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2019年 MUSIC

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2019.1.3

MARCUS MILLER "LAID BLACK"
with special guest BUTTERSCOTCH
Countdown & New Year Live


2019年最初のライヴは、マーカス・ミラーだ。
今回の来日は、年末のカウントダウン・
ライヴも含め、ブルーノート東京では、
自身のバンドで6日間12公演+ブルーノート
東京オールスター・ジャズ・オーケストラとの
共演が1日2公演。
昨年5月にも10日間ぐらい来日していたのに、
また日本でこんなにやるなんて、
日本(東京)のファンは、嬉しい限りだ。

マーカスは、一層貫禄が付いた感じ。
(太ったとかいう意味ではなくて、
見た目のオーラね。)
メンバーは、トランペットとキーボードが
替わり、サックスのアレックス、
ドラムのアレックスは変わらず。
始まってすぐ、ファンクな印象を
持ったのは、ドラムのせいだろうか。
新しいキーボードのジュリアンは、
まだ若そうだったけど、顔で弾くタイプ。
ワウを使ったソロなんて表情が
まるでギタリストみたいだった。
サックスのアレックスは、相変らずキレまくり。
どうやって、いつもいつも自分をあの域に
連れて行くんだろうなぁ。

4曲目でスペシャル・ゲストの登場。
バタースコッチ(BUTTERSCOTCH)。
この人のことは知らなかったけど、
アメリカの Beatboxer/Singer、33歳。
まあ〜、芸達者ですわ。
ギターを弾きながら、"Summertime" を
マウス・トランペットで始めて、
途中からヴォイス・パーカッションになり
そのまま、歌を唄いながら合間に
ヴォイス・パーカッションを入れるという離れ技。

どういうことか分からないと思うので
これ観てください。↓
Butterscotch - Summertime

バタースコッチのギターが気になった。
指板に漢字で「智美孚英恩平愛」と書いてある。



どういう意味だろう。
ググったけどヒットせず。
ギターは、米国フロリダにある
LUNA GUITARS という、ウクレレや
ベースなども作っているメーカーのものだと分かった。
リンクを張った「Summertime」でも
同社のギターを弾いている。

マーカスは、いつもの Fender をメインで、
Sire の5弦フレットレス・ベースと
4弦ベースを使用をそれぞれ1曲で使用。


後ろのスクリーンが明るくてヘッド部分が白く飛んでしまった。

Sire は、高品質な楽器を安価で提供するという
素晴らしい理念のもと、楽器作りを
しているようだが、今日の場合、
フレットレスは、気にならなかったけど、
4弦はマーカスの改造 Fender との音の違いが
あまりにもあからさまな感じがした。
音のことだから、好みの問題ですが。

アンコールは "TUTU"。
昨年同様、観客に「3-2」の手拍子をさせて、
ちょっとテンポ早目。
マーカスは「New version」と言っていたけど
"TUTU" は、ゆっくりの重いビートの方が
絶対カッコええと思うねんけどなぁ。

明日は、抽選に当たったので、
マーカスのベース・クリニックに行く。
(なんと無料!)
明後日は、ブルーノート東京オールスター・
ジャズ・オーケストラとの共演を観に行く。
3日連続マーカスなのだ!


[ MEMBERS ]
Marcus Miller (b,bcl)
Alex Han (sax)
Russell Gunn (tp)
Julian Pollack (key)
Alex Bailey (ds)
Special Guest : Butterscotch (vo,gt)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




[ SETLIST ]
一部タイトル分からず
1. Trip Trap
2.
3. Amandla
4. Run For Cover
5. Summertime
6. Cantaloupe Island
Ec1. (バスクラとキーボード デュオ)
Ec2. TUTU





2019.1.5

MARCUS MILLER
SPECIAL BASS CLINIC

Supported by Sire Japan


昨日は、お昼の12:30から、
ブルーノート東京で「マーカス・ミラー
スペシャル・ベース・クリニック」に参加。
これは、マーカスの公演を予約した人対象に
抽選で招待(無料)される特別なイベントなのだが
応募したところラッキーにも当選。
「ベース・クリニック」だけど、
マーカスの話を直接聴けるんだから、
こんな貴重な機会はそうそうない。



「Supported by Sire Japan」ということで
マーカスが監修した Sire のベースの
デモも兼ねていたようだ。
一昨日のライヴのレビューに、
「Fender と音があからさまに違う」と
いうようなことを書いたのだけど、
どうしてどうして、結構ええ音でした。
昨日は、Fender を弾かなかったので、
比べなかったからか、それとも Sire 用に
セッティングされていたのか、はたまた
一昨日の感想は私の思い違いか、
その辺はよく分からないけど、
十分に使える楽器であることは
アピールされており、一緒に行った妻までが
Sire Bass を欲しくなった、と
訳の分からないことを申しておりました。
あれが、7〜8万で手に入るなら安いと思う。
昨日のクリニックで売ってたわけちゃうけど、
来てた人の10人以上は買うんちゃうかな。
私も Sadowsky のベースを持っていなかったら、
買ってしまうと思う。

Sire Bass の開発ストーリーは、
Fender とマーカスのからみも聴けて
興味深かった。
そのあと、Sire Bass のデモ演奏を
兼ねたインストラクション。
質疑応答と Julian Pollack (key)、
Alex Bailey (ds) を交えての 演奏。
簡単なパターンの演奏なのに、カッコええ。
マーカスの音作り(ベースのボリュームや
トーン・コントロール)の説明では、
色んなトーンや弾き方のデモも見れて
面白かった。

「どんな練習をすればリズムが良くなりますか?」
という質問に対しては、(ルーパーやドラム
マシーンと合わせて)「練習あるのみ」という答え。
それしかないよな。
ティーンの頃、オマー・ハキムとやっていた
バンドの練習の話とか貴重な話も聴けた。

マーカスは、まだまだ続けたそうだったけど、
マネージメントサイドの都合か、
強制終了の感じ。
それでも「60-70minの予定」とあったところ、
75分ぐらいやってくれたよ。
展示用のベースの音を聞きたいので
弾いて欲しいという、半ば無茶ぶりな
リクエストにも快く応じてました。
ええ人です。


Sire Bass




BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA
directed by ERIC MIYASHIRO
with special guest MARCUS MILLER

ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ
directed by エリック・ミヤシロ with special guest マーカス・ミラー


昨年の5月に観て、とても素晴らしかった
マーカス・ミラー と ブルーノート東京オールスター・
ジャズ・オーケストラの共演を観てきた。
これで3日連続、マーカスだぁ!
ブルーノートの人に「連ちゃんですね」と
言われてしまった。

昨年は、2日間4公演あったのだけど、
今年は、今夜一晩2公演のみ。
これは、見逃せない。
その 2nd show。

バンドのメンバーは、管の人が3人替わっているのと
昨年はギターはいなかったけど、
今回はギターに今泉洋が加わり、
ドラムが川口千里に替わっていた。

まず、この川口が良かった。
2017年に TOKYO JAZZ で観た時には、
テクニック先行のドラムで魅力を感じなかったのだけど、
今日は、同じ人とは思えないぐらい良かった。
まだ21歳!
あんなにグルーヴのあるドラムが叩けるとは、
お見逸れしました。
そして、ドラムソロも良かった。
完全にイメージ変わってしもた。

そして、相変らず本田雅人のキレキレ・ソロ。
完全に迷いがなく、吹きたいことが明確で、
音が正確にきれいに鳴っていて、
しかもアウトレイジャス(もちろん良い意味です)。

曲は、昨年も演った曲がほとんどだけど、
2曲も多くて全11曲。
アンコールを入れて1時間50分という、
ブルーノートのワンステージでは、
最長ではないかと思うショーで大満足。
おそらく、1st show では、
こんなに演らなかったのではあるまいか。

昨年演らなかった曲のひとつが、
ジャコの "Three Views Of A Secret"。
大好きな曲だ。
この曲で、マーカスは、Sire の
5弦フレットレスを使用。
自分の曲であっても、このセットでは、
エリック・ミヤシロのアレンジが
施されているので、マーカスは、
結構 譜面に見入っていたのだけど、
"Three Views Of A Secret" だけは、
他の曲に比べちょっと、マーカスの演奏
(テーマ)が心もとないように感じたのは、
私だけだろうか。
まさかマーカスが、と思うのだけどね。

それにしても、マーカスはカッコ良すぎるね。
今年6月14日で還暦やけど、見えへんもんな。
バスクラ(リネット)で吹いた、
"My One And Only Love" も美しかった。
そのまま一昨日も演った "Tutu" に突入。
今日は、テンポ遅めで GOOD!

ところで、エリック・ミヤシロって、
見た目が大阪のおばちゃんみたい(失礼)
だから、日本人だとばかり思っていたら、
ハワイ出身で、アメリカ人(父)と
日本人(母)のハーフだった。
お父さんもプロ・トランぺッターだった。

昨年も書いたけど、このライヴの
DVD か CD 出して欲しいなぁ。


[ SETLIST ]
1. TRAINS(← たぶん) (バンドのみ)
2. Run For Cover
3. Papa Was A Rolling Stone
4. Camel Island
5. Three Views Of A Secret
6. Hylife
7. Snakes
7. My One And Only Love
8. My One And Only Love
8. Tutu
9. Tutu

9. Snakes
10. Teen Town
EC. Blast
(1曲目は、たぶんです。
曲順は、間違っているかも。)

(2019.1.18 訂正済み)

[ MEMBERS ]
Marcus Miller (b)
Eric Miyashiro (tp,conductor)
本田雅人 (sax)
近藤和彦 (sax)
小池修 (sax)
庵原良司 (sax)
吉田治 (sax)
佐久間勲 (tp)
奥村晶 (tp)
二井田ひとみ (tp)
小澤篤士 (tp)
中川英二郎 (tb)
半田信英 (tb)
池田悠人 (tb)
朝里勝久 (tb)
青柳誠 (p)
今泉洋 (g)
納浩一 (b)
川口千里 (ds)
岡部洋一 (per)



(2019.1.19 追記)
ブルーノートの Live Report





2019.1.11

UIN
KING’s Birthday Party 2019




昨年8月に台風が来ているにもかかわらず
1st ライヴを成功させた UIN(ユーイン)。
Vo の和田"KING"明が1月(4日)生まれと
いうことで、今日は、「バースデイ・パーティ」と
銘打ってのライヴに行ってきた。

曲は、半分以上カバーとスタンダードで
オリジナルはやや少な目な印象。
J-Pop から Jazz まで、岡村靖幸から
マイケル・ジャクソンまでなんでもOKなバンドだ。
『東京は夜の7時』『接吻』
『だいすき』『カルアミルク』
『But Not For Me』『Close To You』
『Skylark』『Rock With You』など。
オリジナルは『深海魚』『オレのパンクロック』
『スニーカーは似合わない』など。
タイトル未定 新曲も。
アンコールは、『D.G.D』

サポートメンバーは、マニュピレーターの
桂 尚文は前回と同じ。
この人、今日はアルト・サックスも吹いた。
ベースとドラムは、前回とは違うメンバー。
ドラムの大津惇(まこと)は、
初めて観た思うけど、気持ち良いドラムだった。

明は、上京して4年経ったという。
今ではアルバイトも辞め、音楽だけで
生活できるようになったらしい。
毎年毎年、日本中からミュージシャンを
目指して東京に若者が集まっている。
その中で、音楽を本当に生業に出来る人は、
ほんのわずかだ。
それだけ、厳しい世界であり、
音楽の才能だけではない "何か" も
問われる世界だと思う。

明が、まだ鹿児島にいる時に1000枚
作ったという『イレブン』という CD がある。
リリースは、2014年だ。
もうとっくに売り切れたのだけど、
数ヶ月前に配信で手に入ることを発見した。
聴いてみると、東京でのこの4年間に
彼の歌が大きく成長したことが分かり、
とても興味深かった。
私が出会ってからの2年の間にも、
Motion Blue や JZ Brat に出演し、
布川俊樹さんや MALTA さんのホール
コンサートのゲストとして出演したりした。
これからもっともっとビッグになってくだろう。


[ MEMBERS ]
【UIN】
和田 "KING" 明(vo)
梅田和利(g)
小美野 慧(key)
Support:
勝矢 匠(b)
大津 惇(ds)
桂 尚文(mani, sax)

@ JZ Brat
(入替なし)







2019.1.24

Reggie Young Forever

昨年の6月号の「レコード・コレクター」(雑誌)で
アメリカのセッション・ギタリスト、
レジー・ヤング(Reggie Young)のことを知り、
彼の80歳にして 初ソロ・アルバムとなる
"Forever Young" を聴いた。



これが、私の大好きなサウンドだった。
そのアルバムを聴いた影響で
すぐに1曲出来てしまったほどだった。

先週の土曜日(19日)のこと、
スマホのニュースにレジーの訃報が表示された。

(どういう仕組みかよくわからないけど、
私のスマホでインターネット [Google] を開けると
音楽関係とカメラ関係の情報が
自動的に表示される。
レジー・ヤングのことは、一部のマニアしか
知らないだろうから、日本でもほとんど
ニュースになっていない。
そのスマホの情報がなかったら、
私はいまだに知らずにいただろう。)

享年82歳。
高齢なので、予想のつくことではあったが、
やはりショックだった。
1月17日、テネシー州ナッシュビル近郊にある
自宅で亡くなったとのこと。

レジーの影響で作った曲は、
ずっとタイトルを 思いつかずにきたが、
レジーに捧げることにし、タイトルを
"Thank You, Reggie" とした。
邦題は親しみを込めて『おおきに。レジやん』。
お気づきの通り、「レジやん」の「やん」は
「ヤング」の「ヤン」でもある。
近いうちに、ライヴで演るよ。

"Forever Young" の1曲目。
出だしのギターで、ノックアウト。

Coming Home To Leipers Fork - Reggie Young

タイトルの「Leipers Fork」は、レジーが住んでいた
テネシー州の町の名前のようだ。

ナマで観たかったなぁ。レジやん。
合掌。


[ 関連エントリー ]
2018.5.22 Forever Young
2018.5.30 Reggie Young と Rebecca Correia





2019.1.25

井山大今

「井山大今」。
「いのやまだいこん」と読む。
日本のポップスを支えてきた
井上鑑(key)、山木秀夫(drs)、
高水健司(b)、今剛(gt)によるバンド。
4人の名前の一文字を取って「井山大今」。
高水さんは、愛称の「大仏さん」から
「大」の字ね。

音楽好きなら、この4人それぞれの演奏は、
きっと誰かのバックで聴いているはず。
例えば、大仏さんなら、
松任谷由実、松田聖子、井上陽水、 山口百恵、
寺尾聰、福山雅治、今井美樹、徳永英明、等々。
今さんも似たようなもんだけど、
松任谷由実、松田聖子、井上陽水、 寺尾聰、
福山雅治、今井美樹、徳永英明、角松敏生、等々。

スタジオ・ミュージシャンが組んだバンドといえば、
NY では STUFF、西海岸では TOTO が有名だけど、
日本にもいくつかあって、「キャラメル・ママ
(ティン・パン・アレー)」とか、
「PARACHUTE」とか、この「井山大今」とかね。
「PARACHUTE」と「井山大今」は、
メンバーかぶってますが。

さて、今日はその「井山大今」の
ライヴに行ってきた。
ゲストに 山本拓夫(sax)を迎えての5人編成。

山本拓夫さんは、以前、佐橋さん(gt)がらみの
ライヴで何度か観たことがあり、その素晴らしさは
知っていて、久しぶりだったので楽しみにしていた。

お客さん満席。
人気あるんやねぇ。
仕事(誰かのバック)では、しょっちゅう一緒に
演奏しているようやけど、「井山大今」の
ライヴは4年ぶりっちゅうことで
待ちわびたファンも多いんやろな。

曲は、2枚のアルバムに収録された曲が中心。
もう皆さん上手すぎて、また曲が作り込まれていて、
ともすればスリリングさに欠けるという印象が
しないでもないんやけど、そんな中、
マイケル・ブレッカーに捧げたという
『M.B.F.』(Michael Brecker Forever の
略だそうだ)が、私的には今日のハイライトだった。
終わった時、「Yeah〜!」やったもん。
特に山木さんのドラム、良かった。

今さんのギターは、Providence の
シグネイチャー・モデルなど数本。
モダンなトーンで、出音もフレイズも綺麗です。


[ SETLIST ]
1. To Five To Hide
2. Keys And Gold
3. Twisted Waltz
4. ある夏の夜の夢
5. A Morning After Silver Rain
6. The 9th Moon '09
7. M.B.F.
8. Sensual Masala
9. Stravinspeeding
10. Champagne Rugby
EC1. 森を聴くひと
EC2. Klein Blue Still River Within Myself
(2019.2.7修正)

[ MEMBERS ]
井上鑑(key, vo)
山木秀夫(drs)
高水健司(b)
今剛(gt)
山本拓夫(sax, fl)

@ Blue Note Tokyo
2nd show







2019.1.27

エリック・クラプトン 来日

昨年は、欧米で10回程度のステージに
立ったというエリック・クラプトン。
昨年10月には、自身初となるクリスマス・
アルバム『Happy Xmas』を発売した。
新解釈ブルース「ホワイト・クリスマス」は、
これから、色んな人が歌うんやないやろか。

Eric Clapton - White Christmas (Official Music Video)

また11月には、ドキュメンタリー映画
『エリック・クラプトン〜12小節の人生〜』
公開された。

今年74歳になるエリック。
大規模なワールドツアーは、やめたというものの
嬉しいことに 日本は特別らしい。
2016年以来3年ぶりの来日公演を行う。
今回も2016年同様、日本武道館5日間のみ。

2016年は、たぶんこれが最後になるやろと思い、
2回観に行ったが、1回目があまり良くなかった。
どうやら初日だったせいもあるようなので、
今回は、2日目と最終日の2回のチケットを
UDO の先行予約で取った。
もう1回ぐらい行っとこかなとも考え中。
ホンマに最後かもしれんもんな。

エリックの来日は、通算22回目。
今回の来日公演を終えると、武道館での公演は、
96回に達し、海外アーティストとしては
ダントツの1位だという。
彼がドームではなく、
武道館が好きでいてくれて良かった。
(来日公演全回数は、今回の5回を含めると216回。)

ちなみに私は武道館で9回観ているので、
今回の来日を入れると(96回のうち)
11回観たことになる。
(1997年、99年、01年×2回、06年、
11年、14年、16年×2回)
ファンの中には、全ての来日公演に
行くという人もいるので、
それに比べれば大したことないけど。

武道館以外は大阪で5回観た。
厚生年金会館(1985年)、
フェスティバルホール(1985年)、
大阪城ホール×3回(1987年、90年、93年)。

今回の来日は、ベースにネイザン・イーストが
復帰、またコーラスにケイティ・キッスーンも参加。
『24ナイツ』の "Wonderful Tonight" の
あのスキャットの人だ。

もう、来日はないと思っていたので、
ホンマに嬉しいよ。


[ 2019年 来日公演日程 ]
4月13日(土)・15日(月)・17日(水)・
18日(木)・20日(土)
会場:日本武道館(東京)

[ 来日メンバー(予定) ]
ERIC CLAPTON (G / Vo)
CHRIS STAINTON (Key)
DOYLE BRAMHALL II (G / Vo)
NATHAN EAST (B)
PAUL CARRACK (Key / Vo)
SONNY EMORY (Dr)
SHARON WHITE (Back Vo)
KATIE KISSOON (Back Vo)





2019.1.29

有山岸 featuring 上田正樹 with Yoshie.N
ちょっとちゃいます ”Bitter sweet soul”


有山岸 feat.上田正樹。
前回観たの一昨年ぐらいかなと思ってたら、
2015年7月22日
なんと3年半も前やった。
時の経つのの早いこと早いこと。
翌年、ジロキチで「上田正樹と山岸潤史」名義の
ライヴも観たけど、この3人が揃うというのは
やっぱり観ておきたい。

そう思って、横浜まで出向いたけど、
なんやろ、今日は今一つ彼らの世界に
入り切れない自分がいた。
有山さんのギターのヴォリュームが
大きすぎると感じる曲が多かったせいもある。
あきらかに歌を邪魔する音量だと、
もう気になって、音楽が楽しめない。
デリケートというか、神経質というか、
自分でも困った性分だと思う。

とは言っても『あこがれの北新地』は良かったな。
アルバム『ぼちぼちいこか』(1975年)からは
ほかにも『梅田からナンバまで』、
『買い物にでも行きまへんか』、
『なつかしの道頓堀』。
なんでもこのアルバム、いまだに売れ続けているらしい。

それから、1st のラストに演った
『What a Wonderful World』。
「世界中の人間全員が『今日はええ日やった』と
思った日は、世界が始まってから、たったの
一日もない。だから音楽で世界に愛と平和を。」
そんなメッセ―ジに溢れてました。

LOVE, PEACE and MUSIC
です。

あいかわらず、MC はおもろい。
ニューオリンズと大阪が似てる
(ヴァイヴが同じ)とかね。
山岸さんは、ニューオリンズに渡って
もう23年だそう。
凄いなぁ〜。

山岸さんは、Xotic の白いテレキャスター・タイプ、
有山さんは、マグネティック・ピックアップを
装着したMartin O-17(たぶん)。
キー坊は、数曲で SCHECTER のセミアコ。


[ MEMBERS ]
山岸潤史 (vo,g)
有山じゅんじ (vo,g)
上田正樹 (vo)
Yoshie.N (cho)

@ Motion Blue (横浜)
入替なし
Cotton Club でもらった半額クーポンを使用







2019.1.31

ジェームス・イングラム
James Ingram


1月29日、ジェームス・イングラムが、亡くなった。
脳腫瘍だったらしい。

ジェームス・イングラムといえば、“Just Once” だ。
クインシー・ジョーンズのアルバム『The Dude』
(1981年)に収録されているバラード
“Just Once” で 私はジェームスのことを知った。
あれは、まだソロデビュー前だったようだ。

同じく1981年には、パティ・オースティンと
"Baby Come To Me" をデュエットして、ヒットした。

85年の "We Are The World" にも参加していたなぁ。
("Baby Come To Me" も "We Are The World" も
クインシーのプロデュースだ。)

享年66歳。
ちょっと若すぎる。

そういえば、昨年ポップスやロックのセッションに
行ったとき、Aさんが歌う “Just Once” の
伴奏をしたなぁ。

合掌。





2019.2.7

Funk on Da Table
Japan Tour 2019


先日、「有山岸 feat. 上田正樹」で観たばかりの
ニューオリンズ在住のギタリストの山岸さん。
今日は、日米混合のファンク・バンド
「Funk on Da Table」のライヴに行ってきた。

メンバーは、山岸潤史(g)、KenKen(b)、
そして、ニューオーリンズから John Gros(key)、
ニューヨークから Nikki Glaspie(dr)。

山岸さんと John Gros は、ニューオリンズで
「Papa Grows Funk」というバンドをやっていたが、
現在は活動していないようだ。
2005年には日本ツアーも行ったようだが、
残念ながら見逃した。

さて、Funk on Da Table。
強〜力な グルーヴやったぁ〜。
勝手に身体が動きます。
5日連続のライヴ、その最終日で、息もぴったり。
KenKen 上手い!
ドラムの Nikki もええわ〜。
John Gros は、あまりミュージシャンには
見えない風貌だけど何か愛嬌のある感じ。

途中、山岸さんがシールドを引っかけたのか、
ソロを弾きながら転び、ヒヤッとしたけど
大丈夫だったみたい。
もう若くない(65歳)ねんから、気を付けてください。

アンコール入れて、2時間ちょっと。
オールスタンディングのライヴやったけど
しんどくなかった。(じじいか)

前半、30分近く(5〜6曲)メドレーで
ノンストップで、次もやはりメドレーで
30分近く演った。
数年前に観たファンキー・ミーターズが、
70分ノンストップだったのを思い出し、
これがニューオリンズのスタイルなのかなと
思ったけど、よう分からん。

途中、ニューオリンズから来た、
ウォッシュボードのおじさんと
日本人(?)らしき若者が、
タンバリンで参加。
名前言うたけど、聞き取れず。
日本人の方は、山岸さんが「my son」って
紹介したけど、まさか息子さん?

山岸さんは、ここんとこずっと使ってる
Xotic の白いテレキャスター・タイプ。

今日のライヴとは、直接関係ないねんけど、
山岸さんと KenKen の共演というのも、
中々感慨深いもんがあった。
というのも、山岸さんは KenKen の父親である、
(故)ジョニー吉長(dr)とも共演してたわけで、
なんというか、世代を超えて音楽で
繋がり続けるという縁というか、
そういう目に見えない絆みたいなものを感じたね。
で、その KenKen が最高のベーシストやもんな。
ちなみに KenKen の兄は、
ドラマーで俳優もやってる金子ノブアキね。

会場で、Funk on Da Table の昨年の
ニューオリンズでのライヴの CD を
売っていたので迷わず購入。
KenKen の母親である 金子マリ も1曲
ヴォーカルで 参加しております。


[ MEMBERS ]
June Yamagishi (g,vo)
John “Papa” Gros (key,vo)
KenKen featuring (b,vo)
Nikki Glaspie (dr,vo)
Guest 2名あり

@ LIQUIDROOM (恵比寿)


[ Japan Tour 2019 ]
2月3日(日)Tokyo Funk Summit 2019 (渋谷 クラブクアトロ)
2月4日(月)大阪:梅田クラブクアトロ
2月5日(火)京都:磔磔
2月6日(水)名古屋:ReNY limited
2月7日(木)東京:恵比寿リキッドルーム





2019.2.16

ミシェル・ルグラン 逝く
Michel Legrand


昨年7月、ミシェル・ルグランの来日公演を観た。
ミシェルは、映画音楽の人だと思っていたら、
マイルスやコルトレーンとも共演した
ジャズピアニストだった。
86歳でありながら、フランスからやってきて
ブルーノート東京で4日連続8公演。
その日のエントリーには、こう記してある。

「死ぬまでに観たいアーティスト・リスト」には、
入っていなかったけど、
「死ぬまでに観られて良かったアーティスト・
リスト」(今日、作った)に入ったよ。


この「死ぬまでに」というのは、
私が「死ぬまでに」であり、
そのアーティストが「死ぬまでに」でもある。
いずれにしろ、行ってよかった、
素晴らしいライヴだった。

そして。
今日まで知らなかったけど、
ミシェルは、1月26日に亡くなっていた。
享年86歳。
死因は発表されていないようだが、高齢だからね。
私がライヴを観てから、半年あまり。
ホントに最後の来日になってしもた。

合掌。





2019.2.25

らくごカフェ10周年記念
平成最後の武道館落語公演




「武道館で落語を演る」と聞いた時、
「観たい」と思わなかった。
落語は、200〜300人位の会場が
一番合っている芸能だと思っているからだ。
武道館の2階席の後ろから、
豆粒のような、噺家を見ても
表情も分からないだろうし、
仮にスクリーンがあったとしても、
スクリーンを通して観るのも
どうなんだろうと思っていた。
チケットも落語会としては、
S席 \9,720 と高いし。

ところが、正月に立川談春の独演会に行き、
談春の口から「武道館落語」のその背景などを
聴いたら、急に観ておかないと
後悔するような気になってしもた。
まあ談春の話が上手いんだな。

で、そのあとチケットを買おうとしたら、
それまでチケットがまだまだありそうな
雰囲気だったのに、なんとS席もA席も
売切れていた。
しかたなくB席(\5,400)を購入。
きっと見にくい席だろうなと思ったけど。

でも、そのあとまた追加でS席が
売り出されていた。
どんな席か分からないけど。

さて、今日はその
「らくごカフェ10周年記念
平成最後の武道館落語公演」。

神保町の落語ライブハウス、
「らくごカフェ」の10周年記念の落語会。
私は、「らくごカフェ」には一度も
行ったことはないが、小さなハコのようで、
その10周年に武道館公演を演るというのは、
そもそもが、型破り。
そして、平日なのに16時開演という
無謀なプログラムだ。

16時を5分ほど過ぎて開演。
まずは、さだまさしが登場。
さださんは、今日の主催者「らくごカフェ」の
オーナー青木伸広さんの
高校の落研の先輩にあたる。
そう、さださんは落語好きだったのだ。

1部は、らくごカフェの「火曜会メンバー」
(火曜日の会と通う会をかけている)が
次々と登場し、踊りや歌、似顔絵、紙芝居など
落語以外の芸を見せていく。
本当は、落語を演りたいのだろうけど、
人数が多くてそんな時間はない。
その中から代表で、春風亭一之輔が落語。

武道館で落語というのは、
今日が初めてではなく、
22年前(1997年)に春風亭小朝が
独演会を行ったことがあるらしい。

その小朝の武道館独演会に当時大学生だった
一之輔は、観客として客席にいたのだという。
22年後に自分が、その武道館で8千人の観客を
前に落語をするなんて、当時にすれば
想像を遥かに超えることだろうな。

それから、2部はさだまさしショー。
さださんの歌をナマで聴くのは初めてだった。
トークが多いのはなんとなく知っていたけど、
今日も45〜50分位で、歌ったのは5曲。
でも、そのトークがもう漫談のようで大爆笑。

曲は『案山子』『雨やどり』『秋桜』『償い』
そして『関白宣言』を歌いかけて
すぐに止めて『関白失脚』。
『関白宣言』は、今では女性差別の歌に
なってしまうのだという。
ど真ん中の曲ばかりで嬉しかった。
まさか、『雨やどり』で落涙するとは
自分でも意外。
この曲、流行ったのは私が中学生だった時で、
その頃はコミックソングみたいな印象だったけど、
年取ってから聴くと泣けるんやなぁ。
『雨やどり』に限らず、『案山子』や『秋桜』、
『関白宣言』もだけど、さださんの歌は
心に沁みるものがある。
今日のパンフレットには、さださんの
「俺の歌は人情噺のつもりで書いているよ」
という言葉があったが、確かに
落語に出来そうな歌も多い。

さださんは「死ぬまでに観たいアーティスト
リスト」に入っていなかったけど、
今日観て凄く良かった。
今度は、コンサートに行こうと思う。

さださんは、アコースティック・ギターを
3本弾いた。
3本とも「Terry's Terry」。
これがすんごい良い音。
ヤマハにいたテリー中本さんのギターで、
良いものだと中古でも100万円どころか
200万円のものもある。
このギターの音を、マイクで
拾っていたようなのだが、
こういうのを「鈴鳴り」って
いうんやろなというサウンド。

それから、3部は立川談春、
4部は立川志の輔と大御所の落語が続いた。
それぞれの落語の後に、
さださんが落語のアンサーソングを1曲
歌うという趣向。
談春の「紺屋高尾」には、『いのちの理由』。
志の輔師匠の「八五郎出世」には、
『親父の一番長い日』。
妹の歌やからね。
この時は、マイクを立てずに
ギターのピックアップから出力していたようで、
さださんのコーナーの時とギターの音が
明らかに違っていた。
マイクで拾った音の方が当然素晴らしい。

20時終演の予定だったが、
志の輔師匠の登場がすでに20時。
終わったのは、21:05。
16:05に始まったのでちょうど5時間!
凄い落語会やった。
休憩が3回あったけど、
長いとは感じなかったので、
充実した内容だったと思う。

私の偏見かも知れないけど、
落語と音楽とか、今回の企画のように
何かと何かを組み合わせたイベントは、
あまり上手くいかないような気がして
好きではない。
一緒に催す意味が感じられず、
それぞれを別々にに観た方が良いと思うからだ。
でも今日は良かったなぁ。
コレは、さださんが主催者に呼ばれて
仕事で歌っただけの歌手ではなく、
主催者の青木さんと懇意であるのはもちろん、
ご本人が落研にいたという落語愛のある人だと
いうことが、非常に大きな要因ではないかと思う。
また主催者の青木さんという方が、
皆さんに愛されている人であるということも
この会の成功のカギだろう。

そういうわけで、当初、武道館で落語なんて
観たくない、と思った私は、
大変に楽しんで、また感動して会場を
あとにしたのでした。
食わず嫌いはいけませんな。

開演前にパンフレットの青木さんの長い挨拶を
読んで、もうそれで感動してしまったので、
今日の成功は決まっていたんだろうな。

一之輔は(武道館での落語を)「また演りたい」と
言っていたけど、確かに「あり」だと思った。
まあ、演者は限られるやろけどね。

落語の演目も良かった。
一之輔のちょっとやり過ぎ感のある
「堀之内」は、8千人の客を掴むには、
あれくらいでちょうど良いだろうし、
談春の「紺屋高尾」、志の輔師匠の
「八五郎出世」もクライマックスでは、
あの大きな会場をシーンとさせる口演で
素晴らしかった。
志の輔師匠の「八五郎出世」は、
何度聴いても素晴らしい。
久しぶりに聴けて良かった。

席は、2階席の最後列だったけど、
スクリーンのおかげで全く問題なく、
楽しめた。
行く前は、スクリーンで落語は
ちょっと抵抗あったのだけど、
考えてみたら、コンサートでは、
しょっちゅう見てるしね。
(凄い変わりよう。現金なもんです。)


[ 演 目 ]
らくごカフェに火曜会メンバーによる余興
「堀の内」 春風亭一之輔
「うた」 さだまさし
「紺屋高尾」 立川談春
「八五郎出世」 立川志の輔

(らくごカフェに火曜会メンバー)
蜃気楼龍玉 柳家小せん 古今亭志ん陽
古今亭文菊 三遊亭天どん 金原亭馬玉
林家たけ平 柳亭こみち 柳家わさび
春風亭正太郎 春風亭一蔵 柳亭市弥
入船亭小辰 三遊亭わん丈 橘家文吾

@ 日本武道館








2019.2.28

DOMINIC MILLER
“THE ABSINTHE TOUR”


ニューアルバム "Absinthe(アブサン)" の名前が付いた
ドミニク・ミラーの来日公演に行ってきた。
残念ながら、日本でのニューアルバムの
発売日は明日なので まだ聴いていないのだけど。
と思って、今、Amazon Music チェックしたら
聴けるやん!
明日、CD 届くのに。

一昨年4月、スティングのツアーの合間に
来日したドミニク・ミラーの公演を観た。
その日のエントリーには、
「全体に演奏の緩急が素晴らしく、
ライヴは期待以上に良かった。
ライブに行く前より、
ドミニクの音楽を好きになった。
明日も行きたいぐらい凄く良かったよ」と
書いている。
というわけで、今回も楽しみにしていたのだ。

コットンクラブ4日間8公演、
今日はその初日の 2nd ショー。
一昨年のライヴは、ギター、ベース、ドラムの
トリオ編成だったけど、今回は
キーボードとバンドネオンが加わって、
5人編成。
バンドネオンが入るあたり、
この人はアルゼンチン人なんだと思い出す。

ベースは、一昨年と同じ Nicolas Fiszman。
ドラムは、Miles Bould から Ziv Ravitz に
替わっていたけど、この Ziv が良かったなぁ。
バンドネオンの Santiago Arias は、
「From Buenos Aires」と紹介されていた、
メンバーの中で一人だけ年が離れて若い。
同名のサッカー選手がいるが、別人。
キーボードの Mike Lindup は、
数曲で声も披露。

曲は、ニューアルバムからの曲も
あったようだが、定番の "Shape of My Heart"、
"Fields Of Gold" ももちろん演りました。
ドミニクは、演奏中お客さんの顔を眺め、
皆の反応を確かめるように演奏していたのが印象的。

JAZZ 的な要素がないわけではないが、
JAZZ でもない ROCK でもない、
独特のインストゥルメンタルの世界。
前作と新作は、ECM というレーベルから
出ている。
(あんまり詳しくないのだけど)
ECM は、JAZZ の中でも
独自の地位を築いているという印象で、
ドミニクの音楽は、ECM らしいと思う。
"Rush Hour" のような激しいのは、
ちょっと違うけど、これがカッコ良かった。

アンコールは「何かソフトなのを」と言って
"Fragile"。

やっぱり、好きやな。
こういうの。
ライヴは週末もあるせいか、
今日はお客さんが少なかったけど、
最後はスタンディング・オベイションでした。

ギターは、ヤイリ(日本のメーカー)の
黒いエレガット。
これが小さいボディなのにええ音しとる。
弾きやすそうやし、欲しいなぁ。
オーダーすると、40万円ぐらいで
同じものが作れるらしい。
人生で、まだギターをオーダーしたことは
ないので、1本ぐらい作ってみたいなぁ。
Taylor のアコギもステージにあったけど、
このライヴでは弾かず。


[ MEMBERS ]
Dominic Miller (g)
Mike Lindup (key,p)
Nicolas Fiszman (b)
Ziv Ravitz (ds)
Santiago Arias (bandoneon)

@ COTTON CLUB



日本公演は、
2/28(木)〜3/3(日) 東京 COTTON CLUB の他、
2/27(水) 名古屋 THE BOTTOM LINE
3/4(月) 神戸 メリケンオリエンタルホテル
3/5(火) 神戸 Chicken George

このあとノルウェー、ドイツ、フランス、
イギリス、デンマークなどヨーロッパを
周るようだ。





2019.3.2

アヴィシャイ・コーエン・トリオ
AVISHAI COHEN TRIO


いやぁ〜良かった〜。
予想を超えて良かった。
一度は観たいと思っていた、
イスラエル出身のベーシスト、
アヴィシャイ・コーエンのライヴ。
アヴィシャイが良かったというより、
トリオ3人が良かった。
つまり、音楽が素晴らしかった。

ブルーノートの紹介文には、
「雄大な音楽性、比類のない創造力を誇る
アヴィシャイ・ミュージック」と
書かれていたけど、
美しく、躍動的で、新しい。
土曜日ということもあるのかもしれないけど、
4日間8公演あるのに
結構お客さんが入っていた。
人気の高さも納得。
女性が見るとどうなのか分からないけど、
プレイするアヴィシャイはとてもセクシー。

ピアノは、アゼルバイジャン出身の
エルチン・シリノフ。
ベースは、イスラエル・エルサレム出身の
ノーム・ダヴィド。
アンコールで "Besame Mucho" を
演ったのだけど、もう別の曲やね。

思わずスタンディング・オベイション。
ホントに素晴らしいライヴでした。

アヴィシャイ・コーエン。
1970年生まれだから、今年49歳。
ヴォーカルもののアルバム("1970")も
あるし、エレキ・ベースを弾く写真も見た。
かなり、幅広し。


[ MEMBERS ]
Avishai Cohen/アヴィシャイ・コーエン (b,vo)
Elchin Shirinov/エルチン・シリノフ (p)
Noam David/ノーム・ダヴィド (ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show








2019.3.3

LEO GENOVESE & TOM RAINEY
マスタークラス


友人 A ちゃんに誘われて、
ピアニストのレオ・ジェノヴ、
ドラマーのトム・レイニーによる
マスタークラスというのに参加してきた。

レオとトム2人は、須川崇志トリオの
CDリリースツアーで来日中。
須川崇志 さんのことは、
この度に知ったベーシスト。
1982年生まれのようなので、まだ若いね。

席について、ツアーのチラシを見ると
「アヴァンギャルド・ジャズトリオ」という
言葉が目に入った。
アヴァンギャルド(前衛)か、
あまり得意ではないなぁと思いながら、
まずは、1曲演奏が始まった。

う〜む、アヴァンギャルドだ。
フリー・ジャズというのか、
インプロビゼーション(即興)だ。
正直、あんまり好きではない部類の音楽だが、
聴いていると、メチャクチャ演っているようで
妙な統一感もある。
不思議だ。

1曲(15分位演ったかな)終わって、
質疑応答に入った。
参加者は、30人弱くらいかな。
思わず一番に手を上げて訊いた。

「今のは、即興だと思いますが、
何か決めごとがありましたか?」

須川さんが通訳をしてくださり、
ドラマーのトムが答えた。
答えは「ノー」だ。
何も決めずに演奏を始めたようだ。

「では、3人がバラバラなことをやっている
かと思うと、一つにまとまったりするのは、
どういうわけですか?」

トム「私たちは音楽で会話(conversation)しています。
言葉で話すのと同じです。
会話が終わると曲が終わります。」

ああ、理解できそうでできない世界。

しかし、他の人のいくつかの質問のトムの答えは、
明快で痛快だった。(一部私の意訳あり。)

Q.「即興と既にある曲を演奏する時、
心構えや何か違うことがありますか?」

トム「同じです。」

Q.「即興のためにどんな練習をすれば良いですか?」

トム「即興は、即興なので練習のしようがありません。
即興のために普段できることは
『今(present)にいる』ことです。
そして、もし練習といえるものがあるならば
それは、即興することです。
それを演り続けることです
それが練習です。Just Do It.」

ええ答えやなぁ。
全くその通りやろうな。
やってみる以外、やり続ける以外、道はないのだ。

面白かったのは、ピアニストのレオへの質問。

Q.「即興中に音階にない(半音の間のような)音が
欲しくなることはありませんか?
その時はどうしますか?」

レオ「僕の家のピアノは、8〜9年調律してないんだ。
だから、音程はメチャクチャだけど、それで練習をしている。
ピアノは、半音の間の音は出せないけど、
それを楽器のせいにしてはいけない。
それは、キミのマインドの問題だ。」

お〜、これもええ答えや。

すると、彼女(質問者)は、
「どうして、調律しないんですか?」と訊いた。

レオは「Why・・・」と呟いてしばらく考えた後、
「I don't know.
調律師には、調律したくなったら電話するよって
約束してるんだけどね。
思っている音と違う音が出るのが好きなんだ。」

Q.「毎日、ルーティンにしてる練習がありますか?」

レオ「練習? 音楽(Music)さ。
毎朝、マテ茶を飲んで、そして作曲する」

そんな Q&A が、2時間近く続き、
最後にもう1曲演奏があった。
こちらは、須川さんの曲ということで
5拍子のテーマらしきものと
キメらしきものもあったが、
インプロビゼーションに入ると、
拍子も調性もどこかに消え、
アヴァンギャルドの世界へと突入するのであった。

音楽は、あまり得意ではなかったけど、
質疑応答は、とても興味深く、刺激的でした。

英語は、アルゼンチン出身のレオの方が
聞き取れたね。ゆっくりだし。
ネイティヴ(トムは米国人と思われる)の
英語は聴くの難しい。
参加者の中には、英語で質問しだす人も
数名いて、現代の東京の英語度(?)の
高さも感じたのでした。


[ MEMBERS ]
須川崇志 (b)
LEO GENOVESE (pf)
TOM RAINEY (dr)

@ BODY AND SOUL (港区南青山)



開演前





2019.3.5

David T. Walker
featuring Jeff Colella, Byron Miller
and James Gadson


昨年1月以来のデイヴィッド・T・ウォーカー
ライヴに行ってきた。
昨年の公演では、ドラムの
レオン・ンドゥグ・チャンクラーの
激痩せぶりと今までと違う笑顔の少なさに
不安を感じたが、ライヴを観て
ひと月も経たないうちにチャンクラーは、
逝ってしまった。
享年65歳。

チャンクラーに替わってドラムは、
なんとキング・オブ・グルーブ、
レジェンド、ジェイムス・ギャドソン!
これは、嬉しい組み合わせだ。

昨年は、デイヴィッドのプレイを
まろやかと書いたけど、
今日はまた違う印象を持った。
なんか違う次元へ行ったというのかな。
一音一音への魂の入れ方が強烈だった。
人間世界遺産です。

今年で78歳。
演奏中に左手をギターから放して
握ったり開いたりする仕草を数回観た。
思うように動かないのだろうか。
あと何回来日してくれるか分からないけど、
次回も観に行くよ。
ギターは、昨年同様、ジョン・カラザース。

曲は、1曲目に "Smile" をソロで演ったほか
"I Want You"、"Love's Theme"、
"Lovin' You"、"What's Going On" など。
全曲、デイヴィッドのイントロ付き。
カウントで始まったのは1曲もなし。
アンコールは、"Soul Food Cafe"。
素晴らしかったです。

ジェイムス・ギャドソンは、今年80歳。
ちょっと歩くのも辛そうだったけど、
グルーヴは、サイコ―。
"Love's Theme" プレイ中 何やら
アクシデントがあったようで、
一瞬ドラムが止まった。
どうやら椅子が故障したようで、
叩き辛そうにも見えたけど、
それでも全くリズムは乱れず。
さすが。


[ MEMBERS ]
David T. Walker(g)
Jeff Colella (p,key)
Byron Miller(b)
James Gadson(ds)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show








2019.3.6

ナンシー・ウィルソン
Nancy Wilson


昨日知ったんだけど、
ナンシー・ウィルソンが、
昨年12月13日に亡くなっていた。

ロックバンド「HEART」の
ナンシー・ウィルソンではなく、
ジャズ・シンガーの方のナンシー。
享年81歳。
2011年には、一線から退き、
長く患っていたようだ。

一度だけ、ナンシー・ウィルソンのライヴを
ブルーノート東京で観たことがある。
今から20年ほど前のこと。
J-phone(今のソフトバンク)の抽選で
ナンシーのライヴに当選した。
たぶん、J-phone の貸切だったんじゃないかな。
バレンタイン・デイに合わせたイベントで
ペアで招待だったように記憶している。
ブルーノート東京には、
もう70〜80回は通ったと思うけど、
そのライヴが私のブルーノート初体験だった。
今ほど自由に使えるお金がなかった時代、
初めてのブルーノートで、
ナンシー・ウィルソンなんてと
当選して、とても嬉しかった覚えがある。

その時、もしかしたら歌うかなと
密かに期待していた曲があった。
結局、歌いはしなかったのだけどね。

その曲は、山下達郎の『Your Eyes』。
1983年、彼女はヤマタツの『Your Eyes』を
カバーし、12インチシングル(アナログ・レコードね)を
リリースした。
おそらく、日本だけの限定企画盤だったんやないかと思う。
まだ、日本人の曲を外国人アーティストが
カヴァーするのは珍しかった時代だ。

私は、そのレコードを買った。
今も実家にあるはずだ。
3曲入りで、他の2曲については覚えていない。
調べてみたが、どうやらCD化はされていないようだ。
この機会にCD化されるといいなぁ。
配信だけでもいいから、関係者の皆様お願いします。

このカヴァー・ヴァージョン、
意外と知らない人多いんちゃうかな。
YouTube にあったので、聴いてください。

Nancy Wilson ― Your Eyes



合掌。





2019.3.7

Allen Hinds & L.A. Super Soul

私は、年間 数十回ライヴやコンサートに行くが、
稀にあまりに素晴らし過ぎる演奏を聴いた時、
もう人前で演奏(ギター)するのを
やめようかなと、思うことがある。
別に落ち込んでそう思うのではない。
ギターをやめようとは思わないけど、
その素晴らしい演奏こそが、
人に聴かせる音楽であって、
私の演奏は、人前で演奏するほどの
価値がないように思うのだ。
でも、やめないのだけどね。

一方で、ライヴを聴いて、
凄くギターを弾きたくなる、
「よし!練習するぞ!」と
思わせてくれるライヴもある。

人前で演奏することをやめようかと
思ってしまうライヴと、
ギターを弾きたくなるライヴと、
何が違うのか、その違いは
まだ発見していないけど、
どちらも素晴らしい演奏には違いない。

つまらない演奏を聴いても
そんな風には思わないから。

さて、今日 観てきたライヴは、
ギターが弾きたくなるライヴだった。
もう、聴いているうちから
自分の演奏で試してみたいことや
次回のライヴのアイディアが浮かぶ、
そんなライヴだった。

そのライヴは、
"Allen Hinds & L.A. Super Soul"。

アレン・ハインズは、米国LAのギタリスト。
今までに ナタリー・コール、ロバータ・フラック、
ランディ・クロフォード、パティ・オースティン、
ジェームス・イングラム、ザ・クルセイダーズ、
ボビー・コールドウェル などのライヴや
レコーディングのサポートをしてきた。

実は、アレンのことをよく知らなかった。
この度の来日を知って、ライヴに行きたいな
と思ったのだが、一昨日の Motion Blue
での公演は、David T. Walker(@BBL)と
重なっていた。
調べてみると、汐留の BLUE MOOD という
ハコでもう一日、ライヴがあることを発見。
これは、観ておこうと思い 行ってきた。

なんというか、東京に「the Baked Potato」
(LA の老舗ライヴハウス)が、
やってきたような感じのライヴだった。

アレンが、「毎月、Baked Potato に
出てるんだけど〜」と言ったように聞こえた。
Baked Potato のサイトをチェックしてみると、
ホントに今月も29日に
ライヴがブッキングされている。
しかも今日と同じメンバーだ。
(ちなみに Baked Potato の彼らの
ミュージックチャージは、25ドルやけど。
今日は¥8500 でした。)

アレンのギターは、エスクワイヤータイプ。
どうも Fender には見えなかったので、
ライヴ後ステージの前まで見に行ったけど、
暗くてロゴは読めず。



ちょっとヘッドの形状が微妙に Fender では
ないような気がするんやけど、
アレンのウェブサイトの Gear コーナーには、
1952年の Fender Esquire の写真があるので、
これだったのかもな。
ものその凄くええ音やった。

もう1本、数曲で Xotic の青い
ストラト・タイプを使用。



ギター・プレイは、めちゃくちゃなめらか、
スムーズ、そして、指弾き!
時々、ピックを持っているようにも
見えるので何度も右手を凝視したけど、
ピックは持っていない。
素晴らしい。
私も数年前にピックで弾くことを
やめたけど、あんな風に指で弾けるのを
目の前で見ると、もっと練習しよう!と
思ったのでした。

ほんで、アレンは見た目もカッコいい。
たぶん、年齢は私と大して変わらないと
思うのだが、男前で、禿げてないし、
お腹も出てないねん。

メンバーは全員、強者ぞろいで、
素晴らしい演奏だった。
ドラムのドナルド・バレットの
スリップ・ビートは凄かったな。

ヴォーカルの マキサーン・ルイス は、
とてもパワフル。
見た目のせいか、ロバータ・フラックを
イメージした。

トラヴィスはちょっと太り過ぎやな。

1部は2曲インストの後、2曲歌モノ。
4曲で約50分。
2部もインスト(3曲かな)の後、
歌モノ。
"And I Love Her"(ビートルズ)、
"Satisfuction"(ローリング・ストーンズ)。
アンコールでもう1曲。
楽しかった〜。


[ MEMBERS ]
Allen Hinds (g)
Travis Carlton (b)
Matt Rohde (key)
Donald Burrett (dr)
Maxayn Lewis (guest: vo)

@ BLUE MOOD(東京都中央区築地)





メンバーについては、Motion Blue の紹介文を借りる。

マット・ローデ (key)は、人気音楽番組
「アメリカン・アイドル」の音楽監督を務め、
アレンジャー/演奏家としても
プリンス、アラニス・モリセット、
宇多田ヒカルなどをサポートしてきた凄腕だ。
さらに、父のラリー・カールトンをはじめ、
ロベン・フォード、マイケル・ランドウなど
大御所ギタリスト達のバンドで活躍する
若手 トラヴィス・カールトン (b)、
P!NKやジョージ・ベンソン等のサポートも
務める名手ドナルド・バレット (ds)、
そしてマイケル・ジャクソン、マドンナ、
ダイアナ・ロス、セリーヌ・ディオン等の
レコーディングでその美声を聴かせてきた
マキサーン・ルイス (vo)という、
いずれも米音楽シーンの最前線でトップ・
ミュージシャン達を支えてきた“超級”プレイヤー





2019.3.8

JOAO GILBERTO
ジョアン・ジルベルト


今年で、88歳になるジョアン・ジルベルトは、
アントニオ・カルロス・ジョビンとともに
ボサノヴァの生みの親と言われている巨匠だ。

そのジョアンの、2006年11月8日・9日に
東京国際フォーラム ホール A で行われた公演が、
世界初、唯一の公式ライブ映像として
今日、劇場で公開された。
東京、名古屋、大阪のそれぞれ一つの劇場で、
3/8 (金)〜3/14 (木) 一週間限定、
一日一回だけの上映だ。
このライヴ映像は、Blu-ray で発売
(限定5000セット)されるのだが、
大きなスクリーンで観てみたいので、
明日、観に行こうと思っている。

実は、私はこの2006年11月9日の東京公演を
ナマで観ている。
当時、ジョアン・ジルベルトのことは
良く知らなくて、ファンというわけではなかったが、
大阪時代のバンド仲間の一人が、
わざわざ東京まで観に来るというので、
そんなにスゴイ人なら観ておこうと思ったのだ。

彼は、奇人と言われるような完璧主義者で、
会場に準備されたマイクロフォンが
約束したものと違うと言って激怒して、
帰ろうとしたり、様々な理由で遅刻も多く、
コンサートが時間通りに始まらないのは、
珍しくなかったようだ。

私が観たコンサートでも、
(もう13年前のことであまり覚えていないけど、
覚えているのは)すでにお客さんが皆席につき、
開演時間を過ぎた頃に
「ただ今、ジョアンさんがホテルを出られました」
という場内アナウンスが流れ、
会場がどよめいたこと。
そして、それから10分か20分経ち、
「ただ今、ジョアンさんが会場に到着されました」
というアナウンスが流れると、
会場に拍手が起こったこと。
もう、本当に来てくれるかどうか分からない、
という状況なので、遅れてきたことを
怒る人なんて一人もいない。
歌ってくれるだけで、奇跡!みたいな雰囲気だった。

ちなみにバンドはいません。
ジョアン、一人のギター弾き語りです。

それから、有名なジョアンの「フリーズ」。
2003年の来日公演で、すでに伝説化していた話。
コンサート中にジョアンが動かなくなるのだ。
20分ぐらい。
歌いもせず、話しもせず、ただじっとしている。
その年の大阪公演では、45分動かなかったという話もある。

私が観た日も何分間か、その時間が訪れた。
その間、観客はずっと、拍手(手拍子)をし続けるのだ。

客席から見ていると、
具合が悪いんじゃないか、
寝ているんじゃないか、
瞑想してるんじゃないか、
と 色んな風に見えるのだが、
ジョアンは、その拍手を聴いている、と
当時、何かで読んだ覚えがある。
ブラジルでは、観客がじっと座って
音楽を聴くなんてことはないらしいけど、
日本人は真剣にじっと耳を傾けてくれる。
そのことにジョアンは、感動したらしく、
初来日の時、「こんな観客を探していた」と
言ったという話があるほど。
ジョアンにとっては、日本のオーディエンスが
嬉しかったんだろう。
それが、70代になってからにも関わらず、
2003年、2004年、2006年と続けて
来日した背景にあるのかも知れない。

当時の携帯電話のしょぼいカメラで撮った写真だが、
当日、会場に貼り出されていた案内。



(前略)
2003年の横浜公演と東京の最終公演で
ジョアン本人が感激のあまり20分余にわたって
没我の状態になったことをご存知のお客さまも
多いことと思います。これはひとえにお客さまに
対するジョアンの感激、感謝の気持ちの表明
だったのですが、2004年の公演でも温かい
お客さまからの拍手にステージ上で、一時、
瞑想状態が現出いたしました。
ステージに上がる前に精神を高め、
そのピークで演奏をスタートするジョアンは
そのためもあり、しばしば開演時間が
遅れてしまいます。演奏中の瞑想状態も
いわば客席と一体化がもたらすジョアン
ならではのハプニングといえます。
今回の公演でもお客さまの反応次第では
そのような状態になることが想像されます。
お客さまにおかれましてはそのような状態も
含めコンサートの一部とお考えいただき、
ぜひジョアン・ジルベルトとともに
彼の音楽世界をお楽しみいただきたく思います。
はなはだ奇妙なお願いで恐縮ではございますが
お客さまにはこうした点をご理解の上ご入場
いただきますようお願い申し上げます。

----------------------------------------

こんな「お願い」が貼り出されるコンサートは
ほかにはないだろう。

私は確か2階席で、オペラグラスも
持っておらず、豆粒のようなジョアン
(しかもじっと座っての演奏)しか観ていない。
何年も前に海賊版の DVD (海外のコンサート)を
買ったら、それも2階席から豆粒のような
ジョアンを撮影しているもので、
がっかりした覚えがある。
大画面で観るとまた違うものを感じられんじゃないかと
いう期待もあって、この劇場公開を観ることにした。

感想は、また明日ね。


[ Official Site ]
ジョアン・ジルベルト ライブ・イン・トーキョー





2019.3.10

JOAO GILBERTO LIVE IN TOKYO
ジョアン・ジルベルト ライブ・イン・トーキョー


一昨日、長々と背景を書いたが、
「ジョアン・ジルベルト ライブ・イン・
トーキョー」のライヴ映像を昨日、観てきた。
@ ル・シネマ(渋谷 Bunkamura)。

3日前にチケットを買っていたので、
見やすい席で観られたが、
1日1回の上映の上、土曜日と
いうこともあって売切れだった。



事前にチケット買わずに来て、
入れなかったお客さんいただろうな。

さて、映像のライヴは2006年11月8日、
9日なので、ジョアンが75歳の時のライヴ。
2006年は、東京で4公演あったのだが、
その後半2日間の演奏から編集されたもの。
それ以降は来日していないので、
今のところ、最後の日本公演だ。

ボサノヴァというと、ちょっと爽やかで
軽快な音楽をイメージするが、
ジョアンの歌は、ボソボソと、
淡々と歌う感じで
元気いっぱいという感じではない。
その、ボソボソとした、どちらかといえば
地味な歌声が何とも言えず
不思議な心地良さで、
5千人の観客の耳が惹きつけられるのだ。

さすがに映像にはジョアンのフリーズ状態の
シーンはなかったのだが、
それでも通常のライブより明らかに長い、
曲終わりの拍手の時のジョアンの表情を
見られたのは貴重だと思った。
2階席からは全く見えなかったジョアンの表情、
それは確かには拍手を「聴いて」いた。
恍惚の表情というと大げさかもしれないけど、
拍手を浴びるジョアンは、
とても満足で嬉しそうに見えた。



映画館のロビーには、コンサートで
実際に本人が使用した、テーブル、
時計、イス、踏み台が展示されていた。
それ以外のものは類似品のディスプレイ。
まさか、ご本人のギターを
借りてくるわけにはいかんもんね。




[ Official Site ]
ジョアン・ジルベルト ライブ・イン・トーキョー

Blu-ray 買おうかなぁ。


[ ル・シネマ(映画館)の紹介文 ]
ボサノヴァの法王が贈る《伝説の日本公演》
世界初!唯一の公式ライブ映像
奇跡のパフォーマンスが今、スクリーンに甦る!!
「イパネマの娘(The Girl From Ipanema)」や
「デサフィナード(Desafinado)」など、
“ボサノヴァ”の名で呼ばれる音楽の表現を、
その声とギターを通じて生み出した創造者、
ジョアン・ジルベルト。
2006年11月に東京国際フォーラム ホールAで開催された
日本公演が、ジョアンの長いキャリアの中でも世界初、
唯一の公式ライブ映像となります。
これまで世に出ることが無かった、
この伝説のライブの模様を選りすぐりの約90分の映像に凝縮。
13年の特を経た今、世界初の限定上映が決定しました。


監督 三室雄太郎
音楽プロデューサー 宮田茂樹
プロデューサー 遠山豊、高橋信彦
キャスト ジョアン・ジルベルト
作品情報 収録時期:2006年11月8日(水)・9日(木)
     2019年/日本/90分
配給 ライブ・ビューイング・ジャパン


[ 曲目 ] Blu-ray BOX のサイトより転記
01. Ligia(Antonio Carlos Jobim)
02. Pra Que Discutir com Madame?(Janet de Almeida - Haroldo Barbosa)
03. Morena Boca de Ouro(Ary Barroso)
04. Doralice(Antonio Almeida - Dorival Caymmi)
05. Da Cor do Pecado(Bororo)
06. Tim Tim Por Tim Tim(Geraldo Jaques - Haroldo Barbosa)
07. Retrato em Branco e Preto(Antonio Carlos Jobim - Chico Buarque)
08. Samba de Uma Nota So(Antonio Carlos Jobim - Newton Mendoca)
09. Estate(Bruno Martino - Bruno Brighetti)
10. Samba da Minha Terra(Dorival Caymmi)
11. O Pato (Jayme Silva - Neuza Teixeira)
12. Corcovado(Antonio Carlos Jobim)
13. Aguas de Marco(Antonio Carlos Jobim)
14. Treze de Ouro (Heriverto Martins ? Marino Pinto)
15. Desafinado (Antonio Carlos Jobim - Newton Mendoca)
16. Pica-Pau (Ary Barroso)
17. Meditacao (Antonio Carlos Jobim - Newton Mendoca)
18. Aos Pes da Cruz (Marino Pinto - Ze da Zilda)
19. Bim Bom (Joao Gilberto)
20. Chega de Saudade(Antonio Carlos Jobim - Vinicius de Moraes)
21. Garota de lpanema(Antonio Carlos Jobim - Vinicius de Moraes)





2019.3.11

MICHAEL LANDAU LIQUID QUARTET
featuring DAVID FRAZEE,
ANDY HESS & IAN THOMAS


昨日、3年ぶりのマイケル・ランドウの
ライヴに行ってきた。
前回は、2016年3月11日に観ているのだけど、
その年の12月に STEVE GADD BAND でも
マイケル・ランドウを観ているので、
正確には、2年3ヶ月ぶりか。
今回は、「マイケル・ランドウ・リキッド・
カルテット」という名義。

このライヴを予約した後に、昨年出た最新
アルバム『ROCK BOTTOM』を聴いた。
歌入りのアルバムで、
ちょっとダークな大人のロック。
ライヴもアルバムのシンガー、
デヴィッド・フレイジーとの公演。
この人とマイケルは、90年代に
「バーニング・ウォーター」という
バンドをやっていたのだ。

スティーヴ・ガッド・バンドで聴けるような
インストにおける職人芸プレイを
期待してた私は、このアルバムを聴いて、
ライヴにいくことをちょっと迷った。
アルバム『ROCK BOTTOM』は、
あまり好きなタイプの音楽ではなかったんだ。

でも、きっとインストも演るだろうし、
マイケルのプレイを間近に観られるなら、
と思い直し行くことにした。

結果、やはりナマで聴くと音楽の印象も違う。
アルバムの印象より、ナマで聴くと良かった。
でも、お腹いっぱいの上、一杯ひっかけて
行ったので、実は前半眠かった。
一緒に食事をした友人に
「今からライヴに行く」と言うと
「お腹いっぱいで眠くならない?」と訊かれ、
「映画は時々眠いけど、ライヴはないな」
なんて答えたのに、意識朦朧。
後半、立ち直ってちゃんと聴けたけど。

マイケルのギターは、いつもの Fender の
2ハムのストラトキャスター。
アンコールでは、S-S-H の
ストラトキャスターを使用。
たぶん、これも Fender。

相変らず、ギターのボリュームとトーンを
しょっちゅう触り調整しながら弾く。
もの凄く細かいトーンに注意を払っているのだ。
そして弾きながらなので、その動作がめちゃ早い。
いっつもやっているとああいう風に
コントロールできるようになるんやろうな。
目指そう匠の世界。
精進あるのみ。


[ MEMBERS ]
Michael Landau (g)
David Frazee (g,vo)
Andy Hess (b)
Ian Thomas (ds)

@ COTTON CLUB
2nd show





(訂正/ 2019.3.12)
本文中、マイケル・ランドウを見るのは、
「2年3ヶ月ぶり」と書いたけど、
2018.9.6 にも STEVE GADD BAND
マイケルを観ているので、ほんの半年ぶりでした。





2019.3.16

LEE RITENOUR's
SIX STRING THEORY COMPETITION
- Winners' Circle -


リー・リトナーのライヴには、
10回以上足を運んだと思うのだが、
2016年9月以来約2年半ぶりだ。
昨年、11月にデイヴ・グルーシンの
ビッグ・バンド で来日することは、
知っていたけど、 "ウエスト・サイド物語" の
楽曲を演るということもあって、
あまり興味がわかず、観に行かなかった。

最近になって知ったのだが、
この公演にリーは、来日しなかった。
健康上の理由により来日をキャンセルしたのだ。
病名は分からないけど、手術をする必要が
あったようだ。
そして、その同じ頃、山火事の被害で
リーは、家とスタジオを失ったのだという。
今回は、二重の困難からのカムバック来日だ。

リー・リトナーが、2010年にリリースした
アルバム『SIX STRING THEORY』は、
ジョージ・ベンソン、BBキング、スティーヴ・ルカサー、
スラッシュ、ジョン・スコフィールド、
パット・マルティーノ、マイク・スターン、
ロバート・クレイなど、20人のギタリストが
参加する豪華なアルバムだった。

同年にスタートした、
「SIX STRING THEORY COMPETITION」。
プロ・アマ問わず世界中の若き才能を
発掘しようというこのコンペの2018年の
最優秀賞受賞者たち(9人のうち8人が参加)と
リーとの特別公演を観てきた。

全く予想のつかないライヴだったが、
期待を超えて素晴らしく、そして
楽しいライヴだった。

まず、リーと ホルガー・マルヤマー (key)
ペタール・クルスタイッチ (b)
ユアン・レスリー (ds) が、リーの "The Village"。
お〜素晴らしい。
このバックの3人も昨年の
「SIX STRING THEORY COMPETITION」の
それぞれの楽器部門の最優秀賞受賞者。
この3人がリーの新しバンドのメンバーだと
言われても疑わないレベル。
さすがは、世界から選ばれた人たちだ。
3人ともスゴイ。
もう、たぶんすでにプロだったでしょうな。

ギターは、Jazz Guitar、Rock Guitar、
Blues Guitar、Acoustic Guitar、
Classical Guitar、Rhythm Guitarと
6部門あるのだが、そのうち
Jazz Guitar部門の最優秀賞受賞者以外が出演。
5人とも素晴らしかったけど、
特に私が気に入ったのは、
Rhythm Guitar 部門の Kaspar Jalily (France)、
Blues Guitar 部門の Hayden Fogle (USA)。

ブルースのヘイデンは、なんと18歳!
なんで18歳であんなギター弾けるんやろな。
そのブルースの後にロック部門の
Johannes Persson (Sweden) の演奏が
あったんやけど、凄いテクニックなのは
分かるけど、18歳のブルースの方が、
なんというか心にグッときたもんな。
まあ、好みもあるけど、
音楽がテクニックのための音楽に聞こえて
しまうと残念やな。

Acoustic Guitar 部門の Eric Jayne (USA)、
Classical Guitar 部門の Hedvika Svendova
(Czech, France) は、それぞれ、
ソロ・ギターで1曲ずつ。
この2人も素晴らしかった。
最後にリーの "Lay It Down"。
アンコールは、ギター4人並んで
(Jeff Beckの) "Freeway Jam"!

おもろいライヴでした。
この人達、将来楽しみです。

[ MEMBERS ]
Lee Ritenour /リー・リトナー (g)
Johannes Persson /ヨハネス・ペルソン (g)
Kaspar Jalily /キャスパー・ジャリリ (g)
Hayden Fogle /ヘイデン・フォーグル (g)
Hedvika Svendova /ヘドヴィカ・スヴェンドヴァ (g)
Eric Jayne /エリック・ジェイン (g)
Holger Marjamaa /ホルガー・マルヤマー (p)
Petar Krstajic /ペタール・クルスタイッチ (b)
Euan Leslie /ユアン・レスリー (ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show





来日直前! リー・リトナーにインタビュー

SIX STRING THEORY COMPETITION

【2018 Grand Prize Winners】
Jazz Guitar: Cecil Alexander (USA)
Rock Guitar: Johannes Persson (Sweden)
Blues Guitar: Hayden Fogle (USA)
Acoustic Guitar: Eric Jayne (USA)
Classical Guitar: Hedvika Svendova (Czech, France)
Rhythm Guitar: Kaspar Jalily (France)
Piano: Holger Marjamaa (Estonia, USA)
Bass: Petar Pera Krstajic (Serbia, USA)
Drums: Euan Leslie (Scotland, USA)


(2019.3.30追記)
ブルーノートの 「LIVE REPORTS」
セットリストがアップされたので転記しておく。

[ SETLIST ] 2019 3.16 SAT. 1st & 2nd
1. THE VILLAGE
2. IN A SENTIMENTAL MOOD
3. NIGHT JAM 〜 LA
4. FOUR WALLS
5. THE BLACK WOODS - ERIC’S SOLO
6. ROSSINIANA NO.6 - HEDVICA’S SOLO
7. BLUES AT SUNRISE
8. FIVES
9. LAY IT DOWN
10. FREEWAY JAM





2019.3.20

MADELEINE PEYROUX
マデリン・ペルー


一度はナマで聴きたいと思っていた
マデリン・ペルーのライヴに行ってきた。
この人、一応ジャズ・シンガーという
カテゴリーに入るのかもしれないけど、
フォークだったり、ブルースだったり、
カントリーだったり、シャンソンだったり、
音楽はごちゃ混ぜだ。

米国ジョージア州生まれだが、
10代の頃にフランスに移住し、
15歳でパリの街角でバスキング(大道芸)を
始め、ヨーロッパを旅して周ったという。
18歳でアトランティック・レコードに見出され、
その後 デビューという経歴の持ち主。

ご本人はジャケットの写真で見るより
ふくよかで、飾らない人柄を感じた。
歌い出すと、不思議なほど自然。
「不思議なほど自然」って変な表現だが、
目の前で歌っていることが、
全く特別なことではなく、
あまりにもナチュラルに感じられ、
それが不思議な感じがしたのだ。
歌うこと、音楽を創ることが
ご本人にも自然なことなんだろうな。

バンドもとても良い。
オジサンばかりだったが、
皆さんベテランなんだろう。
ギターのジョン・ヘリントンは、
Steely Dan のツアーやレコーディングに
参加していた人だ。
使用ギターは、ギブソンの小ぶりの
セミアコ(ES-339?)。

マデリンは、マーティンのアコギと
6弦のウクレレを弾きながら歌った。

曲は、
"La Javanaise"(フランス語で)
"Don’t Wait Too Long"
"Honey Party"
"If The Sea Was Whiskey"
"On A Sunday Afternoon"
"Careless Love" など。

65分位。
珍しく、アンコールがなかったよ。
聴きたかった(クラプトンも歌ってる)
"Got You On My Mind"、
(レイ・チャールズも歌ってる)
"Take These Chains From My Heart" は、
歌わず。


[ MEMBERS ]
Madeleine Peyroux / マデリン・ペルー (vo,g,uke)
Andy Ezrin / アンディ・エズリン (key)
Jon Herington / ジョン・ヘリントン (g)
Paul Frazier / ポール・フレイザー (b)
Graham Hawthorne / グラハム・ホーソーン(ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




Jam Session会員優待で半額で鑑賞。





2019.3.26

EXHIBITIONISM
ザ・ローリング・ストーンズ展


3月15日から5月6日まで、東京の
TOC五反田メッセで
ザ・ローリング・ストーンズ展
開催されている。

ストーンズは、私の生まれた1962年に結成された。
なんと結成57年だ〜。
ザ・ローリング・ストーンズ展は、
その歴史をメンバー自身の
プロデュースで構成した企画展。

2016年4月ロンドンを皮切りに
ニューヨーク、シカゴ、ラスベガス、
ナッシュビル、シドニーで開催されてきた。
アジアでは、東京が唯一の開催となる。

私はストーンズ・ファンというわけではないが、
マーティン・スコセッシ監督が、ライヴ映像を
撮った『SHINE A LIGHT』 は、
2008年公開時に劇場へ観に行ったし、
2014年の来日公演は、東京ドームで観た。
まあ、その程度なのだけど、
このローリング・ストーンズ展、
会場が自宅から歩いて10分ということもあって、
観に行こうと思っていた。
入場料は、平日が3,500円、
土日限定の前売り券が売られていて、
それは、3,700円(当日は4,000円)だ。

で、いつ行こうかなぁと考えていた矢先、
昨日、なんと友人から
「招待券あまってるけど行く?」と
連絡があった。
3月中の平日限定だったのだが、
今日しかい行ける日がないので、
早速行ってきたよ。

エントランス。



バンド結成当時、メンバーがともに
暮らしていたアパートの部屋を再現したセット。





若者たちの部屋です。
当然、汚いです。
これは、写真が残っておらず、
メンバーの記憶を元に再現したのだという。

初期のレコーディングスタジオのセット。



数々のギターたち。



ロニーの Gibson レスポール・スペシャル。



ロニーのゼマティス。



キースの72年製 Fender テレキャスター。



珍しかったのは、キースの60年製 Maton EG240。



ミックの63年製 Gibson ハミングバード。



衣装の数々。





そのほか、ミックの自筆の歌詞のノートや
アートポスター写真、3Dライヴ映像などなど、
500点以上!

面白かったのは、ヘッドホンで再生しながら、
自分でミックスを体験できるというコーナー。





8曲あって、それぞれ90秒ほどなのだが、
ミックの歌を切って、ギターとベースだけで
聴いたり、歌とドラムとベースだけに
してみたりと色々遊べて面白かった。

オリジナルグッズも色々売っていたし、
ストーンズ・ファンはたまらんだろうな。
さすがにベロマークのTシャツは、
私には似合わないので買わなかった。
滞在時間、90分位かな。




ところで、ストーンズ展とは関係ないが、
ピエール瀧の逮捕で、作品の上映や
販売などの自粛が問題になっている。
ドラッグをやるのは悪いことだけど、
そのせいで作品の販売まで自粛するのは、
私は甚だ疑問がある。

電気グルーヴの作品は販売自粛するのに
ドラッグをやってきたと公言している
キース(たぶん他のメンバーも)の
作品を売ったり、展示会までするのは
どういうわけだろう。
別にストーンズに限った事じゃない。
60〜70年代のロックやジャズの
ミュージシャンの多くが、
ドラッグに手を出していたのは、
誰もが知る話。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』では、
フレディもドラッグやってなかったっけ?

でも、彼らの作品は自粛の対象にならない。
結局、自粛は一時的なことで
ほとぼり冷めたらまた売るんだろう。
ASKA の時だってそうだった。
販売再開に3〜4年かかってるけど。

そして、自粛だなんだと言っているのに、
毎日のように容疑者の顔写真や映像を
テレビで流すワイドショーは、
批判の的にならないのか、
報道という大義名分のおかげか
容疑者の顔を映し続ける。
なんか、変な感じ。





2019.3.28

またも落選

「死ぬまでに観ておきたいアーティスト」と
称して今まで結構な数の色んな人のライヴや
コンサートを観てきた。
「死ぬまでに」は私のことであり、
アーティストのことでもある。

人気のあるアーティストは、
抽選方式をとっていることが多い。
山下達郎のコンサートも抽選式だが、
1回目の当選までに15回ぐらい外れた。
(その後、また5回ほど申込んで2回目の
当選をした。)

この2年ほど時々申し込むが、
外れ続けているアーティストがいる。
その人は、吉田拓郎。

申込んだ回数は、まだ5回ほどなのだが、
先日申込んだ6月4日の
東京国際フォーラム公演にもまた外れた。
「また」と書いたのは同じコンサートの
2月の先行抽選にも外れたのだ。

一度は、観ておきたいよ。
人生で最初にギターを弾いた曲が拓郎の『落陽』、
人生で初めて買った LP レコードが
拓郎の『元気です』なのだから。

6月4日のコンサートは、もう一度チャンスがあるが、
それは早いもの順で、売切れたら終わり。
おそらく数分で売切れる。
これは、ネットにつながるかどうかの運次第だ。

先月の「らくごカフェ10周年記念
平成最後の武道館落語公演」で初めて観て
興味を持った、さだまさし。
同じく東京国際フォーラムでの6月27日の
公演に申込んでいたのだが、
こちらは、一発でめでたく当選。

井上陽水も、一昨年一発で当選し、
観ることが出来た。
あと、日本人アーティストで観ておきたい人、
誰かなぁ〜。





2019.3.29

ショーケン死す

マカロニ刑事(太陽のほえろ!)も
アニキ(傷だらけの天使)も好きだったなぁ。

歌は上手いと思ったことないのだけど、
独特の歌いまわしで、
その世界観はオンリーワンだった。

『大阪で生まれた女』『Ah!Ha!』
『ぐでんぐでん』『ラストダンスは私に』など、
20歳の頃にバイトしていた喫茶店で
よく聞いた覚えがある。
ちょっと危ない匂いのする大人の
ロックという印象だったなぁ。

昨年だったか一昨年だったか、
ビルボードライブ東京で
ライヴがあるのを知って、
行きたいなと思ったのだけど、
ミュージックチャージ(15,000円)を見て、
断念した。
行けばよかったな。
やっぱり、生きているうちに観ておかないと。

2011年から消化管間質腫瘍という病だったけど
公表していなかったとのこと。
享年68歳。
若い・・・。

合掌。


ショーケンと言えば。
20代前半の時にやっていたバンドのヴォーカルが
ショーケンに似た声と歌い方だった。
別に真似をしていたわけでもなく、
影響を受けたわけでもなく、
ただ似ていたんだと思う。
本人は、「ショーケンに似てる」と
言われるのがイヤで、
影響受けるとイヤなので
「ショーケンは聞かない」と言ってたっけ。
私より3〜4歳年上だった。
この人は、歌がうまくてコンテストに出ると
たいてい賞を獲ったけど、デビューに至らなかった。
ちょっと破天荒な人だったなぁ。
元気にしてるかなぁ。




ヴィクター・ウッテン
Victor Wooten


大好きな ヴィクター・ウッテン のライヴ。
昨年2月の「Victor Wooten featuring
Dennis Chambers & Bob Franceschini」以来。
今回は、ウッテン兄弟を中心としたメンバー。

いやいや、素晴らしかった〜。
ヴィクターに "Teacher" と紹介された
ビッグ・ブラザー2人。
ヴィクターに音楽を教えたのは、
兄貴たちなのだ。
ギターのレジーは、SQUIER(Fenderの
廉価版ブランド)のストラトキャスターで、
変態プレイを炸裂。
子供の頃から一緒に演奏していたわけだし、
ウッテン・ブラザーズ・バンドとして
デビューしたわけだから、最強だわな。
ヴィクターは、ホンマに魔法のような演奏をする。
神業です。
ルーパーを使ったソロ・コーナーで
余りに素晴らし過ぎて泣けてきたよ。

後半、テナーサックスの今井晴萌(はるも)が
ゲストで登場。
この人のこと知らなかったけど、
渡米してヴィクターに師事していたことも
あるらしい。
20歳くらいかなと思ったら、
調べてみると今年26歳だ。
このバンドをバックに演奏するなんて、
気持ええやろなぁ。

YouTube では観たことがあったけど、
ナマで初めて "I Saw God" が聴けて嬉しかった。
ファイナルショーということもあったのか、
約90分たっぷりと、演ってくれた。
アンコールは、"Sex Machine" (James Brown) だ〜!


[ MEMBERS ]
ヴィクター・ウッテン / Victor Wooten (B, Vo)
ジョセフ・ウッテン / Joseph Wooten (Key, Vos)
レジー・ウッテン / Regi Wooten (Gt, Vo)
デリコ・ワトソン / Derico Watson (Dr, Vo)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show





メンバー紹介の時、ヴィクターが
「My name is Marcus Miller」って言って
マーカスの曲を弾き出した。
場内爆笑。





2019.3.30

COUNTRY MUSIC ASSOCIATION
presents "INTRODUCING NASHVILLE"

featuring BRANDY CLARK, LINDSAY ELL
& DEVIN DAWSON


"INTRODUCING NASHVILLE"
(ナッシュビルの音楽を紹介)という
ライヴに行ってきた。
ナッシュビルといえば、
カントリーミュージック。
普段はカントリーを聴くことはあまりないけど
たまに聴くと「いいなぁ」と思うことも多い。
もう、34年も前のことだけど、
アメリカの田舎を車で走らせたとき、
カー・ラジオから流れる音楽で
カントリーが一番ピッタリだった。

出演は、ブランディー・クラーク、
デヴィン・ドーソン、リンジー・エルの3人。
3人がステージに並び、それぞれ1曲ずつ
交代で歌っていく。

音楽は、リンジー・エルが
一番ロックっぽくて私の好み。
ちゃんとブルースの血も感じられ、
美人の上に ギターも上手い。
ルーパーの使い方も素晴らしい。
ブランディー・クラークは、3人の中で
もっともオーソドックスなカントリーという印象。
デヴィン・ドーソンは、その間ぐらいで、
やはり今風なテイストもある。

1曲ずつ交代で4周、
つまり3人が4曲ずつ歌った。
最後に3人で「テネシーワルツ」とか
3人で演るのかなと思ったら、
アンコールはなし。
1st ショーだったからかもしれないけど。

きっとナッシュビルに行けば、
いっぱいシンガーソングライターが
いるのだろうけど、
“アメリカ・カントリーミュージック協会” が
選んだ人達だけあって、3人とも素晴らしかった。

ライヴを聴きながら、「ナッシュビルに
行きたいなぁ」と思ったので、
"INTRODUCING NASHVILLE" という
目的は、充分に果たしているだろう。

ギターは、ブランディー・クラークが
(たぶん)マーティン、
デヴィン・ドーソンがギブソン、
リンジー・エルがフェンダーと、
アメリカを代表する三大メーカーの
ギターを使っているのも面白い。
リンジーのフェンダーは、
今年発売されたテレキャスタータイプの
エレアコとエレキの新しい
ハイブリッド・ギター(AMERICAN ACOUSTASONIC
TELECASTER)で、YouTube では
結構動画を観たけど、ナマで聴くのは初めて。
今までもエレアコとエレキの
融合機は何度も試されてきたけど、
どうも中途半端感がぬぐえなかった。
この新しいフェンダーは、
ちょっと違う次元に入ったような感じで
興味がある。


Fender AMERICAN ACOUSTASONIC TELECASTER

[ MEMBERS ]
Brandy Clark / ブランディー・クラーク (vo,g)
Lindsay Ell / リンジー・エル (vo,g)
Devin Dawson / デヴィン・ドーソン (vo,g)

@ Blue Note Tokyo
1st show





(2019.4.2 追記)
ブルーノートの 「LIVE REPORTS」
セットリストがアップされたので転記しておく。

[ SETLIST ] -1st show-
1. CASTLE (Lindsay Ell)
2. ALL ON ME (Devin Dawson)
3. MAMA'S BROKEN HEART (Brandy Clark)
4. BROKE (Lindsay Ell)
5. SECONDHAND HURT (Devin Dawson)
6. WHO YOU THOUGHT I WAS (Brandy Clark)
7. SPACE (Lindsay Ell)
8. WHATEVER FOREVER IS (Devin Dawson)
9. CAN WE BE STRANGERS (Brandy Clark)
10. CRIMINAL (Lindsay Ell)
11. DARK HORSE (Devin Dawson)
12. HOLD MY HAND (Brandy Clark)





2019.3.31

うらさだ
さだまさしと ゆかいな仲間たち


2月25日の武道館落語公演に
出演した さだまさし を観て、
さださんのことに興味がわき、
ついには、6月のコンサートの
チケットまで買ってしまった。

以前、グレープ時代のさださんの曲
『フレディもしくは三教街』について
書いたことがあった
が、私はさださんの
ファンと言えるほど彼の音楽を
聴いてきていない。
だが、ここにきて、彼の音楽というより、
さだまさしという人間に興味を持ってしまった。

コンサート回数は日本一の4300回超だとか
歌手としてだけではなく、作詞作曲家、
小説家としての活動もあれば、
35億円の借金を背負い、返済したという
経歴もある。
とにかく稀有な存在であることは違いない。

『うらさだ』は、さださんを知る14人が
それぞれの視点から人間さだまさしを
語るという企画の書籍。



さださんを知る14人とは、
笑福亭鶴瓶、立川談春、高見沢俊彦、
鎌田實、小林幸子、ナオト・インティライミ、
カズレーザー、泉谷しげる、レキシ、
若旦那、堀江貴文、井上知幸(放送作家)、
飯塚英寿(NHKプロデューサー)。
ここに案内人の寺岡呼人が加わる。

今日、読み終えたのだが、
奇しくも昨夜たまたま点けた TV で
『今夜も生でさだまさし』を
やっていた。
年度末のスペシャルだったらしく、
「平成最後のさだ祭り」ということで
24時過ぎから4時まで生放送。
途中からだったけど、ゲストも豪華で
結局最後まで観てしまった。

『うらさだ』で読んだことと
『生さだ』を観て感じたことを合わせ
分かったことは、さださんの
行動力、柔軟性、視野の広さ、信念の強さ、
優しさ、強さ、そういったものだ。
柔軟でありながら、ぶれないというのは、
ありそうで中々に難しいのではないか。
そういう面が、人を惹きつけて
止まないのではないか、と思ったのでした。
その姿勢に見習うべきことも多い。

コンサートが楽しみだ。


★★★★☆





2019.4.1

田中ミズホ Presents
真昼の月 田中の太陽ばっかり


東新宿(というか住所は大久保)にある、
「真昼の月・夜の太陽」というライヴハウスで
「田中ミズホ Presents
真昼の月 田中の太陽ばっかり」という
ライヴを観てきた。
田中ミズホ というシンガーソングライター
が主催で、5人出演となっていたが、
ライヴハウスに到着した時には、
3人目のあーたが出演中だった。

大阪と東京の違いもあるだろうし、
私が20代の頃とは、アマチュアの音楽シーンも
ずい分と変わってしまった。
というか、アマチュアとプロの境い目も
かなり曖昧になったように思う。

あーた、柿沼なつみ、田中ミズホの
3人の歌を聴いたが、3人三様で面白かった。
柿沼なつみちゃんは、昨年のエッグマン
(渋谷)でのワンマンライヴ
以来。

若いって凄い。
色んな意味で素晴らしい。
年を取ると余計なことがいっぱい
付きまとってしまう。
そんな言い訳、誰も聞きたくないだろうけど。


[ 出演メンバー(観た人のみ)]
あーた
柿沼なつみ
田中ミズホ(& バンド3人)

@ 真昼の月・夜の太陽(大久保)





2019.4.3

ANDY TIMMONS BAND
アンディ・ティモンズ・バンド


2016年11月以来2年半ぶりの
アンディ・ティモンズ・バンドのライヴ。
前回、1st show と 2nd show で違う内容の
ライヴで1show 6,800円のところ、
両方の show を予約すると 9,800円で
観られるというサービスがあり、
通しで観たのだが、今回も同様の
サービスがあり、1show¥7,000のところ
¥9,800 で 1st/2ndを観ることが出来た。
たっぷり観れて、1st と 2nd と
曲が被らないし、良いサービスだ。

ライヴは、期待通り素晴らしかった。
メロディアス、ドラマティック、
エモーショナル、テクニカル、
そして、ビューティフル。(なんじゃそら)
おまけに色気もある。
この人は、もうギターを弾いてないね。
もの凄いコントロールです。完璧。

1st show は、アンディの 1st ソロ・アルバム、
『Ear X-Tacy』のリリース25周年を記念して、
『Ear X-Tacy』の楽曲を中ということで
"Electric Gypsy"、"Cry For You"、
"I Remember Steivie"、"Farmer Sez" などの他、
前回も演った日本語で歌う "Sukiyaki"
(上を向いて歩こう)。

2nd show では、"Ascension"、
"Strawberry Fields Forever"、
"Super '70s" などの他、ハイライトとも言える
まさかの "Bohemian Rhapsody" !
QUEEN の あのロック・オペラです。
帰り際、レジでそばにいた人が
「YouTube にあるよ」と話していたのが
聞こえたので、探したらありました。

Andy Timmons "Bohemian Rhapsody"

ナマで聴くともっと素晴らしいよ。
今日のメンバーもこのトリオです。

こちらは、ブライアン・メイ同様、
ピックの代わりに6ペンス・コインで、
ソロ・ギターで演ってます。

"You Take My Breath Away/Bohemian Rhapsody"

この動画で弾いているのは、Ibanez の新しい
アンディ・シグネチャー・モデル(ATZ100)。
従来のモデルとピックアップの
レイアウトが変わり、
DiMarzio の The Cruiser Pickup を
3発積んでいるのだ。
この方が、私は好きだな。
税込 ¥378,000。

今日は、イケベ楽器が来て、
Ibanez のギターをディスプレイしてたよ。



思わず アンディ・モデル買ってしまう
おっさんおるんちゃうか。

ひとつだけ "On Your Way Sweet Soul" を
演らなかったのは残念。


[ MEMBERS ]
Andy Timmons (g,vo)
Mike Daane (b)
Rob Avsharian (ds)

@ Cotton Club




[ 関連エントリー ]
2014.5.31 SIMON PHILLIPS "Protocol II"
2015.6.19 SIMON PHILLIPS “Protocol III”
2016.11.20 THE ANDY TIMMONS BAND





2019.4.7

JUST ROCK'N ROLL

先日(4月3日)、青山葬儀所で行われた
内田裕也氏のお別れの会
「内田裕也 ロックンロール!葬」。
喪主である娘、也哉子さんの
挨拶の言葉が素晴らしく、
特に締めの言葉は、何度聴いても、
感動を覚える。

「私は正直、父をあまりよく知りません」と
いう言葉で始まった挨拶。
難しい両親の夫婦関係、
自分と父との親子関係を振り返りつつ、
「今更ですが、この "ある種のカオス" を
私は受け入れることにしました」と言う。
そして、最後のフレーズ。
こんなに 故人のことを理解し、
愛と尊敬を表した言葉はないと思った。

Fuckin' Yuya Uchida
Don't Rest In Peace
Just Rock'n Roll





2019.4.11

マーカス・キング・バンド
The Marcus King Band

"Carolina Confessions Tour"


いやぁ〜カッコよかったぁ〜!
マーカス・キング・バンド。
しかも、ホールではなくクラブで
観られて嬉しかった。

何がきっかけだったか忘れたけど、
一昨年、偶然見つけた
マーカス・キング・バンド。
ヴォーカル&ギターのマーカスは、
当時、20歳か21歳。
めちゃくちゃカッコええサウンドで、
一発で好きになった。
メジャー・デビュー・アルバムは、
ウォーレン・へインズのプロデュースで、
なんと デレク・トラックス もゲスト参加。

テデスキ・トラックス・バンドほど
大所帯ではないけど、ホーンが2人
参加していることで、グッとカッコよく、
厚いサウンドになっとります。

たぶん、2回目の来日だと思うけど、
大阪1日、東京2日の計6公演。
今日は、東京の初日。
アンコールなしで80分。
始まった途端、ゾクゾクするような
演奏でした。
とても、23歳とは思えない貫禄、
歌声、ギタープレイ。
かなり、上手いです。
サウスカロライナ州出身の
21世紀のサザン・ロックだ。

ギターは、Gibson のセミアコ
(たぶん)ES-345。
YouTube で見られる、
よく弾いているヤツだと思われる。
ステージには、テレキャスター・タイプも
置いてあったけど、弾かず。



このポスターを見ると、日本のあと、
オーストラリア(シドニー、メルボルン、
バイロンベイ)を周る模様。
次に来たときは、ホールかもな。

先日は、アンディ・ティモンズ、
来週は、エリック・クラプトン、
6月は、テデスキ・トラックス・バンドと
ロックが続きます!


[ MEMBERS ]
Marcus King (Vo, G)
Dean Mitchell (Sax)
Justin Johnson (Tp, Tb, BGVo, Tambourine)
Deshawn Alexander (Key)
Stephen Campbell (B)
Jack Ryan (Dr)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show


今年のライヴ映像 ↓
The Marcus King Band 3/8/19 The Capitol Theatre
フライングVで登場!





2019.4.15

ERIC CLAPTON
LIVE at BUDOKAN 2019
その1


初来日から45年!
通算22回目の来日となる
エリック・クラプトン(74歳)の
公演を観てきた。

昨年は、聴覚障害があることを
明かしたものの、欧米で10回程度
ステージに経ったということだが、
日本は特別なのだな。
今回の来日公演では、
5回もステージに立ってくれるのだ。
会場は、もちろん 日本武道館。

この5公演を終えると、
武道館通算公演回数は、96に達する。
海外アーティストとしては
ダントツ1位だ。
今日は、93回目ということだな。

私のエリック体験は、1985年以来15回目。
武道館は、10回目だ。
私の武道館体験でもエリックが
ダントツ1位なのだ。

今日の席は、珍しくアリーナ席
(エリックでは初だと思う)で、
前から5列目だったけど、一番端っこ。
60〜70度左を向かないと
ステージ中央のエリックが見えない。
クリス・ステイントンは、舞台袖の
目隠しに隠れて全く見えず。
またモニターは、かなり上を見上げなければ
見えないという ややつらい状況だった。

定刻19時を5〜6分過ぎて暗転。
メンバーの登場だ。
1曲目は、ちょっと懐かしい感じのする
"Pretending"。
元気そうなエリックに
なんかウルウルしてしもた。

全体に落ち着いた大人のロックという感じ。
印象的だったのは、
レゲエ風の "Tears in Heaven"、
めちゃカッコ良かった "Badge"。
コーラスにケイティ・キッスーンが
参加しているので、もしかして、
『24 Nights』バージョンの
"Wonderful Tonight" が聴けるかなと思ったが、
割とあっさり目の "Wonderful Tonight" でした。

初日(13日)のセットリストと比べると、
13日は、"Layla" をエレクトリックで
やったようなのだが、
今日はアンプラグド・バージョン。
順番も少し違っている。
そして、13日は、"Before You Accuse Me" が
本編最後で、"Cocaine" がアンコールだったのに
対し、今日は "Cocaine" が本編最後で、
アンコールにポール・キャラックが歌う
"High Time We Went" だった。(2016年と同じ)
"Before You Accuse Me" は演らず。
できれば、アンコールもエリックに
歌ってほしかったなあ。
ちなみに13日は、アンコール “Cocaine” で
ジョン・メイヤーが登場したという。
お客さん、ラッキーやなぁ。
動画(後ろ姿やけど。おまけにお客さんの歌が・・・)

今度こそ、もう最後かもしれないと思い、
17日(水)と20日(土)も観に行きます。
エレクトリックの "Layla" をぜひ聴きたい!


[ MEMBERS ]
ERIC CLAPTON〈G/Vo〉
CHRIS STAINTON〈Key〉
DOYLE BRAMHALL II〈G〉
NATHAN EAST〈B〉
PAUL CARRACK〈Key/Vo〉
SONNY EMORY〈Dr〉
SHARON WHITE〈Back Vo〉
KATIE KISSOON〈Back Vo〉

@ 日本武道館

[ SETLIST ]
01. Pretending
02. Key to the Highway
03. (I Wanna) Make Love to You
04. Hoochie Coochie Man
05. I Shot the Sheriff
06. Driftin' Blues
07. Nobody Knows You When You're Down and Out
08. Tears in Heaven
09. Layla
10. Running on Faith
11. Badge
12. Wonderful Tonight
13. Cross Road Blues
14. Little Queen of Spades
15. Cocaine
Ec. High Time We Went (Paul Carrack on Vo)





[ 公演日程 ]
4/13(土) 日本武道館
4/15(月) 日本武道館
4/17(水) 日本武道館
4/18(木) 日本武道館
4/20(土) 日本武道館





2019.4.17

ERIC CLAPTON
LIVE at BUDOKAN 2019
その2


一昨日に続き2回目のクラプトン。
今日は5回公演の3日目にあたる。
座席は「スタンド2階 南S列」。
ステージの正面ではあるが、
S列なので2階席でもかなり後ろの方。
正面なのでめちゃくちゃ悪い席というわけでは
ないけど、ステージ正面のアリーナ席と
同じ料金かと思うとやはり不満だな。


開演前

さて、ライヴの方は一昨日と同じセットリスト。
アンコールまで入れて 100分ぐらい。
同じセットリストなのに一昨日より短く感じた。
ロック・コンサートとしては、
ちょっと短めだけど、贅沢は言いますまい。
でもなんだろう。
微妙に不完全燃焼な感じ。
明確な違いは言えないのだけど、
一昨日の方がなんとなく良かったような印象。
今日が悪かったわけではないねんけど。
私の体調や内面の問題なのかな。
今日もアンコールが、ポールの歌だったと
いうことも少しはあるかな。
"High Time We Went" って、
ジョー・コッカ―の曲らしいけど、
オリジナル知らないし、
イマイチ盛り上がらへんねんな。

"Layla" は今日も
アンプラグド・バージョンやったしな。
20日(最終公演)に期待しよう!

ギターは、一昨日と同じ、きれいなグリーンと
一見、黒に見える濃い紺色(たぶん
メルセデスブルーだと思う)の
Fender ストラトキャスター、
そしてアコースティック・コーナーでは、
Martin の OOO のクラプトン・モデル。
ドイル・ブラムホールII は、
HERITAGE のセミアコタイプ。


[ MEMBERS ]
Eric Clapton (G/Vo)
Chris Stainton (Key)
Doyle Bramhall II (G)
Nathan East (B)
Paul Carrack (Key/Vo)
Sonny Emory (Dr)
Sharon White (Back Vo)
Katie Kissoon (Back Vo)

@ 日本武道館

[ SETLIST ]
01. Pretending
02. Key to the Highway
03. (I Wanna) Make Love to You
04. Hoochie Coochie Man
05. I Shot the Sheriff
06. Driftin' Blues
07. Nobody Knows You When You're Down and Out
08. Tears in Heaven
09. Layla
10. Running on Faith
11. Badge
12. Wonderful Tonight
13. Cross Road Blues
14. Little Queen of Spades
15. Cocaine
Ec. High Time We Went (Paul Carrack on Vo)








2019.4.21

ERIC CLAPTON
LIVE at BUDOKAN 2019
その3


昨日 (4/20) は、エリック・クラプトン来日公演
(5回公演)の最終日に行ってきた。
今回の来日では3回目だ。

最終日ということもあるだろうし、
土曜日の公演ということで、
地方からのお客さんも多かったのかも知れない。
前2回(月曜日と水曜日)とは、雰囲気が違った。
エリック "愛" 指数が、一番高かったように感じた。

水曜日は、後半の盛り上がりで、
アリーナの多くの観客が立ち上がっているのに、
ステージ正面の2列か3列の客が座ったままで、
いかにも良い席を与えられた
ビップ招待客のように見えたが、
昨日はアリーナ席の前方ブロックの人たちは、
エリックが登場しただけで、立ち上がったもんね。
そして、歓声も一番多かった。
「エリック〜!」や「ネイザ〜ン!」はもちろん
「ドイ〜ル!」なんてのも聞こえたし
「We Love You!」や「かっこいい」なんてのも
聞こえたよ。

昨日は、スタンド2階東F列。
ステージ上手側(ステージに向かって右側)
から、斜めに観る感じ。
今回の来日公演で観た3つの席では、
一番見やすいと思った。

セットリストは、前2回と全く同じで
もうほとんど曲順覚えてたよ。
最終日なので、アンコールで何かやってくれるかなと
思ったけど、何もなく終了。
エレクトリックの『レイラ』もなし。
結局、初日だけだったみたい。

無意識に期待していた満足感が
得られなかったのは、私の過度な
期待のせいかもしれない。
でも、次回があるとしたら、やっぱり観に行くよ。

ありがとう。
クラプトン。


[ MEMBERS ]
Eric Clapton (G/Vo)
Chris Stainton (Key)
Doyle Bramhall II (G)
Nathan East (B)
Paul Carrack (Key/Vo)
Sonny Emory (Dr)
Sharon White (Back Vo)
Katie Kissoon (Back Vo)

@ 日本武道館

[ SETLIST ]
01. Pretending
02. Key to the Highway
03. (I Wanna) Make Love to You
04. Hoochie Coochie Man
05. I Shot the Sheriff
06. Driftin' Blues
07. Nobody Knows You When You're Down and Out
08. Tears in Heaven
09. Layla
10. Running on Faith
11. Badge
12. Wonderful Tonight
13. Cross Road Blues
14. Little Queen of Spades
15. Cocaine
Ec. High Time We Went (Paul Carrack on Vo)




クラプトンのコンサート、
通算で、1985年以来17回目でした。

1985年 大阪厚生年金会館大ホール
1985年 大阪フェスティバルホール
1987年 大阪城ホール(with Robert Cray)
1990年 大阪城ホール
1993年 大阪城ホール
1997年 日本武道館
1999年 日本武道館
2001年 日本武道館×2回
2006年 日本武道館
2011年 日本武道館(with Steve Winwood)
2014年 日本武道館
2016年 日本武道館×2回
2019年 日本武道館×3回

今さらだけど、88年の
エルトン・ジョン & マーク・ノップラーとの
来日公演と、91年のジョージ・ハリスンとの
来日公演を観なかったのは悔やまれる。
そして、2009年は、エリックの武道館公演と
さいたまスーパーアリーナでの
ジェフ・ベックとの公演もあったのに、
なぜかこの年は、行かなかったんだな。





2019.4.25

昭和演歌の運転手

昨日、ギターを持ってタクシーに乗った。
運転手さんが、「それはギターですか?」と話しかけてきた。

聞くと、運転手さんは1948年生まれの71歳。
18歳の時に歌手になるために
四国から上京してきたのだという。

演歌歌手でデビューするも、ヒットに恵まれず、
その後、芸能事務所をやっておられたというようなお話で、
昭和の興味深い芸能界の話が色々聞けた。

当時(昭和40年代)、運転手さんのレコードは、
店頭から回収されたのだという。
グループ・サウンズ(GS)の全盛期で、
レコードを作る原料の塩化ビニールが足りなくなったため
あまり売れていないレコードは回収され、
(たぶん溶かされて)GS のレコードになったらしい。
そんなことがあったのは、初めて知った。

そういうこともあってか、運転手さんのレコードは、
手元に残っておらず、運転手さんのお母さんが、
ただ1枚持っていたものの、
お母さんが、あまりに何度も聞きすぎて、
擦り切れていしまい、もう聞けなくなったらしい。

なんとも、哀しくもあり、温かくもある
ええ話を聞かせてもらった。

運転手さんは、当時、流し(飲食店などで、
客のリクエストに応え、今でいう弾語りをすること)
をしていて、ギブソンのギターも持っていたらしい。
今では、全く弾けなくなったと言うので、
「ぜひ、また弾いてください」と言ってタクシーを降りた。




SOLA PIZZA と
和田明 弾き語りライヴ


原宿(というか神宮前)に SOLA PIZZA
(ソラピッツァ) というお店がある。
名前の通り、空が見えるピザ屋さんだ。

お店は、ビルの4階にあり、
広い開放的なテラスで空を見ながら
ピザが食べられる。
とても良い雰囲気だ。
ピザは、店内ではなく、
窯を積んだトラック(1階に停めてある)で
焼いてくれる。
本場ナポリピザの食材にこだわり、小麦粉、
トマトソース、チーズはすべて
イタリアから輸入しているという。

昨夜は、その ソラピッツァ で、
和田明の弾き語りライヴがあった。
20人ほどの明の友人知人を招いての、
プライベ−トなライヴ。
PA(音響)は、なしで、ギターも歌も
生音だけという普段にはないライヴで、
私も1曲(Charさんの "Voices")ギターで参加。

アンプで増幅した音でライヴをやることに
慣れているので、音量の物足りなさを埋めようと
強く弾こうとしてしまい、
普段にはない点で難しい演奏だった。
精進あるのみぢゃ。


ところで、ソラピッツァのシェフは、
世界で初めての女性ナポリピッツァ職人だけの
コンテスト「PONTICORVO杯」で 3,000社以上の
中から3位に入賞したという経歴の持ち主。
昨夜は、4種のチーズのピザ、
「クアトロフォルマッジ」を食べたのだけど、
確かに美味しかった。


SOLA PIZZA (ソラピッツァ)
和田明





2019.4.26

EX THEATER ROPPONGI Presents
Char×Chabo "宝箱"

今日は、珍しいライヴを観てきた。
チャーとチャボ(仲井戸麗市)の共演。
ご存じでない方のために書いておくと、
チャボは、RCサクセションのギタリストだった人。

この2人の共演は、江戸屋時代の
「Lightning Blues Guitar Fes.」(1996年)で
観た覚えがあるけど、
それ以外では覚えがないなぁと思っていたら、
今日のご本人達の話によると、
こういう形での共演は初めてとのこと。
若い頃から、RCサクセションと、
ジョニー,ルイス&チャーは、
色んな現場で一緒だっただろうけどね。
チャボの方が5歳先輩。
「とら年」と言ったのでビックリ。
私よりひと回り上なのだが、
とても今年69歳には見えない。(若い)

さて、ライヴの方は "宝箱" という
タイトル通り、盛りだくさんな内容で
貴重な演奏がいっぱいだった。
たぶん19時を少し過ぎて始まったと思うのだが、
終わったのは、22時30分を過ぎていた。
前半アコースティック・セットを
約一時間ほどやったあと、20〜30分の
休憩があって、エレクトリック・セット。
休憩を差し引いても3時間以上は演ったよ。

アコースティック・セットでは、
チャーはいつものヤマハ、
チャボは Kヤイリのエレアコ。
曲は・・・いっぱいやったなぁ。
チャボの曲は、曲名が分からないけど、
スパイダース、ゴールデンカップス、
村八分とか、珍しいところでは、
泉谷しげるの『春夏秋冬』なんかも。
『Cloudy Sky』や『Smocky』も演りました。

エレクトリック・セットでは、
チャーはバーガンディミストのストラト、
チャボは(たぶん)渋谷のギターショップ
「Amrita」のテレキャスター・タイプ。
『Hold On, I'm Comin’』『Little Wing』
などのカバーの他、
石やんの『ラジカセ』『ハピネス』、
チャボの『ま、いずれにせよ』
『あこがれの Southern Man』
チャーの『OSAMPO』など。
『ハピネス』になんか感動してしもた。

アンコールでは、ゲストに土屋アンナが登場。
『Gimme Shelter(The Rolling Stones)』
『六本木心中(アン・ルイス)』
『雨上がりの夜空に』
『Crossroad』
『Route 66〜Johnny Be Good』

忌野清志郎、ジョニー吉長、石田長生、
かまやつひろし、山口冨士夫、藤井裕、
大村憲司・・・
そして、今年は内田裕也と
チャボやチャーに縁のある人たちが、
どんどんあっちに行ってしまった。
寂しいけれど、
いつか、みんないなくなるんだと
思いながら、生きていることを大事にしたい。
しみじみ。



石やん亡き今、ぜひ、このデュオを
時々やって欲しいな。
レコーディングもして欲しい。
ギターはホントに楽しい。


[ MEMBERS ]
Char (vo, g)
Chabo (vo,g)
Dr.kyOn (key)
古田たかし (ds)
澤田浩史 (b)
ゲスト:土屋アンナ

@ EX THEATER ROPPONGI










2019.4.27

EAST MEETS WEST 2019

「EAST MEETS WEST 2019」は、
Will Lee が ミュージックディレクターを務め、
東洋と西洋のミュージシャン達が集結する
スペシャルイベントで、4月26日から
28日まで(27日は昼夜公演)、
合計4公演が組まれており、
それぞれ豪華なゲストの
プログラムとなっている。

今日は、その2日目夜公演を観てきた。
予想以上に素晴らしい内容だった。
まず、EAST MEETS WEST SUPER BAND が
素晴らしい。

ウィル・リー [elb]
クリス・パーカー [drs]
ジェフ・ヤング [key]
アーロン・ヘイク [sax]
ニア・フェルダー[g]
村田陽一 [tb]
鳥越啓介 [b]
山田玲 [drs]
桑原あい [key]

彼らは、全日程に出演する。
クリス・パーカー(元スタッフ)と
ツインドラムを演った山田玲。
ちょうど2年前の4月、
和田明のレコ発ライヴ(@横浜DOLPHY)で
初めて観たドラマーだが、そのドラムが
素晴らしかったのを覚えている。
やっぱり、こんな風に大きなステージに
立つ人だったんだな。

キーボードのジェフは、昨年の
WILL LEE'S SUPER GROUP や、
2015年、2017年にジャクソン・ブラウンの
バンドでも観ている。

ギターのニア・フェルダーは、
昨年 ここで 紹介した人。
ストラトらしからぬ柔らかいトーンで、
直立不動でクールなプレイをしていたよ。

桑原あいは、昨年、一昨年と
STEVE GADD & WILL LEE との
公演を成功させた若手ピアニスト。

そして本日のゲストは、
マイク・スターン [g]
渡辺香津美 [g]
日野皓正 [tp]
臼井ミトン [vo/g/key]
ランディ・ブレッカー [tp]
アダ・ロヴァッティ [sax]
と、これまた豪華。

私のお目当ては、マイク・スターン(g)と
ウィル・リー(b)の共演だったけど、
全編面白かった〜。

ウィル・リー、クリス・パーカーのリズム隊で
香津美の『ユニコーン』が聴けるとは
思ってもいなかったよ。

日野皓正はとてもじゃないが、76歳には見えない。
もうダンスしてたよ。
あんなに足腰しっかりしてるのは、
きっと普段から鍛えてはるんやと思う。

そして、全く知らんかった、臼井ミトン。
宅録機材をリュックに詰めて、
自らアポイントを取りながらアメリカ中の
ミュージシャンを訪ね歩くという人。
10年ぐらい前に NY でウィル・リーに
サインをもらい、連絡先を訊いて、
デモ音源を送りレコ―ディンに参加して
欲しいと依頼したのだという。
ウィルとは、その時からの付き合い。
CD は自主製作で事務所にも所属していない。
今では、国内の ROCK FES にも出演するほど。
どことなく70年代のアメリカン・ミュージックの
匂いもする彼の音楽と今日のリズム隊が
バッチリ合ってて、これはええもん聴けたと思った。
30代半ばらしいが、本人が MC で
「真面目に音楽をしていると
こんな素晴らしい機会がやってきた」と
言ってきたけど、真摯に誠実に音楽を
続けてきたんだろうな、と感じたね。
ギターや鍵盤の腕もかなりで、モノホンです。

最後のゲストは、ランディ・ブレッカーと
アダ・ロヴァッティ。
アダ・ロヴァッティは、
ブレッカー・ブラザーズのリユニオンにも
参加した人で、ランディの奥様。
もちろん『Some Skunk Funk』も演りました。

アンコールで、全員登場。
途中20分ほどの休憩があったけど、
終わってみたら、3時間半 以上経ってた。
もう、これは Fes ですぜ。
セッション的な印象はあまりなく、
きっちり準備されている感もあり、
たっぷり濃厚な演奏だった。
会場で配られたウィル、桑原あい、藤巻亮太の
インタビューを読むと、ウィルがこのイベントに
かなり緻密な準備をしてきたことが分かる。

そして、日米混合のこういう演奏に
改めて平和のありがたさを感じたのでした。


[ MEMBERS ]
ウィル・リー [elb]
クリス・パーカー [drs]
ジェフ・ヤング [key]
アーロン・ヘイク [sax]
ニア・フェルダー[g]
村田陽一 [tb]
鳥越啓介 [b]
山田玲 [drs]
桑原あい [key]
ランディ・ブレッカー [tp]
アダ・ロヴァッティ [sax]
マイク・スターン [g]
渡辺香津美 [g]
日野皓正 [tp]、
臼井ミトン [vo/g/key]
コーラスの女性が3人

@ 東京国際フォーラム ホールC



【全日程のゲストアーティスト】

▼4/26(金) 公演
サム・ムーア [vo]
マイク・スターン [g]
渡辺香津美 [g]
藤巻亮太 [vo/g]
桑原あい [pf]

▼4/27(土) 13:00公演
矢野顕子 [vo/pf]
ランディ・ブレッカー [tp]
アダ・ロヴァッティ [sax]
日野皓正 [tp]
臼井ミトン [vo/g/key]

▼4/27(土) 18:00公演
マイク・スターン [g]
渡辺香津美 [g]
日野皓正 [tp]
臼井ミトン [vo/g/key]
ランディ・ブレッカー [tp]
アダ・ロヴァッティ [sax]

▼4/28(日) 公演
矢野顕子 [vo/pf]
サム・ムーア [vo]
藤巻亮太 [vo/g]
桑原あい [pf]





2019.5.2

ビル・エヴァンス タイム・リメンバード
TIME REMEMBERED:
LIFE & MUSIC OF BILL EVANS


ビル・エヴァンス(Jazz Pianist)の
生誕90周年を記念したドキュメンタリー映画
『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』
を観てきた。
どうせなら、上映後に栗林すみれ(ピアノ)と
金澤英明(ベース)のミニライブが付いている
回が良いだろうと、友人がチケットを取ってくれた。

ビル・エヴァンスについて、
私は詳しいわけではないが、
ジャズの名曲として有名な『Waltz for Debby』の
叙情的ともいえる美しく優しいプレイの印象が強い。

その美しい曲の印象とは裏腹に、映画を観ると
ビルの人生は激しいものであった。
ビルについて語る人がテンポよく次々と現れる。
私の記憶力と情報処理力の不足のためか、
「え〜っと今話している人は、誰だっけ」
というような場面が何度もあった。
おまけに、その人の紹介と、
話している言葉の字幕と、両方出ることも
珍しくなく、全部読み終わる前に、
字幕が消えてしまうこともあった。
本作を理解するには、
何度も観る必要がありそうだ。

50〜60年代に活躍した他のジャズメン同様、
ご多聞に漏れず、ビルもドラッグに手を染めた。
一度は、立ち直るも再びドラッグに手を付ける。
そして、兄の自殺、メンバーの事故死、
内縁の妻の自殺など、悲劇が彼を襲う。
レコードのジャケットにもなっている、
若い頃のやや神経質にさえ見える姿と、
晩年のひげ面は同一人物には見えないほどだ。

薬物乱用による51歳の死は、
「時間をかけた自殺」とも言われている。
それほどの才能を持ちながら・・・
いや、その才能と引き換えになのかな。

「美と真実だけを追求し、他は忘れろ。」
映画の宣伝コピーにも使われているビルの言葉だ。
音楽だけをやっていければそれでいいが、
「問題」が起きるとその対処のために
ドラッグに依存した。
美と真実の追及にヘロインが必要だったのか。

映画の中で、マイルスについて語られる場面が多く、
一瞬「これ、マイルスの映画?」と思うほどだった。
改めてその影響力と偉大さを感じたのでした。


★★★★☆





ミニ・ライヴは3曲。
ビルの曲2曲と、栗林さんのオリジナル曲
"Talk About Bill"。
ベースの金澤さんは「コジカナツル」で
何度か観たけれど、栗林さんは初めて。
"Talk About Bill" なんて曲を作るぐらいだから、
きっとビルに影響を受けているんだろうな。





2019.5.8

CINDY BLACKMAN SANTANA GROUP
シンディ・ブラックマン・サンタナ・グループ
featuring ZACCAI CURTIS,
AURELIEN BUDYNEK & FELIX PASTORIUS


2017年4月に SANTANA の武道館公演
観たが、その時のドラマーが、
カルロス・サンタナの奥さんでもある、
シンディ・ブラックマン・サンタナ。
以前は、レニー・クラヴィッツのバンドに
いた人で、2010年から SANTANA のメンバー。
カルロスに ステージで プロポーズされたという。

今日はその シンディ・ブラックマン・サンタナ・
グループのライヴを観てきた。
バンドは4リズムによるカルテットで、
ベースのフェリックス・パストリアスは、
ジャコの息子だ。

音楽はロック寄りのハードなフュージョンという印象。
シンディのドラムは、音数も多く、結構派手な
ドラミングだが、全くうるさくない。
リフの上でのドラムソロの曲が3曲か4曲
あったけど、めっちゃ盛り上がります。
ドラマーがリーダーのバンドって
そんなに観に行くことはなく、
サイモン・フィリップスか、
スティーヴ・ガッドぐらいなのだけど、
その2人とはまた違うスティックさばき。

ベースのフェリックス・パストリアスは、
当然、テクニックがあるのだけど、
期待したより地味な印象。
ベースは、フォデラの6弦。

ギターのザッカイ・カーティスは、
初めて聴いた。
アンコールでやった曲が良かったな。
曲調がちょっと Char っぽくて。
ギターは、米国の Atomic Guitar Works' という
メーカーの AB CUSTOM と思われる。
自身のシグネチャーモデルかな。
SSH のストラトタイプ。
あんまり歪ませないのは良かった。
この人、ソロ弾く時、ほとんど小指を使わない。
最近、誰だったかもそんな弾き方していたなぁ。

3日間公演の初日の2nd ショー。
ちょっとお客さんが少な目だった。
シンディは、今年還暦には見えません。




[ MEMBERS ]
Cindy Blackman Santana (ds)
シンディ・ブラックマン・サンタナ
Zaccai Curtis (Key)
ザッカイ・カーティス
Aurelien Budynek (g)
オーレリアン・バディネック
Felix Pastorius (b)
フェリックス・パストリアス

@ Blue Note Tokyo
2nd show
JAM SESSON 会員ポイントで鑑賞





2019.5.9

Three Bass Hit

たま〜にギターとベースのデュオを演る
ベーシストの古賀圭侑(ヨッシー)が、
コントラバス(ウッドベース)3人による
ライヴを演るというので、観に行ってきた。

コントラバスだけのライヴというのは
あまりなくて、昨年、ヨッシーの師匠の
安ヵ川大樹 さんのライヴで初めて観た。
安ヵ川さんのソロ、
ゲストの吉田秀さん(NHK交響楽団首席
コントラバス奏者)とのデュオ、
そこにヨッシーが加わってのコントラバス
トリオという、コントラバス三昧の演奏だった。
もちろんコントラバスの音は何度も
聴いてきたけど、そんな風にコントラバス
だけのアンサンブルは初めてで、
低音のリッチで美しいハーモニーに魅了された。

そのヨッシー(古賀圭侑)と、
須長和広、村田悟郎の3人の
コントラバスによるユニット、
その名も "Three Bass Hit" 。
Miles Davis の "Two Bass Hit" と
いう曲からヒントを得た名前らしい。
3人でのライヴは、先日の厚木での
ライヴに続いて2回目とのこと。
会場となった MAT COFFEE (渋谷) は予約で満席。

コントラバス3本の演奏というと、"SuperBass"、
Ray Brown with John Clayton & Christian McBride
が、有名だろうが、"Three Bass Hit" でも
"SuperBass" が演っている、
"Get Happy" や "Summertime"、
"Blue Monk" などを取り上げておりました。
たぶん、通常彼らが演っている、
ジャズのセッションよりも難しいんだろうな、
なにしろ、ベース3本だからね。
「ピアノが入れば」とか「ギターが入れば」とか
聴いてて思わないのは、3人で世界を
創っているからなんだろうな。
やはり、アルコ(弓弾き)による、
低音のハーモニーは、素敵です。



[ MEMBERS ]
Three Bass Hit:
古賀圭侑(wb)
須長和広(wb)
村田悟郎(wb)

@ MAT COFFEE
入替なし 2ショー





2019.5.10

THIRD RAIL
featuring GEORGE WHITTY,
JANEK GWIZDALA & TOM BRECHTLEIN


"THIRD RAIL"。
キーボードの魔術師といわれる、
ジョージ・ウィッティ、
ベースのヤネク・グウィズダーラ、
ドラムのトム・ブレックラインによるトリオだ。

ヤネク・グウィズダーラは、
2012年の渡辺香津美、
2014年のチャック・ローブに続いて3度目。
他のふたりのことは、
知らなかったのだけど、このライヴを
知ってから、いくつか映像を観て、
観に行くことにした

これが、良かった〜。
かなり高次元な演奏で、
3人とも素晴らしっかったのだが、
特にドラムのトム・ブレックライン!
めちゃくちゃ気持ちいいドラム。
シンバルだけ、叩いていても
もの凄く音楽的。
美しいです。
ドラムだけ聴いていても飽きない感じ。
面白いことに、ナマで体験した後に
CD を聴くとライヴの影響があってか
ライヴ前とは違って聞こえるよ。

ヤネクは、5弦ベース。
とてもソロの時、美しいトーンで
時々、シンセのような音も出していた。
ヤネクのルーパーを使ったソロから
始まる曲があったのだけど、
とても美しい演奏で、ヨーロッパ的だなと
思ったら、彼はイギリス人でした。
イギリス人でも珍しい名前だけど。
ヤネクも結構、顔で弾きます。

曲は、ライヴアルバム
"Ignition: Live Across Europe" に
収録されている『Goodbye, Flash Superboy』
『That Stern Look』(アンコール) などの
他に曲紹介の時にランディ・ブレッカーや
マイケル・ブレッカーの名前が出ていたので、
それらは、たぶん Brecker Brothers 時代の
曲だったんだろう。
ジョージは、The Brecker Brothers に
いたこともあるので。
相変らず英語がちゃんと聞き取れないです。

と、ここまで書いて、
結構色んなライヴを観ているので、
もしかしたら、George Whitty (key) や
Tom Brechtlein (ds) も
誰かのバックで観ているんやないかと、
自分のサイト内を検索してみたら、ありました!
2010年の東京JAZZで観た、
「Chris Minh Doky & The Nomads」。
バンドメンバーが、Dean Brown, George Whitty,
Tom Brechtlein。
2人ともおるやん!



[ MEMBERS ]
George Whitty (key)
Janek Gwizdala (b)
Tom Brechtlein (ds)

@ COTTON CLUB (東京)





2019.5.14

JOAO GILBERTO
LIVE IN TOKYO SPECIAL
Blu-ray BOX


今年3月に「ジョアン・ジルベルト
ライブ・イン・トーキョー」の
映画館での上映(1日1回1週間限定)が
あったので観に行った。

2006年11月、ジョアンが75歳の時の
来日公演時の映像。
ジョアンの長いキャリアの中で
世界初、唯一の公式ライブ映像として
公演から13年を経て、Blu-ray として
発売されることが決まり、その記念としての
限定劇場公開だった。
(東京・名古屋・大阪の3劇場のみ)

映画館で観た日のエントリーに
「Blu-ray 買おうかなぁ」と書いたが、
その後、すぐに注文した。

当初、3月末に発送予定だったが、
「ブックレット制作進行の遅延と、
4月下旬からの超大型連休による物流事情の
混乱回避を検討した結果、発送日を
『2019年5月13日』に延期させて
いただくことになりました」と
メールが届いたのが、3月29日。
注文から、2ヶ月待って、ようやくモノが届いた。

日本のみ「通販限定5,000セット」で
発売される特別な仕様。
8,000円(税別)とお安くないが、
販売側が「永久保存仕様」と謳うだけあって
素晴らしい作りだ。



クロス貼りの箱に入った、ディスクとブックレット。
ブックレットは、公演時に販売された
パンフレットのスタッフによる編集。



とにかく、このジョアンとこの商品への
愛が感じられるパッケージで、ちょっと感動したよ。
発送が予定より、1ヶ月以上遅れようとも、
妥協しなかったんだろうな、と思う。




2019.3.8 JOAO GILBERTO
2019.3.10 JOAO GILBERTO LIVE IN TOKYO





2019.5.18

ミック・ジャガー

今年4月に心臓の手術を受け、
ザ・ローリング・ストーンズの北米ツアーを
延期させたミック・ジャガー。
術後の回復は、順調なようで、
来月からツアーを行うと発表されたようだ。

驚いたのは、先日公開された
ミックが踊っている動画。
 ↓
ミック・ジャガー、軽やかに踊る映像公開

これ、手術のあとですぜ。
しかも、ミックは再来月には、76歳!
なんだ、この軽やかな身のこなしは!

ミックは、何十年も健康志向だというから、
若い頃から鍛え続けてきた結果なんだろうな。
73歳の時、8人目の子供が出来たぐらい元気。

一昔前は、ロックというと不健康な
イメージがあったが、そんなものは時代遅れだ。
健康でないと、ロックできないんだ。

2014年、ストーンズの東京ドーム公演で
70歳のミックを観た
が、
ステージを端から端まで動き回り、
もう化け物かと思ったもんね。





2019.5.23

TOMMY EMMANUEL
JAPAN TOUR 2019


今回も、ホンマに素晴らしかった。
あんなに何度も「イェ〜イ!」って
声を出したライヴは初めてだと思う。
素晴らし過ぎて、泣きそうになった場面もあった。

2013年8月に初めてライヴを観てぶっ飛び。
2017年8月に COTTON CLUB でのライヴを
1st show、2nd show 通しで観て
「次回の来日公演も 絶対 観に行きます!」と
力強く書いた、世界最高のギタリスト、
トミー・エマニュエルのライヴを観てきた。
今回も、1st show、2nd show 通しで。
会場は、トミーは初出演だという Blue Note Tokyo。
1st show、2nd show 両方、満席大盛況。

ホンマにこの人は、世界のトップの中の
トップやと思う。
ギターが上手いだけやではなく、
弾いている時の幸せそうな表情から、
ひょうきんな所も含めて、
エンタテイナーとしてギター1本で
これだけ客を興奮させ、楽しませる人を
他には知らない。
今年(来週 5月31日)64歳。

1st は、ど真ん中の4列目、トミーから
ほんの3メートルほどで鑑賞。
2ndは、6列目。ステージへの通り道沿いだったので、
トミーと握手出来た。

前回も書いたけど、神業の連続やし、
魔術のようやった。
1st show、2nd show それぞれ70分ぐらい
ずつで、合計140分 堪能したよ。
前回同様、1st と 2nd で、ほとんど違う曲。
新曲だと言って演った曲(『Fuel』と言ったかな)と、
『Guitar Boogie』と『Beatles medley』は、
1st と 2nd 両方でやったけど、
特に『Guitar Boogie』は、
全然違うネタが 飛び出してた。
たぶん、演るたびに違うんだろう。
その他、『Angelina』、『Halfway Home』、
『Stay Close To Me』や、カバーで、
『Michelle』、『Over The Rainbow』、
『上を向いて歩こう』などなど。
(タイトルを覚えていないので書けない。)

『Michelle』や『Over The Rainbow』の
ハーモニクスはもはや人間業ではない。

一昨日、自分もソロギターを人前で
演奏したわけだが、あまりに違い過ぎるので
話にならないのだけど、あの神業を前に
ギターを弾くのをやめようと思うかと言うと
もっと弾きたくなるから、不思議だ。

ギターは、Maton のエレアコを3本使用。
1本は、カッタウェイのあるタイプ。
たぶん、3本ともシグネチャーモデル、
T.E Personal。
凄い迫力の音が出る。

ツアーの予定をチェックすると、昨日の大阪と
明日の東京 TSUTAYA O-EAST には、
サポートアクトとして、アンディ・マッキーも
出演と書いてあった。
アンディ・マッキーは、2016年にライヴを観たけど、
この人も素晴らしいプレイヤーだ。
トミーとデュオ演るんだったら、観たかったな。
明日のチケットはソールドアウトだ。
一昨年もコットンクラブと
TSUTAYA O-EAST で演った。
次回もそうだったら、今度は両方観に行くぞ!


キーホルダー


[ MEMBER ]
Tommy Emmanuel (g)

@ Blue Note Tokyo
1st and 2nd show




[ 来日公演日程 ]
5/21(火) Blue Note Nagoya
5/22(水) Billboard Live OSAKA(Support Act : Andy McKee)
5/23(木) Blue Note Tokyo
5/24(金) 渋谷 TSUTAYA O-EAST(Support Act : Andy McKee)


[ 関連エントリー ]
2013.8.13 ギターの魔術師 Tommy Emmanuel
2016.1.26 The Colonel & The Governor
2017.5.14 TOMMY EMMANUEL  CENTER STAGE
2017.8.30 TOMMY EMMANUEL - LIVE IN TOKYO 2017 -





2019.5.24

竹内まりや/山下達郎
Wアンコール上映


5月17日から2週間限定で、
竹内まりやと山下達郎の
シアターライヴが上映されている。
これは、全国でも数か所の劇場だけで
東京でさえTOHOシネマズ日比谷だけという
プレミア上映なのだ。

昨年公開された竹内まりやの
デビュー40周年記念作品
『souvenir the movie
〜 Mariya Takeuchi Theater Live 〜』は、
観よう観ようと思っているうちに
上映が終わってしまった。

『山下達郎 シアター・ライヴ PERFORMANCE
1984-2012』は、2012年に公開されたものだが、
これまた見逃していた。

今日は、このWアンコール上映2本を
続けて観てきたのだが、予想を超える感動で、
2本ともまさかの落涙だった。



souvenir the movie
〜 Mariya Takeuchi Theater Live 〜


2000年、2010年、2014年のライヴから
ベストシーンを集めたもの。
[ 上映時間:95分 ]

まりやは、山下達郎と結婚後、
作家的な仕事が多く、自身は数年に1枚
アルバムを出す程度。
でも、これが売れるんだなぁ。
コンサートは、2000年に18年ぶりに
武道館と大阪城ホールで行い、その後も
数年に一度、数か所程度で
数えるほどしか演っていない。

『souvenir the movie』の中で達郎が、
まりやについてこう語る。
「浮き沈みの激しいこの世界で
40年もこのスタイルでやってこられたのは、
奇跡だと思う。
他に例がなく、彼女がオンリーワンなので
分析のしようがないのだけど〜」と
前置きした上で その背景を素晴らしく
分析していた。

竹内まりやって、良い曲たくさん書いてるのは
もちろん知ってるけど、こうやって
ライヴ映像を観ると、歌にもの凄い
説得力のようなものを感じた。
『駅』も凄かったし、
まさか『元気を出して』を聴いて、
ウルウルするなんて思ってもみなかったよ。

私は特にまりやファンというわけでも
ないのだが、演奏される曲のほとんどが
知ってる曲だというのにも驚いた。

途中で何度か、現在のまりやが登場し、
インタビューに答えるのだが、
達郎について訊かれると、
「夫と妻だし、父親と母親だし、
プロデューサーとアーティストだし、
人生のパートナーだけど、ひと言で
言うとしたら、一番の親友 "Best Of Best Friend"、
絶対に失いたくない相手です」と答えた後の
達郎・まりあによるデュエット
『Let It Be Me』でついに涙腺決壊。
(エヴァリー・ブラザーズのカバー)
ちょっとカッコ良すぎ。

バンドがまた素晴らしい。
もちろん、プロデューサーの達郎が
ギタリストとしているのだけど、
それ以外のメンバーもファミリーという感じ。
2000年、2010年、2014年で、少しずつ
メンバーは違ったようだが、基本的に
達郎バンドとほとんど同じメンバーのようだ。
(もしかしたら同じ?)

2000年(45歳)と2014年(59歳)では、
当然まりやの見た目や声に変化があるのだけど、
どのまりやも素晴らしく、ええ年の取り方で、
幸せな人生なんだなということが
伝わってくるステージだった。
ちょっと前に偶然 TV でまりやの
ドキュメンタリーを観たのも予習になって良かったな。

次回、コンサートはなんとしても行かねば。


★★★★★



TATSURO YAMASHITA
THEATER LIVE PERFORMANCE 1984-2012


続いて達郎。
1984年から2012年までのライヴ映像を
編集したもの。
[上映時間:92分 ]

達郎のコンサートは、2017年 2018年と
2年続けて観たのだが、その記憶と
80年代、90年代、2000年代の映像を
並べてみても、全く違和感なく
変わらぬクオリティでずっと演ってきている
ことが驚異だ。
確かに80年代のメンバーの衣装は、
ちょっと今見ると恥ずかしかったりも
するのだが、パフォーマンスは、
全く古くないのだ。
このことからも彼が、流行を追いかけた音楽を
やっていないことがよく分かる。

ハイライトは、2012年のライヴでも
『希望という名の光』。
曲中、トークで2011年の震災に触れる。
そのメッセージと歌が、もう涙なしでは
聴けず、ズルズルになってしまった。

2回観たコンサートで、達郎が
巨匠であることは十分に感じたけど、
ホントにこの人は凄いと改めて痛感。
達郎だけでなく、まりやも。
夫妻が素晴らしい。
2人とも「人生」を歌ってる。

内容は素晴らしかったけど、
80〜90年代の映像(特に引き)は、
大画面で見るとちょっときつかった。
(またTOHO日比谷のスクリーン1の
スクリーンがデカいねん。)
たぶん、ビデオで撮影されたものだろう。
フィルムならデジタルリマスターとか
方法があるんだろうけど、ビデオだと
難しいようなことを何かで読んだ。

本作のセットリストを
ググってみたが、どうも見あたらない。
まりやの『souvenir the movie』もだ。
思うに、初めて観る人のために
どこにも曲名を出していないのかもしれないな。
なので、どちらにも曲名を出すことは、
最小限に留めた。

2作とも、いつか商品として
売り出されないかなぁ。

そして。
先日抽選に申込んだ7月17日の
達郎のNHKホール公演の抽選結果メールが
今日届いた。
なんとなんと!今年は一発で当選だぁ!
2017年に当選するまで、15回ぐらい
抽選に外れたもんね。
うれしいな〜。


★★★★★





2019.5.27

Aloe Blacc
アロー・ブラック


米国のソウル・シンガー、
アロー・ブラックのライヴに行ってきた。
8年ぶりの来日だそうだ。
そんなに沢山聴いたわけではないのだけど、
私のアロー・ブラックの印象は、
今風の HipHop や New R&B のサウンドではなく、
もっとオーソドックスな、
正統派シンガーというイメージ。
PV にもメッセージを感じるものが多い。
英語分からないけど、なんとなく雰囲気でね。

実物のアローは、変な言い方やけど、
「品がある」「上品」という印象。
MC が多かったので、ほとんど英語が
分からなかったのは、毎度のことで残念。
(もう英語はほぼ諦めています。)
バンド構成は、4リズム+Tp、Sax の6人。
全員白人で、ドラマー以外は、
結構 若そうに見えた。

ほぼ満席ぐらいお客さんが入っていて、
イントロが始まるだけで歓声が
上がる曲が何曲かあったので、
来日を待ち焦がれた、熱心なファンが
多かったんやろな。

アローのリズムを取る身体の動きが、
どこかで見たことある、誰かに似ている、
と思って中々思い出せなかったんやけど、
途中でハタと気付いた。
マーカス・ミラーです。
黒人独特な動きなんでしょうけど。
アローは、ダンスも素晴らしく、
ちょろっと JB をやったりしてました。
クラシック・ソウルがどうのうこうのと
言っていた曲で、スティーヴィー・ワンダーの
真似とかも。

アンコールなしの約70分。
予想以上に素晴らしかったです。
観客も一緒に歌うところも多かったので
次回は、もうちょっと曲を覚えて
観に行きたいな。


[ MEMBERS ]
Aloe Blacc (vo)


@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show
BBLポイント招待で鑑賞







2019.5.30

JOHN SCOFIELD "COMBO 66"
ジョン・スコフィールド "コンボ 66"


ブルーノート東京3日間6公演の
最終公演を観てきた。
ジョンスコのライヴは、
4年ぶり(たぶん5度目)だ。
前回、ドラムがルイス・ケイトーだったのを
覚えているが、あの日も5月30日で、
あれからちょうど4年も経っていることにビックリ。

さて、今回は、"COMBO 66" とういうバンドで登場。
「COMBO」は、小編成のバンドという意味だが、
「66」は、バンド結成時のジョンの年齢らしい。
(現在は、67歳。)
昨年発売の最新アルバムのタイトルも "COMBO 66"。

2012年のライヴを観た時に、ビル・スチュワートを
「面白いドラム叩く人」と書いたのだが、
今日もジョン以外の3人の中では、際立っていた印象。
ジョンと80年代から共演を続けているようだが、
相性が良いのが分かる。
ジョンのエモーショナルな、右脳的プレイに
通じるモノを感じたね。

今夜の私的ハイライトは、そのビルの新譜に
収められているというビル作曲のチューン。
曲紹介の MC では、(たぶん)
「英語のタイトルの意味が分かればいいんだけど、
分かんなかったら、誰かに聞いてね」というような
前置きのあと言った曲名が、"FU Donald"。
大統領、多くのミュージシャンに嫌われてます。
タイトルも凄いが、演奏も素晴らしかった。

ジョンのギターは、ブラックのアイバニーズ。
頻繁にチューニングするのが、ちょっと気になった。
プレイはもちろん巨匠です。

私の席の近くには、"STEREO CHAMP" の
井上銘 (g) 、山本連 (b) のお2人も。
銘君とライヴでバッタリ会うのは、3度目。
こんなん珍しいよ。


[ MEMBERS ]
John Scofield (g)
Gerald Clayton (p,org)
Vicente Archer (b)
Bill Stewart(ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




[ 関連エントリー ]
2012.10.14 JOHN SCOFIELD TRIO
2015.5.30 JOHN SCOFIELD "Uberjam"





2019.6.4

和田明/小林鈴勘/杉山慧 トリオ

昨日は、土曜日に一緒にライヴやったばかりの
和田明のライヴに行ってきた。
メンバーは、和田明 (vo, gt) に
新進気鋭の若手ギタリスト 杉山慧、
そして、ジャズ尺八プレイヤーでもある、
マルチプレイヤーの小林鈴勘(れいかん)。

小林さんは、trigraph [石川早苗さん (vo)、
馬場孝喜 (g)さんとのトリオ] で
何度も観ているけど、それ以外の
ライヴで観るのはたぶん初めてだと思う。

前半、お客さんが少なくて
とっても贅沢な感じで始まりました。
なんというか芸達者な三人です。
特に小林さんは、尺八・ピアノ・ベース・
ギター・ヴォイスパーカッションと大活躍。
そのどれをとっても、それ専門に演っていると
思うほどのクオリティ。
だから、一人で数人分の仕事をこなす。
あんな風に楽器を演奏できるように
生まれたかったと思ってしまう。

杉山慧さんは、まだ24歳。
とても24歳とは思えない円熟味さえ
感じるようなフレイズを紡ぎ出す。
なんなんやろな。
あんな風にギターを弾けるように
生まれたかったと思ってしまう。

そして、シルキー・ヴォイスの和田明。
バラードは、どこまでもジェントルに。
激しいチューンは、時にはワイルドに。
あんな風に歌えるように
生まれたかったと思ってしまう。

でも、こんな風に生まれたけれど
負けないぞ。


[ MEMBERS ]
和田明 (vo, gt)
小林鈴勘 (尺八, pf, gt, b, v.p)
杉山慧 (gt)

@ コントレイル (銀座)





2019.6.5

SIMON PHILLIPS "Protocol"
サイモン・フィリップス “プロトコル”
-30th Anniversary Tour-


サイモン・フィリップスが、
『プロトコル』を発表して30年となる。
そのアニバーサリーツアーに行ってきた。

サイモン・フィリップス “プロトコル” のライヴは、
2014年、2015年、2018年に続いて4度目。
私は、2014〜15年時のギター、
アンディ・ティモンズがお気に入りだったが、
今回も少しメンバーに変更があった。
ギターが前回の グレッグ・ハウ から、
Alex Sill に替わり、
サックスの Jacob Scesney が参加。
ギターの Alex Sill は、名前も知らなかった人だが、
サックスの Jacob ともどもずい分若そう。
2人とも日本に来るのは今回が初めてとのこと。
サイモンもマーカス(ミラー)のように
若手育成を始めたのかなぁ。

前回、前々回にも触れたけど、
ベースのアーネストとサイモンのコンビネーションの
気持良さは変わらずで、アーネストのベースを、
どんどん好きになっていくわ。
ロボットのようなリズムの取り方も良い。

新しいフロントの若手2人は、
ちょっと物足りなかったかな。
サックスの Jacob は、まだ結構キレ気味の
ソロ吹いてたけど、ギターの Alex は、
当然このバンドに入るのだからテクニックは、
凄いのだけど、なんか存在感というか
インパクトみたいなものに欠けたかな。
アンディ・ティモンズやグレッグ・ハウより
ジャズっぽい感じはしたけど、
リア PU を使っていても若干トーンが
マイルドで、おまけにあんまり表情を
変えずに弾くもんで、そういう印象に
なってしまったのかも。
ドナルド・フェイゲンのTシャツを
折り目の付いたスラックスにイン、という
ファッションも微妙だった。
まあ、少なくとも日本では無名なので
アンディやグレッグの後がまというのも
大変なんだろう。
今後に期待。
ギターは、ヘッドレス・タイプを2本使用。
プレイは、非常になめらか。

サイモンの長いドラムソロも素晴らしかったが、
ハイライトは "Pentangle"。
9拍子(4拍子+5拍子)のリフの上で、
サイモンは、4拍子を笑いながら叩く。
何をすんねん。

3日間(6公演)の初日2ndショー。
アンコールを入れて60分少しとやや短め。
お客さんが少なかったのは、
やはりギタリストが変わった影響もあるだろうな。



アーネストのベースは、Xotic の5弦。


[ MEMBERS ]
Simon Phillips (ds)
Otmaro Ruiz (key)
Ernest Tibbs (b)
Jacob Scesney (sax)
Alex Sill (g)

@ Blue Note Tokyo
2nd show





ギターがグレッグだが、比較的新しいと
思われるスタジオ・ライヴ映像。
SIMON PHILLIPS / PROTOCOL 4 - NIMBUS -
SIMON PHILLIPS / PROTOCOL 4 - PENTANGLE -


[ プロトコル関連エントリー ]
2018.1.7 SIMON PHILLIPS "PROTOCOL W"
2015.6.19 SIMON PHILLIPS “Protocol III”
2014.5.31 SIMON PHILLIPS "Protocol II"


(2019.6.7 追記)
ギターの Alex、サックスの Jacob は、
2人とも26歳だったよ。
Alex は、リー・リトナー主催のコンペティション
"シックス・ストリングス・セオリー"のギター部門で
優勝した経歴を持つ。

[ SETLIST ](ブルーノートの LIVE REPORTS より)
2019 6.5 WED.
--- 1st ---
1. CELTIC RUN
2. SOLITAIRE
3. CIRCLE SEVEN
4. YOU CAN'T BUT YOU CAN
5. FIRST ORBIT
6. KUMI NA MOJA
EC. AZORES
--- 2nd ---
1. NARMADA
2. ALL THINGS CONSIDERED
3. AZORES
4. MOMENTS OF FORTUNE
5. PENTANGLE
EC. CELTIC RUN





2019.6.7

和田明 & 井上銘 DUO
和田明 & 布川俊樹 DUO


今週の2度目の和田明のライヴ。
今日は、前から観たかったデュオ、
井上銘 (Gt) 君 とのデュオ。

当然ながら、同じ曲でも
私と演る時とは世界が違う。
JAZZ です。
たぶんほとんど打合せもなく、
ぶっつけで演ってるんだと思うけど、
まあ自由で、素晴らしいです。

あんな風に弾けたら、
どんなに楽しいだろうと思うけど、
弾けません。
自分らしく演ることが、
演奏者であることの条件なので
自分の道を進むしかないねんけどね。。



銘君は、新しいオリジナルのフルアコ・ギター。
ええギターやったなぁ。

[ MEMBERS ]
和田明 (Vo,Gt)
井上銘 (Gt)

@ COCHI(小岩)


7月29日発売予定の明と布川俊樹さんの
デュオ・アルバム『Blue Journey』が
明の手元に届いたというので、一足先に購入。

今、聴きながらこれ書いてるけど、
これがまた凄く良いです。
布川さんは、銘君とはまた違うタイプ。
刺激的。



CDジャケットのイラストは、明が書いたそうです。


私は自分の演奏に自信がなく、
すぐに「自分はまだまだだ」と
思ってしまう。
「まだまだ」と言いながら、57歳。
人生終わってまうやん。
でも、普段、銘君や布川さんと共演している
明が一緒に演ってくれてるって、
めっちゃ凄いこと。
「自分はまだまだ」なんて贅沢を
言うてる場合ちゃう、と思ったのでした。




ドクター・ジョン 逝く


ニューオリンズのミュージシャン、
ドクター・ジョン(Dr.John)が、
6月6日、心臓発作のため亡くなった。
享年77歳。

合掌。






2019.6.8

BILL FRISELL TRIO
ビル・フリゼール・トリオ


一昨年には1月にはチャールス・ロイドの
バンドで、6月には自身のグループでの
公演を観た、ビル・フリゼール。
昨年だったと思ったら、
2年も前のことだった。

一昨年6月のライヴを観て
「う〜ん、テレキャスター欲しい」と書いたけど、
結局この翌月、ビルも使っている J.W.Black の
テレキャスターを買ってしまいました。
(ビルのと違って日本製だけど。)
テレは以前、Thinline を数本持っていたけど、
全部手放してしまったの。
この度のテレ回帰は、ビルの影響だけではなく、
ビル+ジュリアン・ラージ+山下達郎だけどね。

さて、一昨年のグループは、Petra Haden (vo)
(チャーリー・ヘイデンの娘)もいたけど
今日はトリオのみ(同じメンバー)。
最新アルバムは、トーマス・モーガン(B)との
デュオ・アルバム。
そのトーマスと、ドラムはルディ・ロイストンだ。

いやいや、素晴らしかった。
3人の個性がぶつかり合い、化学反応が起きる、
というような類のトリオではなく、
まるで3人が一つの意志で動いているような、
一体感というのともまた違う、
非常にナチュラルに音楽が紡ぎ出される、
そんなトリオだった。
余りの素晴らしさに最後には、
感動してしまった。
「音楽に」というよりはなんやろ、
「彼らの存在に」と言った方が良い感じ。

ステージに3人が登場すると
ビルが2人のメンバーを紹介し
演奏が始まった。
驚くことに、このまま一度も止まらず、
最後までメドレーで続けた。
始まった時間を見なかったのだけど、
本編が終わったのが、21時20分。
20時を少し過ぎて始まったとして、
75分ぐらいノンストップだ。
(そのあと、アンコールを2曲
これまたメドレー。)

ジャズ・ギター・トリオとカテゴライズされる
のだろうが、スイングは1曲もない。
私にはジャズというより、
ギター・インスト・ミュージック。
「唯一無二のプレイ」と紹介されるが、
まさに「唯一無二」。
何よりも音楽が「平和」。
そして、美しい。
終わった瞬間「Beautiful!」と叫んだ。(心の中で)

推測だけど、曲順なんか決まっていないんだろう。
1曲が終わると、全部の音がなくなる前に
ビルが次の曲のイントロを弾き出す。
メンバーが「あ、それね」って感じで
ついていく。(たぶん)

ドラムのルディ・ロイストンが、良い。
先日観たジョン・スコの Bill Stewart も
良かったし、Simon Phillips も良かったし、
ここのところ、ドラムはアタリだな。

ビルのギターは(たぶん)J.W.Black の
ブラウンサンバーストの Bigsby 付テレ。
色もピックアップも一昨年のものとは違う。
空間系のエフェクトを生かし、
3人以上の音を出してました。



一昨年同様、アンプの前には、
たくさんのぬいぐるみが・・・。


明日は、ビルのスペシャル・ギター・クリニックに
行ってくる。
これは、ブルーノートの公演を予約した
人のみ応募できるというスペシャル・イベントで、
ラッキーなことに当選したのだ。
どんな話が聴けるのか、楽しみだ。


[ MEMBERS ]
Bill Frisell / ビル・フリゼール( g)
Thomas Morgan / トーマス・モーガン (b)
Rudy Royston / ルディ・ロイストン (ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




[ 関連エントリー ]
2017.1.12 CHARLES LLOYD & THE MARVELS
2017.6.15 BILL FRISELL: WHEN YOU WISH UPON A STAR


(2019.6.10 追記)
早くもブルーノートの Live Report がアップされたので
セットリストをアップしておく。

[ SETLIST - 2019 6.8 SAT. ]
-- 1st --
1. Moon River
2. Mumbo Jumbo
3. Misterioso
4. It Should Have Happened A Long Time Ago
5. Pearl
6. My Mans Gone Now
7. Strange Meeting
8. Epistrophy
9. What The World Needs Now Is Love
 
-- 2nd --
1. Baby Cry
2. Levees
3. Rambler
4. You Only Live Twice
5. Lush Life
6. Follow Your Heart
7. In A Silent Way
8. Smalltown
9. Baba Drame
10. We Shall Overcome
EC1. Goldfinger
EC2. What The World Needs Now Is Lo
ve

なんと、ラスト曲以外、全部違う曲!
1st show の "Moon River" 聴きたかったな。





2019.6.10

BILL FRISELL Special Guitar Clinic
ビル・フリゼール・スペシャル・ギター・クリニック


昨日、ビル・フリーゼルの
ギター・クリニックに行ってきた。

一昨日のライヴの感想に書き忘れたけど、
演奏中ビルは、メンバーの2人を見て、
ホントに嬉しそうに微笑んだり、
目を見合わせて互いに微笑みあったり、
まるで聴こえている音だけじゃない、
本人たちにしか知りえない、
スピリチュアルな深い交信を
しているかのように見えて印象に残った。

さて、ギター・クリニック。
これは無料で、ブルーノートの公演を予約した
人のみ応募できるというスペシャル・イベント。
今年1月のマーカス・ミラーのベース・クリニックに
続いて当選したのだ。

今回は、地下2階のライヴ会場ではなく、
地下1階のロビーで行われた。
開場時間の13時ちょうどにブルーノートに着くと、
すでに15〜20人ほどの列が出来ていた。
まだ開場はされておらず、
しばらくするとスタッフが出てきて
「サウンドチェックが始まりましたので、
もう少しお待ちください」と言った。

サウンドチェック・・・。
前日のセットのままでいいはずなのに
サウンドチェックとはどういうことだろう、と
思っていると近くにいた人たちの
「今、来たところだから〜〜」という声が
聞こえてきた。
どうやら彼らは、私が着く少し前に
ビルが到着するのは見たようだ。

なぜ、サウンドチェックが必要だったかは、
前述のようにクリニックの会場が、
ステージのある地下2階ではなかったこと以外に
クリニックが始まると、
もう一人ゲストギタリストが登場したことで
納得することになる。

まず、司会(通訳)者のあいさつの後、
ビルの登場。
まずは、何か演りましょう、と1曲演奏。
ギターアンプからの直接の音で聴くからか、
前日のライヴより、生々しく聞こえる。
プライべートな演奏の場のような感じだ。

そして、ゲストが登場。
フジファブリックの山内総一郎だ。
山内のギターは、Bigsby の付いた、
フェンダー・テレキャスター・シンライン。
濃い茶色に見えたが、どうもカスタムモデルらしく
山内の話では、通学に乗っていた、
阪急電車の色なのだという。
そういえば、確かに阪急電車の色だ。
関係ないが、子供の頃の近鉄電車も
同じような色だったな。

ビルと山内のデュオで1曲。
なんとビートルズの『Nowhere Man』。
6月1日の明とのライヴで演奏し、
7日の和田明&井上銘のデュオで聴き、
その日に手に入れた和田明&布川俊樹の
CD で聴いた『Nowhere Man』。
この、一週間に3回の『Nowhere Man』は
明がらみなので不思議ではないのだけど、
そこに続いて、ビル・フリーゼルと山内総一郎、
初共演の曲に『Nowhere Man』。
こんなことがあるんや。
何千何万と曲がある中で。
私には音楽で時々こういうシンクロニシティが起こる。

そして、そのデュオ『Nowhere Man』が
素晴らしかった。
もうCDにしてくれたら、いや配信だけでも
絶対買います!という演奏。
山内総一郎のことは、雑誌(ギターマガジン)で
見かけるだけで音楽を聴いたことはなかったけど、
一発で好きになってしもたもんな。
山内は若いころ(学生時代?)ビルの
CDをジャケ買いして以来、ずっとビルのファンだという。
憧れの人とデュオが出来たというので、
とても幸せそうだったが、何よりもその演奏が良かった。
もう2〜3曲演って欲しかったけど、1曲のみだった。

それからは、質疑応答。
「毎日どんな練習をしていますか?」
「ギターのデュオの時とベースのデュオの時と
アプローチを変えていますか?」
「日本の音楽をどう思いますか?」
など色々な質問が飛んだが、
どうも表面的な質問が多く感じた。

「ビルの音楽を聴くと幸せになれるのですが、
何を考えて演奏していますか?」という
質問では「特に考えてないけど、
自分が演奏できることがハッピーなので
それが伝わるのかもしれない」という回答。
前日のライヴ中の幸せそうな微笑みを
裏付けるような回答だった。

「影響を受けたアーティストを一人あげるなら
誰ですか?」という質問には、
「たくさんいるし、時期によって変わるけど、
『ラッシュ・ライフ』(ビリー・ストレイホーンの伝記)を
読んでから、ビリー・ストレイホーンに興味がある。
彼の "Lush Life" をどんな風にアレンジするか、
ずっと考えているよ」という回答。
恥ずかしながら、ストレイホーンのことは
全く知らなかったが、帰ってから調べてみると、
"Take the A Train" などを作曲した人だった。
デューク・エリントンの片腕だったらしい。
調べているうちにストレイホーンに興味が湧き、
『ラッシュ・ライフ』を読みたくなったのだが、
1997年の出版にもかかわらず、
残念ながら日本語訳は出ていない。

ギターの話。
2年ほど前から、低音弦の音が気に入って、
フラットワウンド弦(0.011〜0.052)を
張っているのだという。
そして、Bigsby は、ほとんど使うことがないけど、
Bigsby をブリッジにすることで
テンション感が変わり、それが好きなのだということだった。
今回のギターのピックアップは、
なんとかさん(名前失念、J.W.ブラックの友人)の
スペシャルメイドとのこと。
Bigsby 付のテレキャスター、俄然 欲しくなってしもた。
そして、フラットワウンド弦を張ろう!
(ええ、影響受けやすいタイプです。)

私は質問をするつもりはなかったのだが、
後半になって、ふとぬいぐるみのことが訊きたくなった。
一昨年の1月と6月の公演でも
今回の公演でもギターアンプ(Fender Twin Reverb)
の前にいくつかのぬいぐるみが置いてあったのだ。


2017年6月の公演時の写真

私にはトナカイのぬいぐるみに見えた。
終わりの時間も押し迫り、司会者が
「あと一人だけ質問どうぞ」と言ったので、
勢いよく手を挙げた。
数人の手が挙がったのだが、
司会者は私を選んでくれた。

「ビルさんのギターアンプの前には、
ぬいぐるみがいくつか置かれています。
私は、あのぬいぐるみ達が、ビルさんの
音楽の秘密に関係していると思っています。
あのぬいぐるみの秘密を教えてください。」

司会者が通訳し、英語でビルに伝えると、
ビルが「Very important」と言った。

何年か前、ミュージシャン仲間の一人
(名前を言ったけど失念)が、
ビルになぜか「ムース(moose)」と
あだ名をつけた。
私がトナカイだと思ったぬいぐるみは、
ムース(ヘラジカ)だったのだ。
その後、女性スタッフ(音響の人と言ったと思う)が
アラスカの土産にヘラジカのぬいぐるみをくれたので、
何気なくアンプの前に置いて演奏した。
それから、いろんな人が ヘラジカのぬいぐるみを
プレゼントしてくれるので、アンプの前の
ぬいぐるみが増えていき、6〜7個になった。
中には、ヘラジカの大きな被り物をくれた人もいた。
アンプの前のぬいぐるみをどけると、
何か機材にトラブルが起きそうな気がして、
やめることができなくなった。
と、いうような話だった。そして、ビルは
「たくさんあるから、もう要らないよ」とも言った。
その話を聞いて、ヘラジカのぬいぐるみを
送るファンがいそうだもんな。

ヘラジカのぬいぐるみ達は、
ビルのお守りになっていたのだ。
私は、ぬいぐるみの秘密が聴けて満足だった。
だが、あのぬいぐるみ達には、
もっと奥深い話が潜んでいると睨んでいる。
誰もいないところで、ビルがあのぬいぐるみ達と
話していても私には不思議ではない。
それぐらい彼の音楽はマジカルなのだ。


(2019.9.27 追記)
このギター・クリニックのことが雑誌 JAZZ LIFE
8月号の記事になり、私の質問が取り上げられた。

2019.9.27 JAZZ LIFE の記事と(笑)





2019.6.12

沖仁 con アルベルト・ロペス

ちょっと久しぶりの 沖 仁。
いつ以来かなと見てみると、
2016年5月20日、 渡辺香津美の
ギター生活45周年祭

ゲスト出演したのを観た以来。
ライヴとしては、2016年1月23日の
「沖仁 con 渡辺香津美
」以来3年半ぶりだ。

今日は、スペイン若手ギタリスト、
アルベルト・ロペスとのデュオ。
アルベルトを聴くのは初めてだった。
見た感じ、結構貫禄があるのだが、28歳だという。
スペイン若手 No.1、パコ・デ・ルシアの再来と
言われているだけあって、素晴らしい演奏。
でも、日本代表 沖 仁だって、
全然負けていない。
とはいうものの(比べる必要はないのだけど)、
沖は、ギターを「弾いている」感じがするが、
アルベルトは、もはやギターを「弾いていない」。
この人は、子供の時に初めてギターを
持った時に練習もせず、
ある程度弾けてしまったタイプでは
ないかと感じた。

音色は、楽器の個性か弾き方の個性か、
沖の方がマイルドでややまろやか。
アルベルトは、パキパキしたエッジのあるトーン。
ソロ・ギターなら沖の音色の方が好きだが、
デュオになると、アルベルトの音の方が
前に出てくる感じ。
2人ともエレガットではなくマイクを立てて。

それぞれ1曲ずつのソロ以外は、デュオ。
ハイライトは『アランフェス協奏曲』と
『地中海の舞踏』だな。
あと、沖のオリジナルのワルツの曲が良かった。
ガットギターのトレモロのハモりは、
たぶん初めて聴いたと思う。
アンコールは、お決まりの『スペイン』。
アンコールを入れて80分ぐらい。

大阪(ビルボードライヴ)、
名古屋(ブルーノート)、
東京(ビルボードライブ)、
それそれ1日2公演、
合計6公演の最終公演だった。

アルベルトの日本語の挨拶が、愛嬌があって良かった。


[ MEMBERS ]
沖 仁 (Flamenco Guitar)
Alberto Lopez (Flamenco Guitar)

@ Billboard LIVE Tokyo
2nd show








2019.6.14

TEDESCHI TRUCKS BAND
テデスキ・トラックス・バンド


2016年4月以来3年ぶり5度目の来日の
テデスキ・トラックス・バンド。
2010年(フジロックフェスティバル出演)は、
観ていないが、それ以降、2012年、2014年、
2016年の公演は、欠かさずに観ている。
前回は東京公演が武道館で一夜限りだったが、
今回は、東京ドームシティホールで
3日連続の公演が組まれており、
私は今日(初日)と明後日(最終日)を観に行く!

前回から メンバーの変更があった。
なにしろ、大所帯のバンドだ。
メンバーチェンジも当然だろう。
ベーシストのティム・ルフェーヴルに代わり、
ブランドン・ブーンが加入。
キーボード/フルートのコフィ・バーブリジュは、
残念ながら今年2月に病気で
死んでしもたらしい。
代わってゲイブ・ディクソンが参加。

毎度のことながら、見渡したところ
観客の9割が男、おっさん。
定刻19時を5分ほど過ぎて、
メンバーが登場。
演奏する前にアリーナ席は総立ち。
デレクのギターは、SG、
スーザンは、チェリーサンバーストの
レスポールで、今夜もミニスカートだ。
そのほか、スーザンはテレキャス2本、
ストラト1本を使用。
デレクは、1曲で見慣れぬギターを使ったが、
その曲途中でSGに戻した。
弦が切れたか何かのトラブルか、
そこだけ特別なチューニングだったかのかな。

今日は、音響も良く、凄く聴きやすかった。
曲は題名を覚えていないのだけど、
分かる範囲で2月リリースのニューアルバム
『Signs』から、"Signs, High Times"、
"Shame" のほか "Part Of Me"、
大好きな "Midnight In Harlem"、
"Don't Know What It Means"、
コフィに捧げる(と言ったと思う)と言って
スーザンの好きな Willie Nelson の
"Somebody Pick Up My Pieces"。
アンコールにゲストと紹介されて
ドン・ウォズ(B)が登場。
で、曲は The Allman Brothers Band の
"Statesboro Blues" !
オジサンたち大喜びです!
そして、最後に "Made Up Mind"。
アンコールまで入れて 120分弱。

それにしても、相変らず
デレクのプレイの素晴らしいこと。
一音一音の凄まじい説得力。
そして、スーザンもギターソロ増えたんちゃうかな。
デレクとずっとステージに立ってたら、
スーザンも鍛えられるよな。
歌う妻と横(後ろ)でギターを弾く旦那と
言えば、タック&パティのタック・アンドレス、
竹内まりやと山下達郎、
今井美樹と布袋寅泰などが浮かぶが、
デレクとスーザンは、
間違いなく世界一のギタリスト夫婦だ。

あえて、苦言を呈するなら、
デレク横向き過ぎ。
ずっとスーザンの方を向いて演奏していた。
ステージ下手側のお客さんは、
ほとんどデレクの背中を見ていたことでしょう。
もうちょっとお客さんに
サービス精神を持っても良いのにと
思うねんけど、デレクは全くそういうの
気にしてないのかもな。



[ MEMBERS ](たぶん)
Derek Trucks(G)
Susan Tedeschi(G & Vo)
Gabe Dixon(Key)
Tyler Greenwell(Dr & Per)
J.J. Johnson(Dr & Per)
Brandon Boone(B)
Mike Mattison(Harmony Vo)
Mark Rivers(Harmony Vo)
Alecia Chakour(Harmony Vo)
Kebbi Williams(Sax)
Elizabeth Lea(Tb)
Ephraim Owen(Tp)

@ TOKYO DOME CITY HALL




[ 来日公演日程 ]
6月11日 大阪/あましんアルカイックホール
6月12日 名古屋/ZEPP NAGOYA
6月14日 東京/TOKYO DOME CITY HALL
6月15日 東京/TOKYO DOME CITY HALL
6月16日 東京/TOKYO DOME CITY HALL

[ 関連エントリー ]
2016.4.1 TEDESCHI TRUCKS BAND
2014.2.11 TEDESCHI TRUCKS BAND その2
2014.2.6 TEDESCHI TRUCKS BAND
2013.2.3 神業 DEREK TRUCKS
2012.2.8 TEDESCHI TRUCKS BAND


早速セットリストがアップされていた。
[ SETLIST ] setlist.fm より
1. Signs, High Times
2. Do I Look Worried
3. Don't Know What It Means
4. The Letter (The Box Tops cover)
5. Down in the Flood (Bob Dylan cover)
6. Somebody Pick Up My Pieces (Willie Nelson cover)
7. High & Mighty
8. Part of Me
9. Shame
10. Midnight in Harlem
11. I Pity the Fool (Bobby “Blue” Bland cover)
12. I Want More
Encore:
13. Statesboro Blues
  (Blind Willie McTell cover) (with Don Was)
14. Made Up Mind





2019.6.16

和田明 & 布川俊樹
Blue Journey レコ発ライブ


7月29日発売の 和田明 & 布川俊樹 の
1st アルバム『Blue Jurney』
先日、発売より一足先に入手したのだが、
ゴキゲンなアルバムだ。
そのレコ発ライヴの第一弾に行ってきた。
会場は下丸子の「ラミノア」。
(それで間違って新丸子に行ってしまったのだ。)

アルバム全曲とアルバムに収録されていない
ジャズ・スタンダード数曲。
アルバム同様、ゲストでオルガンの
西川直人さんが参加。
ジャズあり、ポップスあり、ビートルズあり、
ストーンズありと多彩にグル―ヴィに
楽しいライヴだった。
布川さんのブルージィなギターが刺激的!


[ MEMBERS ]
布川俊樹(gt)
和田明(vo, gt)
西川直人(Hammond org)

@ラミノア (下丸子)







2019.6.16

TEDESCHI TRUCKS BAND 2
テデスキ・トラックス・バンド 2回目


一昨日に続いて、
テデスキ・トラックス・バンドの
コンサートに行ってきた。
一昨日のセットリストと大阪、名古屋の
セットリストは違うことから、
どうやら、彼らは毎日違うセットリストで
ステージに臨んでいるようだったので、
今日は、また違う曲目を期待して行ったのだが、
期待以上に良いライヴだった。
一昨日も良かったのだが、
なんだろう、今日の方が確実に良かったように
感じたのは、私の問題か、それとも
本当に今日の方が演奏が良かったのか。
JAPAN TOUR の最終日ということが、
何か影響しているのか、なんだか分からないが、
何度かウルウルするほど良かった。
特に "Midnight in Harlem" のデレクの
ソロとか最高だったな。
それからスーザンの歌も。
ベースソロも今日の方が良かったなぁ。

今日のセットリストは、
ネットにまだアップされていないので、
不明確なのだけど、半分近くは、
一昨日とは違ったんやないかな。
"Key To The Highway", "Keep on Growing"
"Right On Time" あたりは一昨日は
演らなかったけど今日は演った曲。
今日は父の日だから、ダディの一番好きな曲を
と言ってスーザンが歌った曲も、
聴いたことがあるようなないような曲で
タイトルは不明。
"Signs, High Times", "Midnight In Harlem"
"Part Of Me", "I Want More", "Made Up Mind"
あたりは、一昨日も演った曲。

今日の印象は、とにかく最強のバンドということや。
お客さんが凄く反応しているのに、
あんまり聞き覚えのない曲も数曲あった。
オールマン・ブラザーズ・バンドの
曲だったりするのかな。
オールマン、あんまり聴いてないので。
デレク・トラックス・バンド時代や
スーザンのソロなども、ほとんど聴いていないので、
その辺も今後しっかり勉強したいな。

一昨日は金曜日だったけど、今日は日曜日なので
きっと地方からのお客さんも多くいたことだろう。
そのことと関係あるかないか分からないけど、
歓声も今日の方が多かったように感じたな。
開演時間が16時だったので、
地方から来ていても日帰り出来たことだろう。

ぜひ、来年も来日を!
そして、今日のライヴを CD に!
(たぶん、ブートレグが出回るでしょうけど)


[ MEMBERS ](たぶん)
Derek Trucks(G)
Susan Tedeschi(G & Vo)
Gabe Dixon(Key & Fl)
Tyler Greenwell(Dr & Per)
J.J. Johnson(Dr & Per)
Brandon Boone(B)
Mike Mattison(Harmony Vo)
Mark Rivers(Harmony Vo)
Alecia Chakour(Harmony Vo)
Kebbi Williams(Sax)
Elizabeth Lea(Tb)
Ephraim Owen(Tp)

@ TOKYO DOME CITY HALL




(2019.6.21 追記)
セットリストがアップされていたので転記しておく。

[ SETLIST ] setlist.fm より
1. Signs, High Times
2. Part of Me
3. Right on Time
4. When Will I Begin
5. Keep On Growing (Derek and the Dominos cover)
6. Key to the Highway (Charles Segar cover)
7. Midnight in Harlem
8. I Want More
9. Leavin' Trunk / Volunteered Slavery
10. Hard Case
11. Angel From Montgomery / Sugaree (For Father's Day)
12. Bound for Glory
Encore:
13. Made Up Mind
14. With a Little Help From My Friends (The Beatles cover)

ラストの曲 "With A Little Help From My Friends" は、
あまりに違う曲になっていて、情けないことに
気が付かなかったのだけど、ビートルズだった。
確かにそうだ! → これ
カッコよすぎ!

そして、本文に書き忘れたけど、
この日のスーザンは、ミニスカートではなく、
赤いロングドレスでした!





2019.6.17

塩崎容正 (g) Quartet

4日連続のライヴ。
4日目の今日は、ギターの
塩崎容正(よしまさ)さんのライヴに行ってきた。
メンバーの一人、ドラムの
平山“サンペイ”惠勇(しげお)さんと
塩崎さんは高校の同級生。
ふたりは過去には、タモリさんの
ツアーバンドにいたこともあるとか。

先日知ったことなのだが、
そのおふたりは、私の高校の先輩だ。
といっても9歳も上で、面識もなく
今日が初対面だったのだけど。
自分の高校の先輩にジャズ・
ミュージシャンがいたなんて
驚きと同時に何故か嬉しい。

平山さんは、高校時代からキャバレーの
仕事をしていたらしく(時代やなぁ)
あんまり学校には行っていなかったような
お話でした。

今日は、高校の一つ上の先輩に誘われての
ライヴ鑑賞だったのだけど、
他にも高校の先輩方がいらしてて、
塩崎さんの最初の MC が、
お客さんの紹介という異例なトークでした。

他のメンバーは、サックス、フルートに
吉永 寿さん、ベースに今日のメンバーでは
一番若い芹沢薫樹さん。
曲は、チック・コリアの "Friends"、"Sicily"
で始まり、塩崎さんのオリジナルの数曲の他、
"Speak Low"、サド・ジョーンズの "A Child Is Born"、
ロイ・ハーグローヴの "Strasbourg Saint Denis"、
ブレッカー・ブラザーズの "Some Skunk Funk" など。

"Strasbourg Saint Denis" や
"Some Skunk Funk" など、ファンキーな曲が、
このメンバーには合っていると思った。
平山さんのドラムが、ビシバシ決まります!


[ MEMBERS ]
塩崎容正 (g)
吉永 寿 (sax)
芹沢薫樹 (b)
平山“サンペイ”惠勇 (ds)

@ G's bar (赤坂)







2019.6.27

さだまさし コンサートツアー 2019
〜新自分風土記〜


死ぬまでに観ておきたいアーティストシリーズ。
今夜は、さだまさしのコンサートに行ってきた。
「死ぬまで」というのは、私のことであり、
アーティストのことでもある。

先月18日にスタートしたツアーは、
全国を周り10月15日までで、その数47回。
さだまさし、67歳。
山下達郎(66歳)同様、タフな60代だ。
コンサートの回数は、
今日が 4,377回目(本人談)で
この回数はダントツで日本一だ。

もともと、2月の武道館落語での
さださんのショーが面白かったので、
ぜひコンサートにと思ったのだが、
その時は、50分位のショーで
半分はトークだった。
今日は終わってみると、アンコールまで入れて
休憩なしの2時間50分。
会場外に曲目表が貼りだされていたが、
アンコールを入れて15曲なので、
1曲5分として、75分。
つまり、95分は喋っていたことになる。
さださんのトークが面白いことは有名だが、
確かにいくらでも聞いていられる感じで、
トークの合間に歌うという感がないこともない。

平和への想い、故郷長崎への想いは、
とても強く、メッセージ性も強い。
映画の失敗(?)で作った35億円の
借金返済のために、コンサートを頑張ったらしいが、
35億円、借りるのも、返してしまうのも凄い。
グレープ時代のきゃしゃなイメージとは程遠く
ダイナミックな人なんだと思う。
最後には、侍に見えたよ。

曲は、セルフカバー・アルバム
『新自分風土記1〜望郷編〜』と
『新自分風土記2〜まほろば編〜』から。
『秋桜』や『案山子』、『フレディもしくは三教街』が
聴けなかったのは残念だったけど、
さだまさしワールドを堪能できた。

お客さんは、やや高めの年齢層。
落語会と似たような客層やね。
ロビーにあった花の数が凄かったのは、
東京だからかな。
まさか、コンサートの度にお花送らないよね。





2階席の真ん中ぐらいだったので、
オペラグラスで見ても、ヘッドのロゴまでは
読めなかったのだけど、さださんのギターは、
ギブソンらしきもの、マーティンらしきもの、
ヤマハらしきもの、Terry's Terry らしきもの。
でも、あんまりギターは弾かなかった。

バンドは、ギター、キーボード、ベース、パーカッション、
ヴァイオリン、チェロ、オーボエ の7人。

フォークとか、ニューミュージックとか、
そういうジャンルに収まりきらない
「さだまさし」というジャンルのショーを
観たという満足でした。


[ MEMBERS ]
さだまさし (Vo, Gt, Vln)
― BAND:さだ工務店 ―
倉田信雄 (Pf, Key)
田代耕一郎 (Gt)
平石カツミ (B)
木村誠 (Per)
庄司さとし (Ob)
藤堂昌彦 (Vn)
徳澤青弦 (Vc)

@ 東京国際フォーラム ホールA

[ SETLIST ]
1. 雨やどり
2. 長崎小夜曲
3. 祈り
4. 精霊流し
5. 望郷
6. 驛舎
7. 神の恵み〜A Day of Providence〜
8. 前夜(桃花鳥)
9. October〜リリー・カサブランカ〜
10. セロ弾きのゴーシュ
11. 生生流転
12. 償い
13. 主人公
14. まほろぼ
EC. 修二会







2019.7.8

ボサノヴァの父
ジョアン・ジルベルト 死す

朝、ラジオを付けたら、
J-Wave 「STEP ONE」の
「GLOBAL CHART」が、ブラジルのチャートで
ジョアン・ジルベルトの話をしていた。
反射的に「あっ」と思った。
そして、ブラジルで5位にチャートインしている
という "Chega de Saudade" が流れた。

6日、ジョアンは Rio de Janeiro の自宅で
亡くなったらしい。
享年88歳。

ジョアン・ジルベルトといえば、
今年3月に世界初、唯一の公式ライブ映像
『JOAO GILBERTO LIVE IN TOKYO』の
劇場限定上映を観て、家でもゆっくり
観ようと思い Blu-ray BOX も購入した。
8月には、ドキュメンタリー映画
『ジョアン・ジルベルトを探して』が、
公開予定だ。

まるで、ジョアンを見送るかのような
一連の流れ。
映画は、2008年にボサノバ誕生50周年記念
コンサートを最後に、公の場に登場しなくなった
ジョアンを追ったものだという。
観なきゃね。

1958年、アントニオ・カルロス・ジョビンが作曲し、
ヴィニシウス・ヂ・モライスが作詞し、
ジョアン・ジルベルトが唄った
『Chega de Saudade(想いあふれて)』
が、最初のボサノヴァ曲と言われている。

そして、同じくジョビンが作曲し、
モライスが作詞した
『Garota de Ipanema(イパネマの娘)』を
世界的に有名にしたのは、
スタン・ゲッツのアルバムに、
ジョアン、ジョビンが参加し、
ジョアンと当時のジョアンの妻、
アストラッドが唄ったヴァージョン。
(ジョアンはポルトガル語で、
アストラッドは英語で。
英語で歌ったことは、
商業的価値が大きかっただろう。
アメリカでは、ポルトガル語部分を
カットしたシングル・ヴァージョンがヒットした。)

残念ながら、ジョビンは 1994年、
モライスは 1980年に亡くなっており、
このたびジョアンが亡くなったことで、
ボサノヴァの父達はいなくなってしまった。

合掌。


[ 関連エントリー ]
2019.3.8 JOAO GILBERTO
2019.3.10 JOAO GILBERTO LIVE IN TOKYO
2019.5.14 JOAO GILBERTO LIVE IN TOKYO SPECIAL Blu-ray BOX





2019.7.17

山下達郎
PERFORMANCE 2019


今日は、3度目の山下達郎のライヴ。

何度も何度も抽選に外れ、とうとう
東京以外の会場にも応募するようになり、
一昨年、ようやく当選したのは、
ベイシア文化ホール(群馬県民会館)。
そして昨年は、神奈川県民大ホール。
3度目にして、ようやく東京で観ることができた。
今日の会場は、NHKホール。

達郎曰く、「クラシックから演歌、ポップス、
そして、紅白歌合戦まで、多くのアーティストの
血を吸ってきたステージ」。
やはり、ステージに立つと特別な
感じがするそうだ。
また、NHKホールは、「観客の拍手が
降ってくる」そうで、拍手が降ってくるのは、
NHKホールと大阪のフェスティバル・ホール
だけだとも言っていた。
言われてみると客席にいても
拍手の響き方が他とは違うような気がした。

さて、ライヴ。
(万一、達郎のライヴに行く予定の人がいたら、
ネタバレになりますので、ご注意を。)
めちゃくちゃ素晴らしかった。
比べるのもなんだけど、昨年より良かったと思う。
一昨年初めて聴いたライヴが
あまりに素晴らしかったので、
昨年は期待しすぎていたのかも知れないけど、
少しだけ物足りなさを感じた覚えがある。
とはいうものの、十分素晴らしかったので、
ここには書かなかったけどね。
それに、声が出なくなるというハプニングに対する、
達郎の対応は、感動的だったし。
でも、今日の方が良かった。
何がって、言葉では説明しにくいのだけど、
『ドーナツ・ソング』を聴いてて
泣きそうになるといえば
その凄さが伝わるやろか。
『ドーナツ・ソング』なんか泣く曲ちゃうやん。
なんというか、達郎の音楽に対する真摯な
姿勢というか、そういうものに触れた感じ。
音楽に対する「情熱」というと、
ちょっと安っぽくなってしまうので、違うねん。
もう命懸けてるのが、ビンビン伝わってきてしもたんや。

今日は、NHKホールの3階席の真ん中あたりという
良い席とは言えない席だったけど、
オペラグラスのおかげで、良く見えたし、
全く満足だった。

今日、本人のMCで聞くまで知らなかったのだけど、
達郎が、気管支炎にかかり、
先週の金曜土曜(7/12、13)の
中野サンプラザホールでの公演を
中止にしたらしい。
(体調不良で、キャンセルしたのは
初めてと言っていた。)
それで、今日は復帰1日目の公演で
何度もギャグのように「病み上がり」と
言っていたけど、言われなければ
分からないほど、最後まで声も良く出ていたし、
元気そうだった。

最近、日本の80年代の「シティ・ポップ」と
呼ばれる音楽が、欧米の一部の音楽ファンに
流行っていて、日本にアナログレコードを
買いに来る人もいるというのは、
最近、テレビか何かで見た覚えがある。
達郎が、レコード店に行ったとき、
『GO AHEAD!』(1978年のアルバム)を
持ったガイジンにサインを求められた。
彼は、日本のレコードを買うために来日した
アメリカ人(30歳)だったらしい。
「彼に『必ずどこかで今年のライヴを観に行くので、
このアルバムに入っているこの曲を
演って欲しい』と言われたので、演ります」と
言って始めたのが『BOMBER』。
ライヴ3回目にしてようやく聴けたよ。
あと『あまく危険な香り』も!

それから、今日の目玉は大瀧詠一の
『君は天然色』!
それから『LET'S DANCE BABY』で、
竹内まりやの『不思議なピーチパイ』や
『けんかをやめて』『リンダ』『元気を出して』
などなどを「Let'S Dance Baby〜
Let'S Dance Baby〜」のコーラスの
上で歌うという技を出してきた。
まりやは、今年デビュー40年なので、
プロデューサー達郎は、しっかり新しい
アルバムの宣伝も欠かさない。
そして、アンコールではまりやの
『プラスティック・ラブ』も。

6月からスタートした今年のツアーは、
28都市50公演。
リハーサルも終えた後、難波弘之 氏の
体調不良で、ツアー1本目2本目が
延期になるというアクシデント。
それらは、延期にできたけど、
先週の中野サンプラザの2公演は、
どうしても、会場とメンバーの都合が合わず、
やむなく中止になったとのこと。
なので、48公演に減ってしまった。
中野サンプラザのチケットを買った人は、
残念やったやろなぁ。

それにしても、達郎66歳、
声、凄いわ〜。
今年は、ツアー開始当時、例年になく
声の調子が良いと思ったそうだ。
で、油断して、気管支炎になってしもた
らしいんやけど、今日の声を聴いたら、
その調子が良い、というのが良く分かった。
昨年の神奈川公演で、後半、
声が出なくなったのが、ホントに稀なこと
なんだろうな。
その証拠に、今日も3時間越えの190分!
全く、声の衰えなし。
もちろん休憩なしです。

また、ぜひライヴに行きたいのだけど、
2020年は、オリンピックもあるし、
やりたいこともたまっているようで、
ツアーは、やらないとのこと。
ちょっと残念だけど、再来年まで待ちます!
来年もライヴハウスのアコースティックライヴは、
演るみたいなので、運が良ければ観れるかも。

バンドメンバーは、2017年、2018年と同じ。
リズム・セクションの5人は、2008年から
変わっていないそうで、もうこれはバンドに
なっているので、難波さんが体調不良の時も
「代わりはいない」と延期にしたそうな。
その辺、絶対、妥協しないでポリシー貫くよね。

達郎は、MCで結構色んな話をする。
主義や主張を話し出すと、ちょっと鬱陶しい
アーティストもたまにいてるんやけど、
この人の真っすぐさは好きです。





[ MEMBERS ]
山下達郎 (Vo, Gt, Key)
佐橋佳幸 (Gt)
難波弘之 (Key)
柴田俊文 (Key)
伊藤広規 (B)
小笠原拓海 (Drs)
宮里陽太 (Sax)
三谷泰弘 (Cho)
ハルナ (Cho)
ENA (Cho)

@ NHKホール(渋谷)



たくさんの花が届いていた。
これは、なんと志の輔師匠。
その隣は、五木ひろし。



一度も達郎のコンサートに行ったことのない人は、
ぜひ、一度は体験することをお勧めします。
音楽ファンで、達郎の音楽を特に嫌いだと
いう人でなければ、必ず満足します。





2019.7.18

山下達郎
PERFORMANCE 2019
その2


昨日の達郎のライヴについて
もう少し書いておこう。

昨日の達郎のパフォーマンスの凄さは、
もしかしたら、自分の不注意による
体調不良のせいで、大事な公演を
2本も飛ばしてしまったということの
反省と、健康で音楽が出来ることの
感謝から来ているのかなと、思った。

事故や病気で、復帰が危ぶまれた人の
復帰後のステージの凄さは、何度か体験している。
例えば、2012年、脳梗塞から復帰した
フライド・プライドの横田さん(2012.10.3)、
2017年、両腕骨折という事故から復帰した
マイク・スターン(2017.8.212017.8.29)。
どちらも、何かを超越したパフォーマンス
だったと記憶している。

達郎の場合、復帰が危ぶまれるという程の
状況ではなかったにせよ、
あの完璧主義の人が、広島で酒を飲んで、
寒いのにバスの中で寝てしまったことが原因で
風邪をこじらせ、その上、ツアーを
2本も飛ばすなどという失態に対し、
どのように自分と折合いをつけるかというと、
もうそれは、次のライヴしかないだろう。
それでなくても、一切妥協のない人。
この復帰ライヴへの意気込みは、
並々ならぬものであったのではと思った。
まあ、勝手な想像だが。

さて、昨日のセットリストがネットに上がっていたので
ここにも記しておこう。

ネットのセットリストには、
『蒼氓』の中で Curtis Mayfield の
『People Get Ready』や Bob Dylan の
『Blowin’ In The Wind』を数小節歌ったことを
「メドレー」として記載されているのだが、
私はこれはメドレーという程のものではないと
思うので、そういう部分は私流に記しています。

[ SETLIST - 2019.7.17 @ NHK Hall ]
1. SPARKLE
2. あまく危険な香り
3. ドーナツ・ソング
4. 土曜日の恋人
5. Paper Doll
6. FUTARI
7. サウスバウンドNo.9
8. 君は天然色 [大瀧詠一のカヴァー]
9. REBORN
10. セールスマンズ・ロンリネス
11. La Vie En Rose(アカペラ)
12. Bella Notte(アカペラ)
13. Have Youreself A Merry Little Christmas(アカペラ)
14. クリスマス・イブ
15. 蒼氓
16. Get Back In Love
17. BOMBER
18. LET’S DANCE BABY
19. ハイティーン・ブギ
20. アトムの子
EC:
21. プラスティック・ラブ
22. 硝子の少年(ワンコーラス)
23. Ride On Time
24. Down Town
25. Last Step
26. YOUR EYES

『蒼氓』では、『People Get Ready』、
『Blowin’ In The Wind』、『希望という名の光』を
コード進行は『蒼氓』のままで、数小節織り交ぜて、
『LET’S DANCE BABY』では、
竹内まりやの『不思議なピーチパイ』、
『もう一度』、『けんかをやめて』、
『リンダ』、『純愛ラプソディ』、『毎日がスペシャル』、
『すてきなホリデイ』、『元気を出して』を
「Let'S Dance Baby〜Let'S Dance Baby〜」の
コーラスに合わせて数小節歌った。

『アトムの子』では、昨年はドラえもんだったような
気がするが今年は『アンパンマンのマーチ』を
アンパンマンの映像をステージバックに
映し出すという演出付きで歌った。

『ハイティーン・ブギ』(近藤真彦)と
『硝子の少年』(KinKi Kids)は、
ご本人は「ウケ狙い」と言ってたけど、
どちらも達郎作曲、松本隆作詞のヒット曲。

そして、昨日、目玉と書いた『君は天然色』。
達郎は、デビュー前から大瀧詠一と交流があり、
恩もあるらしく、大瀧の曲をこれから
歌い次いで行きたいと言っていた。
Char が 石やん(石田長生)の曲を
歌うように、自分に縁のあるアーティストの曲を
自分が歌い次いで行こうという
気持ちになるのは、分かる気がする。

とにかく、1秒たりとも気を抜かないというのか、
意図が切れないというのか、
集中を途切れさせないというのか、
「凄い」ぐらいしか言葉が思いつかないのが
歯がゆいほどの達郎のステージ。
先日、やはり3時間越えの口演を聴いた
立川志の輔師匠に通じるものがある。
あ、師匠からも、達郎にお花届いてたな。
達郎が1953年生まれ、
志の輔師匠が、1954年生まれ。
同年代なのだな。
2人とも人間国宝級。


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2019.7.22

JESSE と KenKen が大麻で逮捕

大麻で逮捕。
アホなことしたなぁ。
音楽活動が出来なくなるのは、
一番望んでないことやろうに。

大麻のこととは、直接関係ないんやけど。
報道では、JESSE のことは、
「世界的ギタリストとして知られる
Char(64)の息子」と書かれていたけど、
KenKen は、「金子容疑者は俳優で
『RIZE』のメンバーでもある
金子ノブアキ(38)の弟」と書かれていた。
確かにそうやねんけど、
私は「ジョニー吉長と金子マリの息子」と
書かれていないことにちょっと不満。
そんなん書かれるの、家族としては
不名誉なことやろうけど。

そして、ちょっと矛盾するけど、
このことで報道に「Char」の名前が出るのは
残念やなぁ。

あと KenKen の
「大麻は拾ったもの」という供述は、
かなり苦しいなぁ。
報道によると「警視庁が1カ月ほど前から
内偵捜査を進めていた」とあるから、
目を付けられていたってことやもんな。

KenKenは、障害者スポーツの応援活動とか
パラリンピックがらみの活動もしてみたいだけど
これでおじゃんだろう。
Dragon Ash の作品の一部が、
出荷配信停止になるようだし、
JESSE の方は、一昨日のロックフェスの
出演を見合わせたようだし、何かと
影響は大きい。

JESSE はうちの近所を娘さんと
歩いているのを見かけたことがあるし、
Char のライヴに出演したのも2回観ている。
あ、あと石やんの還暦ライヴにも出てたっけ。

KenKen は、今年2月に
「Funk on Da Table」のライヴで観た。
その日のエントリーには、
「KenKen 上手い!」と書いている。
残念。





2019.7.23

Guillermo Rizzotto
ギジェルモ・リソット
ジャパン・ツアー 2019(ソロ公演)


アルゼンチン出身、スペイン、
バルセロナ在住のギタリスト、
ギジェルモ・リソット。

そのギジェルモを、2013年、2015年、
そして 2017年と来日の度に観に行っていて、
行ける限りのライヴを観ているので、
3度の来日で5回も観ている。
そのうち3回は、最前列だった。

4日前(7月19日)のことだ。
「ギジェルモ・リソット東京公演のご案内」
というメールが届いた。

メールをチェックしてみると、
ギジェルモは、すでに来日中で6月23日から
西日本をツアーしているではないか!
東京はと見てみると、7月23日と24日。
「げっ、4日後やん!
予定が空いていますように」と、
祈りながら手帳を広げると、
ラッキーなことに空いている!
すぐに2日とも予約。

23日は、ギジェルモのソロ・ギター・ライヴで、
24日は、ギジェルモと鈴木大介と藤本一馬に
よる "A three guitars night"。
今日は、そのソロ・ギター・ライヴに行ってきた。

会場は、原宿の「TOT STUDIO」。
開場時間18:30の5分前に着いたら、
3人しか並んでいなかった。
入場は先着順かと思ったら、
予約時に発行された整理番号順の入場だった。
開場時間になっても5人だったので、
私の整理番号は、36番だったけど、
最前列(7席)に座ることが出来た。
まあ、入場時に行列のできる音楽では
ないのかもしれないけど、日本では
まだまだ知られていないということだろうな。
ギジェルモの素晴らしい演奏を
大勢の人に聴いてもらいたいと思うけど、
人気が出過ぎると
ライブ会場が大きくなるし、
チケットが取りにくくなるので、
複雑なところだ。

前置きが長くなった。
やっと、ライヴのレビュー。

いやいや、素晴らしかった。
最前列だったので、ギジェルモまで
2メールもない。
ギターの音がダイレクトに入ってくる。
1曲目、最初のギターの音が鳴った途端、
世界が変わった。
やっぱり、この人、ただ者ではない。
ちょっと落涙。

以前のライヴの時にも感じた覚えがあるが、
音楽が歓んで、ギジェルモを通して、
この世に降りてきている、
そんな感じの演奏。

曲紹介のトークの内容も一つ一つが
興味深く、スピリチュアルだ。
2回のアンコールを入れても
70分とやや短めのライヴだったけど、
あんな至近距離で、しかも、
PA(音響)なしのギター生音。
なんて贅沢なんでしょう。

学校の教室程度の広さの会場で
観客は、50名ほどかな。
ギターは、どこのものか確認できず。
アルゼンチンの Esteban Gonzalez か、
日本の Echizen Guitars かどっちかだと思う。
日本だから、Echizen かな。

帰りにギジェルモと握手。
「明日も来るよ!」と日本語で言うたら、
うなずいていたけど、通じたのかな。
ギターのこと訊けば良かったな。





開演前の写真。


この椅子にギジェルモが座ってプレイ。
手前に移っているのは、私の靴。
超至近距離!

一昨年の2回目のライヴのエントリーに
「次の来日は、また2年後でしょうか」と
書いていたけど、ホントに2年ごとに来日
してくれているんやな。

聴いたことがない人は、ぜひ。
今日も演った "La Abundancia Del Cielo"。
素晴らしいです。

Guillermo Rizzotto: "La Abundancia Del Cielo"


[ 関連エントリー ]
2012.11.8 最近知ったギタリスト
2013.5.31 Guillermo Rizzotto
2013.6.14 Guillermo Rizzotto その2
2015.7.3 Guillermo Rizzotto 再び
2017.3.22 GUILLERMO RIZZOTTO & HIKARU IWAKAWA
2017.3.30 GUILLERMO RIZZOTTO & HIKARU IWAKAWA その2
2017.4.6 アルゼンチン


--- Guillermo Rizzotto Japan Tour 2019 ---

6月23日(日) 兵庫 姫路 ハンモック・カフェ
 <Solo Guitar Concert>

6月27日(木) 大阪 狭山 藍
 <Dos Paisajes con Guillermo Rizzotto y kawole “Las verdades del tiempo”>
 ギジェルモ・リソット (Guitar), kawole (Vocal / Percussion)
6月30日(日) 奈良 天川 空
 <Guillermo Rizzotto / Hiroo Tachibana Doragon Concert>
 ギジェルモ・リソット (Guitar), 立花 啓緒(SingingBowl /Soundhealing)
 ◎第1部 開場12:30 開演13:00〜14:00 <Dragon Concert>
 ◎第2部 開場14:30 開演15:00〜16:00 <Dragon Concert>
7月4日(木) 岡山 蔭凉寺(いんりょうじ)
 <Solo Guitar Concert>
7月6日(土) 愛知 岡崎 at the table est 2015
 <Solo Guitar Concert>
7月10日(水) 兵庫 芦屋 Akubi
 <Dos Paisajes con Guillermo Rizzotto y kawole “Las verdades del tiempo”>
 ギジェルモ・リソット (Guitar), kawole (Vocal / Percussion)
7月11日(木) 兵庫 神戸 旧グッゲンハイム邸
 <Dos Paisajes con Guillermo Rizzotto y kawole “Las verdades del tiempo”>
 ギジェルモ・リソット (Guitar), kawole (Vocal / Percussion)
7月13日(土) 大阪 箕面 ほしのしずく堂
 <Dos Paisajes con Guillermo Rizzotto y kawole “Las verdades del tiempo”>
 ギジェルモ・リソット (Guitar), kawole (Vocal / Percussion)
 ◎昼の部 開場11:00 / ランチ11:30〜 / ライブ13:00〜(1ステージ)
 ◎夜の部 開場17:30 / ディナー18:00〜 / ライブ19:30〜(2ステージ)
7月20日(土) 奈良 飛鳥 飛鳥ピアノサロン
 <Dos Paisajes con Guillermo Rizzotto y kawole “Las verdades del tiempo”>
 ギジェルモ・リソット (Guitar), kawole (Vocal / Percussion)
 ◎昼の部 「グアラニー族が愛するオーガニックマテ茶を本格的な茶器で楽しむ会 」
 ◎夜の部 ライブ 19:00〜(2ステージ)
7月23日(火) 東京 TOT STUDIO (THINK OF THINGS 2F)
 <Solo Guitar Concert>
7月24日(水) 東京 TOT STUDIO (THINK OF THINGS 2F)
 <A three guitars night ― ギジェルモ・リソット/鈴木大介/藤本一馬>
7月26日(金) 大阪 ショヴィ・シュヴァ
 <A three guitars night ― ギジェルモ・リソット/鈴木大介/藤本一馬>








2019.7.26

Guillermo Rizzotto
ギジェルモ・リソット ジャパン・ツアー 2019
A three guitars night
ギジェルモ・リソット/鈴木大介/藤本一馬


もう一昨日のことになってしまった。
ギジェルモ・リソットの2日目。
"Guitar Trio" ではなく、
"A three guitars night" 。
トリオ演奏がメインではなく、
それぞれのソロ・ギター演奏があり、
最後にトリオの演奏があった。

それぞれ4曲ずつだったかな。
3人聴き比べると、それぞれの個性が
よく分かり興味深かった。
楽器の違いもあるだろうし、
私がギジェルモひいきということも
あるかも知れないけど、
ギジェルモのギターの音が、凄かった。
なんというのか、ふくよかなだけではなく
無垢というのかピュアというのか、
素晴らしい音色だった。
ギターは、やはり Esteban Gonzalez のようだ。
藤本一馬は、ガット弦とスチール弦の
2本を弾いたが、どちらも Echizen のようだった。
鈴木大介のクラシック・ギターは、
どこのものか分からない。

ギジェルモのソロ曲は、前日にも
聴いた曲だったが、少しずつ違っていて、
演るたびにインプロヴァイズされているのが
よく分かった。

トリオの演奏曲は、藤本の曲2曲、
鈴木、ギジェルモの曲をそれぞれ1曲。
アンコールは、即興のように聞こえたけど
どうだろう。
アンコール入れて、2時間10分ぐらい。

今度聴けるのは、また2年後かなぁ。


[ MEMBERS ]
ギジェルモ・リソット (g)
鈴木大介 (g)
藤本一馬 (g)

@ TOT STUDIO(原宿)






Three Bass Hit


古賀圭侑、須長和広、村田悟郎の
3人のコントラバスによるユニット、
"Three Bass Hit"。
5月9日以来2度目のライヴに行ってきた。

MAT COFFEE 満席で、ほとんど女性客!
曲は、"Blue Monk"、"Mysterioso"、
"Summertime"、"Whole New World" など。
面白かったのは、"September"。
まさかと思ったけど、Earth, Wind & Fire です。


[ MEMBERS ]
Three Bass Hit:
古賀圭侑(wb)
須長和広(wb)
村田悟郎(wb)

@ MAT COFFEE
入替なし 2ショー





2019.7.28

TAKE ME TO THE RIVER
約束の地、メンフィス

テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー


DVD で鑑賞。
2014年製作のドキュメンタリー映画。
日本での公開は、2017年6月17日で、
完全に私はミスしている。
東京でも3館でしか上映されなかった
ようなだし、おそらく上映期間も
短かったのだろう。

メンフィス(米国テネシー州)は、
音楽、特に R&B や ブルースが
好きな者には特別な土地であるはずだ。
私も23歳のアメリカ横断旅行の際、
あまり知識がないままに、
メンフィスを訪れたことがある。
その時の思い出を以前ここに書いた。

『約束の地、メンフィス テイク・ミー・トゥー・
ザ・リバー』は、レジェンド達をメンフィスに
呼び戻し、若いミュージシャンと世代を超えた
レコーディング・セッションを捉えたドキュメンタリー。
音楽映画だが、黒人の物語でもあるので、
人種差別や公民権運動など、黒人の歴史とも密接だ。
スタックス・レコードの倒産が、
キング牧師の暗殺(メンフィスで暗殺された)と
間接的にせよ関係があるなんて、知らなかった。

出演は、テレンス・ハワード、オーティス・クレイ、
ブッカー・T・ジョーンズ、ボビー・ラッシュ、
ヒューバート・サムリン、エリック・ゲイルズ、
ボビー・ブルー・ブランド、
メイヴィス・ステイプルスなど。
若手のラッパーは、名前を見ても
顔を見ても知らない人たち。
古い R&B にラップを乗せるという
試みは見事に成功しており、
ラッパーたちのレジェンドへの尊敬、
音楽が脈々と受け継がれて行く様子が
印象深く描かれている。
特典映像で スヌープ・ドッグ が、
DJ の重要性について語るのだが、
これも興味深い話だった。
彼は、何度も警察のお世話になっている
ようだが、音楽への愛は伝わってきたよ。

高齢の出演者の中の数名は、
この映画の撮影後に亡くなっており、
貴重なフィルムとなっている。

出来れば、スティーヴ・クロッパーにも
インタビューと演奏で出て欲しかったな。


★★★★☆








2019.8.4

ロック・スターの住む街 3
正夢かシンクロニシティか?


昼寝をしたら、夢に Char さんが出てきた。
私は、Char さんのファンで、
彼は今まで何度も夢に出てきており、
夢の中ではいつも、私と Char さんは、
友人とまでは言えないけど、
結構 仲の良い古くからの
知り合いという感じだ。

今日は、Char さんとふたりで
食事に行こうということになり、
私が知っている焼き肉屋へ
Char さんを連れて行くのだが、
あいにくその店が休みだった。
私は、別の店へ行こうと
Char さんに言うのだが、
彼はあまり乗り気ではない。
突然、謎の女性が現れて、
Char さんはその人と話し出す。
私は、横でふたりの話を聞きながら、
話が終わるのを待っている。
後半は、記憶があいまいだが、
そんな風な夢だった。

夜になって、妻と食事に出た。
戸越銀座商店街をぶらぶら歩きながら、
ふと Char さんの夢を見たことを
思い出し、妻にその話をし始めた。
ちょうど一通り話し終えた時だった。
目の前に Char さんがいた。
一瞬、何が起こったか分からないような、
不思議な感覚に陥った。
前から Char さんが歩いてきていて、
すれ違ったのだ。
彼は、奥さんとお孫さんと一緒だった。

あまりのタイミングに鳥肌が立って、
嬉しいとか驚きとかより、
ちょっと気持ち悪かった。

前述のように、Char さんの夢を
見るのは、珍しいことではないのだが、
今日は、目覚めたときに
ちょっと変な感じがして、
チラッとだけど「会うんやないか」と
思ったことを思い出した。

なんか、不思議なことがあるもんやなぁ。
今日は(も)、突然のことで、
声はかけられず。


Char さんは、品川区戸越の出身で、
今も戸越に住んでいて、
普通に戸越銀座商店街を
歩いていることで有名だ。
私は、戸越界隈に住んで、
10年が経ったのだが、
今までに一度しか、商店街で
遭遇したことがない。
その時のエントリー





2019.8.5

MIKE STERN BAND
featuring AKIRA JIMBO,
DANNY WALSH & EDMOND GILMORE


4月にウィル・リーが ミュージックディレクターを
務めたイベント「EAST MEETS WEST 2019」で
来日したマイク・スターンが、
自身のバンドを連れて再び来日した。

今年のマイク・スターン・バンドは、
ドラムに神保彰!
ベースにエドモンド・ギルモア、
サックスにダニー・ウォルシュ
と、メンバーを一新。
ブルーノート東京で、4日間8公演。
その最終日、2ndショーを観てきた。

いやいや、またまた今年も素晴らしかった。
特に "All You Need" は、感動でした。
終始 和やかなムードで、
みんな演奏を楽しんでいる感じ。
神保さん、完全に曲を把握してる。
当たり前か。
エドモンドと神保さんのリズムが気持ちよい。
エドモンドは、指弾きもスラップもOK。

マイクは、3年前に両腕骨折という
大事故に遭った。
一昨年の公演では、演奏中に何度も
右手のピックを持ち直すのを
左手で手伝わなければいけない状態だったが、
今日は、昨年と比べても、
ほとんどピックを持ち直す場面がなかった。
やはり、事故前と比べると、ピッキングの
タッチは、変わったように思うが、
それでも一聴してマイクだと分かる
トーンは変わらない。

曲は、"Half Crazy"、"KT"、
"All You Need" など。
ジミ・ヘンのブルース "Red House" は、
ステージを下りなかったけど、
アンコールだろう。
拍手が鳴りやまないので、再び登場し、
もう1曲ジミ・ヘンの "Purple Haze"。
アンコールを入れて、90分。
かなりロックな夜です。
盛り上がったけど、月曜日だからか、
ちょっとお客さんが少な目だったのが残念。


[ MEMBERS ]
Mike Stern (g)
神保彰 (ds)
Danny Walsh (sax)
Edmond Gilmore (b)

@ Blue Note Tokyo
2nd show







2019.8.6

SADAO WATANABE with
RUSSELL FERRANTE, JOHN PATITUCCI
& STEVE GADD


昨日に続いて、今日もブルーノート!
今年86歳になった渡辺貞夫さんのライヴ。
何度かウルウルするほど感動のある、
素晴らしいライヴだった。

今回のメンバーは
スティーヴ・ガッド(ドラムス)、
ラッセル・フェランテ(ピアノ)、
ジョン・パティトゥッチ(ベース)と、
オールスターによるカルテットだ。

3人とも貞夫さんとは古くからの
付き合いのようだったが、
ピアノのラッセル以外は、
ライヴは久しぶりのようだった。

なんというか、極上のジャズを聴かせて
もらったという体験で、音楽を超えて、
その場に居合わせただけで
幸せと思えるようなライヴだった。

貞夫さんは、以前に比べたら
多少は休符が増えたかもしれないけど、
86歳とは思えぬいで立ちと演奏。
正に生きる伝説だ。

貞夫さんが、大好きなピアニストだという
ラッセル・フェランテは、
ホントに嬉しそうに楽しそうに演奏する。

ジョン・パティトゥッチは、
今日はコントラバス。
必殺仕事人。
アルコのソロが美しかった。

そして、スティーヴ・ガッド。
渾身のドラム・ソロ。
やっぱりこの人は凄い。
素晴らしい!

"One For You"、"Warm Days Ahead"、
"I Miss You When I Think Of You"、
"Chega De Saudage"、"花は咲く" など。
アンコールを入れて、80分。
いつまでも聴いていられるような、至福の時でした。

4日間8公演の初日の 2ndショー。
当然、全公演ソールドアウトなのだ。


[ MEMBERS ]
渡辺貞夫 (sax)
Russell Ferrante(p)
John Patitucci (b)
Steve Gadd (ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




[ 関連エントリー ]
2015.6.29 SADAO WATANABE
2016.7.4 渡辺貞夫 SADAO WATANABE
2017.9.3 TOKYO JAZZ
2017.9.4 渡辺貞夫とリー・リトナー
2017.12.18 渡辺貞夫 Christmas Gift vol.25
2018.5.28 渡辺貞夫


(2019.8.15 追記)
ブルーノートの LIVE REPORT より。

2019.8.6 2nd show [ SETLIST ]
1. One For You
2. I Miss You When I Think Of You
3. Tree Tops
4. Memorias
5. Warm Days Ahead
6. Simpatico
7. Chega De Saudade
8. Life Is All Like That
9. Episode
10. 花は咲く
EC. Blue n' Boogie





2019.8.8

"LONDON RHAPSODY"
トシ 矢嶋


先月、トシ矢嶋の『LONDON RHAPSODY』
という写真集が発売になった。
トシ矢嶋のことは、ギターマガジンに
写真とエッセイが載っていて、
70〜80年代、ロンドンで
ミュージシャンをたくさん撮影した人、
ぐらいの認識だった。

写真集の発売に合わせて、
青山のレストラン「CAY」で
写真展が開催されていた。
8月9日までだったので、
一昨日、ようやく見に行ってきた。

写真展といっても、レストランの
営業中なので、壁に展示された
写真を眺めるには、壁際のテーブルの
お客さん越しに見ることになり、
全ての写真をゆっくり見るという
わけにはいかなかった。
残念ながら、写真が主役には
なり切れない写真展だった。

それでも、何枚かの写真を見て、
写真集が欲しくなり、
その場で Amazon に注文した。

1975年に渡英し、00年代初頭まで
ロンドンに滞在したということで、
やはり70〜80年代に ロンドンにいた、
ハービー山口さんとも重なる。
日本人の写真家が、当時のロンドンに
2人も受け入れられたというのも
何か偶然とは思えず、興味深い。

写真集に登場するミュージシャンは、
ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、
キース・リチャーズ、ロン・ウッド、クイーン、
ボブ・マーリィ、エリック・クラプトン、
ジェフ・ベック、ブライアン・フェリー、
エルヴィス・コステロ、デヴィッド・ボウイ、
ポール・ウェラー、リッチー・ブラックモア、
シャーデー、ジャコ・パストリアスなどなど、
そうそうたるメンバーだ。

写真集の帯には、
「こんなに素晴らしい写真集が
なぜ今まで出なかった?」という
細野晴臣氏の文章が
書かれてあるが、確かに
貴重な写真のオンパレードだ。

ミュージシャンのステージを収めたものは
もちろんのこと、やはり貴重なのは、
オフ、プライベートな写真だ。

写真だけではなく、エッセイも興味深い。
大麻所持で逮捕された、
ポール・マッカートニーの80年の来日。
その舞台裏ともいうべきエピソードや、
エリック・クラプトンのインタビュー時の話など。

外国人アーティストだけではない。
トシ矢嶋が渡英するのを
後押ししたのは、今は亡き 加藤和彦氏。
加藤とミカ(サディスティック・ミカ・バンド)の
ロンドンでのツーショット、
YMO のロンドン公演時やレコーディング時の
ショットなども収録されており、
希少度はかなり高い。

個人的に一番印象に残ったのは、
ジェフ・ベックが猫に顔をなめられている写真だな。


レストラン「CAY」の階段の壁に
展示されていた過激なQUEEN、
フレディ・マーキュリーとブライアン・メイ。



オフィシャル・フォトグラファーを務めた
シャーデーの1枚。



写真集の表紙にもなった、
Style Council のポール・ウェラー。







2019.8.9

和田明 × 布川俊樹
Blue Journey 発売記念 LIVE


先月発売された、和田明 & 布川俊樹 の
1st アルバム『Blue Jurney』。
6月16日に、発売に先駆けて行われた
レコ初ライヴを ラミノア(下丸子)にて
観たのだけど、今日は、渋谷 JZ Brat にて。

曲は、アルバム全曲とスタンダード、
"Just Squeeze Me" など。
楽しそうだったなぁ。
もちろん、聴いていても楽しいのだけど、
絶対演ってる方が楽しいからね。

布川さんのギターは、
フルアコが、ヤマオカギター、
セミアコ(335タイプ)はどこのだろう。
ロゴは、Artex のように見えたけど自信なし。
あと H-S-H のストラトタイプ、
これもどこのだろう(フェンダーでない)。
アコギは、テイラーのエレアコ。
アンプは、フェンダーの最近のモノに
見えたけど、フルアコ、セミアコが
とっても甘いええトーンでした。

明は、今日は2曲、
ドラムを叩きながら歌ったよ。
ホンマ 多才です。


[ MEMBERS ]
和田 明(vo, g, drs)
布川俊樹(g)
Guest:西川直人(org)

@ JZ Brat(渋谷)







2019.8.16

GONZALO RUBALCABA
& AYMEE NUVIOLA
"Viento y Tiempo"


昨年11月にキューバへ行って以来初めて、
日本で聴くキューバン・ミュージック。
ゴンサロ・ルバルカバ(pf)と
アイメー・ヌビオラ(vo)名義のライヴだ。

タイトルにある "Viento y Tiempo" は、
ふたりの新プロジェクトの名前。
「風と時間」の意味で、東京公演が
ワールド・プレミアとなる。
今日は、その初日、2ndショーを観てきた。
ハバナが東京へやってきたようなショーだった。

バンドは、ベース、ドラムス、パーカッション、
バック・コーラスが2人、そこに唯一日本人の
近藤和彦がソプラノ、アルト・サックスで加わる。
近藤は、1回だけのリハで、本番に
臨んだようだったが、バンドに溶け込み、
楽しんで演奏しているのが伝わってきた。
企画当初からサックスだけ、
日本人の予定だったのか、
キューバのメンバーが来られなくなったので、
日本人で行くことにしたのか、
その辺は分からないのだけど、
日本人プレイヤーにこういうチャンスが
巡ってくるのは、素晴らしい光栄な機会だと思う。

アイメーは、適度に聴衆を巻き込みながら、
パワフルな歌声を聴かせてくれた。
バンドも、素晴らしい。
立体的なリズムがとても躍動的。
そして、ゴンサロのピアノ!
CD では聴いたことがあったけど、
生で聴くのは初めてだった。
今日の公演では、歌が主役だったので
ソロが少なめだったけど、
ほんの少し聴いただけで、
彼の素晴らしさが分かるプレイだった。

ダンス音楽であるキューバの音楽を
おとなしく椅子に座って聴く日本の
オーディエンスは、彼らには少し奇異に
映るのかもしれない。
でも後半、アイメーが「Stand up!」というと
待ちかねたように大勢の人たちが
立ち上がった。(私もね)

曲は、1曲目が "Chan Chan"。
ザ・ピーナッツのカバー『南京豆売り』で
有名な "El Manisero"など。
アンコールを入れて、90分近く。

今日は聴いていて、その躍動感あふれる
リズムとハーモニーの裏側に
初めて哀しみを感じた。
少しだけ、キューバに触れ、その歴史も
知ったからかもしれないな。


[ MEMBERS ]
Gonzalo Rubalcaba / ゴンサロ・ルバルカバ (p)
Aymee Nuviola / アイメー・ヌビオラ (vo)
Cristobal Verdecia / クリストバル・ベルデシア (b)
Reinier Guerra / レイニエル・ゲーラ (ds)
Jose "Majito" Aguilera / ホセ “マヒート” アギレラ (per)
Lourdes Nuviola / ルルデス・ヌビオラ (back vo)
Alfredo Lugo / アルフレド・ルーゴ (back vo)
Kazuhiko Kondo / 近藤和彦 (sax)

@ Blue Note Tokyo
2nd show





[ 公演の紹介ビデオ ]
GONZALO RUBALCABA & AYMEE NUVIOLA "Viento y Tiempo"


(2019.8.18 追記)
ブルーノートの LIVE REPORT より。

2019 8.16 FRI. 1st & 2nd [ SETLIST ]
1. Chan Chan
2. Bemba Colora
3. Guararey De Pastora
4. El Ciego
5. Rompiendo La Rutina
6. El Manisero
7. Viento Y Tiempo
EC. Lagrimas Negras





2019.8.21

EDMAR CASTANEDA
meets YAMANDU COSTA


一昨年12月、上原ひろみとの
スーパーデュオを聴かせてくれた
コロンビア生まれのハープ奏者、
エドマール・カスタネーダ。
そして、昨年11月あまりの凄さに、
手の平がしびれるほど拍手を
してしまった、ブラジルのギタリスト、
ヤマンドゥ・コスタ。
このふたりのデュオがあると聞いて、
聴きに行かないわけがない。

「エドマール・カスタネーダ meets
ヤマンドゥ・コスタ」。
ブルーノート東京3日間公演の
2日目、その2nd show を観てきた。

期待通り素晴らしいライヴだった。
エドマールも素晴らしかったけど、
私はやはり、ヤマンドゥのギターにしびれたね。

昨年同様、今夜も宇宙的なプレイで、
演奏中のヤマンドゥは、
完全にあっちの世界(どっち?)に
行っているように見えた。
恍惚というのか、
忘我というのか、
没我というのか、
そんな表情で、ギターの指板など、
全くと言ってよいほどほとんど見ない。
そして、ゆるゆるに構えたギター。
素人が真似をしたら、
ギターを落としそうな持ち方だ。

演奏中もマメにレバーを動かして、
キーの調整をするエドマール。
しっかり、この世にステイしていなければ、
あんなややこしいことはできないのではないか。
エドマールを「地に足の着いた」と見るならば、
ヤマンドゥは、まさに「宇宙に浮かんで」
ギターを弾いている。
不安定に抱えたギターは、
無重力状態で浮いているかのようにも見えた。
特にソロの曲が凄まじかった。

ギターは、マイクで拾っているだけに
見えたのだが、あんな風に動きながら
弾くと、マイクとの距離が変化するので、
音が安定しないはずなのに、
どうして安定した出音なのだろうと
思っていた。
終演後、ステージ前にギターを見に行ったら、
ショルダー部のサウンドホールから、
ケーブルが出ていた。





ボディの中にマイクを仕込んで、
このモニター用のサウンドホールから、
ケーブルを出していたのだな。


美しい7弦ギター

ヤマンドゥの足元に貼られていたセットリスト。



読みにくいのだけど、たぶん、
Porro
Santa Morena
Our Spanish Love Song
Edmar - For Jaco
? (読めない) - Yamandu & Edmar
Yamandu - El Negro Del Blanco
Drume Negrita
Samba Pro Rafa
Sonrisas
と書いてあるように見える。
実際は、エドマールのソロ(4曲目)に続いて、
ヤマンドゥがソロを演ったし、
エドマールのソロ曲は、"For Jaco" とは
違う曲だったような気がするし
この通りだったのかどうか分からない。
3曲目は、確かに
"Our Spanish Love Song"だった。
(チャーリー・ヘイデンの曲)
これは、演ったことのある曲だし、
エドマールが曲紹介をしたので間違いない。

アンコール入れて70分あまり。
あっという間だった。
最後は、スタンディング・オベイション。

ヤマンドゥ、また来日してや!


[ MEMBERS ]
Edmar Castaneda (harp)
Yamandu Costa (g)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




[ 関連エントリー ]
2017.9.28 当選!上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ スペシャル・イベント
2017.12.8 上原ひろみ & エドマール・カスタネダ LIVE IN JAPAN TOUR 2017
2017.12.13 続・上原ひろみ & エドマール・カスタネダ LIVE IN JAPAN TOUR 2017
2018.11.3 YAMANDU COSTA ヤマンドゥ・コスタの神業



(2019.8.29 追記)
ブルーノートの LIVE REPORTS より、
下記は、私が観た前日(8月20日) 2ndショーのセトリ。

[ SETLIST ]
1. PORRO
2. SANTA MORENA
3. OUR SPANISH LOVE SONG
4. FOR JACO
5. PULADINHO
6. EL NEGRO DEL BLANCO
7. DRUME NEGRITA
8. SAMBA PRO RAFA
EC. SONRISAS

読めなかった曲は、同じ曲だとしたら、
"PULADINHO" だけど、どう見ても
そうは見えないので別の曲かな。





2019.8.22

カーマイン・ストリート・ギター
CARMINE STREET GUITARS


日本語には「精魂を込める」という言葉があるが、
日本人の物作りが世界に評価されてきたのは、
まさに「魂」を込めて作ってきたからだろう。
いや、正確に言うと魂を込めて仕事をし、
そのモノ自体にに魂を吹き込んできたのだ。
しかし、魂を吹き込めるのは、日本人だけじゃない。

今日観た映画は、アメリカのギター職人、
リック・ケリーのドキュメンタリー。
リックは、NYのグリニッジ・ヴィレッジにある、
「カーマイン・ストリート・ギター」という
ギターショップで携帯電話もパソコンも
持たずにギターを作り続けている。
リックのギターの材料は、
ニューヨークの建物の廃材。
この20年、廃材をギターにして、
新たな "魂" を吹き込んできたのだ。

普通ならギターに使わないだろう、
節の付いた木やハンマーで傷の付いた木なども
そのまま使う。
人の顔のしわがその人を表わすように、
ギターの傷は、ニューヨークの歴史を表わしているのだ。

映画では、リックのギターに魅了された
ギタリストが大勢登場する。
私が知っているのは、ビル・フリゼール、
マーク・リーボウ、チャーリー・セクストンぐらいだったけど。
ビル・フリゼールが弾く(ビーチボーイズの)
"Surfer Girl" がとても美しく音色も素晴らしい。
ビルが弾き終えたあと、リックが言う。
「そのギター、もっと高く売ろ。
ビル・フリーゼルが弾いたギターやからな」と。

NY に現存する最古のバー、マクソリーズ・オールド・
エール・ハウスからもらってきた廃材で作った
テレキャスターをチャーリー・セクストンが弾いた。
新品とは思えないようなまろやかなトーン。
それもそのはず、1854年に建てられた建物の
木材だ。
(チャーリー・セクストンは、80年代、
アイドル的だったような印象があるが、現在は
ボブ・ディランのバンドのギタリストだって。)
映画は、リックの一週間を追うように
構成されているけど、実際の撮影は何カ月も
かかっているんだろう。
廃材をもらってきてから、
ギターが数日で完成するはずないもんな。

リック・ケリーのこともカーマイン・ストリート・ギター
という店の名もこの映画を知るまで、
私は知らなかったのだけど、これは、
ギター好きばっかり登場する、
ギター好きのための映画だ。
リックの朴とつな人柄も良い。
ギター作りが好きで好きでしょうがないのが
伝わってくるよ。

弾いてみたいけど、弾いたら
欲しくなってしまいそうやな。
ネットで探したら、オークションで1本だけ
48万円で売りに出てた。(即決価格 58万円)
これはたぶん、廃材ではなさそうやけど。

シンディ・ヒュレッジというパンキッシュな
若いオネエチャンが、リックの弟子なのだが、
この人がまたええ味出してる。
リックの後を継いで、良いギターを作って
くれそうです。

テレキャスター万歳!





★★★★☆





2019.8.26

ソウルマニア

高校の一つ上の先輩に誘われ、
6月に塩崎容正さん(ギタリスト)の
カルテットのライブを聴きに行った。
その日のエントリーにも書いたけど、
塩崎さんは、私の高校の先輩。
9歳も上なので、その日が初対面だったのだけど。

今日は、再び塩崎さんのライヴへ。
「ソウルマニア」という名のバンドで、
70〜90年代の Black Music を演るという。
そうなると、きっと私の好きな曲も
演奏されるだろうと思い、楽しみにしていた。

女性ツイン・ヴォーカルに
4リズム+サックスという編成。
サックスには、サザンオールスターズや
クリエイション、柳ジョージ、上田正樹、
石田長生、福山雅治、角松敏生
吉田拓郎、中森明菜、浜田省吾、
小泉今日子、沢田研二などなどのサポート、
レコーディングに参加してきた
包国充(かねくに みつる)さん。
ホントにこの人の名前はよく見るもんね。

曲は、"Englishman in New York" (Sting)、
"Getaway" (Earth Wind & Fire)、
"Where is the Love" (R. Flack & D. Hathaway)、
"Birdland" (Manhattan Transfer)、
"Heal The World" (Michael Jackson)、
"Ob-La-Di, Ob-La-Da" (The Beatles)、
"Strasbourg Saint Denis" (Roy Hargrove)
などのほか、聴いたことあるけど
タイトル失念の Joe Sample や Ivan Lins、
Stevie Wonder の曲など ほぼほぼドンピシャ。
アンコールは、チャップリンの "Smile"。

やっぱり、バンドはええなぁ。




[ MEMBERS ]
山下由紀子 (vocal)
内田ゆう (vocal)
包国充 (sax & flute)
塩崎容正 (guitar)
小畑智史 (piano)
木村和夫 (bass)
笹井新介 (drums)

@ GINZA Lounge ZERO(銀座)





2019.8.29

LARRY CARLTON
with special guest RICHARD BONA

ラリー・カールトンとリチャード・ボナの共演。
ちょっと意外な組み合わせにも感じたが、
世界初の共演だという。
ツアーは、8月22日にスタートしており、
すでに福岡、大阪、札幌、名古屋、
静岡の公演を終え、今日から5日間の
東京公演だ。
その初日、2ndショーを観てきた。



いやぁ〜素晴らしかったなぁ。
カールトンはもちろん、バンド全員良かった。
そして、やはりリチャード・ボナ。
ボナは、ずい分久しぶりなのだけど、
ちょっと丸くなったかな。
たくさん一流のベーシストを観ているけど、
この人のベースは、その中でも特にスゴイ。
音が立ってる。
なんであんなに音が「立って」聞こえるんやろ。
「立ってる」って表現が正しいのかどうか分らんけど。
奏法、楽器、音作りもあるやろけど、
それだけではないような気がする。
彼ならどんなベースを弾いても
ボナの音がするんちゃうやろか。
今日のベースは、5弦だったが、
フォデラではないように見えた。

途中、ボナのソロコーナーがあった。
ベースで弾き語り。
フランス語っぽかった。
これが、またスゴイ。
あんなこと出来る人、世界で一人だけだろう。
意外にも中音域の歌声は、
スティングに似ていると思った。
顔は、もうほとんどコロッケの芸のようだ。

カールトンは、"あの" Gibson ES-335。



席が前から4列目の中央あたりで、
ギターアンプの音もダイレクトに聞こえていたけど、
なんというか、ちょっと固いというのかな。
今日はあんまりええ音やなぁとは
思えへんかった。
昨年2月の公演では、335のことを
「尋常じゃない貫禄で、
もう神々しいとさえ感じた」まで
書いているんやけどなぁ。
前半、何度か右手が思うようにならなかったのか
顔をしかめて、右手を振るしぐさをしたのは
ちょっと気になった。

"(It Was) Only Yesterday" が聴けたのは
嬉しかったな。
ほかに "Smiles and Smiles To Go" など。

アンコールでは、短めに松本孝弘の
"#1090"(たぶん)のあと、"Room 335"。
後半のボナとカールトンの掛け合いが、
素晴らしくて感動してしまった。
平和です。


[ MEMBERS ]
Larry Carlton (g)
Richard Bona (b,vo)
Paul Weimar (sax)
Ruslan Sirota (key)
Gene Coye (ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




カールトンの足元



[ Larry Carlton 関連エントリー ]
2009.4.18 FOURPLAY
2010.9.4 東京JAZZ
2011.11.3 Baked Potato Super Live!
2012.7.28 LARRY CARLTON QUARTET
2013.9.8 TOKYO JAZZ 〜 JAZZ HERITAGE 〜
2014.2.28 Larry Carlton & David T. Walker
2015.2.1 LARRY CARLTON& STEVE LUKATHER
2018.2.6 LARRY CARLTON "The Greatest Hits"
2018.2.15 引越しに想う 4― シングル・レコード ―

[ Richard Bona 関連エントリー ]
2011.11.18 JACO PASTORIUS BIG BAND
2013.12.1 RAUL MIDON & RICHARD BONA


(2019.8.30 追記)
ブルーノートの LIVE REPORTS より。
[ SETLIST ] 2019.8.29 - 2nd show

1. Sham Time
2. Oui Oui Si
3. High Steppin’
4. Smiles and Smiles To Go
5. Please Don’T Stop
6. Eyand (Richard Bona Solo)
7. (It Was) Only Yesterday
8. Burnable
9. Fannie Mae
EC1. #1090 Thousand Dreams
EC2. Room 335





2019.8.31

TOKYO JAZZ 2019

東京JAZZは、何年もの間、
有楽町の国際フォーラムが会場だったけど、
2017年からNHKホールに変わった。
国際フォーラムの方が好きだったんだけどな。
駅から近いし。

3月にブルーノートで観た、
アヴィシャイ・コーエン・トリオ
が、出演するので、
もう一度観たくて、今日の夜の部に行ってきた。
ピアノは、3月と同じエルチン・シリノフで、
ドラムは、ノーム・ダヴィドではなく、マーク・ジュリアナ。
もう一組は、チック・コリア・アコースティック・バンド。
メンバーは、ジョン・パティトゥッチとデイヴ・ウェックルだ。

ふた組ともピアノ・トリオ。
同じジャズでも全く違うタイプの音楽、
違うタイプのピアノ、ベース、ドラム。
とても充実していた2組のステージだったと思う。

トップは、アヴィシャイ・コーエン・トリオ。
3月にも思ったけれど、この人は色っぽい。
そして、なんだろう、新しい感じがする、
美しい音楽だ。

続いて、チック・コリアのトリオ。
チックは登場するや否や、会場の観客をスマホで撮影。
そして、1曲目イントロから観客に歌わせ、
巻き込んで行く。
「マイルスに捧げる」と言って、
"On Green Dolphin Street"だ。

ふた組ともとても素晴らしい演奏だったのだが、
今日は私の調子が悪く、どうにもこうにも
眠たくて仕方がなかった。
それぞれ、まともに起きて聴けたのは、
半分もなかったんじゃないかな。
あとはずっと、うつらうつらしながらという
もったいないことになってしまった。

アヴィシャイ・コーエン・トリオは60分強、
チック・コリア・アコースティック・バンドは、
アンコール("Spain"!)を入れて、
90分ぐらい。
"Spain"でも、観客参加。
YouTube で観たことがあったけど、
実際にその場で参加するのは楽しい。

以前の東京JAZZは、3組出演だったが、
今日は、2組だけの出演なので
それぞれたっぷり聴くことが出来た。
(半分寝ながらだったけど。)

東京JAZZ は、毎年8月の終わりから
9月の頭に開催されているのだが、
来年は、オリンピックの影響だろうか、
5月開催だそうだ。


[ MEMBERS ]
Avishai Cohen Trio:
 Avishai Cohen (b)
 Mark Guiliana (ds)
 Elchin Shirinov (p)

The Chick Corea Akoustic Band:
 Chick Corea (p)
 John Patitucci (b)
 Dave Weckl (ds)

@ NHKホール







2019.9.1

THE WEIGHT BAND
Featuring members of THE BAND
and THE LEVON HELM BAND
with special guests:
Paul Barrere and Fred Tackett,
the guitarists of LITTLE FEAT


ジム・ウィーダーが来るので、
観に行こうと思った今日のライヴ。

私は、ジム・ウィーダーのアルバムを
2枚持っている。
『Big Foot』というアルバムでは、
"Many Rivers To Cross" を演っているし、
『Remedy』というアルバムでは、
"The Weight" を演っているし、
テレキャスターの骨太なサンドは、
結構私好みだった。

しかし、そのCD2枚を持っているだけで
ジム・ウィーダーについて、何も知らなかった。
今回、ジムの名前があったのと、
"THE WEIGHT BAND" というそれらしいバンド名、
"THE LEVON HELM BAND" のメンバーでも
あった旨の記載が、私をライヴに向かわせた。

まず、ゲストの2人がストラトキャスターでデュオ。
リトル・フィートのポール・バレアとフレッド・タケットだ。
おじさん2人のデュオに、ビルボードライヴが
アメリカの片田舎のバーに化けたよ。
私は、リトル・フィートは詳しくないのだけど、
ファンにすれば、またとない機会だったんだろう。

そして、"THE WEIGHT BAND" の登場だ。
まさに「あの世界」の音だ。
The Band 同様全員が唄い、ハモる。
クラブ公演にしては珍しく、
1時間45分ぐらい演ったんちゃうかな。
アンコールでは、ついに"The Weight"、
そして、"I Shall Be Released"。
もう、カバーの域を超えている演奏。

他にもイントロが始まると客席から歓声が上がる曲が、
数曲あったのだけど、実は The Band のことも
有名曲ぐらいしか知らないし、昨年出た
THE WEIGHT BAND のアルバムも
聴いていないので、勉強不足を痛感。
帰ってきてから、Billboard LIVE の記事
読んでビックリ。

ジム・ウィーダーって The Band の
再結成メンバーだった。
そんなことも知らなかったとは、少々恥ずかしい。

終演後、見知らぬお客さんの
「昨日より良かった」という声が聞こえてきた。
やはり、コアなファンは昨日も来ていたと見える。

やっぱりいいなぁ、アメリカンロック。
バンドやりたくなる。


[ Members ]
Jim Weider (Vo, Gt, Mandolin)
Brian Mitchell (Vo, Key, Or, Accordion)
Matt Zeiner (Vo, Key, Or)
Albert Rogers (Vo, B)
Michael Bram (Vo, Dr)
aul Barrere (Vo, Gt)
Fred Tackett (Vo, Gt)

@ Billboard LIVE Tokyo




LIVE動画
"The Weight" The Weight Band - Live From The Brooklyn Bowl





2019.9.3

CHARLES LLOYD
"Kindred Spirits"


一昨年の1月に初めて観た
チャールズ・ロイドのライヴに
再び行ってきた。
素晴らしいライヴだった。
前回は、チャールズ・ロイドのことは
よく知らなくて、ギターが
ビル・フリゼールだったので聴きに行った。
今回はジュリアン・レイジ!
全くギター目当てで行ったのだけど、
ジュリアンだけでなく、全てが素晴らしかった。

ベースとドラムは、一昨年と同じ、
ルーベン・ロジャース (b) と
エリック・ハーランド (ds)。
一昨年のエントリーを読むと、
ドラムが素晴らしかったと書いていて、
今回も素晴らしかったけど、
ベースのルーベンも良かった。
前回はエレキベースだったけど
今回はウッドベースで、凄くグルーヴを
感じるベースだった。

ピアノにジェラルド・クレイトン。
今年5月にジョン・スコフィールドのバンドでも
観たのだけど、今日の方が、
ジェラルドの良さが表現される場面が
いくつもあった。

そして、チャールズ・ロイド、御年 81歳!
適度に枯れた感じのトーン、
ダンスなのかサインなのか分からない素振り、
そして、ファンキー。
風貌はというと、 まるで、
古い童話の本の挿絵から
飛び出してきたかのよう。
何もかもがファンタスティック。

1曲目は、フリーのような感じで始まり、
そのまま2曲目に突入。
早速ジュリアンのソロが爆発!
バラードでのソロは、まるで他のメンバーが
ジュリアンに見惚れているかのようだった。
これは、圧巻でした。

アンコールは、2回。
終わってみると、1時間55分ぐらい。
これは、ブルーノートでも珍しい。
ほとんど2時間だが、あっという間。
「ジャズは、音楽は、人生は、自由だ!」
そんなメッセージを感じ取ったライヴだった。

ジュリアンは、31歳、
ジェラルドは、35歳。
81歳のチャールズには、全く孫のような年の人達。
音楽という宇宙には年の差なんてない。
聞きあきた言葉だが、目の前にすると強烈だ。

新プロジェクトの名前は “Kindred Spirits” 。
どういう意味だろうとググってみると、
「同族の霊」と出た。
(「s」を取った単数形「Kindred Spirit」だと
「気の合う人」「親族の精神」。)
何やらスピリチュアルな匂いがプンプンするなぁ。



ジュリアンのギターは、フロントに
P-90タイプのピックアップのついた
テレキャスター。
Fender ではなさそうだが詳細不明。
ガンガン、チョーキングもしていたけど、
2時間、一度もチューニングしなかった。
(見逃したのかもしれないけど。)


[ MEMBERS ]
Charles Lloyd (sax)
Gerald Clayton (p)
Julian Lage (g)
Reuben Rogers (b)
Eric Harland (ds)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




ブルーノートのこの記事を読むと
チャールズ・ロイドのジャズにおける立ち位置と
大まかな歴史が分かる。

異端から伝説へ、チャールス・ロイドという存在


[ 関連エントリー ]
2017.1.12 CHARLES LLOYD & THE MARVELS
2017.1.31 JULIAN LAGE TRIO
2017.11.11 JULIAN LAGE & CHRIS ELDRIDGE
2018.12.11 JULIAN LAGE TRIO



(2019.9.4 追記)
ブルーノートの LIVE REPORTS より。

[ Set List ] 2019.9.3 2nd Show
1. Dream Weaver
2. Of Course, Of Course
3. The Song My Lady Sings
4. Tone Poem
EC1. How Can I Tell You
EC2. Ay Amor

「1曲目は、フリーのような感じで始まり、
そのまま2曲目に突入」と書いたけど、
「フリーのような感じ」の部分は、
"Dream Weaver" の長〜いイントロでした。
ジュリアンのソロが凄かったバラードは、
"The Song My Lady Sings"。
ラストの "Ay Amor" も印象的だったのだけど
詳しいことは分からず。
Bola de Nieve(ボーラ・デ・ニエベ)という
キューバ人の曲が引っかかってくるのだけど、
この曲だったのかなぁ。
今回のライヴ盤出ないかなぁ。

ブルーノートの Instagram に渡辺貞夫さんと
チャールス・ロイドの2ショットの写真が
アップされたのだけど、その写真で泣けます。
最高。





2019.9.9

CAMILA MEZA
&
THE NECTAR ORCHESTRA


カミラ・メサ。
チリ出身で、現在は NY 在住。
シンガー・ソング・ライターであり、
ジャズ・ギタリストでもある。

カミラのことは全く知らなかったけど、
この度の来日で知り、これはナマで
聴きたいな、とライヴに行ってきた。

メンバーは、NYで活躍するイスラエル人2人と
日本人ドラマーというレアな組合せ。
そこに日本人の弦楽四重奏。
カミラは、「Blue Note Strings Quartet」と
紹介していたよ。

まず、Strings Quartet 抜きで1曲。
カミラ、カッコ良くておまけにキュート。
まるで SF映画に出てくる、よその星から来た
平和の戦士のように見えた。
ちょっと立て気味に構えるギターが、
見たことのない武器に見えたね。
その武器を使うと、世界が平和になるという。

Strings Quartet が入ってからは、
今年発売されたアルバム『アンバー』からの選曲。
カミラは、チリ出身なので、スペイン語が
母国語なわけだが、曲によって
英語とスペイン語と歌い分けていた。
Strings Quartet に コントラバスが加わった
Strings Quintet 状態にスペイン語の
歌が乗ると、昨年5月に観た
シルビア・ペレス・クルスを思い出さずには
いられなかった。
あの時も弦楽五重奏だったからね。
でも、今日はそこにピアノやドラムが
入ってくると違う世界になっていくのだけど。

カミラの音楽を聴くと、もうジャズとかジャンルを
言うのが、時代遅れな感じがしてくる。
どんな音楽か、誤解を恐れず表現するなら、
ベッカ・スティーブンスと
エスペランサ・スポルディングと
シルビア・ペレス・クルスを混ぜて、
ちょっとパット・メセニー・エッセンスを
2〜3滴垂らした感じです。

ギターは、Sadowsky。
Thinline のフルアコです。
ちらっとパット・メセニーを感じたのだけど、
「ジャズに興味が芽生えたのは、
高校時代にパット・メセニーやジョージ・ベンソンを
聴いたことがきっかけ」という記述を見つけたので
まんざら外れてはいないだろう。

曲は、"This is Not America"、
"Olha Maria"、"Kallfu" など。
たぶん、チリの曲だと思われる
スペイン語の弾き語りも良かったなぁ。
MCが比較的分かりやすい英語だったのだけど、
途中まで分かっても肝心の部分が
何言ってるか分からないという場面が何度もあった。
毎度のことながら、悔しい。

ドラムは、スナーキー・パピーのメンバーでもある
NY を拠点に活動している 小川慶太。
彼を観るのは、初めてだと思っていたら、
2015年、SHANTI のライヴ(@六本木 Alfie)
TOKU (vo, f.hr) と シットインした
パーカッションの人が小川慶太だった。
彼のドラムは、初めてだったけど、
良いドラムだったなぁ。
なんというか、柔らかいドラミング。
表現が難しいけど、私は好きなタイプ。
特にアンコールのドラムソロが素晴らしかった。

アンコール入れて、90分近く演ったよ。

ところで、
ライヴでは残念ながら聴けなかったのだけど、
アルバム『アンバー』の最後に
『Cucurrucucu Paloma(ククルクク・パロマ)』
というスペイン語の美しい曲が収録されている。
なんとも懐かしい感じとちょっと寂しい感じが
込み上げてきて、何度聴いても
泣きたくなるようなメロディーだ。

初めて聴いたような気がしなかったので
調べてみると、『ククルクク・パロマ』は、
1954年のメキシコのトマス・メンデスという
人の曲だった。
「ククルクク」というのは、ハトの鳴き声で、
愛する女性を失った男の哀しみの歌だった。

曲調から、シルビア・ペレス・クルスが
唄っていてもおかしくないな、と思って
ググってみたら、
シルビアが唄っている動画があったよ。

Cucurrucucu Paloma | Silvia Perez Cruz

16年も前になるが、2003年に
『トーク・トゥ・ハー』というスペインの映画を観た。
タイトルどころか観たことさえ覚えていられない
映画が多い中で、しっかりと記憶に残る作品だった。
映画も良かったのだが、もう一つこの映画が
印象に残っているのには、わけがある。
劇中、素晴らしい歌声を
聴かせてくれるシンガーのライヴ・シーンがある。
それが、カエターノ・ヴェローゾだった。
一発で、カエターノの歌に魅せられた私は、
すぐに彼の CD を買ったほどだ。
この映画の中で、カエターノが
歌っていたのが、『ククルクク・パロマ』だったのだ。

Caetano Veloso Cucurrucucu Paloma (Hable Con Ella)

なるほど、歌い手は違えど、16年前と同じメロディに
私の心は反応していたのだな。

カミラの歌は、英語よりスペイン語の方が
絶対良いように感じた。
スペイン語の方が英語以上に意味は
分からんのだけどね。
意味なんか分からんでもなんかグッとくるもんが
あるっちゅうことね。
スペイン語の響きってなんかいい。
ここ最近は、キューバものも結構聴いたし、
耳がスペイン語慣れしてきたのかな。
意味は全く分からんねんけど。

ちなみにシルビア・ペレス・クルスは、来月来日。
これまた楽しみ。
カミラ・メサも、次回来日時もぜひまた観たい。


[ MEMBERS ]
Camila Meza (g,vo)
Eden Ladin (key,p)
Noam Wiesenberg (b)
小川慶太(per,ds)
松本裕香(ヴァイオリン)
鈴木絵由子(ヴァイオリン)
惠藤あゆ(ヴィオラ)
橋本歩(チェロ)

@ Blue Note Tokyo
2nd Show




Camila Meza - Kallfu (Official Video)


(2019.9.10 追記)
ブルーノートの LIVE REPOTS にセットリストが
アップされた。

1st show では、聴きたかった
"Cucurrucucu Paloma" を演っているではないか。
そして、2nd show と3曲しか被っていない。
ああ、これなら通しで観たかったなぁ。
1st show、2nd show でアルバムの12曲を
全曲演奏したわけだ。
でも、1st show がアンコールを入れて
8曲なのに対し、2nd show では、
10曲も聴けたから、それはラッキーだったな。

9曲目が終わったあと、一旦、ステージ後ろの
スクリーンが降り始めて、モニターも点いて、
「アンコールはありません」的な空気が流れた。
9曲(すでに80分近く)演ったので
アンコールはなしの予定だったのかもしれない。
9曲目の "Kallfu" は、1st show の
アンコール曲だし。
だけど、結構拍手が大きくて、
鳴りやまなそうだったので、すぐにカミラは、
ステージに戻ってくれた。
彼女にとっては(来日は初めてではないけど)、
ブルーノート東京の初日ということもあって、
とても、楽しそうで、喜んでいるように見えた。
観客の熱い拍手に応えずにはいられなかったんだろうな。

[ SETLIST ] 2019 9.9 MON.
1st
1. WALTZ
2. MILAGRE DOS PEIXES
3. OLHA MARIA
4. AWAKEN
5. CUCURRUCUCU PALOMA
6. INTERLUDE〜AMBAR
7. PARA VOLAR
EC. KALLFU
 
2nd
1. AMAZON FAREWELL
2. ALL YOUR COLORS
3. ATARDECER
4. OLHA MARIA
5. FALL
6. TRACES
7. THIS IS NOT AMERICA
8. LUCHIN
9. KALLFU
EC. AWAKEN

アルバム『アンバー』収録 以外の、
1st の "PARA VOLAR"、
2nd の "AMAZON FAREWELL" 、"TRACES"、
「スペイン語の弾き語りも良かったなぁ」と
書いた曲、"LUCHIN" は、アルバム『Traces』収録曲。

"LUCHIN" のガットギターでの弾語りを発見。
Camila Meza "Luchin" (Traces)

これもいい。
Camila Meza "Little Person" Live (Traces, 2016)





2019.9.11

CAMILA MEZA その2

一昨日のカミラ・メサのライヴが
素晴らしかったので、
彼女のことを色々調べてみている。
昨日、ブルーノートの LIVE REPOTS に
アップされたセットリストと感想を
追記したが、今日も少し書き加えたい。

「たぶん、チリの曲だと思われる
スペイン語の弾き語りも良かったなぁ」
と書いた "Luchin" という曲は、
やはり、ビクトル・ハラ(Victor Jara)
(1932.9.23〜1973.9.16)という
チリのフォルクローレ(ラテン・アメリカの
民族音楽)のシンガー・ソングライターの
曲のカバーだった。
調べてみると、ビクトル・ハラは、
1973年のチリの軍事クーデターの際、
虐殺されたらしい。
40歳だった。

カミラは、インタビューでビクトル・ハラの
曲をカバーしていることについて、
こう答えている。

ビクトル・ハラの音楽は
私に母国のチリを思い出させてくれます。
また一方で、彼の歌には強い説得力があると
いう誰もが知る真実も思い出させてくれます。
彼の音楽は正義と平和が大きなテーマでした。
それと同時に、彼の作品はチリの伝統に
深く根ざした音楽的な洞察[explorative]なのです。
彼はビオレータ・パラの歩む道に続き、
今日ではどちらも、チリのミュージシャンが
伝統を追求する上で欠くことのできない
リファレンスになっています。


※ ビオレータ・パラもチリのフォルクローレの音楽家

この曲が何か特別なように聞こえたのは、
そういう背景があったのだな。





2019.9.12

JOYCE MORENO
sings "Bossa Nova Songbook"
with special guest ZE RENATO


気に入ってしまうと、来日の度に
これが最後になるかもしれないと思い
観に行かずにはいられない
アーティストが増え続けてる。
困ったもんだ。

そんなアーティストの一人、
ジョイス・モレーノのライヴに行ってきた。
4年連続、4回目だ。

今回のライヴには、
「sings "Bossa Nova Songbook"」と
タイトルが付いている。
ジョイスは毎回、ゲストとともに来日するが、
今年は、ZE RENATO(ゼ・ヘナート)というおじさん。
この人のことは知らなかったけど、
とても優しそうなイイ男で、日本は2度目だけど、
96年以来、23年ぶりだと言っていた。
彼は、4〜5曲ぐらい歌った。
ゼ・ヘナート以外のピアノ、ベース、
ドラムスは、この4年間同じメンバー。

ジョイスは、"Aguas De Marco(3月の水)"、
"One Note Samba"、"Favela"、
"Feminina" など。
"Favela"、"Feminina" あたりの疾走感は
やっぱり、たまらない。

アンコールは、ゼ・ヘナートを含めたメンバーで
震災を受けた日本に捧げる
(と言っていたと思う...自信なし)と言って
始めた曲から、"Chega De Saudade" へ。

やはり素晴らしいです。
ブルーノート東京以外に先週、金曜日土曜日と
コットンクラブに出演し、日曜日に横浜
モーションブルーに出演したためか、
今日はちょっとお客さんが少な目だったのは残念。


[ MEMBERS ]
Joyce Moreno / ジョイス・モレーノ (vo,g)
Ze Renato / ゼ・ヘナート (vo,g)
Tutty Moreno/ トゥチ・モレーノ (ds)
Helio Alves / エリオ・アルヴェス (p)
Rodolfo Stroeter / ロドルフォ・ストロエテール (b)

@Blue Note Tokyo




[ 関連エントリー ]
2016.8.28 JOYCE MORENO & IVAN LINS
2017.9.11 JOYCE MORENO with special guest PEDRO MIRANDA
2018.10.4 JOYCE MORENO with special guest CHICO PINHEIRO



ところで。
先日は、チリ出身の Camila Meza、
8月は、コロンビア出身の Edmar Castaneda と
ブラジル出身の Yamandu Costa、
キューバ出身の Gonzalo Rubalcaba と
Aymee Nuviola、7月は、
アルゼンチン出身の Guillermo Rizzotto、
そして、今日は、ブラジルの Joyce Moreno と
気が付くと ここのところ、
中南米のアーティストのライヴが多い。
ブラジル以外はスペイン語だというのも
興味深い。(ブラジルはポルトガル語)

そして、10月は
LA FAMILIA LOPEZ-NUSSA
(キューバの音楽一家)、
11月は、Ivan Lins(ブラジル)
と中南米音楽の旅は続くのだった。


(2019.9.26追記)
ブルーノートの LIVE REPOTS にセットリストが
アップされたので記しておこう。

[ SETLIST ] 2019 9.12 THU.
2nd show
1. Ceu E Mar
2. Voce E Eu
3. Chovendo Na Roseira
4. Quero Ouvir Joao
5. Samba De Verao
6. Samba De Uma Nota So
7. Caminhos Cruzados
8. Pra Voce Gostar De Mim
9. Diz Que Fui Por Ai
10. O Amor Em Paz
11. Noite
12. Toada
13. Agogo
14. Feminina
15. O Morro Nao Tem Vez
EC. Um Abraco No Japao 〜 Chega De Saudade


本文中に書いた "One Note Samba" は、
6曲目 "Samba de Uma Nota So"、
"Favela" は、15曲目 "O Morro Nao Tem Vez"。
ポルトガル語です。
"Aguas De Marco(3月の水)" が、
ないのはなぜだろう。
私の思い違いかなぁ。





2019.9.13

ブルーノート・レコード
ジャズを超えて

BLUE NOTE RECORDS: BEYOND THE NOTES


ジャズの名門「ブルーノート・レコード」の
ドキュメンタリー映画を観てきた。
思っていたより、結構お客さんが
入っていたけど、ほとんどおっさんでした。
若者と女性はちらほら。

ブルーノート・レコードの作品は、
今までにたくさん聴いてきたけど、
会社を誰が作ったのか、
どんなストーリーがあったのかは、
全く知らなかった。

1939年、ブルーノート・レコードを
設立したのは、アルフレッド・ライオンと
フランシス・ウルフという2人の
ドイツ系ユダ人だった。
今でいうインディーズ・レコードのようなもので、
けっして資本があったわけではなかった。

ナチスの迫害から逃れたユダヤ人が、
アメリカであからさまに人種差別を
受けていた黒人(アーティスト)と組んで
自由と解放を表現したというのは、
それだけで、物語になりそうな話や。

アルフレッドは、根っからのジャズ・ファンで、
もともとは自分の趣味(鑑賞)のために
録音をしたかったのだという。
それが、発展してレコード会社に
なったのだけど、録音時には、
アーティストに完全な自由を提供したという。
唯一、新しい音楽(曲)を
求めたようだが、世の中に受けいられるよう、
つまり、売れるようなモノを作れというような
要求は一切なかったという。
アルフレッドとフランシスは、
アーティストから、絶大な信頼を得ていたようだ。

当時でも、大手のレコード会社は、
セールスを念頭に置いて音楽を
作っていたようだが、
ブルーノート・レコードは違った。
アルフレッドは、セールスなど気にせず、
レコードを作り続けたのだ。
それこそが、ブルーノートが
ブルーノートである所以だと思った。
アーティストは、セールスのことなど
考えなくてよい。
それはビジネスマンの仕事だろう。

そして、結果、ブルーノートは
1966年にリー・モーガンの
『ザ・サイドワインダー』と
ホレス・シルヴァーの
『ソング・フォー・マイ・ファーザー』という
2作のビッグヒットを生み出す。
それが、ブルーノートの運命を変えてゆく。
販売業者からの「もっとヒット作を作れ」と
いう圧力が始まったのだという。

映画は、ハービー・ハンコック、
ウェイン・ショーター、ルー・ドナルドソン、
ノラ・ジョーンズ、ロバート・グラスパーなどの
インタビューとブルーノートに残された
名曲、名演で進んでゆく。

邦題で「ジャズを超えて」と訳された
「BEYOND THE NOTES」は、
リオーネル・ルエケ(Gt)が、
ハービー・ハンコックのことを
「彼は音符を超えている」と言った
言葉から取られている。

私が驚いたのは、その写真。
50〜60年代、スタジオでの演奏風景を
撮影したのは、フランシス・ウルフで
あったらしいいのだが、
これは、プロのカメラマンだろうという
写真ばかりで、実際、その多くが
レコードのジャケットに使われている。
調べてみると、フランシスはすでに
ドイツでカメラマンとして仕事をしていた後に
アメリカに渡ったようだ。納得。

それにしても、暗い録音スタジオの中で、
どうしてあんなにきれいに写真が撮れたのだろう。
今のようなデジタル・カメラなんてない時代だ。
映画の中で、「(フランシスが)
16分の1秒で撮った」と誰かが言う
シーンがあったけど、
16分の1秒のシャッタースピードで、
あんな写真は絶対に撮れないよ。
その秘密が知りたい。

フランシスが撮った、ブルーノートの
アーティストの写真集ってないんだろうかと
ググってみたら、日本版は出ていないが、
Amzon.com で何冊も発見。
中古だけど、「Blue Note」というタイトルの
Francis Wolff の写真集を注文した。
49.94ドル。(新品は、814.98ドルもするぜ。)


★★★★☆





今年6月の TEDESCHI TRUCKS BAND の
ライヴのアンコールで、
"Statesboro Blues" にゲスト参加した
ドン・ウォズ(B)って、今の
「ブルーノート・レコード」の社長だったのね。
知らなかった。
あの時は、本作のジャパン・プレミアがあって
来日していたみたい。


Official Site
ブルーノート・レコード ジャズを超えて





2019.9.14

夏海と歌の妖精たち vol.1

ピアニストでシンガーソングライターの
夏海ちゃんと数人の歌姫による
ライヴに行ってきた。
@ bar dAZE(原宿)

ウェブサイトには、
「act / 夏海・Mayu ・Diana」と
あったけどもう一人、若い女性シンガーが
登場したな。
名前を覚えてないのだけど。
Diana は、私のライヴにもゲストで
出てもらったシンガー。

bar dAZE には、ちょっと前から、
アップライト・ピアノが置いてある。
やっぱり、生ピアノはいいよね。

夏海ちゃんの伴奏で、妖精たちが唄う。
夏海ちゃんも唄う。
私の横にいたシンガー和田明が、
それに合わせてハモる。ハモる。
歌えるっていいなぁ。

私もギターを担いで行ったので、
ラストは、夏海ちゃん(vo,pf)、
明(cho)、あそうちゃん(b)と
私(gt)で、懐かしい "Contry Road" を
やりました。





2019.9.15

ロケットマン
ROCKETMAN


最近は、ホントにミュージシャンを描いた映画が
増えたような気がするけど、気のせいかね。
以前もあっただろうけど、この数年、
特に増えたような気がするな。
さて、今日はそんな映画の一本、
「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットも新しいが、
またもやイギリスのアーティスト、
エルトン・ジョンの半生を描いた映画を観てきた。

私は特にエルトン・ジョンのファンというわけではなく、
彼の曲も数えるほどしか知らないけど、
「Your Song」は、何度も演奏したことがあるし、
好きな曲の1曲だ。
熱烈なファンでなくても成功したミュージシャンの
半生を描いたと言われれば興味がある。

地味でシャイな少年、レジナルド・ドワイトが、
どうやって、エルトン・ジョンになっていったのか。
エルトン・ジョンという名前は、
どうやって生まれたのか。
そして、そのエルトンの苦悩が描かれている。

レジナルドは、両親が不仲で、
父親にハグをされたことさえない、
愛に飢えた環境で育った。
言い古されたことではあるが、
どんなにお金を得ても、名声を得ても
人は幸福にはなれない。
いつも愛されることに渇望している。
それが、芸術を生み出す一つの
原動力でもあるのだけど。

レノン&マッカートニーのように、
キャロル・キングとジェリー・ゴフィンのように
エルトンには、バーニー・トーピンという
相棒(作詞家)の存在があった。
結局、バーニーが一番の親友で、
エルトンの理解者だったんではないかと思った。
いまだにコンビを組んでいて、
50年間一度もけんかをしたことがないと、
エンドロールに出るけれど、劇中、
「どう見たってそれけんかでしょ」
というシーンがあったよ。

「ボヘミアン・ラプソディ」が、
レコーディングシーンや、
曲の誕生秘話のようなシーンが多く、
楽しめたのに対して、本作では、
そういうシーンは、ほとんどない。
唯一「Your Song」が生まれるシーンが
あるくらいだ。

両親との関係、バーニーとの関係、
ジョン(マネージャー)との恋愛と
その苦悩など、ヒューマンドラマとして、
見所はあるが、エルトン・ジョン自身が
本作の製作総指揮にあたっているところを
思うと、どうも壮大な「俺なんか」を
見せられた気がしないでもない。

「俺なんか」というのは、
誰かの、こんなひどい目に遭ったよという話を
聴いた別の人が「それやったら、
俺なんかなぁ〜」と、自分の方が
もっとひどい目にあった、
こんなに苦しかった、と自慢するかのように
語ることを言う。
いや、たぶん世間では言わないけど、
私が若いころ、仲間内で誰かが
そんなことを言い出した時に
「始まったで。俺なんかコーナー」と
冷やかしたものだ。

エルトンが、不遇な家庭環境に育ち、
同性愛者であったことでも苦労したのは、
よくわかったけど、どうも
延々「俺なんかなぁ〜」を見せられたように
思う私は、屈折しているだろうか。
これが、エルトンの死後、作られた映画だったら、
印象も変わったかも知れない。

素晴らしいのは、エルトンを演じた
タロン・エジャトン(Egerton:日本では
エガートンと表記されているが、
エジャトンと発音するようだ)。
劇中、吹替えなしで歌っているのだ。
ミュージカル仕立てなので、
他の俳優たちも歌うけど、皆さん上手い。

先月、プロモーションで来日した
デクスター・フレッチャー監督と
タロン・エジャトンが、朝のテレビ番組
「スッキリ」に生出演していたのを偶然観た。
その時、春菜が「エルトンじゃねーよ!」って
言っていたのを、映画の途中で思い出し、
しばらくエルトン(タロン)が春菜に
見えて困ったよ。

映画の中では、エルトン・ジョンという名は、
バンド仲間だったエルトン・ディーンと
ジョン・レノンから取って付けたように
描かれているけど、
Wikipedia には、エルトン・ディーンと
「ロング・ジョン・ボルドリーの2人の
名前から取った」と書かれている。
どっちが本当なんだろう。
(ロング・ジョン・ボルドリーは、
イギリスの60年代のブルース・マン。
エルトンはデビュー前、バックバンドにいた。)

彼は、アル中でヤク中でもあったけど
エンドロールで「禁酒して28年」と
テロップが流れる。
薬物のことには、触れていなかったのが
気になった。


★★★▲☆








2019.9.22

石田長生展 2019
SONGS Of Ishiyan


ギタリスト石田長生、石やんが
あっちに行って早4年。
石やんが書いた曲を色んな人が歌い、
演奏する「石田長生トリビュート・アルバム
『SONGS OF Ishiyan』」が7月に発売された。

21曲入りで、20組のアーティストが
参加している。
この人は、はずせないやろという人から、
私には意外だった人まで豪華。
金子マリの『Mothre’s Song』、
中村耕一の『最後の本音』、
有山じゅんじの『Boat Club Road』、
上田正樹の『Brothers & Sisters』、
Charの『ラジカセ』などなど。
大塚まさじが唄う『カナリア』では、
石やんが若いころにJAZZ Guitar を
習った竹田一彦さんがギターを弾いている。
(私も一時、YAMAHAで習ったことがある。)

今日は、そのアルバムの曲を
ライヴで演るという
「石田長生展 2019
SONGS Of Ishiyan」に行ってきた。

16:30という早い開演。
トップバッターは、キー坊(上田正樹)の
『Brothers & Sisters』。
いきなりグッときます。
メンバーは、清水興(b)、
ロジャー高橋(dr)、堺敦生(key)、
Yoshie.N(cho)。

それから、一杯出てきて、
結局アルバム参加のの20組のうち、
大塚まさじ、仲井戸麗市、甲本ヒロト、
三代目魚武濱田成夫の4人を除く、
16人が出演。
あ、アルバムでは山岸さんと渡辺香津美
名義やけど、今日は山岸さんと有山さん。

ハウスバンド的な役割で、
ベースの清水興さんとドラムのロジャー高橋が
多くのセットで出演したのだが、
このリズム隊が良い。
Charさんとの相性も悪くなく、
『ラジカセ』の時には、今後もこのトリオでも
いいんじゃないかと思ったほどだった。

アンコールは、キー坊を除く全員で
『ハピネス』と『ウェイト』。
そういえば、石やんの還暦ライヴの時も
アンコール時にキー坊はいなかったなぁ。
なんか、ああいう全員で出るのとか
嫌いなのかな。
次の仕事の都合かな。

終わってみると、3時間!
休憩はなかったけど、1曲ごとに
ステージのセッティングと出演者の
入替えがあるので、その度に、
流れが断ち切れる感じでちょっと
そこは不満だったけど、仕方がない。
内容は、石やんへの想いに溢れるもので
石やんもきっと喜んでいるだろうと思う。


大阪では、なにわブルースフェスティバルを兼ねて
9月14-15日の2日間で行われたようで
今日は出なかった、大塚まさじ、竹田一彦
仲井戸麗市、ウルフルケイスケなども
出演していたようだ。


<出演>
Char/上田正樹/木村充揮/金子マリ/
有山じゅんじ/山岸潤史/桑名晴子/
三宅伸治/リクオ/押尾コータロー/Leyona/
ヨモギ(はせがわかおり&本夛マキ)/
清水興/MAC清水/ロジャー高橋/大西ユカリ/
松永希/中村耕一/山崎まさよし/近藤達郎/
堺敦生/Yoshie.N

@ 恵比寿 ザ・ガーデンホール








2019.9.23

BLUE GIANT NIGHTS 2019
ブルージャイアント・ナイツ 2019


小学館の「ビッグコミック」に連載されていた
漫画『BLUE GIANT』。
サックスで世界一を目指す青年の物語だ。
現在は、その続編『BLUE GIANT
SUPREME』が掲載中らしい。
昨年、その『BLUE GIANT』の第一巻を
友人に借りて読んだ。
面白くなかったわけではないが、
続きを買って読もうと思うほどではなかった。
第一巻しか読んでいないので、
何とも言えないが、
ある程度ストーリーが進んだ方が
続きを読みたくなったかも知れない。

さて、その『BLUE GIANT』による
スペシャルイベント "BLUE GIANT NIGHTS 2019"。
昨年から始まったようだが、今年は
主人公の故郷、仙台でも開催され、
Blue Note Tokyo では3日間6公演となった。
会場になった Blue Note Tokyo は、
漫画の中に登場するライヴハウス
「So Blue」のモデルになっているそうだ。

今日は、その最終日、2ndショーを観てきた。
漫画を読んでいない私が、行こう思ったのは、
出演者に 上原ひろみ の名前があったからだ。

まずは、オーディションを勝ち抜いた
カルテットの演奏。
4人とも10代で、ドラムの片山は、15歳と
紹介されていた。(中3か高1!)
この4人が素晴らしかった。
音だけ聴いたら、とても10代とは思えない演奏。
技術的にも素晴らしいし、
フレッシュで勢いがあり、
100%入魂の演奏だ。
特にサックスの佐々木、ドラムの片山が
エモーショナルで 素晴らしかった。
これから、プロとして頭角を現してくるんだろうな。
ウェイン・ショーターの曲を2曲演奏。
(タイトル失念。)

続いて、ブルーノート・レコード・スペシャル・バンド。
Pf&Key、A.Sax、Gt、Dr というベースレス
カルテット。
Pf&Key の ジェイムズ・フランシーズ が、
左手でベースを弾くのだが、
低音の不足は全く感じない。
曲によっては、エレベの音を出すので、
目を閉じているとエレベがいるかのようだった。
音楽は、新しい今風のジャズというのかな。
ギターのチャールズ・アルトゥラの楽器は、
Westville(日本製)。

2組の出演で、開演から1時間20分ぐらい経過。
いよいよ、上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ の登場。
エドマール・カスタネーダは、先月21日、
ヤマンドゥ・コスタとのデュオを観たばかりだが、
ひろみとのデュオは、一昨年の12月以来だ。
曲は、The Elements "AIR"、"EARTH"、
"WATER"、"FERE" の4曲。
4曲で50分ぐらいかな。
素晴らしかった。
エドマールは、先月より良いと思った。

アンコールは、出演者全員がステージに上がった。
皆がセッティングしている間、ピアニスト3人が
1台のピアノで演奏。
そして、全員で "Spain"。

あの、若者4人はとんでもない機会を得たね。




[ MEMBERS ]
【HIROMI × EDMAR CASTANEDA】
Hiromi (p)
Edmar Castaneda (harp)

【BLUE NOTE RECORDS SPECIAL BAND】
James Francies (p,key)
Casey Benjamin (sax)
Charles Altura (g)
Jeremy Dutton (ds)

【Ascension (Audition Winner)】
佐々木諒太(サックス)
菊池冬真(ピアノ)
山本修也(ベース)
片山晴翔(ドラムス)

@ Blue Note Tokyo
2nd show








2019.9.24

PEACE!

最高!




記 事





2019.9.27

JAZZ LIFE の記事 と(笑)

今年6月にブルーノート東京で行われた、
ビル・フリゼールのスペシャル・ギター・
クリニックに参加した。
ブルーノート東京の公演を予約した人が、
無料で参加できるクリニックで、
幸運にも抽選に当選したのだった。

その日のことは、ここに詳しく書いた。

2019.6.10 BILL FRISELL Special Guitar Clinic

雑誌 JAZZ LIFE の8月号にそのクリニックの
記事が掲載されていたのだけど、
なぜか見落としていて、先日、何気なく
パラパラ見ていて発見した。

その記事には、私の質問が
「聴講者Q3」として、取り上げられていた。
以下、その部分の抜粋。


聴講者Q3:
2年前に来日されたときもそうでしたが、
今回もアンプの前にたくさんの
ぬいぐるみが置かれてありますよね。
あれはビルさんの音楽に関係しているのではと
勝手に思い込んでいるのですが(笑)。

フリーゼル:
その通り、ベリー・インポータント(笑)。
ジョーイ・バロン (ds) が、以前になぜだか
僕のことをムース(moose=ヘラジカ)という
あだ名を付けて呼んでいたんだ。
で、それを知っていた、今回も一緒に
同行しているサウンド・エンジニアも
やってくれている女性マネージャーが、
あるときアラスカの空港でムースの
ぬいぐるみを見つけてプレゼントしてくれて、
何気なくアンプの前に置き始めたんだけど、
もし置かなかったらアンプが壊れたり、
演奏中に弦が切れたり、良からぬことが
起きたりしそうで、それが習慣になってしまった。
そして、それを見た人がプレゼントして
くれるようになってどんどん増えていったんだ(笑)。
今はもう間に合っているからプレゼントは
お断りさせていただいている(笑)。



別に大したことではないのだけど、
自分が喋ったことがこんな風に
記事なるのは、うれしいもんだ。

面白いな、と思ったのは私の質問の終わりが
「勝手に思い込んでいるのですが(笑)」と
なっている。
はっきり覚えているが、私は超真面目に
質問したので、(笑)とあるように
笑って訊いてなどいない。
私の質問に周りの人たちが笑ったのは
覚えているけど。

ちなみに、私は文章に、(笑)という表現を
あまり使わない。
深刻ではないですよ、冗談ですよ、というために
使ったことがあったかもしれないけど、
基本的に使わない。
このひとりごとにも出てこないでしょ(たぶん)。
それは、(笑)を使うことで、安易な表現に
なることを避け、なるべく文章で伝える工夫を
しているからでもある。
(ずい分慣れて何も思わなくなったけど、
この(笑)が、出現し始めたころは、
「何がおもろいねん」と心の中で
突っ込んでいたものだ。)

しかし、このようなイベントの記事の場合、
現場にいれば、またはビデオであれば、
喋っている人の表情や口調で
言葉以外の情報をキャッチできるが、
文字にした場合、言葉以外に
受け取れるものがない。
脚本の演出にト書きが必要なように
なんらかの補足が必要になるのは当然ともいえる。

私のビルへの質問で言えば、
(笑)がある方が、現場の和やかな
雰囲気が伝わるし、(笑)がないと、
ぬいぐるみと音楽の関係を変に生真面目に
質問している感がして、実際の雰囲気とは
やや違和感があることも否めない。
私は笑っていなかったけど、
周りの人たちは笑っていたわけだし、
ビルも笑顔交じりで答えていたわけだからね。

なるほど、ライターや編集者は、
言葉以外の雰囲気も伝える工夫を
しているわけだな。

話をビルのクリニックに戻すと、
私が失念していた人名などが
この記事には書かれていたので、
そのこともありがたかった。(笑)





2019.9.28

ジョアン・ジルベルトを探して
WHERE ARE YOU, JOAO GILBERTO?


ジョアン・ジルベルトに会おうとする、
ドキュメンタリー映画。
ジョアン・ジルベルトは、
アントニオ・カルロス・ジョビンらとともに
ボサノヴァの生んだ一人といわれる、
ブラジルの伝説的ミュージシャン。

映画の中では、ジョアンが80年代から
姿を消したというような言い方を
されているけど、そんなことはないし、
どこに住んでいるのか
生きているのかも分からないという
ちょっとミステリー仕立てに
なっているのだけど、元奥さんや、
マネージャーは、本人と連絡を
取っているのが分かっているので、
単に取材を断られているだけの
ように見えて、ちょっとなんだかなぁと
いう感も否めない。
ラストシーンも非常に微妙。

でも、ドキュメンタリーならではの、
面白い部分もあった。
例えば、元奥さんのミウシャ(シンガー)が、
「ジョアンは人たらし」だという場面がある。
自分もそれで結婚したと。
それから、『サマー・サンバ』の作曲者である
マルコス・ヴァーリが登場するのだが、
彼の語るジョアンのエピソードが、
まさにジョアンの人たらし具合を
語っていて、面白かった。
(マルコスはジョアンと一度、電話で
話しただけで、会ったことがない。)

ミウシャは、2018年12月27日死去。
そして、ジョアンは、今年7月6日に死去。
合掌。


★★★☆☆





[ 関連エントリー ]
2019.3.8 JOAO GILBERTO
2019.3.10 JOAO GILBERTO LIVE IN TOKYO
2019.5.14 JOAO GILBERTO LIVE IN TOKYO SPECIAL Blu-ray BOX
2019.7.8 ボサノヴァの父 ジョアン・ジルベルト 死す





2019.10.3

LA FAMILIA LOPEZ-NUSSA
ラ・ファミリア・ロペス・ヌッサ


3年前の東京ジャズで、
キューバの若手ピアニスト、
アロルド・ロペス・ヌッサの
ピアノトリオを初めて聴いた。

その日のエントリーには
「いわゆるジャズっぽくなくて、
キューバだけにラテン的で時には
ロックのようでもあり、
ダンサブルで、とても楽しめた」
「このトリオなら、是非、クラブでも観たい」
と書いている。
そして、「聴きながら、キューバに
行ってみたくなった」とも書いている。

昨年、キューバ旅行が実現したのは、
そんな風にキューバへの想いが
少しずつ募っていったんだな。

そのトリオは、ピアノがアロルド・ロペス・ヌッサで、
ドラムがアロルドの弟、
ルイ・アドリアン・ロペス・ヌッサだった。
(べースは、セネガル出身のアルネ・ワデ。)

今日は、3年ぶりにアロルド達を観てきた。
「クラブでも観たい」と思ったことが
実現したのだ。
ピアノトリオではなくて、Sextet。
(六重奏って、ずっと "Sixtet" だと
思っていたけど、"Sextet" なのだね。)

バンド名は、「ラ・ファミリア・ロペス・ヌッサ」。
「ロペス・ヌッサ一家」って感じかな。

これが、予想を超えて素晴らしかった。
ブルーノートのポイントが貯まると、
招待状がもらえるのだけど、
今日はそれを使って観てきた。
招待状がなければ、行かなかっただろうけど
お金を出して観に行っても良かったと
思える素晴らしい演奏だった。

メンバーは、ピアノ2人、
ドラム(パーカッション)2人、
トランペット、ベースという変則編成。

ピアノのアロルドを中心に書くと、
ドラムのルイ・ロペス・ヌッサは、父親。
もう一人のピアノ、エルナン・ロペス・ヌッサは
叔父さん(父の弟)。
そして、もう一人のドラム、
ルイ・アドリアン・ロペス・ヌッサは、前述した通り、
トリオでも一緒に演っているアロルドの弟だ。
そこに、アロルド達の幼馴染でもある、
マイケル・ゴンザレス(tp)と
フリオ・セサール・ゴンザレス(b)が加わる。
マイケルとフリオ・セサールは、
同じゴンザレス姓だが、たぶん他人だろう。

3年前のピアノトリオを
「いわゆるジャズっぽくない」と書いたけど、
今日も然り。
キューバのジャズは、アメリカやヨーロッパの
それとは明らかに違う。
違うのは表面的なリズムだけではないと思う。
なんやろ、国民性とか歴史とか
そういうのが全然違うんやと思う。
もう中には、複雑なリズムに聞こえて
何拍子か分からないのもあったよ。

さすがにブルーノ―トのステージに
グランドピアノ2つに、ドラムを2セットは
置けないので、ピアノの1台は、
キーボードだった。
グランドピアノとキーボードをアロルドと
エルナンが交代で弾く。
曲の途中でも交代してたよ。

圧巻は、連弾で演った "Momo" だ。
連弾というのは1台のピアノを
2人で弾くことだが、1人が高音部、
1人が低音部と担当を決めた演奏ではなく、
途中で場所を入れ替わるのだが、
それがまた素晴らしい。
低音部のリフを一瞬で交代したのだが、
同じリフなのに微妙にピアノの音が違ったのは
興味深かった。
同じピアノなのにプレイヤーが
変わると音が違うのだ。

ドラムの方は、アロルドの父、ルイは
一般的なドラムセット。
その息子のルイ・アドリアンは、
ドラムセットにコンガやボンゴも混ぜた
パーカッション的なドラムセット。
それぞれのソロのあと、2人で叩いて
そこにピアノの2人が参加した瞬間は、
感動して泣きそうになったよ。
ステージには、父ちゃんと息子2人、
父ちゃんの弟という一家だけの演奏だ。
いや、家族だから感動したわけと違うよ。
演奏が素晴らしかったのだ。

調べてみたら、父ちゃん(ルイ・ロペス・ヌッサ)は、
1957年生まれだから62歳。
叔父さん(エルナン)も60歳前後だろう。
その2人の演奏が、若いというのか、
エネルギッシュというのか、パワフルというのか、
アグレッシヴというのか、ホントに素晴らしかった。

3日間公演の初日の 2ndショー。
日本では、まだまだそれほど有名ではないのか
ちょっと空席が多かったけど、
これは多くの人に聴いて欲しいと思う
演奏だった。
もう一度観たいぐらい良かった。
そして、またキューバに行きたくなった。


[ MEMBERS ]
Harold Lopez-Nussa (p,key)
Ruy Adrian Lopez-Nussa (ds)
Ernan Lopez-Nussa (p)
Ruy Lopez-Nussa (ds)
Mayquel Gonzalez (tp)
Julio Cesar Gonzalez (b)

@ Blue Note Tokyo
2nd show




ステージあった SETLIST をスマホで撮ってきた。
たぶんこの通りだっただろうと思うけど
7曲目8曲目は、読みにくくて、
それにあたる曲を発見できず、やや自信なし。

[ SETLIST ]
1. Guajira
2. Dinga Dunga Donga
3. Blue Bossa
4. Capullito de Aleli
5. Isla
6. Momo
7. Parados (?)
8. Conga (?)
EC. Esto No Tiene Nombre


最近のコロンビアでのライヴ映像を発見。
Familia Lopez Nussa - Jazz al Parque 2019 HD
まだゆっくり観ていないけど、
1曲目が "Guajira"、
37分ちょうどの所から連弾の "Momo"。
そのあと、ドラムソロ、アンコールも同じ曲なので
今日と同じような構成と思われる。
9月15日とあるから、ついこないだだし。


【 Blue Note の記事 】
ラ・ファミリア・ロペス・ヌッサ、
キューバン・ジャズの歴史と歩む名門家の物語




(2019.10.5 追記)
ブルーノートのサイトに Live Report
アップされた。
セットリストを見てみると
7曲目は "Parados" で合っていた。
8曲目は "CONGA LOPEZNUSSISTICA" となっている。

[ SETLIST ] 2019 10.3 THU. ( 1st & 2nd )
1. GUAJIRA
2. DINGA, DUNGA, DONGA
3. BLUE BOSSA
4. CAPULLITO DE ALELI
5. ISLA
6. MOMO
7. PARADOS
8. CONGA LOPEZNUSSISTICA
EC. ESTO NO TIENE NOMBRE





2019.10.8

ジンジャー・ベイカー逝去

クリームやブラインド・フェイスのドラマーだった
ジンジャー・ベイカーが亡くなった。
享年 80歳。

「死ぬまでにナマで観るべきアーティスト」が、
また一人いなくなってしまった。

ジンジャー・ベイカーは、エリック・クラプトン、
ジャック・ブルースとロック・トリオ・バンド
"CREAM" を1966年に結成。
個性の激しい3人ゆえか、
2年と少しの活動期間だが、
ロック界に強烈な影響を与えた
伝説のバンドだ。

ジャック・ブルースは一度だけ観れた。
2012年8月に ジャック、Char、
屋敷豪太のトリオを観ることが出来たのだ。
その時は、クリームのレパートリーが中心だった。
Char の雑誌のインタビューで、
あんまりちゃんとしたリハーサルなしに
本番だったようなことを読んだ記憶がある。

クリームは、2005年に再結成ライヴを行ったが、
英国米国だけで、来日公演はなかった。
ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)の
公演が、DVD になっているので、
ジャックを偲んで観なきゃな。




SILVIA PEREZ CRUZ & MARCO MEZQUIDA

シルビア・ペレス・クルス&マルコ・メスキーダ


昨年5月の初来日公演を観て
すっかり魅了されてしまった、
スペインの歌姫、シルビア・ペレス・クルス。
数ヶ月前に今年も来日が決まったと、
ブルーノートのサイトに発表されたのだが、
2日間ある公演日(10月9、10日)が
両日とも別のライヴのチケットを
購入したあとだった。
シルビアの公演の発表が先だったら、
間違いなく優先したのだけど仕方がない。

どうしたものかと考えた末、思い切って
7日の名古屋公演に行くことにした。
そんな交通費まで使うなら、9日か10日の
公演をキャンセルすれば良いとも思ったけど、
この際、欲張って全部観ることにしたのだった。
ちなみに9日は、スティング、
10日は、シンディ・ローパーだ。

そんなわけで、昨日は名古屋に行ってきた。
ここまでくると、どうせならと、
1部2部、両方通しで観ることにした。

昨年は、弦楽五重奏との来日だったが、
今年はスペイン、メノルカ島出身のピアニスト、
マルコ・メスキーダとのデュオ。

ブルーノート名古屋は、初めて。
東京より少し狭いけど、
座席は東京よりゆったりしている。
これは、やはり土地の値段の差だろうか。
自由席だったけど、空いていたおかげで
凄く良い席で観ることができた。

18時、ほぼ定刻に2人が登場。
1曲目歌い出した途端に琴線直撃。
この人の歌、というか声は
聴けば聴くほどにハマってしまう。
天使の声とか、この世のものとは思えぬとか、
歌声にも色んな表現があると思うけど、
ちょっと形容する言葉が見つからない。
声質、ヴィブラート、ダイナミクスなど
全てがこの人独特。
歌っている時の雰囲気や表情も良い。

来日公演初日、その1st show だが、
とてもリラックスしているようで、
濃密なデュオを聴かせてくれた。
"Sound Of Silence" が、素晴らしかったな。
殆どがスペイン語だったが、
"My Funny Valentine" は、英語だった。

シルビアは、数曲でギターを演奏。
ピアノも少し弾いた。
ステージには、グランドピアノとアップライトピアノが
置かれていて、マルコは数曲でアップライトを弾いた。
最後には、トイピアノも登場したよ。

1曲終わる毎に次の曲を相談していたように
見えたが、ピアノ横のステージ床に
セットリストが置いてあった。
写真を撮って見てみると、どうやら演奏順は
関係なく書かれた曲目表のようだ。
この中から、演る曲をその場で選んでいたようだ。

2nd show は、名古屋へ出張に来ていた妻も合流。
1st より、MC はやや短め。
1曲目は同じ曲だったけど、
1st では演らなかった曲も演ったし、
同じ曲でも明らかに新しく演奏されていた。
もう一度聴きたかった、
"Sound Of Silence" はやらず。

宗教色を感じるような曲では厳かに、
時には情熱的に、時には哀しく、
時には楽しく、
ブルースやタンゴも見え隠れしたし、
ちょっと中近東的なサウンドもあり、
幅の広さを感じた。
2nd show は、アンコールを入れて 90分弱。
1st show より15分ぐらい長かった。

残念だったのは、1st も 2nd も
お客さんが少なかったこと。
東京は、追加公演を入れて3日6公演に対し、
名古屋は1日2公演なんだけどな。
まだまだ日本では、知られていないということだろう。
昨年の初来日公演は、多分、東京だけだっただろうから、
1日でも開催地が増えたというのは発展だし、
何千人も入るホールではなく、
クラブで聴けるというのは、嬉しいことだけどね。

2nd では、お客さんの中にスペイン人らしい
6〜7人の女性グループがいて、
終演後シルビアと話していた。


シルビアのギブソン

ところで、昨日の名古屋公演を
予約してしばらくしてから、
10月11日のブルーノート東京の
追加公演が発表された。
一瞬、え〜っ?と思ったけど、
ちょうど、ブルーノートのポイントが貯まり、
招待状をもらったところだったので、
11日も行くことにした。
名古屋公演を予約する前に、
追加公演が発表されていたら、
おそらく名古屋へは行こうとは
思わなかっただろう。
結果的には、来日初日2公演と
最終日最終公演を観ることができたわけで、
良かったと思う。


[ MEMBERS ]
シルビア・ペレス・クルス(vo,g)
マルコ・メスキーダ(p)

@ Blue Note NAGOYA
1st & 2nd show




[ 関連エントリー ]
2018.5.7 SILVIA PEREZ CRUZ
2018.5.12 SILVIA PEREZ CRUZ





2019.10.9

S T I N G

2017年6月以来、2度目のスティングの
コンサート。
前回は日本武道館だったが、
今回は幕張メッセ。
幕張メッセでのコンサートは、初めて。
まだ大阪に住んでいた頃、一度だけ、
仕事で展示会に来た覚えがある。

それはさておき、スティング。
スゴイです。
声が、体つきが、68歳とは思えない。
声は、「鉄の喉」と呼ぼう。
おでこがかなり禿げあがっているのに
何故かハゲには見えない。
見るからに知的で、カッコ良すぎる。



今回は、オープニングアクトはなしで、
前回同様、アンコールまで入れて100分強。
ちょっと短い気もするけど、
内容は素晴らしいもので、
特に "Every Breath You Take" では、
ウルウルしてしまった。

バンド・メンバーは、ギターのミラー親子と
ドラムのジョシュ・フリーズは、
一昨年と同じで、そこにキーボード、
バックコーラスが2人、ハーモニカ&コーラスが
加わった、総勢(スティングを入れて)8人。

前回より、レゲエものが多かったような
印象だが、キーボードのケヴォン・ウェブスターが、
"From Jamaica" と紹介されていたので、
そんな関係もあるのかな。

1曲目、"Message in a Bottle" に始まり、
アンコールの最後は、"Fragile"。
すぐにセットリストが、ネットにアップされるだろうから、
見つけて、また追記することにしよう。

ドミニク・ミラーは、ストラト1本でした。
息子のルーファスは、レスポール。


ミラー親子

"Fragile"でギターを弾くスティング。



この時は、ルーファスがベースを担当。

写真は、3枚ともモニターをスマホで撮影。


[ MEMBERS ]
Sting(スティング)/ Vo, B
Dominic Miller(ドミニク・ミラー)/ Gt, Vo
Rufus Miller(ルーファス・ミラー)/ Gt
Josh Freese(ジョシュ・フリーズ)/ Dr
Kevon Webster(ケヴォン・ウェブスター)/ Key
Gene Noble(ジーン・ノーブル)/ Back Vo
Melissa Musique(メリッサ・ムジーク)/ Back Vo
Shane Sager(シェーン・セイガー)/ Harm

@ 幕張メッセ 7・8ホール(千葉市)




[ 来日公演スケジュール ]
10月7日 福岡国際センター
10月9日  幕張メッセ 7・8ホール
10月10日  幕張メッセ 7・8ホール
10月12日 ゼビオアリーナ仙台
10月15日 丸善インテックアリーナ大阪



[ 関連エントリー ]
2017.4.23 DOMINIC MILLER TRIO
2017.6.6 スティング/STING
2017.6.7 STING 57TH & 9TH TOUR
2018.5.26 STING Live at the Olympia Paris
2019.2.28 DOMINIC MILLER “THE ABSINTHE TOUR”


(2019.10.10 追記)
setlist.fm に昨日のセットリストがアップされた。

[ SETLEST ] Oct. 9th 2019
1. Message in a Bottle *
2. If I Ever Lose My Faith in You
3. Englishman in New York
4. If You Love Somebody Set Them Free
5. Every Little Thing She Does Is Magic *
6. Brand New Day
7. Seven Days
8. Whenever I Say Your Name
9. Fields of Gold
10. If You Can't Find Love *
11. Shape of My Heart
12. Wrapped Around Your Finger *
13. Walking on the Moon *
14. So Lonely *
15. Desert Rose
16. Every Breath You Take *
Encore:
17. King of Pain *
18. Roxanne *
19. Driven to Tears *
20. Fragile

* The Police song

サイトを開くと頼んでないのに勝手に
翻訳してくれる。(設定できるんやろけど。)

で、その翻訳が結構おもろい。

The Police → 警察
(いやいや、バンド名ですから。)

Every Little Thing She Does Is Magic
→ 彼女のするどんなささいなことでも人を魅了します

Wrapped Around Your Finger
→ 指に包まれて
 (「君の意のまま」という意味みたい)

Every Breath You Take
→ あなたのつくすべての息
 (「見つめていたい」という邦題は秀作やな)

Fragile → 壊れやすい(確かに)


蛇足。
スティングが「トーキョー!」と言うたびに、
心の中で「ここ、千葉やねんけどな」と
突っ込んでいた私。
終演後、近くにいた観客が、
「スティングは、ここが千葉って分かってるのかな」と
話しているのが聞こえてきた。
皆の思いは、同じということか。
イギリス人から見たら、きっと千葉も埼玉も
「トーキョー」なんだろうな。
ま、千葉県にあっても、「東京ディズニーランド」
っていうぐらいやしな。







2019.10.10

CYNDI LAUPER
シンディ・ローパー


死ぬまでに観ておきたいアーティスト、
今夜は シンディ・ローパー の
コンサートに行ってきた。
デビュー35周年 Anniversary Tour だ。

といっても、シンディの曲で知っているといえるのは、
"Girls Just Want To Have Fun"、
"Time After Time"、
"True Colors" の3曲ぐらい。
とてもファンとは言えない。
他に「聴いたことがある気がする」という曲が
2曲あっただけで、
ほとんど知らない曲だったのだけど、
予想以上に良くて、途中で数回感動してしまった。
音楽にというよりは、シンディのまがいない、
100%の姿というか、彼女の存在自体に。

何度も通訳をステージに呼んで、
MC をしたのだけど、
ロックやポップスのコンサートで、
わざわざ通訳を入れてまで、
MCをする人は、あんまりいない。
それだけオーディエンスに、
ちゃんとメッセージを伝えたくて、
理解して欲しいという姿勢の表れだろう。
エンタテイメントであること、
社会的責任を負っていること、
ファンを愛していることは、
ステージング全般に感じられ、
感動してしまったのだった。
人気の高さにも納得だ。

シンディは、1953年生まれだから、66歳。
とにかく、元気で動きもダンスも可愛い。
66歳とは思えない身のこなし。
声も昨日のスティング同様、めちゃくちゃ出てた。
スティングとは、全く違う世界で、
お客さんも昨日より今日の方が、
ちょっとポップでカラフルなファッションの
女性が多かったよ。
ほとんどは、普通のおっちゃん、おばちゃんやったけど。

開演前


シンディ登場


バンドは、4リズム(Gt, Key, B, Dr)に
バックコーラスの女性が一人の5人編成。
女性といえば、ドラムとギターも女性だった。
サウンドは、パワー・ポップ・ロックという感じ。
シンディは、"Time After Time"、
"True Colors" など数曲で
アパラチアン・ダルシマー(またはマウンテン・
ダルシマーとも言うようだ)を演奏。
琴のような楽器で、アメリカの民族楽器だ。

アンコールはなく、90分ほどの短めのショーだったが、
大変に満足だった。
不思議だったのは、アンコールがないのに
客電が付いた途端に拍手が止んだこと。
コンサート中の盛り上がりの割には、
淡白なお客さんという印象だ。
私は、ああいう状態からの
アンコールを何度も経験しているが、
それには、お客さんの熱意が必要だからね。

デビュー35周年 Anniversary Tour と
あったのだけど、シンディのデビューは、
1980年、「Blue Angel」というバンドだった。
あんまり売れなかったため、バンドは解散。
その後、1983年にアルバム『She's So Unusual』で
再デビューしている。
このアルバム収録の
"Girls Just Want to Have Fun"
"Time After Time" の大ヒットで、スターになった。

新しいタイプのインフォメーション



[ MEMBERS ]
Cyndi Lauper (Vo)
他のメンバー、名前分からず。

@ Bunkamuraオーチャードホール(渋谷)



[ ツアー・スケジュール ]
10月8日 仙台サンプラザホール
10月10日 Bunkamuraオーチャードホール(東京)
10月11日 Bunkamuraオーチャードホール(東京)
10月15日 名古屋市公会堂
10月18日 本多の森ホール(金沢)
10月21日 広島上野学園ホール
10月23日 グランキューブ大阪
10月25日 Bunkamuraオーチャードホール(東京)


当初 は、6都市7公演と発表されたが、
東京の2公演が即日完売ということで、
10月25日の追加公演が発表された。





2019.10.11

SILVIA PEREZ CRUZ & MARCO MEZQUIDA
シルビア・ペレス・クルス&マルコ・メスキーダ


3日連続のライヴ鑑賞。
一昨日は、イギリス(スティング)、
昨日は、アメリカ(シンディ・ローパー)
今日は、スペイン(シルビア・ペレス・クルス)と
国際色豊かな3日間となった。

「シルビア・ペレス・クルス&マルコ・メスキーダ」
の東京公演は、もともとは、
昨日と一昨日の2日間だったが、
スティング、シンディのチケットを
買っていたため、観られないと思い、
7日の名古屋公演を観てきたことは、
先日書いた通り。
名古屋公演を予約後、今日の追加公演が
発表され、結局、行くことにしたのだった。

今日もホントに素晴らしかった。
このデュオの CD は、まだ出ていないのだが、
東京公演は、CD にするようなことを
(私の聞き違いでなければ)言っていた。
スタンドマイクには、ウインドスクリーンが
取り付けられていたので、録音していることは
間違いないだろう。
最後のショーということが、関係しているのか
どうか分からないが、先日の名古屋公演よりも
重厚に感じた。
名古屋公演では演らなかった曲もあった。

アンコールの2曲目に
「本当に最後の曲です」と言って
日本語の曲を歌った。
「ありがとうございます
皆さんこんばんは
私は日本語ができません
申し訳ありません
ありがとうございます」という歌詞。
ここでついに涙腺決壊。

そして、もう1曲、名古屋の 1st show で
聴いて、もう一度聴きたいと思っていた
"Sound Of Silence" を歌ってくれた。
CD に入るといいな。

アンコールを入れて、80分ぐらい。
今回は、3公演も観ることが出来て、
本当に良かった。
次回は、全公演観たいぐらいです。

ところで、名古屋公演のレビューに私は、
シルビアの歌を「ちょっと形容する言葉が
見つからない」と書いて、ボキャブラリーの
乏しさを露呈したのだけど、
ブルーノートの NEWS & FEATURES に
渡辺亨さんという音楽評論家が、
こんな風に書いている。

シルビアの歌は、燃えさかる炎や
深紅の薔薇のようであり、
乾いた土や孤独の匂いもすれば、
苦い血の味もする。
艶やかな光彩を放ち、官能が匂い立つ。


え〜表現やなぁ。
やっぱり、プロの表現は違うなぁ。

初来日公演が伝説化、シルビア・ペレス・クルスが再び

それから、ブルーノートの LIVE REPORTS
東京公演の初日(10月9日)の
セットリストが発表されたので、
最後に記しておこう。
今日は、マルコが曲を決めていたようで、
セットリストは違うだろうけど、参考までに。

REPORT には、
「パフォーマンスの音が
消えるまでじっと聴き入り、その後、
一拍おいて猛烈な拍手と歓声を送った
オーディエンスの真摯さも、シルビア、マルコ
両人を大きくインスパイアしたに違いありません。」

と書かれている。
(レポーターは、原田和典さん)

先日の名古屋公演(1st)の際、
曲終わりの拍手のタイミングが早い客がいて、
凄く嫌だった。
ほとんどの曲で、最後の音が消える前に
拍手をし始める。
「まだ曲が終わっていないのに、
なんて、繊細さを欠いたタイミングで
拍手をするんだろう」と、思った。
特にバラードなら、最後の音が完全に
消えるまで聴いてから、拍手するもんでしょう。

ちゃんと聴いていないのか、我慢できないのか、
誰よりも先に拍手をし始めたいのか、
とにかく、音楽的でないのだ。
ステージは、オーディエンスも一緒になって
創り上げていくものなのだから、
拍手だって、演奏の一部ともいえる。
それぐらいの気持ちで、拍手のタイミングにも
気を使って欲しいもんだ。
というか、音楽を「聴いていれば」、
おのずと拍手のタイミングは分かるもんだ。
今日は、それほど酷いお客さんはいなかったけど。
たまに「ちょっと早いで」という人はいたね。

シルビアは、「また、来日したい」と
言っていたので、早めの再来日を期待しよう。

帰りにこのデュオの主なレパートリーが
書かれたカードが配られた。
カードの写真のシルビアは、
なぜかえらい太った猫を抱っこしている。
飼っている猫だろうかね。


[ MEMBERS ]
Silvia Perez Cruz(vo,g)
Marco Mezquida(p)

@ Blue Note TOKYO
2nd show


【 参 考 】
2019 10.9 WED.[ SETLIST ]
---1st---
1. ESTRELA
2. VESTIDA
3. PLUMITA
4. MANANA
5. ASA BRANCA
6. NINO MUDO
7. ENSUMO L’ABRIL
8. ORACION DEL REMANSO
9. SOUND OF SILENCE
10. SIGA EL BAILE
11. CHRISTUS〜LONELY〜MY FUNNY VALENTINE
EC. NO SURPRISES
---2nd---
1. ESTRELA
2. MENORCA
3. VESTIDA
4. MALLORCA
5. MANANA
6. ASA BRANCA
7. BARCO NEGRO
8. NINO MUDO
9. ENSUMO L’ABRIL
10. LLORONA
11. SIGA EL BAILE
12. NO SURPRISES
EC1. JOIA〜JAP
EC2. PEQUENO VALS





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2019.10.15

1974 ONE STEP FESTIVAL その1
沢田研二&井上堯之バンド


1974年というと、私は小学6年生だった。
その年の8月、福島県郡山で、
「ONE STEP FESTIVAL」という
日本初のロック・イベントが開催された。

ウッドストックの映画に触発された、
郡山の一青年が、4年がかりで準備し、
内田裕也らがプロデュースを引き受け、
日本からは39組、アメリカからは、
ヨーコ・オノ&プラスティック・オノ・スーパー・バンドと
クリス・クリストファーソン&リタ・クーリッジが
参加したという5日間に及ぶ大イベントだった。

先日まで、こんなイベントがあったことを
全く知らなかった。
まあ、大阪の片隅の小学6年生が、
こんな情報を知っているわけもない。
その後、大人になってから、
どこかで見聞きしたことがあったのかも
しれないけど、記憶にはなかった。

日本からの出演者は、
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド、
ウエスト・ロード・ブルース・バンド、
シュガー・ベイブ、トランザム、
沢田研二&井上堯之バンド、
センチメンタル・シティ・ロマンス、
上田正樹&サウス・トゥ・サウス、
キャロル、ミッキー吉野グループ、
イエロー、クリエイション、四人囃子 などなど、
今並べてみても、めちゃくちゃ凄いメンツだ。

まだレコード・デビュー前だった Char は、
スモーキー・メディスン で出演予定だったが、
開催前に解散したために出演していない。

この「ONE STEP FESTIVAL」が、CDに
なっているのを発見した。
2005年に4枚組で発売され、
2013年には、5枚組BOXセット、
そして、2017年にCD21枚組で発売された。
出演全41組のうち37組の音源が収録されており、
そのうち30組が演奏全曲ほぼノーカット収録という
凄いセットだ。
昨年から今年にかけて、
その21枚の中の何枚かがバラ売りされていた。

これは面白そうだなと思い、
「沢田研二&井上堯之バンド」
「上田正樹&サウス・トゥ・サウス」
「加藤和彦&サディスティック・ミカ・バンド」
の3枚を買ってみた。
セットのバラ売りと書いたけど、、21枚組では、
「宮下フミオwithフレンズ」と
「加藤和彦&サディスティック・ミカ・バンド」が
1枚になっていたので、バラ売りの際に
アーティストごとに分けたようだ。

まずは「沢田研二&井上堯之バンド」。
メンバーは、沢田研二(vo)、井上堯之(g)、
速水清司(g)、大野克夫(key)、
岸辺修三(b)、田中清司(dr)、
ゲストで 内田裕也(vo)。
嬉しいのは、『恋は邪魔もの』『追憶』などの
歌謡ヒット曲に混ざって、
『Move Over』(ジャニス・ジョプリン)
『C.C Rider』(E.プレスリー他)
『What'd I Say』(レイ・チャールズ)などを
演っていること。
「のってるか〜、イェーイ」の連呼は、
ちょっと冷めるけど。
そして、ベースが素晴らしい。
岸辺修三(この時期は「おさみ」と読んでいる)。
今ではすっかり役者の岸部一徳である。
ベースをブリブリ言わせてるよ。
この人は、もともとハードロックが好きだったようで、
日本の音楽が、クロスオーバーに向いて行った時期に
音楽への情熱を失ったというような記述を
読んだことがある。
そういえば、何年か前に CM で Char と
木村拓哉と出演してちょっとベースを弾いていたっけ。

それにしてもよく、録音が残っていたもんだ。
ラインからの録音で、もう少しオーディエンスの
声がバランスよく入っていれば良かったけど、
これが聴けるだけでもありがたいことだ。
なんせ45年前やからな。






1974 ONE STEP FESTIVAL その2
上田正樹&サウス・トゥ・サウス


ジュリーに続いて、
「上田正樹&サウス・トゥ・サウス」。

1974年ということは、キー坊は、
レコード・デビューはしているけど、
『ぼちぼちいこか』も『この熱い魂を伝えたいんや』も
1975年リリースなので、それらの出る前ということだ。
メンバーは、上田正樹(vo)、有山淳司(g)、
堤和美(g)、荻原義郎(g)、宮内良和(key)、
藤井裕(b)、上場正俊(dr)、
そして、石田長生(g)!

頭3曲が、『ぼちぼちいこか』的、
有山淳司とのアコースティック・ブルース、
そして、4曲目からは、
『この熱い魂を伝えたいんや』的、
ファンキー・チューン。
基本的にこの2枚のアルバムに繋がっていく
時期の演奏だ。

キー坊の声が、若い(25歳)けど
今よりもずっとガラガラです。
録音のせいもあるかもしれないけど。

こんなん CD にしてええんか、という
放送禁止(下ネタ)用語(大阪3文字
東京4文字)を発しております。

そして、藤井裕のベースが良い。
ドラムは、正木五郎の加入前で、上場正俊。

石やん、この時22歳やけど、
すでに石田節の匂いプンプンです。

スモーキーメディスンが、確か名古屋やったと思うけど、
何かのイベントに出演した時、
石やん(大阪のバンド)が、ステップ踏んで
ギター弾いているのに Char が驚いたという話を
聴いたことがあるけど、1974年、
初めて大阪弁のブルースを聴いた関東在住の
人々は、一体どんな感想を持ったんやろう。



シュガーベイブも聴きたいけど、
21枚組にも入っていなかったし、
おそらく達郎がOKしないんだろうな。(推測)





2019.10.17

1974 ONE STEP FESTIVAL その3
加藤和彦&サディスティック・ミカ・バンド


1974年8月、福島県郡山で
開催された日本初のロック・フェス
「ONE STEP FESTIVAL」の録音盤。
先日の「沢田研二&井上堯之バンド」
「上田正樹&サウス・トゥ・サウス」

続いて、「サディスティック・ミカ・バンド」だ。

1974年は、私はまだ小学生だったので、
「サディスティック・ミカ・バンド」なんて
知りもしなかったわけだが、
メンバーを見れば、スーパーバンドで
あったことが分かる。
この時のメンバーは、
加藤和彦 (vo, Gt)、ミカ (vo)
高中正義 (Gt)、小原礼 (B)
高橋幸宏 (Drs)、今井裕 (Key)。
(結成時のドラマーは、つのだひろだった。)

このバンドは、当時、日本よりイギリス・ロンドンで
評判になったというのも面白い。
このフェスは、『黒船』というアルバムを英国の
クリス・トーマスのプロデュースのもと、
レコーディングを終え、リリースの前という時期にあたる。
CD の中の MC で加藤和彦が
「3日前にヨーロッパ公演が決まった」と
発表している。
そういう充実した時期であったわけだ。
それは、演奏からもバンドの一体感や
グルーヴとして感じられる。

1975年、加藤和彦・ミカの離婚を機に
解散ということだが、その後のメンバーの
活躍を考えれば、個性の強い人たちの
集まりだったことは間違いない。

CD には、未発表だった『銀座カンカン娘』の
カバーも収録されている。
バンドの全盛期を収めた貴重なライヴだ。



ところで、CDのジャケットの裏面に当時の
チラシかポスターが載っているのだが、
そこには、「YOKO ONO WITH
PLASTIC ONO SUPER BAND」と
書かれた下に「ROBERTA FLACK」の名前がある。
リタ・クーリッジとクリス・クリストファーソン夫妻が
出演した記載は、見つかるのだが、
ロバータ・フラックのことは、どこにも触れられていない。
おそらく出演しなかったんだろうというのは
想像できるけどと、ググっていると、
中学2年生の時にこのフェスに参加したという
人の記事を見つけた。→ こちら

榎本高さんというベーシストが、
2003年に書かれたコラム。
そこには、やはりロバータ・フラックの出演は、
直前にキャンセルされ、代わりにリタ・クーリッジと
クリス・クリストファーソンが出演した旨が
書いてあった。
中学生でこんなフェスを経験すると、
人生に大きな影響を受けただろうなぁ。
きっちり、プロになってはるもんなぁ。
(つのだ☆ひろ & Jap's Gap'sでプロ・デビュー)



ポスターをよく見ると、入場料が書いてある。
「4日-5日-10日 各1500円
6日-7日-8日-9日 各300円
通し券 4800円」とある。
前述のコラムを読むと、外タレが出る日は、
1500円、日本のアーティストのみの日は、
300円であったようだ。





2019.10.22

GINGER BAKER TRIO

先日亡くなったドラマーのジンジャー・ベイカー。
亡くなってすぐ、インスタに ビル・フリーゼル (gt) が、
ジンジャーとの若いころの写真をアップしていた。
2枚あって、1枚はジンジャーとビルの2ショット。
もう一枚は、チャーリー・ヘイデン (b) との3人の
写真だった。

ジンジャー・ベイカーがジャズも演るのは
知っていたけど、この組み合わせは意外だった。
というのも(私が知らないだけだろうけど)
ジンジャーは、クリームのイメージが強くて、
激しいドラミングの人という印象。
一方、ビルもチャーリーもどちらかと言うと
「静」のイメージがあったのだ。

Amazon Music で探してみると
『Falling of the Roof』というアルバムが
出てきた。

1996年の作品だ。
聴いてみると、曲によっては、
ジンジャーのドラムが、バタバタと
叩き過ぎで、音もでかい感がある。
まあ、その辺は好みもあるからな。
ジンジャー・ベイカー・トリオという
名義だから、ジンジャーがリーダーな
わけだしね。

チャーリー・ヘイデンも2014年に亡くなってしまった。
ビルのアルバム『WHEN YOU WISH UPON A STAR』や
ブルーノート・レーベルからリリースされた最新アルバム
『HARMONY』には、チャーリーの娘(三女)、
ペトラ・ヘイデンも参加している。

ビルのギターは、ジンジャー・ベイカー・トリオの
時より今の方がなんというのか、
熟しているというか、枯れている感じがする。
より、スピリチュアルとも言えると思う。





2019.10.23

BLUE NOTE
Francis Wolff’s photos


9月13日にドキュメンタリー映画
『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』を観た。
出てくるアーティストの写真が素晴らしかったが、
それは、ブルーノート・レコードの創立者のひとり、
フランシス・ウルフが撮影したものだった。
その日にすぐ Amzon.com で
「Blue Note」というタイトルの中古の写真集を
注文したのだが、きっと船便なんでしょうな、
40日かかって、今日ようやく届いたよ。

思ったより大きく(縦33cm)、そして重い。
1940年代〜60年代の写真で、
めちゃくちゃカッコいい写真だらけ。

表紙は、ハービー・ハンコック(1963)



"Blue Train" のジャケットにもなった
コルトレーン(1957)



渋すぎ ジョージ・ベンソン(1967)



これまた激渋 グラント・グリーン(1961)



若かりし チャリー・ヘイデン(1966)



その他、アート・ブレイキー、オーネット・コールマン、
チック・コリア、ウェイン・ショーター、マイルス・デイビス、
セロニアス・モンク、デクスター・ゴードン、
ルイ・アームストロング、ロン・カーター、
クリフォード・ブラウン、ケニー・バレル などなど
100枚以上の写真が収録されている。

中古本だったため、角が痛んでいたのは残念。







2019.11.1

BBC Proms JAPAN 2019
Prom3/JAZZ from America


10月30日から11月4日まで、
東京と大阪で開催される。
『BBC Proms JAPAN 2019』。
その Prom 3、「JAZZ from America」に
行ってきた。

『BBC Proms』は、英国の歴史のある
世界最大級のクラシック・ミュージック・
フェスティバルらしいが、
日本では初めての開催だ。

クラシック・ミュージック・フェスなので、
基本、管弦楽などクラシックの
公演なのだが、今日はどういうわけかジャズ。
「JAZZ from America」という
タイトルだが、出演者は、
挾間美帆 “m_unit” (ほとんど日本人の
日米混合メンバー)と
リー・リトナー&デイヴ・グルーシンのバンドに
イヴァン・リンスと小野リサ(ゲスト)が加わった
日米伯混合バンド。
なぜに「JAZZ from America」という感じ。
リトナー&グルーシン・バンドのベースは、
当初、エイブラハム・ラボリエルの予定だったが、
健康上の理由より出演できなくなり
メルヴィン・デイヴィスに交代。

挾間美帆 (Miho Hazama) のことは、
知らなかったが、アメリカでも評価されている
作編曲家だ。
弦5人、菅5人+ピアノ、ドラム、
ヴィブラフォンの13人編成の室内楽団で
約60分、挾間のオリジナルを演奏後、
リトナー&グルーシンが参加して
アンコール的に2曲演奏。

休憩をはさみ、リトナー&グルーシン・バンド。
私のお目当ては、リトナーとイヴァン・リンス。
まずは、リトナーのおなじみの曲を
数曲演奏後、ゲストの小野リサが登場し、
ジョビンの曲を2曲。
そのあと、イヴァン・リンスの登場だったのだが、
その頃から異常な睡魔に襲われ意識はもうろう。
今日は4時間の睡眠だったせいもあるだろう。
ちゃんと意識が戻ったのは、アンコールからだった。
とほほ。
アンコールの1曲目は、小野リサが
デイヴ・グルーシンのピアノで
ゆったりと『Chega De Saudade』。
素晴らしかった。
そして最後は、イヴァン・リンスも登場。
イヴァンの代表曲の1曲だけどタイトル失念。

リトナーのギターは、いつものレスポールに
初めて見るサドウイスキーのシンライン・フルアコ。
ギブソンのシグネチャー・モデルの L5 から
乗り換えたのかな。



[ MEMBERS ]
挾間美帆 “m_unit”
挾間美帆(作・編曲、指揮)
土井徳浩(アルトサクソフォン)
庵原良司(テナーサクソフォン)
竹村直哉(バリトンサクソフォン)
ジョナサン・パウエル(トランペット)
林育宏(フレンチホルン)
金子飛鳥(ヴァイオリン)
沖増菜摘(ヴァイオリン)
吉田篤貴(ヴィオラ)
島津由美(チェロ)
香取良彦(ヴィブラフォン)
佐藤浩一(ピアノ)
井上陽介(ベース)
ジェアード・ショニグ(ドラムス)

Lee Ritener & Dave Grusin Dream Band featuring Ivan Lins
リー・リトナー(g)
デイヴ・グルーシン(key)
イヴァン・リンス(vo,key)
メルヴィン・デイヴィス(b)
ウェス・リトナー(dr)
スペシャルゲスト:小野リサ(vo,g)

@ Bunkamura オーチャードホール(渋谷)







2019.11.13

MARTIN TAYLOR & ULF WAKENIUS
マーティン・テイラー&ウルフ・ワケーニウス


2017年12月以来、2年ぶり3回目となる、
マーティンとウルフのデュオ。
(前々回 2016年1月は、渡辺香津美を
加えてのトリオだったけど。)
毎回 素晴らしいので、今日は、
1部2部通しで観てきた。

マーティンのギターは、"Joya" と呼ばれる
マーティン自身が設計したというフルアコ。
15インチと小ぶりなボディ。
ロンドンの職人が製作したようで、
マーティンのウェブサイトで
4,995ドルで 売っている。
約60万円というと、この手のギターとしては、
そんなに高い方ではない。
ウルフは、たぶん前回と同じ Benedetto。
2人とも、ギターアンプは使わず、
ライン出力だったが、やはり、マーティンの方が
アコースティックなトーンだった。

ちょっと残念だったのは、何度も、
ウルフの音が でか過ぎると感じたこと。
マーティンは、モニターを自分の前に
置いているのに対し、ウルフはなぜか、
自分の後ろに、後ろ向きにモニターを
置いていたので、そのせいで、
ボリュームが大きくなったのではないかと
推測するが、PAで抑えられる範囲を
越えていたということだろうか。

曲は、Barney Kessel の "Blues For A Playboy"
に始まり、毎度おなじみの "Legacy"、"True"
"I'm On My Way" や "Isn't She Lovely ?"
”Last train to Hauteville” など。
ジェームス・イングラムの "Just Once" は、
デュオでやるのは、今日が初めてと言っていた。
ラストは、"Down At Cocomo's"。
それぞれ、ソロで1曲ずつ。
ウルフは、「三味線 Into the Jazz」とか言って、
三味線的な音を出していた。

2ndでは、違う曲を期待したが、
全く同じだった。
もしかしたら、曲順は違ったかもしれないけど。
なぜか、1st、2nd ともにアンコールもなく、
70分弱。
"Down At Cocomo's" がアンコール的
だと言えばそんな感じもするけど。
これは、ちょっと期待外れだった。
もちろん演奏は、素晴らしかったけど。

曲順は、「次 〇〇演ろう」とウルフが、
提案する場面が多かったように見えたが、
演奏は、マーティンの方が、中心に感じたね。

日本公演の後、彼らは韓国、中国を周るようで、
中国では、ウルフの息子エリックも参加するようだ。
この父子、知らなかったけど2017年には、
『Father And Son』というアルバムまで出していた。
"Birdland"、"Scaborough Fair"、
"Eleanor Rigbu" などを演っとります。


[ MEMBERS ]
Martin Taylor (gt)
Ulf Wakenius (gt)

@ Cooton Club
1st and 2nd show




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2012.10.22 MURIEL ANDERSON / MARTIN TAYLOR
2016.1.8 THE GREATGUITARS
2017.12.18 MARTIN TAYLOR & ULF WAKENIUS





2019.11.25

JIMMY HERRING & THE 5 OF 7

ジミー・ヘリング & THE 5 OF 7


これだけ音楽に親しんでいても、
まだまだ知らない凄腕ミュージシャンはいる。
最近出てきた若手ならまだしも、
今日観てきたのは、
私と同じ1962年生まれの57歳。
オールマン・ブラザーズやグレイトフル・デッドに
参加していたこともあるという経歴の持ち主だが、
特に日本ではあまり知られていない。
その人の名は、ジミー・ヘリング(Jimmy Herring)。

今回の来日で、私も彼の名を知り、チェックした。
YouTubeには、結構動画がある。
最近のものは、PRS で ブリブリ弾いており、
これは期待できるぞと、ライヴに行ってきた。

自己名義では、初来日という。
バンドは、“THE 5 OF 7”。
どういう意味やろ。
ホンマは7人やけど、その中の5人という意味かな。
(たぶん違う。)

ジャズ、フュージョンからロック、カントリーまで
その守備範囲は広そうだったが、
今日の演奏を聴くと、こりゃロックやね。
ほとんどがインストで、数曲歌入り。
ヴォーカルのリック・ローラーの歌が中々良い。
ギターも良かった。
もっとジャム・バンドっぽいのかと思ったら、
そうでもなかった。

インストのロックというと、ジェフ・ベック、
エリック・ジョンソン、ジョニー・A あたりを
思い浮かべてしまうけど、ジミー・ヘリングは、
誰にも似ていなかったね。(当たり前か)
強いていうと、曲調がちょっとベックっぽいとか
いうのはあったけど。

ジミーのギターは、ノンカバーのミニ・ハムが
3基付いた PRS。
リックは、テレキャスター。

曲名が全く分からないのだけど、
印象に残ったのは、(調べてみると)
"One Strut" という曲で、これはご機嫌。
あと、歌入りのちょっと R&B っぽいのが
気に入ったけど、曲名分からず。
アンコール入れて、70分ぐらいかな。
お客は、ふだんブルーノートでは、あんまり
見かけないロックなおっさんが多かった。


[ MEMBERS ]
Jimmy Herring (g)
Kevin Scott (b)
Darren Stanley (ds)
Matt Slocum (key)
Rick Lollar (vo,g)

@ BLUE NOTE TOKYO
2nd show





(2019.11.29追記)
ブルーノートの 「LIVE REPORTS」に
セットリストがアップされたので転記しておく。

[ SETLIST ] 2019 11.25 MON
1. THE BIG GALOOT
2. ONE STRUT
3. SKETCH BALLAD
4. 1911
5. TWO GOOD PEOPLE
6. MISS MAYBELLE
7. KALEIDOSCOPE CAROUSEL
EC. SCAPEGOAT BLUES

気に入ったと書いた曲名が分からなかった曲は、
"Two Good People" という曲だった。
調べてみると、この曲を歌った Rick Lollar の
「KING BABY」というバンドの曲のようだ。
というか、今回のバンドのドラム以外の3人
リック、マット、ケビンは、
「KING BABY」のメンバーだわ。
この「KING BABY」も良いぞ!
アトランタのバンド。
適度に黒く、適度に泥臭く、
ちょっとメロー。
ジミー・ヘリングより好きかも。





2019.11.28

Char Live Tour 2019
"Mustang Since 1964"


4月に「Char & Chabo」のライヴと
9月に「石田長生展」で、Charさんを
観たけれど、ソロ・ライヴは昨年5月の
日比谷野音以来だ。
会場は、初めて行く、長ったらしい名前の
「かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール」。



メンバーは、ドラムが古田たかしではなく、
ロバート・ブリルでもなく、ZAX(日本人ね)
という初めて観る人。
ZAX は、Charさんの息子 JESSE(ジェシー)と
「The BONEZ」というバンドを組んでいる。
当然、今日のメンバーの中では一番若い。
見た目も音もとてもロックなドラミングで好印象だった。

JESSEといえば、今年は薬物で逮捕され、
懲役2年(執行猶予3年)の判決が下りた。
たぶんバンドは、活動休止中だろう。
そのことと、今回のツアーメンバーになっていることと
関係あるかどうか分からないけど。
メンバー紹介の時、「正社員」って言って
紹介してたので、今後も一緒にやるのかもな。

ファンクラブ先行でチケットを取ったおかげで
席は前から5列目だった。
Char さんは、珍しく最初から最後まで
1本のギターで弾き通した。
そのギターは、今回のライヴのタイトルにも
なっている "Mustang"。
東京オリンピックの年、1964年に
米国フェンダー社がスチューデントモデルとして
販売を開始したギターだ。
スチューデントモデルだったのに
日本では、Charさんが使ったことで
人気があるモデルだ。
今年、その "Mustang" の新しいモデルが
発表された。
2020年東京オリンピックの年に向けての
ニューモデル "CHAR 2020 MUSTANG" だ。
そのモデルを ZICCA(Charさんの事務所)では
Zicca Limited Model として、限定カラーで
売りに出している。
今日弾いたのは、その Limited Model の1本。
「オリンピック・ホワイト」といわれる
カラーのボディにマッチング・ヘッド。
そして、白いピックガード。
税込151,800円(一般モデルは、126,720円)。
日本製ということもあって、
数年前に発売された USAカスタムショップ製
462,000円に比べると、かなり手の届きやすい
価格に設定されている。
私は、Mustang は弾きこなせないと思っており、
欲しいと思ったことがなかったけど、
このモデルは、ちょっと興味ありなのだ。

CHAR 2020 MUSTANG - Zicca Limited Model

それはさておき、今日のライヴ、
"For Your Love"、"金星のライオン"、
"All Around Me"、"Tokyo Night"、
"Smoky"、"Shinin' You Shinin' Day"、
"Rainbow Shoes"、"Merry Go Round"、
"スーダラ節"、"Drive Me Nuts"、
"Natural Vibration"、"Apple Juice" など
ソロ、JOHNNY, LOUIS & CHAR、
PINK CLOUD、PSYCHEDELIX、
それぞれの時代の曲が聴けた。
"金星のライオン"、"Drive Me Nuts" が
嬉しかったな。
アンコール入れて、120分ぐらい。
Char さん、64歳です。


[ MEMBERS ]
Char (gt, vo)
澤田浩史 (b)
Dr.kyOn (key)
ZAX (dr)

@ かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール








2019.12.7

BILL FRISELL & JULIAN LAGE
DUO SHOWS


インスタグラムで Bill Frisell を
フォローしているのだけど、
12月5日〜8日の4日間、
Bill Frisell & Julian Lage の
デュオのお知らせがアップされた。
これ、絶対観たいやん!
でも、アメリカやん。
カリフォルニア、コロラド、ニューメキシコ、
アリゾナの4公演。

日本にも来てください!
毎日観に行きます!

試しに YouTube に過去の映像がないかと
検索してみると音声だけだけど、昨年の
Healdsburg Jazz Festival」の
ライヴ音源(60分以上)を発見。
"All The Things You Are"
"Days of Wine and Roses" などを
演っとります。

調べてみると Healdsburg (ヒールズバーグ) は、
米国カリフォルニア、サンフランシスコの
北にあるワインカントリー。
ええとこみたいや。
この Fes はそこで10日間に亘って開催される。
Fes のある頃(5〜6月)に行ってみたいなぁ。
2018年は、Bill Frisell & Julian Lage
以外に Charles Lloyd And Friends も
出演していたようで、この時のギターは、
Bill だったようだ。
すっごいもしかしたらだけど、この時に
Charles Lloyd と Julian Lage は
出会って、その後の共演につながったのかも
なんて想像するのもまた楽しい。
(Julian Lage は、今年9月に
Charles Lloyd バンドメンバーとして来日。)





2019.12.10

ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
A HARD DAY'S NIGHT


1964年公開のビートルズ初の映画、
『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』。

今更やけど、凄い邦題やなぁ。
原題 "A HARD DAY'S NIGHT" が、
「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」とは。
これ、映画評論家の水野晴郎氏が、
映画会社に在籍時代に付けたらしい。
ニュース映画『The Beatles come to town』と
取り違えて命名したという説もあるようだけど、
あまりに時代に合わなくなったと感じたのか、
今では映画のタイトルを
『ハード・デイズ・ナイト』としながら、
「旧タイトル『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!
ヤァ!』」と表記されている。
(いまだに旧タイトルのままの表記も多い。)

ところで、私の年代でロックやポップスを
聴いたり演奏したりする人で、
ビートルズに全く影響を受けていない人は、
(間接的な影響も含めると)いないと思う。
私も初めて買った洋盤 LP レコードが、
彼らの "Help!" なわけだけど、
どういうわけか(当時の)ビートルズの映画は
今まで1本も観たことがなかった。
先日、『アイリッシュマン』を観に行った、
渋谷 UPLINK で、『ハード・デイズ・ナイト』を
上映しているのを発見したので、
これはぜひ劇場で観ておこうと思い観に行ってきた。

なぜ今『ハード・デイズ・ナイト』なのかというと、
今年が、映画公開55周年の記念上映なのだった。
UPLINK のサイトの紹介文には、
1964年公開当時「スクリーンに向けて絶叫が
飛び交い、観客が映画の中の4人に突進して、
スクリーンを破ってしまったというエピソードも
残されている」とある。
ほんまいかな、と思うが、
その人気の異常さが分かろうというものだ。
でも、そんな(音楽を聴いてくれずに絶叫している)
ファンの前で演奏するのがイヤになって、
その後、彼らはライヴをやめてしまうんやけどね。

さて、『ハード・デイズ・ナイト』。
モノクロだけど、ノイズが全くなく、
とてもきれいな映像だったので、
デジタルリマスター版だろう。
当たり前かもしれんけど、これは、
ビートルズファンのための映画だと思った。
もちろん、私もビートルズの音楽は、
好きなのだが、映画としては、
正直にいうと途中で飽きてしまった。
87分と短い映画やけど。
口パクでも当て振りでも演奏シーンは
それなりに楽しめるのだけど、それ以外は
ストーリーが面白くない上に、ギャグも笑えない。
55年前の映画だからということもあるだろうけど。
まあ、長めの PV と考えて、
映画としては云々するべき作品でも
ないのかもしれないけどね。

4人のファンなら、若いころの彼らが
動いているだけでも価値があるのはよく分かる。
私だって、ジョンとジョージが映ると
彼らがこの世にいないことが、
何度も意識に上がってきて
楽しいアイドル映画なのに
ちょっと感傷的な気分になったもの。

映画の中でもアイドルの4人は、
ファンに追いかけ回される。
そして、公開生放送の演奏シーンでは、
ティーンエイジャーの女性ファンたちは、
演奏は聴かずに、絶叫し続ける。
それが、演技には見えないので、
当時の本当のファンを集めて
撮影したのかも知れないと思った。

観た後に知ったのだけど、
前半、貨物車両の中のシーンに
出てくる女子学生の中に
パティ・ボイドがいるらしい。
この撮影中にジョージとパティは、
恋仲になり、その後、結婚する。
そして、ジョージの友人でもあった
エリック・クラプトンがパティに恋をして
ややこしいことになっていくのだけど。

意外にもリンゴとジョージの出番が多く、
ポールとジョンは控えめな印象だった。

劇中に流れる楽曲は、もちろん素晴らしいよ。
"A Hard Day's Night"、"All My Loving"、
"I Wanna Be Your Man"、"She Loves You"、
"Can't And I Love HerBuy Me Love" など。


★★★☆☆








2019.12.12

SADAO 2019 LIVE AT BLUE NOTE TOKYO

今年8月に行われたブルーノートに於ける
渡辺貞夫さんのライヴが 早くも CD になって
発売された。
私は、4日間8公演の初日の 2ndショーを
観たが、本当に素晴らしいライヴだった。

なにしろ、26年ぶりのスティーヴ・ガッドとの
共演というだけで、話題性も十分だが、
他のメンバーが、ラッセル・フェランテ(ピアノ)、
ジョン・パティトゥッチ(ベース)という、
オールスターによるカルテット。
スティーヴ・ガッドとジョン・パティトゥッチという
組合せは非常にレアだし、
この4人によるライヴは、世界初だ。

ライヴ CD には、私が観た日ではなく、
後半の3日目と4日目(8月8日〜9日)の
演奏が収録されている。
(ほとんどが4日目らしい。)
4日間で、色んなレパートリーが
演奏されたんだろう。
11曲収録されているうち、私が観たセットにも
演奏されていたのは、4曲のみだ。

非常に上質。上品。
ホント素晴らしい。

雑誌「JAZZLIFE」のインタビューに
貞夫さん自身がとても楽しんだライヴであり、
珍しく録音を何度も聴いたと書いてあった。
ご本人も楽しんだライヴであったことは、
音にも表れている。

ライヴの印象より、CD を聴く方が
ジョンパティトゥッチのベースが、良いのに驚いた。
ライヴよりもベースが聴きやすいということも
あるだろうが、それだけではないような気もする。
スティーヴ・ガッドは、もちろん最高。
これは、ええライヴ盤です。

それにしても、貞夫さん、
どうしたって86歳とは思えないなぁ。
ついつい自分の両親と比べてしまうが、
「86歳」の認識を改めなければならない。

8月のライヴがあまりに良かったので、
次も観に行こうと思っていたのだが、
今月14日、15日のホールコンサートは、
先にチケットを取っていた上原ひろみの
コンサートと重なってしまった。
貞夫さんのクリスマスツアー(全国6公演)の
メンバーは、ラッセル・フェランテ(p)、養父貴(g)、
ベン・ウィリアムス(b)、ピーター・アースキン(ds)と
これまた「絶対観るべし」的メンバーの上、
前述の「JAZZLIFE」のインタビューには、
"My Dear Life" を演るようなことも
書いてあったので、非常に残念。
来年も絶対観に行こう。




"SADAO 2019 LIVE AT BLUE NOTE TOKYO"
[ 収録曲 ]
1. BUTTERFLY
2. PLUM ISLAND
3. EARLY SPRING
4. WAITING SONG
5. WARM DAYS AHEAD
6. TEMBEA
7. I THOUGHT ABOUT YOU
8. CHEGA DE SAUDADE
9. LIFE IS ALL LIKE THAT
10. HANAWA SAKU
11. RHYTHM A NING

[ MEMBERS ]
渡辺貞夫 (as)
Russel Ferrante (p)
John Patitucci (b)
Steve Gadd (ds)

2019年8月8日〜9日
ブルーノート東京でのライブ・レコーディング





2019.12.13

OZ NOY TRIO
with
JOHN PATITUCCI & KEITH CARLOCK


今夜は、オズ・ノイ だ!
オズ・ノイを観るのは、彼のバンドで3回と、
昨年は WILL LEE'S SUPER GROUP での
来日もあったので、今回で5回目。
ベースは、8月には渡辺貞夫さんの
バックを務めたジョン・パティトゥッチ、
そして、ドラムは2011年の来日時の
メンバーだった キース・カーロック。

3日間6公演の最終公演。
いやぁ〜ゴキゲンなライヴやったぁ。
3人の個性が強力に混ざりあって
このメンバーならではの、音楽を聴けたよ。

やっぱり、変態的なオズ・ノイ。
この人は唯一無二や。
たった1拍か2拍の音にエフェクトを
かけるためにエフェクターを踏むのです。
妥協なしです。
そして、滑らか。
最近、ギターなのにギターのように
弾かないギタリストが増えてきたように
思うけど、この人はなめらかなのに
しっかりギターです。

そして、ベースのジョン・パティトゥッチ。
この人、だんだん好きになってきたぞ。
奇しくも昨日、渡辺貞夫さんのライヴ CD の
ことで「ライヴの印象より、CD を聴く方が
ジョンパティトゥッチのベースが、良いのに
驚いた」と書いた。
貞夫さんの時は、ウッドベースだったけど、
今日は、6弦のエレクトリック。
fホールの付いたサンバーストの
美しい YAMAHA のシンライン。
その6弦で、ブリブリと弾いてたよ。
若く見えるけど、今月、還暦です。

それから、ドラムの キース・カーロック。
なんかもっと細い人の印象だったけど、
太ってきたのかな。
まあパワフルで、ええグルーヴでした。

マーカス・ミラー、マイク・スターン、
トミー・エマニュエル、マーティン・テイラーなどなど、
来日すると必ず観に行くことにしている
アーティストが数人いるのだけど、
オズもその一人になってきたぞ。

会場には、前述の貞夫さんのライヴ CD のメンバー、
ラッセル・フェランテ(pf)の姿があった。
そうやねん、今、貞夫さんのツアーで来日中やねんな。
今日はライヴがないので、ジョン・パティトゥッチ
つながりで観に来たのだろうな。
そういえば、スティーヴ・ガッドも
ジャパンツアーで来日中や。
なんと貞夫さんの ライヴ CD(今年8月のライヴ)の
メンバーが全員日本にいるという奇跡!


オズのギター、テレキャスターは2曲で使用


[ MEMBERS ]
Oz Noy (g)
John Patitucci (b)
Keith Carlock (ds)

@ COTTON CLUB
2nd show




[ 関連エントリー ]
2011.12.2 OZ NOY TRIO と SWEET JAZZ TRIO
2014.8.30 OZ NOY TRIO
2016.5.18 JOHN PATITUCCI "THE ELECTRIC GUITAR QUARTET"
2018.3.8 OZ NOY “OZONE SQUEEZE”
2018.11.22 WILL LEE'S SUPER GROUP






2019.12.14

上原ひろみ
JAPAN TOUR 2019 “SPECTRUM”

at すみだトリフォニーホール


9月に10年ぶりのソロ・ピアノ・アルバム
“SPECTRUM” をリリースした
上原ひろみのソロ・ピアノ・ライヴに行ってきた。

このアルバム、聴きながら、
何度も声を出してしまうほど凄い。
生で聴いたら、もっと凄かった。
ニューアルバム収録の『ホワイトアウト』は、
あまりの美しさに落涙です。



ソロ・ピアノ・ライヴは、2011年4月以来。
彼女のライヴは、今日で20回目だったけど、
何度聴いても、この人は凄い!
ピアノにあれだけの表現の幅があることに
あらためて驚きと感動です。
テクニックはもちろん超一流なのだけど、
テクニックを超えた何かが心に刺さる。
聴いたことのない人は、ぜひチェックして下さい。

(動画)
Hiromi - Spectrum (Live)

Hiromi - Mr. C.C. (Official Video)
 ↑
このヴィデオを作った方も今日は
会場にいらっしゃっていたようでした。
約5千枚の写真を並べてひと月がかりで
お一人で、作ったそうです。
Mr. C.C. は、チャーリー・チャップリン。

明日も聴きに行きます。
横浜 みなとみらいホールだぁ!


[ MEMBER ]
上原ひろみ (pf)

[ SETLIST ]
1. Kaleidoscope
2. Yellow Wurlitzer Blues
3. Whiteout
4. MR. C. C.
5. Blackbird
6. Spectrum
(休憩)
7. Once in a Blue Moon
8. Firefly
9. Rhapsody in Various Shades of Blue
EC. Sepia Effect

[8] "Firefly" のみ The Trio Project no『ALIVE』収録曲。
それ以外は、『SPECTRUM』収録曲。


@ すみだトリフォニーホール(東京 錦糸町)








2019.12.15

上原ひろみ
JAPAN TOUR 2019 “SPECTRUM”

at 横浜みなとみらいホール


昨日に続いて、上原ひろみのライヴに
行ってきた。
今日の会場は、初めての横浜みなとみらいホール。
昨日のすみだトリフォニーホールは、
1800席だったけど、みなとみらいホールは、
2020席なので少し広い。



見た目は、同じような広さのホールに
感じたが、写真の通り、ステージの後ろ側にまで
観客席があるので、その分キャパは大きい。

昨日は、15列目の中央と、まあまあの席だったのだが、
今日は、28列目とかなり後ろの方だった。
生の音のみの完全アコースティックな演奏なので、
音量が物取りなく感じるのでは、と
心配したが杞憂に終わった。
思った以上の音量でピアノが聴こえてきたのだ。
ひろみも MC で、「サウンドチェックで
一音出しただけで、ホールの素晴らしさが
分かった」というようなことを言っていたが、
やはり、アコースティックな演奏を前提に
設計されたホールならではのことだろう。

「ピアノと自分との距離感というか、表現力
─ピアノで自分が言いたいこと、
表現したいことを表現できる確率です。
打率が上がるということで言えば前作よりも
上がっていて。特にソロ・ピアノというもので
見た時に、10年前の作品と比べると
ピアノのコントロール力というか、
そういうものが自分の中でしやすくなったと
いう感じですね。」
「10年前と比べたら、ピアノとちゃんと
チームになれているという感覚が増えましたね。」


これは、アルバム『Spectrum』の
インタビューにおけるひろみの言葉だ。
この10年間、サイモン・フィリップス、
アンソニー・ジャクソンとのトリオ、
ミッシェル・カミロ、矢野顕子、
エドマール・カスタネーダ等とのデュオ、
それらの経験を積んでの
10年ぶりのソロ・ピアノは、
彼女に多大な進歩と進化をもたらしたのだった。

確かにピアノって、こんな音出せるんやと、
思う場面が何度かあった。
ピアノとチームという言葉があるが、
彼女の音の完全なるコントロールには、
ピアノとのパートナーシップが不可欠なのだ。

セットリストは、ほとんど昨日と同じ、
ニューアルバム『Spectrum』からの全曲と
アルバム収録曲以外の1曲が、
今日は『Place To Be』だった。



昨日は、曲順がどうしてアルバム収録順では
ないのかなと思ったのだけど、
今日は考えぬいた上の曲順なのだと思った。
ツアーパンフレットのインタビューには、
1曲目に(1曲目にはふさわしくないだろう)
『Kaleidoscope』を持ってきたことについての
言及があるが、とにかく、かなり
考え抜いての曲順だったようだ。

私がそれを感じたのは、アンコールの
『Sepia Effect』。
本編最後の『Rhapsody in Various Shades
of Blue』は、昨日も凄かったのだけど、
今日は何かが降りてきていた。
降りてきていたというか、乗り移ってるというか。
『Rhapsody in 〜』は、アルバムでも
23分弱の大作だが、今日は30分ぐらいだった。
そして、その激しい、壮大でドラマチックな
演奏のあと、アンコールの拍手に応えて、
ツアーグッズのかわいいTシャツに着替えた
彼女が、走ってステージに登場した。
深々とお辞儀をした後、喋ることなく、
『Sepia Effect』を演奏し始めるのだが、
『Rhapsody in 〜』と対照的に
この曲は、どこまでも優しく美しいのである。
前半の MC で「今日はこのピアノと2人です」と
ピアノを人格化して紹介していたのだけど、
その相棒(ピアノ)を 優しく優しく
いたわるような演奏だった。
その前に、激しい『Rhapsody in 〜』が
あったからこそ、この曲の優しさが際立つのだと思った。
今日は、ここ(『Sepia Effect』)で落涙。

また、今日はピアノの調律についても言及した。
このツアーでは、米澤さんという調律師が
調律されているのだが、米澤さんはアルバム
『Spectrum』レコーディング時にも
アメリカのスタジオまで行って調律をされた。
ひろみ曰く「海外に行くとその国の調律師に
調律してもらうので、アルバムと同じ調律で
聴けるのは、ジャパンツアーだけです。」
なるほど、そんなことまで考えたことはなかった。
彼女は、続けた。
「ピアニストとピアノと調律師は、
F1 のドライバーと車と整備士のような関係です。
信頼出来る調律師には、命を預けられます。」
命がけで演奏に臨むひろみらしい例えだ。
そして、「弾いていると、米澤さんの音だなあって
思います」とも。
プレイヤーと楽器と調律師の関係が、
親密になると、調律師の音まで分かるようになると
いうことなのか。
なんということでしょう。
知らないことだらけだ。

そんな話をしたためか、
途中休憩中、調律を終えた米澤氏が、
ステージを下りる際には、自然と
拍手が沸き起こったのでした。

途中休憩中、調律する米澤氏



[ MEMBER ]
上原ひろみ (pf)

[ SETLIST ]
1. Kaleidoscop
2. Yellow Wurlitzer Blues
3. Whiteout
4. MR.C.C.
5. Blackbird
6. Spectrum
〜 休憩 〜
7. Once in a Blue Moon
8. Place to be
9. Rhapsody in Various Shades of Blue
EC. Sepia Effect

@ 横浜みなとみらいホール


ロビーに用意されていた、記念撮影用の
ひろみと連弾風の顔出しパネル。




[ 上原ひろみ JAPAN TOUR 2019 “SPECTRUM” ]
2019-11-17(日)東京 サントリーホール
2019-11-19(火)広島国際会議場 フェニックスホール
2019-11-21(木)札幌文化芸術劇場 hitaru
2019-11-23(土)水戸芸術館 コンサートホールATM
2019-11-24(日)大阪 ザ・シンフォニーホール
2019-11-26(火)金沢市文化ホール
2019-11-27(水)長野市芸術館
2019-11-29(金)四日市市文化会館 第1ホール
2019-11-30(土)静岡市清水文化会館マリナート 大ホール
2019-12-01(日)大阪 ザ・シンフォニーホール
2019-12-03(火)愛知県芸術劇場 コンサートホール
2019-12-06(金)サンポートホール高松 大ホール
2019-12-07(土)岡山市民会館
2019-12-08(日)アクトシティ浜松 大ホール
2019-12-10(火)新潟県民会館
2019-12-11(水)日立システムズホール仙台
2019-12-13(金)東京 サントリーホール
2019-12-14(土)東京 すみだトリフォニーホール
2019-12-15(日)横浜 みなとみらいホール
2019-12-17(火)福岡シンフォニーホール
2019-12-18(水)大分 別府ビーコンプラザ フィルハーモニアホール
2019-12-19(木)山口市民会館 大ホール
2019-12-26(木)東京 すみだトリフォニーホール<追加公演>


[ 参考記事 ]
【上原ひろみ】多彩な色に染められた10年ぶりのピアノ“ソロ”アルバム
上原ひろみが明かす、比類なきピアニストの演奏論「めざしたのは音色の豊かさ」





2019.12.16

HIROMI UEHARA TOUR

昨日一昨日と2日連続で聴きに行った、
上原ひろみのソロ・ピアノ・コンサート。
本ツアーは、10月1日ポーランドの
グダニスクからスタートしたのだが、
現在、オープンされている、
全スケジュールを書いておこう。
12月23〜24日の香港以外は全て
ソロ・ピアノ公演だ。

[ TOUR SCHEDULE ]
2019.10.01 Gdansk, Poland - Stary Manez Concert Hall
2019.10.04 Moscow, Russia - Moscow Conservatory, Great Hall
2019.10.06 Liepaja, Latvia - Concert Hall Great Amber
2019.10.07 Geneva, Switzerland - Victoria Hall
2019.10.08 Zurich, Switzerland - Tonhalle MAAG
2019.10.10〜11 Atlanta, GA - City Winery
2019.10.12 Philadelphia, PA - Annenberg Center of the Performing Arts
2019.10.14〜15 Chicago, IL - City Winery
2019.10.16 Boston, MA - City Winery
2019.10.18 Princeton, New Jersey - McCarter Theatre Center
2019.10.19〜20 New York, N.Y. - Sony Hall
2019.10.29 Budapest, Hungary - MUPA
2019.10.30 Vienna, Austria - Konzerthaus Vienna
2019.11.01 Manchester, United Kingdom - The Bridgewater Hall
2019.11.02 London, United Kingdom - Southwark Cathedral
2019.11.03 Brno, Czech Republic - Janacek Theatre
2019.11.06 Zug, Switzerland - Theatre Zug
2019.11.07 Milan, Italy - Blue Note
2019.11.08 Verona, Italy - Teatro Ristori
2019.11.10 Amsterdam, Netherlands - Bimhuis & Muziekgebouw
2019.11.12 Hamburg, Germany - Elbphilharmonie
2019.11.13 Bordeaux, France - Bordeaux Auditorium
2019.11.17 Tokyo, Japan - サントリーホール
2019.11.19 Hiroshima, Japan - 広島国際会議場 フェニックスホール
2019.11.21 Sapporo, Japan - 札幌文化芸術劇場 hitaru
2019.11.23 Mito, Japan - 水戸芸術館 コンサートホールATM
2019.11.24 Osaka, Japan - 大阪 ザ・シンフォニーホール
2019.11.26 Kanazawa, Japan - 金沢市文化ホール
2019.11.27 Nagano, Japan - 長野市芸術館
2019.11.29 Yokkaichi, Japan - 四日市市文化会館 第1ホール
2019.11.30 Shizuoka, Japan - 静岡市清水文化会館マリナート 大ホール
2019.12.01 Osaka, Japan - ザ・シンフォニーホール
2019.12.03 Nagoya, Japan - 愛知県芸術劇場 コンサートホール
2019.12.06 Takamatsu, Japan - サンポートホール高松 大ホール
2019.12.07 Okayama, Japan - 岡山市民会館
2019.12.08 Hamamatsu, Japan - アクトシティ浜松 大ホール
2019.12.10 Niigata, Japan - 新潟県民会館
2019.12.11 Sendai, Japan - 日立システムズホール仙台
2019.12.13 Tokyo, Japan - サントリーホール
2019.12.14 Tokyo, Japan - すみだトリフォニーホール
2019.12.15 Yokohama, Japan - 横浜みなとみらいホール
2019.12.17 Fukuoka, Japan - 福岡シンフォニーホール
2019.12.18 Oita, Japan - 別府ビーコンプラザ フィルハーモニアホール
2019.12.19 Yamaguchi, Japan - 山口市民会館 大ホール
2019.12.23〜24 Hong Kong, China - Hong Kong Cultural Centre Concert Hall
(with Hong Kong Philharmonic Orchestra)
2019.12.26 Tokyo, Japan - すみだトリフォニーホール<追加公演>
2020.01.29 Arlington, TX - Arlington Music Hall
2020.01.30 San Antonio, TX - Empire Theater
2020.01.31 Spring, TX - Dosey Doe
2020.06.26 Montreal, Canada - Monument National



2019年の10〜12月、3ヵ月間だけで ヨーロッパ、
アメリカ、日本、香港を周り、合計 50公演!
凄いスケジュールだが、10月に始まった海外公演は、
2017年12月のエドマール・カスタネ―ダとの
香港公演以来だったのだ。

ライヴが好きで好きで、「ピアノが弾けると
聞いたのでここまで来ました」を
モットー(?)に、ピアノが弾けるなら、
世界中どこへでも行くという彼女。
久々の海外公演は、もう嬉しくて
仕方なかったに違いない。

海外ツアーの初日を迎えるにあたり、
不安はないですか?という質問に、
「ないです。ちゃんと準備をしているので」と
きっぱり答える。
「だって、人の大切な時間とお金をいただく
わけですから」と。
俗っぽく言うと「当たり前」のレベルが
尋常じゃなく高い。
これがプロフェッショナルなのだと思う。





2019.12.18

STEVE GADD BAND JAPAN TOUR 2019
featuring DAVID SPINOZZA,KEVIN HAYS,
JIMMY JOHNSON & WALT FOWLER


8月には 渡辺貞夫さんのバンドで
来日したスティーヴ・ガッドが、またまた来日。
今度は、ご自身のバンドでのジャパン・ツアー。
すでに名古屋、大阪を周り、14日が
コットンクラブ、16日から3日間、
ブルーノートでの公演が始まった。

スティーヴ・ガッド・バンドとしては、
昨年の9月以来の来日となるが、
ギターが マイケル・ランドウから
デヴィッド・スピノザ に替わっている。
デヴィッド・スピノザ といえば、
30年ぐらい前に 知り合いに
"Superstar"(デラニー&ボニーの曲、
カーペンターズが有名)を
聞かされたのを覚えている。
歌モノをギターで弾いていて カッコイイと
思った最初の曲だと思う。

さて、ライヴは最終日の最終公演。
満席のお客さんだ。
今回は、デヴィッド・スピノザ 目当ての
お客さんもいただろうと思う。

ライヴの方は、円熟というのか
いぶし銀のようなというのか、
抑制が効いているのに熱い、
この年代の、しかもこの人たちだからこそ
可能なんだと思わされる素晴らしい演奏だった。

マイケル・ランドウが変化球多めだとすると
デヴィッド・スピノザは直球勝負だ。
空間系のエフェクトもほとんど使わず、
モジュレーションをかけた曲があったけど、
それも薄〜く かけただけ。
全くタイプの違うギタリストなので、
それも今日の聴きどころだった。

ガッドの素晴らしさは、もちろんのこと、
今日は、ジミー・ジョンソン(b)の
素晴らしさに気づかされた。
なんというのかな、ガッドのリズムに
寄り添うというより、溶け込んでいく感じ。
けっして、派手なことはしないし、
ベースソロもないのだけど、名職人だと思った。

曲は、STEVE GADD BAND のレパートリーの
ほか、デヴィッド・スピノザの "Hidden Drive" も。
この曲は、「リマージュ(L'Image)」という
70年代のバンドのアルバムに収められていた曲。
ちなみに L'Image のメンバーは、Mike Mainieri、
David Spinozza、Warren Bernhardt、
Tony Levin、Steve Gadd。
スーパーバンドですな。
ガッドは、全曲目(作曲者も)の紹介を
してくれたのだが、「次の曲は、
デヴィッド・スピノザの "Hidden Drive"」と
言って始まったのは、『007のテーマ』だった。
それは短めに終わり、すぐに "Hidden Drive" に
入ったのだけど、まさか『007』もスピノザの
作曲だったの?と思い、帰って調べたら、
モンティ・ノーマンという人の作曲でした。
なんで、あそこであれを演ったんやろ。
MC で何か言うたのかな。

スピノザのギターは、(ヘッドシェイプを見る限り)
Sadowsky のストラトタイプ。
ロックタイプのトレモロの付いたギターで
ピックアップは、H-H。



足元は、ご覧の通りシンプル。



写真右から、フェイザー、ディレイ、
コーラス、オーヴァードライヴ、ブースター、
ヴォリュームペダル。

キーボードのケヴィン・ヘイズは、
"Walk With Me" とアンコールの
"Watching The River Flow" で
歌声を披露。


[ MEMBERS ]
Steve Gadd (ds)
David Spinozza (g)
Kevin Hays (key)
Jimmy Johnson (b)
Walt Fowler (flh,tp)

[ SETLIST ]
1. WHERE’S EARTH
2. THE LONG WAY HOME
3. TIMPANOGOS
4. RAT RACE
5. THE WINDUP
6. 007〜HIDDEN DRIVE
7. FOAMEOPATHY
8. WALK WITH ME
9. THEM CHANGES
EC. WATCHING THE RIVER FLOW

@ BLUE NOTE TOKYO
2nd show








2019.12.19

LUCY THOMAS 15歳

なんで!?
なんで、15歳でこんな歌が唄えるの?

Desperado - Cover by Lucy Thomas, 15

I'll Never Love Again - Lady Gaga - Cover by Lucy Thomas, 15

Starlight - Lucy Thomas, 15

歌手に「なる」んやなくて、
生まれたときから、歌手で「ある」んやろな。

YouTube には、彼女の14歳の時の歌もあるけど、
この1年でもの凄く成長というか、
進化しているのが分かる。

オジサンは、完全にノックアウトです。





2019.12.21

井上銘 & 馬場孝喜 Guitar Duo

井上銘&馬場孝喜ギターデュオ。
1年ぶりくらいかなと思っていたら、
前回観たのは 2017年9月。
なんと2年以上も経っていてびっくり。
この2人に鈴木直人さんが加わった
ギタートリオを最後に観たのは、
昨年の12月でこれは1年前。
時間が経つのが早すぎる〜。

さて、本日のギターデュオ。
マヌケなことに私が時間を勘違いしていいて、
20時スタートのところ、お店(COCHI)に
着いたのが 20:25。
おそらくは3曲目の途中であったと思われる。

今日のギターは、2人とも Westville の
シンライン。
見た目はほとんど同じだけど、
おそらく違うモデルなんだろう。
ギターの違いか、アンプの違いか、
アタッチメントの違いか、はたまた
プレイヤーの違いか、全く違う音色だった。
馬場さんの方がややエッジがあり、
銘くんは、メローな音だった。

演奏の方は、2人とも全く解放された、
自由な演奏でホレボレしたね。
銘君のライヴは、半年ぶりなのだけど、
ちょっと演奏に変化を感じた。
何がどう違うって、上手く言葉にできないけど。
以前からあれだけ上手かったのに
それでも、進化を感じるものなのだな。

銘君は、11月に香港で行われた
JAZZ Fes に出演したらしく、
そこで共演したという香港の若い
ギタリストが、観に来ていた。
名前を失念してしまったのだけど、
2部の最初にその香港のギタリストが
シットインして馬場さんとのデュオ。
1曲で終わりのところ、マスターが
「one more」と言ったので、
今度は、銘君とデュオ。
これが観られたのはラッキーだったね。
彼は、日本に10回以上来ているらしく、
来月もライヴに来るようなことを言っていた。

井上&馬場デュオに話を戻すと、
ぜひこの2人でライヴ・アルバムを作って欲しいと
思うのでした。


[ MEMBERS ]
井上銘(G)
馬場孝喜(G)

@ COCHI (小岩)






 ひとりごと