとながめながら、自然の色ってスゴイな〜なんて

思っていたら、昔、何かで読んだこんな言葉を思い出した。

 「空を見て、青がもうちょっと こうだったら良いのにとか、
 葉っぱを見て、緑がもうちょっと濃かったらとか、
 薄かったら良いのにとか、思わないでしょう?
 自然 (宇宙) は完璧なのです。
 あなたもその自然 (宇宙) の一部なのですから、生まれつき完璧なのです。」





2009.6.21

Mike Stern Band

もう6〜7年、毎年観に行っている Mike Stern 。

今年は、3月の YELLOWJACKETS との公演も観たので2回目。

3月6月と続けて来日したせいだろうか、

いつもより、ちょっとお客さんが少ないような気がした。

今回のメンバーは、昨年6月と同じ、

MIKE STERN(g)、RANDY BRECKER(tp)

DAVE WECKL(ds)、CHRIS MINH DOKY(b)

昨年にも増して、一層 バンド感が感じられた。

特に、MIKE、DAVE、CHRISの3人。

昨年も書いたのだが、DAVE が良かった。

以前は、彼のドラムの良さが分からなかったのだが、

今日も凄く良かった。

RANDY は、昨年 一昨年と、その太り具合がちょっと心配だったが、

昨年よりも少しだけ、お腹がへっこんだように見えた。


彼らの演奏を聴きながら、

(彼らが演っているものを音楽というなら、

私がやっているものは、とても音楽とは呼べない。

そんなもの人前で演奏する意味があるのだろうか) と、

不毛な疑問がわいた。

at Blue Note Tokyo





2009.6.22

沖縄の味

2005年、2006年と2年続けて、沖縄を旅した。

本当は、毎年行きたいと思っているのだが、実現していない。

沖縄に行きたいと思ったきっかけは、もう覚えていない。

でも、なぜかあの時 (2005年) 沖縄だったんだな。

それまでは、全然興味なかったのに。

で、所謂 沖縄病というやつにかかり、翌年も訪れたわけだ。

2回目は、色々と調べて準備万端で訪れた。

例えば、沖縄そばのおいしい店をピックアップし、

与世山澄子さん (Jazz Singer) のライヴの日程をチェックし、

沖縄一といわれる、琉球料理の店 「山本彩香」 を予約し、

といった具合だ。

「山本彩香」 は、その名の通り、山本彩香さんのお店。

東京では、イマイチおいしい沖縄料理に出会えないが、

ここの料理は、本当に素晴らしかった。

しかも、まさか、ご本人と話せるとは思っていなかったが、

テーブルを一つ一つ、挨拶して周って来られて、

少しだったが、直接お話を伺うことが出来、

沖縄タイムスの出版文化賞を受賞された 「ていーあんだ」 という本を

売っていたので 買ってサインまでもらった。

その 「山本彩香」 が、8月いっぱいで閉店するらしい。

元々、「山本彩香」 を知ったのは、 さとなおさんのサイト なのだが、

今回の閉店情報も彼のこの記事で知った。


もう一度行きたいけど、8月までは難しそう。

でも、1回でも行っておいて良かった。

もし、8月までに沖縄、那覇に行かれる方はぜひどうぞ。

要予約だ。


 琉球料理乃山本彩香
  沖縄県那覇市久米1-16-13
  098-868-3456


写真は、2006年に食した 山本彩香の ラフテー (豚の角煮)。
  ↓






2009.6.23

沖 縄

昨日、奇しくも、沖縄に関することを書いた。

今日6月23日が、沖縄戦の終結の日とは、知らずに。

2005年、初めて沖縄に訪れた際に、平和祈念公園に訪れ、

軍人・民間人の区別なく、沖縄戦で亡くなった全ての人々の氏名を刻んだ

祈念碑を見て、その数の多さと、アメリカ兵の名前も刻まれていることに

衝撃を受けた。

今日のニュースで知ったが、沖縄には、いまだに2500トンの

不発弾が 地中に残るという。

今年の1月にも糸満市で不発弾の事故があり、負傷者が出ている。

沖縄県内の不発弾事故では、1974年に那覇市小禄で園児4人が死亡、

87年に那覇市長田で1人が死亡、89年に伊江村東江上で1人が

死亡しているという。

戦後は、まだ終わっていないんだ。


2006年沖縄を訪れた際、Jazz Singer の与世山澄子さんのお店に

彼女のLIVEを観に行った。

沖縄には「コーヒーシャープ」 (Coffee Shop) という看板があるのを

本で読んで知ったいたが、与世山さんのお店の中の手書きの張り紙に

「沖縄のミュズィシャン」 と書かれていたのを見て、

ここはかつてアメリカで、英語を聞こえるままにカタカナにしたんだな、

としみじみ感じたのを思い出した。


祈 平和





2009.6.24

月のひつじ

大人になってから、数百本の映画を観ただろうが、何年経っても

心に残っている映画は、そう多くない。

2002年夏公開の オーストラリアの映画 『月のひつじ』。

当時、この映画のことは何も知らずに、たまたま観た。

先日、何の拍子か、ふと、この映画のことを思い出した。

もう一度観たくなって、DVDを借りて観た。

凄く良かった。

覚えてないけど、7年前もきっと感動したんだろう。

だから、この作品のこと、記憶に残っていたんだと思う。

これは、1969年のアポロ計画にまつわる事実をベースにした作品。

原題の 『The Dish』 とは、オーストラリアの田舎町パークスにある

巨大アンテナのことだ。

その田舎町の巨大アンテナ基地が、月面歩行の映像を世界に

生中継する大役を受けた。

そして、大きなプロジェクトには付き物の、問題が起こる。

パークスのアンテナ基地所員3名と NASA から出張しきた

アメリカ人1人の合わせて4人が、力を合わせてその問題を乗り越え、

月面歩行の瞬間を全世界に生放送する。

映画を観ていると、本当にその瞬間に立ち会っているかのように

感動的だ。

テレビで、スペースシャトルのニュースを見るより感動的だ。

映画の方が、本物のニュース映像より感動的というのは、面白い。

ニュースは、その映像が始まるまでの自分と その映像の世界が、

あまりにも関係なさ過ぎということもあるし、

たぶん映画は前後のストーリーもあって感動するのだろうな。

映画の方が、リアル ということか。


1969年といえば、私は小学1年生で、

その瞬間をテレビで観たのかどうかさえ、覚えがない。

でも、翌1970年の大阪万国博覧会のアメリカ館で、そのアポロ11号が

持ち帰った月の石が展示されていて大人気だったことは、

はっきり覚えている。


話は、全然変わるが、この映画が作られたのは、2000年で、

2001年の 9-11 テロの起こる前だ。

映画の中で、NASA の職員が言う 「“11”は幸運の数字だよ」 と

いう言葉にドキッとした。

というのも、あのテロの後、「11」 という数字について

こんな話を聞いたからだ。

 9月11日(9+1+1=11)。
 9/11は、その年の254日目(2+5+4=11)で、残りは111日。
 犠牲になった飛行機のうち2機は、92人(9+2=11)乗っていた11便と、
 65人(6+5=11)乗っていた77便。
 ツインタワーは見るからに「11」で110階建て。
 NY州は、アメリカで11番目の州。
 イラン、イラクの電話の国番号は119。
 「NEW YORK CITY」は、11文字。
 「THE PENTAGON」は、11文字。
 「AFGHANISTAN」は、11文字。





2009.6.24

ロデオボーイU

2年ほど前、フィットネスマシーン 「ロデオボーイU」 を買った。

テレビショッピングで、ブレイクした乗馬運動のマシーンだ。

家で、ギターの練習をする際、これにまたがってやれば、

一石二鳥だと考えたのだが、とてもじゃないがあの運動をしながら、

ギターを弾くのは不可能だった。

で、何度かは使ったものの今では、サイドテーブル化している。

もし、欲しい方がいらっしゃれば、無償でお譲りする。

ただし、直接、目黒の自宅まで車で引き取りに来れる方に限る。

重いうえ、梱包が大変なので、宅急便では送らない。

ご希望の方は、メールください。

早い者勝ちです。

6月中に希望者がない場合は、ネット・オークションに出します。








2009.6.25

ロデオボーイUに たくさんのご応募ありがとうございました。(うそ)

おひとり希望者が、現れましたので、その方へお譲りします。





2009.6.25

メールの返信

「このメールには、普通、何か返事するだろ?」 というようなメールに

返事をくれない人が、たまにいる。

Eメールというのは、(たぶん) 届くことが100%確実ではない上、

受信した本人がそのメールを見落としている可能性もある。

または、もしかしたら、返事を送ってくれたのに何らかの事情で、

こちらが受信できななかった可能性もある。

送った身としては、せっかく、メールを送ったのに

相手が読んでくれたかどうかさえ分からないのは、スッキリしないものだ。

でも、「メール読んだ?」 と メールで聞くほどのことでもないし、

まして、電話で確認するほど重要なことでもない。

だからといって、開封確認請求のメールは、なんとなく強制的というか、

失礼な感じがして、好きでない。

じゃあ、送ったんなら、自分の役目は全うしたということで、

気にしなければいいじゃないか、というと

やっぱり、レスポンスがないと、相手が読んでくれたのかどうか

気になってしまうし、小心者の私は、

相手が、私のメールを見落としていて、

(または、なんらかの事情で届いてなくて)

「なんや、返事来ないじゃないか」 と快く思っていないんじゃないかと

思うと、これまた 落ち着かない。

そして、(読んだなら何なりと返事しろよ) と相手への文句もある。


話が終わっていないのにメールの返信をしないというのは、

口頭の会話に例えれば、そこで相手を無視するようなものだ。

口頭なら普通、何か返事するでしょ、「うん」 だけでも。

なので、せめて、「メール読みましたよ」 「届いてますよ」 という

メッセージだけでも送って欲しいものだ。

私が、メールを見落としたり、返信を忘れたりする可能性もあるわけだが、

そういうことのないように、家と会社、2台のPCでメールを受信する上、

読んでもすぐに返信しないメールは、未開封にして、

置いておくという くせ をつけている。

それでも 妻に対しての返信を怠り、時々注意されるし、

まれに送ったと思っていた返信が送られていなかった、ということもある。


なので、本当は、返信があろうがなかろうが、平気な人でいたい。

「返信すべきだろ」 「返信しないのは無礼じゃないか」 と

人をジャッジするのではなく、必要なら、相手を悪化することなく、

「メール読んだ?」 と聞ける人でいたい。

これは、相手のことでなく、私自身の問題だからね。

ああ、リリースへの道は遠いな。





2009.6.26



ずい分前に 三浦綾子さんの本で読んだ。

息子を殺された母親が、その犯人を赦し、出所後、

同じ部屋で 寝れるほどの人間関係をつくったという話。

(念のためだが、同じ部屋で寝る、というのは、男女の関係ではない。)

それは、キリスト教の信者の話で、信仰によって、

人はそこまで愛を持てる、というような話で、実話だった。

そんな人がいるのかと、驚きだったので覚えている。



1994年6月27日に長野県松本市で、猛毒のサリンが散布された。

死者7人、重軽傷者約600人を出した。

その松本サリン事件で自らも被害にあいながら、

犯人扱いされた河野義行さんのことを今朝のテレビで観た。

夜の9時から、スペシャルドラマが放映されたが、そちらの方は、

一部しか観られなかった。

奥さんも被害にあい、意識不明になりながらも、

彼は、警察とマスコミに犯人扱いされ、深刻な人権侵害を被った。

翌1995年3月、東京で地下鉄サリン事件が起こり、

真犯人がオウム真理教だと判明するまでの約9ヶ月もの間。


その河野さんが、犯人の一人の謝罪を受け入れ、今では、

友人として付き合っている。

その犯人とは、実行犯ではないものの河野さんの家の隣の駐車場に

撒かれたサリンガスを噴霧する車を製造した人物だ。

裁判で有罪になり、10年の刑期を終え、2006年出所後、河野さんを

謝罪に訪れた。

それから、1〜2ヶ月に一度、彼は河野さん宅を訪れている。

マスコミの 「どうして、加害者とつきあえるのですか?」 との問いに

河野さんは、「あなたがたとも付き合っているじゃないですか」 と

答えたという。

彼にとっては、加害者は、オウムだけじゃない。

警察もマスコミも加害者なのだ。

彼は、こう言った。

「私は、元オウム信者、警察、マスコミ、加害者と呼ばれる人たちを

うらんだり、憎んだりしていない。

なぜなら、自分の人生をつまらないものにしたくないから。」



昨年8月5日、河野さんの妻、澄子さんが14年間意識不明のまま亡くなり、

事件の犠牲者は8人になった。





2009.6.27

LIVE at ONYX Vol.5

渋谷センター街内のBAR、ONYX でのMellow Flavor の LIVE。

今年の2月から始めて、今日で5回目でした。

お出でくださった皆様、ありがとうございました。

実は、自分としては、練習が十分でなく、ちょっと重い気分で

本番に臨んだのだが、大きくこけることもなく割とうまくできて、

一安心。

相方の山ちゃん(g)とゲスト・ヴォーカルの陽香ちゃん、

2人ともうまいので、ずいぶん助けられた感じ。

来月は、色々立て込んでいるので LIVE はお休み。

もうちょっと基礎的な練習をしたいし、

次回は、秋かな。





2009.6.28

ギターと瞑想

以前、私が学んだ瞑想法は、ヴィパッサナーといい、

ゴータマ・ブッダが悟りを開いたといわれる瞑想法だ。

ヴィパッサナーは、ひたすら身体の感覚を観察し続ける、

という瞑想なのだが、その簡単そうなことが実に難しい。

先日、メトロノームを鳴らしながら、ギターの練習をしていた時、

ふと、その瞑想にすごく似ていることに気付いた。

ちょっと邪念が入ってきたり、集中が途切れると、メトロノームと

合わなくなる。

リズム感の良い人であれば、そんなこともないのだろうが、

私は、あまりリズムが良くないもので、あっという間に

メトロノームとずれてしまう。

JAZZ は、相手 (一緒に演奏している人) を聴く音楽とも言われる。

メトロノームを聴くことは、相手を聴くことにも通じる。

相手を聴きながら、自分を表現していくのだ。

その表現には、当然テクニックが要求される。

テクニックがないと、相手を聴く余裕などなく、

自分ひとりの演奏になってしまう。

聴くことと、演奏すること、この二つを同時に、

高いレベルでやることが必要なのだ。

やっぱり、精神なのだな、最後は。


ヴィパッサナー瞑想





2009.6.29



1994年6月27日の松本サリン事件で、被害にあわれ、

警察とマスコミに犯人扱いされ、大変な人権侵害を被られた

河野義行さんのことを 数日前にテレビで観た。

6月27日は事件から、ちょうど15年ということで

それに合わせての報道とスペシャルドラマだった。

その河野義行さんの昨年の著書、

命あるかぎり―松本サリン事件を超えて」 を

番組を観てすぐに Amazon で頼んだ。

今日届いたのだが、一気に読み終えた。

少し前、「足利事件」 で、菅家利和さんの冤罪被害が

ニュースをにぎわせていたが、

本書には、なぜ冤罪事件がなくならないか、

どこに問題があるのかも指摘されていて、分かりやすい。

この本を読むと、なぜこの人がこんな目に遭うのだろうか、と疑問がわく。

と同時にそういう人だからこそ、背負った使命も大きいのかとも思う。

昨年、奥さんが14年間意識不明のまま亡くなられた。

どれだけ、奥さんのことを愛しておられたかも、

痛いほど伝わってくる。

結局、奥さんは、殺されたことになるのだが、

それでも彼は、加害者を憎んでいない。

それぐらい、この人の生き方は、シンプルで明確。

タイトルの 「命あるかぎり」 の後には、

「楽しく生きる!」 という文章が続くのだろう。

私が彼の立場だったら、とてもじゃないが、

犯人たちを赦せないだろう。

でも、それでは楽しい人生は ないんだな。

「家族がテロの被害にあって殺されたり、

自分が犯人扱いされたりして、何が楽しい人生ですか!」

って、思う人は、楽しくない人生だもんな。





2009.6.30



昨夜は、一冊本を読んだことを書いた。

実は、もう一冊、同時に購入した本があり、

それも、昨夜 寝る前に一気に読んだ。

20〜30分で読み終える読みやすい本だった。

タイトルは、「大切なキミに贈る本」 (石井裕之 著)。

ヒーリングというかセラピーというか、

読む者に力を与える本だ。

印象に残った言葉は、

 「人に与えることで、やがてそれが自分に戻ってくるのだ」 と
 言う人がいる。でも、そうではない。
 与えることそのものが、すでに幸せなのです。


う〜む、である。


以前は、割とスピリチュアル系の本をたくさん読んだのだが、

この数年は、めっきり減った。

知識やハウトゥは、あまり役に立たない、そんなにたくさんいらない、

ということが分かったせいもあるが、本のタイトルや宣伝コピーに

惹かれなくなったせいもある。

例えば、今作。

内容は、悪くないと思うのだが、タイトルの見出しが、

「必ず幸せになれる『読むセラピー』」 、

そして帯には、「幸せになるほんとうの方法」 と書いてある。

約47年間生きてきて、今思っていることは、

「幸せ」 とは、「なる」 ものではない、ということ。

「幸せな人が読む本」 と書いてあった方が、よっぽど、

興味をそそられると思うのだが、どうだろう?


ひとりごと  ひとりごと