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つつみしんやのひとりごと 2012年 11月
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2012.11.1

最上のわざ

昨日観た映画 『ツナグ』 の中で、

ヘルマン・ホイヴェルスという人の

「最上のわざ」 という詩が使われていた。

良かったので記しておこう。


 「最上のわざ」

 この世の最上のわざは何か
 楽しい心で年をとり
 働きたいけれども休み
 しゃべりたいけれども黙り
 失望しそうなときに希望し
 従順に 平静に おのれの十字架をになう

 若者が元気いっぱいで神の道をあゆむのを見ても
 ねたまず
 人のために働くよりも 謙虚に人の世話になり
 弱って もはや人のために役だたずとも
 親切で柔和であること

 老いの重荷は神の賜物
 古びた心に これで最後のみがきをかける
 まことのふるさとへ行くために



映画では、確かここまでだったと思うが、

調べてみると続きがあった。


 おのれをこの世につなぐくさりを少しずつはずしていくのは
 まことにえらい仕事
 こうして何もできなくなれば
 それを謙遜に承諾するのだ
 神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる
 それは祈りだ
 手は何もできないけれども最後まで合掌できる
 愛するすべての人のうえに
 神の恵みを求めるために
 すべてをなし終えたら
 臨終の床に神の声をきくだろう
 「来よ わが友よ われなんじを見捨てじ」 と





くろねこルーシー

映画の日、『くろねこルーシー』 を鑑賞。

芸人が映画に出てくると白けるというようなことを

書いた覚えがあるが、例えば鶴瓶や、

本作の塚地武雅のように最初から芸人主演と

分かっている作品の場合は、その限りではない。

むしろ塚地武雅などは、好きな役者の部類だ。

が、本作はやや期待はずれだった。

まあ、ファンタジーだと思えば良いのかもしれないが、

冬の寒い時に窓を開けっ放しで寝るその神経が

分からない。

しかも、電気ストーブはつけっぱなしで。

出かけるときも窓開けっ放しで、入ってきた猫に

文句言うのも分からない。

おまけに、嫁はんに別居を言い渡され、

1人暮らししているのに、その嫁はんがご飯作りに

来てくれる、その夫婦関係も理解不能。

嫁はん、優しすぎるでしょ。

というわけで、随所でリアリティにかけるのが

残念でした。

おまけに塚地、太りすぎだぜ。


★★★☆☆





2012.11.2

肉じゃが

お宅の 「肉じゃが」 の肉は、何ですか?

唐突な質問で始まったが、

先日、京都に出張に行ってきた妻が、

「関西では、肉じゃがの肉は牛肉なの?」 と

驚いたように話した。

(何を当たり前のこと言うとんねん) と思ったが、

調べてみると、西日本と東日本でえらい違うようだ。

(私は大阪出身、妻は山形出身。)

そのことに関する非常に興味深い統計結果を

見つけたので、ぜひご覧ください。
  ↓
「牛肉」と「豚肉」〜肉じゃがの肉は牛? 豚?


私は、肉じゃがは牛肉と思い込んでいたので、

きっと東京に来てからも居酒屋とかで豚肉の肉じゃがを

食べただろうけど、豚肉であることを

見落としていたのかも知れないな (それはそれでどうよ) 。


ちなみに大阪でお好み焼きは、

豚肉入りは、豚玉、牛肉入りは、肉玉と言います。

それぐらい大阪では、「肉」 と言えば、ビーフだが、

妻に 「肉 買ってきて、と言われると、何買う?」 と

訊いたところ、「豚肉」 と答えたので、

この違いは、ホンマもんやね。





2012.11.3

Vahagn “Vahagni” Turgutyan

2ヶ月ほど前、山野楽器でCDを購入した際、

イベントの抽選申込応募ハガキがついてきた。

いくつかのイベント (ミニ・ライヴ) から、

希望のものを選び、応募ハガキを送るという類のものだ。

そのイベントの中に

バハグン・"バハグニ"・トゥルグティアン という、

聞いたことのないギタリストの名前があった。

調べてみると、アルメニア出身のフラメンコ・ギタリストで、

フラメンコとジャズやラテンの融合みたいなことが

書かれていた。

フラメンコといえば、最近、沖 仁 をナマで観て、

興味を持ったところだ。

これは、是非観てみたいと思い、応募ハガキを出したら、

なんと当選!

で、今日そのミニ・ライヴに行ってきた。

会場は、銀座山野楽器7階のイベント・スペース。

山野楽器のエレベーターで見知らぬおばちゃんと

一緒になった。

私が持っていた、そのミニ・ライヴの当選ハガキを見ると、

そのおばちゃんが、

「当たったのね。私は、当たらなかったの。」 と

声をかけてきた。

話によると、おばちゃんはバハグンの大ファンで、

当選しなかったけど、どうしも観たかったので、

もしかしたら入れてもらえるかも、と思い、来たようだ。

受付で交渉してたけど、うれしそうに会場に入ってきたよ。

世の中には、積極的な人がいるんやな。


さて、演奏の方はというと、ギターソロで、

ほんの30分ほどだったが、

バハグンのテクニックは素晴らしいものだった。

右手の使い方が美しい。

ジャズというよりは、やはり フラメンコ 色が強いが、

ループを使ったりした、今風な演奏もあった。

応募ハガキを出した後、CD を1枚買ってみたのだが、

それはバンドでの演奏だったので、ギター1本となると、

やはり違う世界になる。

私が買ったCDは、3枚出ているうちの1枚目だった。

今日演奏したのは、新しいCDからの曲が多かったので、

そのCDも買ってみようと思う。

それから、使っていたギターが、フラメンコ・ギターの

エレガットだったが、もの凄く自然な音をしていたので、

大変、気になっている。

どこのメーカーだろうか、又はどこのピックアップ・システムだろうか、

知っている人いたら、教えてください。(おらんか)

あと、バハグン君、ファッション誌のモデルかと思うぐらい、

男前でした。







JAPAN FOOD FESTA 2012

今日は、先に書いたように銀座へ出たのだが、有楽町の駅前で、

「JAPAN FOOD FESTA」 というイベントをやっていた。

全国各地からの特産品などを販売したり、

試食したりできる イベントのようだ。

チラシを見てみると、有楽町の駅前以外にも、

丸の内仲通りでも 有楽町駅と東京駅の間で

やっているようだ。

せっかくなので、ブラブラ歩いてみることにした。

私が歩いたのは、午後3時ごろだったが、

もうすでに 「完売しました」 と掲げているブースもあった。

学生が作った農産物や料理なんかもあった。

こういうイベントでは、

色々おいしそうなものを売っている。

こんなことなら、昼飯を食わなければ良かったと

思ったが、もう遅い。

たくさんは食べられないが、何か食べてみようと思い、

山形県河北町の 「冷たい肉そば」 (300円) を食した。

おいしかったよ。






昨日、肉じゃがの肉は、豚か牛かということを書いた。

「冷たい肉そば」 と聞いて 無意識に牛肉だと

思ったが、鶏肉だった。

大阪では鶏肉の入ったそばなら、

「鶏そば」 と言いそうだな、と思った。

それぐらい大阪人には 「肉」 は、「牛」 なんだ。

ちなみに、山形出身の妻に言わすと、

「肉」 といえば、「豚」、または 「鶏」 らしい。

牛は、ちゃんと 「牛肉」 と言うらしい。

それはさておき、話を FOOD FESTA に戻そう。

その他には、北海道の 「ホタテ・カレーパン」 (300円) を

食べた。

結構、たくさんの人でにぎわってました。



次の機会は、お腹を空かして行きたい。





2012.11.4

美しいクイズ

映画や小説などで、数学の難しい式や、化学の元素構造図なんかを見て

学者が 「美しい・・・」 なんてつぶやくシーンがあるでしょ。

あの気持ち、全然分からんかったけど、先日見つけたクイズは、

正解を見て、思わず 「美しい・・・」 と思ってしまった。

ちょっと考えたけど、難しそうだったので、

私は早々に正解を見てしまったのだが、

映画や小説の中のあの 「美しい・・・」 とつぶやく学者の気持ちが

ちょっと分かったような気がするな。

タイトルは、「美しいクイズ」 としたが、

美しいのは、その答え。
  ↓
【頭の体操クイズ】
マッチ棒を2本動かして、5つの正方形を4つにして下さい


どうぞ、チャレンジしてみてちょうだい。





2012.11.5

続 iPhone 5

10月23日に iPhone 5 を 予約したことは書いた。

Soft Bank の店頭予約で、「4週間ぐらい」 と言われたのに、

10日目 (先週の金曜日) に届いた。

思ったより、早かった。

早いと言えば、LTE。

めちゃくちゃ、早いね。

特に私はほとんど 3G とかいうので接続してたから、

余計かも知れないけど。

ただ、この LTE というのは、まだ展開中で、

どこでもつながるわけではないらしい。

あんなにテレビで宣伝してるのに。

何か、ちょっと遅れながら進む Soft Bank らしい話だ。

iPhone の前の機種を買い取ってくれるという記事をネットで

読んだけど、機種交換に行ったとき、Soft Bank からその話は、

全くなし。

ネットで調べてみると、オークションに出す方が、断然得だという。

どうも Soft Bank は、即金で買い取ってくれるわけではなさそう。

変な話や。


自宅の無線ルーターが古くなってきたので、

もっと早い新しいものに替えようと購入。

今日は、その設定を試みた。

無線はつながっているのに、ネットにはつながらないという

状態から抜け出せず、2時間以上格闘したが、

いったんあきらめ、元の接続に戻した。

困った話や。





2012.11.6

北のカナリアたち

吉永小百合を主演の映画 『北のカナリアたち』 を

観てきた。

雨の日のレイトショー (20:40の回) だったせいか、

公開 3日目なのにガラガラだった (5人くらいかな)。

吉永小百合って、大女優だけど私はあんまりスクリーンで

観ていない。

覚えているのは、『まぼろしの邪馬台国』 と 『おとうと』 ぐらい。

だから、あんまり色々言えないのだが、

本作は、良かった。

吉永小百合って、1945年生まれだから、

今年67歳。

映画の中では、40歳ぐらいと60歳ぐらいを

演じるのだが、ホントに若くてきれい。

素晴らしいと思った。

出てくる若手俳優も、森山未来、満島ひかり、

勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平、

と実力派揃い。

特に森山が素晴らしかった。

出番は少ないのだが、怪演。

それプラス、柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太郎の

ベテラン陣。

里見浩太郎は田舎のおじいちゃんとしては、

見た目、立派過ぎてちょっと場違いな感じもあったけどね。

北海道の離島が舞台で、景色も素晴らしく、

ぜひ、そこを訪れてみたいと思わせられる映像だった。

そして、涙なしでは観られない (大分泣いた) 結末で、

全体として良かったのは、良かったのだが、

★5つとはいかないなぁ。

前半、(どうも説明くさいなぁ) と思ってしまったのと、

仲村トオル演じる警察官と、吉永小百合演じる

小学校教諭の関係が、どうも納得できなかったことが残念。

また、小学校の時にケンカして20年間 口をきいていなかった

相手 (異性) と 話して、いきなりハグするだろうか、

いきなり 「好き」 っていうだろうか、

とか、気になる点があったのも残念。

ハグしたくなる気持ちを抑えているぐらいの描写の方が、

私なら共感できる。

「そんな細かいことはえ〜やん」 と言えるほどには、

ストーリーにパワーがないっちゅう感じ。

あと、あの音楽、ちょっとくどいのも惜しい。

最後のエンドロールには、合ってないように感じたのは、

私だけだろうか。

とまぁ、苦言を並べたが、役者陣 (子役も含めて!) は

良かったし、クライマックスは素晴らしいので、

減点は少しにしておこう (上から目線)。


★★★★☆


(おまけ)
里見浩太郎と吉永小百合って、9歳しか違わないのに
親子役でした。





2012.11.7

ENGLISH 名詞が動詞

言葉は時代とともにどんどん変わっていく。

「今どきの若いもんの言葉使いは・・・」 というような記述が

平安時代 (だったかな?) の書物に残されていると

何かで読んだことがある。

いつの時代も 同じなのだ。

言葉が変わり行くのは、日本語だけではないだろう。

英語も新しい表現がどんどん生まれているようだ。

最近知ったのは、(昔からあるのかも知れんけど)

名詞を動詞として使う言い方。

例えば、「email」 は、名詞だが 動詞としても使うようだ。

 Email me. (メールしてね)

 I’m gonna email you. (メール送るね)

ちなみに 「email」 はパソコンでメールを送ることで、

携帯電話のメールだと 「text」 というらしい。

 Text me. (〈携帯で〉メールちょうだい)

 I’m gonna text you. (〈携帯で〉メール送るわ)

中学校では、絶対習わなかったけど、

「friend」 や 「vacation」 も動詞として使うらしい。

 I friended him on Facebook.
 (フェイスブックで彼と友達になってん)

 Where did you vacation this year?
 (今年はどこに〈休暇で〉旅行に行ったん?)

面白いのは、ドリンク名も動詞になるらしい。

 Beer me. (ビールください)

 Orange juice me. (オレンジジュースください)

これらは、お店で使うとイケテルかもね。

でも、「milk」 には、「(牛などの)乳を搾る」 という意味が

あるので、「Milk me.」 というと、ややこしいことになるらしい。

気をつけよう。


参考サイト : イングリッシュ・ライフ





2012.11.8

最近知ったギタリスト

Ana Vidovic (アナ・ヴィドヴィチ)、

Muriel Anderson (ミュリエル・アンダーソン)、

沖 仁、

Vahagn Turgutyan (バハグン・トゥルグティアン) と

今年は新しく知るギタリストが多い。

いや、正確には毎年新しく知るギタリストが数人いるのだが、

今年知ったギタリストは、いわゆるジャズ・ギタリストでは

ない人が多いという点と、その出身など、今まで知っている

ギタリストとはちょっと違う。

最近知ったジャズ・ギタリストでは、

Albare (アルベア) という人がいるが、

彼もオーストラリア人ということでちょっと珍しいし。

で、上記のギタリストも全員素晴らしいが、

つい先日 初めて知って、ここのところ、

私がヘビー・ローテーションしているアルバムがこれ。



Guillermo Rizzotto (ギジェルモ・リソット) というギタリストの

Solo guitarra』 というアルバム

1980年、アルゼンチン生まれ。

現在は、スペイン・バルセロナ在住。

これが、良いんだ。

音楽やギターが良いというよりは、音色、空気、雰囲気、

世界観、が良い。

「リスナーの部屋に訪れて弾くように」 と作られた

アルバムらしいが、まさにそんな感じ。

非常に優しく、繊細。

ここ で数曲 試聴できるので、興味のある方はぜひ。


今日書いたギタリストは、アルベアを除いて、

皆、ガット・ギター (ナイロン弦のギター) を

弾いている点が共通している。

(私的に) ガット・ギター・ブームなのだ。





2012.11.11

ショーシャンクの空に

私は、映画 『ショーシャンクの空に』 が好きで、

数年に一度は DVD で鑑賞している。

『ショーシャンクの空に』 は、スティーヴン・キングの

原作で、監督は、フランク・ダラボン。

『グリーン・マイル』 や 『プライベート・ライアン』 も

撮った監督だ。

『ショーシャンク〜』 は、1994年公開で、

当時、私は何の予備知識もなく観に行き、

ラストに衝撃を受け、映画が終わってもすぐには

立ち上がれなかったほどだ。

後にも先にも、そんな映画はこれだけ。

もう18年も前なんやね。


数日前、1人でワインを飲みながら、久しぶりに観た。

ラストの爽快さ、解放感は何度観ても、たまらないが、

今回は、今までとは違うシーンで泣けた。

屋上で皆でビールを飲むシーン。

これも好きなシーンだ。


観たことのない人は、ぜひご覧ください。

予備知識なしで観た方が良いので、あらすじとか書かないけど、

観て良かったと思える作品です。


出演 : ティム・ロビンス、 モーガン・フリーマン


★★★★★





2012.11.14

Daybreak

私は、基本的に寝るのが好きだ。

というより、朝起きるのがイヤだと言った方が

正確かも知れない。

夜は、酔っ払って眠くなることは、あるけど、

そうでなければ、大体深夜まで、眠くならない。

つまり、夜は寝たくなくて、朝は起きたくないのだ。

やっかいだ。

ところが、ここ最近、ある変化を感じている。

以前なら考えられなかったことなのだが、

4時とか5時とか、早朝に目が覚めるのだ。

ほとんどは、目が覚めても数秒後には再び眠りに

落ちるのだが、パッチリ目が覚めてしまうことが、

この数ヶ月間に数回あった。

以前にはなかったことだ。

年を取ってきたということか。

今朝もそうだった。

目が覚めて時計を見ると、4:23。

昨夜は酔っ払っていて、寝たのは 12時ごろだから、

4時間半ほどの睡眠で 充分寝たとは、言いがたい。

起きたくはないのに、目が覚めてしまった。

(さて、どうしたものか) と思案。

(そうだ、写真を撮りに行こう) と思いついた。

「景色を撮るなら、日の出と日の入りの前後が

一番キレイに撮れる」 と 本で読んだことがあり、

それを思い出したのだ。

で、まだ暗い5時に 散歩も兼ねて、出発。

とにかく東方向に歩く。(なぜ?)

明るくなってきた頃、品川区役所の近くで撮影。




今、これを書いているのが、(午前) 7時過ぎだが、

眠たくなってきたぁ・・・。





2012.11.16

LEE RITENOUR & DAVE GRUSIN
featuring ABRAHAM LABORIEL
      & CHRIS COLEMAN


今回のリー・リトナーの来日公演は、

デイヴ・グルーシンとの双頭ライヴだ。

この2人は昔からよく共演しており、双頭名義でのライヴを

観るのは、2007年12月に続いて2回目。

ブルーノート東京、3日間公演の最終日2ndステージに

行ってきた。

メンバーは、下記。

Lee Ritenour (g)
Dave Grusin (p,key)
Abraham Laboriel (b)
Chris Coleman (ds)

ベースのエイブラハム・ラボリエルは言わずと知れた

LAフュージョン界の重鎮で、リトナーとの共演も

何度も観ているし、今年は7月にラリー・カールトンの

ライヴでも観た。

ドラムのクリス・コールマンのことは知らなかった。

チャカ・カーンとかの仕事をしているようだが、

まだ33歳と この面子の中では若い。

リーが MC で、自分は100回以上来日しているけど、

クリスは、今回が7回目の来日でブルーノート東京は、

初めてだと紹介していた。

このクリスのドラムが良い!

エイブラハムとのリズム隊最高!

1曲目、『NIGHT RHYTHMS』 で、ゾクゾクって来てしもた。

ドラムとベースが変わると、同じ曲でも味わいが違うのだ。

また、このクリスがうれしそうにドラムを叩く。

リーもエブラハムも楽しそうに演奏するけど、

クリスは、本当に楽しそうだった。

本編最後は、『RIO FUNK』、

アンコール 『MOUNTAIN DANCE』 まで、たっぷり90分。

超満員で、盛り上がりました。


リーのギターは、Gibson L−5 と レスポール、

ヤマハのサイレント・ギター (ガット)。

あのサイレント・ギター、市販のものより、

ちょっとネックが細く見えたのだが、当然、特注モデルだろうな。

音は、どっちかと言うとエレキっぽくて、あまりガットっぽくなかった。








2012.11.18

その時までサヨナラ

昨日今日 (土日) と山形 (妻の実家) へ行ってきたのだが、

往復の新幹線の中で何か読もうと、金曜日に本屋へ寄った。

平積みしてある 『その時までサヨナラ』 という本が

目に入った。

帯には、「久しぶりに泣ける本に出会えました」 と

書いてある。

この 「泣ける」 というのは何でしょね。

人は、どこかで 泣きたいと思っているだろうな。

映画を観たり、本読んだりして、泣くと

なんか心が洗われたような気がするもんな。

自分の人生につらいことが起きて泣くのは、

イヤやけど、観客読者として泣くのは OKってことか。

それでも、悲しすぎたり、つらすぎて、泣くのは

あんまり好きとちゃうけど。

で、『その時までサヨナラ』 は、良さそうな本だったので、

読んでみようと思い購入した。

土日に読むはずが、金曜日の夜にちょっと読み始めたら、

止められなくなって、結局、夜中までかかって読みきってしまった。

面白かったが、4分の3ぐらい読んでも、

泣きそうになる気配がなく、(こんなんでは泣けへんやん) と

思ったのが、最後の30〜40ページで

やられてしまった。

結構、泣いた。

泣きたくて読んだくせに、泣かされると

悔しいような、うれしいような。


仕事中心の生活で、妻や子供のことを

大事にしてこなかった男が主人公で、

彼にある出来事が起こり、変化が芽生える。

あんまり書くと、読む楽しみがなくなるので、

書かないけど、映画にしたら良さそうだなと思ったら、

すでにWOWOWで、ドラマ化されていた。

映画にするなら、1ヶ所だけ変えた方が良いと思う部分が

あるけどね。

ネットのレビューを読むと、

「先の展開が読めた」 とか 「予想通りの展開」 とか

(少数だが) 書いている人がいて、びっくりした。

私は、全く予想がつかなかったけどね。

まあ、読み終わってみれば、「ありがちなストーリー」 と

言うのも分からないではないけど、読んでいる最中は、

面白くて 没頭できたよ。


山田悠介 著 『その時までサヨナラ』


★★★★☆





2012.11.19

傘寿 と 喜寿

昨日は、山形で 妻の両親のお祝いの会があった。

今年、義父が80歳 (傘寿)、義母が77歳 (喜寿) なのだ。

70歳が古希、77歳が喜寿、88歳が米寿は知っていたが、

80歳を 「傘寿(さんじゅ)」 というのは、知らなかった。

(ついでに書いておくと、90歳が 卒寿 (そつじゅ)、

99歳は 白寿というようだ。)

妻の実家は、山形県の米沢から少し北に行った、

東置賜郡というところにある。

妻と結婚しなければ、一生行くことはなかったであろう土地だ。

そう考えると、人の縁というのは全くもって

不思議なものだ。

さて、お祝いの会は、妻の実家近くの老舗料亭で行われた。

親戚や、義父母の友人、義父の仕事仲間など、

20数名が出席。

義父は大工の棟梁で、その兄弟弟子の息子など仕事仲間が、

まるで本物の兄弟か親戚のように見えた。

(兄弟弟子はすでに他界している。)

出席者で、18歳の姪っ子の次に若い人が 41歳。

たぶん出席者の平均年齢は、60歳を越えていただろう。

そんな高齢の方々だが、皆さん元気。

2次会は、いつものスナックでカラオケだ!


妻のことは、ここに不思議な人として書いているが、

その両親もかなり “レア” な人たちだ。

あの両親にして、この娘だな、と 毎回、

腑に落ちるのであった。


ちなみに昨日の山形は、みぞれと雨が降っていて、

東京の真冬並みに 寒かった。





2012.11.20

母 七十七歳

週末の山形に続き、今日は大阪に行ってきた。

私の母の喜寿の祝いだ。

今日が誕生日なので、妻と日帰りで。

これで、妻の両親、私の両親、合わせて4人で 316歳!

合計せんでもええけど、すごいなぁ。

4人とも健在なのは、ありがたいことです。





2012.11.23

アフタースクール

2008年公開で、私は2009年2月に劇場で鑑賞した

映画 『アフタースクール』 。

ふと、もう一度観たいと思い、DVDをレンタル。

3年半ほど前に観たのに、ほとんど覚えてなかった。

最後まで観ると、(ああそうだった) と、

思えたが、4分の3か、5分の4くらいまで、

結末を思い出せず、ほとんど初めて観るように

楽しめた。

その自分の 「覚えていなさ」 に驚いたね。


大泉洋が主演で、 佐々木蔵之介がいい味出してる。

他にも 堺雅人、常盤貴子などが出演。

2009年の鑑賞時には

「エンディングがすごく好きだなあ」 と

ここに書いたけど、確かにこういう終わり方は好きだ。

公開当時のキャッチコピーは、

「甘くみてるとダマされちゃいますよ」 だったらしいが、

確かにいっぱいダマされたよ。

監督は、今年観た 『鍵泥棒のメソッド』 の 内田 けんじ。


★★★★☆





2012.11.24

報道について

一昨日の信用金庫の立てこもり事件で、

事件発生から 数時間経過した報道で、

「犯人がテレビを観ているかも知れないので、

犯人を刺激してはいけないので、現場近くからの

放送は出来ません」 と警察署前からの生放送をしていた。

もし。

もし、私が犯人でテレビを観ていたとしたら

「犯人を刺激してはいけない」 という言葉に

一番刺激されそうなのだが、私だけだろうか。




地 震

今日、17:59 関東地方で地震があった。

品川区 (東京23区) は、震度4 だったようだ。

「だったようだ」 と書いたのは、私が品川区内にいながら、

地震を感じなかったからだ。

その時刻、私は家に向かって歩いていた。

ちょうど家の近所の町工場の前を通りかかったところで、

「パーン!」 という金属音を聞いた。

シャッターに何かがぶつかったような音だったが、

周りを見ても異常は認められなかった。

その時、(もしかしたら地震かな?) と思い、

周囲を見渡したが、特に何かが揺れているとか、

地震を裏付けるものは、確認できなかった。

家に着いて、確認しようと思い、テレビを点けたら、

地震だと報道していた。

震度4といえば、それなりに大きな揺れだと思うのだが、

歩いていると気がつかない程度なのだ。

実際、地震発生時の渋谷駅前交差点の映像を放送していたが、

歩いている人たちは地震に気付いていないようだった。

地震に気付かなかった人にとっては、

「地震はなかった」 んだよね。

ニュースで観れば、私のように 「地震があったんだ」 と

思うが、それも観ない人には、「地震なんてなかった」。

実際に地震があったかどうかではなく、

それを感じたかどうか、つまり体験したかどうかが、

その人にとっての事実になるというのは、

面白いよな。

知らない人にとっては、

“実際に” 地震はなかったんやからね。





2012.11.25

ラッシュライフ

『アヒルと鴨のコインロッカー』、『フィッシュストーリー』、

『重力ピエロ』、『ゴールデンスランバー』、『ポテチ』 と

伊坂幸太郎原作の映画は、大体観ている。

同じく伊坂幸太郎原作で、堺雅人、寺島しのぶ、板尾創路らが

出演している 『ラッシュライフ』 をDVDをレンタルして観た。

2009年の作品で、原作は未読だが、ずっと気になっていたのだ。

予備知識なしで観たのだが、

始まってすぐ、(なんやこれ?素人が作ったんか?) と

思ってしまった。

冒頭 20〜30分の間に何回観るの止めようと思ったことか。

こんな風に思う映画も珍しい。

で、一回止めて、DVDに収録されている、

予告編を観てみた。

予告編は、面白そうに作ってあるので、

気を取り直して、もう一度、チャレンジしたが、

やはり、つまらない。

(最後まで観ないと分からんぞ) と自分に言い聞かせ、

がんばって観た。

いやぁ、がんばって観るもんちゃうな。

これは、あかんで。

観終わってから、チェックしてみると、

東京芸術大学の映像研究科生たちが映像化したということで、

最初に感じた (素人が作ったんか?) というのは、

あながち、はずれてはいなかった。

4つの話を4人の監督が撮り、つなげてあるのだが、

1番目の話が4つの中でも一番ひどい。

これ、お金払って劇場で観せられたら、

ちょっとたまらんなぁ。

全編通して、音声に適切な処置がされておらず、

声が小さくなると、ボリュームを倍近く大きくしないと

聴き取れない。

で、ボリュームを大きくしていると、突然、大声になったりする。

(せめてDVD化する時に、ちゃんとして欲しいもんや。)

そういう基本的なことも含めて、これはきついな。

辛らつに言うと、大学祭で上映するレベルであって、

世の中に出すレベルではないでしょう。

良い役者を使っているのに、残念。

でも、原作は面白いようなので、読んでみたい。


★☆☆☆☆





2012.11.26

パン撮影

今日は、12月からインターネットでも販売するパンの写真撮影をした。

「ソイグラハム」 という豆乳の入った柔らかい美味しいパンだ。

今までは、パンを撮るとき、明るく明るく撮ろうとしていたのだが、

本などに載っている写真を見ると、結構 暗く撮っているものが

目に付く。

影を出して、雰囲気を作っているのだ。

で、私も試しに暗めに仕上げてみたら、

なんとなく渋くなったぞ。










2012.11.27

WILL LEE’S FAMILY
featuring STEVE GADD & CHUCK LOEB


今日は、コットン・クラブに行ってきた。

「ウィル・リー・ファミリー

フィーチャリング・スティーヴ・ガッド&チャック・ローブ」

という名義のライヴで、メンバーは下記。

Will Lee (b,vo)
Steve Gadd (ds)
Chuck Loeb (g)
Giulio Carmassi (key,vo)
Oli Rockberger (key,vo)

4日間の東京公演の最終日、2nd ステージということもあってか、

立ち見までいる盛況ぶり。

インストはなくて、全曲、ウィル・リーがヴォーカルを取った

歌もんだった。

いやぁ〜素晴らしかったね。

もう今から30年ぐらい前に、渡辺貞夫のバック・バンドで

初めてナマのウィル・リーを観たのだが、

その時、まるでロック・ミュージシャンのように飛び跳ねながら

ベースを弾く姿が、とても印象的だったのを覚えている。

(私の記憶が間違っていなければ、その時のドラムは、

スティーヴ・ガッドだった。本当にファミリーのように長い間、

共演を重ねてきたんだろうな。)

で、10年ぐらい前に ハイラム・ブロックと来たときも、

同じように飛び回って弾いていた。

去年、オズ・ノイとの来日時にも観たが、

今年9月、東京JAZZで ボブ・ジェームスと来たときは、

比較的おとなしいように見えたけど、(ちなみにその時も

ドラムはガッド) 今日は、ギターのチャックと2人で、

ワイヤレスで客席を動き回り、テーブルの上に乗り、

大暴れだった。

ウィルは、見た目めちゃくちゃ若くて、遠めには、

30代だと言っても信じる人がいるだろうが、

なんと今年で還暦だ。

50代だとは思っていたが、帰ってきて調べてみて

ビックリした。

同じく大暴れのチャックの方が、3歳若いが老けて見える。

というか 彼は 年相応なんやけど。

その2人が客席まで来て、演奏している姿を観ていたら、

感動して泣きそうになってしまった。

なんでしょう、あのエネルギー!

そして、ガッドはもちろん、キーボードの2人も素晴らしかった。

特に Giulio Carmassi。

普通、メンバー紹介の時、

「ギター、誰それ」 という風に紹介するんやけど、

Giulio Carmassi を紹介する時、ウィルは、

「Everything、Giulio Carmassi」 と紹介した。

(Everything? 何やそれ?) と思っていたら、

キーボードだけでなく、コーラス、サックス、トランペット、

ほんで、ギターも弾いた。

なんじゃこの人は? と思って帰ってから調べてみると、

ベースやドラムを演奏している姿まで出てきた。

ほんまもんのマルチ・プレイヤーのようだ。

メンバー紹介といえば、ウィルが チャックを紹介する時、

「Sweet brother、Chuck Loeb」 と言うたのだが、

これ、日本語で言うなら、何て言うんやろ?


アンコールは、『Watching The River Flow』 という

渋い選曲で、全部で90分ぐらい演ったかな。

そうそう、(TOTOの) 『Georgy Porgy』 も演ったよ。

これ、ウィルの "OH!" っていうアルバムに入ってるねんけど、

カッコ良かったなぁ。

最後は、スタンディング・オベイション。

大満足のライヴでした。

・・・・・・・・・・

途中、ウィルが ハイラム・ブロックの話とかした後、

色んなベーシストの名前出して、

「でも、俺のNO.1 ガイは、チャック・レイニーだ!」

って言うから、(へぇ〜、そうやったんかぁ) って聞いてたら、

ライヴ終わってから気付いたんやけど、

私の斜め前の席に、チャック・レイニー御本人が、座ってた!

一緒にいるのは、ギタリストのKAZ南沢。

それだけではない。

私の隣に座っていたのは、なんと、沼沢尚 (ドラマー)だった!

なんちゅうライヴ!

沼沢さんには、

「昨年、"Nothing But The Funk" 観に行きましたよ。

昔、雑誌プレイヤーのコラム、毎月楽しみに読んでましたよ。」

とか、言いたかったのだが、ライヴ終了後、

沼沢さんは、外人カメラマン (?) と話していたので、

結局、声をかけれずじまいだった。

ライヴ前、気付いた時にすぐ話しかければ良かった。

う〜ん、意気地なし。








2012.11.28

ダークナイトライジング

クリストファー・ノーラン監督のバットマン3部作。

『バットマン・ビギンズ』、『ダークナイト』、2作とも

劇場で観た上、前作 『ダークナイト』 が良かった記憶が

あるので、本作 『ダークナイトライジング』 もぜひ劇場で

観たいと思っていたのだが、中々行かず、やっと観てきた。

やっぱり、劇場で観て正解!

迫力満点!

終わって時計を見てビックリしたけど、

165分もあったのに、全く長く感じなかった。

それぐらい、最初から引き込まれたよ。

もう、原作がコミックというのは関係ない世界やね。

完全に大人の娯楽作品。

ジョセフ・ゴードン=レヴィットが警官役で、

『500日のサマー』、『50/50』 とは全然違う味出してます。

ほんで、アン・ハサウェイ のキャット・ウーマンが

適度なお色気感で、ええね。

この人で、キャット・ウーマンの映画をぜひ撮ってほしい。

ラストは、(なんや、アルマゲドンか) と思ったら、

おまけが付いてて、(なるほどね) って感じ。

そのうち、3部まとめて、DVDで観たい。


★★★★▲





2012.11.30

THE TAKANORI NIIDA QUARTET
featuring Will Lee, Tomo Fujita & Takashi Yofu
JAPAN TOUR 2012


3日前に Cotton Club で、ウィル・リー・ファミリーの

ライヴを観たばかりだが、今日は、横浜 Motion Blue で

またまた ウィル・リー観てきた。

 新井田孝則 カルテット
 フィーチャリング ウィル・リー、トモ藤田 & 養父貴

札幌、横浜、京都の3箇所で行われるジャパン・ツアーのライヴだ。

メンバーは下記。

新井田孝則 (ds)
Will Lee (b)
トモ藤田 (g)
養父 貴 (g)
ゲスト : 鈴木健治 (g)

私は、このドラマー新井田孝則のことを知らなかったが、

ニューヨークを中心に活動をしていて、ヨーロッパで人気のある、

“トランス・シベリアン・オーケストラ” というロック・バンドの

サポート・ドラマーに抜擢されたらしい。

海外で活躍していながら、日本ではあまり有名ではない

ミュージシャンは、結構いるのだな。


ギターのトモ藤田は、バークリー音楽大学でジョン・メイヤーの

先生だったのは有名な話で、教則本類もたくさん出している。

『PURE』 という CD を持っているが、それは、ドラムに

スティーヴ・ガッド、バーナード・パーディ、スティーヴ・ジョーダン、

ベースにウィル・リーというアルバム。

ナマで観るのは初めて。


もう1人のギター、養父 貴もナマで観るのは初めてだが、

上田正樹のアルバムでその音は聴いたことがある。

最近は、渡辺貞夫のバンドでも名前を見る。


ウィル・リーは相変らずで、今日もとてもじゃないが、

還暦には見えない身のこなしだった。


ライブは、ちゃんとユニゾンのところとか、

ばっちり決めてるのに、なぜか、セッション的な印象が強かった。

ギター・プレイは、トモ藤田より 養父 貴の方が、私の好み。

ファンキーな音楽を目指しているように感じたが、

ドラムの新井田がロックなドラムだったので、

ファンクという感じではなかったな。

途中で登場したギターの鈴木健治も、

名前は知っていたが、観るのは初めてだ。

彼の曲を2曲演ったが、「ギター・インスト!」 っていう感じの

爽快な曲で、フレーズの表情の付け方が上手いと思った。


2部本編は、「アンコールが長いので・・・」 という理由で、

短めに終了し、アンコールに突入。

アンコールでは、3人のホーン (A.サックス、T.サックス、

トロンボーン) が登場。

札幌のファンク・バンドのホーンらしい。

ラストは、先日のウィル・リー・ファミリーのライブの

本編最後にも演奏された 24丁目バンドの

『Shoppin' Round Again』。

トモ藤田のギター・ソロが、ハイラム・ブロックっぽく聴こえたけど、

わざとだろうな。


 帰り道で撮った横浜の夜景



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